JPH11183090A - 飛しょう体の発射装置 - Google Patents
飛しょう体の発射装置Info
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- JPH11183090A JPH11183090A JP35443497A JP35443497A JPH11183090A JP H11183090 A JPH11183090 A JP H11183090A JP 35443497 A JP35443497 A JP 35443497A JP 35443497 A JP35443497 A JP 35443497A JP H11183090 A JPH11183090 A JP H11183090A
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- Japan
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- flying object
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- canister
- missile
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F41—WEAPONS
- F41F—APPARATUS FOR LAUNCHING PROJECTILES OR MISSILES FROM BARRELS, e.g. CANNONS; LAUNCHERS FOR ROCKETS OR TORPEDOES; HARPOON GUNS
- F41F3/00—Rocket or torpedo launchers
- F41F3/04—Rocket or torpedo launchers for rockets
- F41F3/077—Doors or covers for launching tubes
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Toys (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 飛しょう体の発射装置において、飛しょう体
が発射される際の射出口のカバーとノーズ部とで発生す
る大きな衝撃力を緩和させてノーズ部の破損を防ぎ、打
破られたカバーの破片が飛しょう体の操舵翼の可動部等
に噛み込んだり、引きちぎられて周囲に飛散して隣接す
る構造物が破損するのを防止する。 【解決手段】 飛しょう体を格納し、飛しょう体を発射
させる飛しょう体の発射装置において、飛しょう体を格
納するキャニスタ1と、このキャニスタ1の射出口3に
設けられ、射出口3を塞ぐカバー6と、このカバーの中
央部に飛しょう体が発射される際に飛しょう体先端のノ
ーズ部が当たるパッド7を埋め込むと共に、カバー面内
に対角線方向に4本のワイヤ8をパッドに締結させて埋
め込む構成とした。
が発射される際の射出口のカバーとノーズ部とで発生す
る大きな衝撃力を緩和させてノーズ部の破損を防ぎ、打
破られたカバーの破片が飛しょう体の操舵翼の可動部等
に噛み込んだり、引きちぎられて周囲に飛散して隣接す
る構造物が破損するのを防止する。 【解決手段】 飛しょう体を格納し、飛しょう体を発射
させる飛しょう体の発射装置において、飛しょう体を格
納するキャニスタ1と、このキャニスタ1の射出口3に
設けられ、射出口3を塞ぐカバー6と、このカバーの中
央部に飛しょう体が発射される際に飛しょう体先端のノ
ーズ部が当たるパッド7を埋め込むと共に、カバー面内
に対角線方向に4本のワイヤ8をパッドに締結させて埋
め込む構成とした。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、所定の目標に向
けて飛しょう体を発射させる飛しょう体の発射装置に関
するものであり、さらに詳しく述べると、飛しょう体が
キャニスタの先端の射出口に設けられた前方カバーを破
膜して飛出する際に、飛しょう体のノーズ部と前方カバ
ーとの衝突時に大きな衝撃が発生せず、かつ通過する飛
しょう体に悪影響を与えないような破膜形状となる前方
カバーを有する飛しょう体の発射装置を提案するもので
ある。
けて飛しょう体を発射させる飛しょう体の発射装置に関
するものであり、さらに詳しく述べると、飛しょう体が
