JPH11183632A - 磁性金属センサ - Google Patents

磁性金属センサ

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JPH11183632A
JPH11183632A JP35370597A JP35370597A JPH11183632A JP H11183632 A JPH11183632 A JP H11183632A JP 35370597 A JP35370597 A JP 35370597A JP 35370597 A JP35370597 A JP 35370597A JP H11183632 A JPH11183632 A JP H11183632A
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coils
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康夫 根門
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ギア等の並列に配置された磁性金属片の検出
及び近接した磁性金属片の検出を行う磁性金属センサを
提供する。 【解決手段】 磁性金属センサの感磁部には、コイル2
3とコイル24とが平行に配置され、このコイル23,
24が磁性金属の存在の有無を検出する。これらコイル
23,24は、駆動検出回路30により励磁及び出力の
検出がされる。駆動検出回路30は、コイル24の励磁
方向を切り換えるスイッチを備えている。ギア等の並列
配置された金属片の数を検出する場合には、コイル23
とコイル24との極性が同一となるように、スイッチS
1,S1′、S2,S2′が切換えられる。近接した磁
性金属片の検出を行う場合には、コイル23とコイル2
4との極性が逆となるように、スイッチS1,S1′、
S2,S2′が切換えられる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁性金属片の有無
を検出する磁性金属センサに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、磁性金属の存在の有無を検出
する磁性金属センサが知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような磁性金属セ
ンサは、例えばギアの歯や櫛状の金属の棒等のような並
列に配置された金属片の数を検出をして、この金属片の
移動位置を検出する金属カウンタに適用することが求め
られている。具体的には、この磁性金属センサは、ギヤ
の歯数を検出してギヤの回転速度や回転角度を制御する
工作機械等のシステムや、布や化学繊維等の編み機など
で繊維を編むための櫛状の編み棒の棒数を検出してその
移動位置を制御するシステム等に用いられている。
【0004】また、このような磁性金属センサは、接近
した金属の検出を行って、この金属の動作や位置の制御
が行われている。例えば、この磁性金属センサは、ロボ
ット等のアームが所定位置に近づいたかどうかを判断し
てそのアームの位置を制御するシステムや、被工作物に
取り付けられるネジのゆるみや締め忘れ等を検出して作
業工程のチェックを行うシステムに用いられている。
【0005】ところが、例えば、ギヤ歯や櫛歯状金属の
検出用途に設計されたセンサは、ネジ等の締め忘れ、及
び、ロボットアームの位置検出用途に用いることには不
向きであり、また、逆の場合においても同様のことがい
える。 従って、これら相反する金属片検出に際して
は、それぞれ個別のセンサを設計、用意せねばならな
い。
【0006】本発明は、このような実情を鑑みてなされ
たものであり、並列に配置された磁性金属片の検出、及
び、近接した磁性金属片の検出を行う磁性金属センサを
提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上述の課題を解決するた
めに、本発明に係る磁性金属センサは、磁界変化に応じ
て検出出力を得る一対の磁電変換手段と、上記一対の磁
電変換手段に対して、磁界を与える磁界発生手段と、上
記一対の磁電変換手段のいずれか一方の極性を切り換え
る切換手段とを備える。
【0008】この磁性金属センサでは、切換手段の切換
に応じて、複数の金属片が所定の間隔で並列に配置され
た被検出部に対して相対移動してこの磁性金属片の数等
を検出し、また、磁性金属片に対して近接しているかど
うかを検出する。この磁性金属センサは、この切換手段
により磁電変換手段の極性を切り換え、並列に配置され
た磁性金属片の検出、及び、近接した磁性金属片の検出
を行う。
【0009】
【発明の実施の形態】まず、本発明の磁性金属センサ
を、磁性金属片が所定間隔で並列に配置された被検出体
の移動位置を検出する金属片カウンタに適用した場合に
ついて、図面を参照しながら説明する。
