JPH11183847A - 光学装置と光学装置を備える表示装置 - Google Patents

光学装置と光学装置を備える表示装置

Info

Publication number
JPH11183847A
JPH11183847A JP9353109A JP35310997A JPH11183847A JP H11183847 A JPH11183847 A JP H11183847A JP 9353109 A JP9353109 A JP 9353109A JP 35310997 A JP35310997 A JP 35310997A JP H11183847 A JPH11183847 A JP H11183847A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light
component
prism
lens array
polarization component
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9353109A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsushi Iwamura
厚志 岩村
Shige Kanamori
樹 金森
Toru Kawai
亨 川合
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP9353109A priority Critical patent/JPH11183847A/ja
Priority to US09/216,547 priority patent/US6186629B1/en
Priority to KR1019980056655A priority patent/KR100597820B1/ko
Publication of JPH11183847A publication Critical patent/JPH11183847A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Transforming Electric Information Into Light Information (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 例えば液晶表示パネル等の表示デバイスに対
して効率よく光を照射し、かつ小型化を図ることができ
る光学装置と光学装置を備える表示装置を提供するこ
と。 【解決手段】 光学ブロック1に関して光の入射側に位
置されて、複数のレンズを集合して構成されている第1
レンズアレー12と、光学ブロック1に関して光の出射
側に位置されて、複数のレンズ12aを集合して構成さ
れている第2レンズアレー13と、を備え、第1プリズ
ム3aに対応する第2レンズアレー13の複数のレンズ
13aの焦点距離が、第2プリズム3bに対応する第2
レンズアレー13の複数のレンズ13bの焦点距離と異
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば液晶表示パ
ネル等の表示デバイスに対して効率よく光を照射し、か
つ小型化を図ることができる光学装置と光学装置を備え
る表示装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】最近では、例えば液晶表示パネル等の光
変調素子を用いたプロジェクタ装置、テレビジョン受像
機、コンピュータ用のディスプレイ等の表示装置が広い
分野で普及している。液晶表示パネル等を用いた表示装
置は、メタルハライドランプやハロゲンランプ等を有す
る光源から出射される光を3原色に分光して、各色に対
応した色純度を高めるカラーフィルタ(R,G,B)を
有する液晶表示パネルに入射し、この液晶表示パネルに
おいて入力した映像信号によって光変調した後に合成し
て、カラー映像信号を生成している。そして、このカラ
ー映像信号を投射レンズを介してスクリーンに投影して
いる。
【0003】ところで、通常の光源から放射される光は
直交する2つの偏光面を有しており、これらの偏光面は
一般的にP偏光成分(以下、P波という)とS偏光成分
(以下、S波という)と呼ばれている。このような表示
装置では、その光源から出射された光を液晶表示パネル
に入射する以前に偏光手段を配し、液晶表示パネルの前
面に設けられている偏光板に対応して、P波かS波のい
ずれか一方の偏光面を有する光を照射するようにしてい
る。
【0004】P波又はS波を得る手段としては、偏光ビ
ームスプリッタ(Polarizing Beamsp
litters・・・以下PBSという)が用いられ
る。そして、例えばプリズムの中に配置されたPBSに
対して所定の角度でランダム偏光(P+S波)の光を入
射して、例えばP波は透過、S波は反射させる。P波、
S波ともにプリズムの端面で屈折させて平行光に戻し
て、例えばS波のみを1/2λ板を通過させることによ
りP波に変換する方法や、PBSを透過したP波の進行
方向と平行となるように、S波をプリズムの端面で屈折
させるか、又はミラー等の反射手段等で1/2λ板に対
して反射しP波に変換する方法などが知られている。こ
のような、光学ブロックとしては前者は1ユニット、後
者は1又は2ユニットで対称性をもった装置とされてい
る。
【0005】図8は従来の偏光手段の構成及び光路の一
例を示す図である。光源530は例えばハロゲンラン
プ、メタルハライドランプ等で構成され、ここで出射さ
れた光線は光学ブロック540を介すことによって、例
えばP波のみが図示されていない液晶表示パネルに入射
するようになる。光学ブロック540は複数の例えばガ
ラス製のプリズム540a〜540fを貼り合わせるこ
とによって構成されている。プリズム540bと540
c間、及びプリズム540dと540e間にはPBS5
42,542が、またプリズム540a及び540fの
