JPH1118141A - トーン信号同期送信装置およびトーン信号同期送信方法 - Google Patents
トーン信号同期送信装置およびトーン信号同期送信方法Info
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- JPH1118141A JPH1118141A JP9164746A JP16474697A JPH1118141A JP H1118141 A JPH1118141 A JP H1118141A JP 9164746 A JP9164746 A JP 9164746A JP 16474697 A JP16474697 A JP 16474697A JP H1118141 A JPH1118141 A JP H1118141A
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- tone
- tone signal
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 伝送路利用効率を低下させることなく、伝送
区間において生ずる音声等の情報信号の品質低下を生じ
させないで、同一周波数干渉問題を解決したトーン信号
同期送信装置およびトーン信号同期送信方法を提供す
る。 【解決手段】 中央監視局１１内に設けられたディジタ
ル信号発生装置１によってフレーム同期信号Ｆが繰り返
し挿入される制御信号Ｓd0を伝送路２に出力し、制御信
号Ｓd0に基づいて各々が移動局７に対して同一周波数の
トーン信号Ｓtnを含む通信波を送信する複数の基地局１
０-1、１０-2・・・の各々に設けられた監視装置３、同
期信号Ｓsc発生装置４は制御信号Ｓd0から抽出されるフ
レーム同期信号Ｆに基づいて同期信号Ｓscを出力し、基
地局１０-1、１０-2・・・の各々に設けられたトーン信
号発生装置５は同期信号Ｓscの立ち上がりと同時にトー
ン信号Ｓtnの位相を０に合わせる。
区間において生ずる音声等の情報信号の品質低下を生じ
させないで、同一周波数干渉問題を解決したトーン信号
同期送信装置およびトーン信号同期送信方法を提供す
る。 【解決手段】 中央監視局１１内に設けられたディジタ
ル信号発生装置１によってフレーム同期信号Ｆが繰り返
し挿入される制御信号Ｓd0を伝送路２に出力し、制御信
号Ｓd0に基づいて各々が移動局７に対して同一周波数の
トーン信号Ｓtnを含む通信波を送信する複数の基地局１
０-1、１０-2・・・の各々に設けられた監視装置３、同
期信号Ｓsc発生装置４は制御信号Ｓd0から抽出されるフ
レーム同期信号Ｆに基づいて同期信号Ｓscを出力し、基
地局１０-1、１０-2・・・の各々に設けられたトーン信
号発生装置５は同期信号Ｓscの立ち上がりと同時にトー
ン信号Ｓtnの位相を０に合わせる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明は、複数の無線基地
局が同一無線周波数の同一ゾーンとして運用される移動
通信システムにおいて、移動局に対して送出する制御信
号などのトーン信号の位相を、各基地局間で位相同期を
とるために用いて好適なトーン信号同期送信装置および
トーン信号同期送信方法に関する。
局が同一無線周波数の同一ゾーンとして運用される移動
通信システムにおいて、移動局に対して送出する制御信
号などのトーン信号の位相を、各基地局間で位相同期を
とるために用いて好適なトーン信号同期送信装置および
トーン信号同期送信方法に関する。
【０００２】
【従来の技術】単一波を用いるアナログ移動通信の分野
において、電波利用の有効性を向上させるもとして、ト
ーンスケルチがよく知られている。例えば移動体と基地
局との間の通信にトーンスケルチを適用する場合には、
所定の周波数の信号（トーン信号、以下同様）を発振す
る発振回路を、基地局と移動体の各々に装備する。
において、電波利用の有効性を向上させるもとして、ト
ーンスケルチがよく知られている。例えば移動体と基地
局との間の通信にトーンスケルチを適用する場合には、
所定の周波数の信号（トーン信号、以下同様）を発振す
る発振回路を、基地局と移動体の各々に装備する。
【０００３】ところで移動体通信では、サービスエリア
を確保するために、同一のサービスエリア内に複数の基
地局を配置し、これら複数の基地局が同一の周波数を使
