JPH11180186A - 車両用インストルメントパネル - Google Patents

車両用インストルメントパネル

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JPH11180186A
JPH11180186A JP9365652A JP36565297A JPH11180186A JP H11180186 A JPH11180186 A JP H11180186A JP 9365652 A JP9365652 A JP 9365652A JP 36565297 A JP36565297 A JP 36565297A JP H11180186 A JPH11180186 A JP H11180186A
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JP
Japan
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upper half
lower half
instrument panel
engaging
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Application number
JP9365652A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Kubota
辰雄 久保田
Norio Takai
範夫 高井
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Inoac Corp
Denso Corp
Original Assignee
Inoac Corp
Denso Corp
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Publication date
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Publication of JPH11180186A publication Critical patent/JPH11180186A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 車体に固定的に取付けた下部半体に対して上
部半体を着脱可能に構成し、必要に応じて前記上部半体
を簡単に取外しまたは開放し得るようにする。 【解決手段】 インストルメントパネル10は、車両本
体に固定的に取付けた下部半体12と、これに対して上
方から組付けられる上部半体14とからなり、上部半体
14の一端部側を下部半体12の一端部側に対し分離可
能に係合させる第1係合手段61と、上部半体14の他
端部側を下部半体12の他端部側に対し分離可能に係合
させる第2係合手段65とを備える。そして、第1係合
手段61および第2係合手段65の各係合作用下に、上
部半体14を下部半体12に上方から係合させる。ま
た、第1係合手段61および第2係合手段65における
各係合を解除して、下部半体12から上部半体14を取
外し得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、車両用インスト
ルメントパネルに関し、更に詳細には、該パネルを構成
する下部半体およびこれに組付けられる上部半体におい
て、必要に応じて前記上部半体を容易に下部半体から取
外しまたは開放させ得るようにした車両用インストルメ
ントパネルに関するものである。
【0002】
【従来の技術】例えば乗用車等における車両室内の前方
には、所要形状に成形されて車幅方向に延在する比較的
大型のインストルメントパネル(「ダッシュボード」とも
云う)が設けられている。このインストルメントパネル
は、一般的な形態として、スピードメータやタコメータ
その他警告灯等を備えた計器盤が運転席からの視認容易
な位置に配設されると共に、各種の小間物や車検証等を
収納するグローブボックスが助手席側等に配設され、更
にオーディオや空調機器等の操作盤が略中央に位置して
いる。また、車両室内および車体前方を区画するファイ
ヤーウォールと前記インストルメントパネルの間には、
該車両室内の空調を行なう空調機器本体や、エンジンや
該空調機器を制御する制御装置その他エアバック等の各
種機器が搭載され、これらの各種搭載機器は該インスト
ルメントパネルに覆蓋されて外部に露出しない状態とな
っている。
