JPH11180464A - 振出容器 - Google Patents

振出容器

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JPH11180464A
JPH11180464A JP9354601A JP35460197A JPH11180464A JP H11180464 A JPH11180464 A JP H11180464A JP 9354601 A JP9354601 A JP 9354601A JP 35460197 A JP35460197 A JP 35460197A JP H11180464 A JPH11180464 A JP H11180464A
Authority
JP
Japan
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container
lid
lid member
elastic
container body
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP9354601A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Aizawa
恒 相澤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Dai Nippon Printing Co Ltd filed Critical Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication of JPH11180464A publication Critical patent/JPH11180464A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 内容物の振り出し機構が斬新かつ簡便なこと
で商品価値の高い振出容器を提供すること。 【解決手段】 器部・支持部から成る容器本体と、閉蓋
部・軸部・弾性部・設置部から成る蓋部材とから構成さ
れる容器であって、蓋部材は、軸部を介して容器本体支
持部に軸支されると共に、設置部を介して容器本体器部
に設置され、弾性部の弾性により、閉蓋部が容器本体器
部を閉蓋して閉じた容器を形成し、この容器を開蓋する
には、蓋部材弾性部の所定部位を弾性部の弾性に抗して
押圧する操作によって、蓋部材軸部を軸にして蓋部材閉
蓋部を回動させ、容器本体器部との間に空隙を形成する
ことを特徴とする弾性開閉式の振出容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、錠菓などの粒状物
を封入保管して少量づつ振り出せる容器、特に開蓋機構
に特徴のある携帯用小型容器に関する。
【0002】
【従来の技術】錠菓などの粒状物を封入保管して少量づ
つ振り出す従来の容器としては、スライド蓋を備えた容
器が典型として挙げられる。それは、容器本体に設けら
れた孔を、スライド自在の蓋によって開閉するものであ
る。この種の容器によると、蓋を摺動操作させるのみで
容器を開閉できる利点がある。しかし、部品構成の単純
化や部品点数の低減には難があるため、製造経費の節約
や製造労力の省力化には限界がある。容器の構造上、振
出孔の大きさが一定なために、振出孔の大きさを変えて
振出量を調節するには好適でない。また、振出孔を容器
の隅に設けることが困難であるので、内容物を最後まで
円滑に振り出すことが難しい。そして、内容物の振り出
し機構が大同小異なために、商品としての差別化には無
理があり、消費者の購買意欲を増進する効果は期待薄だ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記従来技術
の問題点に鑑みて創出されたものであり、その目的は、
内容物の振り出し機構が斬新かつ簡便なことで商品価値
の高い振出容器を提供することである。ここで、部品構
成を少数かつ単純にして、製造経費の節約や製造労力の
省力化を図ること、振出口の大きさを可変にして、振出
量を調節可能にすること、振出口を容器の隅に設けて、
内容物を最後まで円滑に振り出すことも本発明に伴う目
的である。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の振出容器は以下の構成を備える。すなわ
ち、本発明の振出容器は、器部・支持部から成る容器本
体と、閉蓋部・軸部・弾性部・設置部から成る蓋部材と
から構成される。蓋部材は、軸部を介して容器本体支持
部に軸支されると共に、設置部を介して容器本体器部に
設置され、弾性部の弾性により、閉蓋部が容器本体器部
を閉蓋して閉じた容器を形成する。この容器を開蓋する
には、蓋部材弾性部の所定部位を弾性部の弾性に抗して
押圧する操作によって、蓋部材軸部を軸にして蓋部材閉
蓋部を回動させ、容器本体器部との間に空隙を形成す
る。このような弾性開閉式の振出容器である。これによ
ると、内容物の振り出し機構が斬新かつ簡便なので、商
品価値の高い振出容器を提供することができる。また、
部品構成が少数かつ単純であるので、製造経費の節約や
製造労力の省力化が図られ、振出口の大きさが可変であ
るので、振出量が自在に調節でき、更に、振出口が容器
の隅に設けられるので、内容物を最後まで円滑に振り出
せる効果がある。
【0005】ここで、容器の構造を次のようにすると簡
略ながら有効な効果を得ることができる。すなわち、容
器本体器部が底面と3側面とを備え、蓋部材が弾性部・
設置部から成る上面と閉蓋部から成る1側面とを備える
略直方体の容器とする。そして、蓋部材は、上面と側面
との境界である稜線近傍に設けられた軸部が、容器本体
側面に設けられた支持部で軸支されると共に、設置部
が、容器本体3側面の上部に凹凸嵌合されることによっ
て、容器本体と一体化するようにする。蓋部材弾性部
は、肉薄の湾曲面を備える構造が好適である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
の例に基づいて説明する。ここでは、振出容器の例とし
て、錠菓などの粒状物を封入保管して少量づつ振り出す
携帯用小型容器を挙げるが、本発明の対象はこれに限定
されず、部品供給装置など各種機器の一部品にも活用で
きる。また、実施の形態は、本発明の主旨から逸脱しな
い限り適宜設計変更可能なものである。
【0007】図1は、本発明による振出容器の斜視図で
ある。この容器は、器部(A1)・支持部(A2)から
成る容器本体(A)と、閉蓋部(B1)・軸部(B2)
・弾性部(B3)・設置部(B4)から成る蓋部材
(B)とから構成される。容器本体(A)の開口部分
に、蓋部材(B)が配設されることで略直方体の容器が
形成される。この略直方体の6面のうち、容器本体器部
(A1)が底面(10)と3側面(20)(30)(4
0)とを備え、残り2面の1側面(50)と上面(6
0)は蓋部材(B)が備え、側面(50)に蓋部材閉蓋