キャニスタの先端の射出口に設けられた前方カバーを破
膜して飛出する際に、飛しょう体のノーズ部と前方カバ
ーとの衝突時に大きな衝撃が発生せず、かつ通過する飛
しょう体に悪影響を与えないような破膜形状となる前方
カバーを有する飛しょう体の発射装置を提案するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】従来の飛しょう体の発射装置に関する技
術を図を用いて説明する。図7は従来の飛しょう体の発
射装置を示す図である。図において、1はキャニスタ、
2はキャニスタ1に格納された飛しょう体、3は飛しょ
う体2のノーズ部、4は飛しょう体2の操舵翼、5はキ
ャニスタ1の射出口を塞ぐ前方カバーである。
術を図を用いて説明する。図7は従来の飛しょう体の発
射装置を示す図である。図において、1はキャニスタ、
2はキャニスタ1に格納された飛しょう体、3は飛しょ
う体2のノーズ部、4は飛しょう体2の操舵翼、5はキ
ャニスタ1の射出口を塞ぐ前方カバーである。
【0003】図7において、飛しょう体2が所定の目標
に向けて発射する際に、図7(a)のごとく飛しょう体
2のノーズ部3がキャニスタ1の先端の射出口に備えら
れた前方カバー5を通過、破膜する。この前方カバー5
は、内外気圧差に対する耐圧強度、気密性、さらに隣接
飛しょう体発射時の噴流に対する耐熱強度等を有する平
板より構成されており、破膜時には前方カバー5と飛し
ょう体2のノーズ部3との間では非常に大きな衝撃力が
発生するため、図7(b)のごとく飛しょう体2のノー
ズ部3が損傷する問題があった。さらに、前方カバー5
が破膜され大きな破片となって周囲に飛散すると、この
大きな破片が隣接する別の発射装置の前方カバー5を破
損させるなどの問題が発生する他、前方カバー5の大き
な破片が飛しょう体2自身の操舵翼4の駆動の妨げとな
ったり、操舵翼4自身の損傷の原因となったりするなど
の問題が発生していた。
に向けて発射する際に、図7(a)のごとく飛しょう体
2のノーズ部3がキャニスタ1の先端の射出口に備えら
れた前方カバー5を通過、破膜する。この前方カバー5
は、内外気圧差に対する耐圧強度、気密性、さらに隣接
飛しょう体発射時の噴流に対する耐熱強度等を有する平
板より構成されており、破膜時には前方カバー5と飛し
ょう体2のノーズ部3との間では非常に大きな衝撃力が
発生するため、図7(b)のごとく飛しょう体2のノー
ズ部3が損傷する問題があった。さらに、前方カバー5
が破膜され大きな破片となって周囲に飛散すると、この
大きな破片が隣接する別の発射装置の前方カバー5を破
損させるなどの問題が発生する他、前方カバー5の大き
な破片が飛しょう体2自身の操舵翼4の駆動の妨げとな
ったり、操舵翼4自身の損傷の原因となったりするなど
の問題が発生していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の飛しょう体の発
射装置において、飛しょう体2が所定の目標に向けて発
射される際に、飛しょう体2のノーズ部3とキャニスタ
1の先端の射出口に備えられた前方カバー5との間で非
常に大きな衝撃力が発生するが、飛しょう体2のノーズ
部3は空力抵抗を小さくする必要性から先端部分を非常
に鋭利な形状としているため、ノーズ部3の先端部には
非常に大きな集中応力が発生する。一方で、飛しょう体
2のノーズ部3は電波透過性の向上と空力加熱に対する
耐熱性をもたせる要求から、素材には通常セラミックス
材料を用いているため、飛しょう体2のノーズ部3は衝
撃力に弱く破損するなどの課題があった。さらに別の課
題として、飛しょう体2のノーズ部3が前方カバー5を
破膜する際に飛散する大きな破片が、隣接する別の発射
装置の前方カバー5を破損したり、飛しょう体2自身の
操舵翼4に噛み込んで操舵翼4の駆動の妨げとなるなど
の課題があった。この発明は、かかる課題を解決するた
めになされたもので、飛しょう体がキャニスタの先端の
射出口に設けられた前方カバーを破膜して射出する際
に、飛しょう体のノーズ部と前方カバーとの衝突に伴う
大きな衝撃の発生を抑え、飛しょう体のノーズ部を破損
させることなく発射可能ならしめ、さらに前方カバー破
膜後も通過する飛しょう体に操舵翼の駆動不能などの悪
影響を与えることがなく、さらにまた破膜した前方カバ
ーの大きな破片が周囲に飛散しないような飛しょう体の
発射装置を提供することを目的とする。
射装置において、飛しょう体2が所定の目標に向けて発