前方には波長板543,543が設けられている。すな
わち、光源530から出射されるP+S波は黒塗りの矢
印で示しており、光学ブロック540によって分光され
るP波の光路は白抜きの矢印、そしてS波の光路は斜線
を施した矢印で示している。
【0006】まず、光源530から入射したP+S波は
PBS542,542で分光され、P波はそのまま透過
して液晶表示パネル側に入射する。S波はPBS54
2,542で反射した後にプリズム540a,540f
によって前方に反射され、波長板543,543によっ
てP波とされ上記液晶表示パネルに入射される。つま
り、プリズム540c,540d、及び波長板543,
543による前面部分からP波のみが出射されることと
なる。このように、光源530から出射されたP+S波
のうち、光学ブロック540によっていずれか一方の偏
光成分の光のみを、図示されていない液晶表示パネルに
入射するようにしている。
【0007】ところで、このような光学ブロック540
を用いない場合、光源530の開口は、液晶表示パネル
の有効エリアと相似形となるが、例えば16:9アスペ
クト比の横長画像を形成する液晶表示パネルに対して
は、その側部に対しても均等に光が照射することが困難
とされ、照度が均一にならない。また、発散角の大きい
ランプ光源の光束は、効率良く液晶表示パネルに入射す
ることが困難であるため、光学手段として例えば小さな
レンズを多数配置した構造を持つマルチレンズアレー等
を用いて、液晶表示パネルに到達する光束を増加し、か
つ照度の分布を均一にすることも知られている。
【0008】例えば図9に示されているように、マルチ
レンズアレー544の複数の各凸レンズ544aは、光
変調手段である液晶表示パネルの有効開口のアスペクト
比に等しい相似形で形成されると共に、複数の凸レンズ
544aが正方配列されている。図示されていない光源
側に配置されている平型のマルチレンズアレー544の
複数の凸レンズ544aは、マルチレンズアレー545
の複数の凸レンズ545aに対向して形成されている。
そして、図示されていない光源の光束が、液晶表示パネ
ルの有効開口に照射されるようになっている。
【0009】液晶プロジェクタ装置の光源から出射され
たマルチレンズアレー544に入射した光束は、各凸レ
ンズ544aによって、それぞれマルチレンズアレー5
45の凸レンズ545a上に集束される。各凸レンズ5
45a及び出射側の凸レンズ545b、コンデンサレン
ズ546は、各凸レンズ544aの結像を液晶表示パネ
ル547上に重畳結像する。
【0010】なお、図9においては、緑色光Gの光路の
みを実線で示しているが、赤色光R及び青色光Bは図示
していない各色の液晶表示パネルによって同様に光変調
された後に、矢印で示されているように、クロスダイク
ロイックプリズム548に対してそれぞれ異なる方向か
ら入射する。
【0011】液晶表示パネル547で変調された光は、
ダイクロイックプリズム(クロスプリズムともいう)5
48によって、赤色光Rは反射面548aで、また青色
光Bは反射面548bによって図示されていない投写レ
ンズ側に対して反射される。さらに緑色光Gは反射面5
48a,548bを透過するので、ダイクロイックプリ
ズム548でRGB各光束が1つの光軸に合成され投写
レンズに入射することになる。
【0012】このように、凸レンズ544a,545a
が正方配列されたマルチレンズアレー544,545を
光源の後に設けることにより、コンデンサレンズ546
のみを配置した場合よりも光源から出射された光束が効
率よく、かつ均一に液晶表示パネル547の有効開口に
照射することができる。
【0013】さらに、図10に示すように、光源530
の開口部に光学ブロック540を配置して、この光学ブ
ロック540の開口部にマルチレンズアレー544,5
45を用いることにより、図8と図9に示した場合より
も、より効率良く光源530から出射された光束を利用
することが可能になる。
【0014】しかし、図10の光学ブロック540で
は、その入射側が光源530の開口に比例した大きさで
形成されるので、光学ブロック540以降の出射側は光
源530よりも大きく形成されてしまい、配置場所とし
てかなりのスペースが必要になるとともに、コスト高と
なってしまう。また、図9のようにマルチレンズアレー
544,545のみを設けた場合、光源から出射された
ランダム偏光をそのまま偏光板に入射させることになる
ので、総光量の約60%程度が遮断され、光源の利用効
率がよいものではない。さらに、図10のように光学ブ
ロック540とマルチレンズアレー544,545を組
み合わせる場合でも、マルチレンズアレー544,54
5を光学ブロック540の出射側の開口と同等の大型化
してしまい、これによってマルチレンズアレー545か
ら液晶表示パネル547までの光路距離が長くなってし
まうという問題がある。
【0015】最近では前記問題点を改善するために、例
えば図11に示すような表示装置の光源が提案されてい
る。この光源で使用の光学ブロックは、その入射側及び
出射側を光源の開口と同等の大きさで形成することがで
きるとともに、光学ブロックを薄型に構成することがで
きるので、省スペース化及び軽量化を図ることができ
る。
【0016】図11の光学装置は、光空間変調素子であ
る液晶表示パネル517,521,526の有効開口の
アスペクト比にほぼ等しい相似形をした外形を持つ、複
数の凸レンズ512a,512a,512a・・・が正
方配列されているマルチレンズアレー512と、所定の
光学部品によって構成されている光学ブロック501
と、この光学ブロック501の前方に配置され複数の凸
レンズ513aが形成されているマルチレンズアレー5
13によって構成されている。
【0017】光学ブロック501は複数のプリズムを貼
り合わせて形成されており、マルチレンズアレー512
によって収束した光が、光学ブロック501の所定のプ
リズムに入射する。そして、光学ブロック501によっ