用して１つのサービスエリアを形成する場合がある。
を確保するために、同一のサービスエリア内に複数の基
地局を配置し、これら複数の基地局が同一の周波数を使
用して１つのサービスエリアを形成する場合がある。
【０００４】このような場合、２つの基地局と基地局と
の中間に位置する移動体が有する受信機は、両方の基地
局からのトーン信号、即ち複数のトーン信号を受信する
ことになる。
の中間に位置する移動体が有する受信機は、両方の基地
局からのトーン信号、即ち複数のトーン信号を受信する
ことになる。
【０００５】このとき、各基地局が送信するトーン信号
の相互間に周波数のずれが存在すると、受信機側では周
波数差による「うなり信号（ビート）」を生じる。この
うなり信号は、本来受信すべき音声の明瞭度を著しく低
下させる。
の相互間に周波数のずれが存在すると、受信機側では周
波数差による「うなり信号（ビート）」を生じる。この
うなり信号は、本来受信すべき音声の明瞭度を著しく低
下させる。
【０００６】また、各基地局が送信するトーン信号間に
位相ずれがある場合には、合成受信トーン信号の振幅が
変動し、信号を安定に受信することができない。しか
も、２つのトーン信号の位相が互いに逆相になった場合
には、出力信号が打ち消し合ってしまうという不具合も
発生する。
位相ずれがある場合には、合成受信トーン信号の振幅が
変動し、信号を安定に受信することができない。しか
も、２つのトーン信号の位相が互いに逆相になった場合
には、出力信号が打ち消し合ってしまうという不具合も
発生する。
【０００７】この問題は、一般に局間変調信号差異によ
る同一周波数干渉（以降、ＣＯ−ＣＨ干渉あるいはコチ
ャンネル干渉と称す）問題と呼ばれている。またこの問
題を解決する技術として、例えば特開平３−２５９２２
５号公報に示される「トーンスケルチ信号同期転送方
式」等がある。
る同一周波数干渉（以降、ＣＯ−ＣＨ干渉あるいはコチ
ャンネル干渉と称す）問題と呼ばれている。またこの問
題を解決する技術として、例えば特開平３−２５９２２
５号公報に示される「トーンスケルチ信号同期転送方
式」等がある。
【０００８】上述した技術では、各基地局から送出され
るトーン信号を全て同一にするため、トーン信号の発振
器を中央指令局にのみ備え、１つの発振器が出力するト
ーン信号を全ての基地局に伝送する。
るトーン信号を全て同一にするため、トーン信号の発振
器を中央指令局にのみ備え、１つの発振器が出力するト
ーン信号を全ての基地局に伝送する。
【０００９】しかしながらこの方法では、中央指令局か
ら基地局までの信号伝送路に一般の搬送回線を使用する
と、搬送回線の同期ずれに起因してトーン信号の周波数
がずれてしまうという問題が生じる。
ら基地局までの信号伝送路に一般の搬送回線を使用する
と、搬送回線の同期ずれに起因してトーン信号の周波数
がずれてしまうという問題が生じる。
【００１０】そこでこの問題を解決するために、中央指
令局では搬送回線の伝帯域内の所定周波数の副搬送波を
トーン信号で振幅変調し、両側波帯伝送する。これに対
して基地局では、伝送されてきた信号を包絡線検波する
ことでトーン信号成分を抽出し、搬送回線の同期ずれに
影響されないでトーン信号を伝送している。
令局では搬送回線の伝帯域内の所定周波数の副搬送波を
トーン信号で振幅変調し、両側波帯伝送する。これに対
して基地局では、伝送されてきた信号を包絡線検波する
ことでトーン信号成分を抽出し、搬送回線の同期ずれに
影響されないでトーン信号を伝送している。
【００１１】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来技術で
は、中央指令局からトーン信号を副搬送波に乗せて伝送
するための構成が必要であるが、これには一般的に２つ
のものが用いられており、何れにも問題点がある。以下
にこれについて説明する。
は、中央指令局からトーン信号を副搬送波に乗せて伝送
するための構成が必要であるが、これには一般的に２つ
のものが用いられており、何れにも問題点がある。以下
にこれについて説明する。
【００１２】まず第１に挙げるものは、単純に新たに伝
送回線を用意する方法である。ただしこの方法では、伝
送回線設備費用が増加する等の問題がある。即ち、既設
の伝送路に空きがない場合には伝送路を新設する必要が
生じ、多大な設備費用が発生する。なおこの場合、既設
伝送路に空きがある場合でも、トーン信号伝送するため
