JPH11182208A - タービンケーシング用ボルトスタンド - Google Patents

タービンケーシング用ボルトスタンド

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JPH11182208A
JPH11182208A JP34941397A JP34941397A JPH11182208A JP H11182208 A JPH11182208 A JP H11182208A JP 34941397 A JP34941397 A JP 34941397A JP 34941397 A JP34941397 A JP 34941397A JP H11182208 A JPH11182208 A JP H11182208A
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stand
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宏 八木澤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】本発明は、安全で、ボルト組込み作業の効率向
上を図ることができるタービンケーシング用ボルトスタ
ンドを提供する。 【解決手段】主蒸気フランジ管などの配管32を有する
部位の上半ケーシング31に対応して筒体372をベー
ス371上に直立して設け、この筒体372の中空部に
水平プレート373を設けるとともに、この水平プレー
ト373の中心位置にガイド374を突設し、このよう
な筒体372のボルト挿入口372aより、その中心軸
に沿ってガイド穴381を有するボルト38を挿入する
とともに、水平プレート373のガイド374をボルト
38のガイド穴381に挿入することで、ボルト38を
倒れることなく直立して支持する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蒸気タービンの静
止体であるタービンケーシング用ボルトスタンドに関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】蒸気タービンの静止体であるタービンケ
ーシングは、ケーシング内部の蒸気が外部に漏洩するの
を防止するため、ケーシングを固定する水平フランジな
どに多数のボルトを配設している。
【0003】図8は、このようなタービンケーシングの
一例を示すもので、主蒸気フランジ管などの配管を有さ
ない部位の上半ケーシング1にボルトを組込む例を示し
ている。この場合、タービン床面7上に設置されたケー
シング架台6に、主蒸気フランジ管などの配管を有さな
い部位の上半ケーシング1を据付け、この据付け状態
で、上半ケーシング1のナット取付け面5のボルト穴4
にボルト2を組込むようになるが、この時の、ボルト穴
4へのボルト2の組込みは、タービンフロア22に常設
されるクレーン10を用い、このクレーン10のワイヤ
ロープ9を、上部ネジ部21にナット3を螺装したボル
ト2の真上のアイボルト8に通すとともに、ボルト2を
吊した状態で、ボルト穴4にゆっくりと挿入するように
している。この際、ボルト穴4を有するのナット取付け
面5は、ボルト2に対し水平になるように機械加工され
ている。
【0004】また、図9は、主蒸気フランジ管などの配
管11を有する部位の上半ケーシング12にボルトを組
込む例を示している。この場合、上半ケーシング12の
両サイドに設けられたトラニオン13にタービンフロア
のクレーン14のワイヤロープ15を巻付け、上半ケー
シング12を吊り上げた状態で、上半ケーシング12の
ナット取付け面16のボルト穴17にボルト18を組込
むため、タービン床面19に作業員20がボルト18を
手で支えて直角に立て、上半ケーシング12をゆっくり
と下ろしながら、ナット取付け面16のボルト穴17に
ボルト18を挿入し、この後、ナット取付け面16で上
半ナット21をボルト18に締め付けるようにしてい
る。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図8に示す
構成のものは、ボルトの組込み作業に、タービンフロア
22に常設されるクレーン10を占有してしまうため、
他の作業を同時に進めることができず、作業能率が悪い
という問題があり、また、図9に構成のものは、作業員
がボルト18を支える関係で上半ケーシング12の真下
に入り込むため、危険を伴うとともに、ボルト18が倒