てランダム偏光(P+S波)から、例えばP波(又はS
波)に偏光され、さらに、マルチレンズアレー513、
ダイクロイックミラー等の各種光学素子を経て、RBG
各色光に分光されて液晶表示パネル517,521,5
26に照射される。すなわち、マルチレンズアレー51
2,513及び光学ブロック501を配置することによ
り、光源506の光束が効率よく、かつ均一に液晶表示
パネルの有効開口に照射することができるようになる。
【0018】光学ブロック501の後段に配置されるマ
ルチレンズアレー513は、光学ブロック501との対
向面、すなわち入射側には複数の凸レンズ513aが形
成され、出射側とされる液晶表示パネル側はコンデンサ
レンズとされている1個の凸面で形成されている。マル
チレンズアレー513と液晶表示パネル517,52
1,526の有効開口の間には、光源510から出射さ
れた光を赤、緑、青の各色に分解するダイクロイックミ
ラー514,519が配置されている。
【0019】次に図12と図13にしたがい光学ブロッ
ク501について説明する。図12は光学ブロック50
1の外観を前方から示す斜視図、図13は光学ブロック
501の上面の一部分を拡大して示す平面図である。光
学ブロック501は例えば3角形のプリズム502a,
502b、及び平行四辺形のプリズム503a及びプリ
ズム503bを貼り合わせて形成されている。そして黒
塗りの矢印で示されている方向から、光源506から出
射されマルチレンズアレー512を経て入射するランダ
ム光束(P+S波)を入射して、白抜きの矢印で示され
ているように各プリズム503a,503bから例えば
P波のみが出射される。
【0020】プリズム503aの出射側の斜面には、例
えばS波を反射してP波を透過するPBS504が配置
され、このPBS504を透過したP波はプリズム50
3b又はプリズム502bの前面から前方に出射され
る。またプリズム503aにおいてPBS504に対向
する斜面には、PBS504で反射されたS波を前方に
反射するミラー505が配置されている。さらに、プリ
ズム503aの前面には、ハッチングによって示されて
いるように1/2λ板506が配置され、PBS504
で反射したS波をP波に変換して前方に出射する。
【0021】つまり、プリズム503aが光学ブロック
501の入射部分を構成し、プリズム503aに入射し
た光束が、PBS504によって偏光されプリズム50
2b及びプリズム503a,503bから前方に出射さ
れる。プリズム503aはマルチレンズアレー512,
513に形成される凸レンズ512a,513aの数に
対応して設けられている。
【0022】このように、各プリズム、PBS504、
ミラー505等によって光学ブロック501を構成する
ことにより、入射したランダム偏光(P+S波)の光束
をP波に変換して出射することができるとともに、入射
側、出射側の面積を同一にすることができるようにな
る。また、従来よりも薄型の構造とすることができるの
で光学ブロック501を配置する場所の省スペース化が
可能になる。
【0023】
【発明が解決しようとする課題】ここで、図9に示すよ
うなマルチレンズアレーのみによる光学手段の場合、マ
ルチレンズアレー544,545の各凸レンズ544
a,545aの焦点距離は、原理的にマルチレンズアレ
ー544と545間の空気換算距離とほぼ等しく選ぶの
が光利用効率上良い。しかし、図11に示すようなマル
チレンズアレー512,513と光学ブロック540を
組み合わせた表示装置の光源の場合、図11のマルチレ
ンズアレー512からの光束がマルチレンズアレー51
3に至る間に、光学ブロック501を通過するため、図
13に示すようにPBS504を透過してマルチレンズ
アレー513に至る光路501と、PBS504とミラ
ー505で反射して、1/2λ板506を通過した後マ
ルチレンズアレー513に至る光路502とでは、空気
換算距離に差が生じる。
【0024】このような光路差に関するマルチレンズア
レー512と液晶表示パネル517の結像関係を図14
(A)(B)に比較して示す。図14(A)(B)におい
て、マルチレンズアレー512の凸レンズ512aを像
点IM1とした時、その像点IM1をマルチレンズアレ
ー513及びコンデンサレンズ516により液晶表示パ
ネル517上に像点IM2として結像させる。従来のマ
ルチレンズアレー513の各レンズの焦点距離が、光路
501の空気換算距離に合わせてすべて同一であるの
で、光路502の場合、光学ブロック501を通過する
際の光路501との空気換算距離差のため、液晶表示パ
ネル上の像は焦点がずれたいわゆる「ピンボケ」の状態
PXとなり、液晶表示パネル517を通過できる光量が
低下し光源の光利用効率が低下する原因となる。
【0025】本発明はこのような問題点を解決するため
になされたもので、例えば液晶表示パネル等の表示デバ
イスに対して効率よく光を照射し、かつ小型化を図るこ
とができる光学装置と光学装置を備える表示装置を提供
することを目的とする。
【0026】
【課題を解決するための手段】上記目的は、本発明にあ
っては、光の第1偏光成分を透過しかつ光の第2偏光成
分を反射する偏光成分透過反射部と、この偏光成分透過
反射部により反射された光の第2偏光成分を反射する偏
光成分反射部と、偏光成分反射部により反射された光の
第2偏光成分を光の第1偏光成分に変換する偏光成分変
換部とを有し、偏光成分変換部から第1偏光成分を出射
させるための複数の第1プリズムと、第1プリズムの隣
りに配置されて、第1プリズムの偏光成分透過反射部で
透過した光の第1偏光成分を出射させるための複数の第
2プリズムと、を備える光学ブロックと、光学ブロック
に関して光の入射側に位置されて、複数のレンズを集合
して構成されている第1レンズアレーと、光学ブロック
に関して光の出射側に位置されて、複数のレンズを集合
して構成されている第2レンズアレーと、を備え、第1
プリズムに対応する第2レンズアレーの複数のレンズの
