JPH11182709A - 電磁弁 - Google Patents

電磁弁

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JPH11182709A
JPH11182709A JP34943797A JP34943797A JPH11182709A JP H11182709 A JPH11182709 A JP H11182709A JP 34943797 A JP34943797 A JP 34943797A JP 34943797 A JP34943797 A JP 34943797A JP H11182709 A JPH11182709 A JP H11182709A
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JP
Japan
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solenoid valve
valve
port
prevented
plunger
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP34943797A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunihiro Kubo
晋宏 久保
Naoki Hakamata
尚樹 袴田
Hitoshi Tanaka
田中  均
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Soken Inc
Original Assignee
Denso Corp
Nippon Soken Inc
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Publication date
Application filed by Denso Corp, Nippon Soken Inc filed Critical Denso Corp
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Publication of JPH11182709A publication Critical patent/JPH11182709A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電磁弁の作動時に発生する騒音を防止する。 【解決手段】 リターンポート137に逆止弁180を
設けるとともに、リード弁体181にオリフィス183
を形成する。これにより、作動油が逆流することを防止
できるとともに、リリーフ通路102内の負圧を徐々上
昇させることができるので、電磁弁の振動、気泡の破裂
および残存を防止できる。したがって、電磁弁作動時の
騒音を防止できる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電磁弁に関するも
のであり、車両のオートマチックトランスミッション
(AT)の油圧制御用3方電磁弁に用いて有効である。
【0002】
【従来の技術】ATの油圧制御用3方電磁弁の構造は、
例えば実開平3−8850号公報(図6参照)に記載の
発明のごとく、可動鉄心(プランジャ)Pを電磁駆動す
ることにより、プレッシャポート1とコントロールポー
ト2とを連通させる場合(以下、この状態を第1連通状
態と呼ぶ。)と、コントロールポート2とリターンポー
ト3とを連通させる場合(以下、この状態を第2連通状
態と呼ぶ。)とを切換えるものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで、ATの油圧
制御では、第1連通状態ではプレッシャポート1側から
コントロールポート2側に向けて作動油を供給してお
り、第2連通状態では、コントロールポート2からリタ
ーンポート3に向けて作動油が流通する。このため、第
2連通状態から第1連通状態に急激に切換えると、作動
油の慣性により、第1連通状態に切り換わった後におい
ても、僅かな時間ながら作動油がリターンポート3から
流出する。
【0004】したがって、上記公報に記載の電磁弁で
は、リターンポート側のハウジング内3aに負圧が発生
するため、リターンポート3から流出した作動油の一部
が逆流してしまう。したがって、この逆流した作動油が
電磁弁を振動させてしまうので、電磁弁の作動時に騒音
が発生してしまう。そしてさらに、負圧の発生と同時に
発生した気泡が、逆流した作動油に潰されるため、上記
騒音に加えて気泡の破裂音による騒音が発生してしま
う。
【0005】なお、これらの騒音は、上述の説明から明
らかなように、作動油が流通しているときに、急激に作
動油の通路を遮断させる時に発生するものであるので、
この騒音に関する問題は3方電磁弁に固有の問題ではな
く、2方電磁弁においても発生する問題である。本発明
は、上記点に鑑み、電磁弁の作動時に発生する騒音を防
止することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記目的を達
成するために、以下の技術的手段を用いる。請求項1、
2に記載の発明では、流出口(137)から流体通路
(102)内に向けて流体が逆流することを抑制する逆
止弁(180)を有することを特徴とする。
【0007】これにより、流体通路(102)を急激に
閉じた時に、流出口(137)側から流体通路(10
2)内に向けて流体が逆流するのを防止できる。したが
って、電磁弁の振動および流体通路(102)内に発生
