JPH11180263A - ワイパブレードおよびそれを用いたワイパ装置 - Google Patents
ワイパブレードおよびそれを用いたワイパ装置Info
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- JPH11180263A JPH11180263A JP9364447A JP36444797A JPH11180263A JP H11180263 A JPH11180263 A JP H11180263A JP 9364447 A JP9364447 A JP 9364447A JP 36444797 A JP36444797 A JP 36444797A JP H11180263 A JPH11180263 A JP H11180263A
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- wiper
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- blade
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 ブレードラバーの部分同士の衝突に伴うワイ
パ反転音の発生がなく、ブレードラバーの取付部のガラ
ス面からの急激な高さ変化に伴う反転音発生がないワイ
パブレードを提供する。 【解決手段】 第1爪部22を備えワイパアーム14に
連結されるレバー18と、第1爪部22が取り付けられ
る取付部30とガラス面を払拭する払拭部40とを備え
るブレードラバー26と、を有するワイパブレード16
である。払拭部40は、ワイパの反転動作時にガラス面
に対する接触面が反転しない曲面形状の外面を持って形
成された払拭端部44を備え、取付部30に対して殆ど
屈曲しない状態で連結されている。
パ反転音の発生がなく、ブレードラバーの取付部のガラ
ス面からの急激な高さ変化に伴う反転音発生がないワイ
パブレードを提供する。 【解決手段】 第1爪部22を備えワイパアーム14に
連結されるレバー18と、第1爪部22が取り付けられ
る取付部30とガラス面を払拭する払拭部40とを備え
るブレードラバー26と、を有するワイパブレード16
である。払拭部40は、ワイパの反転動作時にガラス面
に対する接触面が反転しない曲面形状の外面を持って形
成された払拭端部44を備え、取付部30に対して殆ど
屈曲しない状態で連結されている。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ワイパブレードお
よびそれを用いたワイパ装置に関する。
よびそれを用いたワイパ装置に関する。
【0002】
【背景技術および発明が解決しようとする課題】車両等
においては、エンジンその他の改良に伴い、ますます静
穏化が進んでいる。それに伴って、ワイパ使用時、特に
その反転時に発生するワイパ反転音を低減する要求がさ
らに高まっている。
においては、エンジンその他の改良に伴い、ますます静
穏化が進んでいる。それに伴って、ワイパ使用時、特に
その反転時に発生するワイパ反転音を低減する要求がさ
らに高まっている。
【0003】従来、ワイパ反転音を低減するために、様
々な技術が開発されているが、特開昭61−85245
号公報に開示された技術もその一つである。この発明
は、取付部(ラバー本体)と払拭部とが首部を介して連
結されて、ガラス面払拭時に払拭部が取付部に対して屈
曲するように形成されたブレードラバーにおいて、払拭
部の肩部に突起を設けて払拭部の反転時における払拭部
の肩部と取付部との衝突の衝撃を和らげることによっ
て、ワイパ反転音の発生を低減するものである。
々な技術が開発されているが、特開昭61−85245
号公報に開示された技術もその一つである。この発明
は、取付部(ラバー本体)と払拭部とが首部を介して連
結されて、ガラス面払拭時に払拭部が取付部に対して屈
曲するように形成されたブレードラバーにおいて、払拭
部の肩部に突起を設けて払拭部の反転時における払拭部
の肩部と取付部との衝突の衝撃を和らげることによっ
て、ワイパ反転音の発生を低減するものである。
【0004】しかしながら、この発明においては、払拭
部の肩部に設けた突起によって、払拭部が取付部に衝突
する衝撃は和らげられるものの、払拭部と取付部との衝
突は依然として発生し、それに伴う反転音が発生する。
部の肩部に設けた突起によって、払拭部が取付部に衝突
する衝撃は和らげられるものの、払拭部と取付部との衝
突は依然として発生し、それに伴う反転音が発生する。
【0005】さらに、この発明においては、取付部と払
拭部とが細い首部を介して連結されているため、ワイパ
反転時に、払拭部が取付部に対して一方向に屈曲してい
る状態から、払拭部が取付部に対してほぼ直立している
状態を経て、払拭部が取付部に対して他方向に屈曲して
いる状態となる。したがって、払拭部が取付部に対して
屈曲しているときにはブレードラバーの取付部のガラス
面からの高さは低く、直立しているときにはブレードラ
バーの取付部のガラス面からの高さは高い。この高さ変
化はごく短い時間に発生するもので、ブレードラバーと
ガラス、およびブレードラバーとそれを保持するレバー
との間に無視できない衝撃をもたらし、反転音の原因と
なってしまう。
拭部とが細い首部を介して連結されているため、ワイパ
反転時に、払拭部が取付部に対して一方向に屈曲してい
る状態から、払拭部が取付部に対してほぼ直立している
状態を経て、払拭部が取付部に対して他方向に屈曲して
いる状態となる。したがって、払拭部が取付部に対して
屈曲しているときにはブレードラバーの取付部のガラス
面からの高さは低く、直立しているときにはブレードラ
バーの取付部のガラス面からの高さは高い。この高さ変
化はごく短い時間に発生するもので、ブレードラバーと
ガラス、およびブレードラバーとそれを保持するレバー
との間に無視できない衝撃をもたらし、反転音の原因と
なってしまう。
【0006】本発明は、上記のような問題点に鑑みてな
されたものであって、その目的は、ブレードラバーの部
分同士の衝突に伴うワイパ反転音の発生がなく、ブレー
ドラバーの取付部のガラス面からの急激な高さ変化に伴
う反転音発生がないワイパブレードおよびそれを用いた
ワイパ装置を提供することにある。
されたものであって、その目的は、ブレードラバーの部
分同士の衝突に伴うワイパ反転音の発生がなく、ブレー
ドラバーの取付部のガラス面からの急激な高さ変化に伴
う反転音発生がないワイパブレードおよびそれを用いた
ワイパ装置を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載の発明に
係るワイパブレードは、第1爪部を備えワイパアームに
連結されるレバーと、前記第1爪部が取り付けられる取
付部とガラス面を払拭する払拭部とを備えるブレードラ
バーと、を有するワイパブレードにおいて、前記払拭部