れる可能性もあることから、極めて危険な作業になると
いう問題があり、加えて、手作業が多いため、作業に時
間がかかるという問題もあった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、安全で、ボルト組込み作業の効率向上を図ることが
できるタービンケーシング用ボルトスタンドを提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
タービンケーシングにケーシングボルトを組込む際に用
いられるタービンケーシング用ボルトスタンドにおい
て、前記タービンケーシングに対応して直立して設けら
れる筒体と、この筒体の中空部に設けられた水平プレー
トと、この水平プレート面に突設されるガイドとを具備
し、前記水平プレート面に突設されるガイドが挿入され
るガイド穴を有するボルトを、前記筒体の上方開口より
挿入することで該ボルトを直立して支持するようにして
いる。
【0008】請求項2記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記水平プレートは、前記筒体に直立して
支持されるボルト頭部の高さ位置を決定するように前記
筒体の中空部での高さ位置が設定されている。
【0009】請求項3記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記ボルトを直立支持する筒体は、前記タ
ービンケーシングの有する配管下部に配置されている。
請求項4記載の発明は、請求項1記載の発明において、
前記筒体に直立して支持されるボルト頭部に対応させ
て、該ボルト頭部に締め付け固定されるナットの支持手
段を配置している。
【0010】請求項5記載の発明は、請求項1記載の発
明において、前記水平プレートは、前記筒体の中空部で
の高さ位置を調整可能にしている。請求項1記載の発明
によれば、筒体の中空部にボルトを倒れることなく、直
立して支持することができるので、安全性が高く、さら
に、ボルトを直立支持した状態で、ナット締め付け固定
するまでの作業を連続して行うことができ、ボルト組込
み作業を効率よく行うことができる。
【0011】請求項2記載の発明によれば、例えば、タ
ービンケーシングでの高さの異なるナット取付け面上で
のボルト頭部の突出量を同じに設定できる。請求項3記
載の発明によれば、ボルトの組込みが困難な配管下部に
ついても、ボルト組込み作業を簡単にできる。
【0012】請求項4記載の発明によれば、ボルト頭部
にナットの締め付け固定したものをタービンケーシング
のナット取付け面上で同じ高さで突出するように調整で
きる。請求項5記載の発明によれば、タービンケーシン
グでナット取付け面上でのボルト頭部の突出量を任意に
調整でき、ボルト組込み時間を短縮できる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に従い説明する。 (第1の実施の形態)図1は、本発明が適用されるター
ビンケーシング用ボルトスタンドの概略構成を示すもの
で、ここでは、タービンケーシングとして主蒸気フラン
ジ管などの配管を有する部位の上半ケーシングにボルト
を組込む際に適用するものを示している。
【0014】図において、31は、主蒸気フランジ管な
どの配管32を有する部位の上半ケーシングで、この上
半ケーシング31は、複数のボルト穴33を形成したナ
ット取付け面341を有する水平フランジ34を設けて
いる。また、上半ケーシング31の両サイドには、トラ
ニオン35を設けている。このトラニオン35は、上半
ケーシング31を後述するクレーン39により吊り上げ
る際に用いるものである。
【0015】一方、36は、タービン床面で、このター
ビン床面36に、本発明のボルトスタンド37を設けて
いる。このボルトスタンド37は、タービン床面36上
に載置されるベース371上に筒体372を直立して設
けている。この筒体372は、上方開口部をボルト挿入
口372aに形成するとともに、その中空部のベース3
71側に片寄った位置に水平プレート373を設けてい
る。この水平プレート373は、ボルト挿入口372a
より筒体372に挿入されるボルト38端を受止めるも
ので、その中心位置に棒状のガイド374を突設してい
る。
【0016】この場合、ボルトスタンド37の筒体37
2に挿入されるボルト38は、その中心軸に沿ってガイ
ド穴381を有している。次に、このように構成した実
施の形態の動作を説明する。
【0017】まず、上半ケーシング31の両サイドに設