射される際に、飛しょう体2のノーズ部3とキャニスタ
1の先端の射出口に備えられた前方カバー5との間で非
常に大きな衝撃力が発生するが、飛しょう体2のノーズ
部3は空力抵抗を小さくする必要性から先端部分を非常
に鋭利な形状としているため、ノーズ部3の先端部には
非常に大きな集中応力が発生する。一方で、飛しょう体
2のノーズ部3は電波透過性の向上と空力加熱に対する
耐熱性をもたせる要求から、素材には通常セラミックス
材料を用いているため、飛しょう体2のノーズ部3は衝
撃力に弱く破損するなどの課題があった。さらに別の課
題として、飛しょう体2のノーズ部3が前方カバー5を
破膜する際に飛散する大きな破片が、隣接する別の発射
装置の前方カバー5を破損したり、飛しょう体2自身の
操舵翼4に噛み込んで操舵翼4の駆動の妨げとなるなど
の課題があった。この発明は、かかる課題を解決するた
めになされたもので、飛しょう体がキャニスタの先端の
射出口に設けられた前方カバーを破膜して射出する際
に、飛しょう体のノーズ部と前方カバーとの衝突に伴う
大きな衝撃の発生を抑え、飛しょう体のノーズ部を破損
させることなく発射可能ならしめ、さらに前方カバー破
膜後も通過する飛しょう体に操舵翼の駆動不能などの悪
影響を与えることがなく、さらにまた破膜した前方カバ
ーの大きな破片が周囲に飛散しないような飛しょう体の
発射装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】第1の発明による飛しょ
う体の発射装置は、前方カバーの中央部に、飛しょう体
が発射される際に飛しょう体先端部のノーズ部が当たる
ことによって、飛しょう体の推力を受けるパッドを埋め
込むと共に、その端部がパッドに締結される4本のワイ
ヤを前方カバー面内に対角線方向に埋め込んだ構成とし
た。
う体の発射装置は、前方カバーの中央部に、飛しょう体
が発射される際に飛しょう体先端部のノーズ部が当たる
ことによって、飛しょう体の推力を受けるパッドを埋め
込むと共に、その端部がパッドに締結される4本のワイ
ヤを前方カバー面内に対角線方向に埋め込んだ構成とし
た。
【0006】また、第2の発明による飛しょう体の発射
装置は、前方カバーに埋め込まれるパッドが4分割しや
すいように予め所要深さの切り込みを入れた構成とし
た。
装置は、前方カバーに埋め込まれるパッドが4分割しや
すいように予め所要深さの切り込みを入れた構成とし
た。
【0007】また、第3の発明による飛しょう体の発射
装置は、前方カバー内側のキャニスタ対角方向にヒンジ
付きアームを配設し、このアームの前方カバー側に鋭利
な刃物を取り付ける構成とした。
装置は、前方カバー内側のキャニスタ対角方向にヒンジ
付きアームを配設し、このアームの前方カバー側に鋭利
な刃物を取り付ける構成とした。
【0008】また、第4の発明による飛しょう体の発射
装置は、前方カバー内側のキャニスタ対角方向に配設さ
れるアームの背面飛しょう体側に、飛しょう体のレドー
ムがアームに接触する際の衝撃を緩和する為の緩衝材を
備える構成とした。
装置は、前方カバー内側のキャニスタ対角方向に配設さ
れるアームの背面飛しょう体側に、飛しょう体のレドー
ムがアームに接触する際の衝撃を緩和する為の緩衝材を
備える構成とした。
【0009】また、第5の発明による飛しょう体の発射
装置は、前方カバー対角線方向に線状に火薬を具備させ
ると共に、この火薬を点火させるための点火装置を備え
る構成とした。
装置は、前方カバー対角線方向に線状に火薬を具備させ
ると共に、この火薬を点火させるための点火装置を備え
る構成とした。
【0010】また、第6の発明による飛しょう体の発射
装置は、前方カバーをGFRP等の樹脂系複合材料によ
り構成し、この前方カバーの面内対角線方向に埋め込ま
れたニクロム線を備える構成とした。
装置は、前方カバーをGFRP等の樹脂系複合材料によ
り構成し、この前方カバーの面内対角線方向に埋め込ま
れたニクロム線を備える構成とした。
【0011】
【発明の実施の形態】実施の形態1.図1は、この発明
の実施の形態1を示す図である。図1(a)はキャニス
タ内側からカバーを見た図であり、図1(b)は図1
(a)に示すもののA−A線断面図の一部欠載図であ
る。図1(b)において1はキャニスタであり、3は飛
しょう体のノーズ部、6はキャニスタ1に取り付けられ
た前方カバー、7は前方カバー6の中央に設けられたパ
ッドであり、8はキャニスタ1の対角線方向に前方カバ
