JPH11180302A - 電動送風機の保護装置 - Google Patents

電動送風機の保護装置

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JPH11180302A
JPH11180302A JP34814297A JP34814297A JPH11180302A JP H11180302 A JPH11180302 A JP H11180302A JP 34814297 A JP34814297 A JP 34814297A JP 34814297 A JP34814297 A JP 34814297A JP H11180302 A JPH11180302 A JP H11180302A
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Atsushi Yajima
敦 矢島
Katsunori Naganuma
克範 長沼
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電動送風機の通電電流を検出することで逆転
起動を検出できるようにする。 【解決手段】 電流検出器11の監視する電動送風機1に
対する通電電流が電源投入後、第1の基準時間t1が経過
するまでに所定値以上とならない場合に、逆転起動判定
回路16が電動送風機の逆転起動を判定し、さらに、この
逆転起動の判定出力が第2の基準時間t2以上継続して出
力される時に、誤判定防止回路17が逆転起動の最終判定
し、フリップフロップ18から出力する。そこで、この逆
転起動の最終判定出力を受けて電力変換装置を停止し、
また電動送風機1の電源を開放することによって逆転起
動時の保護を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、電気車制御装置を
冷却する電動送風機の保護装置に関する。
【0002】
【従来の技術】電気車制御装置に用いられるコンバータ
やインバータなどの電力変換装置では、単相交流から直
流、直流から三相交流への電力変換のために、ゲートタ
ーンオンサイリスタ(GTOサイリスタ)や高速ダイオ
ードなどの電力用半導体を使用している。これらの素子
は、通流時やターンオン、ターンオフのスイッチング時
に損失が発生するために、凝縮器を用いて、電動送風機
による強制通風冷却方式が一般的に採用されている。
【0003】この電動送風機を駆動するための電動送風
機駆動電動機として単相交流電動機を用いた場合、無通
電時に電動送風機に外部からの通風などによって強制的
に逆転力が加えられていると、電源を投入した時に逆転
起動する可能性があり、そのまま電力変換装置の運転を
継続するならば、必要な冷却風量が得られず、電力変換
用素子の温度上昇に発展し、運転を停止することにな
る。
【0004】また、通常は電動送風機には冷却系統への
塵埃の侵入を防ぐためにフィルタが設けられている。こ
のフィルタは一定周期にて清掃されるが、フィルタが塵
埃によって目詰まりするようになると、電動送風機の風
量が低下し、凝縮器に必要な冷却風量が得られなくな
り、電動送風機の逆転起動の場合と同様に電力変換用素
子の温度上昇を引き起こし、電力変換装置の運転を停止
することになる。
【0005】そこで、従来から電力変換装置の運転停止
を防止するための電動送風機の保護装置として、図4に
示す構成のものが採用されている。この従来の電動送風
機の保護装置は、電動送風機1の逆転起動を検知するた
めに冷却風洞2内に圧力スイッチ(PS)3に設置して
いる。図4の従来の電動送風機の保護装置は、電動送風
機1の逆転の検知を電動送風機1の起動時のみに限定す
るための緩動時素(TD1)4、逆転起動の検知を電動
送風機1の通電電流が整定していない起動直後は行わな
いための緩動時素(TD2)5、否定論理回路(NOT
1)6、否定論理回路(NOT2)7、論理積回路(A
ND)8、フリップフロップ9によって構成されてい
る。
【0006】この従来の電動送風機の保護装置では、電
