JPH11183462A - 触媒活性測定方法及び装置 - Google Patents

触媒活性測定方法及び装置

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JPH11183462A
JPH11183462A JP35336097A JP35336097A JPH11183462A JP H11183462 A JPH11183462 A JP H11183462A JP 35336097 A JP35336097 A JP 35336097A JP 35336097 A JP35336097 A JP 35336097A JP H11183462 A JPH11183462 A JP H11183462A
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JP
Japan
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gas
valve
flow rate
reaction means
catalyst
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Application number
JP35336097A
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English (en)
Inventor
Toru Matsui
井 徹 松
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Tokyo Gas Co Ltd
Original Assignee
Tokyo Gas Co Ltd
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Publication date
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  • Sampling And Sample Adjustment (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 固定床流通式の触媒活性測定装置において、
組成、流量の異なった2種のガス中での触媒活性を連続
的に且つ1台の分析計で測定できる装置及び方法を提供
する。 【解決手段】 流通させるガス種を収容した複数の容器
(B1〜B5)と単一の触媒反応手段(30)と単一の
分析手段(28)を連通する配管系と、該配管系に介装
されて前記容器から触媒反応手段への流通ガス種を切換
える開閉弁(1〜11)と、触媒反応手段に流通するガ
スの流量を変更するためのバイパス配管系(L4)及び
開閉弁(9)と、触媒反応系及び分析手段を通過しない
ガスの流通する配管系圧力を調整するベント圧力調整弁
(15)と、触媒反応手段内の圧力を調整する触媒反応
手段後流の反応管入り口圧力調整弁(16)を有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、固定床流通式の触媒活
性測定方法及び装置に関する。
【0002】
【従来の技術】固定床流通式の触媒活性測定装置におい
て、組成、流量の異なった2種のガス中での触媒活性を
連続的に分析する場合、(1)使用流量の異なる2台の
分析計を使用する、(2)ガスの一部をバイパスして反
応部を通らない様にして、1台の分析計で測定する、等
の方法が取られている。
【0003】上記(1)の方法を採用した場合、分析計
は高価なものであるため、装置費用が極端に増加すると
いう問題があった。ここで、触媒反応部のガス種を切換
える場合に、従来は切換えるガス種の配管を2分し、一
方を触媒反応部に接続し、もう一方をベント側に接続
し、且つ、ベント側に圧力調整弁を設ける装置を用いて
いた。そして、ガスを切換えた直後から所定のガス量が
反応部に流れる様にするため、反応部入り口圧とベント
部圧力とを相互に好適な圧力に合わせるべく、圧力調整
弁によって制御していた。この装置を用いて上記(2)
の方法を行う場合、反応部入り口圧力とベント部圧力の
バランスをとるのが難しく、非常に高価な圧力調整弁を
用意する必要がある、という問題が生じてしまう。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述した従来
技術の問題点に鑑みて提案されたもので、固定床流通式
の触媒活性測定方法及び装置であって、組成、流量の異
なった2種のガス中での触媒活性を、連続的に且つ1台
の分析計で行うことが出来る様な触媒活性測定方法及び
装置の提供を目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の触媒活性測定方
法は、固定床流通式の触媒活性測定方法において、流通
させるガス種を収容した複数の容器と単一の触媒反応手
段と単一の分析手段を連通する配管系に介装された開閉
弁を切り換えて前記容器から触媒反応手段への流通ガス
種を切換える工程と、バイパス配管系に介装された開閉
弁を切り換えて触媒反応手段に流通するガスの流量を変
更する工程と、ベント圧力調整弁を制御して切換えるガ
ス種のベント側の配管系圧力を調整する工程と、制御手
段に分析結果を取り込んで演算を行う工程、とを有して
おり、組成、流量の異なった2種のガス中での触媒活性
を連続的に分析することを特徴としている。
【0006】本発明の触媒活性測定方法の実施に際して
は、バイパス配管にガスを流通させて触媒反応手段への
流量を変化させた際に、触媒反応手段後流側に設けた反