焦点距離が、第2プリズムに対応する第2レンズアレー
の複数のレンズの焦点距離と異なることを特徴とする光
学装置により、達成される。
【0027】また上記目的は、本発明にあっては、光の
第1偏光成分を透過しかつ光の第2偏光成分を反射する
偏光成分透過反射部と、この偏光成分透過反射部により
反射された光の第2偏光成分を反射する偏光成分反射部
と、偏光成分反射部により反射された光の第2偏光成分
を光の第1偏光成分に変換する偏光成分変換部と有する
光学ブロックであり、偏光成分変換部から第1偏光成分
を出射させるための複数の第1プリズムと、第1プリズ
ムの隣りに配置されて、偏光成分透過反射部で透過した
光の第1偏光成分を出射させるための複数の第2プリズ
ムと、を備える光学ブロックと、光学ブロックに関して
光の入射側に位置されて、複数のレンズを集合して構成
されている第1レンズアレーと、光学ブロックに関して
光の出射側に位置されて、複数のレンズを集合して構成
されている第2レンズアレーと、を備え、第1プリズム
に対応する第2レンズアレーの複数のレンズの焦点距離
が、第2プリズムに対応する第2レンズアレーの複数の
レンズの焦点距離と異なることを特徴とする光学装置に
より、達成される。
【0028】本発明では、第1プリズムに対応する第2
レンズアレーの複数のレンズの焦点距離が、第2プリズ
ムに対応する第2レンズアレーの複数のレンズの焦点距
離と異なる構成にしている。これにより、この光学装置
を用いて照明しようとする照明対象、例えば液晶表示パ
ネルのような光変調手段に対する照明光のピンボケ現象
を減少して、照明対象における光の利用効率を高めるこ
とができる。
【0029】上記目的は、本発明にあっては、光源と、
光源の光の第1偏光成分を透過しかつ光の第2偏光成分
を反射する偏光成分透過反射部と、この偏光成分透過反
射部により反射された光の第2偏光成分を反射する偏光
成分反射部と、偏光成分反射部により反射された光の第
2偏光成分を光の第1偏光成分に変換する偏光成分変換
部とを有し、偏光成分変換部から第1偏光成分を出射さ
せるための複数の第1プリズムと、第1プリズムの隣り
に配置されて、第1プリズムの偏光成分透過反射部で透
過した光の第1偏光成分を出射させるための複数の第2
プリズムと、を備える光学ブロックと、光学ブロックに
関して光の入射側に位置されて、複数のレンズを集合し
て構成されている第1レンズアレーと、光学ブロックに
関して光の出射側に位置されて、複数のレンズを集合し
て構成されている第2レンズアレーと、を備える光学装
置と、を有し、第1プリズムに対応する第2レンズアレ
ーの複数のレンズの焦点距離が、第1プリズムに対応す
る第2レンズアレーの複数のレンズの焦点距離と異な
り、光源の光が光学装置を介して照射される光変調素子
と、変調された光束を投写する投写レンズとを備える光
学装置を備える表示装置により、達成される。
【0030】これにより、この光学装置を用いて照明し
ようとする照明対象、例えば液晶表示パネルのような光
変調手段に対する照明光のピンボケ現象を減少して、照
明対象における光の利用効率を高めることができる。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施の形態
を添付図面に基づいて詳細に説明する。なお、以下に述
べる実施の形態は、本発明の好適な具体例であるから、
技術的に好ましい種々の限定が付されているが、本発明
の範囲は、以下の説明において特に本発明を限定する旨
の記載がない限り、これらの形態に限られるものではな
い。
【0032】図1は、本発明の光学装置の好ましい実施
の形態を有する投写型表示装置を備える投写型テレビジ
ョンセット100を示す外観図であり、図2は、図1の
投写型表示装置1Aを備える液晶方式の背面投写型テレ
ビジョンセット100を示しており、液晶プロジェクタ
装置ともいう。図2はテレビジョンセット100の内部
構造を示している。まずこのテレビジョンセット100
の概略の構造について説明すると、図1及び図2におい
て、テレビジョンセット100はキャビネット101、
スクリーン102、ミラー103、そして投写型表示装
置1Aを内蔵している。投写型表示装置1Aが光源10
の光を用いて投写しようとする投写光5は、ミラー10
3で反射して、スクリーン102の背面104から投写
するようになっている。スクリーン102に投写された
映像は、ユーザUがスクリーン102においてカラー映
像あるいは白黒映像として見ることができる。
【0033】以下の実施の形態の説明においては、スク
リーン102においてカラー映像が表示できるものにつ
いて説明する。図3と図4の投写型表示装置1Aは、光
学装置11、光源10及び投写レンズ鏡筒30を有して
いる。光源10と投写レンズ鏡筒30は、光学装置11
の本体11aに可能に取り付けられている。
【0034】光源10は、例えば放物面状の反射鏡10
aとランプ10bを有している。このランプ10bはメ
タルハライドランプあるいはハロゲンランプ等を用いる
ことができる。投写レンズ鏡筒30は、光学装置11か
ら導かれる合成光(カラー画像光)13Aを、図2のス
クリーン102の背面104に対してオートフォーカス
できる機構を有している。光源10の反射鏡10aの焦
点位置に例えばメタルハライドランプ10aが配置され
ており、光軸にほぼ平行の光LPがその開口から出射さ
れる。そして光源10から出射された光LPの中で、赤
外領域及び紫外領域の不要光線はUV−IRカットフィ
ルタ11によって遮断され有効な光線のみが前方の光学
装置11の光学系に導かれることになる。
【0035】次に、光学装置11の中の光学系について
説明する。光源10の近くには、フィルター11A、第
1レンズアレー12と第2レンズアレー13が配置され
ている。これらのレンズアレーはマルチレンズアレーと
もいう。フィルター11A、第1レンズアレー12と、
光学ブロック1、第2レンズアレー13は、光源10か
ら出る光(光束)LPの光軸OPに関して直交し互いに
