JPH11182982A - 膨張弁 - Google Patents

膨張弁

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JPH11182982A
JPH11182982A JP9349327A JP34932797A JPH11182982A JP H11182982 A JPH11182982 A JP H11182982A JP 9349327 A JP9349327 A JP 9349327A JP 34932797 A JP34932797 A JP 34932797A JP H11182982 A JPH11182982 A JP H11182982A
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Japan
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valve body
valve
passage
refrigerant
expansion valve
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JP9349327A
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English (en)
Inventor
Hiromitsu Imaeda
弘充 今枝
Kazuhiko Watanabe
和彦 渡辺
Mitsuya Fujimoto
美津也 藤本
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Fujikoki Corp
Original Assignee
Fujikoki Corp
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F25REFRIGERATION OR COOLING; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS; MANUFACTURE OR STORAGE OF ICE; LIQUEFACTION SOLIDIFICATION OF GASES
    • F25BREFRIGERATION MACHINES, PLANTS OR SYSTEMS; COMBINED HEATING AND REFRIGERATION SYSTEMS; HEAT PUMP SYSTEMS
    • F25B2341/00Details of ejectors not being used as compression device; Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/06Details of flow restrictors or expansion valves
    • F25B2341/068Expansion valves combined with a sensor
    • F25B2341/0683Expansion valves combined with a sensor the sensor is disposed in the suction line and influenced by the temperature or the pressure of the suction gas

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  • Temperature-Responsive Valves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 カーエアコン等に使用される電磁弁付きの膨
張弁の弁本体の取付構造の改良を図る。 【解決手段】 膨張弁は、減圧すべき液冷媒の通過する
第1の通路32と、エバポレータからコンプレッサに向
う冷媒の通過する第2の通路34を有する略角柱状の弁
本体100と、第1の通路中に設けられるオリフィス
と、上記オリフィスの開度を変化させるための弁体と、
上記弁体を駆動するように冷媒の温度変化に応じて圧力
が変化する感温ガスを充填した気密室を有する上記弁本
体に設けられたハウジングとを備える。そして、上記弁
本体100は、この弁本体の押し出し成形時に弁本体の
両側壁面104に一体に形成された弁本体の取付用開口
部110が、上記弁本体の両側面に形成された縁部11