だけに伝送回線を占有することになり、伝送路の使用効
率が低下する。
送回線を用意する方法である。ただしこの方法では、伝
送回線設備費用が増加する等の問題がある。即ち、既設
の伝送路に空きがない場合には伝送路を新設する必要が
生じ、多大な設備費用が発生する。なおこの場合、既設
伝送路に空きがある場合でも、トーン信号伝送するため
だけに伝送回線を占有することになり、伝送路の使用効
率が低下する。
【００１３】第２に挙げるものは上述した特開平３−２
５９２２５号公報にも記載されたもので、音声等を伝送
する回線を周波数帯域分割し、音声と同時にトーン信号
を伝送するものである。
５９２２５号公報にも記載されたもので、音声等を伝送
する回線を周波数帯域分割し、音声と同時にトーン信号
を伝送するものである。
【００１４】しかしながら、この方法では音声等の信号
の伝送品質が低下してしまうという問題がある。これは
本来の伝送周波数帯域を、音声等の情報帯域とトーン信
号で変調した副搬送波の帯域とに分割するためであり、
当然ながら音声等の情報帯域が狭くなるために、伝送情
報量が少なくなる。
の伝送品質が低下してしまうという問題がある。これは
本来の伝送周波数帯域を、音声等の情報帯域とトーン信
号で変調した副搬送波の帯域とに分割するためであり、
当然ながら音声等の情報帯域が狭くなるために、伝送情
報量が少なくなる。
【００１５】特にトーン信号の周波数が高い場合には、
副搬送波の占有帯域幅が広くなるため、音声等の情報帯
域は極めて狭くなってしまう。このために情報の授受品
質が低下してしまうという問題が発生する。
副搬送波の占有帯域幅が広くなるため、音声等の情報帯
域は極めて狭くなってしまう。このために情報の授受品
質が低下してしまうという問題が発生する。
【００１６】さらにこの方法では、本来伝送回線で伝送
できる信号の最大波高値を、音声等の情報信号の波高値
と副搬送波の波高値とに分割して、２つの信号の合成波
形が伝送路の許容最大波高値を越えないようにする必要
があるため、各々の信号レベルを下げる必要がある。
できる信号の最大波高値を、音声等の情報信号の波高値
と副搬送波の波高値とに分割して、２つの信号の合成波
形が伝送路の許容最大波高値を越えないようにする必要
があるため、各々の信号レベルを下げる必要がある。
【００１７】従って、音声等の情報の伝送品質の評価項
目であるＳ／Ｎ比（信号電力レベル対回線雑音電力レベ
ル比）が低下してしまう。この問題は、例えば次のよう
に伝送回線の有効利用を図った経済的なシステムにおい
ては、一層顕著となる。
目であるＳ／Ｎ比（信号電力レベル対回線雑音電力レベ
ル比）が低下してしまう。この問題は、例えば次のよう
に伝送回線の有効利用を図った経済的なシステムにおい
ては、一層顕著となる。
【００１８】例えば、プレストーク通信システム（単信
単向方式、半二重通信方式）において、中央指令局から
の送話時に中央制御装置から送出する基地局送信起動信
号を、回線の有効利用のため音声等を伝送する回線に周
波数帯域分割して重畳伝送する方法がこれにあたる。
単向方式、半二重通信方式）において、中央指令局から
の送話時に中央制御装置から送出する基地局送信起動信
号を、回線の有効利用のため音声等を伝送する回線に周
波数帯域分割して重畳伝送する方法がこれにあたる。
【００１９】あるいは、基地局の監視制御のために中央
制御装置から送出する監視制御信号を、回線の有効利用
のため音声等を伝送する回線に周波数帯域分割して重畳
伝送する方法も該当する。
制御装置から送出する監視制御信号を、回線の有効利用
のため音声等を伝送する回線に周波数帯域分割して重畳
伝送する方法も該当する。
【００２０】この発明は、このような背景の下になされ
たもので、伝送路利用効率を低下させることなく、伝送
区間において生ずる音声等の情報信号の品質低下を生じ
させないで、同一周波数干渉問題を解決したトーン信号
同期送信装置およびトーン信号同期送信方法を提供する
ことを目的としている。
たもので、伝送路利用効率を低下させることなく、伝送
区間において生ずる音声等の情報信号の品質低下を生じ
させないで、同一周波数干渉問題を解決したトーン信号
同期送信装置およびトーン信号同期送信方法を提供する
ことを目的としている。
【００２１】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ために、請求項１に記載の発明にあっては、所定の時間