動送風機1の電源投入によって緩動時素(TD1)4が
緩動時間t1のタイムカウントを始め、緩動時間t1が
経過するまでは否定論理回路(NOT1)6に「0」を
出力し、否定論理回路(NOT1)6が出力論理「1」
を継続的に出力する。また電源投入後に電動送風機1が
逆転起動したことにより、冷却風洞2内の圧力が上昇せ
ず、圧力スイッチ3の出力論理は「1」となる。したが
って、論理積回路(AND)8の両入力が「1」であ
り、その出力論理が「1」となる。この論理積回路8の
出力は緩動時素(TD2)5に入力され、入力論理
「1」が緩動時間t2以上継続した場合には、出力論理
「1」をフリップフロップ7に出力し、フリップフロッ
プ7は故障検出信号を出力して電力変換装置を停止さ
せ、電動送風機1の電源を開放する。また、電動送風機
1の電源を解除することによって否定論理回路(NOT
2)7の出力論理は「1」となり、フリップフロップ7
をリセットする。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな従来の電動送風機の保護装置では、電動送風機1の
逆転起動を圧力スイッチ3によって検知するようにして
いたため、圧力スイッチ3の調整や保守が必要であり、
技術者に労力負担がかかる問題点があった。またフィル
タの目詰まりによって風量が低下すると、電動送風機の
特性から風洞2内の静圧が上昇するために、気圧の低下
を検知する圧力スイッチ3ではフィルタの目詰まりによ
る風量の低下を検知することができない問題点もあっ
た。
【0008】ところで、電動送風機の起動電流は定格、
例えば、定格電圧440Vで電流値5Aに達するまで急
激に増加する。しかしながら、逆転起動の場合、図5の
曲線Aに示すように起動電流は大きく変化しない。そこ
で、電源投入直後の短い期間内の電流変化を監視し、あ
らかじめ設定した電流基準値を超えない場合には逆転起
動であると判定して保護動作させることが可能となる。
また、通電電流の整定後にこの電流比較を行うと、さら
に正確に逆転起動を検出することができるようになる。
【0009】また電動送風機のフィルタの目詰まりが発
生すると、図6の曲線Q−Hに示すように正常起動であ
っても電動送風機の風量がa→bの方向へ低下し、通電
電流も同図の曲線i−Qに示すように正常時よりも低い
値(c→dの方向)へ変化するので、正常起動時に、電
源投入後、電流が整定した後の通電電流がある基準値よ
りも低くなればフィルタ目詰まりによる風量低下と見な
しすことができることになる。
【0010】本発明はこのような技術的考察に基づいて
発明されたもので、電動送風機の通電電流を監視し、そ
の電源投入直後の電流挙動によって電動送風機の逆転起
動を検知して保護動作するようにし、保守、調整のため
に要する技術者の負担を軽減することができる電動送風
機の保護装置を提供することを目的とする。
【0011】本発明はまた、フィルタの目詰まりに起因
する電動送風機の風量低下を確実に検出して保護動作す
ることができる電動送風機の保護装置を提供することを
目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明の電動送
風機の保護装置は、電動送風機に対する交流電源からの
通電電流の挙動を監視する電流監視手段と、前記電流監
視手段の監視する前記通電電流が前記交流電源投入後、
あらかじめ設定した基準時間が経過するまでに所定値以
上とならない場合に前記電動送風機の逆転起動を判定す
る逆転起動判定手段とを備えたものである。
【0013】請求項1の発明の電動送風機の保護装置で
は、電流監視手段の監視する電動送風機に対する通電電
流が電源投入後、基準時間が経過するまでに所定値以上
とならない場合に、逆転起動判定手段が電動送風機の逆
転起動を判定する。そこで、この逆転起動判定出力を受
けて電力変換装置を停止し、また電動送風機の電源を開
放することによって逆転起動時の保護を行うことができ
る。
【0014】請求項2の発明の電動送風機の保護装置