2,118と、弁本体内部に形成された円弧部114
と、上記縁部と円弧部を連続させる平坦部116とから
なるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は空気調和装置、冷凍
装置等の冷凍サイクルにおいて、エバポレータに供給さ
れる冷媒の流量制御に用いられる膨張弁に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の膨張弁は、特開平9−2623
5号公報に開示されているように、自動車等の空気調和
装置の冷凍サイクルにおいて用いられており、図4は、
従来広く用いられている膨張弁の内部構成を示す縦断面
図を冷凍サイクルの概略と共に示している。図5は、図
4の膨張弁の側面図であり、図4は、図5のI−I’線
に沿う縦断面図である。膨張弁10は、角柱状のアルミ
製の弁本体30には、冷凍サイクルの冷媒管路11にお
いてコンデンサ5の冷媒出口からレシーバ6を介してエ
バポレータ8の冷媒入口へと向かう部分に介在される凝
縮した冷媒が通過する入口側通路となる第1の通路32
と、冷媒管路11においてエバポレータ8の冷媒出口か
らコンプレッサ4の冷媒入口へと向かう部分に介在され
る第2の通路34とが上下に相互に離間して形成されて
いる。そして、図5において、弁本体30には二つのボ
ルト穴50が形成されており、ボルト穴にボルト(図示
せず)を挿入し、貫通させ、所定の取付部材に螺合さ
せ、膨張弁10を固定する。
【0003】第1の通路32にはレシーバ6の冷媒出口
から供給された凝縮された冷媒を断熱膨張させるための
オリフィス32aが形成されている。この断熱膨張され
た冷媒は、下流側の出口側通路322を経てエバポレー
タ8に供給される。オリフィス32aの入口側つまり第
1の通路の上流側には弁座が形成されていて、弁座には
上流側から弁部材32cにより支持された球状の弁体3
2bが配置され、弁体32bと弁部材32cとは溶接に
より固定されている。弁部材32cは、弁体と溶接によ
り固着されると共に、圧縮コイルばねの如き付勢手段3
2dとの間に配置され、付勢手段32dの付勢力を弁体
32bに伝え、弁体32bは弁座に接近する方向に付勢
されている。レシーバ6からの液冷媒が導入される第1
の通路32は、入口ポート321と、この入口ポート3
21に連続する弁室35を有する。弁室35は、オリフ
ィス32aと同軸に形成される有底の室であり、プラグ
39によって密閉される。
【0004】さらに、弁本体30にはエバポレータ8の
出口温度に応じて弁体32bに対して駆動力を与えてオ
リフィス32aの開閉を行うために、小径の孔37とこ
の孔37より径が大径の孔38が第2の通路34を貫通
してオリフィス32aと同軸に形成され、弁本体30の
上端には感熱部となるパワーエレメント部36が固定さ
れるねじ穴361が形成されている。
【0005】パワーエレメント部36は、ステンレス製
のダイアフラム36aと、このダイアフラム36aを挾
んで互いに密着して設けられ、その上下に二つの気密室
を形成する上部圧力作動室36b及び下部圧力作動室3
6cをそれぞれ形成する上カバー36dと下カバー36
hと、上部圧力作動室36bにダイアフラム駆動流体と
なる所定冷媒を封入するための封切管36i(図5にお
いては省略して示している)とを備え、下部圧力作動室
36cは、オリフィス32aの中心線に対して同心的に
形成された均圧孔36eを介して第2の通路34に連通
されている。第2の通路34には、エバポレータ8から
の冷媒蒸気が流れ、その冷媒蒸気の圧力が均圧孔36e
を介して下部圧力作動室36cに負荷されている。
【0006】さらに下部圧力作動室36c内にダイアフ
ラム36aと当接し、かつ第2の通路34を貫通して大
径の孔38内に摺動可能に配置されて、エバポレータ8
の冷媒出口温度を下部圧力作動室36cへ伝達すると共
に、上部圧力作動室36b及び下部圧力作動室36cの
圧力差に伴うダイアフラム36aの変化に応じて大径3
8内を摺動して駆動力を与えるアルミ製の感温棒36f
と、小径の孔37内に摺動可能に配置されて感温棒36
fの変位に応じて弁体32bを付勢手段32dの弾性力
に抗して押圧する感温棒36fより細径のステンレス製
の作動棒37fからなり、感温棒36fには第1の通路
32と、第2の通路34との気密性を確保するための密
封部材、例えばOリング36gが備えられている。感温
棒36fの上端はダイアフラム36aの受け部としてダ
イアフラム36aの下面に当接し、感温棒36fの下端