は、ワイパの反転動作時にガラス面に対する接触面が反
転しない曲面形状の外面を持って形成された払拭端部を
有することを特徴とする。
係るワイパブレードは、第1爪部を備えワイパアームに
連結されるレバーと、前記第1爪部が取り付けられる取
付部とガラス面を払拭する払拭部とを備えるブレードラ
バーと、を有するワイパブレードにおいて、前記払拭部
は、ワイパの反転動作時にガラス面に対する接触面が反
転しない曲面形状の外面を持って形成された払拭端部を
有することを特徴とする。
【0008】請求項1に記載の発明によれば、ブレード
ラバーの払拭部のガラス面に対する接触面が、ワイパの
反転動作時に反転しないため、ブレードラバーの取付部
のガラス面からの高さが、ワイパ反転動作時に急激に変
化することがない。その結果、払拭部が斜めになった状
態から直立した状態になる場合に発生するレバーおよび
ワイパアームの急激な突き上げやその反力によるガラス
面の急激な押圧変化は発生しない。また、払拭部が直立
した状態から斜めの状態になる際にワイパアームからの
付勢のためにブレードラバーがガラス面に衝撃的な押圧
力を加えることもない。したがって、ブレードラバーの
取付部のガラス面からの急激な高さ変化に伴って、ブレ
ードラバーとガラス、および、ブレードラバーとそれを
保持するレバーとの間に衝撃が発生することがなく、そ
れに伴ってワイパ反転音が発生することのないワイパブ
レードとなる。
ラバーの払拭部のガラス面に対する接触面が、ワイパの
反転動作時に反転しないため、ブレードラバーの取付部
のガラス面からの高さが、ワイパ反転動作時に急激に変
化することがない。その結果、払拭部が斜めになった状
態から直立した状態になる場合に発生するレバーおよび
ワイパアームの急激な突き上げやその反力によるガラス
面の急激な押圧変化は発生しない。また、払拭部が直立
した状態から斜めの状態になる際にワイパアームからの
付勢のためにブレードラバーがガラス面に衝撃的な押圧
力を加えることもない。したがって、ブレードラバーの
取付部のガラス面からの急激な高さ変化に伴って、ブレ
ードラバーとガラス、および、ブレードラバーとそれを
保持するレバーとの間に衝撃が発生することがなく、そ
れに伴ってワイパ反転音が発生することのないワイパブ
レードとなる。
【0009】請求項2に記載の発明に係るワイパブレー
ドは、請求項1において、前記払拭部は、その内部側に
空洞部を有することを特徴とする。
ドは、請求項1において、前記払拭部は、その内部側に
空洞部を有することを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明によれば、払拭部が
空洞部を有するため、その外面の変形が容易となり、払
拭部とガラスとの間に発生する衝撃を吸収しやすくなる
ため、ワイパ反転音が低減される。
空洞部を有するため、その外面の変形が容易となり、払
拭部とガラスとの間に発生する衝撃を吸収しやすくなる
ため、ワイパ反転音が低減される。
【0011】請求項3に記載の発明に係るワイパブレー
ドは、請求項1または請求項2において、前記払拭端部
に長手方向に延びる溝部を有することを特徴とする。
ドは、請求項1または請求項2において、前記払拭端部
に長手方向に延びる溝部を有することを特徴とする。
【0012】請求項3に記載の発明によれば、払拭端部
に長手方向にのびる溝部を設けることによって、払拭端
部に払拭方向とほぼ直交するエッジが形成され、そのエ
ッジによってガラス面上の汚れが掻き取られるため、ブ
レードラバーの払拭性が向上する。
に長手方向にのびる溝部を設けることによって、払拭端
部に払拭方向とほぼ直交するエッジが形成され、そのエ
ッジによってガラス面上の汚れが掻き取られるため、ブ
レードラバーの払拭性が向上する。
【0013】請求項4に記載の発明に係るワイパブレー
ドは、請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、前
記取付部は、第1取付部および第2取付部を有し、前記
払拭部は、所定幅の材料で形成され、その幅方向の一端
および他端に前記第1および第2取付部が一体的に設け
られ、前記第1爪部が前記第1取付部および前記第2取
付部に係合して前記ブレードラバーを所定形状に保持す
ることによって、前記払拭部は横断面が外側に凸状態と
なるように湾曲されることを特徴とするワイパブレー
ド。
ドは、請求項1ないし請求項3のいずれかにおいて、前
記取付部は、第1取付部および第2取付部を有し、前記
払拭部は、所定幅の材料で形成され、その幅方向の一端
および他端に前記第1および第2取付部が一体的に設け
られ、前記第1爪部が前記第1取付部および前記第2取
付部に係合して前記ブレードラバーを所定形状に保持す
ることによって、前記払拭部は横断面が外側に凸状態と
なるように湾曲されることを特徴とするワイパブレー
ド。
【0014】請求項4に記載の発明によれば、所定幅を
持つ払拭部の幅方向の一端および他端に第1および第2
取付部を設け、払拭部の横断面が外側に凸となるように
湾曲される。したがって、払拭部に空洞部を容易に形成
することができ、その空洞部の存在によって、その外面
の変形が容易となり、払拭部とガラスとの間に発生する
衝撃を吸収しやすくなるため、ワイパ反転音が低減され
る。また、払拭部を湾曲させることによって、その部分
に初期応力が加わり、適度な弾性を保つことができる。
持つ払拭部の幅方向の一端および他端に第1および第2
取付部を設け、払拭部の横断面が外側に凸となるように
湾曲される。したがって、払拭部に空洞部を容易に形成
することができ、その空洞部の存在によって、その外面
の変形が容易となり、払拭部とガラスとの間に発生する
衝撃を吸収しやすくなるため、ワイパ反転音が低減され
る。また、払拭部を湾曲させることによって、その部分
に初期応力が加わり、適度な弾性を保つことができる。
【0015】請求項5に記載の発明に係るワイパブレー
ドは、請求項4において、前記レバーは、前記第1およ
び第2取付部に内方から嵌合する第2爪部を有すること
を特徴とする。
ドは、請求項4において、前記レバーは、前記第1およ
び第2取付部に内方から嵌合する第2爪部を有すること
を特徴とする。
【0016】請求項5に記載の発明によれば、レバーに
設けられた第2爪部が、第1および第2取付部に内方か
ら嵌合するため、第1および第2取付部に外方から係合
する第1爪部のみの場合に比し、ブレードラバーをさら
に安定して固定することができる。
設けられた第2爪部が、第1および第2取付部に内方か
ら嵌合するため、第1および第2取付部に外方から係合
する第1爪部のみの場合に比し、ブレードラバーをさら
に安定して固定することができる。
【0017】請求項6に記載の発明に係るワイパ装置
は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のワイパ
ブレードを備えることを特徴とする。