ー6の裏側面内に埋め込まれたワイヤである。
の実施の形態1を示す図である。図1(a)はキャニス
タ内側からカバーを見た図であり、図1(b)は図1
(a)に示すもののA−A線断面図の一部欠載図であ
る。図1(b)において1はキャニスタであり、3は飛
しょう体のノーズ部、6はキャニスタ1に取り付けられ
た前方カバー、7は前方カバー6の中央に設けられたパ
ッドであり、8はキャニスタ1の対角線方向に前方カバ
ー6の裏側面内に埋め込まれたワイヤである。
【0012】図1(c)はキャニスタ内側からカバーを
見た図であり、図1(d)は図1(c)に示すもののB
−B線断面図の一部欠載図である。図1(d)は、飛し
ょう体が発射し、ノーズ部3がパッド7に衝突した状態
を示す図である。ノーズ部3がパッド7に衝突すると、
前方カバー6の中央にあるパッド7が前方カバー6から
押し上げられ、パッド7に締結されているワイヤ8を引
っ張り上げることとなる。前方カバー6はワイヤ8によ
って対角線方向に切れ目が入り、ノーズ部3が前方カバ
ー6を容易に押し開けることができる。
見た図であり、図1(d)は図1(c)に示すもののB
−B線断面図の一部欠載図である。図1(d)は、飛し
ょう体が発射し、ノーズ部3がパッド7に衝突した状態
を示す図である。ノーズ部3がパッド7に衝突すると、
前方カバー6の中央にあるパッド7が前方カバー6から
押し上げられ、パッド7に締結されているワイヤ8を引
っ張り上げることとなる。前方カバー6はワイヤ8によ
って対角線方向に切れ目が入り、ノーズ部3が前方カバ
ー6を容易に押し開けることができる。
【0013】前方カバー6に対角線方向に切れ目が入る
ことによって、前方カバー6は4分割されるのでノーズ
部3の通過時の衝撃は軽減され、ノーズ部3が破損する
危険を防ぐことが可能である。また、操舵翼通過箇所で
ある対角線方向に切れ目が入るため、前方カバー6の破
片が飛しょう体の操舵翼等に絡まったり、引きちぎられ
て飛散することもなくなる。
ことによって、前方カバー6は4分割されるのでノーズ
部3の通過時の衝撃は軽減され、ノーズ部3が破損する
危険を防ぐことが可能である。また、操舵翼通過箇所で
ある対角線方向に切れ目が入るため、前方カバー6の破
片が飛しょう体の操舵翼等に絡まったり、引きちぎられ
て飛散することもなくなる。
【0014】実施の形態2.図2は、この発明の実施の
形態2を示す図であり、実施の形態1と同様の構成では
あるが、パッド10を予め所要深さの切り込みが入れら
れている構造としている。こうすることにより、ノーズ
部3がパッド10に衝突した際、スムーズに4分割され
ることが期待できる。
形態2を示す図であり、実施の形態1と同様の構成では
あるが、パッド10を予め所要深さの切り込みが入れら
れている構造としている。こうすることにより、ノーズ
部3がパッド10に衝突した際、スムーズに4分割され
ることが期待できる。
【0015】実施の形態3.図3は、この発明の実施の
形態3を示す図である。図3(a)はキャニスタ内側か
らカバーを見た図であり、図3(b)は図3(a)に示
すもののA−A線断面図の一部欠載図である。図3
(b)において、11は前方カバーの内側にキャニスタ
の対角方向に配設されたアームであり、12はアーム1
1の前方カバー側に取り付けられた鋭利な刃物であり、
13はアーム11をキャニスタ内壁に固定させているヒ
ンジである。
形態3を示す図である。図3(a)はキャニスタ内側か
らカバーを見た図であり、図3(b)は図3(a)に示
すもののA−A線断面図の一部欠載図である。図3
(b)において、11は前方カバーの内側にキャニスタ
の対角方向に配設されたアームであり、12はアーム1
1の前方カバー側に取り付けられた鋭利な刃物であり、
13はアーム11をキャニスタ内壁に固定させているヒ
ンジである。
【0016】図3(c)はキャニスタ内側からカバーを
見た図であり、図3(d)は図3(c)に示すもののB
−B線断面図の一部欠載図である。図3(d)は、飛し
ょう体が発射し、ノーズ部3がアーム11に衝突した状
態を示す図である。ノーズ部3がアーム11に衝突する
と、アーム11に取り付けられた鋭利な刃物13がアー
ム11と共に前方カバー6側に押し上げられ、前方カバ
ー6にはキャニスタ対角方向に切れ目が入る。これによ
り前方カバー6は4分割されノーズ部3が前方カバー6
を容易に押し開けることができる。
見た図であり、図3(d)は図3(c)に示すもののB