は、電動送風機に対する交流電源からの通電電流の挙動
を監視する電流監視手段と、前記電流監視手段の監視す
る前記通電電流が前記交流電源投入後、あらかじめ設定
した第1の基準時間が経過するまでに所定値以上となら
ない場合に前記電動送風機の逆転起動を判定する逆転起
動判定手段と、前記逆転起動判定手段が前記逆転起動の
判定出力を、あらかじめ設定した第2の基準時間以上継
続して出力している時に前記逆転起動の最終判定を出力
する誤判定防止手段とを備えたものである。
【0015】請求項2の発明の電動送風機の保護装置で
は、電流監視手段の監視する電動送風機に対する通電電
流が電源投入後、第1の基準時間が経過するまでに所定
値以上とならない場合に、逆転起動判定手段が電動送風
機の逆転起動を判定し、さらに、この逆転起動の判定出
力が第2の基準時間以上継続して出力している時に、誤
判定防止手段が逆転起動の最終判定を出力する。そこ
で、この逆転起動の最終判定出力を受けて電力変換装置
を停止し、また電動送風機の電源を開放することによっ
て逆転起動時の保護を行うことができる。
【0016】さらに請求項2の発明では、電動送風機の
電源投入直後、通電電流が整定するまで逆転起動の判定
を待つことにより、一時的な電流低下で逆転起動の誤判
定するのを防止し、逆転起動検出の信頼性を高める。
【0017】請求項3の発明は、請求項1又は2の電動
送風機の保護装置において、さらに、前記電動送風機に
対する交流電源の電圧挙動を監視する電圧監視手段と、
前記電流監視手段の監視する前記通電電流の変動を前記
電圧監視手段の監視する電圧挙動に基づいて補正し、前
記逆転起動判定手段に与える電流補正手段とを備えたも
のであり、電源電圧の低下によって電動送風機の通電電
流も低下した場合には通電電流の検出値を補正し、補正
後の通電電流の検出値に基づいて逆転起動の判定を行う
ことにより誤判定を防止し、逆転起動検出の信頼性を高
める。
【0018】請求項4の発明の電動送風機の保護装置
は、電動送風機に対する交流電源からの通電電流の挙動
を監視する電流監視手段と、前記電流監視手段の監視す
る前記通電電流が前記交流電源投入後、あらかじめ設定
した基準時間が経過するまでにあらかじめ設定した第1
の基準値以上とならない場合に前記電動送風機の逆転起
動を判定する逆転起動判定手段と、前記電流監視手段の
監視する前記通電電流が前記交流電源投入後、あらかじ
め設定した前記基準時間が経過するまでにあらかじめ設
定した第2の基準値以上とならない場合に前記電動送風
機の風量低下を判定する風量低下判定手段とを備えたも
のである。
【0019】請求項4の発明の電動送風機の保護装置で
は、電流監視手段の監視する通電電流が電源投入後、あ
らかじめ設定した基準時間が経過するまでに第1の基準
値以上とならない場合に、逆転起動判定手段が電動送風
機の逆転起動を判定する。
【0020】そして逆転起動判定しない場合でも、電流
監視手段の監視する通電電流が電源投入後、基準時間が
経過するまでに第2の基準値以上とならなければ、風量
低下判定手段が電動送風機の風量低下を判定する。
【0021】これによって、電動送風機の逆転起動を検
出して保護動作すると共に、フィルタの目詰まりで電動
送風機の風量低下が起こった場合にもそれを検出して警
報を出力することができる。
【0022】請求項5の発明の電動送風機の保護装置
は、電動送風機に対する交流電源からの通電電流の挙動
を監視する電流監視手段と、前記電流監視手段の監視す
る前記通電電流が前記交流電源投入後、あらかじめ設定
した第1の基準時間が経過するまでにあらかじめ設定し
た第1の基準値以上とならない場合に前記電動送風機の
逆転起動を判定する逆転起動判定手段と、前記逆転起動
判定手段が前記逆転起動の判定出力を、あらかじめ設定
した第2の基準時間以上継続して出力している時に前記
逆転起動の最終判定を出力する誤判定防止手段と、前記
電流監視手段の監視する前記通電電流が前記交流電源投
入後、あらかじめ設定した前記第1の基準時間が経過す