応管入り口圧力調整弁を制御し、以て触媒反応手段内部
の圧力が変化しない様に調整する工程を有するのが好ま
しい。
【0007】ここで、反応管入り口圧力調整弁を設けた
配管系と並列な配管に介装された開閉弁を、バイパス配
管にガスを流通させた際には閉鎖し、バイパス配管のガ
スの流通を停止した際には開放し、以て触媒反応手段の
後流側に設けた反応管入り口圧力調整弁の制御流量範囲
が大きくならない様に制御するのが好ましい。
【0008】そして、触媒反応手段に流れるガスの流量
を変化させる際に反応手段内圧力が急変しない様に、バ
イパス配管にガスを流通させる以前の段階で、バイパス
配管の開閉弁と、反応管入り口圧力調整弁を設けた配管
系と並列な前記配管に介装された開閉弁と、触媒反応手
段及びバイパス配管が接続されている配管の触媒反応手
段手前の位置に設けられた開閉弁、とを一時開弁する様
に制御するのが好ましい。
【0009】さらに、流量切り替えにより変化した触媒
反応手段の内部温度が所定の温度状態になるまで、不活
性ガスを流通せしめるのが好ましい。
【0010】或いは、通常時は触媒反応手段内部に設け
られたヒータで温度制御を行い、触媒反応手段へ流れる
ガスの流量が変化して触媒反応手段内部の温度が低下し
た場合には、設定温度が前記ヒータの設定温度よりも低
く設定されている外部ヒータを補助的に使用し、前記ヒ
ータ及び外部ヒータは同一の温度センサの検出結果に基
づいて制御されるのが好ましい。
【0011】また、室温で各ガス種の濃度を調整する際
に、各ガス種を触媒反応手段に流通させ、分析手段指示
値安定後流量調整を行い、その後開閉弁の一連の動作を
行い流量の小さい方の混合ガスの平均濃度を求め、その
平均濃度が所定値になるようベント圧力調整弁を制御す
るのが好ましい。
【0012】これに加えて、流量の小さい方の混合ガス
の転化率を、室温での平均濃度及び活性測定条件の温度
下における平均濃度から演算するのが好ましい。
【0013】また本発明の触媒活性測定装置は、固定床
流通式の触媒活性測定装置において、流通させるガス種
を収容した複数の容器と単一の触媒反応手段と単一の分
析手段を連通する配管系と、該配管系に介装されて前記
容器から触媒反応手段への流通ガス種を切換える開閉弁
と、触媒反応手段に流通するガスの流量を変更するため
のバイパス配管系及びそれに介装される開閉弁と、切換
えるガス種のベント側の配管系圧力を調整するベント圧
力調整弁と、組成或いは流量の異なる2種のガス中で触
媒活性を連続的に分析するため、前記開閉弁の切換を制
御し、調整弁の開度を調整し、分析結果を取り込んで演
算を行う制御手段、とを備えている。
【0014】本発明の実施に際して、バイパス配管にガ
スを流通させて触媒反応手段への流量を変化させる際に
触媒反応手段内部の圧力が変化しない様に調整する反応
管入り口圧力調整弁を、触媒反応手段の後流側に設ける
のが好ましい。
【0015】ここで、前記反応管入り口圧力調整弁を設
けた配管系と並列に開閉弁を介装した配管を設け、該反
応管入り口圧力調整弁の制御流量範囲が大きくならない
様に構成するのが好ましい。
【0016】そして、触媒反応手段に流れるガスの流量
を変化させる際に反応手段内圧力が急変しない様にする
ため、バイパス配管にガスを流通させる以前の段階で、
バイパス配管の開閉弁と、反応管入り口圧力調整弁を設
けた配管系と並列な配管に介装された開閉弁と、触媒反
応手段及びバイパス配管が接続されている配管の触媒反
応手段手前の位置に設けられた開閉弁、とを一時開弁す
る様に構成されている制御装置を設けるのが好ましい。
【0017】さらに、第1のガス種から第2のガス種を
触媒反応手段に流通させる間、及び、第2のガス種から
第1のガス種を触媒反応手段に流通させる間に、不活性
ガスを触媒反応手段に導入可能とするべく、2系統の不
活性ガス配管を備えるのが好ましい。
【0018】或いは、触媒反応手段内部に設けられたヒ
ータと、該ヒータの設定温度より低い温度に設定されて
いる外部のヒータ、とを備えているのが好ましい。
【0019】また、ベント圧力調整弁を備え、該ベント
圧力調整弁は、室温で開閉弁の一連の動作を行って得ら
れた流量の小さい方の混合ガスの平均濃度が所定値にな
るべく調整可能に構成されているのが好ましい。
【0020】これに加えて、流量の小さい方の混合ガス
の転化率を、室温での平均濃度及び活性測定条件の温度
下における平均濃度から演算できる演算装置を設けるの
が好ましい。
【0021】係る構成を具備する本発明によれば、室温
で流通するべきガス種の濃度を調整し(調整工程)、触
媒反応手段内の温度を所定温度に調整し(温度調整工
程)、第1のガス種を触媒反応手段内に流通させ(第1
ガス種流通工程)、触媒反応手段内に第1のガス種と同
流量の不活性ガスを流通させ(第1ガスパージ工程)、
バイパス配管にガスを流通させて触媒反応手段内の流通
ガス流量を低下させ(第1ガス流量変更工程)、第2の
ガス種を触媒反応手段内に流通させ(第2ガス種流通工
程)、触媒反応手段内に第2のガス種と同流量の不活性
ガスを流通させ(第2ガスパージ工程)、バイパス配管
へのガスを遮断し触媒反応手段内の流通ガス流量を増加
させ(第2ガス流量変更工程)、前記の操作(各工程)
を所定回数繰り返し、分析結果を取り込んで演算を行っ
ている(演算工程)。
【0022】ここで、前記第1ガス流量変更工程或いは
前記第2ガス流量変更工程の後に、触媒反応手段内部の
圧力が変化しない様に触媒反応手段後流に設けた反応管
入り口圧力調整弁を制御する(反応管入り口圧力調整工
程)。
【0023】ここで、調整工程は、ベント圧力調整工程