けられたトラニオン35にタービンフロアのクレーン3
9のワイヤロープ40を巻付け、上半ケーシング31を
所定高さまで吊り上げる。
【0018】次に、タービン床面36に配置したボルト
スタンド37の筒体372のボルト挿入口372aより
ボルト38を挿入するとともに、水平プレート373の
ガイド374をボルト38の中心軸に沿ったガイド穴3
81に挿入することで、ボルト38を直立して支持す
る。
【0019】そして、この状態から、クレーン39によ
り上半ケーシング31をゆっくりと下ろしながら、水平
フランジ34のナット取付け面341のボルト穴33に
ボルト38を挿入し、その後、ナット取付け面341上
で図示しない上半ナットをボルト38のネジ部38aに
締め付け固定する。
【0020】従って、このようにすれば、主蒸気フラン
ジ管などの配管32を有する部位の上半ケーシング31
に対応して筒体372をベース371上に直立して設
け、この筒体372の中空部に水平プレート373を設
けるとともに、この水平プレート373の中心位置にガ
イド374を突設し、このような筒体372のボルト挿
入口372aより、その中心軸に沿ってガイド穴381
を有するボルト38を挿入するとともに、水平プレート
373のガイド374をボルト38のガイド穴381に
挿入することで、ボルト38を倒れることなく直立して
支持できるようにしたので、従来,作業員がボルトを支
えるために上半ケーシングの真下に入り込むようにした
場合と比べ、安全性が高く、しかも、ボルト38を直立
支持した状態で、上半ケーシング31を下ろしながら水
平フランジ34のナット取付け面341のボルト穴33
にボルト38を挿入し、上半ナットをボルト38のネジ
部38aに締め付け固定するまでの作業を連続して行う
ことができるので、ボルト組込みまでの作業を効率よく
行うことができる。 (第2の実施の形態)図2は、本発明の第2の実施の形
態の概略構成を示すもので、ここでは、タービンケーシ
ングとして主蒸気フランジ管などの配管を有さない部位
の上半ケーシングにボルトを組込む際に適用するものを
示している。
【0021】図において、41は、主蒸気フランジ管な
どの配管を有さない部位の上半ケーシングで、この上半
ケーシング41は、複数のボルト穴43を形成した水平
フランジ44を設けている。この場合、水平フランジ4
4は、上半ケーシング41の中央部と前後部で高さの異
なるナット取付け面441、442を有している。ま
た、上半ケーシン41の両サイドには、トラニオン45
を設けている。このトラニオン45は、上半ケーシング
41を後述するクレーン49により吊り上げる際に用い
るものである。
【0022】一方、タービン床面46に、本発明のボル
トスタンド47を設けている。このボルトスタンド47
は、タービン床面46上に載置されるベース471に複
数(図示例では4本)の筒体472を直立して設けてい
る。これら筒体472は、上方開口部をボルト挿入口4
72aに形成するとともに、その中空部に水平プレート
473を設けている。水平プレート473は、ボルト挿
入口472aより筒体472に挿入されるボルト48端
を受止めるもので、その中心位置に棒状のガイド474
を突設している。この場合、各筒体472内部の水平プ
レート473は、水平フランジ44の高さの異なる各ナ
ット取付け面441、442に対応させて筒体472中
空部での高さ位置が設定されている。つまり、図示例で
は、低所のナット取付け面441に対応する2本の筒体
472内部の水平プレート473は、高い位置に、高所
のナット取付け面442に対応する2本の筒体472内
部の水平プレート473は、低い位置に設定されてい
て、これら筒体472中に長さの異なるボルト48を挿
入した状態で、ナット取付け面441、442上での各
ボルト48頭部の突出量が等しくなるようにしている。
【0023】なお、ボルトスタンド47の筒体472に
挿入されるボルト48は、その中心軸に沿ってガイド穴
481を有している。このような構成において、まず、
上半ケーシング41の両サイドに設けられたトラニオン
45にタービンフロアのクレーン49のワイヤロープ5
0を巻付け、上半ケーシング41を所定高さまで吊り上
げる。
【0024】次に、タービン床面46に配置したボルト
スタンド47の各筒体472にボルト48を挿入すると
ともに、水平プレート473のガイド474をボルト4
8の中心軸に沿ってたガイド481に挿入することで、
ボルト48を位置決めするとともに直立して支持する。