は、請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のワイパ
ブレードを備えることを特徴とする。
【0018】請求項6に記載の発明によれば、請求項1
ないし請求項5に記載の発明について上述した作用効果
を有するワイパ装置が得られる。
ないし請求項5に記載の発明について上述した作用効果
を有するワイパ装置が得られる。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施形態に
ついて、図面を参照しながら、さらに具体的に説明す
る。
ついて、図面を参照しながら、さらに具体的に説明す
る。
【0020】〔第1実施形態〕図1は、本実施形態のワ
イパブレード16を示す側面図である。この図に示すよ
うに、ワイパブレード16は、ブレードラバー26を保
持する複数のレバー18がワイパアーム14に連結され
て構成されている。そして、弧を描くように回転するワ
イパアーム14の動きに従って、ワイパブレード16の
ブレードラバー26が車両のガラス面(図示せず)を払
拭するものである。また、本実施形態のワイパブレード
16は、ワイパモータや制御回路など(図示せず)と共
にワイパ装置を構成する。
イパブレード16を示す側面図である。この図に示すよ
うに、ワイパブレード16は、ブレードラバー26を保
持する複数のレバー18がワイパアーム14に連結され
て構成されている。そして、弧を描くように回転するワ
イパアーム14の動きに従って、ワイパブレード16の
ブレードラバー26が車両のガラス面(図示せず)を払
拭するものである。また、本実施形態のワイパブレード
16は、ワイパモータや制御回路など(図示せず)と共
にワイパ装置を構成する。
【0021】図2および図4は、ブレードラバー26お
よびバッキング58がレバー18によって保持された状
態を示す横断面図および斜視図である。また、図3は、
レバー18に取り付けられる前のブレードラバー26を
示す横断面図である。
よびバッキング58がレバー18によって保持された状
態を示す横断面図および斜視図である。また、図3は、
レバー18に取り付けられる前のブレードラバー26を
示す横断面図である。
【0022】これらの図に示すように、本実施形態のワ
イパブレード16は、ブレードラバー26と、ブレード
ラバー26を補強するバッキング58と、ブレードラバ
ー26およびバッキング58を保持しワイパアーム14
と連結されるレバー18とを含んで構成される。
イパブレード16は、ブレードラバー26と、ブレード
ラバー26を補強するバッキング58と、ブレードラバ
ー26およびバッキング58を保持しワイパアーム14
と連結されるレバー18とを含んで構成される。
【0023】レバー18は、第1爪部22を備え、その
第1爪部22がブレードラバー26に係合して、ブレー
ドラバー26とバッキング58を保持している。
第1爪部22がブレードラバー26に係合して、ブレー
ドラバー26とバッキング58を保持している。
【0024】ブレードラバー26は、ワイパアーム14
に連結されるレバー18が取り付けられる取付部30
と、ガラス面を払拭する払拭部40とを備えている。
に連結されるレバー18が取り付けられる取付部30
と、ガラス面を払拭する払拭部40とを備えている。
【0025】ブレードラバー26の取付部30は、ワイ
パアーム14に連結されるレバー18の第1爪部22が
係合される凹部31を備えている。また、取付部30
は、第1取付部34および第2取付部35とからなり、
それらは、図3に示したように、所定幅をもった材料か
ら形成される払拭部40の幅方向の一端と他端に一体的
に設けられている。
パアーム14に連結されるレバー18の第1爪部22が
係合される凹部31を備えている。また、取付部30
は、第1取付部34および第2取付部35とからなり、
それらは、図3に示したように、所定幅をもった材料か
ら形成される払拭部40の幅方向の一端と他端に一体的
に設けられている。
【0026】そして、図3に示すように所定幅の材料で
形成された払拭部40が、図2および図4に示したよう
に横断面が外側に凸状態となるように湾曲されて、第1
取付部34と第2取付部35が互いに近接する位置とさ
れ、レバー18の第1爪部22によってバッキング58
とともに保持される。
形成された払拭部40が、図2および図4に示したよう
に横断面が外側に凸状態となるように湾曲されて、第1
取付部34と第2取付部35が互いに近接する位置とさ
れ、レバー18の第1爪部22によってバッキング58
とともに保持される。
【0027】また、ブレードラバー26は、このように
レバー18の第1爪部22によって保持されて、払拭部
40が凸状態に湾曲して内方に空洞部50が形成された
状態となる。このように本実施形態のブレードラバー2
6は、払拭部40が空洞部50を有するため、払拭部4
0の外面の変形が容易となり、払拭部40とガラスとの
間に発生する衝撃を吸収しやすくなるため、ワイパ反転
音が低減される。
レバー18の第1爪部22によって保持されて、払拭部
40が凸状態に湾曲して内方に空洞部50が形成された
状態となる。このように本実施形態のブレードラバー2
6は、払拭部40が空洞部50を有するため、払拭部4
0の外面の変形が容易となり、払拭部40とガラスとの
間に発生する衝撃を吸収しやすくなるため、ワイパ反転
音が低減される。
【0028】また、払拭部40は、図2に示したよう
に、ワイパの反転動作時にガラス面に対する接触面がワ
イパブレード16全体の傾きに従って幾分転動可能では
あるが反転しない曲面形状の外面を持つ払拭端部44を
備えて形成されている。また、払拭部40は、取付部3
0に対して殆ど屈曲しない状態で連結されている。
に、ワイパの反転動作時にガラス面に対する接触面がワ
イパブレード16全体の傾きに従って幾分転動可能では
あるが反転しない曲面形状の外面を持つ払拭端部44を
備えて形成されている。また、払拭部40は、取付部3
0に対して殆ど屈曲しない状態で連結されている。
【0029】そして、払拭部40の払拭端部44には、
ブレードラバー26の長手方向に延びる溝部45が形成
されている。このように、払拭端部44に溝部45を設
けることによって、払拭端部44に払拭方向とはほぼ直
交して延在するエッジが形成され、そのエッジによって
ガラス面上の汚れが掻き取られるため、ブレードラバー
26の払拭性が向上する。
ブレードラバー26の長手方向に延びる溝部45が形成
されている。このように、払拭端部44に溝部45を設
けることによって、払拭端部44に払拭方向とはほぼ直
交して延在するエッジが形成され、そのエッジによって
ガラス面上の汚れが掻き取られるため、ブレードラバー
26の払拭性が向上する。
【0030】さらに、この溝部45は、ガラス面との摩
擦を軽減するための減摩処理が施されていない非減摩処
理部46として形成されている。したがって、図5に部
分断面図として示したように、溝部45周囲においては