は作動棒37fの上端と当接し、作動棒37fの下端は
弁体32bと当接しており、感温棒36fと作動棒37
fとで弁体駆動棒40が構成されている。したがって、
均圧孔36eには、ダイアフラム36aの下面から第1
の通路32のオリフィス32aまで延出した弁体駆動棒
が同心的に配置されていることになる。なお、作動棒3
7fの部分37eはオリフィス32aの内径より細く形
成されて、オリフィス32a内を挿通し、冷媒はオリフ
ィス32a内を通過する。
【0007】上部圧力作動室36b中には公知のダイア
フラム駆動流体が充填されていて、ダイアフラム駆動流
体には第2の通路34や第2の通路34に連通されてい
る均圧孔36eに露出された弁体駆動棒及びダイアフラ
ム36aを介して第2の通路34を流れているエバポレ
ータ8の冷媒出口からの冷媒蒸気の熱が伝達される。
【0008】上部圧力作動室36b中のダイアフラム駆
動流体は上記伝達された熱に対応してガス化し圧力をダ
イアフラム36aの上面に負荷する。ダイアフラム36
aは上記上面に負荷されたダイアフラム駆動ガスの圧力
とダイアフラム36aの下面に負荷された圧力との差に
より上下に変位する。ダイアフラム36aの中心部の上
下への変位は弁体駆動棒を介して弁体32bに伝達され
弁体32bをオリフィス32aの弁座に対して接近また
は離間させる。この結果、冷媒流量が制御されることと
なる。
【0009】即ち、エバポレータ8の出口側つまりエバ
ポレータから送り出される低圧の気相冷媒の温度が上部
圧力作動室36bに伝達されるため、その温度に応じて
上部圧力作動室36bの圧力が変化し、エバポレータ8
の出口温度が上昇する。つまりエバポレータの熱負荷が
増加すると、上部圧力作動室36bの圧力が高くなり、
それに応じて感温棒36fつまり弁体駆動棒が下方へ駆
動されて弁体32bを下げるため、オリフィス32aの
開度が大きくなる。これによりエバポレータ8への冷媒
の供給量が多くなり、エバポレータ8の温度を低下させ
る。逆に、エバポレータ8から送り出される冷媒の温度
が低下する。つまりエバポレータの熱負荷が減少する
と、弁体32bが上記と逆方向に駆動され、オリフィス
32aの開度が小さくなり、エバポレータへの冷媒の供
給量が少なくなり、エバポレータ8の温度を上昇させる
のである。
【0010】さらに、上記特開平9−26235号公報
には、図5に示す膨張弁10の取付用ボルト穴を弁本体
10の押し出し成形後にドリル加工によって後加工によ
り形成する繁雑さを改良し、上記押し出し成形時に同時
に加工できる図6に示すようなボルトの嵌合溝50’
が、その両側部に形成された膨張弁10’が開示されて
いる。この嵌合溝によれば、押し出し成形時に一体に形
成することができると共に貫通穴の場合には弁本体30
の両側面30aの内側に形成されるので弁本体30の幅
寸法を減縮することが困難であったのに比較して、弁本
体の幅寸法を短縮でき、小型軽量化を達成できるのであ
る。
【0011】またさらに、従来の膨張弁として、特開平
8−210733号公報及び特開平9−14797号公
報に電磁弁を膨張弁本体に一体化した電磁弁付き膨張弁
が開示されている。この電磁弁付き膨張弁は、冷凍サイ
クル内において、別個の構成要素として用いられている
膨張弁と電磁弁を一体化し、小型化を図ったものであ
る。例えば、特開平8−210733号公報には、図4
に示す膨張弁10の入力側通路を開閉する電磁弁を取り
付けた図7に示す如き電磁弁付き膨張弁が開示されてい
る。図7において、図中Bは図4と同一の膨張弁であ
り、図4と同一符号は同一又は均等部分を示し、高圧の
液冷媒を弁室35に流入させる入口側通路となる第1の
通路(図示せず)に連通し、減圧された低圧の冷媒が流
出する出口側通路322と、エバポレータ8からコンプ
レッサ4に向かう気相冷媒が通過する第2の通路34と
を有する弁本体30にパワーエレメント部36を設けた
構成である。図中Aは、膨張弁Bの入力側通路を開閉す
る電磁弁であり、膨張弁Bの弁本体30に高圧の液冷媒
の入口側通路に開口するねじ穴24を設け、このねじ穴
24に螺合する雄ねじ部7a及びねじ穴24の内端面2
4aにエッジ接触するエッジシール部25を有した連通
路形成部材7を弁本体30のねじ穴24に図7の如く螺
挿固定して、電磁弁を膨張弁Bに取り付けるように構成
している。
【0012】なお、電磁弁A及び連通路形成部材7の具
体的構成は、本願発明の構成及び作用効果と直接関係し
ないので、その詳細な説明は省略する。また、特開平9
