JPH10153454A - 磁気検出装置及び磁気抵抗効果素子 - Google Patents

磁気検出装置及び磁気抵抗効果素子

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JPH10153454A
JPH10153454A JP8310590A JP31059096A JPH10153454A JP H10153454 A JPH10153454 A JP H10153454A JP 8310590 A JP8310590 A JP 8310590A JP 31059096 A JP31059096 A JP 31059096A JP H10153454 A JPH10153454 A JP H10153454A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 波形歪みをなくして安定したセンサ出力を得
る。 【解決手段】 第1の磁石25a及び第2の磁石25b
はギア11に向けて磁界を発生し、第2の磁石と第1の
磁石とを互いに異極を対向させて配置し、磁気抵抗効果
素子18aは第1の磁石と第2の磁石との間の磁界中に
あってギアの運動方向に対して略垂直な面に配置されギ
アの運動に応じた磁界変化により抵抗変化を生ずる。磁
気抵抗効果素子18aはギアに向かう方向Xに対して略
垂直な方向に配置されたパターンからなるMREをギア
に向かう方向に沿って複数個並設して直列に接続し、複
数個のMREのギアに向かう方向の幅サイズを各MRE
の前記略垂直な方向のパターンサイズよりも所定サイズ
短くした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気抵抗効果素子
の抵抗変化を利用して被検出対象の移動,回転等を検出
する高感度な磁気検出装置及び磁気抵抗効果素子に関す
る。
【0002】
【従来の技術】磁気センサは、バイアス磁石を有し、磁
気抵抗効果素子の抵抗変化を利用して磁性体からなる被
検出対象の移動,回転等を検出するものであり、小型で
あることから、広く利用されている。
【0003】この種の従来の磁気センサの公知技術とし
て、例えば、特開平3−195970に記載されたもの
がある。特開平3−195970に記載された磁気セン
サの方式を図11に示す。図11に示す磁気センサに
は、磁性材料からなる被検出対象としてのギア11に向
けてバイアス磁界13を発生するバイアス磁石15が設
けられる。
【0004】このバイアス磁界13の方向に垂直な面に
磁気抵抗効果素子16a,16bを形成した絶縁基板1
7aが配置される。バイアス磁石15から発生したバイ
アス磁界の磁力線は、ギア11の山と谷で周期的に変調
され、ギア11の歯の相対位置に応じて正弦波状に変化
する。
【0005】バイアス磁界13の振れ角度θは、ギア1
1の移動に伴って変化する。この磁界角度の変化による
磁気抵抗効果素子16bの面内に生ずる振れ角方向の磁
界強度の変化を磁気抵抗効果素子16bの抵抗変化とし
て検出し、ギア11の運動を検出している。
【0006】しかしながら、従来の磁気センサの構成に
あっては、ギア11と磁気抵抗効果素子16a,16b
との間のエアギャップが大きくなるにつれて、振れ角
は、急激に小さくなるため、感度が低下する。
【0007】この感度の低下を改善したものとして、本
出願人は未公知の特願平8−172499号の磁気検出
装置を出願している。この未公知の磁気検出装置を図1
2に示す。
【0008】図12において、第1の磁石25a及び第
2の磁石25bはギア11に向けてバイアス磁界を発生
する。第2の磁石25bは、互いに異極を対向させて第
1の磁石25aと対向配置されると共にギア11の運動
方向に配置される。
【0009】磁気抵抗効果素子16は、第1の磁石25