【0003】前記インストルメントパネルは合成樹脂を
材質とする成形品であって、全体を一体成形した一体タ
イプや、別々に成形した下部半体および上部半体を上下
に合体させた分割タイプ等が実用化されている。後者の
分割タイプに係るインストルメントパネルは、一体成形
での製造が技術的に困難な場合や、下部半体および上部
半体を異なる色調や表皮材等で製作する場合等に一般的
に採用され、これら下部半体と上部半体とを、容易に離
脱し得ないようタッピングネジやボルト等で固着した後
に、車体における車両室の前方の所定位置に組付けるよ
うになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来の各種形態のインストルメントパネルでは、タッピン
グネジやボルト等の係着部材を利用して車体へ組付ける
ようになっているが、組付けた後に該インストルメント
パネルを車体から容易に取外し得るよう考慮した構造に
はなっていなかった。すなわちインストルメントパネル
は、前述した如く、車両室内の全幅に亘って延在する大
型部材であり、しかも各種機器の取付け基体として機能
していることから、内部に覆蓋された前記空調機器や制
御装置等のメンテナンスや修理その他パーツ交換の際に
は、車体から該インストルメントパネルを全体的に取外
さざるを得ず、その脱着作業に多くの手間と時間を要し
て煩雑なものとなっていた。また、分割タイプのインス
トルメントパネルにあっても、下部半体と上部半体との
容易な分離が不可能に組立てられたものであるから、一
体タイプのインストルメントパネルと同様に車体に対し
て全体的に着脱するしかなかった。
【0005】更にインストルメントパネルは、フロント
ガラスを介して直射日光の紫外線に晒され、殊に夏季に
は太陽光の直射熱により極めて高温となることから、と
くに上面部がヒビ割れや変形その他退色や変色等による
劣化を来たす難点を内在している。しかるに従来のイン
ストルメントパネルでは、劣化を来たし易い上側部分だ
けを交換する技術的思想は全くなかった。このため、例
えばインストルメントパネルを交換する場合は全体的に
取り換えざるを得ず、このときは簡単かつ容易な交換は
前述の如く望めなかった。更には、同一車種には基本的
に単一デザインのインストルメントパネルが専用的に取
付けられるのが普通であったから、上側部分のみを形状
や色調の異なるものを選択的に取付けるというような技
術的思想も全くなく、例えば所有者が自分の好みに応じ
たデザインのインストルメントパネルとして形成するこ
とが不可能であった。
【0006】
【発明の目的】この発明は、前述した課題を好適に解決
するべく新規に提案されたものであって、車体に固定的
に取付けた下部半体に対して上部半体を容易な着脱が可
能に構成し、必要に応じて前記上部半体を簡単に取外し
または開放し得るようにした車両用インストルメントパ
ネルを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を克服し、所期
の目的を好適に達成するために、本発明に係る車両用イ
ンストルメントパネルは、車両室内の前方に取付けられ
て空調機器や電子制御装置等の各種搭載機器を覆蓋する
パネルであって、車両本体に固定的に取付けた下部半体
と、これに対して上方から組付けられる上部半体とから
なるインストルメントパネルにおいて、前記上部半体の
一端部側を前記下部半体の一端部側に対し分離可能に係
合させる第1係合手段と、前記上部半体の他端部側を前
記下部半体の他端部側に対し分離可能に係合させる第2
係合手段とを備え、前記第1係合手段および第2係合手
段の各係合作用下に、前記上部半体を前記下部半体に上
方から係合させ、前記第1係合手段および第2係合手段
における各係合を解除し、前記下部半体から前記上部半
体を取外し得るよう構成したことを特徴とする。
【0008】同じく前記課題を克服し、所期の目的を好
適に達成するために、別の発明に係る車両用インストル
メントパネルは、車両室内の前方に取付けられて空調機
器や電子制御装置等の各種搭載機器を覆蓋するパネルで
あって、車両本体に固定的に取付けた下部半体と、これ
に対して上方から組付けられる上部半体とからなるイン
ストルメントパネルにおいて、前記上部半体の一端部側
を前記下部半体の一端部側に回動自在に連結する連結手
段と、前記上部半体の他端部側を前記下部半体の他端部
側に分離可能に係合させる係合手段とを備え、前記連結
手段により前記上部半体を前記下部半体に連結した状態
の下で、前記係合手段の係合作用下に前記上部半体を前
