JPH11180100A - 桜皮細工を施した装飾皿及びその製造方法 - Google Patents
桜皮細工を施した装飾皿及びその製造方法Info
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- JPH11180100A JPH11180100A JP37008497A JP37008497A JPH11180100A JP H11180100 A JPH11180100 A JP H11180100A JP 37008497 A JP37008497 A JP 37008497A JP 37008497 A JP37008497 A JP 37008497A JP H11180100 A JPH11180100 A JP H11180100A
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Abstract
(57)【要約】
【課 題】桜皮を使った樺細工法の伝統技術を用いなが
らも天然銘木を同一形状内に取り入れることで、天然木
皮の柔らかさを表現しつつ桜皮の優雅さである伝統工芸
美を損なわず、一体形成できることによって調和のとれ
た装飾皿とその製造方法を提供し、従来の欠点を解消し
ようとするものである。 【解決手段】本発明は、桜樺貼り用下地板材の表裏両面
に桜の皮を貼着して鏡板とし、ブナ、杉、桧、けやき、
桐等の裁断加工に適した天然銘木を厚さ1mm、幅5m
m〜10mmを基本として薄巻きが可能なテープ形状と
なるよう加工を施し、当該鏡板に前述テープ状とする加
工木を複数枚に巻き付けて縁取りを形成して、該鏡板と
該テープ状とした加工木を一体形成し鏡面仕上げするこ
とによって、外観美と耐久に優れた天然装飾を特徴とし
た、桜皮細工を鏡板として天然木を巻いた装飾皿とその
製造方法を提供することによって、上記の問題点を解決
している。
らも天然銘木を同一形状内に取り入れることで、天然木
皮の柔らかさを表現しつつ桜皮の優雅さである伝統工芸
美を損なわず、一体形成できることによって調和のとれ
た装飾皿とその製造方法を提供し、従来の欠点を解消し
ようとするものである。 【解決手段】本発明は、桜樺貼り用下地板材の表裏両面
に桜の皮を貼着して鏡板とし、ブナ、杉、桧、けやき、
桐等の裁断加工に適した天然銘木を厚さ1mm、幅5m
m〜10mmを基本として薄巻きが可能なテープ形状と
なるよう加工を施し、当該鏡板に前述テープ状とする加
工木を複数枚に巻き付けて縁取りを形成して、該鏡板と
該テープ状とした加工木を一体形成し鏡面仕上げするこ
とによって、外観美と耐久に優れた天然装飾を特徴とし
た、桜皮細工を鏡板として天然木を巻いた装飾皿とその
製造方法を提供することによって、上記の問題点を解決
している。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、桜皮細工を施した
銘々皿等の器物として、特に天然銘木と桜皮を調和させ
た装飾皿とその製造方法に関するものである。
銘々皿等の器物として、特に天然銘木と桜皮を調和させ
た装飾皿とその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の技術として桜皮細工製品、即ち桜
の樹皮を薄く削って得た桜皮を木板或いは合板の台材に
貼り付ける細工品は、茶筒や小物入れ又は花台等の装飾
細工品として種々の形を呈するものが多く存在している
ものであり、特にこの種のものは伝統工芸として一般に
知られている。また、従来よりある器物では素材を杉等
の天然木材を原料加工した成型品や、プラスチック樹脂
等の合成樹脂材による成型品が多く存在するものであっ
た。
の樹皮を薄く削って得た桜皮を木板或いは合板の台材に
貼り付ける細工品は、茶筒や小物入れ又は花台等の装飾
細工品として種々の形を呈するものが多く存在している
ものであり、特にこの種のものは伝統工芸として一般に
知られている。また、従来よりある器物では素材を杉等
の天然木材を原料加工した成型品や、プラスチック樹脂
等の合成樹脂材による成型品が多く存在するものであっ
た。
【0003】蓋し、上述にある従来の器物では特に皮細
工による銘々皿は、たとえ桜皮によって形成されたとし
ても、台材が板材或いは合板により皿形状に一体形成さ
れたものに、その台材の表裏に桜皮を貼り付ける、いわ
ゆる樺貼り細工の技術によって従来工程を施したものに
過ぎず、また特殊なものとしては桜皮を使用して匠な樺
貼り技術によって得ることができる、たたみ皮貼り、二
度皮貼りなどの技術があるもののの、いわゆる伝統工芸
独特の職人技として完成されたものであり、特に二度皮
貼りなどの場合は、桜樺を一度剥いだ樹皮の下にもう一
度再生された皮を利用するもので、この二度目の皮の利
用後には製品化できる皮が育たないことから非常に貴重