この場合、水平プレート473のナット取付け面441
に対応する2本の筒体472に支持されるボルト48に
比べ、ナット取付け面442に対応する2本の筒体47
2に支持されるボルト48は、上方に突出されることに
なる。
【0025】この状態から、クレーン49により上半ケ
ーシング41をゆっくりと下ろしながら、水平フランジ
44のナット取付け面441、442の各ボルト穴43
にそれぞれのボルト48を挿入するとともに、それぞれ
のネジ部48aを同じ高さだけ突出させ、この状態で、
ナット取付け面441、442上で図示しない上半ナッ
トをボルト48のネジ部48aに締め付け固定するよう
になる。
【0026】このようにすれば、ボルトスタンド47の
各筒体472にボルト48を直立して支持した状態で、
水平フランジ44のナット取付け面441、442の各
ボルト穴43に、それぞれボルト48を挿入すること
で、高さの異なるナット取付け面441、442上での
ボルト48頭部の突出量を同じにできるので、その後の
上半ナットの締め付け作業などを簡単にでき、効率のよ
い組込み作業を実現できる。 (第3の実施の形態)図3および図4は、本発明の第3
の実施の形態の概略構成を示すもので、ここでは、ター
ビンケーシングとして主蒸気フランジ管などの配管を有
する部位の上半ケーシングにボルトを組込む際に適用す
るものを示している。
【0027】図において、51は、主蒸気フランジ管な
どの配管52を有する部位の上半ケーシングで、この上
半ケーシング51は、複数のボルト穴53を形成したナ
ット取付け面541を有する水平フランジ54を設けて
いる。また、上半ケーシング51の両サイドには、トラ
ニオン55を設けている。このトラニオン55は、上半
ケーシング51を後述するクレーン59により吊り上げ
る際に用いるものである。
【0028】一方、タービン床面56に、本発明のボル
トスタンド57を設けている。このボルトスタンド57
は、上半ケーシング51の配管52の真下部分に設置さ
れるもので、ベース571に複数(図示例では2本)の
筒体572を直立して設けている。これら筒体572
は、上方開口部をボルト挿入口572aに形成するとと
もに、その中空部に水平プレート573を設けている。
水平プレート573は、ボルト挿入口572aより筒体
572に挿入されるボルト58端を受止めるもので、そ
の中心位置に棒状のガイド574を突設している。
【0029】なお、この場合も、ボルトスタンド57の
筒体572に挿入されるボルト58は、その中心軸に沿
ってガイド穴581を有している。このような構成にお
いて、まず、上半ケーシング51の両サイドに設けられ
たトラニオン55にタービンフロアのクレーン59のワ
イヤロープ60を巻付け、上半ケーシング51を所定高
さまで吊り上げる。
【0030】次に、上半ケーシング51の配管52の真
下に設置されたボルトスタンド57の筒体572のボル
ト挿入口572aよりボルト58を挿入するとともに、
水平プレート573のガイド574をボルト58の中心
軸に沿ってたガイド穴581に挿入することで、ボルト
58を位置決めするとともに直立して支持する。
【0031】そして、この状態から、クレーン59によ
り上半ケーシング51をゆっくりと下ろしながら、水平
フランジ54のナット取付け面541のボルト穴53に
ボルト58を挿入し、その後、ナット取付け面541上
で図示しない上半ナットをボルト58のネジ部58aに
締め付け固定する。
【0032】このようにすれば、上半ケーシング51の
配管52の真下など、ボルト58の組込みが困難な部位
についても、この部位に対応させてボルトスタンド57
を配置することで、これら部位でのボルト58のナット
取付け面541への組込みを簡単にできるようになる。 (第4の実施の形態)図5は、本発明の第4の実施の形
態の概略構成を示すもので、ここでは、タービンケーシ
ングとして主蒸気フランジ管などの配管を有さない部位
の上半ケーシングにボルトを組込む際に適用するものを
示している。
【0033】図において、61は、主蒸気フランジ管な
どの配管を有さない部位の上半ケーシングで、この上半
ケーシング61は、複数のボルト穴63を形成した水平
フランジ64を設けている。この場合、水平フランジ6
4は、上半ケーシング61の中央部と前後部で高さの異
なるナット取付け面641、642を有している。ま
た、上半ケーシング61の両サイドには、トラニオン6
5を設けている。このトラニオン65は、上半ケーシン
グ61を後述するクレーン69により吊り上げる際に用