るまでにあらかじめ設定した第2の基準値以上とならな
い場合に前記電動送風機の風量低下を判定する風量低下
判定手段とを備えたものである。
【0023】請求項5の発明の電動送風機の保護装置で
は、電流監視手段の監視する通電電流が電源投入後、第
1の基準時間が経過するまでに第1の基準値以上となら
ない場合には、逆転起動判定手段が電動送風機の逆転起
動を判定し、さらに、この逆転起動の判定出力が第2の
基準時間以上継続して出力している時に、誤判定防止手
段が逆転起動の最終判定を出力する。
【0024】そして、逆転起動判定をしない場合でも、
電流監視手段の監視する前記通電電流が電源投入後、第
1の基準時間が経過するまでに第2の基準値以上となら
なければ、風量低下判定手段が電動送風機の風量低下を
判定する。
【0025】これによって、電動送風機の逆転起動の最
終判定出力を受けて保護動作すると共に、フィルタの目
詰まりで電動送風機の風量低下が起こった場合にもそれ
を検出して警報を出力することができる。
【0026】請求項6の発明は、請求項4又は5の電動
送風機の保護装置において、さらに、前記電動送風機に
対する交流電源の電圧挙動を監視する電圧監視手段と、
前記電流監視手段の監視する前記通電電流の変動を前記
電圧監視手段の監視する電圧挙動に基づいて補正し、前
記逆転起動判定手段及び風量低下判定手段に与える電流
補正手段とを備えたものであり、電源電圧の低下によっ
て電動送風機の通電電流も低下した場合には通電電流の
検出値を補正し、補正後の通電電流の検出値に基づいて
逆転起動の判定及び風量低下の判定を行うことにより誤
判定を防止し、逆転起動検出及び風量低下検出の信頼性
を高める。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図に
基づいて詳説する。図1は本発明の第1の実施の形態の
電動送風機の保護装置の構成を示している。この第1の
実施の形態の電動送風機の保護装置は、電動送風機1の
駆動電動機(図示せず)に対する単相交流電源の通電電
流を検出する電流検出器11、この電流検出器11の検
出信号を平滑化する平滑回路12、この平滑回路12の
出力する電流値を電動送風機の電流特性からあらかじめ
求められる逆転電流セット値SET1と比較する比較回
路(1)13を備えている。
【0028】電動送風機の保護装置はまた、電動送風機
の電源投入時に、時間t1のディレイをかけてオン信号
を出力する緩動時素(TD1)14、この緩動時素14
の出力に対する否定論理回路(NOT(1))15、比
較回路(1)13の出力と否定論理回路15の出力とを
入力とする論理積回路(AND(1))16、この論理
積回路16の出力論理値が一定時間t2の間継続する場
合にその出力論理値を出力する緩動時素(TD2)1
7、この緩動時素17の「1」出力により作動して故障
信号を出力するフリップフロップ18を備えている。さ
らにこのフリップフロップ18のリセットのために電源
解除時にフリップフロップ18にリセット信号を与える
ための否定論理回路(NOT(2))19を備えてい
る。
【0029】緩動時素(TD1)14は、電動送風機1
の逆転起動は電源投入時のみに発生するので逆転検知を
電源投入直後に限定するために設けられた時素であり、
電源投入後、設定時間t1が経過すれば電動機電流が低
下しても、当該保護装置に逆転検知とは認識させない。
緩動時素(TD2)17は、電動送風機の電源投入直後
で、通電電流が整定するまでの間は逆転検知を行わない
ようにするために設けられた時素である。
【0030】次に、上記構成の第1の実施の形態の電動
送風機の保護装置の動作を説明する。電動送風機1の電
源投入直後、時間t1が経過するまでは、緩動時素(T
D1)14によって否定論理回路(NOT(1))15
の入力論理値は「0」であり、したがってこの否定論理
回路15の出力論理値は時素t1の間継続して「1」と
なり、これが論理積回路(AND(1))16の一方の
入力となる。
【0031】また、電源投入によって電動送風機1の通