【0010】図1に、金属片カウンタの斜視図を示す。
【0011】この金属片カウンタは、被検出体1と、セ
ンサ固定台3上に固定された磁性金属センサ2とから構
成される。
【0012】被検出体1は、所定間隔λで並列に配置さ
れた複数の金属片11を有している。これら複数の金属
片11は、鉄、コバルト等の磁性金属からなり、例え
ば、直方体の形状となっている。これら複数の金属片1
1は、それぞれの長手方向の一端部が指示部12に取り
付けられており、全体として被検出体1を構成してい
る。
【0013】金属片11の寸法は、図2(a)の平面
図、及び、この図2(a)においてA方向から見た図2
(b)の側面図に示すように、例えば、長手方向の長さ
1,幅w1,高さh1が、それぞれ5.0mm,0.5
mm,2.0mmとなっている。また、金属片11の並
列配置の間隔λは、1.0mmとなっている。なお、こ
の金属片11の図2(a)に示すA方向から見た側面、
すなわち、金属片11の長手方向の指示部12が取り付
けられていない他端部の側面を、以下検出面11aと呼
ぶ。
【0014】また、被検出体1の指示部12の側面に
は、駆動軸13が取り付けられている。この駆動軸13
は、図示しない駆動機構に接続されている。この駆動機
構は、例えば、制御回路等の制御に基づき、金属片11
が並列に配置された方向であるa1方向及びa2方向に、
被検出体1を平行移動させる。
【0015】図3に、磁性金属センサ2の構造を示す。
【0016】磁性金属センサ2は、略U字状の開磁路型
のコア22にコイル23及びコイル24が巻かれた感磁
部21と、この感磁部21に磁界を与える磁石25とを
備えている。
【0017】感磁部21のコア22は、図4(a)に示
すように、略直方体の垂直部22a、22bが、所定の
ギャップ幅gをもって長手方向が平行となるよう配置さ
れている。この垂直部22a,22bは、その長手方向
の一端部が接続部22cに接続され、全体として略U字
状のコア22が一体成形されている。このコア22は、
例えば、NiFe組成のパーマロイ等やFe,Co,S
i,B等で構成されたアモルファス材料等の軟磁性を示
す材料からなる。
【0018】このコア22の各部位の寸法は、例えば、
垂直部22a,22bの長手方向の長さl2,幅w2,高
さh2が、それぞれ3.5mm,0.5mm,0.05
mmとなっている。また、この垂直部22a,22bと
の間のギャップ幅gが1.0mmとなっており、コア2
2全体の寸法は、長手方向の長さl3,幅w3,厚さh2
が、それぞれ5.0mm,2.0mm,0.05mmと
なっている。
【0019】このような形状のコア22には、図4
(b)に示すように、それぞれ筒状のボビン29a,2
9bの外周をガイドにして、垂直部22a及び垂直部2
2bに対してコイル23,24が巻かれている。これら
コイル23,24は、その中心軸が上記垂直部22a,
22bの長手方向に平行となるように巻かれている。こ
のようなコイル23,24は、例えば、直径0.05m
mの銅線が、それぞれ50回ずつ巻かれて構成される。
【0020】以上のような感磁部21は、コア22の垂
直部22a,bの長手方向(図4で示すx方向)へ平行
に入射する外部磁界に対する感度が非常に高くなってい
る。また、感磁部21は、このx方向に平行入射する外
部磁界に対してインピーダンス変化が生じ、その変化率
が非常に大きくなっている。なお、このコア22の垂直
部22a,bの長手方向すなわち図4で示すx方向を、
以下この感磁部21の感磁方向として説明を行う。
【0021】また、感磁部21のコイル23,24は、
高周波のパルス電流で励磁される。ここで、この磁性金
属センサ2を金属片カウンタに適用する場合には、コイ
ル23,24の巻き線方向と励磁する高周波パルス電流
の電流方向との関係は、その極性が同一である関係にあ
る。つまり、コイル23に発生する磁界H1とコイル2
4に発生する磁界H1′とが、同一の方向となるような
関係にある。例えば、コイル23とコイル24との巻き
線方向が同一である場合はそれぞれに同相の高周波パル
ス電流が励磁され、また、コイル23とコイル24との
巻き線方向が逆である場合はそれぞれに逆相の高周波パ
ルス電流が励磁される関係となっている。
【0022】なお、この磁性金属センサ2を近接センサ
として用いる場合には、コイル23,24の巻き線方向
と励磁する高周波パルス電流の電流方向との関係は、そ
の極性が逆となる関係になる。つまり、コイル23に発
生する磁界H1とコイル24に発生する磁界H1′と
が、逆の方向となるような関係にある。例えば、コイル
23とコイル24との巻き線方向が同一である場合は互
いに逆の高周波パルス電流が励磁され、また、コイル2
3とコイル24との巻き線方向が逆である場合は互いに
逆相の高周波パルス電流が励磁される関係となってい
る。
【0023】従って、この感磁部21の一方のコイル2
4は、この磁性金属センサ2を近接センサとして適用し
た場合にその極性が逆となるようにするため、後述する
