JP2990844B2 - 三方電磁弁 - Google Patents

三方電磁弁

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JP2990844B2
JP2990844B2 JP3099105A JP9910591A JP2990844B2 JP 2990844 B2 JP2990844 B2 JP 2990844B2 JP 3099105 A JP3099105 A JP 3099105A JP 9910591 A JP9910591 A JP 9910591A JP 2990844 B2 JP2990844 B2 JP 2990844B2
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徳朗 柴田
謙一 金津
光男 吉田
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は自動車用の電子制御式
オウトマチック トランスミッションなどの油圧機器に
使用される三方電磁弁に関するものである。
【0002】
【従来技術】自動車などの車両においてはオイルの消費
量を低減するために二方弁から三方弁への切り替えが要
求されている。然し三方弁は構造が複雑であるので例え
ば特開昭64ー69875号公報に開示されている三方
電磁弁はオイルの吸入口と吐出口とを連通する通路の断
面積は比較的に大きく設定され、オイルの吐出口とドレ
ン口とを連通する通路の断面積は小さく設定されてい
る。このため弁の流量特性はオイルが吸入口から吐出口
に向って流れる時は流量が大きく、吐出口からドレン口
に向って流れる時は流量が小さい。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のような三方電磁
弁の吐出口にピストン負荷を接続すると吸入口側はその
上流側に設けた流体ポンプにより一定の高い圧力に保持
されるが、ドレン口側はピストン負荷による押出し圧力
を受けるので低圧となることがあり、通電による吸入口
の作動応答性と電流カットによるドレン口の作動応答性
に差があり、ドレン口の作動応答性が悪いと言う問題が
ある。
【0004】このドレン口の作動応答性を向上させよう
とすると三方電磁弁全体のサイズガ大きくなり、消費電
力量が増加し、小型、低コストの電磁弁が得られないこ
とになる。
【0005】この発明はドレン口の作動応答性が吸入口
の作動応答性と同程度に良く、しかも小型、低コストで
消費電力量の少ない三方電磁弁の提供を課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、この発明の三方電磁弁は弁部とこれに接続するソレ
ノイド部とからなり、弁部には流体の吸入口と吐出口と
が設けられ、弁部とソレノイド部との接続部にはドレン
口が設けられ、吸入口に吸入口シートを介して連通する
小径の連通路とこれに接続する大径の連通路とが弁部内
に設けられ、大径の連通路が吐出口に連通されると共に
ドレン口シートを介してドレン口に連通されて、吐出口
とドレン口とを連通する弁部内の通路の断面積が吸入口
と吐出口とを連通する通路の断面積より大きくされ、吸
入口シートに着座するボール弁とドレン口シートに着座
するドレン弁部が形成されたシャフトとが設けられ、ソ
レノイド部の吸引力でシャフトを移動させ、シャフト先
端の押し棒部がボール弁に当接して吸入口シートを開弁
させると共に、更にシャフトが移動してドレン弁部がド
レン口を閉弁させる構成を有している。
【0007】
【作用】上記の構成によりオイルの流量は弁の吐出口か
らドレン口に向かう場合の方が吸入口から吐出口に向か
う場合よりも多いので、弁の吐出口にピストン負荷を装
着した場合にドレン口の作動応答性はよくなり、吸入口
とドレン口との作動応答性の差が殆どなくなることにな
る。また、ソレノイド部の吸引力でシャフトを移動さ
せ、押し棒部をボール弁に当接させて吸入口シートを開
弁させると共に、更にシャフトを移動してドレン弁部が
ドレン口を閉弁させる。
【0008】
【実施例】以下実施例を示す図1〜3によりこの発明を
説明する。三方電磁弁1は弁部2とソレノイド部3とか
ら構成されている。弁部2は筒状のベース7内に同じく
筒状の弁座8を有する構成となっており、ベース7の前
端壁71には吸入口4が、周壁72には吐出口5がそれ
ぞれ設けられている。吸入口4は図示しないオイルポン
プに接続され、吐出口5は図示しない負荷に接続され
る。弁座8の内部孔は前側の小径の連通路83とこれに
段差を介して接続する後側の大径の連通路84とからな
り、また弁座8の周壁85には前記吐出口5と連通路8
4とを連通する流通路86が設けられている。ベース7
の前端壁71と弁座8との間において、ベース7内には
ボール弁10が挿入されており、弁座8の前端にはボー
ル弁10が当接する吸入口シート81が形成され、後端
にはドレン口シート82が形成されている。ドレン口シ
ート82は後述のソレノイド部3のシャフト9の移動に
よりシャフト9のドレン弁部91に当接する。17、1
8はOリングである。
【0009】ソレノイド部3は弁部2の後端に同軸に取
り付けられ、その筒状のヨーク14の中心部にはシャフ
ト9がその軸方向に移動可能に配置され、シャフト9の
外側には筒状のステータコア12が、ステータコア12
の外側にはコイル16が配置されている。シャフト9の
前端部は斜め段差状のドレン弁部91を介してシャフト
9より径小の押し棒部92となっている。押し棒部92
はシャフト9の左方向への移動によりボール弁10を押
して吸入口シート81を開弁する。シャフト9の後部に