電電流が電流検出器11によって検出され、平滑回路1
2を経て出力される電流検出値が比較回路(1)13に
入力され、ここで逆転電流セット値SET1と比較さ
れ、逆転起動が起こっていて検出電流値の方が低電流と
なっていれば比較回路(1)13から出力論理値「1」
が出力され、これが論理積回路(AND(1))16に
他方の入力として与えられる。
【0032】論理積回路(AND(1))16は、比較
回路(1)13からの入力と否定論理解路(NOT
(1))15からの入力とが共に「1」である場合、す
なわち、電源投入直後のt1時間が経過する前で、か
つ、電動送風機1の通電電流が逆転起動電流セット値S
ET1よりも低電流である場合には、論理値「1」を出
力し続ける。そして論理積回路(AND(1))16の
出力「1」が緩動時素(TD2)17の設定時間t2を
超える時間継続する場合、フリップフロップ18に対す
る出力論理値は「1」となり、フリップフロップ18が
逆転起動の故障信号を出力する。
【0033】この逆転起動による故障信号は図示してい
ない電力変換装置に与えられ、電源を開放する保護動作
が実行されることになる。なお、フリップフロップ18
の故障信号出力は、電源解除によって否定論理回路(N
OT(2))19の出力論理が「1」になるとリセット
される。
【0034】これによって、本発明の第1の実施の形態
の電動送風機の保護装置では、電動送風機1に対する通
電電流を監視していて、電源投入後、緩動時素(TD
1)14が規定する時間t1を経過するまでに逆転電流
セット値SET1以上とならない場合に電動送風機の逆
転起動と判定し、さらに、この逆転起動の判定出力が緩
動時素(TD2)17が規定する通電電流の整定時間t
2以上継続する時にフリップフロップ18から逆転起動
の最終判定を出力し、この逆転起動の最終判定出力を受
けて電力変換装置を停止し、また電動送風機の電源を開
放することによって逆転起動時の保護動作を行うのであ
る。
【0035】なお、上記の第1の実施の形態では電源投
入直後、通電電流が整定するまでは逆転検知を行わない
ようにするための緩動時素(TD2)17を誤動作防止
のために有用なものではあるが、必ずしも必要なもので
はなく、コスト低減や回路構成を簡素にする必要がある
場合には省略することができる。
【0036】次に、本発明の第2の実施の形態の電動送
風機の保護装置について、図2に基づいて説明する。第
2の実施の形態の特徴は、図1に示した第1の実施の形
態の電動送風機の保護装置に対して、さらに、電動送風
機1の単相交流電源に対する電圧検出器20と、この電
圧検出器20の検出する電圧値Aを電源定格電圧値Bに
よって除算する除算器21と、この除算器21の出力を
平滑回路12の出力する電流検出値と掛算し、その結果
を比較回路(1)13に出力する掛算器22とを追加的
に備えた点にある。なお、その他の構成要素は第1の実
施の形態と共通であり、同一の部分には同一の符号を付
して示してある。
【0037】この第2の実施の形態の電動送風機の保護
装置では、電圧検出器20によって検出された電動送風
機1の電源電圧値Aと、電源電圧の定格電圧値Bとの比
を除算器21によって計算し、さらに掛算器22におい
てこの比B/Aを電動送風機1の通電電流検出値に乗
じ、通電電流検出値を補正する。すなわち、電動送風機
1の電圧−電流特性は図5に示したように、電圧Vが上
昇する場合には実電流値iは低下し(曲線A1)、逆に
電圧Vが低下する場合には実電流値iは上昇する(曲線
A2)。そこで、B/Aによって実電流値iを補正する
ことによって(i×B/A)、定格電流値に換算するの
である。
【0038】そしてこの補正後の電源電流の変動を監視
し、第1の実施の形態と同様に、電源投入後、緩動時素
(TD1)14が規定する時間t1を経過するまでに逆
転電流セット値SET1以上とならない場合に電動送風
機1の逆転起動と判定し、さらに、この逆転起動の判定
出力が緩動時素(TD2)17が規定する通電電流の整
定時間t2以上継続する時にフリップフロップ18から