間隔でフレーム同期信号が繰り返し挿入される制御信号
を出力する信号発生手段と、前記制御信号を伝送する伝
送路と、前記伝送路を介して前記制御信号を入力し、入
力された信号に基づいて各々が移動局に対して同一周波
数のトーン信号を含む通信波を送信する複数の基地局と
からなり、各前記基地局は、前記制御信号から抽出され
る前記フレーム同期信号に基づいて同期信号を出力する
同期発生手段と、前記同期信号に基づいて同期が制御さ
れた前記トーン信号を出力するトーン信号発生手段とを
具備することを特徴とする。また、請求項２に記載の発
明にあっては、請求項１に記載のトーン信号同期送信装
置では、前記信号発生手段は、各前記基地局を制御する
中央制御局内に設けられていることを特徴とする。ま
た、請求項３に記載の発明にあっては、請求項１あるい
は請求項２の何れかに記載のトーン信号同期送信装置で
は、前記トーン信号発生手段は、前記同期信号の立ち上
がりと同時に前記トーン信号の位相を０に合わせること
を特徴とする。また、請求項４に記載の発明にあって
は、（ａ）中央制御局内に設けられた信号発生手段によ
ってフレーム同期信号が繰り返し挿入される制御信号を
伝送路に出力し、（ｂ）前記制御信号に基づいて各々が
移動局に対して同一周波数のトーン信号を含む通信波を
送信する複数の基地局の各々に設けられた同期発生手段
は前記制御信号から抽出される前記フレーム同期信号に
基づいて同期信号を出力し、（ｃ）前記基地局の各々に
設けられたトーン信号発生手段は前記同期信号の立ち上
がりと同時に前記トーン信号の位相を０に合わせること
を特徴とする。
ために、請求項１に記載の発明にあっては、所定の時間
間隔でフレーム同期信号が繰り返し挿入される制御信号
を出力する信号発生手段と、前記制御信号を伝送する伝
送路と、前記伝送路を介して前記制御信号を入力し、入
力された信号に基づいて各々が移動局に対して同一周波
数のトーン信号を含む通信波を送信する複数の基地局と
からなり、各前記基地局は、前記制御信号から抽出され
る前記フレーム同期信号に基づいて同期信号を出力する
同期発生手段と、前記同期信号に基づいて同期が制御さ
れた前記トーン信号を出力するトーン信号発生手段とを
具備することを特徴とする。また、請求項２に記載の発
明にあっては、請求項１に記載のトーン信号同期送信装
置では、前記信号発生手段は、各前記基地局を制御する
中央制御局内に設けられていることを特徴とする。ま
た、請求項３に記載の発明にあっては、請求項１あるい
は請求項２の何れかに記載のトーン信号同期送信装置で
は、前記トーン信号発生手段は、前記同期信号の立ち上
がりと同時に前記トーン信号の位相を０に合わせること
を特徴とする。また、請求項４に記載の発明にあって
は、（ａ）中央制御局内に設けられた信号発生手段によ
ってフレーム同期信号が繰り返し挿入される制御信号を
伝送路に出力し、（ｂ）前記制御信号に基づいて各々が
移動局に対して同一周波数のトーン信号を含む通信波を
送信する複数の基地局の各々に設けられた同期発生手段
は前記制御信号から抽出される前記フレーム同期信号に
基づいて同期信号を出力し、（ｃ）前記基地局の各々に
設けられたトーン信号発生手段は前記同期信号の立ち上
がりと同時に前記トーン信号の位相を０に合わせること
を特徴とする。
【００２２】
【発明の実施の形態】以下に、図面を参照して本発明に
ついて説明する。図１は、本発明の一実施の形態にかか
るトーン信号同期送信装置およびトーン信号同期送信方
法が適用される移動体通信装置の全体構成を説明するブ
ロック図である。
ついて説明する。図１は、本発明の一実施の形態にかか
るトーン信号同期送信装置およびトーン信号同期送信方
法が適用される移動体通信装置の全体構成を説明するブ
ロック図である。
【００２３】図１において１０-1、１０-2・・・は、こ
れら移動体通信装置において移動局７との間で通信を行
うために互いに所定の間隔をおいて固定設置された基地
局である。
れら移動体通信装置において移動局７との間で通信を行
うために互いに所定の間隔をおいて固定設置された基地
局である。
【００２４】また１１は、各基地局１０-1、１０-2・・
・を制御してトーン信号の同期をとる中央監視局であ
る。そして特定局１１に設けられた１は、各基地局１０
-1、１０-2・・・を監視制御するディジタル信号Ｓd0を