記下部半体に上方から係合させ、前記係合手段における
係合を解除した後に、前記連結手段を中心として前記上
部半体を跳ね上げ得るよう構成したことを特徴とする。
【0009】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係る車両用インス
トルメントパネルにつき、好適な実施例を挙げて、添付
図面を参照しながら以下説明する。
【0010】
【第1実施例】図1は、本発明の好適な第1実施例に係
る車両用インストルメントパネルの外観を概略で示す斜
視図、図2は、該インストルメントパネルを分解状態で
示す概略斜視図であり、この第1実施例では、右ハンド
ル仕様として設計し組立てられたインストルメントパネ
ル10を例示している。なお説明の便宜上、図1におけ
る左側をインストルメントパネルの「左側」、右側をイン
ストルメントパネル10の「右側」とすると共に、同図の
手前側(車両室内後方を指向する側)を該インストルメン
トパネルの「前側」、奥のフロントガラス8側を「後側」と
する。このインストルメントパネル10は、別体として
成形される下部半体12および上部半体14から構成さ
れ、後で詳述するように、下部半体12の上方に対して
該上部半体14が容易な着脱が可能に組付けられるよう
になっている。
【0011】前記下部半体12は、図1および図2に示
すように、車両室内における左右全幅に亘って延在する
正面略T形に合成樹脂成形され、その右側部分16は運
転席前方に位置して、ステアリングコラム用の開口部1
8や各種スイッチパネル20等が設けられ、また左側部
分22は助手席前方に位置して、車検証等の小間物を収
納し得る第1グローブボックス24が開閉可能に配設さ
れている。また左右中央部26は、前面側へ膨出した形
状に成形されており、後述の空調機器44の操作部やオ
ーディオ機器の操作部およびカーTVのモニタ(何れも
図示せず)等が配設され、この中央部26下方はコンソ
ールボックスとして、小間物を収納し得る第2グローブ
ボックス28が配設されると共にトレー状の収納部30
が形成されている。なお、前記左側部分22および右側
部分16の上縁部には、左右方向に延在して横長の開口
部を形成した第1吹出口32,32が、水平軸を中心と
する回動が可能に配設されており、図2に示すように、
前記空調機器44の本体46から第1ダクト48,48
を介して送られる調温空気を、車両室内の後方側へ向け
て幅広に吹出すようになっている。
【0012】前記上部半体14は、図1および図2に示
すように、所要形状に成形された板状のカバー蓋体とし
て合成樹脂成形され、その上面左側(助手席側)にエアバ
ッグ58用の蓋34が装着され、左右中央に楕円形の第
2吹出口36が配設されている。また、第1実施例のイ
ンストルメントパネル10では、図2に示すように、車
両室内の前方中央に配設された空調機器44の本体46
の上面に、車両の走行に係る各種の情報、すなわち速
度,エンジン回転数,燃料残量および各種警告情報等を総
合的に表示し得る横長板状の計器盤54が配設されてい
る。従って、前記上部半体14における左右中央の後方
側には、前記計器盤54に整合し得る凹部38が形成さ
れている。なお、前記計器盤54の後方側には、前記凹
部38の形状に整合するカバー体40がビス等により取
着されており、前記上部半体14を下部半体12に位置
決めして取付けた際には、図1に示すように、該上部半
体14と連続的に整合して外観的に一体化する。また、
前記上部半体14の凹部38の両側縁部および前記カバ
ー体40には、連続的に延在する円弧状の第3吹出口4
2が形成され、前記空調機器44からの調温空気が吹出
してフロントガラス8に対するデフロスト機能に供され
るようになっている。
【0013】第1実施例に例示する車両室内の前方に
は、図2に示すように、補強材としてのリィンフォース
バー6が、車体の両側壁間に端部接続されて横方向に延
在し、車体の横方向の剛性を確保するようになってい
る。また、車両室内の前方中央には、車両室内の冷・暖
房を含む空調を行なうための前記空調機器44における
本体46が、前記リィンフォースバー6およびファイヤ
ウォール4等を利用して車体に強固に固定されている。
この空調機器44は、その本体46の内部に蒸発器(エ
バポレータ)やヒータコア等の熱交換器を内装すると共
に、該熱交換器に調温する空気を取込むためのブロア等
(何れも図示せず)が配設され、全体として小型コンパク
トなユニット機器として構成されている。そして前記本