した気泡が潰されることを防止できるので、電磁弁の作
動時の騒音を防止することができる。請求項2に記載の
発明では、逆止弁(180)の弁体(181)にオリフ
ィス(183)を形成したことを特徴とする。
【0008】ところで、仮にオリフィス(183)が形
成されていない場合には、流体通路(102)内の負圧
が保持されるので、流体通路(102)内に気泡が残存
してしまい、次回の電磁弁の作動時に残存していた気泡
が破裂して騒音が発生してしまう。これに対して、本発
明では、弁体(181)にオリフィス(183)が形成
されているので、流体通路(102)内の負圧が徐々に
上昇する。したがって、気泡が自然に消滅するので、次
回の電磁弁の作動時における騒音を防止できる。
【0009】なお、上記各手段の括弧内の符号は、後述
する実施形態記載の具体的手段との対応関係を示すもの
である。
【0010】
【発明の実施の形態】(第1実施形態)本実施形態は、
本発明に係る電磁弁をATのクラッチ(図示せず)を制
御する油圧制御用3方電磁弁(以下、電磁弁と略す。)
100に適用したものであって、図1は電磁弁100の
断面図である。
【0011】図1中、110は、油圧ポンプ(図示せ
ず)の吐出側に接続されるプレッシャポート111およ
びクラッチ側に接続されるコントロールポート(流入
口)112が形成された磁性材料のベース(第1固定部
材)であり、コントロールポート112はプレッシャポ
ート111周りに3個形成されている(図2参照)。1
20は、プレッシャポート111に連通する円柱状の中
空部113(ベース110)に圧入固定された非磁性体
の円筒状のスリーブであり、このスリーブ120内に
は、非磁性体のシャフト130の一端側が圧入固定され
ている。
【0012】また、シャフト130の一端側(プレッシ
ャポート111側)には、一端側から他端側に向けて所
定寸法だけ陥没する第1止まり穴131、この第1止ま
り穴131に直交して連通する第2止まり穴132、お
よび第2止まり穴132に連通するようにシャフト13
0の外周面に形成された第1環状溝133が形成されて
おり、両止まり穴131、132および第1環状溝13
3により、プレッシャポート111からコントロールポ
ート112に至る作動油の供給通路101が構成されて
いる。
【0013】一方、シャフト130の他端側には、他端
側から一端側に向けて所定寸法だけ陥没するとともに、
リターンポート(流出口)137を形成する第3止まり
穴134、この第3止まり穴134に直交して連通する
第4止まり穴135、および第4止まり穴135に連通
するようにシャフト130の外周面に形成された第2環
状溝136が形成されている。なお、リターンポート1
37は、油圧ポンプの吸入側(低圧側)に接続される。
【0014】また、140は磁性材料の円筒状プランジ
ャ(可動部材)であり、このプランジャ(140)がシ
ャフト130の外周面をその軸方向に摺動変位すること
により、供給通路101および後述するリリーフ通路1
02を切り換え開閉する。なお、プランジャ140はコ
イルバネ(弾性手段)141により供給通路101を開
く向き、すなわちリリーフ通路102を閉じる向きに押
圧されている。
【0015】150は磁束を発生させるソレノイドコイ
ル(以下、コイルと略す。)であり、151は樹脂製の
巻枠(ボビン)である。そして、ボビン151とプラン
ジャ140との間に形成される隙間152、並びに両止
まり穴134、135および第2環状溝136により、
コントロールポート112からリターンポートに至る作
動油のリリーフ通路102が構成されている。
【0016】また、シャフト130の他端側(リターン
ポート側137)には、磁性材料のコア(第2固定部
材)160が圧入固定されており、コア160、磁性材
料のヨーク170およびベース110により、プランジ
ャ140およびコイル150等を収納するとともに、両
通路101、102および各ポート111、112、1
37が形成されたハウジングを構成している。
【0017】なお、コア160のうちプランジャ140
の外周面に面する部位161には、この部位161とプ
ランジャ140との隙間(磁気抵抗)δを小さくしつ
つ、リリーフ通路102の通路面積を確保すべく、シャ
フト130の軸方向に延びる溝(スリット)162が形
成されている(図3参照)。ところで、円筒状のヨーク
170は、その一端側をベース110に係止させた状態
で他端側をコア160に対して包みカシメすることによ
り固定されているとともに、コア160とボビン151
との間に、波状のウェイブワッシャ(弾性部材)172
を配設することによりボビン151(コイル150)お
よびコア160のガタツキを防止している。
【0018】なお、ヨーク170の外壁には、車両(A
T)に電磁弁100を固定するためのブラケット171
が溶接されている(図4参照)。また、180は、リリ
ーフポート137側(低圧側)からリリーフ通路102
内(第3止まり穴134内)に向かう向きに作動油が逆
流することを防止する逆止弁である。そして、この逆止
弁180は、薄板状のリード弁体181、およびリード
弁体181の最大開度を規制するストッパ(弁止板)1
82から構成構成されており、リード弁体181には、
その厚み方向に貫通するオリフィス(小穴)183が形
成されている。
【0019】因みに、リード弁体181(逆止弁18
0)の開弁圧力は、クラッチのリターン用スプリング圧
より小さく設定され、最大開度はリリーフ通路102に
必要とされる最大流量に基づいて設定されている。な
お、138はシャフト130に対するプランジャ140
の摺動性を向上させるV字状の溝であり、191〜19