塩素処理などによって形成された減摩処理層がガラス面
66に接触して適度な摺動性を確保しながら、非減摩処
理部46である溝部45のエッジがガラス面との間で十
分な摩擦係数をもって接触するため、払拭性が高いブレ
ードラバー26となる。
擦を軽減するための減摩処理が施されていない非減摩処
理部46として形成されている。したがって、図5に部
分断面図として示したように、溝部45周囲においては
塩素処理などによって形成された減摩処理層がガラス面
66に接触して適度な摺動性を確保しながら、非減摩処
理部46である溝部45のエッジがガラス面との間で十
分な摩擦係数をもって接触するため、払拭性が高いブレ
ードラバー26となる。
【0031】また、払拭部40の内部側の各取付部3
4,35に近い位置には、それぞれ突起部52が設けら
れ、これら突起部52は各取付部34,35に圧力とモ
ーメントをもって押圧されている。
4,35に近い位置には、それぞれ突起部52が設けら
れ、これら突起部52は各取付部34,35に圧力とモ
ーメントをもって押圧されている。
【0032】本実施形態のワイパブレード16によれ
ば、ブレードラバー26の払拭部40のガラス面66に
対する接触面が、ワイパの反転動作時にワイパブレード
16全体の傾きに従って幾分転動可能ではあるが反転し
ないため、ブレードラバー26の取付部30のガラス面
66からの高さが、ワイパ反転動作時に急激に変化する
ことがない。その結果、払拭部40が斜めになった状態
から直立した状態になる場合に発生するレバー18およ
びワイパアーム14の急激な突き上げやその反力による
ガラス面66の急激な押圧変化は発生しない。また、払
拭部40が直立した状態から斜めの状態になる際にワイ
パアーム14からの付勢のためにブレードラバー26が
ガラス面に衝撃的な押圧力を加えることもない。したが
って、ブレードラバー26の取付部30のガラス面から
の急激な高さ変化に伴って、ブレードラバー26とガラ
ス、および、ブレードラバー26とそれを保持するレバ
ー18との間に衝撃が発生することがなく、それに伴っ
てワイパ反転音が発生することのないブレードラバー2
6となる。
ば、ブレードラバー26の払拭部40のガラス面66に
対する接触面が、ワイパの反転動作時にワイパブレード
16全体の傾きに従って幾分転動可能ではあるが反転し
ないため、ブレードラバー26の取付部30のガラス面
66からの高さが、ワイパ反転動作時に急激に変化する
ことがない。その結果、払拭部40が斜めになった状態
から直立した状態になる場合に発生するレバー18およ
びワイパアーム14の急激な突き上げやその反力による
ガラス面66の急激な押圧変化は発生しない。また、払
拭部40が直立した状態から斜めの状態になる際にワイ
パアーム14からの付勢のためにブレードラバー26が
ガラス面に衝撃的な押圧力を加えることもない。したが
って、ブレードラバー26の取付部30のガラス面から
の急激な高さ変化に伴って、ブレードラバー26とガラ
ス、および、ブレードラバー26とそれを保持するレバ
ー18との間に衝撃が発生することがなく、それに伴っ
てワイパ反転音が発生することのないブレードラバー2
6となる。
【0033】また、ブレードラバー26の取付部30と
払拭部40とが、殆ど屈曲しない状態で連結されている
ため、屈曲に伴って取付部30と払拭部40が互いに衝
突し、それによってワイパ反転音が発生することがな
い。
払拭部40とが、殆ど屈曲しない状態で連結されている
ため、屈曲に伴って取付部30と払拭部40が互いに衝
突し、それによってワイパ反転音が発生することがな
い。
【0034】さらに、ブレードラバー26の取付部30
と払拭部40との間における屈曲が殆ど発生しないた
め、ワイパ反転時において取付部30のガラス面66か
らの高さ変化が抑制される。したがって、そのような高
さ変化に伴ってブレードラバー26とガラス、およびブ
レードラバー26とそれを保持するレバー18とのそれ
ぞれの間に発生する衝撃が小さくなり、ワイパの反転音
が抑制されたブレードラバー26となる。
と払拭部40との間における屈曲が殆ど発生しないた
め、ワイパ反転時において取付部30のガラス面66か
らの高さ変化が抑制される。したがって、そのような高
さ変化に伴ってブレードラバー26とガラス、およびブ
レードラバー26とそれを保持するレバー18とのそれ
ぞれの間に発生する衝撃が小さくなり、ワイパの反転音
が抑制されたブレードラバー26となる。
【0035】そして、本実施形態のブレードラバー26
は、所定幅を持つ払拭部40の幅方向の一端および他端
に第1および第2取付部34,35を設け、払拭部40
の横断面が外側に凸となるように湾曲されるため、払拭
部40に空洞部50を容易に形成することができる。そ
の空洞部50の存在によって、払拭部40はその外面の
変形が容易となり、払拭部40とガラスとの間に発生す
る衝撃を吸収しやすくなるため、ワイパ反転音が低減さ
れる。また、払拭部40を湾曲させることによって、そ
の部分に初期応力が加わり、適度な弾性を保つことがで
きる。
は、所定幅を持つ払拭部40の幅方向の一端および他端
に第1および第2取付部34,35を設け、払拭部40
の横断面が外側に凸となるように湾曲されるため、払拭
部40に空洞部50を容易に形成することができる。そ
の空洞部50の存在によって、払拭部40はその外面の
変形が容易となり、払拭部40とガラスとの間に発生す
る衝撃を吸収しやすくなるため、ワイパ反転音が低減さ
れる。また、払拭部40を湾曲させることによって、そ
の部分に初期応力が加わり、適度な弾性を保つことがで
きる。
【0036】なお、上記においては、ブレードラバー2
6の取付部30が、第1取付部34と第2取付部35と
からなり、払拭部40を湾曲させることによって第1取
付部34と第2取付部35とが互いに近接した位置にさ
れて、レバー18の第1爪部22によって保持される例
を示した。しかしながら、ブレードラバー26の取付部
30は必ずしも第1取付部34と第2取付部35とに分
かれている必要はなく、最初から図2に示した第1取付
部34と第2取付部35とを合わせた形状を有する取付
部30として形成しても良い。その場合には、払拭部4
0も最初から外方に凸となる形状として形成される。
6の取付部30が、第1取付部34と第2取付部35と
からなり、払拭部40を湾曲させることによって第1取
付部34と第2取付部35とが互いに近接した位置にさ
れて、レバー18の第1爪部22によって保持される例
を示した。しかしながら、ブレードラバー26の取付部
30は必ずしも第1取付部34と第2取付部35とに分
かれている必要はなく、最初から図2に示した第1取付
部34と第2取付部35とを合わせた形状を有する取付
部30として形成しても良い。その場合には、払拭部4
0も最初から外方に凸となる形状として形成される。
【0037】また、上記においては、払拭部40に空洞
部50が設けられた例を示したが、払拭部40が十分な