を含んでいる。室温で前記第1ガス種流通工程、第1ガ
スパージ工程、第1ガス流量変更工程、第2ガス種流通
工程、第2ガスパージ工程、第2ガス流量変更工程を行
い、それぞれのガス種の平均濃度を演算する。そして、
該平均濃度が所定値より低い場合は、触媒反応系及び分
析手段を通過しないガスの流通する配管系(第1及び第
2ガス種のベント配管)の圧力の制御目標値を、触媒反
応手段入り口圧力より高く設定する。一方、前記平均濃
度が所定値より高い場合は、触媒反応系及び分析手段を
通過しないガスの流通する配管系(第1及び第2ガス種
のベント配管)の圧力制御目標値を、触媒反応手段入り
口圧力より高く設定する。この様に、前記平均濃度によ
り、第1及び第2ガス種のベント配管の圧力制御目標値
を調整するのが、ベント圧力調整工程である。
【0024】バイパス配管にガスを大量に流通させた場
合、応答性が極端に悪くなるので、分析計の表示値と実
際に触媒上を流れているガス濃度が一致しなくなる。そ
こで、前記のように平均濃度を用いて、圧力バランスを
調整するのである。
【0025】前記演算工程では、小流量ガス種の触媒反
応率を、室温の平均濃度と、加温時の平均濃度(活性測
定条件の温度下における平均濃度)との濃度差から求め
る。一方、大流量ガス種は応答性が良いので、経時的に
反応率を求める。
【0026】前記第1ガス流量変更工程では、触媒反応
手段の後流側の開閉弁を開き、第1パージガス流通時の
触媒反応手段入り口平均圧力と第2パージガス流通時の
触媒反応手段入り口圧力とが等しくなる様に反応管入り
口圧力調整弁を調整する(反応管入り口圧力調整工
程)。
【0027】大流量から小流量に変更した場合、触媒反
応手段内の圧力は急激に低下するので、前記ベント圧力
調整弁を大きく動かさなければならなくなる。その結
果、稼動範囲の大きな調整弁を選定しなければならな
い。しかし稼動範囲の大きな調整弁を選定すれば、それ
ぞれの反応ガスを流通させたときのベント圧力調整弁の
分解能が悪くなり、精密な制御がし難くなる。或いは、
広範囲で精密に制御をすることが可能な調整弁が必要と
なるが、その様な調整弁は非常に高価である。この様な
問題は、反応管入り口圧力調整弁の使用することにより
防止することができる。ここで、(反応管入り口圧力調
整弁を設けた配管系と並列な配管に介装された)開閉弁
も同時に使用しているのは、大流量から小流量に変更し
た場合に甚大な圧力変化が生じた際にも、簡易な反応管
入り口圧力調整弁で対応出来る様にするためである。
【0028】バイパス配管の開閉弁を開弁する際には、
バイパス配管の開閉弁と、触媒反応手段及びバイパス配
管が接続されている配管の触媒反応手段手前の開閉弁
と、反応管入り口圧力調整弁を設けた配管系と並列な配
管に介装された開閉弁とを、一時全て開弁し、その後、
バイパス配管の開閉弁だけを開弁の状態にする動作を行
う。これにより、反応手段内の圧力の急変を防止する。
なお、第2ガス流量変更工程も、同様に反応管入り口圧
力調整工程を含んでいる。
【0029】前記温度調整工程では、触媒反応手段内部
に設けた内部ヒータと、触媒反応手段内部に設けた外部
ヒータにより制御する。この際、外部ヒータの制御目標
温度は、内部ヒータの設置温度(制御目標温度)より低
い温度に設定する。大流量から小流量に変更した直後は
触媒反応手段内の温度は急低下するので、外部ヒータを
補助的に使用し所定温度に速く到達するようにするので
ある。通常は内部ヒータを使用することで、例えば排ガ
ス処理用の触媒の様にガス温度のみで触媒が加熱される
状態を、より良く模擬することができる。
【0030】第1及び第2パージガスの流通時間は、触
媒反応手段内の温度が設定温度に戻り、安定するまでの
時間に設定し、触媒反応手段内のパージとともに、第1
反応ガス、第2反応ガスを、所定温度にて流通を開始で
きる様にする。特に、流量の大きな方の反応ガスは、こ
の様な操作を行うことにより、同一条件で流通開始から
の経時変化を測定できるようになる。
【0031】この様に本発明によれば、例えば吸蔵三元
触媒において、吸蔵(酸化雰囲気、大流量)、還元(還
元雰囲気、小流量)サイクルにおける吸蔵時のエミッシ
ョンの経時変化、サイクル毎の吸蔵量の変化、還元剤の
反応率を測定する場合に、単一の分析計で測定を行うこ
とができるのである。
【0032】
【発明の実施形態】以下、図面を参照して本発明の一実
施形態を説明する。図1において、触媒反応手段として
内部ヒータ21及び外部ヒータ22で加熱される反応管
20内に供試される触媒30が装着されている。そし
て、その反応管20の一端には、後記する試料ガスO2
、CO2 、NO、CH4 、N2 が充填された試料ボン
ベB1〜B5からの配管L1、L2が連通され、反応管
20の他端には、配管L3を介して分析手段である分析
計28が連通されている。なお、符号24は温度センサ
を示している。
【0033】このO2 、CO2 、NOの充填された第1
〜3の試料ボンベB1〜B3からは、それぞれマスフロ
ーコントローラC1〜C3を介して1本の配管L1にま
とめられ、第4の開閉弁4を介して前記反応管20の一
端に連通されている。そして、CH4 を充填した第4の
試料ボンベB4にはマスフローコントローラC4及び開
閉弁5が介装された管路L6が接続しており、N2 を充
填した第5の試料ボンベB5にはマスフローコントロー
ラC10及び開閉弁6が介装された管路L7が接続され
ている。そして、管路L6、L7は、それぞれ前記配管
L1の第4の開閉弁4の後流側に合流されている。
【0034】また、第1〜第3の試料ボンベB1〜B3
の配管L1の開閉弁4の上流側と、第4の試料ボンベB
