JPH111833A - 解じょ糸のガイド装置 - Google Patents

解じょ糸のガイド装置

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JPH111833A
JPH111833A JP16508697A JP16508697A JPH111833A JP H111833 A JPH111833 A JP H111833A JP 16508697 A JP16508697 A JP 16508697A JP 16508697 A JP16508697 A JP 16508697A JP H111833 A JPH111833 A JP H111833A
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JP
Japan
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yarn
guide device
package
peripheral edge
outer peripheral
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Application number
JP16508697A
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English (en)
Inventor
Yoshinobu Kozuka
義信 小塚
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ワインダ、仮撚り機、撚糸機などで用いる解
じょ糸のガイド装置に関し、巻糸を軸方向に安定かつ連
続的に解じょできるガイド装置を提供する。 【解決手段】 給糸パッケージ12の端部に固定する頂
部2aに対して、解じょ糸17を給糸パッケージの半径
方向に案内する円形の外周縁3を、給糸パッケージの軸
方向内側に偏倚させた。頂部2aには取付具6を設け、
この取付具で頂部2aを巻き芯13の端部に固定したと
きに、外周縁3が給糸パッケージの肩部12aより中央
側に位置する程度に偏倚させる。実用的には、本体2を
笠形円盤状に成形された合成樹脂製とし、外周縁は当該
本体の裾辺で形成する。この発明のガイド装置を給糸パ
ッケージ12に固定したとき、解じょ糸17が一旦給糸
パッケージの中央側に引き出されたあと軸方向に引き出
されるから、解じょ糸17が巻き芯13の突出端部に巻
きつくことを完全に防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワインダ、仮撚り
機、撚糸機などで用いる解じょ糸のガイド装置に関する
ものであり、特に給糸パッケージの巻糸を軸方向に繰り
出す際に使用する解じょ糸のガイド装置に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】蒸熱処理や乾熱処理により収縮する糸条
(熱収縮糸)は、熱処理工程での糸条の収縮を考慮して
紙管または巻き芯に厚紙を巻きつけたパン(ステンレス
製の鍔付きボビン)に巻き上げてパッケージとして供給
される。供給されたパッケージの巻糸は、熱処理時によ
り紙管又は厚紙を変形させる。熱処理を行った際の熱収
縮糸の単位長さ当りの収縮量は均一であるから、熱処理
後の給糸パッケージは、巻糸の外層と内層の半径差に見
合う分だけ外層の巻糸が緩んでだぶついてしまう。
【0003】このような状態の給糸パッケージの巻糸を
軸方向に解じょすると、紙管を用いた給糸パッケージで
は、外層の巻糸が何本かまとまって軸方向に移動してし
まう現象(輪ぬけ現象)が起こる。このため従来は、図
6に示すように、紙管13の端部に給糸パッケージ12
の巻糸の外径より大きな半径を有するプラスチック製の
円板24を取りつけ、円板の外周縁3で解じょ糸17を
一旦半径方向に引き出すことにより輪ぬけ現象を防止し
ていた。
【0004】なおパンを用いた給糸パッケージはその巻
糸の外径より大きな半径の鍔を有しているので、熱処理
後の給糸パッケージから巻糸を軸方向に解じょする場合
でも円板を付設する必要がないという長所を有している
が、高価であり、かつ巻き芯に厚紙を取り付けたり取り
外したりする作業が必要で、取り扱いが面倒であるとい
う欠点があり、紙管を用いた給糸パッケージ12がよく
用いられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】紙管を用いた給糸パッ
ケージ12は、図6に示すように、紙管13の両端が巻
糸端面15から突出しており、これに円板24を固定す
ると、巻糸端面15と円板24との間に隙間25ができ
る。この状態で巻糸を軸方向に解じょすると、解じょ糸
17がこの隙間25に落ち込んで解じょできない状態が
生じることがあった。同様なことが木管を用いた給糸パ
ッケージでも起こる。
【0006】本発明は、巻き芯を用いた給糸パッケージ
から巻糸を安定かつ連続的に解じょすることができるガ
イド装置を提供することを目的としている。
【0007】
【課題を解決するための手段】この発明の解じょ糸のガ
イド装置は、給糸パッケージ12の端部に固定して給糸
パッケージ12から軸方向に繰り出される解じょ糸17
を給糸パッケージの半径方向に案内する円形の外周縁3
を備えた解じょ糸のガイド装置において、給糸パッケー
ジ12に固定する頂部2aに対して、前記外周縁3を給
糸パッケージの軸方向内側に偏倚させたことを特徴とす
るものである。
【0008】請求項2の発明は、上記事項を備えた解じ
ょ糸のガイド装置において、給糸パッケージ12の巻き
芯13の端部に前記頂部2aを係止する取付具6を備
え、この取付具で頂部2aを巻き芯13の端部に固定し
たときに、前記外周縁3が給糸パッケージの肩部12a
より中央側に位置する程度に偏倚していることを特徴と
するものである。
【0009】また請求項3の発明は、請求項2記載の事
項を備えた解じょ糸のガイド装置において、笠形円盤状
に成形された合成樹脂製の本体2を備え、外周縁は当該
本体の裾辺で形成されており、取付具6が本体の頂部2
aの半径方向に位置決め自在に装着されたバネ板である
ことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】この発明の解じょ糸のガイド装置を給糸パッケ
ージ12に固定したとき、解じょ糸17を案内する外周
縁3が給糸パッケージの巻糸端面15側に偏倚した位置
となるので、解じょ糸17が巻き芯13の突出端部に巻
きつく事態が生ずるのを低減できる。
【0011】請求項2記載の解じょ糸のガイド装置を用
いたときは、外周縁3が給糸パッケージの肩部12aよ
り中央側に位置するように取り付けられるので、解じょ
糸17が一旦給糸パッケージの中央側に引き出されたあ
と軸方向に引き出されるから、解じょ糸17が巻き芯1
3の突出端部に巻きつくことを完全に防止できる。
【0012】請求項3記載の解じょ糸のガイド装置は、
外周縁と本体とを一体に成形することができ、巻き芯1
3の内径に応じてバネ板22の位置を変更することがで
き、バネの弾性力を利用して本体2を巻き芯13の端部
に確実かつ円滑に装着することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図1及び図2は本発明の第1実施
例を示したものである。本実施例のガイド装置1は、ポ
リカーボネート樹脂で笠形に一体成形したものであり、
円形の頂部2aと頂部から斜め下方に広がった裾部2b
とからなる本体2を備えている。裾部の下辺3は断面円
弧形に成形されており、解じょ糸を案内する外周縁とな
っている。本体の頂部2aの中心には内側鍔4を備えた
貫通孔5が設けられており、貫通孔5は給糸パッケージ
の巻き芯が木管である場合に、木管の上端に頂部2aを
固定するためのボルトを挿入する通路となり、また合糸
を製造するときの芯糸の通路となっている。
【0014】内側鍔4と裾部2bとの間の頂部2aの内
面には、ガイド装置を給糸パッケージ12に取り付ける
ための取付具6が一体に成形されている。取付具6は、
リング状の嵌合突条7と、嵌合突条7に90度ごとに設
けられたスリット8に配置した係止片9とからなってお
り、係止片9と嵌合突条7とは同一曲面上に位置してい
る。
【0015】貫通孔5に対して対称な位置にある一対の
係止片9、9と内側鍔4との間の頂部2aには、それぞ
れ半径方向にのびる長孔11が形成されている。この長
孔11は、内径が異なる紙管13にガイド装置1を装着
する時に使用するものであり、係止片9を折って取り除
き、後述するようなバネ板をボルトナットで位置調整自
在に取り付けるためのものである。
【0016】図3は本実施例のガイド装置の使用状態を
示したものである。図の給糸パッケージ12は、紙管1
3に合成繊維製の撚糸14を巻回したあと蒸気でヒート
セットしたものである。取付具6の嵌合突条7及び係止
片9を紙管13の端部から押し込んで、ガイド装置1を
給糸パッケージ12の端部に装着する。係止片9が紙管
13の内面に食い込んでガイド装置の脱落を防止する。
頂部2a及び裾部2bが給糸パッケージ12の巻糸端面
15を覆い、外周縁3は給糸パッケージ12の肩部12
aより中央側に位置している。
【0017】給糸パッケージ12から巻糸の先端を引き
出し、糸ガイド16に挿通して連続的に引き出すと、解
じょ糸17は外周縁3に沿って旋回しながら繰り出され
る。特に、解じょ糸17が給糸パッケージの糸引出し側
の肩部12aから引き出されるときには、外周縁3によ
って解じょ糸17が一旦給糸パッケージ12の中央側に
引き戻されるので、紙管13の突出部に巻きつくおそれ
がない。解じょ糸17に糸玉が発生するのを防止する必
要があるときは、紙製リング18にモノフィラメント1
9を放射状に固定した張力付与装置21をモノフィラメ
ントが頂部2aから外側に放射状に延びるように接着し
てやればよい。
【0018】図4及び図5は本発明の第2実施例を示し
たものである。本実施例のガイド装置1は、取付具6が
一体成形されておらず、頂部2aの長孔11にバネ板2
2をボルトナット23で固定したものである。バネ板2
2相互の間隔は、紙管13の内径より若干大きくして、
バネ板22を紙管13に押し込んだときにその弾性回復
力によりガイド装置が脱落しないようにする。このよう
に位置調整自在な取付具を設けることにより、内径の異
なる紙管にガイド装置を確実に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1実施例を下方から見た斜視図
【図2】図1のA部断面図
【図3】使用状態を示す断面図
【図4】第2実施例の分解斜視図
【図5】図4のB部断面図
【図6】従来の解じょ糸のガイド装置の使用状態を示す
断面図
【符号の説明】
2 本体 2a 頂部 3 外周縁 6 取付具 12 給糸パッケージ 12a 肩部 13 紙管 17 解じょ糸 22 バネ板