逆転起動の最終判定を出力し、この逆転起動の最終判定
出力を受けて電力変換装置を停止し、また電動送風機1
の電源を開放することによって逆転起動時の保護動作を
行うのである。
【0039】これによって、第2の実施の形態の電動送
風機の保護装置によれば、電動送風機1の電源電圧の変
動によって実電流値が変化した場合、特に電圧の上昇に
よって実電流値が低下した場合にも逆転起動の誤検知を
防止し、正確に逆転起動を検知することができるように
なる。
【0040】次に、本発明の第3の実施の形態の電動送
風機の保護装置について、図3に基づいて説明する。こ
の第3の実施の形態の電動送風機の保護装置は、図2に
示した第2の実施の形態に対して、さらに電動送風機1
のフィルタの目詰まりに起因する風量低下の検出回路3
0を付加したことを特徴とする。なお、図2に示した第
2の実施の形態と共通する構成要素には同一の符号を付
し、その詳しい説明は省略する。
【0041】風量低下検出回路30は、第2の実施の形
態における通電電流の検出系統における乗算器22の出
力を電流セット値SET2と比較する比較回路(2)
31と、電動送風機1の電源投入信号に対する時間t1
の緩動時素(TD1)14の出力と比較回路(2)3
1の出力との論理積を演算する論理積回路(AND
(2))32と、この論理積回路(AND(2))32
の出力論理値に対する時間t3の緩動時素(TD3)3
3から構成されていて、正常起動時に風量低下を検出し
た時に緩動時素(TD3)33からアラーム出力を行う
ものである。なお、電流セット値SET2は、電動送風
機1の単相交流電動機の特性から求まるフィルタの目詰
まりによる風量低下時の通電電流値に見合う値にあらか
じめ設定される。つまり、図6におけるi−Q曲線のd
点よりも若干低い値に設定される。
【0042】以下、この第3の実施の形態の電動送風機
の保護装置の動作を説明する。電動送風機1の逆転起動
が発生した場合には、第2の実施の形態と全く同様に動
作して、フリップフロップ18から故障信号を出力して
電動送風機電源を開放させる。
【0043】そして正常起動時には、次のように動作す
る。電源投入直後の時間t1の間は緩動時素(TD1)
14が出力論理値「0」を出力しており、これが風量低
下検出回路30の論理積回路(AND(2))32の一
方の入力になるので、この論理積回路32の出力論理値
が「0」であり、緩動時素(TD3)33から風量低下
アラーム信号が出力されることはない。すなわち、電源
投入直後にはこの検出回路30が働かず、実際には緩動
時素(TD1)14が「1」を出力するようになる電源
投入後、さらにt1時間経過した後ということになる。
そしてt1時間が経過しても風量低下検出回路30側に
電流信号と電源投入信号が入力されてくるのは、逆
転起動を検出して電源開放していない場合であるので、
星条旗同時にのみこの風量低下検出回路30が働くこと
になるのである。
【0044】電動送風機1のフィルタの目詰まりのため
に風量が低下し、それに伴って電動送風機1の通電電流
も低下して電流セット値SET2よりも低くなると、比
較回路(2)31の出力論理値は「1」に変化する。こ
の変化により、正常起動時には上述したように緩動時素
(TD1)14の出力は常に「1」であるので、論理
積回路(AND(2))32の出力も「1」に変化す
る。そしてこの論理積回路(AND(2))32の出力
論理値「1」が緩動時素(TD3)33の時間t3以上
継続すると、緩動時素(TD3)33は風量低下アラー
ム信号を出力する。
【0045】なお、このアラーム信号の出力に対応し
て、図示していない電力変換装置から、例えばモニタ装
置などへフィルタ目詰まりのアラームを表示出力させ、
またブザー出力させることによって、技術者にフィルタ
の清掃や交換の必要を知らせることになる。
【0046】この第3の実施の形態の電動送風機の保護
装置では、第2の実施の形態と同様に電動送風機1の電
源電圧の変動によって実電流値が変化した場合、特に電
圧の低下によって実電流値が低下した場合にも逆転起動