4の管路L6の開閉弁5の上流側と、そして第5の試料
ボンベB5の管路L7の開閉弁6の上流側、の各々から
ベント管路が分岐されており、該ベント管路の各々には
開閉弁1〜3が介装されている。これ等のベント管路は
後流で1本にまとめられ、ベント圧力調整弁15が介装
されたベント管路L5となっている。
【0035】第5の試料タンクB5から、マスフローコ
ントローラC5を介して、配管L2が反応管20の一端
に連通している。そして、マスフローコントローラC5
が介装された配管と並列に、マスフローコントローラC
6及び開閉弁10が介装された管路L8が設けられてい
る。開閉弁10の上流からはバイパス管L4が分岐して
おり、開閉弁9が介装されたバイパス管L4は、反応管
20後流の前記配管L3に設けられた分析計28の上流
に合流している。
【0036】また第5の試料ボンベB5は、マスフロー
コントローラC8を介して配管L1に連通し、マスフロ
ーコントローラC9を介装して配管L6に連通してい
る。そして第5の試料ボンベB5から、マスフローコン
トローラC7及び開閉弁7を介して管路L9が、前記管
路L8のマスフローコントローラC6と開閉弁10との
間に連通している。その管路L9の開閉弁7の上流から
は管路L10が分岐しており、該管路L10には開閉弁
8が介装されて前記ベント管路L5に連通している。
【0037】前記反応管20と分析計28とを連通する
配管L3から、反応管入り口圧力調整弁16を設けた配
管が分岐している。そして、反応管入り口圧力調整弁1
6を設けた配管と並列に、開閉弁11が介装され且つ反
応管入り口圧力調整弁16を設けた配管と該調整弁16
の後流で合流する管路が設けられている。
【0038】配管L2の反応管20の上流側の位置には
圧力測定手段である第1の圧力計P1が設けられ、ベン
ト管路L5には第2の圧力計P2が設けられており、そ
れらの圧力計P1、P2は、制御手段25に配線されて
電気的に接続されている。また温度センサ24も、制御
手段25と配線されている。
【0039】その制御手段25からは、開閉弁作動手段
26を介して前記開閉弁1〜11に弁開閉切換信号が伝
達される様に構成されており、調整弁制御手段27を介
して調整弁15、16に弁開度調節信号が伝達される様
に構成されており、ヒータ作動手段29を介してヒータ
21及び外部ヒータ22に制御信号が伝達される様に構
成されている。また、分析計28からデータを取り込ん
で演算を行うために、分析計28からも制御手段25に
配線が行われて、分析計28からのデータ送出を可能な
らしめている。
【0040】次に、図2の制御手段25の構成を示すブ
ロック図を参照し、制御手段25における演算或いは制
御の態様を説明する。分析計28の信号は分析値演算手
段25aに入力され、該手段25aによって演算された
分析値は分析結果書き込み手段25bに出力され、ま
た、時間演算手段25cの出力を参照しつつ、分析平均
値演算手段25dにより、それぞれのガス種の平均値が
演算される。一方、作動開閉弁演算手段25eからは、
前記時間演算手段25cの出力に基づいて、開閉弁1〜
11の作動制御信号が開閉弁作動手段26に出力され
る。
【0041】第2の圧力計P2が検出した信号は、圧力
b演算手段25gに入力されて演算され、その結果は、
圧力b´演算手段25h、圧力c演算手段25o及び圧
力b、c比較手段25qに出力される。また、前記分析
平均値演算手段25dの平均値は、平均値、所定値比較
手段25fに出力されており、圧力b´演算手段25h
ではその比較結果を参照して圧力計P2の検出圧力bか
ら制御圧力b´が演算される。後述する圧力cは、圧力
c保存手段25pに出力され、圧力b、c比較手段25
qで圧力bと比較演算され、その結果を参照して、反応
管入り口圧力調整弁開度演算手段25jで反応管入り口
圧力調整弁開度が決定され、調整弁作動手段27に出力
され、反応管入り口圧力調整弁16が制御される。
【0042】第1の圧力計P1が検出した信号は、圧力
a演算手段25kに入力されて演算され、その結果は、
圧力a、b´比較手段25mに出力される。圧力a、b
´比較手段25mでは、前記圧力b´演算手段25hの
演算結果を参照して、ベント圧力調整弁開度演算手段2
5nに出力し、その演算結果が調整弁作動手段27に出
力され、ベント圧力調整弁17が制御される。
【0043】温度センサ24の信号は、触媒反応管内温
度演算手段25rに入力されて演算され、外部ヒータ設
定温度比較手段25s及び内部ヒータ設定温度比較手段
25tに出力され、それぞれの設定温度との差が演算さ
れる。外部ヒータ出力演算手段25uでは、外部ヒータ
設定温度比較手段25sの演算結果が参照され、外部ヒ
ータの出力値が演算され、その演算結果がヒータ作動手
段29に出力されて、外部ヒータ22(図1)が制御さ
れる。同様に、内部ヒータ出力演算手段25vでは、内
部ヒータ設定温度比較手段25tの演算結果が参照さ
れ、内部ヒータの出力値が演算され、演算結果がヒータ
作動手段29に出力されて、内部ヒータ21(図1)が
制御される。
【0044】以上の様な構成により、反応管20には開
閉弁を順次作動させることにより、マスフローコントロ
ーラC1〜3、C8を通過したガスから成る混合ガスで
ある合成ガスαと、マスフローコントローラC4、C9
を通過したガスから成る混合ガスである合成ガスβを適
宜流通させることができる。また、開閉弁9、10の開
閉により反応管内に流すガス量を変化させることができ
る。この場合、分析計28に流れるガス流量は変化しな
いので、分析計に改良を施す必要はない。また、開閉弁
1〜8を適宜作動させることにより、合成ガスα及び合