発生するディジタル信号発生装置である。
・を制御してトーン信号の同期をとる中央監視局であ
る。そして特定局１１に設けられた１は、各基地局１０
-1、１０-2・・・を監視制御するディジタル信号Ｓd0を
発生するディジタル信号発生装置である。
【００２５】一方２は、監視制御のためのディジタル信
号Ｓd0や音声等の情報信号を伝送する伝送路である。以
下に、基地局１０-1の内部構成を説明するが、基地局１
０-2・・・についてもこれと同様である。
号Ｓd0や音声等の情報信号を伝送する伝送路である。以
下に、基地局１０-1の内部構成を説明するが、基地局１
０-2・・・についてもこれと同様である。
【００２６】６は、送信機６ａ等を有する送受信部であ
る。またこの送受信部６は、ディジタル信号発生装置１
が伝送路２を介して送信するディジタル信号Ｓd0を監視
してＳd1を出力する監視装置３を有している。
る。またこの送受信部６は、ディジタル信号発生装置１
が伝送路２を介して送信するディジタル信号Ｓd0を監視
してＳd1を出力する監視装置３を有している。
【００２７】４は、監視装置３が受信して出力するディ
ジタル信号Ｓd1から同期成分を抽出して同期信号Ｓscを
発生する同期信号発生装置である。５はトーン信号Ｓtn
を発生するトーン信号発生装置である。このトーン信号
発生装置５が出力するトーン信号Ｓtnの位相は、同期信
号発生装置４が発生する同期信号によって制御が可能で
ある。
ジタル信号Ｓd1から同期成分を抽出して同期信号Ｓscを
発生する同期信号発生装置である。５はトーン信号Ｓtn
を発生するトーン信号発生装置である。このトーン信号
発生装置５が出力するトーン信号Ｓtnの位相は、同期信
号発生装置４が発生する同期信号によって制御が可能で
ある。
【００２８】図２は、本実施の形態の各部における信号
の変化の様子を示すタイミングチャートであり、図２
（ａ）は伝送路２におけるディジタル信号Ｓd0の信号の
様子、図２（ｂ）および図２（ｃ）は各々基地局１
０-1、１０-2における同期信号Ｓscおよびトーン信号Ｓ
tnの様子を示している。
の変化の様子を示すタイミングチャートであり、図２
（ａ）は伝送路２におけるディジタル信号Ｓd0の信号の
様子、図２（ｂ）および図２（ｃ）は各々基地局１
０-1、１０-2における同期信号Ｓscおよびトーン信号Ｓ
tnの様子を示している。
【００２９】図２（ａ）に示すようにディジタル信号Ｓ
d0は、フレーム同期信号Ｆと情報信号（誤り制御信号を
含む）Ｉとから構成され、伝送路２を介して各基地局１
０-1、１０-2・・・に対して同時に送信される。
d0は、フレーム同期信号Ｆと情報信号（誤り制御信号を
含む）Ｉとから構成され、伝送路２を介して各基地局１
０-1、１０-2・・・に対して同時に送信される。
【００３０】各基地局１０-1、１０-2・・・において
は、同期信号発生回路４は監視装置３が出力するディジ
タル信号Ｓd1からフレーム同期信号Ｆを検出し、これに
基づいて同期信号Ｓscを出力する。
は、同期信号発生回路４は監視装置３が出力するディジ
タル信号Ｓd1からフレーム同期信号Ｆを検出し、これに
基づいて同期信号Ｓscを出力する。
【００３１】なおこの動作は、各基地局１０-1、１０-2
・・・において全く同時に行われるので、この同期信号
Ｓscも各基地局１０-1、１０-2・・・で同一タイミング
で出力される。
・・・において全く同時に行われるので、この同期信号
Ｓscも各基地局１０-1、１０-2・・・で同一タイミング
で出力される。
【００３２】同期信号Ｓscが出力されると、トーン信号
発生装置５はトーン信号Ｓtnの発振位相を、例えば０
（度）に合わせる（図２（ｂ）、図２（ｃ）参照）。こ
の後、トーン信号発生装置５はトーン信号Ｓtnを自励発
振する。この場合、ディジタル信号Ｓd0はその情報内容
が逐次変化しながら連続して送出される。
発生装置５はトーン信号Ｓtnの発振位相を、例えば０
（度）に合わせる（図２（ｂ）、図２（ｃ）参照）。こ
の後、トーン信号発生装置５はトーン信号Ｓtnを自励発
振する。この場合、ディジタル信号Ｓd0はその情報内容
が逐次変化しながら連続して送出される。
【００３３】従って、必要とする同期信号Ｓscは、ディ
ジタル信号Ｓd0の信号長の間隔（１秒程度）で出力され
る。このような場合、各トーン信号発生装置５における
自励発振状態での各基地局１０-1、１０-2・・・相互間