aと第2の磁石25bとの間のバイアス磁界中にありギ
ア11の運動方向に対して略垂直な面に配置され、ギア
11の運動に応じたバイアス磁界の状態変化により抵抗
変化を生ずる。
【0010】磁気抵抗効果素子16は、図13に示すよ
うに、磁気抵抗効果素子16aに磁気抵抗効果素子16
bが直列に接続される。磁気抵抗効果素子16aはギア
11に向かう方向Xに垂直な方向に配置され、磁気抵抗
効果素子16bはギア11に向かう方向Xに配置され
る。
【0011】このような磁気検出装置によれば、図14
に示すように、第1の磁石25aと第2の磁石25bと
の間の空間では、ギア11の運動方向にバイアス磁界が
発生する。ギア11の運動方向にあるバイアス磁界は、
ギア11の運動により、ギア11に向かう方向Xに振れ
角度θだけ振れて変調される。
【0012】このため、ギア11に向かう方向Xに垂直
な方向に配置された磁気抵抗効果素子16aは、ギア1
1の運動に応じたバイアス磁界の状態変化により抵抗変
化を生ずる。従って、ギア11と磁気抵抗効果素子16
aとのエアギャップに対する磁界変調量の減少が比較的
小さくなり、エアギャップに対する感度を向上できる。
【0013】ところで、磁気抵抗効果素子(MRE)1
6aは、図13に示すように、MRE1,MRE2,M
RE3・・・MREnが直列に接続される。磁気抵抗効
果素子16aが検出する磁界はギア11に向かう方向X
の磁界Hである。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この磁
界Hの強度は方向Xの位置に強く依存する。このため、
バイアス磁界中に磁気抵抗効果素子16を配置すると、
同一の磁気抵抗効果素子16aの中で、場所により磁気
動作点に差が生ずる。磁気抵抗効果素子16aは図15
に示すように、磁界強度により抵抗が変化する。
【0015】そして、ギア11の移動により、磁界が動
作点を中心として所定の範囲で変化するため、抵抗値も
これに応じて変化する。例えば、ギア11に近い側のM
RE1、A点にあるMREA、ギア11から遠い側のM
REnのそれぞれの動作点は図15に示すようになる。
【0016】同一振れ幅を持つ磁界強度変化に対する抵
抗値の変化は、MRE1が一番小さく、MREAが中程
度であり、MREnが一番大きいので、図16に示すよ
うになる。磁気抵抗効果素子16aの抵抗変化はMRE
1〜MREnの合成であり、図17に示すような波形と
なる。この波形には歪みが生じており、これによって安
定したセンサ出力が得られないという問題があった。
【0017】この場合、バイアス磁界dH/dXに対し
て、センサのX方向の寸法が大きいと、前述した問題が
発生する。バイアス磁界のdH/dXは、磁石の形状に
より決定され、磁石をX方向に長くすることで小さくで
きるが、磁石が大きくなるため、センサの小型化に対応
できない。このため、波形歪みをなくして安定したセン
サ出力を得る磁気検出装置が望まれていた。
【0018】本発明は、波形歪みをなくして安定したセ
ンサ出力を得ることのできる磁気検出装置及び磁気抵抗
効果素子を提供することを課題とする。
【0019】
【課題を解決するための手段】本発明は、前記課題を解
決するために以下の手段を採用した。請求項1の発明
は、磁性材料を有する被検出対象に向けて磁界を発生す
る第1の磁石と、被検出対象に向けて磁界を発生し、互
いに異極を対向させて第1の磁石と対向配置させると共
に被検出対象の運動方向に配置される第2の磁石と、第
1の磁石と第2の磁石との間の磁界中にあって被検出対
象の運動方向に対して略垂直な面に配置され、被検出対
象の運動に応じた磁界の変化により抵抗変化を生ずる第
1の磁気抵抗手段とを備え、前記第1の磁気抵抗手段
は、被検出対象に向かう方向に対して略垂直な方向に配
置されたパターンからなる微小磁気抵抗手段を被検出対