成ガスβと同流量の不活性パージガス(N2 )を反応管
内に導入できる。なお、本装置においては、合成ガスα
の流量が合成ガスβの流量よりも大きくなる様に設定さ
れている。
【0045】次に、図3のフローチャートを参照して、
調整工程を説明する。調整工程は全て室温で行う。ここ
で、室温では触媒反応が起こらないので、反応管内に流
れるガス濃度を測定・調整可能になる。なお、図3中に
表記されていない状態の開閉弁は、全て閉鎖されている
ものとする。
【0046】先ず、ステップS1で開閉弁1、2、6、
7、10、11を開弁する。次に、ステップS2でマス
フローコントローラC1〜11を所定値に設定し、ステ
ップS3で分析計28を作動させる。その結果、反応管
内にはパージN2 ガス(流量大)が導入される。
【0047】ステップS4で開閉弁2、4、6、8、1
0、11を開弁し、合成ガスαを反応管20内に導入す
る。ステップS5で分析計28の指示値が安定したのを
確認した後、ステップS6で分析計の指示値が合成ガス
αの所定濃度を示しているかか判定する。所定濃度を示
している場合(ステツプS6がYes)は、ステップS
7に進む。一方、所定濃度を示してない場合(ステツプ
S6がNo)は、ステップS8においてマスフローコン
トローラC1〜C3を微調整し、ステップS5に戻る。
【0048】次に、ステップS7で開閉弁1、2、6、
7、10、11を開弁し、パージN2 ガス(流量大)を
反応管20内に導入する。この時、反応管内には合成ガ
スαと同流量のパージN2 ガス(流量大)が導入され
る。次に、ステップS9で開閉弁1、2、6、7、9、
10、11を開弁し、ステップS10で開閉弁1、2、
6、7、9、11を開弁し、ステップS11で開閉弁
1、2、6、7、9を開弁し、反応管20に流れるガス
の流量を低下させる(バイパス配管L4にN2 ガスを導
入)。なおステップS9〜11は、急激な流量変化によ
り、反応管内の圧力が急変しないために行うものであ
る。
【0049】次に、ステップS12で開閉弁1、3、
5、7、9を開弁し、合成ガスβを反応管20内に導入
する。そして分析計28の指示値が安定したのを確認
(ステップS13がYes)した後、ステップS14に
おいて、分析計の指示値が合成ガスβの所定濃度を示し
ているかか判定する。ここで、所定濃度を示している場
合(ステップS14がYes)は、ステップS15に進
む。一方、所定濃度を示していない場合(ステップS1
4がNo)、ステップS16でマスフローコントローラ
C4を微調整して、ステップS13に戻る。
【0050】ステップS15において、開閉弁1、2、
6、7、9を開弁し、パージN2 ガス(流量小)を反応
管20内に導入する。この時、反応管20内には合成ガ
スβと同流量のパージN2 ガス(流量小)が導入され
る。次に、ステップS17で開閉弁1、2、6、7、
9、11を開弁し、ステップS18で開閉弁1、2、
6、7、9、10、11を開弁し、ステップS19で開
閉弁1、2、6、7、10、11を開弁し、反応管20
に流れるガスの流量を増加させ、且つ、バイパス配管L
4へN2 ガスが導入するのを中止する。ここでステップ
S17〜19は、急激な流量変化により、反応管20内
の圧力が急変しない様にするために行うものである。
【0051】上述したS1−S19で示す工程により、
合成ガスα、合成ガスβの濃度調整を終了し、次にベン
ト圧力調整弁15の調整に移る。
【0052】ステップS20において、圧力計P2の値
bを下記の式で補正する。 b´=b−nc+mc(n、mの初期値=0) m、nの値については、ステップS25〜28で説明す
る。なお「c」は、装置ごとに設定される定数である。
【0053】次に、ステップS21で分析計28のデー
タ取り込みを開始し、ステップS22で所定時間t1が
経過したか確認した後、図4のフローチャートの「A
1」へ進む。この際には、前記した通りパージN2 ガス
(流量大)が反応管20内を流れている。
【0054】図4のフローチャートは、触媒活性測定時
において、それぞれの開閉弁の作動順序を示している。
本調整工程は、全て室温で行われるため、触媒上では反
応が起きない。そのため、開閉弁を測定条件と同一の条
件で動かし、反応管20に所定のガス量が流れる様に調
整を行う。
【0055】先ず、ステップS41で開閉弁2、4、
6、8、10、11を開弁し、合成ガスαに切換える。
この状態で所定時間t2が経過するまで待機して(ステ
ップS42がNo)、所定時間t2が経過した(ステッ
プS42がYes)ならば、ステップS43で開閉弁
1、2、6、7、10、11を開弁し、パージN2 ガス
(流量大)に切換える。この状態で所定時間t3が経過
するまで待機して(ステップS44がNo)、所定時間
t3が経過した(ステップS44がYes)ならば、ス
テップS45で開閉弁1、2、6、7、9、10、11
を開弁する。この状態で所定時間t4が経過するまで待
機して(ステップS46がNo)、所定時間t4が経過
した(ステップS46がYes)ならば、ステップS4
7で開閉弁1、2、6、7、9、11を開弁する。この
状態で所定時間t5が経過するまで待機して(ステップ
S48がNo)、所定時間t5が経過した(ステップS
48がYes)ならば、ステップS49で開閉弁1、
2、6、7、9を開弁し、反応管20内の流量を低下さ
せパージN2ガス(流量小)に切換える。ここで、ステ
ップS45〜49は前記した様に、急激に反応管20内
の圧力が変化しないために行われる操作である。
【0056】次に、ステップS50で所定時間t6が経
過したことを確認した後、ステップS51で開閉弁1、