いるものである。
【0034】タービン床面66に、本発明のボルトスタ
ンド67を設けている。このボルトスタンド67は、タ
ービン床面66上に載置されるベース671に複数(図
示例では2本)の筒体672を直立して設けている。こ
れら筒体672は、上方開口部をボルト挿入口672a
に形成するとともに、その中空部に水平プレート673
を設けている。水平プレート673は、ボルト挿入口6
72aより筒体672に挿入されるボルト68端を受止
めるもので、その中心位置に棒状のガイド674を突設
している。この場合、各筒体672内部の水平プレート
673は、水平フランジ64の高さの異なる各ナット取
付け面641、642に対応させて筒体672中空部で
の高さ位置が設定されている。つまり、図示例では、低
所のナット取付け面641に対応する筒体672内部の
水平プレート673は、高い位置に、高所のナット取付
け面642に対応する筒体672内部の水平プレート6
73は、低い位置に設定されていて、これら筒体672
中に長さの異なるボルト68を挿入した状態で、ナット
取付け面641、642上での各ボルト68頭部の突出
量が等しくなるようにしている。
【0035】なお、ボルトスタンド67の筒体672に
挿入されるボルト68は、その中心軸に沿ってガイド穴
681を有している。一方、上半ケーシング61の水平
フランジ64の上方にナットスタンドベース71を補助
クレーン72により吊り下げた状態で配置している。こ
のナットスタンドベース71は、ナット取付け面641
上で各ボルト68のネジ部68aに締め付け固定される
上半ナット681を保持するもので、セットピン712
を設けた複数の筒状支持部711を有し、これら筒状支
持部711内に上半ナット681を収容するとともに、
セットピン712により上半ナット681を着脱可能に
している。
【0036】このような構成において、まず、上半ケー
シング61の両サイドに設けられたトラニオン65にタ
ービンフロアのクレーン69のワイヤロープ70を巻付
け、上半ケーシング61を所定高さまで吊り上げる。
【0037】次に、タービン床面66に配置したボルト
スタンド67の各筒体672にボルト68を挿入すると
ともに、水平プレート673のガイド674をボルト6
8の中心軸に沿ったガイド681に挿入することで、ボ
ルト68を位置決めするとともに直立して支持する。こ
の場合、水平プレート673のナット取付け面641に
対応する筒体672に支持されるボルト68に比べ、ナ
ット取付け面642に対応する筒体672に支持される
ボルト68は、上方に突出されることになる。
【0038】この状態から、クレーン69により上半ケ
ーシング61をゆっくりと下ろしながら、水平フランジ
64のナット取付け面641、642の各ボルト穴63
にボルト68を挿入するとともに、それぞれのネジ部6
8aを同じ高さだけ突出させ、同時に、補助クレーン7
2により吊り下げたナットスタンドベース71をナット
取付け面641、642の上方まで移動するとともに、
筒状支持部711内部にセットピン712により保持し
た上半ナット681を、対応するボルト68のネジ部6
8a上方の所定高さに位置させる。そして、この状態か
ら、上半ナット681をボルト68のネジ部68aに締
め付け固定し、この締め付けの完了により、セットピン
712による保持を解除し、ナットスタンドベース71
を上方に移動して作業を終了する。
【0039】このようにすれば、ボルト68のネジ部6
8aに上半ナット681の締め付け固定したものをナッ
ト取付け面641、642上に同じ高さ突出するように
調整できるので、ボルト組込み時間を短縮でき、効率の
よい作業を実現できる。(第5の実施の形態)図6およ
び図7は、本発明の第5の実施の形態の概略構成を示す
もので、ここでは、タービンケーシングとして主蒸気フ
ランジ管などの配管を有する部位の上半ケーシングにボ
ルトを組込む際に適用するものを示している。この場
合、図3および図4と同一部分には、同符号を付してい
る。
【0040】図6および図7では、各筒体572の中空
部に設けられた水平プレート573の下部に油圧などの
ジャッキ81を設け、水平プレート573の高さ位置を
調整できるようにしている。
【0041】このようにすれば、上述した第3の実施の
形態の効果に加えて、さらに、ジャッキ81の加減圧操
作Pにより、各ボルト58のネジ部58aをナット取付
け面541上に同じ高さ突出するように調整できるの
で、ボルト組込み時間を短縮でき、効率のよいボルト組