象に向かう方向に沿って複数個並設して直列に接続し、
複数個の微小磁気抵抗手段の被検出対象に向かう方向の
幅サイズを、各微小磁気抵抗手段の前記略垂直な方向の
パターンサイズよりも所定サイズ短くしたことを要旨と
する。
【0020】この発明によれば、第1の磁石と第2の磁
石との間の空間では、被検出対象の運動方向にバイアス
磁界が発生し、被検出対象の運動方向にあるバイアス磁
界が、被検出対象に向かう方向に変調される。この場
合、各微小磁気抵抗手段は、被検出対象に向かう方向に
対して略垂直な方向に配置されたパターンであるので、
被検出対象の運動に応じたバイアス磁界の状態変化によ
り抵抗変化を生ずる。
【0021】また、複数個の微小磁気抵抗手段の被検出
対象に向かう方向の幅サイズを、各微小磁気抵抗手段の
前記垂直な方向のパターンサイズよりも所定サイズ短く
したので、微小磁気抵抗手段相互間の距離がさらに短く
なるから、磁界強度に対する各微小磁気抵抗手段の各抵
抗値の差は小さい。
【0022】すなわち、各微小磁気抵抗手段の動作点の
差を小さくできるから、各微小磁気抵抗手段相互間の抵
抗変化も差が小さく、しかもほぼ同一波形であって波形
歪みのない正弦波形となる。従って、各微小磁気抵抗手
段の各抵抗値の波形を合成した合成抵抗値の波形は、波
形歪みのない正弦波形となるので、波形歪みのない安定
したセンサ出力が得られる。
【0023】請求項2の発明は、前記第1の磁気抵抗手
段に直列に接続されると共に前記略垂直な方向に配置さ
れた第2の磁気抵抗手段を備え、この第2の磁気抵抗手
段は、被検出対象に向かう方向に配置された略前記幅サ
イズのパターンからなる微小磁気抵抗手段を略垂直な方
向に沿って複数個並設してなることを要旨とする。
【0024】この発明によれば、第2の磁気抵抗手段
は、被検出対象に向かう方向に配置された短いパターン
からなる微小磁気抵抗手段を前記略垂直な方向に沿って
複数個並設してなるので、磁界の変化に応じた抵抗変化
は、第1の磁気抵抗手段の抵抗変化と比較して非常に小
さく、ほぼ一定の抵抗値となり、第1の磁気抵抗手段と
第2の磁気抵抗手段との中点端子からは、第1の磁気抵
抗手段の抵抗変化に相当する出力信号を得ることができ
る。
【0025】請求項3の発明において、前記第1の磁気
抵抗手段及び第2の磁気抵抗手段は、前記第1の磁石ま
たは前記第2の磁石の前記被検出対象側の磁極面近傍に
配置されることを要旨とする。
【0026】この発明によれば、バイアス磁界の変調の
大きさは、前記第1の磁石または第2の磁石の前記被検
出対象側の磁極面近傍で最大となるため、この位置に第
1の磁気抵抗手段及び第2の磁気抵抗手段を配置するこ
とで、大きな抵抗変化が得られる。
【0027】請求項4の発明は、前記第2の磁気抵抗手
段に接続されると共に前記略垂直な方向に配置され前記
第1の磁気抵抗手段と同一構成をなす第3の磁気抵抗手
段と、この第3の磁気抵抗手段及び前記第1の磁気抵抗
手段に接続されると共に前記略垂直な方向に配置され前
記第2の磁気抵抗手段と同一構成をなす第4の磁気抵抗
手段とを備えることを要旨とする。
【0028】この発明によれば、第1の磁気抵抗手段乃
至第4の磁気抵抗手段が前記略垂直な方向に沿って配置
されるで、第1の磁気抵抗手段乃至第4の磁気抵抗手段
の被検出対象に向かう方向のサイズが比較的小さくな
る。このため、各磁気抵抗手段の各中点電位の位相差が
180゜となるため、中点電位差は高いセンサ出力とな
る。
【0029】請求項5の発明は、前記第1の磁気抵抗手
段乃至第4の磁気抵抗手段は、前記第1の磁石または前
記第2の磁石の前記被検出対象側の磁極面近傍に配置さ
れることを要旨とする。
【0030】請求項6の発明は、磁石で発生した磁界を
検出し、被検出対象の運動に応じた磁界の変化により抵
抗変化を生ずる第1の磁気抵抗手段18aと、この第1