3、5、7、9を開弁し、合成ガスβに切換える。次
に、ステップS52で所定時間t7が経過したことを確
認した後、ステップS53で開閉弁1、2、6、7、9
を開弁し、パージN2ガス(流量小)に切換える。次
に、ステップS54で所定時間t8が経過したことを確
認した後、ステップS55で開閉弁1、2、6、7、
9、11を開弁する。そして、ステップS56で所定時
間t9が経過したことを確認した後、ステップS57で
開閉弁1、2、6、7、9、10、11を開弁する。次
に、ステップS58で所定時間t10が経過したことを
確認した後、ステップS59で開閉弁1、2、6、7、
10、11を開弁し、反応管20内の流量を増加させパ
ージN2ガス(流量大)に切換える。ステップS55〜
59も、急激に反応管20内の圧力が変化しないために
行われる操作である。
【0057】そして、ステップS60で所定時間t11
が経過したことを確認した後、図3のフローチャートの
ステップS23へ進む。
【0058】再び図3において、分析計28からのデー
タの取り込みを終了し(ステップS23)、ステップS
24で合成ガスβの分析計28の指示値から得られた平
均濃度を計算し、ステップS25へ進む。
【0059】ステップS25では、ステップS24で求
めた濃度平均値と、合成ガスβの所定濃度の比較を行
う。そして、濃度平均値が所定濃度範囲内にあるときは
(ステップS25がYes)、ヒータ21及び外部ヒー
タ22へ加熱開始の出力を行い、反応管20を昇温して
(ステップS26)、調整工程を終了する。ステップS
25で、濃度平均が合成ガスβの所定濃度より低い場合
は、ステップS27に進み、前記したnに1を足しステ
ップS20へと戻る。その結果、ベント配管L5の圧力
が低下し、濃度平均が下がる。ステップS25で、濃度
平均が合成ガスβの所定濃度より高い場合は、ステップ
S28に進み、前記したmに1を足しステップS20へ
と戻る。その結果、ベント配管L5の圧力が増加し濃度
平均が上がる。
【0060】ステップS6、S14に関する操作では、
分析計28の指示値が安定した時に濃度調整が行われて
いるが、ベント配管L5の圧力(圧力計P2で計測した
圧力)と反応管20の入り口圧力(圧力計P1で計測し
た圧力)のバランスにより、ガスの切り替え直後に所定
濃度にならない場合がある。そこで、通常、ベント圧力
調整弁15によって圧力P2(圧力計P2で計測した圧
力)を調整し、所定濃度が確保される様に調整をする。
【0061】バイパス配管L9に大量のガスが流れる場
合(例えば、合成ガスβを反応管20内に流す場合)、
応答性が非常に悪くなるので、分析計28の指示から読
み取る濃度のピークがブロードになり、実際に反応管内
を流れているガス濃度をリアルタイムで知ることができ
ない。ガスの切り替え時間が短い場合(本ケースでは合
成ガスβを反応管20内に流す時間が短い場合)には、
シビアに圧力P1、P2のバランスを整えなければなら
ないにもかかわらず、実際に反応管20内を流れている
ガス濃度をリアルタイムで知ることができない。そのた
め、前記した平均濃度を利用して、ベント圧力の調整を
行うのである。
【0062】次に、図5に示すフローチャートを参照し
て、調整工程終了後の触媒活性測定の処理手順を説明す
る。調整工程終了後、ステップS31で反応管20内の
温度が所定温度になったかを確認する。反応管20内の
温度が所定温度になったならば(ステップS31がYe
s)、ステップS32で分析計28のデータの取り込み
を開始する。そしてステップS33で所定時間t1が経
過するまで待機する(ステップS33がNoのルー
プ)。
【0063】所定時間t1が経過したならば(ステップ
S33がYes)、前記したA1のフローチャート、す
なわち図4で示すフローチャートのステップS41へと
進む。図4で示すフローチャートについて、開閉弁の作
動方法は上述した通りであるので省略するが、図4のス
テップS60で所定時間t11が経過したのを確認した
後には、図5のステップS34へと進む。
【0064】ステップS34で符号A1で示すフローチ
ャートによる処理が所定回数e回行われたかを調べ、e
回行われた場合(ステップS34がYes)はステップ
S35へ進む。一方、符号A1で示すフローチャートに
よる処理が所定回数e回だけ行われていない場合は、ま
たA1の制御を行う(ステップS34がNoのルー
プ)。ただし、この回数「e」には、調整工程で行われ
たA1の制御の回数は含まれない。
【0065】ステップS35で分析計28のデータの取
り込みを終了し、ステップS36でヒータ21、外部ヒ
ータ22の加熱運転を停止して反応管20内を降温す
る。そしてステップS37で分析計28の運転を停止し
て、試験を終了する。
【0066】なお、ここで合成ガスα(流量が大きい)
の場合は、反応率の経時変化、各サイクルごとの反応率
の変化が求められ、合成ガスβ(流量が小さい)の場合
はサイクルごとのトータルの反応率が求められる。
【0067】次に、図6に示すフローチャートを参照し
て、ベント圧力調整弁制御の操作手順を説明する。この
操作手順或いは制御は、分析計28が作動してから停止
するまで、随時サブルーチン等で行われる。
【0068】ステップS71で第1の圧力計P1の圧力
値aを読み込み、ステップS72で第2の圧力計P2の
圧力値bを読み込む。そしてステップS73で、前記b
´を算出する。次に、ステップS74でaとb´とを比
較する。aとb´に違いがある場合(ステップS74が
No)はステップS75でベント圧力調整弁を調整し、
ステップS74に戻る。aとb´が同じ圧力の場合(ス
テップS74がYes)は、ステップS71に戻る。