駆動検出回路に切り換えスイッチが設けられている。な
お、この磁性金属センサ2を近接センサとして用いた場
合についての詳細な説明は後述する。
【0024】このようなコイル23,24は、端子台2
6において信号線31,32,33と接続され、この信
号線31,32,33を介して例えばこの磁性金属セン
サ2の外部に設けられた駆動検出回路と接続される。こ
れらコイル23,24は、この駆動検出回路から励磁電
流が供給され、この駆動検出回路により出力が検出され
る。
【0025】図5にこの駆動検出回路の回路図を示す。
【0026】駆動検出回路30は、発振回路34と、発
振回路34からのパルス信号に基づきコイル23,24
の励磁電流をスイッチングするスイッチング回路35
と、コイル23,24の出力電圧を検出して平滑化する
平滑回路36と、コイル23,24のスレッショルドレ
ベルを決定する基準電圧回路37と、平滑化されたコイ
ル23,24の出力とスレッショルドレベルを比較する
比較回路38とを備えている。
【0027】また、駆動検出回路30は、コイル24に
流される励磁電流の方向を切り換えて、このコイル24
の極性を反転させるスイッチS1,S1′、スイッチS
2,S2′を備えている。
【0028】感磁部21のコイル23は、その一端から
電源電圧Vccが印加され、他端が中点Mに接続されて
いる。
【0029】感磁部21のコイル24の一端は、スイッ
チS1を介して上記中点Mに接続されるとともに、スイ
ッチS2を介してスイッチング回路35に接続される。
また、感磁部21のコイル24の他端は、スイッチS
1′を介してスイッチング回路35に接続されるととも
に、スイッチS2′を介して上記中点Mに接続される。
このようなスイッチS1,S1′、スイッチS2,S
2′は、それぞれ連動してオン/オフ動作をし、コイル
24の励磁電流の方向を切り換える。
【0030】ここで、この磁性金属センサ2を金属片カ
ウンタに適用した場合には、例えば、スイッチS1,S
1′がオンされ、かつスイッチS2,S2′がオフされ
て、このコイル23とコイル24とが直列接続される。
このときには、コイル23とコイル24との極性が同一
となる。
【0031】なお、この磁性金属センサ2を詳細を後述
する近接センサとして適用した場合には、例えば、スイ
ッチS1,S1′がオフされ、かつ、スイッチS2,S
2′がオンされて、このコイル23とコイル24とが直
列接続される。このときには、コイル23とコイル24
との極性が反対となる。
【0032】発振回路34は、例えば、周波数1MH
z,デューティ比1:10のパルス信号を発生する。ス
イッチング回路35は、このパルス信号に基づき、直列
接続されたコイル23,24に流れる電流をスイッチン
グする。このことにより、これらコイル23,24は、
高周波パルス電流で励磁される。
【0033】平滑回路36は、直列接続されたコイル2
3,24の中点Mの電圧を検出して平滑化する。基準電
圧回路37は、例えば、電源電圧を所定の値の抵抗で分
圧して、基準電圧を発生する。この基準電圧は、比較回
路38に対して、コイル23,24の出力のスレッショ
ルドレベルとして与えられる。
【0034】ここで、この基準電圧の値は、例えば、磁
性金属センサ2に対して何等磁界や金属が近接していな
い状態における直列接続されたコイル23,24の中点
Mの電圧が設定される。具体的には、コイル23,24
の与えられた磁界に対する変化率や磁界が与えられてい
ないときの抵抗値が同一であれば、この基準電圧は、電
源電圧Vccの1/2と設定される。
【0035】比較回路38は、平滑回路36から供給さ
れる平滑化されたコイル23,24の中点Mの電圧と、
基準電圧回路37から供給されるスレッショルドレベル
の基準電圧とを比較して2値化し、その2値化した信号
を例えば図示しない制御回路等に供給する。
【0036】この図示しない制御回路等が、この比較回
路38により2値化した信号のパルス数をカウントする
ことにより上記金属片11の検出数を求めることがで
き、この検出数から磁性金属センサ2と被検出体1との
相対移動位置を検出することができる。
【0037】以上のように駆動検出回路30は、コイル
23,24に高周波のパルス電流を励磁し、また、コイ
ル23,24の出力を検出することができる。
【0038】また、磁石25は、上記感磁部21に対し
て感磁方向に平行で一様な磁界を与えるように、位置決
め部25aにより感磁部21と所定間隔を保って位置決
めされて固定される。この磁石25は、感磁部21の接
続部22cに対向する位置に設けられ、感磁部21に対
してコア22の接続部22c側から感磁方向に平行な磁
界を与える。例えば、この磁石25は、1×1×2mm
の直方体のフェライト磁石からなり、1×2mmの面が
上記感磁部21の接続部22cに対向するように配置さ
れる。この場合、磁石25は、この1×2mmの面に垂
直となるように、例えば、表面磁束密度が約600Gで
