JP6423335B2 - 包装用枠及び開蓋規制機能付き振出容器 - Google Patents

包装用枠及び開蓋規制機能付き振出容器 Download PDF

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Description

この発明は、粒状の菓子や薬剤の包装に使用される、上方が開口した容器本体の開口部に蓋体をスライド可能に取り付けた携帯用の金属製振出容器に装着される、包装用枠及び開蓋規制機能付き金属製振出容器に関するものである。
金属製振出容器において、蓋体のスライド量を規制するようにしたものとしては、図12に示すものが存在する。
この振出容器は、本体51に蓋体52をスライド可能に取り付け、前記本体51に合成樹脂シート製の底板53を装着し、この底板53に凸部54を設け、この凸部54の一側に前記蓋体52の端縁部に係止する突起55を設けたものであって、蓋体52をスライドさせたとき、突起55が蓋体に係止して、蓋体のスライドが阻止されるようになっている。
粒状の菓子や薬剤の包装に使用される振出容器においては、スライドによって蓋体が容器本体から離脱しないことが求められる。また、近年の生活者は衛生指向が強く、菓子や錠剤などの内容物が金属製の容器に接触することを嫌う傾向がある。
上記従来技術において、蓋体の離脱の阻止という課題は解決されているが、内容物は本体周壁及び蓋体の下面と接触するものであり、金属製容器との接触の回避という課題は解決されていない。
この発明は、上記二つの課題を解決することを課題とするものである。
請求項1ないし4の発明は、上方が開口した容器本体の開口部に蓋体をスライド可能に取り付けた平面視略方形の金属製振出容器に装着される合成樹脂シート製の包装用枠に関するものである。
この包装用枠は、底壁と底壁に立設された周壁とを備えている。前記底壁は、二つの側縁と、二つの側縁の一端間を結ぶ第一端縁と、他端間を結ぶ第二端縁とを有し、前記第一端縁に立設された周壁の上縁にカバー板を連設する。前記カバー板の基端から先端までの長さは底壁の側縁の長さよりも短いものとし、蓋体をスライドさせたときにカバー板の先端が蓋体先端の下向きカール部に係止するようにしたものである。
前記「カバー板の基端から先端までの長さは底壁の側縁の長さよりも短いものとし」とは、その基端から先端までの長さは底壁の側縁の長さよりも短かく、蓋体をスライドさせたときにカバー板のない部分から内容物が振り出せるようにしてあることである。
蓋体をスライドさせたときにカバー板の先端が蓋体先端のの下向きカール部に係止するようにするための構成としては、カバー板を上方に付勢することが最適である。カバー板の上方への付勢は、カバー板を、底壁と並行に、かつ底壁と反対方向に向けて成形することによって、合成樹脂シートの弾性を利用して、格別の付勢手段を用意することなく達成することができる。
他方、成形方法や素材により十分な上方への付勢が得られない場合は、底壁の第二端縁部分に凸部を設け、この凸部によってカバー板の先端部を蓋体先端の下向きカール部に係止し得る高さに支持するようにしたり、カバー板の自由端部分に、底壁の側縁と平行なリブを設けて、カバー板の端縁と蓋体との係止を確保する。
なお、これら係止のための構成は、単独で採用することもできるが、複数組み合わせることもできる。
前記底壁の第二端縁部分に設ける凸部は、内容物の移動方向を規制する機能も果たす。凸部を第二端縁の中央部に設けることにより、内容物は凸部の両側に移動することができ、容器を右手でつかんでも、左手でつかんでも、内容物を振り出すことができる。
請求項5の発明は、上方が開口した容器本体の開口部に蓋体をスライド可能に取り付けた金属製振出容器に、請求項1ないし4の何れかに記載の包装用枠を装着した、開蓋規制機能付き振出容器である。
この発明の包装用枠を金属製の振出容器に装着すると、容器本体の内面は包装用枠の底壁及び周壁で覆われ、蓋体の内面はカバー板によって覆われるので、内容物の金属との接触は可及的に阻止される。そして、蓋体を所定長スライドさせると、包装用枠のカバー板の先端が蓋体の先端に形成された下向きカール部に係止し、蓋体のスライドが阻止される。
また、カバー板の基端から先端までの長さは底壁の側縁の長さよりも短いものとしてあるので、蓋体をスライドさせたときにカバー板のない部分から内容物が振り出せる。
この発明の実施例1の分解斜視図 同じく蓋を閉じた状態の断面図 蓋体をスライドさせた状態の断面図 同じく包装用枠の成形状態の斜視図 同じくカバー板を折り返した状態の斜視図 同じく内容物の振出時の説明図であって、(A)は右手で振り出す状態、(B)は左手で振り出す状態を示す。 この発明の実施例2の蓋体をスライドさせた状態の断面図 同じく包装用枠の平面図 この発明の実施例3のカバー板の正面図 同じく断面図 応用例の斜視図 従来例の分解斜視図
以下、発明を実施するための形態を、実施例に基づいて説明する。
振出容器Aは金属製であって、上方が開口した本体1に蓋体2をスライド自在に装着して構成してある。そして、本体1に合成樹脂製の包装用枠Bが装着してある。
前記本体1は、平面視において並行する長縁11aを備えた略長方形であって、その周壁12の上縁の外側には全周に亘り下向きのカール部13が形成してある。