弾性を持ち、ワイパ反転時における衝撃を吸収し、反転
音を抑制できるのであれば、払拭部40は必ずしも空洞
部50を備えてなくともよい。
部50が設けられた例を示したが、払拭部40が十分な
弾性を持ち、ワイパ反転時における衝撃を吸収し、反転
音を抑制できるのであれば、払拭部40は必ずしも空洞
部50を備えてなくともよい。
【0038】〔その他の実施形態〕以下の各実施形態に
おいては、特に述べる点以外については、第1実施形態
と同様であるので、同様な部分についての説明は省略す
る。また、対応する部分については第1実施形態と同一
の符号を付す。
おいては、特に述べる点以外については、第1実施形態
と同様であるので、同様な部分についての説明は省略す
る。また、対応する部分については第1実施形態と同一
の符号を付す。
【0039】第1実施形態においては、所定幅をもって
形成された払拭部40の幅方向の両端部に第1および第
2取付部34,35が一体形成されたほぼ平板状の材料
を、払拭部40の部分で湾曲させた状態としてレバー1
8の第1爪部22で保持して形状を保つ例を示した。図
6および図7に示した本実施形態においては、払拭部4
0の幅方向の両端部に第1および第2取付部34,35
が一体形成されているが、払拭部40は平板状ではな
く、予め払拭部40が湾曲した形状で、第1取付部34
と第2取付部35が図6に示すように角θをもって対向
するようにブレードラバー70を形成しておき、レバー
18に取り付けられる際にこの角θがゼロとされる。こ
れによって平板状の材料を湾曲させる場合に比し払拭部
40にかかる初期応力を減少させることができ、払拭部
40における応力割れなどの発生を抑えることができ
る。また、この角θの大きさを調節することによって、
レバーに取り付けられた払拭部40に加わる初期応力を
適度な大きさとすることができ、払拭部40の突起部5
2と第1および第2取付部34,35とを所定の荷重と
モーメントで接触させることができる。
形成された払拭部40の幅方向の両端部に第1および第
2取付部34,35が一体形成されたほぼ平板状の材料
を、払拭部40の部分で湾曲させた状態としてレバー1
8の第1爪部22で保持して形状を保つ例を示した。図
6および図7に示した本実施形態においては、払拭部4
0の幅方向の両端部に第1および第2取付部34,35
が一体形成されているが、払拭部40は平板状ではな
く、予め払拭部40が湾曲した形状で、第1取付部34
と第2取付部35が図6に示すように角θをもって対向
するようにブレードラバー70を形成しておき、レバー
18に取り付けられる際にこの角θがゼロとされる。こ
れによって平板状の材料を湾曲させる場合に比し払拭部
40にかかる初期応力を減少させることができ、払拭部
40における応力割れなどの発生を抑えることができ
る。また、この角θの大きさを調節することによって、
レバーに取り付けられた払拭部40に加わる初期応力を
適度な大きさとすることができ、払拭部40の突起部5
2と第1および第2取付部34,35とを所定の荷重と
モーメントで接触させることができる。
【0040】なお、図7は、図6の円VIIに対応する
部分を拡大して示した断面図であるが、第1実施形態の
場合とは異なったこのような溝部71の形状とすること
もできる。
部分を拡大して示した断面図であるが、第1実施形態の
場合とは異なったこのような溝部71の形状とすること
もできる。
【0041】図8および図9は、さらに他の実施形態の
ブレードラバー74がレバー18に取り付けられる前の
形状を示す断面図である。図9は図8の円IX部分の拡
大図である。この実施形態においては溝部75の形状が
第1実施形態の場合と異なっている。また、払拭部40
においては、溝部75に対応する位置の内部側が厚く盛
り上がって形成されており、溝部75の形成による強度
減少を補っている。
ブレードラバー74がレバー18に取り付けられる前の
形状を示す断面図である。図9は図8の円IX部分の拡
大図である。この実施形態においては溝部75の形状が
第1実施形態の場合と異なっている。また、払拭部40
においては、溝部75に対応する位置の内部側が厚く盛
り上がって形成されており、溝部75の形成による強度
減少を補っている。
【0042】図10および図11は、さらに他の実施形
態を示す図であり、図10はブレードラバー78にバッ
キング58とレバーが取り付けられて形成されたワイパ
ブレード77を示す断面図であり、図11はレバー18
に取り付けられる前のブレードラバー78を示す断面図
である。本実施形態においては、ブレードラバー78が
レバー18に取り付けられた状態において、制振ゴム部
材79が第1取付部34と第2取付部35との間に配置
され、第1取付部34と第2取付部35とが制振ゴム部
材79を介して接するワイパブレードとなっている点が
第1実施形態とは異なる。本実施形態によれば、ブレー
ドラバー78の第1および第2取付部34,35の間に
制振ゴム部材79が配置されているため、ワイパ反転時
などのブレードラバー78の振動が抑制され、反転音を
低減することができる。
態を示す図であり、図10はブレードラバー78にバッ
キング58とレバーが取り付けられて形成されたワイパ
ブレード77を示す断面図であり、図11はレバー18
に取り付けられる前のブレードラバー78を示す断面図
である。本実施形態においては、ブレードラバー78が
レバー18に取り付けられた状態において、制振ゴム部
材79が第1取付部34と第2取付部35との間に配置
され、第1取付部34と第2取付部35とが制振ゴム部
材79を介して接するワイパブレードとなっている点が
第1実施形態とは異なる。本実施形態によれば、ブレー
ドラバー78の第1および第2取付部34,35の間に
制振ゴム部材79が配置されているため、ワイパ反転時
などのブレードラバー78の振動が抑制され、反転音を
低減することができる。
【0043】図12および図13は、さらに他の実施形
態を示し、図12はバッキング83およびレバー18が
ブレードラバー82に取り付けられて形成されたワイパ
ブレード81を示す断面図であり、図13は取り付けら
れる前のブレードラバー82を示す断面図である。本実
施形態においても、ブレードラバー82がレバー18に
取り付けられた状態において、制振ゴム部材84が第1
取付部34と第2取付部35との間に配置され、第1取
付部34と第2取付部35とが制振ゴム部材84を介し
て接するワイパブレード81となっている。また、第1
および第2取付部34,35のそれぞれにおいて2本の
バッキング83が、各取付部34,35の外側および内
側に形成された凹部85,85に嵌合している。本実施
形態は、これらの点で第1実施形態とは異なる。本実施
形態によれば、ブレードラバー82の第1および第2取
付部34,35の間に制振ゴム部材84が配置されてい
るため、ワイパ反転時などのブレードラバー82の振動
が抑制され、反転音を低減することができ、更に、反転