の誤検知を防止し、正確に逆転起動を検知することがで
き、その上に、正常起動時にはフィルタ目詰まりによる
風量低下を検出してアラーム出力することができ(この
場合にも電圧変動を加味した電流値に基づいて判定して
いる)、そのいずれにも従来のように電動送風機の風洞
内の風圧を検出するセンサを利用して検出するのではな
く、基本的には電源電流の検出値に基づいて検出するの
で、信頼性が高く、また調整、保守作業が削減できるこ
とになる。
【0047】なお、この第3の実施の形態では、図2に
示した第2の実施の形態と同一の逆転起動検出保護回路
に対して、さらに風量低下検出回路30を付加した構成
としたが、これに限らず、図1に示した第1の実施の形
態と同一の逆転起動検出保護回路に対して、さらに風量
低下検出回路30を付加した構成とすることもできる。
【0048】また、上記の各実施の形態では論理回路は
正論理で説明したが、これに限らず、一般的に行われて
いる負論理構成とすることも可能である。
【0049】
【発明の効果】以上のように請求項1の発明によれば、
電動送風機に対する通電電流が電源投入後、基準時間が
経過するまでに所定値以上とならない場合に逆転起動と
判定するので、従来のように風洞の風圧の低下によって
逆転起動を検知する場合のように風圧センサのような調
整、保守を必要とする部品を必要とせず、それだけ技術
者の労力負担を軽減することができる。
【0050】請求項2の発明によれば、電動送風機の電
源投入直後、通電電流が整定するまで逆転起動の判定を
待つので、逆転起動の誤判定を防止し、逆転起動検出の
信頼性を高めることができる。
【0051】請求項3の発明によれば、電源電圧の低下
によって電動送風機の通電電流も低下した場合には通電
電流の検出値を補正し、補正後の通電電流の検出値に基
づいて逆転起動の判定を行うので、電源電圧の低下によ
り通電電流が低下した場合を逆転起動の場合と区別し、
逆転起動だけを正確に検出することができ、逆転起動検
出の信頼性を高めることができる。
【0052】請求項4の発明によれば、電動送風機の逆
転起動を検出して保護動作すると共に、フィルタの目詰
まりで電動送風機の風量低下が起こった場合にもそれを
検出して警報を出力することができる。
【0053】請求項5の発明によれば、請求項2の発明
と同様に電動送風機の逆転起動の最終判定出力を受けて
正確に逆転起動を検出することができ、かつフィルタの
目詰まりで電動送風機の風量低下が起こった場合にもそ
れを検出して警報を出力することができる。
【0054】請求項6の発明によれば、請求項3の発明
と同様に電源電圧の低下により通電電流が低下した場合
を逆転起動の場合と区別し、逆転起動だけを正確に検出
することができ、逆転起動検出の信頼性を高めることが
でき、かつフィルタの目詰まりで電動送風機の風量低下
が起こった場合にもそれを検出して警報を出力すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態の回路ブロック図。
【図2】本発明の第2の実施の形態の回路ブロック図。
【図3】本発明の第3の実施の形態の回路ブロック図。
【図4】従来例の回路ブロック図。
【図5】電動送風機の電流−静圧特性を示すグラフ。
【図6】電動送風機のi−Q特性、Q−H特性を示すグ
ラフ。
【符号の説明】
1 電動送風機 11 電流検出器 12 平滑回路 13 比較回路 14 緩動時素 15 否定論理回路 16 論理積回路 17 緩動時素 18 フリップフロップ 19 否定論理回路 20 電圧検出器 21 除算器 22 掛算器 30 風量低下検出回路 31 比較回路 32 論理積回路 33 緩動時素
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 長沼 克範 東京都府中市東芝町1番地 株式会社東芝 府中工場内

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電動送風機に対する交流電源からの通電