−14797号公報に開示された電磁弁付き膨張弁にお
いて、膨張弁は図4の膨張弁と同じく第1の通路の上流
側に設けられたオリフィスの開度を弁体により調整し、
電磁弁はその膨張弁の下流側の出口側を開閉するのであ
る。
【0013】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、電磁弁
付き膨張弁にあっては、従来の膨張弁の弁本体の側面に
電磁弁を取付けた構成を有するので、特に、図6に示す
ような膨張弁10’の如く弁本体の側面に膨張弁の取付
用の嵌合溝が形成されている場合には、電磁弁の取付け
座が上記取付用の嵌合溝と干渉するという問題を生ずる
ことがある。そこで、本発明の目的は、上記問題を解決
する膨張弁を提供するものである。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
本発明に係る膨張弁は、減圧すべき液冷媒の通過する第
1の通路と、エバポレータからコンプレッサに向う冷媒
の通過する第2の通路を有する略角柱状の弁本体と、第
1の通路中に設けられるオリフィスと、上記オリフィス
の開度を変化させるための弁体と、上記弁体を駆動する
ように冷媒の温度変化に応じて圧力が変化する感温ガス
を充填した気密室を有する上記弁本体に設けられた感温
部とからなる膨張弁において、上記弁本体は、この弁本
体の押し出し成形時に弁本体の両側壁面に一体に形成さ
れた弁本体の取付用開口部が、上記弁本体の両側面に形
成された縁部と、弁本体内部に形成された円弧部と、上
記縁部と円弧部を連続させる平坦部とからなることを特
徴とする
【0015】さらに、本発明に係る膨張弁は、上記平坦
部が傾斜していることを特徴とする。また、本発明に係
る膨張弁は、上記縁部が突起状であることを特徴とす
る。またさらに、本発明に係る膨張弁は、上記縁部が円
弧状であることを特徴とする。また、本発明に係る膨張
弁の好ましい実施の形態は、開口部は電磁弁の取付部と
干渉しない位置に形成される第1の縁部と、第1の縁部
から連続して弁本体内部に形成される円弧部と、円弧部
に連続する平坦部と、平坦部と弁本体側壁面とを結ぶ第
2の縁部を備えることを特徴とする。
【0016】さらに、本発明に係る膨張弁の他の好まし
い実施の形態は、開口部は、電磁弁の取付部と干渉しな
い位置に形成される第1の縁部と、第1の縁部から連続
して弁本体内部に形成される円弧部と、円弧部に連続す
る傾斜部と、傾斜部に連続する平坦部と、平坦部と弁本
体側壁面とを結ぶ第2の縁部を備えることを特徴とす
る。さらにまた、本発明に係る膨張弁のさらに他の好ま
しい実施の形態は、開口部は、電磁弁の取付部と干渉し
ない位置に形成される第1の縁部と、第1の縁部から連
続して弁本体内部に形成される円弧部と、円弧部に連続
する傾斜部と、傾斜部と弁本体側壁面とを結ぶ第2の縁
部を備えることを特徴とする。
【0017】上述の如く構成された本発明に係る膨張弁
では、膨張弁の弁本体を押し出し成形加工により製造す
る際に、上記弁本体の両側面に取付用の開口部を同時に
成形し、この開口部を電磁弁の取付面に干渉しない形状
としたものであるので、容易に電磁弁を取り付けること
ができる膨張弁を実現することができる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、図面により本発明の実施の
形態について説明する。図1は本発明の一実施の形態に
係る膨張弁を示す側面図であり、図では弁本体の壁面に
電磁弁を取り付けた状態で示している。図示の膨張弁1
aは、図6と基本的構成は同じであり、図6と同一の符
号は同一又は均等部分を示している。図において、弁本
体100の上部にパワーエレメント部36を有し、弁本
体100には冷媒の第1の通路32、出力側の通路32
2(図の点線で示す)及び第2の通路34が形成されて
いる。なお、封切管36iは省略して示している。
【0019】弁本体100の外側壁面102,104の
うちの一方の側壁面102に電磁弁60が取り付けられ
る。電磁弁60のコイルに電流を送るコード61は、カ
ーエアコンのコントローラ(図示せず)に接続される。
弁本体100をアルミ合金材料を押し出し成形加工する
ときに、開口部110が両側壁面102,104の成形
と同時に加工される。
【0020】取付ボルトを受け入れるための開口部11
0は、側壁面104に連続する突起状の第1の縁部11
2と、第1の縁部112から弁本体100の内側に向け
て形成される円弧部114と、円弧部114に連続して