はムービングコア11が固定され、ステータコア12と
ムービングコア11との間にはエアギャップ19が設け
られている。ムービングコア11はリング状のプレート
13内に所定間隙を介して移動可能に配置され、プレー
ト13はストッパ15によりヨーク14からの脱落を防
止されている。弁部2とソレノイド部3との接続部にド
レン口6が設けられ、このドレン口6は図示しないオイ
ルタンクに連通する。
【0010】上記の構成において、三方電磁弁1に非通
電の場合では吸入口4からのオイルの印加圧によりボー
ル弁10が吸入口シート81を押圧して閉弁し、ドレン
口シート82を開弁状態に保持する。通電時ではムービ
ングコア11がステータコア12に引き寄せられて図1
で左方向に移動し、押し棒部92がボール弁10を左方
に押して弁座8の吸入口シート81を開弁し、シャフト
9のドレン弁部91が弁座8のドレン口シート82を閉
弁させる。連通路84の断面積は連通路83の断面積よ
り大きいので(ドレン口流量)>(吸入口流量)とな
る。ここで(ドレン口シート82の径)>(吸入口シー
ト81の径)であるので、ソレノイド吸引力によるドレ
ン弁部91に置ける閉弁力はボール弁10における開弁
力より強くする必要があるが、上記のように押し棒型の
ソレノイド部3を使用したので、図3に示すようにソレ
ノイド吸引力特性と開弁.閉弁力の関係が成立し、図3
の点(イ)に示すドレン口シート82の閉弁力(吸引部
エアギャップ位置S2 )は図3の点(ロ)に示す吸入口
シート81の開弁力(吸引部エアギャップ位置S1 )よ
り大きくなる。従ってソレノイド吸引力を有効に利用す
ることができる。この結果小型、低コストの大流量の三
方電磁弁の開発が可能となる。
【0011】その他の本発明の利点として吸入口4のオ
イルの流量が小さいため、弁作動時の吸入口4からドレ
ン口6へのオイル漏れ量が少なくなる。又吐出口5にピ
ストン負荷を接続したときに吸入口4、ドレン口6の作
動応答性の差が小さくなるのでパルス ワイド モジュ
レーション作動時の油圧特性リニアリティが向上する。
更に弁部2の油路とソレノイド部3の磁気回路とがシャ
フト9により分離されるのでソレノイド部3の異物侵入
防止機能が向上する。
【0012】図4は本発明の使用例を示したものであ
り、オイルポンプ20は吸入口4に連通し、吐出口5は
ピストン負荷21に連通し、ドレン口6はオイルタンク
22に連通している。その他の構成は図1と同じである
ので説明を省く。又作用も上記の通りである。
【0013】表1は本発明の三方電磁弁と従来の三方電
磁弁との試験結果を示したものであり、同一の電流に対
し本発明の三方電磁弁は吐出口からドレン口への流量
(リットル/分)が従来品より優れ、又油圧応答性も優
れている。
【0014】
【表1】
【0015】
【効果】この発明は上記の構成を有するので次のような
優れた効果を有する。 (イ)吐出口からドレン口への流量が増加し、ドレン口
の作動応答性が向上する。 (ロ)小型、低コストで消費電力量が少ない。
【図面の簡単な説明】
【図1】一実施例の縦断正面図である。
【図2】弁部の拡大縦断正面図である。
【図3】ソレノイド吸引力と吸引部エアギャップとの関
係図である。
【図4】使用例の正面図である。
【符号の説明】
1 三方電磁弁 2 弁部 3 ソレノイド部 4 吸入口 5 吐出口 6 ドレン口 83 連通路 84 連通路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 牧 幹郎 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 日本 電装株式会社内 (56)参考文献 特開 平2−248785(JP,A) 実開 昭56−151562(JP,U) 実開 昭55−57576(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.6,DB名) F16K 31/00 - 31/11 F16K 11/00 - 11/24

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】弁部とこれに接続するソレノイド部とから
    なり、弁部には流体の吸入口と吐出口とが設けられ、弁
    部とソレノイド部との接続部にはドレン口が設けられ、
    吸入口に吸入口シートを介して連通する小径の連通路と
    これに接続する大径の連通路とが弁部内に設けられ、大
    径の連通路が吐出口に連通されると共にドレン口シート
    を介してドレン口に連通されて、吐出口とドレン口とを
    連通する弁部内の通路の断面積が吸入口と吐出口とを連
    通する通路の断面積より大きくされ、吸入口シートに着
    座するボール弁とドレン口シートに着座するドレン弁部
    が形成されたシャフトとが設けられ、ソレノイド部の吸
    引力でシャフトを移動させ、シャフト先端の押し棒部が
    ボール弁に当接して吸入口シートを開弁させると共に、
    更にシャフトが移動してドレン弁部がドレン口を閉弁さ
    せることを特徴とする三方電磁弁。
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CN104390031B (zh) * 2014-11-04 2017-07-21 浙江大学 高压大推力两位三通球阀结构
JP6593102B2 (ja) 2015-10-28 2019-10-23 浜名湖電装株式会社 電磁弁

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