着磁される。
【0039】また、感磁部21と磁石25との間の距離
xは、この磁石25の強さと、この感磁部21の磁界
に対するインピーダンス特性に応じて定められる。具体
的には、コイル23,24のいずれかのコイルに対して
磁石25による磁界を与え、出力の最大値(すなわち、
この磁石25から与えられた磁界により飽和状態となっ
た場合の出力)及び出力の最小値(すなわち、この磁石
25からの磁界が及んでいない場合の出力)を検出す
る。そして、これら検出した値の中間の値となるような
位置を求め、このときの感磁部21と磁石25との間の
距離をlxとして定める。例えば、上述した感磁部21
及び磁石25の場合では、距離lxを2mmと定めるこ
とができる。
【0040】なお、この磁石25は、フェライト磁石に
限られず、例えば、Sm系やZnMn系の永久磁石、又
は、電磁石等を用いても良い。また、磁石25に電磁石
を用いた場合には、電流量により発生する磁界を制御す
ることができるので、上記距離lxの調整をこの電流量
に依存させることもできる。
【0041】以上のような磁石25は、感磁部21に対
して感磁方向のバイアス磁界を与えることができ、この
ため、外部磁界に対してインピーダンスの変化が直線的
であり、かつ、インピーダンス変化が急峻な特性を示す
範囲で、この感磁部21を使用することができる。
【0042】そして、このような略U字状の開磁路型の
コア22にコイル23及びコイル24が巻かれた感磁部
21と、この感磁部21に感磁方向の磁界を与える磁石
25等は、例えば、その保護のため、エポキシ樹脂が封
入された状態でアルミケース27に収容され、全体とし
て磁性金属センサ2を構成する。
【0043】以上説明したように磁性金属センサ2で
は、開磁路を形成したコア22を備える感磁部21を有
し、この感磁部21に対して磁石25により感磁方向の
磁界が与えられている。また、この感磁部21のコア2
2には、並列に配置され、極性が同一のコイル23及び
コイル24が設けられている。従って、この磁性金属セ
ンサ2では、感磁部21に備えられるコア22に巻かれ
たコイル23,24のいずれか一方に磁性金属が接近す
ると、磁石25により与えられている磁界が変化する。
そのため、この磁性金属センサ2では、この磁界の変化
に応じて生じるインピーダンスの変化を検出回路により
検出することにより、磁性金属が近接したかどうかを検
出することができる。
【0044】つぎに、上記被検出体1と上記磁性金属セ
ンサ2との配置の関係について説明する。
【0045】被検出体1が上述したように図示しない駆
動機構により図1中に示したa1,a2方向、すなわち、
金属片11が並列に配置された方向に平行移動するのに
対し、磁性金属センサ2は、センサ固定台3上に固定さ
れて設置される。また、この磁性金属センサ2は、被検
出体1が金属片11が並列に配置された方向に対して平
行移動した場合おいて、各金属片11の検出面11a
に、上記感磁部21のU字状のコア22の開口部が対向
するように設置される。すなわち、この磁性金属センサ
2は、感磁部21の感磁方向(図4に示すx方向)が金
属片11の長手方向に一致し、上記被検出体1の移動方
向a1,a2に垂直となるように配置される。
【0046】また、この磁性金属センサ2は、図6に示
すように、被検出体1の移動方向a1,a2におけるコア
22の垂直部22a及び垂直部22bの幅g′が、金属
片11が並列に配置された間隔λに対して、(n+1/
2)λとなるように、所定の角度をもって配置される
(但し、nは、0以上の整数。)。すなわち、この磁性
金属センサ2は、コア22の垂直部22aが、1の金属
片11の検出面11aに対向するときに、他方の垂直部
22bがいずれの検出面11aとも対向しない位置とな
るように、角度を設定してセンサ固定台3上に配置され
る。
【0047】例えば、上述したような寸法のコア22及
び金属片11であれば、この垂直部22aと垂直部22
bとを結ぶ直線と、被検出体1の移動方向a1,a2との
角度θを、以下のように定めることができる。
【0048】 θ=cos-1((λ/2)/(w2+g)) =cos-1(0.5/1.5) =70.5゜ 以上のように被検出体1と磁性金属センサ2との配置関
係を定めることによって、この被検出体1がa1,a2
向に平行移動した場合、磁性金属センサ2の検出出力が
以下の状態を繰り返すこととなる。すなわち、磁性金属
センサ2の検出出力は、垂直部22aが1の金属片11
の影響により応答して垂直部22bがいずれの金属片1
1の影響によっても応答しない状態と、垂直部22bが
1の金属片11の影響により応答して垂直部22aがい
ずれの金属片11の影響によっても応答しない状態とを
交互に繰り返すこととなる。
【0049】従って、この交互に繰り返される検出出力
をカウントすることによって、被検出体1の移動位置を
検出することができる。
【0050】つぎに、磁性金属センサ2の金属片11の