後のびびり振動も抑制することがでいる。また、第1お
よび第2取付部34,35のそれぞれの両側にバッキン
グ83,83が配置されているため、さらに安定してブ
レードラバー82がレバー18に取り付けられたワイパ
ブレード81となる。さらに、現在一般的なブレードラ
バーは、図14に示すように2本のブレードラバー8
6,86が払拭端部44で連結された状態で形成され、
後の工程で2つに分割されるが、取付前の本実施形態の
ブレードラバー82は図13に示すように図14で示し
たブレードラバーと同様な形状となっているため、現存
のブレードラバー製造装置に小さな変更を加えるだけで
製造することができる。
態を示し、図12はバッキング83およびレバー18が
ブレードラバー82に取り付けられて形成されたワイパ
ブレード81を示す断面図であり、図13は取り付けら
れる前のブレードラバー82を示す断面図である。本実
施形態においても、ブレードラバー82がレバー18に
取り付けられた状態において、制振ゴム部材84が第1
取付部34と第2取付部35との間に配置され、第1取
付部34と第2取付部35とが制振ゴム部材84を介し
て接するワイパブレード81となっている。また、第1
および第2取付部34,35のそれぞれにおいて2本の
バッキング83が、各取付部34,35の外側および内
側に形成された凹部85,85に嵌合している。本実施
形態は、これらの点で第1実施形態とは異なる。本実施
形態によれば、ブレードラバー82の第1および第2取
付部34,35の間に制振ゴム部材84が配置されてい
るため、ワイパ反転時などのブレードラバー82の振動
が抑制され、反転音を低減することができ、更に、反転
後のびびり振動も抑制することがでいる。また、第1お
よび第2取付部34,35のそれぞれの両側にバッキン
グ83,83が配置されているため、さらに安定してブ
レードラバー82がレバー18に取り付けられたワイパ
ブレード81となる。さらに、現在一般的なブレードラ
バーは、図14に示すように2本のブレードラバー8
6,86が払拭端部44で連結された状態で形成され、
後の工程で2つに分割されるが、取付前の本実施形態の
ブレードラバー82は図13に示すように図14で示し
たブレードラバーと同様な形状となっているため、現存
のブレードラバー製造装置に小さな変更を加えるだけで
製造することができる。
【0044】図15、図16、および図17はさらに他
の実施形態を示し、図15はブレードラバー88にバッ
キング58とレバー91が取り付けられて形成されたワ
イパブレード77を示す断面図であり、図16は、取り
付けられる前のブレードラバー88を示す断面図であ
り、図17はレバー91の一部を示す斜視図である。本
実施形態においては、レバー91が第1および第2取付
部34,35に内方から嵌合する第2爪部92を備えて
おり、ブレードラバー88には第2爪部92が嵌合する
凹部89が設けられている。また、第1取付部34は第
1爪部22の一方側と第2爪部92の一方側によって保
持され、第2取付部35は第1爪部22他方側と第2爪
部92の他方側とによって保持されて、第1取付部34
と第2取付部35とは接しない状態となっている。本実
施形態によれば、第1レバーに設けられた第2爪部92
が、第1および第2取付部34,35に内方から嵌合す
るため、第1および第2取付部34,35に外方から係
合する第1爪部22のみの場合に比し、ブレードラバー
88をさらに安定して固定することができる。
の実施形態を示し、図15はブレードラバー88にバッ
キング58とレバー91が取り付けられて形成されたワ
イパブレード77を示す断面図であり、図16は、取り
付けられる前のブレードラバー88を示す断面図であ
り、図17はレバー91の一部を示す斜視図である。本
実施形態においては、レバー91が第1および第2取付
部34,35に内方から嵌合する第2爪部92を備えて
おり、ブレードラバー88には第2爪部92が嵌合する
凹部89が設けられている。また、第1取付部34は第
1爪部22の一方側と第2爪部92の一方側によって保
持され、第2取付部35は第1爪部22他方側と第2爪
部92の他方側とによって保持されて、第1取付部34
と第2取付部35とは接しない状態となっている。本実
施形態によれば、第1レバーに設けられた第2爪部92
が、第1および第2取付部34,35に内方から嵌合す
るため、第1および第2取付部34,35に外方から係
合する第1爪部22のみの場合に比し、ブレードラバー
88をさらに安定して固定することができる。
【0045】図18および図19は、さらに他の実施形
態を示し、図18はバッキング58およびレバー96が
ブレードラバー94に取り付けられて形成されたワイパ
ブレード95を示す断面図であり、図19は取り付けら
れる前のブレードラバー94を示す断面図である。この
実施形態においても、レバー96が第1および第2取付
部34,35に内方から嵌合する第2爪部97を備えて
いる。また、ブレードラバー94には第2爪部97が嵌
合する切欠き部98が設けられている。そして、第1取
付部34は第1爪部22の一方側と第2爪部97の一方
側によって保持され、第2取付部35は第1爪部22の
一方側と第2爪部97の他方側とによって保持されて、
第1取付部34と第2取付部35が接しない状態となっ
ている。本実施形態は、これらの点で第1実施形態とは
異なる。この実施形態においては、レバー96に設けら
れた第2爪部97が、第1および第2取付部に内方から
係合するため、第1および第2取付部34,35に外方
から係合する第1爪部22のみの場合に比し、ブレード
ラバー94をさらに安定して固定することができる。
態を示し、図18はバッキング58およびレバー96が
ブレードラバー94に取り付けられて形成されたワイパ
ブレード95を示す断面図であり、図19は取り付けら
れる前のブレードラバー94を示す断面図である。この
実施形態においても、レバー96が第1および第2取付
部34,35に内方から嵌合する第2爪部97を備えて
いる。また、ブレードラバー94には第2爪部97が嵌
合する切欠き部98が設けられている。そして、第1取
付部34は第1爪部22の一方側と第2爪部97の一方
側によって保持され、第2取付部35は第1爪部22の
一方側と第2爪部97の他方側とによって保持されて、
第1取付部34と第2取付部35が接しない状態となっ
ている。本実施形態は、これらの点で第1実施形態とは
異なる。この実施形態においては、レバー96に設けら
れた第2爪部97が、第1および第2取付部に内方から
係合するため、第1および第2取付部34,35に外方
から係合する第1爪部22のみの場合に比し、ブレード
ラバー94をさらに安定して固定することができる。
【0046】図20および図21は、さらに他の実施形
態を示し、図20はバッキング103およびレバー10
4がブレードラバー101に取り付けられて形成された
ワイパブレード100を示す断面図であり、図21は取