体46からは、左右横方向に延出して前記第1吹出口3
2,32に整合する前記第1ダクト48,48と、中央前
側から上方に延出して前記第2吹出口36に整合する開
口51を設けた第2ダクト50と、中央後側へ拡開扇状
に形成されて前記第3吹出口42に整合する開口53を
設けた第3ダクト52とが配設されている。なお前記本
体46の上面には、前述したように計器盤54が設置さ
れると共に、エンジンの燃焼制御や空調機器44の運転
制御等を総合的に行なう電子制御装置(CPU)56が配
設され、また助席側の前方には前記リィンフォースバー
6を利用してエアバッグ58が強固に固定されている。
【0014】第1実施例のインストルメントパネル10
では、図2,図3および図6に示すように、前記下部半
体12における上面前端部に、左右方向に延在する細長
の支持部材60が固定され、第2係合手段65における
複数個(本実施例では合計4個)の係合孔64が、該支持
部材60の長さ方向へ所定間隔毎に穿設されている。こ
れら係合孔64は略矩形状の通孔であり、上部半体14
に配設した後述の係合部材68が嵌挿して係合するよう
になっている。また前記下部半体12の上面後端部、す
なわち前記ファイヤーウォール4の上端縁部(フロント
ガラス8の下縁部)には、図2,図3および図5に示すよ
うに、第1係合手段61における複数個(本実施例では
4個)の係合受部材62が、左右方向へ所定間隔毎に配
設されている。各係合受部材62には、車両室内方向に
開口した係合孔63が形成されており、開口端部から所
定長分だけ奥まった部分が半径内方へ膨出した凸部63
aとして形成され、この部分の内径が適宜小さくなって
いる。
【0015】また、前記上部半体14における下面前端
部には、図2,図3および図6に示すように、第2係合
手段65における複数個(実施例では4個)の前記係合部
材68が、垂直下方に突出した状態で左右方向へ所定間
隔毎に配設され、前記各係合孔64に整合するようにな
っている。各係合部材68には、適宜曲折成形されて弾
性変形可能な係着部材69が配設されており、該係合部
材68が係合孔64に挿通される際には弾性変形してそ
の挿通を許容すると共に、挿通後は係合孔64に適宜係
着して係合部材68が該係合孔64から容易に脱抜しな
いようになっている。更に前記上部半体14における下
面後端部には、図2,図3および図5に示すように、第
1係合手段61における複数個(実施例では4個)の係合
突部材66が、水平後方へ延出した状態で左右方向へ所
定間隔毎に配設され、前記各係合受部材62に整合する
ようになっている。前記係合突部材66には、先端から
所要距離位置に凹部66aが形成されており、前記係合
受部材62の係合孔63に挿入した際に、この凹部66
aが前記凸部63aと好適に係着して、容易に脱抜しな
いようになっている。
【0016】このように構成された第1実施例に係るイ
ンストルメントパネル10は、前記空調機器44の本体
46や電子制御装置56およびエアバッグ58等を含む
各種搭載装置または機器等が、車両室内の前方の所定位
置に設置した後において、前記下部半体12および上部
半体14を別々に取付けるようになっている。すなわち
下部半体12においては、車両室内の前方に配設した前
記本体46や電子制御装置56およびエアバッグ58等
の前方側を覆蓋するように位置決めセットし、例えばタ
ッピングネジやボルト等を利用して車体に固定的に取付
ける。また前記上部半体14は、図3に示すように、各
係合突部材66と各係合受部材62との係合作用、およ
び各係合部材68と各係合孔64との係合作用を利用す
ることにより、前記本体46,電子制御装置56および
エアバッグ58等の上方側を覆蓋した状態で前記下部半
体12の上部に所要の係着力を以って組付けられる。
【0017】
【第1実施例の作用】次に、前述のように構成された第
1実施例に係る車両用インストルメントパネルの作用に
つき説明する。
【0018】第1実施例のインストルメントパネル10
では、前記空調機器44の本体46や電子制御装置56
およびエアバッグ58等を含む各種搭載装置または機器
等を車両室内の前方の所定位置に設置した後に、先ず前
記下部半体12を例えばタッピングネジやボルト等を利
用して車体に固定的に取付ける。この状態においては、
上部半体14が未だ取付けられていないため、前記空調
機器44の本体46や電子制御装置56およびエアバッ
グ58等は、上方へ露出した状態となっている(図2参
照)。なお、下部半体12に配設された第1吹出口32,