平行に配置されている。
【0036】第1レンズアレー12と第2レンズアレー
13は、例えば長方形状の複数のレンズが平面的に集合
したものであり、フィルター11Aを通ってきた光LP
を均等化して、液晶表示パネル17,21,26側に照
明光を供給し、投写レンズ鏡筒30に送る。フィルター
11A、第1レンズアレー12と、光学ブロック1、そ
して第2レンズアレー13を通った光は、例えばP波の
みの光であり赤色光(R)、緑色光(G)、そして青色
光(B)を含んでいるが、次に説明する光学系により、
光は、赤色光(R)、緑色光(G)、青色光(B)に分
割された後に、所定の光変調が与えられて、再びこれら
三原色が構成されることにより、投写レンズ鏡筒30側
にカラー画像光である合成光13Aを合成するようにな
っている。
【0037】光軸OPに沿って、ダイクロイックミラー
14,19、リレーレンズ22、ミラー17が配列され
ている。この光軸OPと直交する方向の別の光軸OP1
に沿っては、ダイクロイックミラー14に対応してミラ
ー15が配列されている。光軸OPに平行な光軸OP2
に沿ってはミラー15、コンデンサレンズ16と、及び
光変調部材としての液晶表示パネル17が配置されてい
る。
【0038】また光軸OP1と平行な光軸OP3に沿っ
て、ダイクロイックミラー19に対応してコンデンサレ
ンズ20と、光変調部材としての液晶表示パネル21が
配置されている。光軸OP1、光軸OP3と平行な光軸
OP4に沿って、ミラー17に対応してリレーレンズ2
3とミラー24が配置されている。そして、ミラー24
を通る光軸OP5は、光軸OP2と一致しており、この
光軸OP5に沿って、コンデンサレンズ25、そして光
変調部材としての液晶表示パネル26が配置されてい
る。
【0039】これらの液晶表示パネル17,21,26
に対応して、ダイクロイックプリズム(光合成部材、又
は色分離/合成光学素子、あるいはクロスプリズムとも
呼ぶ)18が配置されている。このダイクロイックプリ
ズム18に対応して投写レンズ鏡筒30が位置してい
る。ダイクロイックミラー14,19は、波長に応じて
光を反射する光反射特性及び光を透過する光透過特性を
有するミラーである。
【0040】図4の光の赤色光(R)は、ダイクロイッ
クミラー14で反射されてミラー15側に送られるとと
もに、光の緑色光(G)と青色光(B)はダイクロイッ
クミラー14を透過して、ダイクロイックミラー19側
に送られる。緑色光(G)は、このダイクロイックミラ
ー19で反射されて、コンデンサレンズ20、及び液晶
表示パネル21に送られる。青色光(B)は、ダイクロ
イックミラー19を通過し、リレーレンズ22を通りミ
ラー17で反射されて、そしてリレーレンズ23を通っ
てミラー24で反射されることにより、コンデンサレン
ズ25と、液晶表示パネル26を通る。一方、赤色光
(R)はミラー15で反射されて、コンデンサレンズ1
6及び、液晶表示パネル17を通る。
【0041】次に、図4に示すダイクロイックプリズム
18について説明する。このダイクロイックプリズム1
8は、赤色光(R)、青色光(B)、緑色光(G)を合
成して、合成光13Aを作るプリズムである。このダイ
クロイックプリズム18は、4つの断面三角形状のプリ
ズム41A,41B,41C,41Dを接着剤で貼り合
わせて、立方体あるいは直方体状に形成されたプリズム
である。
【0042】各プリズム41A、41B、41C、41
Dの1つの面あるいは2つの面には、光透過特性及び光
反射特性を有する光学薄膜18a,18bが形成されて
いる。このようなあらかじめ定められた光透過特性及び
光反射特性を有する光学薄膜(光学多層膜)18aと1
8bは、プリズム41A,41B,41C,41Dの接
着しようとする面に対して形成されている。このダイク
ロイックプリズム18の各プリズム41A〜41Dは、
プラスチックあるいはガラスにより断面三角形状に作ら
れている。
【0043】次に、図4において光源10のランプ10
bが発生する光LPがスクリーン102に到達するまで
の経路を簡単に説明する。ランプ10bが発生する光L
Pは、フィルター11Aを通って不要光線(赤外光と紫
外光)を除去し、第1レンズアレー12と光学ブロック
1、そして第2レンズアレー13を通り例えばP波のみ
の均一な光Lに形成される。第2レンズアレー13と液
晶表示パネルの有効開口の間には、光源10から出射さ
れた光を赤、緑、青の各色に分解するダイクロイックミ
ラー14,19が配置されている。この光Lの赤色光R
は、ダイクロイックミラー14で反射されて、ミラー1
5で反射後に、コンデンサレンズ16、及び液晶表示パ
ネル17を通って、ダイクロイックプリズム18の光学
薄膜18aで反射される。
【0044】一方、光Lの緑色光Gと青色光Bの成分
は、ダイクロイックフィルター14を通り、そのうちの
緑色光Gがダイクロイックミラー19で反射されてコン
デンサレンズ20、液晶表示パネル21を通りダイクロ
イックプリズム18の光学薄膜18a,18bを通る。
ダイクロイックミラー19を通った青色光Bは、リレー
レンズ22を通りミラー17で反射されて、リレーレン
ズ23を通りさらにミラー24で反射する。この青色光
Bは、コンデンサレンズ25、及び液晶表示パネル26
を通って、ダイクロイックプリズム18の光学薄膜18
bで反射する。
【0045】このように、ダイクロイックプリズム18
に集合した赤色光R、緑色光G、青色光Bは光学薄膜1
8a,18bの光透過特性と光反射特性により合成され
て、合成光13Aとして液晶表示パネル17,21,2
6が表示している画像の情報を含むようにして、投写レ
ンズ鏡筒30の投写レンズより投写スクリーン102の
背面に拡大投写される。
【0046】次に、図4の第1レンズアレー12、光学
ブロック1及び第2レンズアレー13についてより詳し
く説明する。図5は、この第1レンズアレー12、光学
ブロック1及び第2レンズアレー13と、例えばコンデ