部(B1)があり、上面(60)に蓋部材弾性部(B
3)・設置部(B4)がある。
【0008】容器を構成する2部材、容器本体(A)・
蓋部材(B)の構造は、図3及び4に示す通りである。
図3(a)(b)(c)は各々、容器本体(A)の平面
図・正面図・正面断面図であり、図4(a)(b)
(c)は各々、蓋部材(B)の平面図・正面図・正面断
面図である。
【0009】図3(a)(b)(c)に示す容器本体
(A)の構造は次の通りである。略長方形の底面(1
0)の3辺に、互いに連続した側面(20)(30)
(40)が垂設して器部(A1)を形成している。ここ
で、側面(30)と側面(40)が対向し、側面(2
0)より面積が大きい。側面(20)に対向する底面
(10)の端部には、突起(11)が立設している。側
面(20)に対向する突起(11)の端部は、底面(1
0)に垂直である。この突起(11)の上方に位置する
側面(30)(40)の角近傍には、支持部(A2)と
して支持孔(42)が貫通している。そして、側面(3
0)(40)の上部には、支持孔(42)近傍から側面
(20)へ向かって、略U字状の切欠(43)がある。
側部(20)(30)(40)の上部には各々、突起状
の凸部(21)(31)(41)が設けられている。
【0010】図4(a)(b)(c)に示す蓋部材
(B)の構造は次の通りである。容器本体側面(20)
に対向するものとして、閉蓋部(B1)をなす側面(5
0)があり、容器本体底面(10)に対向するものとし
て、上面(60)があり、これらは連続している。側面
(50)と上面(60)との境界である稜線近傍には、
軸部(B2)として略円筒形の支持軸(52)が突設さ
れている。上面(60)には、支持軸(52)から側面
(20)へ向かって、弾性部(B3)及び設置部(B
4)が設けられている。
【0011】弾性部(B3)には、略U字状の肉薄の湾
曲面(62)が設けられている。この湾曲面(62)と
支持軸(52)との間には、切欠(43)と略相似形で
面積の大きい鍔(63)が、切欠(43)を覆う形態で
側面(30)(40)と平行に延設されている。湾曲面
(62)を介して弾性部(B3)に連らなる設置部(B
4)の下部には、凹部(61)が側面(20)(30)
(40)と平行に設けられている。なお、図示の実施例
では、弾性部(B3)の形状が、略U字状の肉薄の湾曲
面となっているが、本発明はこれには限定されない。例
えば、湾曲面の数や形状など適宜変更でき、ジグザク状
の平面の連続体などで湾曲面を代替することも可能であ
る。
【0012】以上の蓋部材(B)は、次のようにして容
器本体(A)へ設置される。設置部(B4)下部の凹部
(61)を側部(20)(30)(40)上部の凸部
(21)(31)(41)へ嵌合させる。すると、蓋部
材上面(60)の設置部(B4)が容器本体側部(2
0)(30)(40)と一体化する。この際、支持軸
(52)を、支持孔(32)(42)に軸支させる。こ
こで、弾性部(B3)の弾性により、閉蓋部(B1)を
なす側面(50)が容器本体器部(A1)を閉蓋して閉
じた容器を形成する。このとき、側面(50)が、底面
(10)に設けられた突起(11)に当接して、容器に
開口部分が生じないように防止されている。このような
突起(11)を側面(30)(40)にも設けて密閉性
を向上させてもよい。図示した実施例では、凹部(6
1)は連続した直線状であり、凸部(21)(31)
(41)は不連続な直線状である。しかし、両部材
(A)(B)の接合には、従来公知の手段が適宜利用で
きる。
【0013】図2は、容器を開蓋させる状態を説明する
本発明振出容器の正面断面図である。この容器を開蓋す
るには、蓋部材弾性部(B3)に設けられた指標(6
4)を、弾性部の弾性に抗して容器内部方向へ押圧す
る。指標(64)は、有効な押圧部位及び押圧方向を教
示するものであり、ローレットが施され滑り止めに寄与
している。この押圧操作によって、弾性部が弾性変形
し、側面(50)が支持軸(52)を軸にして回動し、
容器本体器部(A1)との間に空隙を形成する。ここ
で、指標(64)を押圧する力加減によって、開口面積
を容易に調節することができるので、振出量を自在に調
節できる効果がある。
【0014】この容器を閉蓋するには、開蓋のための押
圧操作を解除するのみでよい。すると、弾性部(B3)
の弾性によって、側面(50)が元の位置に復帰して容
器が蓋される。このように、本発明の容器は、弾性部
(B3)の弾性によって蓋の開閉が司られる。従って、
内容物(c)の振り出し機構が斬新かつ簡便なので、商
品価値の高い振出容器を提供することができる。また、
部品構成が少数かつ単純であるので、製造経費の節約や
製造労力の省力化が図れる効果がある。そして、振出口
を容器の隅に設けられるので、内容物を最後まで円滑に
振り出すことができる利点がある。
【0015】本実施例では、蓋部材上面(60)の略半
分を設置部(B4)とした。しかし、設置部(B4)
は、蓋部材(B)を容器本体(A)へ設置する機能のみ
備えればよいので、蓋としての構成は備える必要なく、
例えば、凹凸のみで構成してもよい。その場合は、本実
施例の蓋部材上面(60)の一部も容器本体と一体的に
構成する。
【0016】材質としては、両部材(A)(B)共に、
射出成形容易なポリプロピレン、ポリエチレン、ポリス
チレン等の熱可塑性樹脂を利用することができる。特に
変形を要する蓋部材(B)には、可撓性のあるポリプロ
ピレンが好ましい。
【0017】
【発明の効果】本発明は以上の構成を備えるので以下の
効果を奏する。すなわち、蓋部材を押圧して移動させ容
器本体との間に空隙を形成して開蓋する弾性開閉式の容
器であるので、内容物の振り出し機構が斬新かつ簡便で
ある。従って、商品価値の高い振出容器を提供すること
ができる。また、部品構成が少数かつ単純であるので、
製造経費の節約や製造労力の省力化が図られ、振出口の
大きさが可変であるので、振出量が自在に調節できる効
果がある。そして、振出口を容器の隅に設けられるの
で、内容物を最後まで円滑に振り出すことができる利点
がある。ここで、蓋部材の弾性部を肉薄の湾曲面で構成
すると、簡略な構成ながら有効な弾性特性を備えること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明振出容器の斜視図
【図2】開蓋状態を示す本発明振出容器の正面断面図
【図3】(a)容器本体の平面図 (b)同正面図 (c)同正面断面図
【図4】(a)蓋部材の平面図 (b)同正面図図 (c)同正面断面図
【符号の説明】
c 内容物 A 容器本体 A1 器部 A2 支持部 B 蓋部材 B1 閉蓋部 B2 軸部 B3 弾性部 B4 設置部 10 容器本体器部の底面 11 突起 20 容器本体器部の側面 21 凸部 30、40 容器本体器部の側面 31、41 凸部 32、42 支持孔 33、43 切欠 50 蓋部材の側面 52 支持棒 60 蓋部材の上面 61 凹部 62 湾曲面 63 鍔 64 指標