32が、空調機器44の本体46から延出した第1ダク
ト48,48に整合している。
【0019】前記下部半体12の車体への取付けが完了
したら、前記上部半体14を該下部半体12の上部に取
付ける。すなわち、上部半体14を下部半体12の上方
に適宜の傾斜状態で位置させた状態において(図3参
照)、先ず凹部38を計器盤54および後方側のカバー
体40に整合させると共に、後端側に配設した各係合突
部材66を各係合受部材62における係合孔63の開口
部に整合させ、この状態で上部半体14を後方へ押込む
ことにより各係合突部材66が該係合孔63に嵌挿さ
れ、該係合孔63の凸部63aと係合突部材66の凹部
38との係着作用下に、該上部半体14の後方側がファ
イヤウォール4の上縁部に固定される。
【0020】次いで、上部半体14の前端側を下げて各
係合部材68を各係合孔64に整合させ、この状態で該
上部半体14を下方へ押圧することにより各係合部材6
8が係合孔64に挿通し、該係合孔64と係着部材69
との係着作用下に、該上部半体14の前方側が下部半体
12の上面部に固定される。すなわち上部半体14は、
前記係合突部材66と係合受部材62との係合作用と、
前記係合部材68と係合孔64との係合作用とにより、
適宜の係着力を以って下部半体12の上部に取付けら
れ、意識的に力を加えない限り不用意に分離することは
ない。また、第2吹出口36が第2ダクト50の開口5
1に整合すると共に、第3吹出口42が第3ダクト52
の開口53に整合する。
【0021】このように、第1実施例のインストルメン
トパネル10では、前記下部本体46および上部本体4
6を車両室内の前方に取付けた際には、前記空調機器4
4の本体46や電子制御装置56およびエアバッグ58
等を完全に覆蓋した状態となり、これら各装置46,5
6,58等が外部に露出しない。
【0022】また、前記空調機器44や電子制御装置5
6等の機能低下に伴うメンテナンスや故障による修理お
よび交換等を要する場合には、第1実施例のインストル
メントパネル10では、前記上部半体14を簡単かつ容
易に取外すことが可能であるから、これらのメンテナン
スや修理作業を円滑かつ効率的に行なうことを可能とす
る。すなわち上部半体14を取外す場合は、先ず、該上
部半体14の前端側を上方へ引上げることにより、各係
合部材68が係合孔64から離脱して相方64,68の
係合が解除される。次いて、適宜傾斜状態となった上部
半体14を前方(車両室内の後方側)へ引張ることによ
り、各係合突部材66が係合受部材62から離脱して相
方62,66の係合が解除される。これにより、上部半
体14は下部半体12から完全に分離して取外すことが
でき、前記空調機器44の本体46や電子制御装置56
等が上方へ露出され、所要のメンテナンスや修理または
交換作業等を極めて容易に行なうことができる。
【0023】
【第1実施例の変形例】図7は、第1実施例の変形例に
係るインストルメントパネル10を概略で示す斜視図で
あり、この変形例に係るインストルメントパネル10で
は、下部半体12が前記第1実施例のインストルメント
パネル10と全く同一に構成されており、上部半体14
の形状のみが異なっている。すなわち変形例のインスト
ルメントパネル10における上部半体14は、前記凹部
38にカバー体40を一体成形した形態となっており、
略中央部に計器盤54用の開口部70が設けられてい
る。なお、第1係合手段61に係る係合突部材66およ
び第2係合手段65に係る係合部材68の形態は、前記
第1実施例と全く同一である。従って、変形例のように
形成したインストルメントパネル10においても、車体
に固定的に取付けられた下部半体12に対する上部半体
14の組付けでは、図3に示すと共に前記同様に、上部
半体14を下部半体12の上部に適宜の傾斜状態で位置
させ、先ず後端側に配設した各係合突部材66を各係合
受部材62における係合孔63の開口部に整合させ、こ
の状態で上部半体14を後方へ押込むことにより各係合
突部材66が該係合孔63に挿入され、凸部63aと係
合突部材66の凹部38の係着作用により、該上部半体
14の後方側がファイヤウォール4の上縁部に固定され
る。次いで、前記開口部70に計器盤54を整合させな
がら、上部半体14の前端側を下げて各係合部材68を
各係合孔64に整合させ、この状態で該上部半体14を
下方へ押圧することにより各係合部材68が係合孔64
に挿通され、該係合孔64と係着部材69との係着作用
により、該上部半体14の前方側が下部半体12の上面