前記蓋体2は本体1の開口部に対応した形状であって、前記蓋体2の前記本体1の長縁11aに対応する長縁21a及び一方の端縁21bには下向きの周壁22が形成され、その下縁に内向きの内カール部23が形成してある。そして、前記蓋体の長縁21aに形成された内カール部23が本体1のカール部13と嵌合し、蓋体2がスライドするようにしてある。また、蓋体2の前記周壁22が形成されていない部分には下向きの小さな下カール部24が形成してある。
前記包装用枠Bは、前記本体1の底面形状に対応した形状の底壁31と、底壁31の周縁全周に立設された周壁32とを備えている。前記蓋体2の端縁21bに対応する位置の周壁32aの上縁にカバー板33が連設してある(周壁32aの下端が底壁の「第一端縁」である。)。このカバー板33は、前記本体1の開口部の形状に対応するものであり、その基端から先端までの長さは底壁の側縁の長さよりも短かく、蓋体2をスライドさせたときにカバー板33のない部分から内容物が振り出せるようにしてある。
図中符号34は包装用枠Bに一体成形された凸部であり、詳細は後に説明する。
前記カバー板33は、上向きに付勢され、蓋体2をスライドさせたときにカバー板33の先端縁33aが蓋体2の下カール部24に係止し、蓋体2のスライドが阻止されるようにしてある。
カバー板33の上向きの付勢は以下の構成によって得るものである。
前記包装用枠Bは合成樹脂シートの成形品であり、図4に示すように底壁31及び周壁32に対してカバー板33が展開された状態で成形し、周壁32aの上縁にカバー板33を屈曲させるための溝又はミシン目35を設けてある。
この状態で包装用枠Bの底壁31及び周壁32を前記振出容器Aの本体1に装着し、底壁31上に内容物を収納した後、包装用枠Bのカバー板33を屈曲させつつ本体1に蓋体2を装着する。蓋体2の内カール部を本体1のカール部13に係止させた状態で蓋体2を本体1の開口が閉じる方向へ移動させると、蓋体2がカバー板33を下へ押し下げつつ進み、本体1の開口部は閉鎖される。
このとき、カバー板33は蓋体2によって押し下げられているので、合成樹脂の弾性により、上向きの力が発生する。
したがって、蓋体2をスライドさせたときにカバー板33の先端縁33aが蓋体2の下カール部24に係止し、蓋体2のスライドが阻止されることになる。
前記凸部34は、この実施例においては内容物の移動方向を規制する機能を果たすものである。
凸部34は包装用枠Bの開口側の端縁の中央部に形成されている。そのため、容器Aを右手で持って振り出す場合は図6(A)に示すように移動し、左手で持って振り出す場合は図6(B)に示すように移動するので、何れの手で振出操作をしても、内容物を不自由なく取り出すことができる。
なお、このような機能が不要であれば、凸部34は設けなくともよい。
以下に示す実施例2及び実施例3は、カバー板33に上向きの弾性力がない場合又は弱い場合のものである。
図7,図8において、包装用枠Bに形成された前記凸部34は、その先端側において蓋体2の下カール部24の下縁に接触する程度の高さとしてあり、カバー板33の先端部は凸部34の上面で支持されている。
このように構成された包装用枠Bを容器本体1に装着すると、蓋体2をスライドさせたときに蓋体2の下カール部24にカバー板33の先端縁33aが係止し、蓋体2のスライドが阻止される。
上記において、凸部34の上面は、上面全体を所定の高さとしても、上面を先端に向けた上向き傾斜面として、先端部のみを所定の高さとしても良い。
図9、図10において、カバー板33の先端部に側方の周壁32bと平行なリブ35が複数形成してある。このリブ35は、蓋体2との係止を確実にするために、上に凸とすることが好ましい。
凸部34は、蓋体2の下カール部の下縁よりもわずかに低い高さとしてあり、カバー板33の先端部は凸部34の上面で支持されている。
このように構成された包装用枠Bを容器本体1に装着すると、蓋体2をスライドさせたときに蓋体2の下カール部24にカバー板33の先端縁(特にリブ35の先端)が係止し、蓋体2のスライドが阻止される。
カバー板33の先端部にリブ35を形成する構造は、カバー板33に十分な弾性がありつつも、合成樹脂シートが薄くて蓋体2のスライドを確実に阻止できない場合にも有効である。そして、カバー板33の弾性によって上向きの付勢が得られる場合は、係止を確保する手段としての凸部34は不要である。
実施例2,実施例3においても、凸部34を包装用枠Bの開口側の端縁の中央部に形成すれば、何れの手で振出操作をしても、内容物を不自由なく取り出すことができる機能を得ることができるが、このような機能が不要であれば凸部34は図12の従来例のように、一側に偏向して設けてもよい。
図11は応用例であって、カバー板33の大きさを容器本体1の開口部と同じとして、その先端より内側に内容物の取り出し口を得るためのミシン目36を設けたものである。
このように構成することにより、振出容器の内面は全て包装用枠bで覆われるので、使用者が内容物を取り出すまでは、内容物が金属に接触することが完全に阻止される。使用時にはミシン目36でカバー板33の先端部を切除して内容物を取り出す。
この構造は、上記各実施例におけるカバー板に適用することができる。
この発明によれば、粒状の菓子や薬剤の包装に使用される振出容器において、スライドによって蓋体が容器本体から離脱しないこと、金属製容器において内容物が金属と接触しないことという二つの課題が解決されるものであり、産業上の利用可能性を有するものである。
A 振出容器
B 包装用枠
1 本体
13 カール部
2 蓋体
23 内カール部
24 下カール部
31 底壁
32 周壁
33 カバー板
34 凸部
35 リブ
36 ミシン目