検出動作について説明する。
【0051】まず、1つの金属片11を、この磁性金属
センサ2のコイル23からコイル24にかけて通過させ
た場合の検出出力について図7を用いて説明する。な
お、この図7は、横軸に、1つのみで構成される金属片
11のコイル23,24に対する位置を表し、縦軸に、
図5に示す駆動検出回路30において検出したコイル2
3とコイル24を直列接続した場合の中点Mの電圧を表
している。また、縦軸のスレッショルドレベルは、上述
したようにこの磁性金属センサ2に何等磁界や金属を近
づけていない場合の中点Mの電圧を表している。
【0052】金属片11がコイル23及びコイル24の
いずれにも接近していない位置P1にある場合には、コ
イル23及びコイル24を通る磁束の磁気回路の磁気抵
抗は変化せず、磁石25から与えられる磁束の本数に変
化は生じていない。従って、コイル23及びコイル24
のいずれのインピーダンスも変化しないので、中点Mの
電位は、スレッショルドレベルにある。
【0053】続いて、金属片11がコイル23に接近し
ていくと、金属片11の透磁率が空気の透磁率よりも大
きいことから、このコイル23を通る磁束の磁気回路の
磁気抵抗が小さくなっていき、磁石25から与えられる
磁束の本数が増加する。それに対し、コイル24は金属
片11に応答しないため、コイル24を通る磁束の磁気
回路の磁気抵抗はコイル23側の磁束が増加する分だけ
減少する。そのため、コイル23のインピーダンスが小
さくなっていき、それに対して、コイル24のインピー
ダンスは大きくなっていく。従って、金属片11がコイ
ル23に接近するにつれて、中点Mの電位は、スレッシ
ョルドレベルから順次高くなっていく。そして、金属片
11がコイル23に最も接近した位置P2となる場合
に、中点Mの電位が最も高くなる。
【0054】続いて、金属片11がコイル23に最も接
近した位置P2からコイル24に接近していくと、コイ
ル23から金属片11が離れていくため、コイル23を
通る磁束の磁気回路の磁気抵抗が大きくなっていき、磁
石25から与えられる磁束の本数が減少していく。それ
に対して、コイル24に金属片11が接近するため、コ
イル24を通る磁束の磁気回路の磁気抵抗は小さくなっ
ていく。そのため、コイル23のインピーダンスが大き
くなっていき、同時に、コイル24のインピーダンスが
小さくなっていく。従って、金属片11がコイル23か
らコイル24に接近するにつれて、中点Mの電位は順次
低くなっていく。そして、金属片11がコイル23とコ
イル24の中間位置P3に来ると中点Mの電位はスレッ
ショルドレベルとなり、金属片11がコイル24に最も
接近した位置P4となると中点Mの電位が最も低くな
る。
【0055】続いて、金属片11がコイル24に最も接
近した位置P4から、コイル23及びコイル24のいず
れにも接近していない位置P5に移動すると、コイル2
3及びコイル24を通る磁束の磁気回路の磁気抵抗がい
ずれも金属片11に応答しなくなる。従って、コイル2
3及びコイル24のいずれのインピーダンスも変化しな
いので、中点Mの電位が、スレッショルドレベルとな
る。
【0056】以上のように、磁性金属センサ2では、金
属片11がコイル23からコイル24にかけて通過する
と、中点Mの電位が、金属片11が接近していないとき
の電位をスレッショルドレベルとして、プラスマイナス
に振れる。従って、この磁性金属センサ2では、このス
レッショルドレベルを中心に検出出力を比較することに
よって、金属片11の位置を容易かつ確実に検出するこ
とができる。
【0057】つぎに、コイル23とコイル24の間隔を
λ/2にした磁性金属センサ2を、間隔λで並列に配置
された複数の金属片11に対して相対的に移動させた場
合の検出出力について図8を用いて説明する。なお、こ
の図8は、横軸に、複数の金属片11に対する磁性金属
センサ2の位置を表し、縦軸に、図5に示す駆動検出回
路30においてコイル23とコイル24を直列接続した
場合の中点Mの電圧を表している。また、縦軸のスレッ
ショルドレベルは、上述したようにこの磁性金属センサ
2に何等磁界や金属を近づけていない場合の中点Mの電
圧を表している。
【0058】この磁性金属センサ2では、コイル23に
1つの金属片11が最も接近した位置にあるときには、
コイル24にはいずれの金属片11も接近していない。
そのため、コイル23が金属片11に応答している状態
において、コイル24が金属片11に応答していない。
従って、検出出力となる中点Mの電位は、スレッショル
ドレベルよりも大きくなっている。
【0059】また、この磁性金属センサ2では、コイル
24に1つの金属片11が最も接近した位置にあるとき
には、コイル23にはいずれの金属片11も接近してい
ない。そのため、コイル24が金属片11に応答してい
る状態において、コイル23が金属片11に応答してい
ない。従って、検出出力となる中点Mの電位は、スレッ
ショルドレベルよりも小さくなる。