り付けられる前のブレードラバー101を示す断面図で
ある。本実施形態においても、レバー104が第1およ
び第2取付部34,35に内方から嵌合する第2爪部1
05を備えており、ブレードラバー101には第2爪部
が嵌合する凹部102が設けられている。また、第1取
付部34は第1爪部22の一方側と第2爪部105の一
方側によって保持され、第2取付部35は第1爪部22
の他方側と第2爪部105の他方側とによって保持され
て、第1取付部34と第2取付部35は接しない状態と
なっている。さらに、第1および第2取付部34,35
のそれぞれにおいて2本のバッキング103が用いられ
ている。本実施形態は、これらの点で第1実施形態とは
異なる。この実施形態においては、レバー104に設け
られた第2爪部105が、第1および第2取付部34,
35に内方から係合し、それらの各爪部105,105
に対応して、各取付部34,35の凹部102に嵌合す
るバッキング103が配置されているため、第1および
第2取付部34,35に外方から係合する第1爪部22
のみの場合に比し、ブレードラバー101をさらに安定
して固定することができる。
態を示し、図20はバッキング103およびレバー10
4がブレードラバー101に取り付けられて形成された
ワイパブレード100を示す断面図であり、図21は取
り付けられる前のブレードラバー101を示す断面図で
ある。本実施形態においても、レバー104が第1およ
び第2取付部34,35に内方から嵌合する第2爪部1
05を備えており、ブレードラバー101には第2爪部
が嵌合する凹部102が設けられている。また、第1取
付部34は第1爪部22の一方側と第2爪部105の一
方側によって保持され、第2取付部35は第1爪部22
の他方側と第2爪部105の他方側とによって保持され
て、第1取付部34と第2取付部35は接しない状態と
なっている。さらに、第1および第2取付部34,35
のそれぞれにおいて2本のバッキング103が用いられ
ている。本実施形態は、これらの点で第1実施形態とは
異なる。この実施形態においては、レバー104に設け
られた第2爪部105が、第1および第2取付部34,
35に内方から係合し、それらの各爪部105,105
に対応して、各取付部34,35の凹部102に嵌合す
るバッキング103が配置されているため、第1および
第2取付部34,35に外方から係合する第1爪部22
のみの場合に比し、ブレードラバー101をさらに安定
して固定することができる。
【0047】以上、本発明の実施形態を説明したが、本
発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内または特許請求の範囲の均等範囲
内で各種の変形実施が可能である。
発明は前述した各実施形態に限定されるものではなく、
本発明の要旨の範囲内または特許請求の範囲の均等範囲
内で各種の変形実施が可能である。
【0048】例えば、上記各実施形態では、払拭部の払
拭端部が、第1および第2取付部を含めたブレードラバ
ーを幅方向で湾曲させて第1および第2取付部が近接状
態となるようにして、ブレードラバーがほぼ円筒形状と
された場合の曲面形状を払拭端部が有する例を示した
が、払拭端部において、ワイパ反転時のガラス面に対す
る接触面が反転しないように形成されていれば、さらに
曲率半径の小さい曲面形状を有する払拭端部であっても
よい。
拭端部が、第1および第2取付部を含めたブレードラバ
ーを幅方向で湾曲させて第1および第2取付部が近接状
態となるようにして、ブレードラバーがほぼ円筒形状と
された場合の曲面形状を払拭端部が有する例を示した
が、払拭端部において、ワイパ反転時のガラス面に対す
る接触面が反転しないように形成されていれば、さらに
曲率半径の小さい曲面形状を有する払拭端部であっても
よい。
【0049】また、上記各実施形態では、払拭部の払拭
端部が、第1および第2取付部を含めたブレードラバー
を幅方向で湾曲させて第1および第2取付部が近接状態
となるようにして、ブレードラバーがほぼ円筒形状とさ
れた場合の曲面形状を払拭端部が有する例を示したが、
ワイパ反転時に払拭部が取付部に対して殆ど屈曲しない
で払拭性が確保できるのであれば、さらに曲率半径の小
さい曲面形状を有する払拭端部としてもよい。
端部が、第1および第2取付部を含めたブレードラバー
を幅方向で湾曲させて第1および第2取付部が近接状態
となるようにして、ブレードラバーがほぼ円筒形状とさ
れた場合の曲面形状を払拭端部が有する例を示したが、
ワイパ反転時に払拭部が取付部に対して殆ど屈曲しない
で払拭性が確保できるのであれば、さらに曲率半径の小
さい曲面形状を有する払拭端部としてもよい。
【0050】
【図1】第1実施形態のワイパブレードを示す側面図で
ある。
ある。
【図2】ブレードラバーおよびバッキングがレバーによ
って保持されたワイパブレードを示す横断面図である。
って保持されたワイパブレードを示す横断面図である。
【図3】レバーに取り付けられる前のブレードラバーを
示す横断面図である。
示す横断面図である。
【図4】ブレードラバーおよびバッキングがレバーによ
って保持されたワイパブレードを示す斜視図である。
って保持されたワイパブレードを示す斜視図である。
【図5】払拭部の払拭端部がガラス面上を払拭する状態
を示す部分断面図である。
を示す部分断面図である。
【図6】他の実施形態の取り付けられる前のブレードラ
バーを示す断面図である。
バーを示す断面図である。
【図7】図6の円VII内を拡大して示す断面図であ
る。
る。
【図8】さらに他の実施形態の取り付けられる前のブレ
ードラバーを示す断面図である。
ードラバーを示す断面図である。
【図9】図8の円IX内を拡大して示す断面図である。
【図10】さらに他の実施形態の、ブレードラバーおよ
びバッキングがレバーによって保持されたワイパブレー
ドを示す断面図である。
びバッキングがレバーによって保持されたワイパブレー
ドを示す断面図である。
【図11】図10のブレードラバーの取り付けられる前
の形状を示す断面図である。
の形状を示す断面図である。
【図12】さらに他の実施形態の、ブレードラバーおよ
びバッキングがレバーによって保持されたワイパブレー
ドを示す断面図である。
びバッキングがレバーによって保持されたワイパブレー
ドを示す断面図である。
【図13】図12のブレードラバーの取り付けられる前
の形状を示す断面図である。
の形状を示す断面図である。
【図14】2本のブレードラバーが払拭端部で連結され
た状態で形成され後の工程で2つに分割される一般的な
ブレードラバーが2本に分割される前の形状を示す断面
図である。
た状態で形成され後の工程で2つに分割される一般的な
ブレードラバーが2本に分割される前の形状を示す断面
図である。
【図15】さらに他の実施形態の、ブレードラバーおよ
びバッキングがレバーによって保持されたワイパブレー
ドを示す断面図である。
びバッキングがレバーによって保持されたワイパブレー