の磁気抵抗手段に直列に接続される第2の磁気抵抗手段
18bとを備え、前記第1の磁気抵抗手段は、所定方向
に配置されたパターンからなる微小磁気抵抗手段を前記
所定方向に垂直な方向に沿って複数個並設して直列に接
続し、複数個の微小磁気抵抗手段の前記垂直な方向の幅
サイズを、各微小磁気抵抗手段の前記所定方向のパター
ンサイズよりも所定サイズ短くし、前記第2の磁気抵抗
手段は、前記垂直な方向に配置された略前記幅サイズの
パターンからなる微小磁気抵抗手段を前記所定方向に沿
って複数個並設してなることを要旨とする。
【0031】
【発明の実施の形態】以下、本発明の磁気検出装置の実
施の形態を図面を参照して説明する。図1に本発明の磁
気検出装置の実施の形態1の斜視図を示す。
【0032】<実施の形態1>図1に示す磁気検出装置
は、磁気センサであり、回転運動を行なう被検出対象と
してのギア11を設ける。
【0033】ギア11の右側には、第1のバイアス磁石
25a、第2のバイアス磁石25b、磁気抵抗効果素子
18を有する絶縁基板20が設けられる。
【0034】この絶縁基板20には、集積回路(IC)
19、抵抗及びコンデンサ21などの複数の電子部品が
搭載されている。すなわち、第1のバイアス磁石25a
と第2のバイアス磁石25bとの間に、磁気抵抗効果素
子18を有する絶縁基板20を挿入できるから、絶縁基
板20に複数の電子部品を搭載することができる。
【0035】第1のバイアス磁石25aは、磁性材料を
有するギア11に向けてバイアス磁界を発生するもの
で、ギア11側にN極が配置されている。
【0036】第2のバイアス磁石25bは、第1のバイ
アス磁石25aと対向してギア11の運動方向に配置さ
れ、前記磁性材料を有するギア11に向けてバイアス磁
界を発生するもので、ギア11側にS極が配置されてい
る。
【0037】磁気抵抗効果素子18は、磁気抵抗効果素
子18aと磁気抵抗効果素子18bとからなり、第1の
バイアス磁石25aと第2のバイアス磁石25bとの間
のバイアス磁界中に設けられ、ギア11の運動方向に対
して垂直な面に設置され、ギア11の運動に応じたバイ
アス磁界の状態変化により抵抗変化を生ずる。
【0038】図2に前記磁気抵抗効果素子18の構成を
示す。磁気抵抗効果素子18は、磁気抵抗効果素子18
aに磁気抵抗効果素子18bが接続されている。磁気抵
抗効果素子18aは、垂直方向(ギア11に向かう方向
Xに対して垂直な方向)に細長く配置された3つのパタ
ーンからなる微小磁気抵抗手段としてのMRE1,MR
E2,MRE3が直列に接続されており、電源が供給さ
れる端子aを有する。MRE1からMRE3までのX方
向の距離は十分に小さくなっている。磁気抵抗効果素子
18aのパターンのサイズは、MRE1からMRE3ま
でのX方向のサイズの例えば、数倍乃至数十倍の範囲内
である。
【0039】磁気抵抗効果素子18bは、水平方向(ギ
ア11に向かう方向X)に短長のパターンからなるMR
Esを約10個〜20個配置し、各々のMREsが直列
に接続されており、接地端子cを有する。中点端子bか
らセンサ出力を得るようになっている。短長のパターン
のサイズはMRE1からMRE3までのX方向のサイズ
よりも僅かに大きい。
【0040】磁気抵抗効果素子18aは、ギア11に向
かう方向Xに対して垂直な方向に配置され、磁気抵抗効
果素子18bはギア11に向かう方向Xに配置される。
【0041】磁気抵抗効果素子18a,18bは、その
磁気抵抗効果素子を流れる電流の方向と磁界方向とのな
す角度と、磁界強度とによって抵抗が変化する。
【0042】電流の方向と磁界方向とのなす角度が90
゜である場合、すなわち、磁気抵抗効果素子18aは、
ギア11に向かう方向Xの磁界強度の大きさによって抵
抗が変化する。
【0043】電流の方向と磁界方向とのなす角度が0゜
である場合、すなわち、磁気抵抗効果素子18bは、磁