【0060】従って、この磁性金属センサ2では、間隔
λで並列に配置された複数の金属片11に対して相対的
に移動させた場合、スレッショルドレベルを中心に上下
に振れる信号を検出出力として得ることができる。
【0061】なお、図9に、一例として、上述した寸法
の磁性金属センサ2と金属片11を適用した場合の、磁
性金属センサ2と金属片11の相対移動位置に対する直
列接続したコイル23とコイル24の中点Mの電位の関
係を表した図を示す。
【0062】以上のように、磁性金属センサ2では、間
隔λで並列に配置された複数の金属片11に対して相対
的に移動させた場合における検出出力を、金属片11が
コイル23,24のいずれにも接近していない位置の中
点Mの電位をスレッショルドレベルとして比較すること
により、1の金属片11の数を容易かつ確実に検出する
ことができる。
【0063】なお、この磁性金属センサ2を金属片カウ
ンタに適用した場合、被検出体1が平行移動すると説明
したが、本発明では、被検出体1とセンサ2との間で相
対移動すればよいので、磁性金属センサ2側が平行移動
しても良い。
【0064】また、更に別の磁性金属センサを上記磁性
金属センサ2と(m±1/4)λの距離をもって相対移
動方向にずらして配置することで、上記図8に示した信
号が90゜の位相差を有する2相の信号として得ること
ができる(mは整数)。従って、この2相の信号に基づ
き相対的な移動量を出力する信号をつくることができる
ので、このように配置された磁性金属センサを用いて位
置検出装置を構成することが可能となる。
【0065】また、被検出体を円形状に構成し、回転数
や角度を測定するようにもできる。つぎに、上述した磁
性金属センサ2を近接センサとして適用した場合につい
て説明する。
【0066】この磁性金属センサ2を近接センサとして
適用した場合には、例えば、ロボット等のアームが所定
位置に近づいたかどうかを判断してそのアームの位置を
制御するシステムや、被工作物に取り付けられるネジの
ゆるみや締め忘れ等を検出して作業工程のチェックを行
うシステムに用いることが可能である。
【0067】このような磁性金属センサ2を金属の近接
センサとして用いる場合には、コイル23,24の極性
が互いに逆方向となるようにしてその差動出力を検出す
ることによって、その感度を高くすることができる。
【0068】つまり、この磁性金属センサ2を近接セン
サとして用いる場合には、上述した図5に示す駆動検出
回路30の各スイッチを、例えば、スイッチS1,S
1′をオフとし、スイッチS2,S2′をオンとして、
コイル23とコイル24に流す励磁電流の位相を反転さ
せる。このことにより、コイル23とコイル24との巻
き線方向が同一である場合は互いに逆相の高周波パルス
電流により励磁され、コイル23とコイル24との巻き
線方向が逆である場合は同相の高周波パルス電流で励磁
される。
【0069】そして、このように励磁したコイル23,
24間の差分値を検出することによって、上記磁性金属
センサ2の金属を高感度な近接センサとして用いること
ができる。
【0070】このように近接センサとして用いた場合の
磁性金属センサ2の検出動作について、図10を用いて
説明する。
【0071】この図10には、1つの金属片51を、こ
の磁性金属センサ2のコイル23からコイル24にかけ
て通過させた場合の検出出力を示している。なお、この
図10は、横軸に、1つのみで構成される金属片51の
コイル23,24に対する位置を表し、縦軸に、コイル
23とコイル24の差動電圧を示している。
【0072】金属片51がこの磁性金属センサ2の感磁
部21に接近していない場合には、コイル23とコイル
24との電圧差は生じず、出力は、0となっている。そ
して、この感磁部21に金属片51が接近すると、コイ
ル23とコイル24の極性が逆となっているため、コイ
ル23,24のいずれか一方のインピーダンスが高くな
り、他方のインピーダンスが低くなる。従って、その差
動電圧は上昇する。
【0073】そして、金属片51がコイル23及びコイ
ル24の両者に対向する位置に来たときに、その差動電
圧が最大レベルとなる。
【0074】従って、この磁性金属センサ2では、所定
の電圧のスレッショルドレベルを設定し、検出した差動
電圧をこの設定したスレッショルドレベルで2値化する
ことにより、金属片51が接近したかどうかを判断する
ことができる。
【0075】以上のように磁性金属センサ2では、スイ
ッチS1,S1′、スイッチS2,S2′によりコイル
24の極性を切り換えることにより、金属片カウンタ1
1として適用することができるとともに、近接した磁性
金属片の検出を行うことができる。そのため、この両者
の機能を有する磁性金属センサ2を、安価に提供するこ
とができる。
【0076】なお、上述した駆動検出回路30では、電
圧比較部37により発生されるスレッショルドレベルの
電圧と、コイル23,24の中点Mの電圧とを比較し、