の位相ずれは無視できる。結果として、各基地局１
０-1、１０-2・・・が出力するトーン信号Ｓtnの位相
は、各基地局１０-1、１０-2・・・相互間で同期が制御
される。
ジタル信号Ｓd0の信号長の間隔（１秒程度）で出力され
る。このような場合、各トーン信号発生装置５における
自励発振状態での各基地局１０-1、１０-2・・・相互間
の位相ずれは無視できる。結果として、各基地局１
０-1、１０-2・・・が出力するトーン信号Ｓtnの位相
は、各基地局１０-1、１０-2・・・相互間で同期が制御
される。
【００３４】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、中央制御局内に設けられた信号発生手段によってフ
レーム同期信号が繰り返し挿入される制御信号を伝送路
に出力し、制御信号に基づいて各々が移動局に対して同
一周波数のトーン信号を含む通信波を送信する複数の基
地局の各々に設けられた同期発生手段は制御信号から抽
出されるフレーム同期信号に基づいて同期信号を出力
し、基地局の各々に設けられたトーン信号発生手段は同
期信号の立ち上がりと同時にトーン信号の位相を０に合
わせるので、伝送路利用効率を低下させることなく、伝
送区間において生ずる音声等の情報信号の品質低下を生
じさせないで、同一周波数干渉問題を解決したトーン信
号同期送信装置およびトーン信号同期送信方法が実現可
能であるという効果が得られる。
ば、中央制御局内に設けられた信号発生手段によってフ
レーム同期信号が繰り返し挿入される制御信号を伝送路
に出力し、制御信号に基づいて各々が移動局に対して同
一周波数のトーン信号を含む通信波を送信する複数の基
地局の各々に設けられた同期発生手段は制御信号から抽
出されるフレーム同期信号に基づいて同期信号を出力
し、基地局の各々に設けられたトーン信号発生手段は同
期信号の立ち上がりと同時にトーン信号の位相を０に合
わせるので、伝送路利用効率を低下させることなく、伝
送区間において生ずる音声等の情報信号の品質低下を生
じさせないで、同一周波数干渉問題を解決したトーン信
号同期送信装置およびトーン信号同期送信方法が実現可
能であるという効果が得られる。
【００３５】即ち本発明によれば、ＣＯ−ＣＨ干渉対策
のためにトーン信号を中央より送出する必要がなく、ま
たトーン信号の同期をとるための信号を新たに設けるこ
となく基地局間のトーン信号の局間位相を同期させるこ
とが可能となる。従って、中央側から伝送する場合に問
題となる伝送路使用効率低下、あるいは音声等の情報信
号品質が劣化してしまう問題を起こすことがない。これ
によって経済的に、同一周波数複数基地局配置をするト
ーン制御方式の移動通信システムを構成することが可能
となる。
のためにトーン信号を中央より送出する必要がなく、ま
たトーン信号の同期をとるための信号を新たに設けるこ
となく基地局間のトーン信号の局間位相を同期させるこ
とが可能となる。従って、中央側から伝送する場合に問
題となる伝送路使用効率低下、あるいは音声等の情報信
号品質が劣化してしまう問題を起こすことがない。これ
によって経済的に、同一周波数複数基地局配置をするト
ーン制御方式の移動通信システムを構成することが可能
となる。
【図１】 本発明の一実施の形態にかかるトーン信号同
期送信装置およびトーン信号同期送信方法が適用される
移動体通信装置の全体構成を説明するブロック図であ
る。
期送信装置およびトーン信号同期送信方法が適用される
移動体通信装置の全体構成を説明するブロック図であ
る。
【図２】 同実施の形態の各部における信号の変化の様
子を示すタイミングチャートである。
子を示すタイミングチャートである。
１ ディジタル信号発生装置（信号発生手段） ２ 伝送路 ３ 監視装置（同期発生手段） ４ 同期信号発生装置（同期発生手段） ５ トーン信号発生装置（トーン信号発生手段） ７ 移動局 １０-1、１０-2・・・ 基地局 １１ 中央監視局（中央制御局） Ｆ フレーム同期信号 Ｓd0 制御信号 Ｓsc 同期信号 Ｓtn トーン信号
Claims (4)
- 【請求項１】 所定の時間間隔でフレーム同期信号
（Ｆ）が繰り返し挿入される制御信号（Ｓd0）を出力す
る信号発生手段（１）と、 前記制御信号を伝送する伝送路（２）と、 前記伝送路を介して前記制御信号を入力し、入力された
信号に基づいて各々が移動局（７）に対して同一周波数