【0069】図7に示すフローチャートを参照して、反
応管入り口圧力調整弁制御の操作手順を説明する。この
操作手順或いは制御は、ベント圧力調整弁制御の場合と
同様に、分析計28が作動してから停止するまでの間
に、随時サブルーチン等で行われる。先ずステップS8
1で開閉弁1、2、6、7、10、11が開いているか
を調べる。開いている場合(ステップS81がYes)
はステップS82に進む。次に、ステップS82で第1
の圧力計の値aが安定しているかを確認し、安定してい
る(ステップS82がYes)のであれば、ステップS
83に進む。
【0070】ステップS83では圧力計P1の値「a」
を読み込み、ステップS84で「a」の値をcとして保
存する。次に、ステップS85で開閉弁1、2、6、
7、9が開いているかを調べ、開いている場合はステッ
プS86に進む。次に、ステップS86で第1の圧力計
の値aが安定しているかを確認し、安定したらステップ
S87に進みaの値を読み込む。
【0071】ステップS88では、前記数値「a」と
「c」とを比較し、aとcの値が等しければ(ステップ
S88がYes)、ステップS81へ戻る。aとcの値
が等しくなければ(ステップS88がNo)、ステップ
S89で反応管入り口圧力調整弁の調整を行い、ステッ
プS88に戻る。
【0072】開閉弁1、2、6、7、10、11の開弁
時は反応管20内に、パージN2ガス(流量大)が流れ
ており、開閉弁1、2、6、7、9の開弁時は反応管2
0内に、パージN2ガス(流量小)が流れている。小流
量のパージN2ガスを反応管20内に流した場合、反応
管20入り口圧力aが急激に低下する。そこで、図6の
制御フローのベント圧力調整弁15はa=b´とするた
め、急激に閉じなければならなくなり、ベント圧力調整
弁16の作動範囲が非常に大きくなってしまう。その結
果として、分解能の低い調整弁もしくは非常に高価な調
整弁を選定しなければならなくなる。これに対して図7
の制御では、小流量の際にベント側が絞られ、反応管2
0入り口圧力aが大流量時と同じ値となるため、上記の
問題点が解決される。
【0073】次に、温度制御工程について説明する。制
御のチャートフローは示さないが、温度制御は、内部ヒ
ータ21、外部ヒータ22を、それぞれPID等で、反
応管20内部の温度センサ24の指示温度が設定温度に
なる様に出力制御する。その際、内部ヒータの設定温度
が外部ヒータの設定温度よりも高温となる様に設定す
る。この結果、パージN2 ガス(流量大)及び合成ガス
αが反応管20を流れている際には、内部ヒータ21の
出力のみで温度制御が行われる。これは、例えば排ガス
浄化用触媒の活性を調べる際に、実条件を模擬する(実
際の使用条件では、触媒は通過するガス温度で加熱され
る)ためである。
【0074】ただし、流量を大流量から小流量に変更し
た際には、一時的に反応管20の内部温度が低下してし
まう。これに対して、その様な反応管20内部温度が低
下した際の補助として、外部ヒータ22に作動すること
で、内部ヒータ21の設定温度へ早く戻すことができ
る。この際に、温度が内部ヒータ21の設定温度に達す
ると、外部ヒータ22は作動しなくなるので前記した状
態に戻ることになる。なお、それぞれの設定温度は、装
置ごと及び試験条件ごとに設定される。
【0075】
【発明の効果】本発明は以上説明した様に構成され、以
下に列挙する作用効果を奏する。 (1) 単一の分析計で、組成、流量の異なった2種の
ガス中での触媒活性を連続的に測定できる。 (2) 簡易な圧力調整弁により、反応管内とベント配
管の圧力のバランスを調整できる。 (3) 不活性パージガスの導入により、配管内のパー
ジと共に、各サイクルで同一の温度条件で測定ができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態を示す構成図
【図2】本発明の制御手段の構成を示すブロック図
【図3】本発明の調整工程のフローチャート図
【図4】本発明の流通ガス切り替えのフローチャート図
【図5】本発明の測定時のフローチャート図
【図6】本発明のベント圧力調整弁制御のフローチャー
ト図
【図7】本発明の反応管入り口圧力調整弁制御のフロー
チャート図
【符号の説明】
B1〜B5・・・気体収容ボンベ C1〜C11・・・マスフローコントローラ 1〜11・・・開閉弁 15・・・ベント圧力調整弁 16・・・反応管入り口圧力調整弁 20・・・反応管 21・・・内部ヒータ 22・・・外部ヒータ 24・・・温度センサ 25・・・制御手段 26・・・開閉弁作動手段 27・・・調整弁作動手段 28・・・分析計 29・・・ヒータ作動手段 30・・・触媒

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固定床流通式の触媒活性測定方法におい
    て、流通させるガス種を収容した複数の容器と単一の触
    媒反応手段と単一の分析手段を連通する配管系に介装さ
    れた開閉弁を切り換えて前記容器から触媒反応手段への
    流通ガス種を切換える工程と、バイパス配管系に介装さ
    れた開閉弁を切り換えて触媒反応手段に流通するガスの
    流量を変更する工程と、ベント圧力調整弁を制御して切
    換えるガス種のベント側の配管系圧力を調整する工程
    と、制御手段に分析結果を取り込んで演算を行う工程、
    とを有しており、組成、流量の異なった2種のガス中で
    の触媒活性を連続的に分析することを特徴とする触媒活
    性測定方法。
  2. 【請求項2】 バイパス配管にガスを流通させて触媒反