その値を2値化している。従って、この磁性金属センサ
2を、金属片カウンタに適用する場合と、近接センサと
して用いる場合とでスレッショルドレベルが変わるとき
には、この電圧比較部37の抵抗R1,R2の比率を変更
すれば良い。この抵抗R1,R2の比率の変更は、例え
ば、トリマ等を用いて設定することが可能である。
【0077】また、この抵抗比率を変更することができ
ない場合には、比較回路38を差動増幅器に置き換え、
差動電圧を直接システムコントローラ等に供給し、この
システムコントローラでA/D変換をしてデータを収集
することにより、この磁性金属センサ2を金属片カウン
タや近接センサの両者に適用することができる。
【0078】つぎに、磁性金属センサ2の感磁部21に
磁気インピーダンス効果素子を適用した場合について説
明する。
【0079】これまで、略U字型のコア22の垂直部2
2a,22bにコイル23,24を巻いた感磁部21を
備える磁性金属センサ2について説明したが、本発明に
係る磁性金属センサでは、例えば、特開平6−2817
12号公報で提案されているようないわゆる磁気インピ
ーダンス効果(MI)素子41,42を感磁部21に適
用することも可能である。
【0080】このMI素子41,42は、材質がFe、
Si、Co、B等で構成されたアモルファス合金からな
る。このMI素子41,42は、図11に示すように、
略ワイヤ形状となっている。このMI素子41,42
は、長手方向(感磁方向)に対して高周波通電すると、
この長手方向に入射する外部磁界に対してインピーダン
ス変化が生じる。
【0081】このMI素子41,42を備えた磁性金属
センサ2を、金属片カウンタに適用した場合の配置関係
を図12に示す。
【0082】このMI素子41,42は、所定のギャッ
プ幅gをもって長手方向が平行となるよう配置され、そ
の配置位置が上述した垂直部22a,22bに対応する
位置となっている。また、このMI素子41,42は、
磁石25により長手方向に平行な磁界が与えられ、この
方向に入射する外部磁界に対する感度が非常に高くなっ
ている。また、このMI素子41,42は、この方向の
外部磁界に対してインピーダンス変化が生じ、その変化
率が非常に大きくなっている。
【0083】また、MI素子41,42は、高周波のパ
ルス電流で励磁される。ここで、MI素子41,42
は、この磁性金属センサ2が金属片カウンタに適用され
る場合には、感磁方向が同一となるような同相の高周波
パルス電流で励磁され、その極性が同一となっている。
【0084】なお、このMI素子41,42を適用した
磁性金属センサ2を近接センサとして用いる場合には、
上述したコイル23,24をコア22に巻回した場合と
同様に、その極性が逆となる関係とする。この切り換え
は、後述する駆動検出回路に設けられたスイッチにより
行われる。
【0085】このようなMI素子41,42は、信号線
を介してこの磁性金属センサ2の外部に設けられた駆動
検出回路と接続される。これらMI素子41,42は、
この駆動検出回路から励磁電流が供給され、この駆動検
出回路により出力が検出される。
【0086】図13にこのMI素子41,42の駆動検
出回路40の回路図を示す。
【0087】駆動検出回路40は、発振回路34と、発
振回路34からのパルス信号に基づきMI素子41,4
2の励磁電流をスイッチングするスイッチング回路35
と、MI素子41の出力電圧を検出して平滑化する平滑
回路36aと、MI素子42の出力電圧を検出して平滑
化する平滑回路36bと、平滑化されたMI素子41,
42の出力どうしを比較する比較回路38とを備えてい
る。
【0088】また、この駆動検出回路40はMI素子4
1の励磁電流の方向を切り換えるスイッチS3、スイッ
チS4とを備えている。
【0089】MI素子42は、一端が抵抗R2を介して
電源電圧Vccが供給され、他端がスイッチング回路3
5を介して接地されている。
【0090】MI素子41は、一端が上記抵抗R2と同
一の抵抗値の抵抗R1に接続され、他端がスイッチS3
と接続されている。このスイッチS3は、端子a側に切
り換えられるとこのMI素子41の他端をスイッチング
回路35に接続し、端子b側に切り換えられるとMI素
子41の他端を電源に接続する。
【0091】また、抵抗R1は、一端が上記MI素子4
1と接続され、他端がスイッチS4と接続されている。
このスイッチS4は、端子a側に切り換えられるとこの
抵抗R1の他端を電源Vccに接続し、端子b側に切り
換えられるとこの抵抗Rの他端をスイッチング回路35
に接続する。
【0092】このようなスイッチS3、スイッチS4
は、互いに連動して端子a側又は端子b側に切り換えら
れる。
【0093】すなわち、磁性金属センサ2が金属片カウ
ンタに適用され、金属片11が並列に配置された被検出
体1の移動位置の検出を行う場合には、スイッチS3,
S4がともに端子a側に切り換えられ、MI素子41と
MI素子42との極性が同一とされ、また、抵抗R1