界強度の大きさに関係なく、抵抗が変化しない。ここで
は、磁気抵抗効果素子18aのみの抵抗が変化するの
で、その出力が用いられる。
【0044】磁気抵抗効果素子18a,18bは、バイ
アス磁石25aのギア11側の磁極面近傍であって、磁
石間の中心からずらした位置に配置される。
【0045】このように構成された磁気検出装置によれ
ば、第1のバイアス磁石25aと、第2のバイアス磁石
25bとの間のバイアス磁界は、ギア11の運動方向、
つまり、第1のバイアス磁石25aのN極から第2のバ
イアス磁石25bのS極に向かう方向にある。
【0046】そのバイアス磁界は、ギア11の運動によ
り、ギア11に向かう方向Xに振れを生ずる。つまり、
ギア11が運動することで、ギア11に向かう方向Xの
バイアス磁界成分が変化する。
【0047】磁気抵抗効果素子18aのMRE1〜MR
E3は、ギア11の運動方向に略垂直な面(つまり、両
方の磁石25a,25bの磁石面に平行な面)であっ
て、ギア11に向かう方向Xに対して垂直な方向に配置
されている。すなわち、電流の方向と磁界方向とのなす
角度が略90゜であるから、磁気抵抗効果素子18a
は、ギア11の運動に応じて、ギア11に向かう方向X
の磁界強度の変化によって抵抗が変化する。
【0048】また、磁気抵抗効果素子18aのMRE1
〜MRE3は、細長く配置されたパターンからなり、M
RE1からMRE3までのX方向の距離は十分に小さく
なっているので、図3に示すように、磁界強度に対する
MRE1,MRE2,MRE3の各抵抗値の差は小さ
い。
【0049】すなわち、磁気抵抗効果素子18a内の動
作点の差を小さくすることができる。従って、MRE
1,MRE2,MRE3の各動作点を中心として、磁界
が所定の範囲で変化した場合、そのときの時間に対する
抵抗変化も、図4に示すように、MRE1,MRE2,
MRE3の間で差が小さく、しかもほぼ同一波形であっ
て波形歪みのない正弦波形となる。
【0050】そして、MRE1,MRE2,MRE3の
各抵抗値の波形を合成した合成抵抗値の波形は、図5に
示すように波形歪みのない正弦波形となる。この合成抵
抗値が磁気抵抗効果素子18aの抵抗値であり、この抵
抗値の変化によりセンサ出力が得られるから、波形歪み
のない安定したセンサ出力を得ることができる。
【0051】なお、ギア11に向かう方向Xに対して垂
直な方向のバイアス磁界の変動は小さいため、この方向
にパターンを長くした影響は小さい。
【0052】また、磁気抵抗効果素子18aを第1のバ
イアス磁石25aと第2のバイアス磁石25bとの間の
中心からずらしギア11側に配置しているので、バイア
ス磁界の振れは、大きくなるので、抵抗変化が大きくな
り、より高いセンサ出力が得られる。
【0053】さらに、磁気抵抗効果素子18aを第1の
バイアス磁石25aの磁極面側または第2のバイアス磁
石25bの磁極面側に配置した方が、バイアス磁界の振
れは、大きくなるので、抵抗変化が大きくなり、より高
いセンサ出力が得られる。
【0054】なお、実施の形態1では、磁気抵抗効果素
子18を、磁気抵抗効果素子18aと磁気抵抗効果素子
18bとで構成したが、例えば、磁気抵抗効果素子18
aのみを用いても良い。すなわち、ギア11の運動に応
じた磁界変化に対する抵抗変化は磁気抵抗効果素子18
aのみで決定されているからである。
【0055】また、磁気抵抗効果素子18aのパターン
とギア11に向かう方向Xとの角度を90゜としたが、
その角度は90゜近傍、例えば80゜であってもよい。
【0056】<実施の形態2>次に、本発明の磁気検出
装置の実施の形態2を説明する。実施の形態1では、垂
直方向の磁気抵抗効果素子18aと水平方向の磁気抵抗
効果素子18bとからなるハーフブリッジ型の磁気抵抗
効果素子18を用いた。
【0057】実施の形態2では、ハーフブリッジ型の磁