−B線断面図の一部欠載図である。図3(d)は、飛し
ょう体が発射し、ノーズ部3がアーム11に衝突した状
態を示す図である。ノーズ部3がアーム11に衝突する
と、アーム11に取り付けられた鋭利な刃物13がアー
ム11と共に前方カバー6側に押し上げられ、前方カバ
ー6にはキャニスタ対角方向に切れ目が入る。これによ
り前方カバー6は4分割されノーズ部3が前方カバー6
を容易に押し開けることができる。
【0017】前方カバー6に対角方向に切れ目が入るこ
とによって、前方カバー6は4分割されノーズ部3の通
過する際の衝撃は軽減され、ノーズ部3が破損する危険
を防ぐことが可能である。また、前方カバー6の破片が
飛しょう体に絡まったり、引きちぎられて飛散すること
もなくなる。
とによって、前方カバー6は4分割されノーズ部3の通
過する際の衝撃は軽減され、ノーズ部3が破損する危険
を防ぐことが可能である。また、前方カバー6の破片が
飛しょう体に絡まったり、引きちぎられて飛散すること
もなくなる。
【0018】実施の形態4.図4は、この発明の実施の
形態4を示す図であり、実施の形態3と同様の構成では
あるが、アームの背面飛しょう体側に緩衝材14を備え
た構造としている。この緩衝材14により、ノーズ部が
アームに接触する際の衝撃を緩和することが期待でき
る。
形態4を示す図であり、実施の形態3と同様の構成では
あるが、アームの背面飛しょう体側に緩衝材14を備え
た構造としている。この緩衝材14により、ノーズ部が
アームに接触する際の衝撃を緩和することが期待でき
る。
【0019】実施の形態5.図5は、この発明の実施の
形態5を示す図である。図5(a)はキャニスタ内側か
らカバーを見た図であり、図5(b)は図5(a)に示
すもののA−A線断面図の一部欠載図である。15は前
方カバー6の内側に対角方向に線状に具備された火薬で
あり、16は火薬15を点火する為の点火装置である。
形態5を示す図である。図5(a)はキャニスタ内側か
らカバーを見た図であり、図5(b)は図5(a)に示
すもののA−A線断面図の一部欠載図である。15は前
方カバー6の内側に対角方向に線状に具備された火薬で
あり、16は火薬15を点火する為の点火装置である。
【0020】図5(c)はキャニスタ内側からカバーを
見た図であり、図5(d)は図5(c)に示すもののB
−B線断面図の一部欠載図である。図5(d)は、飛し
ょう体がキャニスタより飛出する瞬間の状態を示す図で
ある。飛しょう体がキャニスタから飛出する直前に、点
火装置16より点火信号が送信され火薬15に点火さ
れ、前方カバー6はキャニスタ1の対角方向に破膜す
る。これにより前方カバー6はノーズ部3によって押し
上げられる時に4分割となり捲れあがり、ノーズ部3は
容易に前方カバー6を押し開けることができる。
見た図であり、図5(d)は図5(c)に示すもののB
−B線断面図の一部欠載図である。図5(d)は、飛し
ょう体がキャニスタより飛出する瞬間の状態を示す図で
ある。飛しょう体がキャニスタから飛出する直前に、点
火装置16より点火信号が送信され火薬15に点火さ
れ、前方カバー6はキャニスタ1の対角方向に破膜す
る。これにより前方カバー6はノーズ部3によって押し
上げられる時に4分割となり捲れあがり、ノーズ部3は
容易に前方カバー6を押し開けることができる。
【0021】前方カバー6にノーズ部3が接触する前に
すでに、前方カバー6には4分割された切れ目が入って
いるため、ノーズ部3への負荷がほとんどなくノーズ部
3が破損する危険を防ぐことが可能である。また前方カ
バー6の破片が飛しょう体に絡まったり、引きちぎられ
て飛散することもなくなる。
すでに、前方カバー6には4分割された切れ目が入って
いるため、ノーズ部3への負荷がほとんどなくノーズ部
3が破損する危険を防ぐことが可能である。また前方カ
バー6の破片が飛しょう体に絡まったり、引きちぎられ
て飛散することもなくなる。
【0022】実施の形態6.図6は、この発明の実施の
形態6を示す図である。図6(a)はキャニスタ内側か
らカバーを見た図であり、図6(b)は図6(a)に示
すもののA−A線断面図の一部欠載図である。本形態に
おいては、前方カバー6はGFRP等の樹脂系複合材料
により構成される。また、この前方カバーの面内対角方
向にニクロム線17が埋め込まれている。18はニクロ
ム線17に電力を供給する電源回路である。
形態6を示す図である。図6(a)はキャニスタ内側か