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給糸パッケージ(12)の端部に固定して給
    糸パッケージ(12)から軸方向に繰り出される解じょ糸(1
    7)を給糸パッケージの半径方向に案内する円形の外周縁
    (3) を備えた解じょ糸のガイド装置において、給糸パッ
    ケージ(12)に固定する頂部(2a)に対して、前記外周縁
    (3) を給糸パッケージの軸方向内側に偏倚させたことを
    特徴とする、解じょ糸のガイド装置。
  2. 【請求項2】 給糸パッケージ(12)の巻き芯(13)の端部
    に前記頂部(2a)を係止する取付具(6) を備え、この取付
    具で頂部(2a)を巻き芯(13)の端部に固定したときに、前
    記外周縁(3) が給糸パッケージの肩部(12a) より中央側
    に位置することを特徴とする、請求項1記載の解じょ糸
    のガイド装置。
  3. 【請求項3】 笠形円盤状に成形された合成樹脂製の本
    体(2) を備え、外周縁は当該本体の裾辺で形成されてお
    り、取付具(6) が本体の頂部(2a)の半径方向に位置決め
    自在に装着されたバネ板であることを特徴とする、請求
    項2記載の解じょ糸のガイド装置。
JP16508697A 1997-06-05 1997-06-05 解じょ糸のガイド装置 Pending JPH111833A (ja)

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