ンサレンズ20と液晶表示パネル21を代表して示して
いる。図14と図5の第1レンズアレー12は、複数の
凸レンズ12a,12a・・・が正方配列されてなるマ
ルチレンズアレーである。第2レンズアレー13は、複
数の異なる凸レンズ13a,13bが交互に配置された
マルチレンズアレーである。この第2レンズアレー13
の凸レンズ13a,13bは、凸レンズ13cに対して
一体的に配列されている。第1レンズアレー12の各凸
レンズ12aは、光学ブロック1の隣接する第1プリズ
ム3aと第2プリズム3bにほぼ対応した大きさを有す
る。これに対して、第2レンズアレー13の凸レンズ1
3a,13bは、それぞれ光学ブロック1の第1プリズ
ム3aと第2プリズム3bに対応し、凸レンズ13a,
13bに比べると小さい寸法のものである。
【0047】光学ブロック1は、第1レンズアレー12
と第2レンズアレー13の間の空気の空間の間に配置さ
れている。この光学ブロック1の構造について、図6と
図7を参照して説明する。光学ブロック1は、第1プリ
ズム3aと第2プリズム3bを交互に配置して、しかも
両端部には三角形状のプリズム2a,2bを配置して図
6に示すように板状に形成したものである。第1プリズ
ム3aと第2プリズム3bは断面で見て平行四辺形のプ
リズムであり、プリズム2a,2bは断面で見て三角形
のプリズムである。これらの第1プリズム3aと第2プ
リズム3bは交互に接着剤により貼り合わせてある。第
1プリズム3aは、偏光成分透過反射部としての偏光ビ
ームスプリッタ(PBS)4と、ミラー(偏光成分反射
部)5を有している。偏光ビームスプリッタ4とミラー
5は、プリズム3aの傾斜面に対向するように形成され
ている。これらの偏光ビームスプリッタ4とミラー5
は、光学ブロック1の面に対してθの傾きを持って形成
されている。プリズム3aの入射面3jに入射した光L
の(P波+S波)は、偏光ビームスプリッタ4に達し、
光LのうちのP波のみが光路PH1に沿って進むことか
ら、隣りの第2プリズム3bを通り、第2プリズム3b
の出射面3kから光路PH1に沿ってP波のみが出射さ
れることになる。
【0048】これに対して光LのS波は、偏光ビームス
プリッタ4で90°反射されて、ミラー5に向かう。ミ
ラー5はこのS波を90°反射する。反射されたS波
は、第1プリズム3aの出射面3Lに形成された1/2
波長板6を通る。S波は、P波に変換される。この1/
2波長板は、偏光変換部である。これにより、P波とな
った光は、光路PH2に沿って、すなわち光路PH1と
平行に、出射されることになる。
【0049】図5において、偏光ビームスプリッタ4を
透過した光路PH1のP波は、第2プリズム3bの出射
面3kから、直接第2レンズアレー13の凸レンズ13
bに入射する。これに対して、図7の偏光ビームスプリ
ッタ4で一度反射されたS波は、ミラー5で反射され
て、1/2波長板6によりP波に偏光された後に、光路
PH2に沿って図5の第2レンズアレー13の凸レンズ
13aに入射する。
【0050】第2レンズアレー13の凸レンズ13a,
13bを通った光束LR1,LR2は、第2レンズアレ
ー13の凸レンズ13cとコンデンサレンズ20(1
6,25)を通り、液晶表示パネル21(17,26)
に照明光として、均一に光量の損失を少くして重畳され
る。特徴的なのは、第2レンズアレー13のレンズ13
aの焦点距離が、第2レンズアレー13のレンズ13b
の焦点距離と異なっていることである。このように隣接
するレンズ13a,13bの焦点距離の値を変えること
により、次のようなメリットがある。すなわち、図7に
おける第1プリズム3a、偏光ビームスプリッタ4及び
第2プリズム3bを通った光路PH1のP波の光路長
と、偏光ビームスプリッタ4及びミラー5により反射さ
れたS波を1/2波長板6で変換後に、隣接するレンズ
13a,13bの焦点距離を変えることで、レンズ13
b,13aを通るそれぞれの照明光は、光変調素子であ
る液晶表示パネル21(あるいは17,26)におい
て、ほぼ均一にフォーカスすることができる。このこと
から、液晶表示パネル21(あるいは17,26)にお
ける像の焦点のずれ“ピンぼけ”現象をなくして、液晶
表示パネル21(17,26)を通過できる光量の低下
を防ぎ、光源の光の利用効率を向上させることができ
る。第1と第2レンズアレー12,13及び光学ブロッ
ク1を配置することにより、UV−IRカットフィルタ
11を通過した光源10の光がP波に偏光され、効率よ
く、かつ均一に液晶表示パネル17,21,26の有効
開口に合わせて照射することができる。
【0051】尚、第1レンズアレー12と第2レンズア
レー13の各レンズ12aは、好ましくは光変調素子
(光空間変調素子)である液晶表示パネル17,21,
26の有効開口のアスペクト比にほぼ等しい相似形をし
た外形を持つ。
【0052】光学ブロック1の後段に配置される第2レ
ンズアレー13は、光学ブロック1との対向面、すなわ
ち入射側には複数の凸レンズ13a,13bが形成さ
れ、出射側とされる液晶表示パネル側はコンデンサレン
ズとされている1個の凸レンズ13cで形成されてい
る。第2レンズアレー13の複数の凸レンズ(凸レン
ズ)13bは、第1レンズアレー12の凸レンズ12a
を経た後光学ブロック1の偏光ビームスプリッタ4を透
過する光路PH1に配置され、凸レンズ13aは同じく
第1レンズアレー12の凸レンズ12aを経た後、偏光
ビームスプリッタ4、ミラー5で反射、1/2λ板6を
通過する光路PH2に配置されている。
【0053】尚、液晶表示パネル17,21,26の前
段には入射した光の偏光方向を一定方向に揃えるための
偏光板が、また後段には出射した光の所定の偏光面を持
つ光のみ透過する偏光板(図示せず)が配置され、液晶
を駆動する回路の電圧により光の強度を変調するように
構成されている。
【0054】上記実施の形態では3板式投射型の液晶プ
ロジェクタ装置を例に挙げて説明したが、本発明はこの
他にも例えば単板式投射型の液晶プロジェクタ装置や、