らカバーを見た図であり、図6(b)は図6(a)に示
すもののA−A線断面図の一部欠載図である。本形態に
おいては、前方カバー6はGFRP等の樹脂系複合材料
により構成される。また、この前方カバーの面内対角方
向にニクロム線17が埋め込まれている。18はニクロ
ム線17に電力を供給する電源回路である。
【0023】図6(c)はキャニスタ内側からカバーを
見た図であり、図6(d)は図6(c)に示すもののB
−B線断面図の一部欠載図である。図6(d)は、飛し
ょう体がキャニスタより飛出する瞬間の状態を示す図で
ある。飛しょう体がキャニスタから飛出する直前に、電
源回路18よりニクロム線17に電力を供給する。前方
カバー6はGFRP等の樹脂系複合材料により構成され
ているので、ニクロム線17の熱でGFRPの母材であ
る樹脂が溶融し、前方カバー6はニクロム線に沿って著
しく強度低下し、対角線方向に破膜しやすくなる。
見た図であり、図6(d)は図6(c)に示すもののB
−B線断面図の一部欠載図である。図6(d)は、飛し
ょう体がキャニスタより飛出する瞬間の状態を示す図で
ある。飛しょう体がキャニスタから飛出する直前に、電
源回路18よりニクロム線17に電力を供給する。前方
カバー6はGFRP等の樹脂系複合材料により構成され
ているので、ニクロム線17の熱でGFRPの母材であ
る樹脂が溶融し、前方カバー6はニクロム線に沿って著
しく強度低下し、対角線方向に破膜しやすくなる。
【0024】前方カバー6がニクロム線の熱で対角方向
に破膜しやすくなるため、ノーズ部3の通過時の衝撃は
軽減され、ノーズ部3が破損する危険を防ぐことが可能
である。また、前方カバー6の破片が飛しょう体に絡ま
ったり、引きちぎられて飛散することもなくなる。
に破膜しやすくなるため、ノーズ部3の通過時の衝撃は
軽減され、ノーズ部3が破損する危険を防ぐことが可能
である。また、前方カバー6の破片が飛しょう体に絡ま
ったり、引きちぎられて飛散することもなくなる。
【0025】
【発明の効果】この発明は、以上説明したように構成さ
れているので、飛しょう体の発射装置から飛しょう体を
発射される際に、キャニスタの前方カバーと飛しょう体
先端のノーズ部とが衝突する際の衝撃を低減させて、飛
しょう体先端のノーズ部を損傷させることなく発射させ
ることが可能となり、また前方カバーが操舵翼通過箇所
である対角線に沿って確実に破膜するため、前方カバー
の破片が飛しょう体の操舵翼等に絡まったり、引きちぎ
られて飛散することのない飛しょう体の発射装置を提供
できる。
れているので、飛しょう体の発射装置から飛しょう体を
発射される際に、キャニスタの前方カバーと飛しょう体
先端のノーズ部とが衝突する際の衝撃を低減させて、飛
しょう体先端のノーズ部を損傷させることなく発射させ
ることが可能となり、また前方カバーが操舵翼通過箇所
である対角線に沿って確実に破膜するため、前方カバー
の破片が飛しょう体の操舵翼等に絡まったり、引きちぎ
られて飛散することのない飛しょう体の発射装置を提供
できる。
【図1】 この発明の実施の形態1を示す図である。
【図2】 この発明の実施の形態2を示す図である。
【図3】 この発明の実施の形態3を示す図である。
【図4】 この発明の実施の形態4を示す図である。
【図5】 この発明の実施の形態5を示す図である。
【図6】 この発明の実施の形態6を示す図である。
【図7】 従来の飛しょう体の発射装置を示す図であ
る。
る。
1 飛しょう体の発射装置、2 飛しょう体、3 ノー
ズ部、4 ロケットモータ、5 操舵翼、6 前方カバ
ー、7 パッド、8 ワイヤ、11 アーム、12 鋭
利な刃物、13 ヒンジ、14 緩衝材、15 火薬、
16 点火装置、17 ニクロム線、18 電源回路。
ズ部、4 ロケットモータ、5 操舵翼、6 前方カバ
ー、7 パッド、8 ワイヤ、11 アーム、12 鋭
利な刃物、13 ヒンジ、14 緩衝材、15 火薬、
16 点火装置、17 ニクロム線、18 電源回路。
Claims (6)
- 【請求項1】 飛しょう体を格納し、前記飛しょう体を
発射させる飛しょう体の発射装置において、飛しょう体
を格納するキャニスタと、このキャニスタの射出口に設
けられ射出口を塞ぐ前方カバーと、前記前方カバーの中
央部に埋め込まれ、飛しょう体が発射される際に飛しょ
う体先端のノーズ部が当たることによって、飛しょう体
の推力を受けるパッドと、前方カバー面内に対角線方向