    応手段への流量を変化させた際に、触媒反応手段後流側
    に設けた反応管入り口圧力調整弁を制御し、以て触媒反
    応手段内部の圧力が変化しない様に調整する工程を有す
    る請求項1の触媒活性測定方法。
  3. 【請求項3】 反応管入り口圧力調整弁を設けた配管系
    と並列な配管に介装された開閉弁を、バイパス配管にガ
    スを流通させた際には閉鎖し、バイパス配管のガスの流
    通を停止した際には開放し、以て触媒反応手段の後流側
    に設けた反応管入り口圧力調整弁の制御流量範囲が大き
    くならない様に制御する請求項2の触媒活性測定方法。
  4. 【請求項4】 触媒反応手段に流れるガスの流量を変化
    させる際に反応手段内圧力が急変しない様に、バイパス
    配管にガスを流通させる以前の段階で、バイパス配管の
    開閉弁と、反応管入り口圧力調整弁を設けた配管系と並
    列な前記配管に介装された開閉弁と、触媒反応手段及び
    バイパス配管が接続されている配管の触媒反応手段手前
    の位置に設けられた開閉弁、とを一時開弁する様に制御
    する請求項1−3の触媒活性測定方法。
  5. 【請求項5】 流量切り替えにより変化した触媒反応手
    段の内部温度が所定の温度状態になるまで、不活性ガス
    を流通せしめる請求項1−4の触媒活性測定方法。
  6. 【請求項6】 通常時は触媒反応手段内部に設けられた
    ヒータで温度制御を行い、触媒反応手段へ流れるガスの
    流量が変化して触媒反応手段内部の温度が低下した場合
    には、設定温度が前記ヒータの設定温度よりも低く設定
    されている外部ヒータを補助的に使用し、前記ヒータ及
    び外部ヒータは同一の温度センサの検出結果に基づいて
    制御される請求項1−5の触媒活性測定方法。
  7. 【請求項7】 室温で各ガス種の濃度を調整する際に、
    各ガス種を触媒反応手段に流通させ、分析手段指示値安
    定後流量調整を行い、その後開閉弁の一連の動作を行い
    流量の小さい方の混合ガスの平均濃度を求め、その平均
    濃度が所定値になるようベント圧力調整弁を制御する請
    求項1〜6の触媒活性測定方法。
  8. 【請求項8】 流量の小さい方の混合ガスの転化率を、
    室温での平均濃度及び活性測定条件の温度下における平
    均濃度から演算する請求項1−7の触媒活性測定方法。
  9. 【請求項9】 固定床流通式の触媒活性測定装置におい
    て、流通させるガス種を収容した複数の容器と単一の触
    媒反応手段と単一の分析手段を連通する配管系と、該配
    管系に介装されて前記容器から触媒反応手段への流通ガ
    ス種を切換える開閉弁と、触媒反応手段に流通するガス
    の流量を変更するためのバイパス配管系及びそれに介装
    される開閉弁と、切換えるガス種のベント側の配管系圧
    力を調整するベント圧力調整弁と、組成、流量の異なる
    2種のガス中で触媒活性を連続的に分析するため、前記
    開閉弁の切換を制御し、調整弁の開度を調整し、分析結
    果を取り込んで演算を行う制御手段、とを備えているこ
    とを特徴とする触媒活性測定装置。
  10. 【請求項10】 バイパス配管にガスを流通させて触媒
    反応手段への流量を変化させる際に触媒反応手段内部の
    圧力が変化しない様に調整する反応管入り口圧力調整弁
    を、触媒反応手段の後流側に設けた請求項9の触媒活性
    測定装置。
  11. 【請求項11】 前記反応管入り口圧力調整弁を設けた
    配管系と並列に開閉弁を介装した配管を設け、該反応管
    入り口圧力調整弁の制御流量範囲が大きくならない様に
    構成した請求項10の触媒活性測定装置。
  12. 【請求項12】 触媒反応手段に流れるガスの流量を変
    化させる際に反応手段内圧力が急変しない様にするた
    め、バイパス配管にガスを流通させる以前の段階で、バ
    イパス配管の開閉弁と、反応管入り口圧力調整弁を設け
    た配管系と並列な配管に介装された開閉弁と、触媒反応
    手段及びバイパス配管が接続されている配管の触媒反応
    手段手前の位置に設けられた開閉弁、とを一時開弁する
    様に構成されている制御装置を設けた請求項9−11の
    いずれかの触媒活性測定装置。
  13. 【請求項13】 第1のガス種から第2のガス種を触媒
    反応手段に流通させる間、及び、第2のガス種から第1
    のガス種を触媒反応手段に流通させる間に、不活性ガス
    を触媒反応手段に導入可能とするべく、2系統の不活性
    ガス配管を備えた請求項9−12の触媒活性測定装置。
  14. 【請求項14】 触媒反応手段内部に設けられたヒータ
    と、該ヒータの設定温度より低い温度に設定されている
    外部のヒータ、とを備えた請求項9−13の触媒活性測
    定装置。
  15. 【請求項15】 ベント圧力調整弁を備え、該ベント圧
    力調整弁は、室温で開閉弁の一連の動作を行って得られ
    た流量の小さい方の混合ガスの平均濃度が所定値になる
    べく調整可能に構成されている請求項9−14の触媒活
    性測定装置。
  16. 【請求項16】 流量の小さい方の混合ガスの転化率
    を、室温での平均濃度及び活性測定条件の温度下におけ
    る平均濃度から演算できる演算装置を設けた請求項9−
    15の触媒活性測定装置。
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