気抵抗効果素子18を2つ用いたフルブリッジ型の磁気
抵抗効果素子を説明する。まず、図6に従来のフルブリ
ッジ型の磁気抵抗効果素子の構成を示す。
【0058】図6に示すフルブリッジ型の磁気抵抗効果
素子において、垂直パターンからなる磁気抵抗効果素子
16a1の一端とY方向に配置された水平パターンから
なる磁気抵抗効果素子16b1の一端とが中点端子aに
接続される。磁気抵抗効果素子16b1の他端とX方向
に配置された垂直パターンからなる磁気抵抗効果素子1
6a2の一端とが中点端子dに接続される。
【0059】磁気抵抗効果素子16a2の他端とY方向
に配置された水平パターンからなる磁気抵抗効果素子1
6b2の一端とが中点端子bに接続される。磁気抵抗効
果素子16b2の他端と磁気抵抗効果素子16a1の他
端とが中点端子cに接続される。
【0060】このようなフルブリッジの磁気抵抗効果素
子の中点端子aから中点電位Vaを取り出し、中点端子
bから中点電位Vbを取り出すと、図7に示すようにな
ってしまう。
【0061】このようなフルブリッジの磁気抵抗効果素
子では、4つの磁気抵抗効果素子16a1〜16a2が
X方向にかなり長いサイズで配置されるため、前述した
センサ出力の波形歪みの問題に加えて、各中点端子の中
点電位の位相差が180゜からずれてしまう。
【0062】そこで、実施の形態2では、各中点端子の
中点電位の位相差を180゜にするために、図8に示す
フルブリッジ型の磁気抵抗効果素子とした。図8に示す
フルブリッジ型の磁気抵抗効果素子において、垂直パタ
ーンからなる磁気抵抗効果素子18a1の一端とY方向
に配置された水平パターンからなる磁気抵抗効果素子1
8b1の一端とが中点端子aに接続される。
【0063】磁気抵抗効果素子18b1の他端とY方向
に配置された垂直パターンからなる磁気抵抗効果素子1
8a2の一端とが中点端子dに接続される。磁気抵抗効
果素子18a2の他端とY方向に配置された水平パター
ンからなる磁気抵抗効果素子18b2の一端とが中点端
子bに接続される。磁気抵抗効果素子18b2の他端と
磁気抵抗効果素子18a1の他端とが中点端子cに接続
される。
【0064】磁気抵抗効果素子18a1,18a2は、
図2に示した磁気抵抗効果素子18aと同一構成であ
り、磁気抵抗効果素子18b1,18b2は、図2に示
した磁気抵抗効果素子18bと同一構成である。
【0065】また、4つの磁気抵抗効果素子18a1,
18a2,18b1,18b2は、第1の磁石25aま
たは第2の磁石25bの前記ギア11側の磁極面近傍に
配置される。
【0066】このようなフルブリッジの磁気抵抗効果素
子の中点端子aから中点電位Vaを取り出し、中点端子
bから中点電位Vbを取り出すと、図9に示すような波
形になる。
【0067】すなわち、図8に示すフルブリッジの磁気
抵抗効果素子では、4つの磁気抵抗効果素子18a1〜
18b2がX方向に短い長いサイズで配置されるため、
センサ出力の波形歪みをなくすことができると共に、各
中点端子の中点電位の位相差が180゜となる。
【0068】ここで、中点端子aの中点電位Vaから中
点端子bの中点電位Vbを差し引いた中点電位差の時間
に対する変化を図10に示す。従来例では、図7に示す
ように、中点電位Vaと中点電位Vbとの位相差が18
0゜からずれているため、図10に示すように、中点電
位差が比較的小さい。このため、センサ出力が小さかっ
た。
【0069】一方、本発明では、図9に示すように、中
点電位Vaと中点電位Vbとの位相差が180゜である
から、図10に示すように、中点電位差が比較的大き
い。従って、図8に示す磁気抵抗効果素子を用いれば、
波形歪みがなく、しかも、高いセンサ出力を得ることが
できる。
【0070】なお、フルブリッジ型の磁気抵抗効果素子
を絶縁基板20に実装すると共に、その絶縁基板20に