パワーエレメント36側に形成される平坦部116と、
平坦部116と側壁面104とを結ぶ円弧状の第2の縁
部118とを有する。
【0021】開口部110の形状を上述した形状とする
ことで、開口部110を弁本体の押し出し加工時に同時
に加工することができる。弁本体100の他方の側壁面
102側にも同様の開口部110が形成される。そし
て、この第1の縁部112を側壁面102の電磁弁60
の取付面と干渉しない位置に配設することにより、電磁
弁を容易に取り付けることができる膨張弁を構成するこ
とができる。
【0022】図2は本発明の他の実施の形態に係る膨張
弁を示す側面図であり、図1に示す実施の形態とは膨張
弁1bに形成されている開口部の形状が異なるのみで、
他の構成は図1の実施の形態と同一であるので、弁本体
及び開口部について説明する。図において、膨張弁1b
の弁本体300の上部にパワーエレメント部36を有
し、弁本体200には冷媒の第1の通路32、出力側の
通路322(図の点線で示す)及び第2の通路34が形
成されている。開口部210が弁本体200を押し出し
成形加工する際に、弁本体200の両側壁面202,2
04の成形と同時に加工される。
【0023】而して、取付ボルトを受け入れるための開
口部210は、側壁面204に連続する突起状の第1の
縁部212と、第1の縁部212から弁本体200の内
側に向けて形成される円弧部214と、円弧部214に
連続してパワーエレメント部36側に形成される傾斜部
216と、傾斜部216に連続する平坦部217と、平
坦部217と側壁面204とを結ぶ円弧状の第2の縁部
218とを有する。
【0024】開口部210の形状を上述した形状とする
ことで、開口部210を弁本体の押し出し加工時に同時
に加工することができる。弁本体200の他方の側壁面
202側にも同様の開口部210が形成される。そし
て、この第1の縁部212を側壁面202の電磁弁60
の取付面と干渉しない位置に配設することにより、電磁
弁を容易に取り付けることのできる膨張弁を構成するこ
とができる。
【0025】図3は本発明の更に他の実施の形態に係る
膨張弁を示す側面図であり、図1に示す実施の形態と
は、膨張弁1cに形成されている開口部の形状が異なる
のみで、他の構成は図1の実施の形態と同一であるの
で、弁本体及び開口部について説明する。膨張弁1cの
弁本体300の上部にパワーエレメント部36を有し、
弁本体300には冷媒の第1の通路32、出力側の通路
322(図の点線で示す)及び第2の通路34が形成さ
れている。開口部310が、弁本体300を押し出し成
形加工する際に、弁本体300の両側壁面302,30
4の成形と同時に加工される。
【0026】而して、取付ボルトを受け入れるための開
口部310は、側壁面304に連続する突起状の第1の
縁部312と、第1の縁部312から弁本体300の内
側に向けて形成される円弧部314と、円弧部314に
連続してパワーエレメント部36側に形成される傾斜部
316と、傾斜部316と側壁面304とを結ぶ円弧状
の第2の縁部318とを有する。
【0027】開口部310の形状を上述した形状とする
ことで、開口部310を弁本体の押し出し加工時に同時
に加工することができる。弁本体300の他方の側壁面
302側にも同様の開口部310が形成される。そし
て、この第1の縁部312を側壁面302の電磁弁60
の取付面と干渉しない位置に配設することにより、電磁
弁を容易に取り付けることのできる膨張弁を構成するこ
とができる。
【0028】
【発明の効果】本発明は以上のように、膨張弁にあっ
て、膨張弁の弁本体を押し出し成形加工により製造する
際に、膨張弁の取付用の開口部を同時に成形し、この開
口部を電磁弁の取付面に干渉しない形状としたので、膨
張弁に電磁弁を取り付けた電磁弁一体型膨張弁を容易に
達成できる膨張弁を実現することができる。しかも、膨
張弁取付用のロッド部材は開口部の円弧部を貫通する
が、この円弧部の中心位置は従来の取付穴の位置から変
更されず、膨張弁の取付部材はそのまま使用することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態に係る膨張弁を示す側面
図。
【図2】本発明の他の実施の形態に係る膨張弁を示す側
面図。
【図3】本発明の更に他の実施の形態に係る膨張弁を示
す側面図。
【図4】従来の膨張弁の構造を示す断面図。
【図5】従来の膨張弁の弁本体を示す側面図。
【図6】従来の他の膨張弁の弁本体を示す側面図。
【図7】従来の電磁弁に膨張弁に取り付けた電磁弁一体