3D(3−Dimension)方式の液晶プロジェク
タ装置、又は、レーザ光の偏光高効率交換光学系等に適
用しても良い。
【0055】本発明の実施の形態では、光学ブロックの
入射側及び出射側を光源の開口と同等の大きさで形成す
ることができ、光学ブロック1を薄型に構成して省スペ
ース化及び軽量化を図ることができるような表示装置の
光源において、例えば液晶表示パネル等の表示デバイス
に対して、更に効率よく光を照射することが可能にな
る。
【0056】ところで本発明は上記実施の形態に限定さ
れない。上述した実施の形態では、液晶表示パネルを3
枚用いたいわゆる3板式と呼ばれる特に背面投写型の表
示装置の例を示している。しかしこれに限らず、液晶表
示パネルは1枚しか用いないようないわゆる通常の単板
式のもの等にも採用できる。また光変調素子は、液晶表
示パネルに限らず他の種類の表示パネルを用いることも
できる。また図1のようないわゆるスクリーンの背面側
から合成光を投写する背面投写型の表示装置に限らず、
合成光を直接スクリーンに投写するフロントプロジェク
タと呼ばれる方式のプロジェクタ等にも本発明は適用で
きる。
【0057】本発明の実施の形態の表示装置は、第1と
第2レンズアレーと、偏光ビームスプリッタとミラーと
1/2λ板を複数組み合わせた光学ブロックとを使用
し、偏光ビームスプリッタで分離された光路PH1の光
と光路PH2の光に対応した各第2レンズアレーのレン
ズの焦点距離を、それぞれ最適化して光利用効率を高め
ている。
【0058】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
例えば液晶表示パネル等の表示デバイスに対して効率よ
く光を照射し、かつ小型化を図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の光学装置を備える表示装置の好ましい
実施の形態を示す斜視図。
【図2】図1の表示装置の内部構造を示す図。
【図3】図1の表示装置に用いられている光学装置の一
例を示す図。
【図4】図3の光学装置の内部構造を示す図。
【図5】図4の光学装置の第1レンズアレー、光学ブロ
ック、第2レンズアレー等を示す図。
【図6】図5の光学ブロックの一例を示す斜視図。
【図7】図6の光学ブロックの一部を示す平面図。
【図8】従来の光源と偏光変換装置を示す図。
【図9】従来の偏光変換装置を備えていない従来の光学
装置の例を示す図。
【図10】従来の偏光変換装置を備えた光学装置の例を
示す図。
【図11】従来の偏光変換装置を備える表示装置を示す
図。
【図12】図11の偏光変換装置を示す斜視図。
【図13】図12の従来の偏光変換装置を示す平面図。
【図14】従来の2組のレンズアレーを用いた場合の液
晶表示パネルにおける像点のぼけの例を示す図。
【符号の説明】
1・・・光学ブロック、3a・・・第1プリズム、3b
・・・第2プリズム、4・・・偏光ビームスプリッタ
(偏光成分透過反射部)、5・・・ミラー(偏光成分反
射部)、6・・・1/2波長板(偏光変換部)、12・
・・第1レンズアレー、12a・・・第1レンズアレー
のレンズ、13・・・第2レンズアレー、13a・・・
第2レンズアレーのレンズ、13b・・・第2レンズア
レーの凸レンズ、P・・・第1偏光成分、S・・・第2
偏光成分

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光の第1偏光成分を透過しかつ光の第2
    偏光成分を反射する偏光成分透過反射部と、この偏光成
    分透過反射部により反射された光の第2偏光成分を反射
    する偏光成分反射部と、偏光成分反射部により反射され
    た光の第2偏光成分を光の第1偏光成分に変換する偏光
    成分変換部とを有し、偏光成分変換部から第1偏光成分
    を出射させるための複数の第1プリズムと、 第1プリズムの隣りに配置されて、第1プリズムの偏光
    成分透過反射部で透過した光の第1偏光成分を出射させ
    るための複数の第2プリズムと、を備える光学ブロック
    と、 光学ブロックに関して光の入射側に位置されて、複数の
    レンズを集合して構成されている第1レンズアレーと、 光学ブロックに関して光の出射側に位置されて、複数の
    レンズを集合して構成されている第2レンズアレーと、
    を備え、 第1プリズムに対応する第2レンズアレーの複数のレン
    ズの焦点距離が、第2プリズムに対応する第2レンズア
    レーの複数のレンズの焦点距離と異なることを特徴とす
    る光学装置。
  2. 【請求項2】 光学ブロックの偏光成分透過反射部と偏
    光成分反射部が挾まれるようにして第1プリズムと第2
    プリズムが交互に配置されている請求項1に記載の光学
    装置。
  3. 【請求項3】 光学ブロックの偏光成分透過反射部は偏
    光ビームスプリッタであり、偏光成分反射部はミラー面
    である請求項1に記載の光学装置。
  4. 【請求項4】 光の第1偏光成分を透過しかつ光の第2
    偏光成分を反射する偏光成分透過反射部と、この偏光成
    分透過反射部により反射された光の第2偏光成分を反射
    する偏光成分反射部と、偏光成分反射部により反射され
    た光の第2偏光成分を光の第1偏光成分に変換する偏光
    成分変換部とを有する光学ブロックであり、偏光成分変
    換部から第1偏光成分を出射させるための複数の第1プ
    リズムと、第1プリズムの隣りに配置されて、偏光成分
    透過反射部で透過した光の第1偏光成分を出射させるた
    めの複数の第2プリズムと、を備える光学ブロックと、 光学ブロックに関して光の入射側に位置されて、複数の
    レンズを集合して構成されている第1レンズアレーと、 光学ブロックに関して光の出射側に位置されて、複数の
    レンズを集合して構成されている第2レンズアレーと、