部に固定される。更に、下部半体12に対する上部半体
14の取外し操作も前記第1実施例に準じて簡単かつ容
易に行ない得るから、所要のメンテナンスや修理または
交換作業等を極めて容易に行なうことができる。
【0024】
【第2実施例】図8は、本発明の好適な第2実施例に係
る車両用インストルメントパネルの外観を概略で示す斜
視図であり、この第2実施例のインストルメントパネル
11は、下部半体12の形態および上部半体14の形態
が、前記第1実施例の変形例(図7参照)で示したインス
トルメントパネル10と全く同一となっている。すなわ
ち第2実施例では、下部半体12と上部半体14との取
付け形態が異なったインストルメントパネル11を例示
したものであるから、これら下部半体12および上部半
体14の具体的な構成等に関してはその説明を省略し、
前記第1実施例に係るインストルメントパネル10と異
なる部分についてのみ説明する。
【0025】第2実施例に係るインストルメントパネル
11では、図8および図9に示すにように、上部半体1
4後端部がファイヤウォール4の上端部に枢着され、車
両室内の前方における車体に固定的に取付けられた下部
半体12の上方で、該上部半体14が跳ね上げ可能に開
閉し得るように組付けられている。すなわち上部半体1
4の下面後端部の略中央には、連結手段61としての枢
着部材(第2連結部材)72が形成してあり、また下部半
体12の後端部、すなわちファイヤウォール4の上端縁
(フロントガラス8の下端縁)に、該枢着部材72に整合
する枢着部材(第1連結部材)74が形成してある。ま
た、係合手段65は前記第1実施例と同一形態のものが
例示され、上部半体14における下面前端部には、複数
個(実施例では4個)係合部材68が、垂直下方に突出し
た状態で左右方向へ所定間隔毎に配設されていると共
に、下部半体12の上面前端部に固定された補強部材6
0に、該係合部材68が整合する複数個(本実施例では
合計4個)の係合孔64が穿設されている。従って、前
記枢着部材72,74を互いに組付けて上部半体14を
開閉可能に連結した後に、該上部半体14の各係合部材
68を各係合孔64に整合させ、この状態で該上部半体
14を下方に押圧することにより各係合部材68が係合
孔64に挿通され、該上部半体14の前方側が下部半体
12に係合して固定されるようになる。なお、上部半体
14の両側縁下部にはリンク部材76,76が配設さ
れ、該上部半体14に開閉動作における左右両端の支持
をなすようになっている。
【0026】前記空調機器44や電子制御装置56等に
対するメンテナンスや修理および交換等を要する場合に
は、第2実施例のインストルメントパネル11では、上
部半体14の前側を上方へ引上げることにより、各係合
部材68が係合孔64から離脱して相方64,68の係
合が解除される。そして上部半体14は、枢着部材7
2,74を中心として跳ね上げることで下部半体12か
ら開放し、前記空調機器44の本体46や電子制御装置
56等を露出させ得る。従って、第2実施例に係るイン
ストルメントパネル11においても、所要のメンテナン
スや修理または交換作業等を極めて容易に行なうことが
できる。なお、前記枢着部材72,74の組付けを解除
すれば、下部半体12から上部半体14を完全に取外す
ことも可能となる。
【0027】そして、前記各実施例のインストルメント
パネル10,11では、車体に固定的に取付けた下部半
体12に対して上部半体14を容易に着脱し得るよう組
付けて構成したことから、第1係合手段(連結手段)61
に係る係合突部材66(枢着部材72)と、第2係合手段
(係合手段)65に係る係合部材68の各配設位置を同一
とすると共に、上部半体14における下部半体12との
接合面を同一形状とする条件下において、例えば上面形
状や色調等の異なる複数種類の上部半体14を準備して
おけば、これらの中から適宜選択した上部半体14に取
換えることにより、インストルメントパネル10,11
全体のデザインを変更することが可能となる。また、上
部半体14の上面が紫外線や熱によって劣化した場合に
は、該上部半体14のみを新品のものに交換することが
極めて容易に行ない得る。
【0028】また前記第1実施例においては、第1連結
手段61における係合突部材66と係合受部材62の配
設数を4個とすると共に、第2連結手段65における係
合部材68と係合孔64の配設数を4個としたが、これ
らの配設数に関してはこれに限定されるものではなく、
上部半体14を下部半体12に適宜係着力を以って好適
に取付ければ、これ以上またはこれ以下の配設数として