型膨張弁を示す断面図。
【符号の説明】
32 第1の通路 34 第2の通路 322 出力側通路 36 パワーエレメント部 60 電磁弁 100,200,300 膨張弁本体 110,210,310 開口部

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 減圧すべき液冷媒の通過する第1の通路
    と、エバポレータからコンプレッサに向う冷媒の通過す
    る第2の通路を有する略角柱状の弁本体と、第1の通路
    中に設けられるオリフィスと、上記オリフィスの開度を
    変化させるための弁体と、上記弁体を駆動するように冷
    媒の温度変化に応じて圧力が変化する感温ガスを充填し
    た気密室を有する上記弁本体に設けられた感温部とから
    なる膨張弁において、上記弁本体は、この弁本体の押し
    出し成形時に弁本体の両側壁面に一体に形成された弁本
    体の取付用開口部が、上記弁本体の両側面に形成された
    縁部と、弁本体内部に形成された円弧部と、上記縁部と
    円弧部を連続させる平坦部とからなることを特徴とする
    膨張弁。
  2. 【請求項2】 上記平坦部が傾斜していることを特徴と
    する請求項1記載の膨張弁。
  3. 【請求項3】 上記縁部が突起状であることを特徴とす
    る請求項1記載の膨張弁。
  4. 【請求項4】 上記縁部が円弧状であることを特徴とす
    る請求項1記載の膨張弁。
  5. 【請求項5】 減圧すべき液冷媒の通過する第1の通路
    と、エバポレータからコンプレッサに向う冷媒の通過す
    る第2の通路を有する略角柱状の弁本体と、第1の通路
    中に設けられるオリフィスと、上記オリフィスの開度を
    変化させるための弁体と、上記弁体を駆動するように冷
    媒の温度変化に応じて圧力が変化する感温ガスを充填し
    た気密室を有する上記弁本体に設けられた感温部とから
    なる膨張弁において、上記弁本体は、この弁本体の押し
    出し成形時に弁本体の両側壁面に一体に形成された弁本
    体の取付用開口部が、電磁弁の取付部と干渉しない位置
    に形成される第1の縁部と、この第1の縁部から連続し
    て弁本体内部に形成される円弧部と、この円弧部に連続
    する平坦部と、この平坦部と上記側壁面とを結ぶ第2の
    縁部を備えることを特徴とする膨張弁。
  6. 【請求項6】 減圧すべき液冷媒の通過する第1の通路
    と、エバポレータからコンプレッサに向う冷媒の通過す
    る第2の通路を有する略角柱状の弁本体と、第1の通路
    中に設けられるオリフィスと、上記オリフィスの開度を
    変化させるための弁体と、上記弁体を駆動するように冷
    媒の温度変化に応じて圧力が変化する感温ガスを充填し
    た気密室を有する上記弁本体に設けられた感温部とから
    なる膨張弁において、上記弁本体は、この弁本体の押し
    出し成形時に弁本体の両側壁面に一体に形成された弁本
    体の取付用開口部が、電磁弁の取付部と干渉しない位置
    に形成される第1の縁部と、この第1の縁部から連続し
    て弁本体内部に形成される円弧部と、この円弧部に連続
    する傾斜部と、この傾斜部に連続する平坦部と、上記平
    坦部と上記側壁面とを結ぶ第2の縁部を備えることを特
    徴とする膨張弁。
  7. 【請求項7】 減圧すべき液冷媒の通過する第1の通路
    と、エバポレータからコンプレッサに向う冷媒の通過す
    る第2の通路を有する略角柱状の弁本体と、第1の通路
    中に設けられるオリフィスと、上記オリフィスの開度を
    変化させるための弁体と、上記弁体を駆動するように冷
    媒の温度変化に応じて圧力が変化する感温ガスを充填し
    た気密室を有する上記弁本体に設けられた感温部とから
    なる膨張弁において、上記弁本体は、この弁本体の押し
    出し成形時に弁本体の両側壁面に一体に形成された弁本
    体の取付用開口部が、電磁弁の取付部と干渉しない位置
    に形成される第1の縁部と、この第1の縁部から連続し
    て弁本体内部に形成される円弧部と、この円弧部に連続
    する傾斜部と、この傾斜部と上記側壁面とを結ぶ第2の
    縁部を備えることを特徴とする膨張弁。
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