    を備え、 第1プリズムに対応する第2レンズアレーの複数のレン
    ズの焦点距離が、第2プリズムに対応する第2レンズア
    レーの複数のレンズの焦点距離と異なることを特徴とす
    る光学装置。
  5. 【請求項5】 光源と、 光源の光の第1偏光成分を透過しかつ光の第2偏光成分
    を反射する偏光成分透過反射部と、この偏光成分透過反
    射部により反射された光の第2偏光成分を反射する偏光
    成分反射部と、偏光成分反射部により反射された光の第
    2偏光成分を光の第1偏光成分に変換する偏光成分変換
    部とを有し、偏光成分変換部から第1偏光成分を出射さ
    せるための複数の第1プリズムと、 第1プリズムの隣りに配置されて、第1プリズムの偏光
    成分透過反射部で透過した光の第1偏光成分を出射させ
    るための複数の第2プリズムと、を備える光学ブロック
    と、 光学ブロックに関して光の入射側に位置されて、複数の
    レンズを集合して構成されている第1レンズアレーと、 光学ブロックに関して光の出射側に位置されて、複数の
    レンズを集合して構成されている第2レンズアレーと、
    を備える光学装置と、を有し、 第1プリズムに対応する第2レンズアレーの複数のレン
    ズの焦点距離が、第1プリズムに対応する第2レンズア
    レーの複数のレンズの焦点距離と異なり、 光源の光が光学装置を介して照射される光変調素子と、 光変調素子で変調された光束を投写する投写レンズと、
    を備える光学装置を備える表示装置。
  6. 【請求項6】 光学ブロックの偏光成分透過反射部は偏
    光ビームスプリッタであり、偏光成分反射部はミラー面
    である請求項5に記載の光学装置を備える表示装置。
JP9353109A 1997-12-22 1997-12-22 光学装置と光学装置を備える表示装置 Pending JPH11183847A (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9353109A JPH11183847A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 光学装置と光学装置を備える表示装置
US09/216,547 US6186629B1 (en) 1997-12-22 1998-12-18 Optical device and display apparatus
KR1019980056655A KR100597820B1 (ko) 1997-12-22 1998-12-21 광학장치와광학장치를구비한표시장치

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9353109A JPH11183847A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 光学装置と光学装置を備える表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11183847A true JPH11183847A (ja) 1999-07-09

Family

ID=18428633

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9353109A Pending JPH11183847A (ja) 1997-12-22 1997-12-22 光学装置と光学装置を備える表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11183847A (ja)

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7452086B2 (en) Light pipe based projection engine
US7261423B2 (en) Combined light source for projection display
US6902310B2 (en) Illumination system and projection display device employing the same
EP0421628A2 (en) Projection type liquid crystal display device
JP2000305167A (ja) 照明光学系およびこれを用いた投射型表示装置
KR100597820B1 (ko) 광학장치와광학장치를구비한표시장치
JP2002182307A (ja) 投射型表示装置
JP2002162520A (ja) 色分離合成素子及びそれを用いた液晶プロジェクタ
JP3335885B2 (ja) 偏光照明装置、および投写型液晶表示装置
JP4174931B2 (ja) 照明装置と投射型表示装置
JP3797756B2 (ja) 液晶プロジェクター
JPH11183847A (ja) 光学装置と光学装置を備える表示装置
JPH11196355A (ja) 光学装置を備える表示装置
JPH0933881A (ja) 液晶ビデオプロジェクタ
JPH09105936A (ja) 光学ブロックと表示装置の光源
JP2000321662A (ja) 色分解光学系及び該光学系を備える投射型表示装置
JPH09113994A (ja) 液晶プロジェクタ
JP3482789B2 (ja) 液晶プロジェクタ及びダイクロイックプリズム
JP2003330107A (ja) 投射型液晶表示装置
JP2000214430A (ja) 画像表示装置
JP3550261B2 (ja) 液晶プロジェクタ
JP2000330195A (ja) 照明装置及び液晶プロジェクタ
JP2001100152A (ja) 光学装置を備える表示装置
JPH11295651A (ja) 画像表示装置及びプリズムブロック
JP2002277829A (ja) 偏光照明装置および投写型表示装置