込み作業を実現できる。
【0042】
【発明の効果】以上述べたように、本発明によれば、安
全で、ボルト組込み作業の効率向上を図ることができる
タービンケーシング用ボルトスタンドを提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図3】本発明の第3の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図4】第3の実施の形態の概略構成を示す図。
【図5】本発明の第4の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図6】本発明の第5の実施の形態の概略構成を示す
図。
【図7】第5の実施の形態の概略構成を示す図。
【図8】従来のタービンケーシングへのボルトの組込み
の一例を説明するための図。
【図9】従来のタービンケーシングへのボルトの組込み
の他の例を説明するための図。
【符号の説明】
31、41、51、61…上半ケーシング、 32、52…配管、 33、43、53、63…ボルト穴、 34、44、54、64…水平フランジ、 341、441、541、542、642…ナット取付
け面、 35、45、55、65…トラニオン、 36、46、56、66…タービン床面、 37、47、57、67…ボルトスタンド、 371、471、571、671…ベース、 372、472、572、672…筒体、 372a、472a、572a、672a…ボルト挿入
口、 373、473、573、673…水平プレート、 374、474、574、674…ガイド、 38、48、58、68…ボルト、 381、481、581、681…ボルト穴、 38a、48a、58a、68a…ネジ部、 681…上半ナット、 39、49、59、69…クレーン、 40、50,60、70…ワイヤロープ、 71…ナットスタンドベース、 711…筒状支持部、 712…セットピン、 72…補助クレーン、 81…ジャッキ。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 タービンケーシングにケーシングボルト
    を組込む際に用いられるタービンケーシング用ボルトス
    タンドにおいて、 前記タービンケーシングに対応して直立して設けられる
    筒体と、 この筒体の中空部に設けられた水平プレートと、 この水平プレート面に突設されるガイドと を具備し、 前記水平プレート面に突設されるガイドが挿入されるガ
    イド穴を有するボルトを、前記筒体の上方開口より挿入
    することで該ボルトを直立して支持することを特徴とす
    るタービンケーシング用ボルトスタンド。
  2. 【請求項2】 前記水平プレートは、前記筒体に直立し
    て支持されるボルト頭部の高さ位置を決定するように前
    記筒体の中空部での高さ位置が設定されることを特徴と
    する請求項1記載のタービンケーシング用ボルトスタン
    ド。
  3. 【請求項3】 前記ボルトを直立支持する筒体は、前記
    タービンケーシングの有する配管下部に配置されること
    を特徴とする請求項1記載のタービンケーシング用ボル
    トスタンド。
  4. 【請求項4】 前記筒体に直立して支持されるボルト頭
    部に対応させて、該ボルト頭部に締め付け固定されるナ
    ットの支持手段を配置したことを特徴とする請求項1記
    載のタービンケーシング用ボルトスタンド。
  5. 【請求項5】 前記水平プレートは、前記筒体中空部で
    の高さ位置を調整可能にしたことを特徴とする請求項1
    記載のタービンケーシング用ボルトスタンド。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007182890A (ja) * 2005-12-28 2007-07-19 Nuovo Pignone Spa 圧縮機またはタービン用の据付け要素
KR100789311B1 (ko) 2007-03-08 2007-12-28 한전케이피에스 주식회사 저압 터빈용 하부 그랜드 하우징 위치 조절 장치
JP2012140954A (ja) * 2010-12-29 2012-07-26 General Electric Co <Ge> 蒸気タービン用の取り外し可能な蒸気入口アセンブリ

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