なものであり、また大量に生産するものでもないため、
いわゆる超一品とする高級装飾品となるものが殆どであ
った。
工による銘々皿は、たとえ桜皮によって形成されたとし
ても、台材が板材或いは合板により皿形状に一体形成さ
れたものに、その台材の表裏に桜皮を貼り付ける、いわ
ゆる樺貼り細工の技術によって従来工程を施したものに
過ぎず、また特殊なものとしては桜皮を使用して匠な樺
貼り技術によって得ることができる、たたみ皮貼り、二
度皮貼りなどの技術があるもののの、いわゆる伝統工芸
独特の職人技として完成されたものであり、特に二度皮
貼りなどの場合は、桜樺を一度剥いだ樹皮の下にもう一
度再生された皮を利用するもので、この二度目の皮の利
用後には製品化できる皮が育たないことから非常に貴重
なものであり、また大量に生産するものでもないため、
いわゆる超一品とする高級装飾品となるものが殆どであ
った。
【0004】また、桜皮を絵模様に表し動植物や風景を
表現したものなどによって、外観美を追及するものなど
が種々存在するものであったが、このように一般使用を
目的としつつも装飾品としては高価過ぎるのが技術品と
されるものであり、本来利用されるべき皿などの器物
は、使用よりも鑑賞用とされるものが多いことである。
表現したものなどによって、外観美を追及するものなど
が種々存在するものであったが、このように一般使用を
目的としつつも装飾品としては高価過ぎるのが技術品と
されるものであり、本来利用されるべき皿などの器物
は、使用よりも鑑賞用とされるものが多いことである。
【0005】特に上述するこれらの従来法に加え、表面
加飾に特徴を凝らしたものが多く、例えば「木材への草
木葉模様の加飾方法」(特開平4−141402)や
「天然銘木彫刻様成型品の製造法」(特開昭54−46
668)などの技術によるものがあった。またこの他、
熱硬化性樹脂成型品の表面加飾法としてメラミン樹脂含
浸模様紙を熱硬化性樹脂の成型の途中で金型に挿入して
成型する方法、あるいはメラミン樹脂を含浸した天然木
皮を同じく成型途中で挿入して成型する方法が知られて
いるが、かかる成型法による製品は表面の立体感に乏し
く平面的な印象を与える事はまぬがれ得ない。一方成型
時に表面に凹凸模様を現出して立体感を賦与する方法と
して、型に彫刻を施して成型する方法が知られている
が、この方法による場合には型を同じくする限り同一模
様の成型品しか得る事ができず、又この場合には模様紙
あるいは天然木皮等を用いる事ができないので、表面加
飾法としては極めて変化に乏しくその美観的からも鑑賞
性も合わせて価値が乏しいものであった。
加飾に特徴を凝らしたものが多く、例えば「木材への草
木葉模様の加飾方法」(特開平4−141402)や
「天然銘木彫刻様成型品の製造法」(特開昭54−46
668)などの技術によるものがあった。またこの他、
熱硬化性樹脂成型品の表面加飾法としてメラミン樹脂含
浸模様紙を熱硬化性樹脂の成型の途中で金型に挿入して
成型する方法、あるいはメラミン樹脂を含浸した天然木
皮を同じく成型途中で挿入して成型する方法が知られて
いるが、かかる成型法による製品は表面の立体感に乏し
く平面的な印象を与える事はまぬがれ得ない。一方成型
時に表面に凹凸模様を現出して立体感を賦与する方法と
して、型に彫刻を施して成型する方法が知られている
が、この方法による場合には型を同じくする限り同一模
様の成型品しか得る事ができず、又この場合には模様紙
あるいは天然木皮等を用いる事ができないので、表面加
飾法としては極めて変化に乏しくその美観的からも鑑賞
性も合わせて価値が乏しいものであった。
【0006】更に桜皮細工を利用した銘々皿として「桜
皮細工の皿」(実開昭57−131171)の技術によ
るものが考案されているが、これは桜皮細工による装飾
皿として当該皿に切り込み溝を配して成るもので、通常
この種の皮細工法では一般的に用いられている切り込み
技術であって特段の技術によるものでもなく、また銘々
皿というゆように深みのある種々の皿とした形状とはか
け離れたものであり、特に周縁を持たない平らな盆を成
型したもので、茶受け、菓子鉢、小鉢等の曲面を兼ね備
えたいわゆる円形状とし、外周面に縁を型取った形状の
皿とは非類似のものであったことである。
皮細工の皿」(実開昭57−131171)の技術によ
るものが考案されているが、これは桜皮細工による装飾
皿として当該皿に切り込み溝を配して成るもので、通常
この種の皮細工法では一般的に用いられている切り込み
技術であって特段の技術によるものでもなく、また銘々
皿というゆように深みのある種々の皿とした形状とはか
け離れたものであり、特に周縁を持たない平らな盆を成
型したもので、茶受け、菓子鉢、小鉢等の曲面を兼ね備
えたいわゆる円形状とし、外周面に縁を型取った形状の