    電流の挙動を監視する電流監視手段と、 前記電流監視手段の監視する前記通電電流が前記交流電
    源投入後、あらかじめ設定した基準時間が経過するまで
    に所定値以上とならない場合に前記電動送風機の逆転起
    動を判定する逆転起動判定手段とを備えて成る電動送風
    機の保護装置。
  2. 【請求項2】 電動送風機に対する交流電源からの通電
    電流の挙動を監視する電流監視手段と、 前記電流監視手段の監視する前記通電電流が前記交流電
    源投入後、あらかじめ設定した第1の基準時間が経過す
    るまでに所定値以上とならない場合に前記電動送風機の
    逆転起動を判定する逆転起動判定手段と、 前記逆転起動判定手段が前記逆転起動の判定出力を、あ
    らかじめ設定した第2の基準時間以上継続して出力して
    いる時に前記逆転起動の最終判定を出力する誤判定防止
    手段とを備えて成る電動送風機の保護装置。
  3. 【請求項3】 前記電動送風機に対する交流電源の電圧
    挙動を監視する電圧監視手段と、 前記電流監視手段の監視する前記通電電流の変動を前記
    電圧監視手段の監視する電圧挙動に基づいて補正し、前
    記逆転起動判定手段に与える電流補正手段とを備えて成
    る請求項1又は2に記載の電動送風機の保護装置。
  4. 【請求項4】 電動送風機に対する交流電源からの通電
    電流の挙動を監視する電流監視手段と、 前記電流監視手段の監視する前記通電電流が前記交流電
    源投入後、あらかじめ設定した基準時間が経過するまで
    にあらかじめ設定した第1の基準値以上とならない場合
    に前記電動送風機の逆転起動を判定する逆転起動判定手
    段と、 前記電流監視手段の監視する前記通電電流が前記交流電
    源投入後、あらかじめ設定した前記基準時間が経過する
    までにあらかじめ設定した第2の基準値以上とならない
    場合に前記電動送風機の風量低下を判定する風量低下判
    定手段とを備えて成る電動送風機の保護装置。
  5. 【請求項5】 電動送風機に対する交流電源からの通電
    電流の挙動を監視する電流監視手段と、 前記電流監視手段の監視する前記通電電流が前記交流電
    源投入後、あらかじめ設定した第1の基準時間が経過す
    るまでにあらかじめ設定した第1の基準値以上とならな
    い場合に前記電動送風機の逆転起動を判定する逆転起動
    判定手段と、 前記逆転起動判定手段が前記逆転起動の判定出力を、あ
    らかじめ設定した第2の基準時間以上継続して出力して
    いる時に前記逆転起動の最終判定を出力する誤判定防止
    手段と、 前記電流監視手段の監視する前記通電電流が前記交流電
    源投入後、あらかじめ設定した前記第1の基準時間が経
    過するまでにあらかじめ設定した第2の基準値以上とな
    らない場合に前記電動送風機の風量低下を判定する風量
    低下判定手段とを備えて成る電動送風機の保護装置。
  6. 【請求項6】 前記電動送風機に対する交流電源の電圧
    挙動を監視する電圧監視手段と、 前記電流監視手段の監視する前記通電電流の変動を前記
    電圧監視手段の監視する電圧挙動に基づいて補正し、前
    記逆転起動判定手段及び風量低下判定手段に与える電流
    補正手段とを備えて成る請求項4又は5に記載の電動送
    風機の保護装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113339988A (zh) * 2021-05-31 2021-09-03 青岛海尔空调器有限总公司 用于空调室外机的控制电路及控制方法、空调器
CN114109886A (zh) * 2021-11-29 2022-03-01 珠海格力电器股份有限公司 一种风机反转检测方法、装置及用电设备

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