実施の形態1で説明したIC19,抵抗及びコンデンサ
21等を実装するようにしてもよい。
【0071】
【発明の効果】本発明によれば、第1の磁石と第2の磁
石との間の空間では、被検出対象の運動方向にバイアス
磁界が発生し、被検出対象の運動方向にあるバイアス磁
界が、被検出対象に向かう方向に変調される。この場
合、各微小磁気抵抗手段は、被検出対象に向かう方向に
対して略垂直な方向に配置されたパターンであるので、
被検出対象の運動に応じたバイアス磁界の状態変化によ
り抵抗変化を生ずる。
【0072】また、複数個の微小磁気抵抗手段の被検出
対象に向かう方向の幅サイズを、各微小磁気抵抗手段の
前記垂直な方向のパターンサイズよりも所定サイズ短く
したので、微小磁気抵抗手段相互間の距離がさらに短く
なるから、磁界強度に対する各微小磁気抵抗手段の各抵
抗値の差は小さい。
【0073】すなわち、各微小磁気抵抗手段の動作点の
差を小さくできるから、各微小磁気抵抗手段相互間の抵
抗変化も差が小さく、しかもほぼ同一波形であって波形
歪みのない正弦波形となる。従って、各微小磁気抵抗手
段の各抵抗値の波形を合成した合成抵抗値の波形は、波
形歪みのない正弦波形となるので、波形歪みのない安定
したセンサ出力が得られる。
【0074】また、第2の磁気抵抗手段は、被検出対象
に向かう方向に配置された短いパターンからなる微小磁
気抵抗手段を前記略垂直な方向に沿って複数個並設して
なるので、磁界の変化に応じた抵抗変化は、第1の磁気
抵抗手段の抵抗変化と比較して非常に小さく、ほぼ一定
の抵抗値となり、第1の磁気抵抗手段と第2の磁気抵抗
手段との中点端子からは、第1の磁気抵抗手段の抵抗変
化に相当する出力信号を得ることができる。
【0075】また、バイアス磁界の変調の大きさは、前
記第1の磁石または第2の磁石の前記被検出対象側の磁
極面近傍で最大となるため、この位置に第1の磁気抵抗
手段及び第2の磁気抵抗手段を配置することで、大きな
抵抗変化が得られる。
【0076】また、第1の磁気抵抗手段乃至第4の磁気
抵抗手段が前記略垂直な方向に沿って配置されれば、第
1の磁気抵抗手段乃至第4の磁気抵抗手段の被検出対象
に向かう方向のサイズが比較的小さくなる。このため、
各磁気抵抗手段の各中点電位の位相差が180゜となる
ため、中点電位差は高いセンサ出力となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の磁気検出装置の実施の形態1の斜視図
である。
【図2】実施の形態1の磁気抵抗効果素子を示す構成図
である。
【図3】MRE1乃至MRE3の磁気動作点を示す図で
ある。
【図4】MRE1乃至MRE3の各々の抵抗値の変化を
示す図である。
【図5】MRE1乃至MRE3の合成抵抗値の変化を示
す図である。
【図6】従来のフルブリッジ型の磁気抵抗効果素子を示
す構成図である。
【図7】従来のフルブリッジ型の磁気抵抗効果素子の中
点端子における中点電位の波形を示す図である。
【図8】実施の形態2のフルブリッジ型の磁気抵抗効果
素子を示す構成図である。
【図9】実施の形態2のフルブリッジ型の磁気抵抗効果
素子の中点端子における中点電位の波形を示す図であ
る。
【図10】従来のフルブリッジ型の磁気抵抗効果素子の
中点電位差と実施の形態2のフルブリッジ型の磁気抵抗
効果素子の中点電位差との比較を示す図である。
【図11】従来の磁気検出装置の一例の斜視図である。
【図12】他の磁気検出装置の斜視図である。
【図13】前記他の磁気検出装置に用いられる磁気抵抗
効果素子を示す構成図である。
【図14】前記他の磁気検出装置の磁界の振れ角を示す
図である。
【図15】図13に示す磁気抵抗効果素子の各MREの
磁気動作点を示す図である。
【図16】図13に示す各MREに対応する各々の抵抗
値の変化を示す図である。