に埋め込まれ、その端部がパッドに締結される4本のワ
イヤとを備えたことを特徴とする飛しょう体の発射装
置。 - 【請求項2】 前方カバーに埋め込まれるパッドが4分
割しやすいように予め所要深さの切り込みを入れたこと
を特徴とする請求項1記載の飛しょう体の発射装置。 - 【請求項3】 飛しょう体を格納し、前記飛しょう体を
発射させる飛しょう体の発射装置において、飛しょう体
を格納するキャニスタと、このキャニスタの射出口に設
けられ射出口を塞ぐ前方カバーと、キャニスタ内壁に取
り付けられ、前記前方カバー内側のキャニスタ対角方向
に配設されたヒンジ付きアームと、このアームの前方カ
バー側に取り付けられた刃物とを備えたことを特徴とす
る飛しょう体の発射装置。 - 【請求項4】 アームの背面飛しょう体側にノーズ部が
アームに接触する際の衝撃を緩和する為の緩衝材を備え
たことを特徴とする請求項3記載の飛しょう体の発射装
置。 - 【請求項5】 飛しょう体を格納し、前記飛しょう体を
発射させる飛しょう体の発射装置において、飛しょう体
を格納するキャニスタと、このキャニスタの射出口に設
けられ射出口を塞ぐ前方カバーと、前記前方カバー対角
方向に線状に具備される火薬と、この火薬を点火させる
ための点火装置を備えたことを特徴とする飛しょう体の
発射装置。 - 【請求項6】 飛しょう体を格納し、前記飛しょう体を
発射させる飛しょう体の発射装置において、飛しょう体
を格納するキャニスタと、このキャニスタの射出口に射
出口を塞ぐように設けられ、GFRP等の樹脂系複合材
料により構成される前方カバーと、この前方カバーの面
内対角線方向に埋め込まれたニクロム線を備えたことを
特徴とする飛しょう体の発射装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35443497A JPH11183090A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 飛しょう体の発射装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35443497A JPH11183090A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 飛しょう体の発射装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11183090A true JPH11183090A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18437548
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35443497A Pending JPH11183090A (ja) | 1997-12-24 | 1997-12-24 | 飛しょう体の発射装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11183090A (ja) |
Cited By (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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RU2545222C1 (ru) * | 2013-11-05 | 2015-03-27 | Открытое акционерное общество Центральный научно-исследовательский институт специального машиностроения | Разрушаемая крышка пусковой трубы |
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WO2021015699A1 (en) * | 2019-07-23 | 2021-01-28 | Roketsan Roket Sanayi̇i̇ Ti̇caret A.Ş. | Canister cover |
-
1997
- 1997-12-24 JP JP35443497A patent/JPH11183090A/ja active Pending
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