3はニトリルゴム製のOリングである。
【0020】次に、電磁弁100の作動を述べる。 1.通電時(図5参照) コイル150に通電すると、ベース110、プランジャ
140、コア160およびヨーク170により磁気回路
が形成され、プランジャ140とベース110間で電磁
吸引力が発生するので、プランジャ140がベース11
0側(図1の下方側)に移動する。
【0021】したがって、プランジャ140の一端(エ
ッジ部142)がスリーブ120の一端(エッジ部12
1)に接触するため、供給通路101が閉じるととも
に、リリーフ通路102が開く。 2.非通電時(図1参照) コイル150への通電を遮断すると、プランジャ140
とベース110間で電磁吸引力が消滅するので、プラン
ジャ140はコイルバネ141の弾性力によりコア16
0側に移動して、プランジャ140の他端(エッジ部1
43)がシャフト130の段付き部139に接触する。
したがって、供給通路101が開くとともに、リリーフ
通路102が開く。
【0022】次に、本実施形態の特徴を述べる。本実施
形態によれば、リリーフポート137に逆止弁180が
形成されているので、リリーフ通路102を急激に閉じ
た時(コイル150への通電を遮断した時)に、リリー
フポート137側(低圧側)からリリーフ通路102内
(第3止まり穴134内)に向けて作動油が逆流するこ
と防止できる。したがって、電磁弁100の振動および
第3止め穴134(リリーフ通路102)内に発生した
気泡が潰されることを防止できるので、電磁弁100の
作動時の騒音を防止することができる。
【0023】ところで、仮にオリフィス(183)が形
成されていない場合には、第3止め穴134内の負圧が
保持されるので、第3止め穴134内に発生した気泡が
残存してしまい、次回の電磁弁100の作動時に残存し
ていた気泡が破裂して騒音が発生してしまう。これに対
して、本実施形態では、リード弁体181にオリフィス
(183)が形成されているので、第3止め穴134内
の負圧が徐々に(大気圧まで)上昇する。したがって、
第3止め穴134内に発生した気泡が自然に消滅するの
で、次回の電磁弁100の作動時における騒音を防止で
きる。
【0024】ところで、本発明に係る電磁弁はAT用に
限定されるものではなく、その他の油空圧回路に対して
適用することができる。また、逆止弁180はリード弁
型に限定されるものではなく、その他形式の逆止弁でも
よい。
【図面の簡単な説明】
【図1】非通電状態を示す実施形態に係る電磁弁の断面
図である。
【図2】(a)はベースの正面図であり、(b)は
(a)のA−A断面図である。
【図3】(a)はコアの正面図であり、(b)は(a)
のA−A断面図である。
【図4】(a)は電磁弁の側面図であり、(b)は
(a)の右側面図である。
【図5】通電状態を示す実施形態に係る電磁弁の断面図
である。
【図6】従来の技術に係る電磁弁の断面図である。
【符号の説明】
110…ベース、140…プランジャ(可動部材)、1
50…ソレノイドコイル、160…コア、170…ヨー
ク、180…逆止弁、181…リード弁体、183…オ
リフィス。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 均 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ソレノイドコイル(150)に通電する
    ことにより発生する電磁力により可動部材(140)を
    変位させて流体通路(102)の開閉を行う電磁弁であ
    って、 前記可動部材(140)を変位可能に収納するととも
    に、前記流体通路(102)の流入口(112)および
    流出口(137)が形成されたハウジング(110、1
    60)と、 前記流出口(137)から前記流体通路(102)内に
    向かう向きに流体が逆流することを抑制する逆止弁(1
    80)とを有することを特徴とする電磁弁。
  2. 【請求項2】 前記逆止弁(180)の弁体(181)
    には、前記弁体(181)を貫通するオリフィス(18
    3)が形成されていることを特徴とする請求項1に記載
    の電磁弁。
JP34943797A 1997-12-18 1997-12-18 電磁弁 Withdrawn JPH11182709A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6484597B2 (en) 2000-03-10 2002-11-26 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Method and apparatus for controlling gear-shift of motor-driven gear shifter
US6502681B1 (en) 1999-11-19 2003-01-07 Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha Clutch connection control system
JP2006266543A (ja) * 2005-03-22 2006-10-05 Fuji Koki Corp 電磁弁一体型膨張弁
CN108087592A (zh) * 2017-12-28 2018-05-29 余姚市宇海畜牧机械科技有限公司 畜牧用的电控气路转换装置

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Effective date: 20050301