MI素子41、抵抗R2とMI素子42の接続が、電源
Vccとスイッチング回路35との間で並列な関係とな
る。
【0094】また、磁性金属センサ2が近接した磁性金
属片の検出を行う場合には、スイッチS3,S4がとも
に端子b側に切り換えられ、MI素子41とMI素子4
2との極性が反対にされ、また、抵抗R1とMI素子4
1、抵抗R2とMI素子42の接続が、電源Vccとス
イッチング回路35との間で逆となるブリッジ回路が構
成される。
【0095】発振回路34は、例えば、周波数1MH
z,デューティ比1:10のパルス信号を発生する。ス
イッチング回路35は、このパルス信号に基づき、並列
接続されたMI素子41,42に流れる電流をスイッチ
ングする。このことにより、これらMI素子41,42
は、高周波パルス電流で励磁される。
【0096】平滑回路36aは、MI素子41と抵抗R
1との接続点の電圧を検出して平滑化する。平滑回路3
6bは、MI素子42と抵抗R2との接続点の電圧を検
出して平滑化する。
【0097】比較回路38は、平滑回路36aにより平
滑化されたMI素子41の出力電圧と、平滑回路36b
により平滑化されたMI素子42の出力電圧とを比較
し、その差動電圧を例えば図示しない制御回路等に供給
する。
【0098】そして、この磁性金属センサ2が金属片カ
ウンタに適用されていた場合には、この図示しない制御
回路等が、この比較回路38からの差動電圧を所定のス
レッショルドレベルで2値化して、そのパルス数をカウ
ントすることにより上記金属片11の検出数を求めるこ
とができ、この検出数から磁性金属センサ2と被検出体
1との相対移動位置を検出することができる。
【0099】また、この磁性金属センサ2が近接センサ
に適用されていた場合には、この図示しない制御回路等
が、この比較回路38からの差動電圧を検出してその差
動電圧を所定のスレッショルドレベルと比較することに
より、磁性金属片51が近接したか否か検出することが
できる。
【0100】以上のような磁性金属センサ2では、スイ
ッチS3、スイッチS4によりMI素子41の極性を切
り換えることにより、金属片カウンタ11として適用す
ることができるとともに、近接した磁性金属片の検出を
行うことができる。そのため、この両者の機能を有する
磁性金属センサ2を、安価に提供することができる。ま
た、この磁性金属センサ2では、MI素子を用いること
ができるため、コストが安くまた特性を良好にすること
ができる。
【0101】
【発明の効果】本発明に係る磁性金属センサは、切換手
段により磁電変換手段の極性を切り換えることにより、
並列に配置された磁性金属片の検出、及び、近接した磁
性金属片の検出を行うことができる。そのため、本発明
では、この両者の機能を安価に提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の金属片カウンタの斜視図
である。
【図2】上記金属片カウンタの被検出体の要部の平面
図、及び、この被検出体の金属片の側面図である。
【図3】上記金属片カウンタの磁性金属センサの部分断
面図である。
【図4】上記磁性金属センサに設けられた感磁部及びこ
の感磁部のコアを示す図である。
【図5】上記磁性金属センサの駆動検出回路を示す回路
図である。
【図6】上記被検出体と上記磁性金属センサの配置関係
を示す図である。
【図7】上記磁性金属センサの検出動作を説明する図で
ある。
【図8】上記磁性金属センサの検出動作を説明する図で
ある。
【図9】上記磁性金属センサと被検出体の相対移動位置
に対する駆動検出回路の出力電圧を表す図である。
【図10】上記磁性金属センサを近接センサとして用い
た場合の検出動作を説明する図である。
【図11】MI素子を説明する図である。
【図12】上記MI素子を適用した場合の本発明の実施
の形態の金属片カウンタの磁性金属センサの配置関係を
説明する図である。
【図13】上記MI素子を適用した磁性金属センサの駆
動検出回路の回路図である。
【符号の説明】
1 被検出体、2 磁性金属センサ、3 センサ固定
台、11 金属片、11a 検出面、12 指示部、2
1 感磁部、22 コア、22a,22b 垂直部、2
2c 接続部、23,24 コイル、25 磁石、3
0,40 駆動検出回路、34 発振回路、35 スイ
ッチング回路、36,36a,36b 平滑回路、37
基準電圧回路、38 比較回路、S1,S1′,S
2,S2′,S3,S4 スイッチ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁界変化に応じて検出出力を得る一対の
    磁電変換手段と、 上記一対の磁電変換手段に対して、磁界を与える磁界発
    生手段と、 上記一対の磁電変換手段のいずれか一方の極性を切り換
    える切換手段とを備える磁性金属センサ。
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