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 器部・支持部から成る容器本体と、閉蓋
    部・軸部・弾性部・設置部から成る蓋部材とから構成さ
    れる容器であって、 蓋部材は、 軸部を介して容器本体支持部に軸支されると共に、 設置部を介して容器本体器部に設置され、 弾性部の弾性により、閉蓋部が容器本体器部を閉蓋して
    閉じた容器を形成し、 この容器を開蓋するには、 蓋部材弾性部の所定部位を弾性部の弾性に抗して押圧す
    る操作によって、 蓋部材軸部を軸にして蓋部材閉蓋部を回動させ、容器本
    体器部との間に空隙を形成することを特徴とする弾性開
    閉式の振出容器。
  2. 【請求項2】 容器本体器部が底面と3側面とを備え、 蓋部材が弾性部・設置部から成る上面と閉蓋部から成る
    1側面とを備える略直方体の容器であって、 蓋部材は、 上面と側面との境界である稜線近傍に設けられた軸部
    が、容器本体側面に設けられた支持部で軸支されると共
    に、 設置部が、容器本体3側面の上部に凹凸嵌合されること
    によって、 容器本体と一体化する請求項1に記載の振出容器。
  3. 【請求項3】 蓋部材弾性部が、肉薄の湾曲面を備える
    請求項1または2に記載の振出容器。
JP9354601A 1997-12-24 1997-12-24 振出容器 Withdrawn JPH11180464A (ja)

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JP9354601A JPH11180464A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 振出容器

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JP9354601A JPH11180464A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 振出容器

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JPH11180464A true JPH11180464A (ja) 1999-07-06

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ID=18438667

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JP9354601A Withdrawn JPH11180464A (ja) 1997-12-24 1997-12-24 振出容器

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006143256A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Key Tranding Co Ltd 錠剤容器

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006143256A (ja) * 2004-11-18 2006-06-08 Key Tranding Co Ltd 錠剤容器
JP4653463B2 (ja) * 2004-11-18 2011-03-16 紀伊産業株式会社 錠剤容器

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Legal Events

Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20050301