ドを示す断面図である。
【図16】図15のワイパブレードに用いられたブレー
ドラバーの取り付けられる前の形状を示す断面図であ
る。
ドラバーの取り付けられる前の形状を示す断面図であ
る。
【図17】図15のワイパブレードに用いられたレバー
の部分斜視図である。
の部分斜視図である。
【図18】さらに他の実施形態の、ブレードラバーおよ
びバッキングがレバーによって保持されたワイパブレー
ドを示す断面図である。
びバッキングがレバーによって保持されたワイパブレー
ドを示す断面図である。
【図19】図18のワイパブレードに用いられたブレー
ドラバーの取り付けられる前の形状を示す断面図であ
る。
ドラバーの取り付けられる前の形状を示す断面図であ
る。
【図20】さらに他の実施形態の、ブレードラバーおよ
びバッキングがレバーによって保持されたワイパブレー
ドを示す断面図である。
びバッキングがレバーによって保持されたワイパブレー
ドを示す断面図である。
【図21】図20のワイパブレードに用いられたブレー
ドラバーの取り付けられる前の形状を示す断面図であ
る。
ドラバーの取り付けられる前の形状を示す断面図であ
る。
14 ワイパアーム 16,77,81,87,95,100 ワイパブレー
ド 18,91,96,104 レバー 22 第1爪部 26,70,74,78,82,87,94,101
ブレードラバー 30 取付部 34 第1取付部 35 第2取付部 40 払拭部 44 払拭端部 45,71,75 溝部 46 被減摩処理部 50 空洞部 66 ガラス面
ド 18,91,96,104 レバー 22 第1爪部 26,70,74,78,82,87,94,101
ブレードラバー 30 取付部 34 第1取付部 35 第2取付部 40 払拭部 44 払拭端部 45,71,75 溝部 46 被減摩処理部 50 空洞部 66 ガラス面
Claims (6)
- 【請求項1】 第1爪部を備えワイパアームに連結され
るレバーと、 前記第1爪部が取り付けられる取付部とガラス面を払拭
する払拭部とを備えるブレードラバーと、 を有するワイパブレードにおいて、 前記払拭部は、ワイパの反転動作時にガラス面に対する
接触面が反転しない曲面形状の外面を持って形成された
払拭端部を有することを特徴とするワイパブレード。 - 【請求項2】 請求項1において、 前記払拭部は、その内部側に空洞部を有することを特徴
とするワイパブレード。 - 【請求項3】 請求項1または請求項2において、 前記払拭端部に長手方向に延びる溝部を有することを特
徴とするワイパブレード。 - 【請求項4】 請求項1ないし請求項3のいずれかにお
いて、 前記取付部は、第1取付部および第2取付部を有し、 前記払拭部は、所定幅の材料で形成され、その幅方向の
一端および他端に前記第1および第2取付部が一体的に
設けられ、 前記第1爪部が前記第1取付部および前記第2取付部に
係合して前記ブレードラバーを所定形状に保持すること
によって、前記払拭部は横断面が外側に凸状態となるよ
うに湾曲されることを特徴とするワイパブレード。 - 【請求項5】 請求項4において、 前記レバーは、前記第1および第2取付部に内方から嵌
合する第2爪部を有することを特徴とするワイパブレー
ド。 - 【請求項6】 請求項1ないし請求項5のいずれかに記
載のワイパブレードを備えることを特徴とするワイパ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9364447A JPH11180263A (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | ワイパブレードおよびそれを用いたワイパ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9364447A JPH11180263A (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | ワイパブレードおよびそれを用いたワイパ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11180263A true JPH11180263A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18481836
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9364447A Withdrawn JPH11180263A (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | ワイパブレードおよびそれを用いたワイパ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11180263A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2015123861A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | アスモ株式会社 | ワイパブレード及び車両用ワイパ装置 |
US9932015B2 (en) | 2013-04-03 | 2018-04-03 | Asmo Co., Ltd. | Blade rubber and vehicle wiper device |
CN113771798A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-12-10 | 岚图汽车科技有限公司 | 一种雨刮器 |
-
1997
- 1997-12-18 JP JP9364447A patent/JPH11180263A/ja not_active Withdrawn
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US9932015B2 (en) | 2013-04-03 | 2018-04-03 | Asmo Co., Ltd. | Blade rubber and vehicle wiper device |
JP2015123861A (ja) * | 2013-12-26 | 2015-07-06 | アスモ株式会社 | ワイパブレード及び車両用ワイパ装置 |
CN113771798A (zh) * | 2021-08-30 | 2021-12-10 | 岚图汽车科技有限公司 | 一种雨刮器 |
CN113771798B (zh) * | 2021-08-30 | 2024-01-16 | 岚图汽车科技有限公司 | 一种雨刮器 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed |
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