Claims (5)

  1. 上方が開口した容器本体の開口部に蓋体をスライド可能に取り付けた略方形の金属製振出容器に装着される合成樹脂シート製の包装用枠であって、
    底壁と底壁に立設された周壁とを備え、
    前記底壁は、二つの側縁と、二つの側縁の一端間を結ぶ第一端縁と、他端間を結ぶ第二端縁とを有し、
    前記第一端縁に立設された周壁の上縁にカバー板が連設され、
    前記カバー板の基端から先端までの長さは底壁の側縁の長さよりも短いものとし、
    容器の蓋体をスライドさせたときにカバー板の先端が蓋体先端の下向きカール部に係止し、蓋体のスライドが阻止されるようにした、
    包装用枠。
  2. カバー板は、容器に装着された際に上方に付勢されるように成形された、
    請求項1記載の包装用枠。
  3. 第二端縁部分において、周壁の内側にカバー板の先端部を蓋体先端の下向きカール部に係止し得る高さに支持するための凸部が設けられた、請求項1記載の包装用枠。
  4. カバー板の自由端部分には、底壁の側縁と平行なリブが設けられた、請求項1記載の包装用枠。
  5. 上方が開口した容器本体の開口部に蓋体をスライド可能に取り付けた金属製の振出容器に、請求項1ないし4の何れかに記載の包装用枠を装着した、開蓋規制機能付き振出容器。
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