のトーン信号（Ｓtn）を含む通信波を送信する複数の基
地局（１０-1、１０-2・・・）とからなり、各前記基地
局は、 前記制御信号から抽出される前記フレーム同期信号に基
づいて同期信号（Ｓsc）を出力する同期発生手段（３、
４）と、 前記同期信号に基づいて同期が制御された前記トーン信
号を出力するトーン信号発生手段（５）とを具備するこ
とを特徴とするトーン信号同期送信装置。 - 【請求項２】 前記信号発生手段は、 各前記基地局を制御する中央制御局（１１）内に設けら
れていることを特徴とする請求項１に記載のトーン信号
同期送信装置。 - 【請求項３】 前記トーン信号発生手段は、 前記同期信号の立ち上がりと同時に前記トーン信号の位
相を０に合わせることを特徴とする請求項１あるいは請
求項２の何れかに記載のトーン信号同期送信装置。 - 【請求項４】 （ａ）中央制御局内に設けられた信号発
生手段によってフレーム同期信号が繰り返し挿入される
制御信号を伝送路に出力し、 （ｂ）前記制御信号に基づいて各々が移動局に対して同
一周波数のトーン信号を含む通信波を送信する複数の基
地局の各々に設けられた同期発生手段は前記制御信号か
ら抽出される前記フレーム同期信号に基づいて同期信号
を出力し、 （ｃ）前記基地局の各々に設けられたトーン信号発生手
段は前記同期信号の立ち上がりと同時に前記トーン信号
の位相を０に合わせることを特徴とするトーン信号同期
送信方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9164746A JPH1118141A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | トーン信号同期送信装置およびトーン信号同期送信方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP9164746A JPH1118141A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | トーン信号同期送信装置およびトーン信号同期送信方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH1118141A true JPH1118141A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15799136
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP9164746A Pending JPH1118141A (ja) | 1997-06-20 | 1997-06-20 | トーン信号同期送信装置およびトーン信号同期送信方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH1118141A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011507428A (ja) * | 2007-12-19 | 2011-03-03 | シーメンス エンタープライズ コミュニケーションズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | パケットオリエンテッドで受信したトーン信号と、形成したトーン信号とを同期化するための方法および受信装置 |
-
1997
- 1997-06-20 JP JP9164746A patent/JPH1118141A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011507428A (ja) * | 2007-12-19 | 2011-03-03 | シーメンス エンタープライズ コミュニケーションズ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング ウント コンパニー コマンディートゲゼルシャフト | パケットオリエンテッドで受信したトーン信号と、形成したトーン信号とを同期化するための方法および受信装置 |
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Legal Events
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