もよい。そして、前記第2実施例においては、連結手段
61における枢着部材72,74の配設数を1組とした
場合を図示したが、この配設数に関してもこれに限定さ
れるものではない。更に、各実施例における第2連結手
段(連結手段)65の係合部材68と係合孔64の配設位
置に関しては、上部半体14の下面前端部および下部半
体12の上面前端部とした場合を例示したが、例えば上
部半体14の下面左右両端部および下部半体12の上面
左右両端部等に配設または形成してもよい。
【0029】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明に係る車
両用インストルメントパネルによれば、車両室内の前方
における車両本体に固定的に取付けた下部半体と、該下
部半体に対して上方から組付けられる上部半体とを、係
脱可能に係合し得る第1係合手段および第2係合手段の
各係合作用を利用することにより、該上部半体を極めて
簡単かつ容易に脱着することができる。従って、このイ
ンストルメントパネルを取付けた車両において、内部に
配設した空調機器や電子制御装置等のメンテナンスや修
理,交換作業等を要する場合には、前記上部半体のみを
容易に取外して対象とする装置を簡単に露出することが
可能となるから、所要の作業を効率的に行ない得る極め
て有益な効果を奏する。また、形状,色調等が異なる複
数種類の上部半体を準備しておけば、これらの上部半体
を下部半体に選択的に取付けることにより、インストル
メントパネル全体のデザインを容易に変更することも可
能となる。更に、上部半体が太陽光の紫外線や直射熱等
により劣化した場合には、当該の上部半体のみを取外し
て新しい上部半体を容易に取付けことができる等の利点
も有する。
【0030】また、別の発明に係る車両用インストルメ
ントパネルによれば、車両室内の前方における車両本体
に固定的に取付けた下部半体と、該下部半体に対して上
方から組付けられる上部半体とを、回動可能に枢着し得
る連結手段および係脱可能に係合し得る係合手段を利用
することにより、該上部半体を極めて簡単かつ容易に開
閉することができる。すなわち、このインストルメント
パネルを取付けた当該車両においても、内部に配設した
空調機器や電子制御装置等のメンテナンスや修理,交換
作業等を要する場合には、前記上部半体のみを容易に跳
ね上げながら開放して対象とする装置を簡単に露出する
ことが可能となるから、所要の作業を効率的に行ない得
る極めて有益な効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例に係る車両用インストルメ
ントパネルの実装状態を示す概略斜視図である。
【図2】図1に示す車両用インストルメントパネルにお
いて、その上部半体を下部半体から分離した状態で示す
分解斜視図である。
【図3】下部半体に対して上部半体を取付ける状態を示
す一部破断側面図である。
【図4】下部半体に対して上部半体を取付けた状態を示
す一部破断側面図である。
【図5】第1実施例に係る第1係合手段における係合突
部材と係合受部材との概略説明図である。
【図6】第1実施例に係る第2係合手段における係合部
材と係合孔との概略説明図である。
【図7】第1実施例を変更した車両用インストルメント
パネルにおいて、その上部半体を下部半体から分離した
状態で示す分解斜視図である。
【図8】第2実施例に係る車両用インストルメントパネ
ルにおいて、その上部半体を下部半体から開放した状態
で示す概略斜視図である。
【図9】図8に示す車両用インストルメントパネルにお
いて、その上部半体を下部半体から開放した状態で示す
一部破断側面図である。
【符号の説明】
12 下部半体 14 上部半体 44 空調機器 56 電子制御装置 61 第1係合手段,連結手段 62 係合受部材 63 係合孔 64 係合孔 65 第2係合手段,係合手段 66 係合突部材 68 係合部材 72 枢着部材(第2連結手段) 74 枢着部材(第1連結手段)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高井 範夫 愛知県刈谷市昭和町1丁目1番地 株式会 社デンソー内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両室内の前方に取付けられて空調機器
    (44)や電子制御装置(56)等の各種搭載機器を覆蓋するパ
    ネルであって、車両本体に固定的に取付けた下部半体(1