【図17】図13に示す各MREに対応する各抵抗値を
合成した合成抵抗値の変化を示す図である。
【符号の説明】
11 ギア 13 磁界方向 15 バイアス磁石 16a,16b,18a,18b 磁気抵抗効果素子 19 IC 17a,20 絶縁基板 21 抵抗・コンデンサ 25a 第1のバイアス磁石 25b 第2のバイアス磁石

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 磁性材料を有する被検出対象に向けて磁
    界を発生する第1の磁石と、被検出対象に向けて磁界を
    発生し、互いに異極を対向させて第1の磁石と対向配置
    させると共に被検出対象の運動方向に配置される第2の
    磁石と、第1の磁石と第2の磁石との間の磁界中にあっ
    て被検出対象の運動方向に対して略垂直な面に配置さ
    れ、被検出対象の運動に応じた磁界の変化により抵抗変
    化を生ずる第1の磁気抵抗手段とを備え、 前記第1の磁気抵抗手段は、被検出対象に向かう方向に
    対して略垂直な方向に配置されたパターンからなる微小
    磁気抵抗手段を被検出対象に向かう方向に沿って複数個
    並設して直列に接続し、複数個の微小磁気抵抗手段の被
    検出対象に向かう方向の幅サイズを、各微小磁気抵抗手
    段の前記略垂直な方向のパターンサイズよりも所定サイ
    ズ短くしたことを特徴とする磁気検出装置。
  2. 【請求項2】 前記第1の磁気抵抗手段に直列に接続さ
    れると共に前記略垂直な方向に配置された第2の磁気抵
    抗手段を備え、この第2の磁気抵抗手段は、被検出対象
    に向かう方向に配置された略前記幅サイズのパターンか
    らなる微小磁気抵抗手段を前記略垂直な方向に沿って複
    数個並設してなることを特徴とする請求項1記載の磁気
    検出装置。
  3. 【請求項3】 前記第1の磁気抵抗手段及び第2の磁気
    抵抗手段は、前記第1の磁石または前記第2の磁石の前
    記被検出対象側の磁極面近傍に配置されることを特徴と
    する請求項2記載の磁気検出装置。
  4. 【請求項4】 前記第2の磁気抵抗手段に接続されると
    共に前記略垂直な方向に配置され前記第1の磁気抵抗手
    段と同一構成をなす第3の磁気抵抗手段と、この第3の
    磁気抵抗手段及び前記第1の磁気抵抗手段に接続される
    と共に前記略垂直な方向に配置され前記第2の磁気抵抗
    手段と同一構成をなす第4の磁気抵抗手段とを備えるこ
    とを特徴とする請求項2記載の磁気検出装置。
  5. 【請求項5】 前記第1の磁気抵抗手段乃至第4の磁気
    抵抗手段は、前記第1の磁石または前記第2の磁石の前
    記被検出対象側の磁極面近傍に配置されることを特徴と
    する請求項4記載の磁気検出装置。
  6. 【請求項6】 磁石で発生した磁界を検出し、被検出対
    象の運動に応じた磁界の変化により抵抗変化を生ずる第
    1の磁気抵抗手段と、この第1の磁気抵抗手段に直列に
    接続される第2の磁気抵抗手段とを備え、 前記第1の磁気抵抗手段は、所定方向に配置されたパタ
    ーンからなる微小磁気抵抗手段を前記所定方向に垂直な
    方向に沿って複数個並設して直列に接続し、複数個の微
    小磁気抵抗手段の前記垂直な方向の幅サイズを、各微小
    磁気抵抗手段の前記所定方向のパターンサイズよりも所
    定サイズ短くし、 前記第2の磁気抵抗手段は、前記垂直な方向に配置され
    た略前記幅サイズのパターンからなる微小磁気抵抗手段
    を前記所定方向に沿って複数個並設してなることを特徴
    とする磁気抵抗効果素子。
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