    2)と、これに対して上方から組付けられる上部半体(14)
    とからなるインストルメントパネルにおいて、 前記上部半体(14)の一端部側を前記下部半体(12)の一端
    部側に対し分離可能に係合させる第1係合手段(61)と、 前記上部半体(14)の他端部側を前記下部半体(12)の他端
    部側に対し分離可能に係合させる第2係合手段(65)とを
    備え、 前記第1係合手段(61)および第2係合手段(65)の各係合
    作用下に、前記上部半体(14)を前記下部半体(12)に上方
    から係合させ、 前記第1係合手段(61)および第2係合手段(65)における
    各係合を解除し、前記下部半体(12)から前記上部半体(1
    4)を取外し得るよう構成したことを特徴とする車両用イ
    ンストルメントパネル。
  2. 【請求項2】 前記第1係合手段(61)は、前記下部半体
    (12)における上面の一端部に設けた係合受部材(62)と、
    前記上部半体(14)における下面の一端部に設けた係合突
    部材(66)とからなり、この係合受部材(62)に略水平に開
    口させた差込孔(63)に前記係合突部材(66)を略水平方向
    から差込んで係合を行なうと共に、 前記第2係合手段(65)は、前記下部半体(12)における上
    面の他端部に設けられて上方に開口する係合孔(64)と、
    前記上部半体(14)における下面の他端部に設けられて下
    方に延出する係合部材(68)とからなり、この係合孔(64)
    に前記係合部材(68)を上方から挿入して係合を行なうよ
    う構成したことを特徴とする請求項1記載の車両用イン
    ストルメントパネル。
  3. 【請求項3】 車両室内の前方に取付けられて空調機器
    (44)や電子制御装置(56)等の各種搭載機器を覆蓋するパ
    ネルであって、車両本体に固定的に取付けた下部半体(1
    2)と、これに対して上方から組付けられる上部半体(14)
    とからなるインストルメントパネルにおいて、 前記上部半体(14)の一端部側を前記下部半体(12)の一端
    部側に回動自在に連結する連結手段(61)と、 前記上部半体(14)の他端部側を前記下部半体(12)の他端
    部側に分離可能に係合させる係合手段(65)とを備え、 前記連結手段(61)により前記上部半体(14)を前記下部半
    体(12)に連結した状態の下で、前記係合手段(65)の係合
    作用下に前記上部半体(14)を前記下部半体(12)に上方か
    ら係合させ、 前記係合手段(65)における係合を解除した後に、前記連
    結手段(61)を中心として前記上部半体(14)を跳ね上げ得
    るよう構成したことを特徴とする車両用インストルメン
    トパネル。
  4. 【請求項4】 前記連結手段(61)は、前記下部半体(12)
    における上面の一端部に配設した第1連結部材(74)と、
    前記上部半体(14)における下面の一端部に配設した第2
    連結部材(72)とからなり、この第1連結部材(74)と前記
    第2連結部材(72)とを枢着することで前記上部半体(14)
    の跳ね上げを許容し、 前記係合手段(65)は、前記下部半体(12)における上面の
    他端部に設けられて上方に開口する係合孔(64)と、前記
    上部半体(14)における下面の他端部に設けられて下方に
    延出する係合部材(68)とからなり、この係合孔(64)に前
    記係合部材(68)を上方から挿入して係合を行なうよう構
    成したことを特徴とする請求項3記載の車両用インスト
    ルメントパネル。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002240594A (ja) * 2001-02-20 2002-08-28 Fuji Heavy Ind Ltd ブロアユニットの取付構造及びその取付方法
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DE102008019538B4 (de) 2008-04-18 2020-07-23 Dr. Ing. H.C. F. Porsche Aktiengesellschaft Cockpit eines Kraftfahrzeugs

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