皿とは非類似のものであったことである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】これらの上述した従来
製品では美観追及のあまり使用価値が低下し、鑑賞用と
して飾りものが多くなっていることである。これらは一
重に美的感覚に訴えるものだけが先行し、利用または使
用するには勿体無いものとして捉えられる感が強いた
め、高級なイメージを強く受けることでありその対価と
して高価であったことも事実である。
製品では美観追及のあまり使用価値が低下し、鑑賞用と
して飾りものが多くなっていることである。これらは一
重に美的感覚に訴えるものだけが先行し、利用または使
用するには勿体無いものとして捉えられる感が強いた
め、高級なイメージを強く受けることでありその対価と
して高価であったことも事実である。
【0008】本発明は、上記のような問題点に鑑み、そ
の問題点を解決すべく創出されたものであって、その目
的とするところは、桜皮を使った樺細工法の伝統技術を
用いながらも天然銘木を同一形状内に取り入れること
で、天然木皮の柔らかさを表現しつつ桜皮の優雅さであ
る伝統工芸美を損なわず、一体形成できることによって
調和のとれた装飾皿とその製造方法を提供し、前述の欠
点を解消しようとするものである。
の問題点を解決すべく創出されたものであって、その目
的とするところは、桜皮を使った樺細工法の伝統技術を
用いながらも天然銘木を同一形状内に取り入れること
で、天然木皮の柔らかさを表現しつつ桜皮の優雅さであ
る伝統工芸美を損なわず、一体形成できることによって
調和のとれた装飾皿とその製造方法を提供し、前述の欠
点を解消しようとするものである。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明は、上述の課題を
解消するために桜樺貼り用下地板材の表裏両面に桜の皮
を貼着して鏡板とし、ブナ、杉、桧、けやき、桐等の裁
断加工に適した天然銘木を厚さ1mm、幅5mm〜10
mmを基本として薄巻きが可能なテープ形状となるよう
加工を施し、当該鏡板に該テープ状とする加工木を複数
枚に巻き付けて縁取りを形成して、該鏡板と該テープ状
とした加工木を一体形成し鏡面仕上げをすることによっ
て、外観美と耐久に優れた天然装飾を特徴とした、鏡板
に桜皮細工を施して天然木を巻いた装飾皿とその製造方
法を提供することによって、上記の問題点を解決するこ
とができる。また素材が和紙などを縒って紐状としたも
のや、或いは糸紐・麻紐等を皿の縁取りとして巻き付け
る事で、鏡板と紐を一体形成することによって前述同様
に調和のとれた装飾皿と製造方法を提供し、従来問題点
を解決することができる。
解消するために桜樺貼り用下地板材の表裏両面に桜の皮
を貼着して鏡板とし、ブナ、杉、桧、けやき、桐等の裁
断加工に適した天然銘木を厚さ1mm、幅5mm〜10
mmを基本として薄巻きが可能なテープ形状となるよう
加工を施し、当該鏡板に該テープ状とする加工木を複数
枚に巻き付けて縁取りを形成して、該鏡板と該テープ状
とした加工木を一体形成し鏡面仕上げをすることによっ
て、外観美と耐久に優れた天然装飾を特徴とした、鏡板
に桜皮細工を施して天然木を巻いた装飾皿とその製造方
法を提供することによって、上記の問題点を解決するこ
とができる。また素材が和紙などを縒って紐状としたも
のや、或いは糸紐・麻紐等を皿の縁取りとして巻き付け
る事で、鏡板と紐を一体形成することによって前述同様
に調和のとれた装飾皿と製造方法を提供し、従来問題点
を解決することができる。
【0010】
【発明の実施の形態】本発明の鏡板に桜皮細工を施して
天然木を巻いた装飾皿及びその製造方法は、台板とする
下地板材に桜皮を表裏両面に貼着したものを鏡板とし、
当該鏡板の外周よりテープ状に裁断加工された天然木を
巻き付け、各工程に沿って処理をすることで一体形成さ
れた装飾皿を完成することができる。典型的には工程処
理の手順として、次の工程により本発明を実施すること
ができる。その工程手順は天然銘木を極薄のテープ形状
に加工する「テープ形状加工工程」と、桜樺貼り用下地
板材の表裏両面に桜の皮を貼着して鏡板とする「鏡板製
作工程」と、当該鏡板の外周部位に該テープ状加工木を
多重に巻き付け一体形成させる「巻き付け成型工程」
と、一体形成品の下地研磨及び凹凸の修正を行う「下地
処理工程」、と外観部及び内観部を鏡面仕上げ後、光沢
塗膜を形成させる「仕上処理工程」の順である。また、
鏡板外周部位にテープ状加工木を多重に巻き付け一体形
成させる方法に換って、素材無限定の紐を巻き付け縁取
りを形成することによっても本発明の装飾皿を製作でき
る。この場合、典型的には前述の天然銘木を極薄のテー
プ形状に加工する「テープ形状加工工程」及び「巻き付
け成型工程」に換えて、素材が和紙などを縒って紐状と
したものや、或いは糸紐・麻紐等を皿の縁取りとして巻
き付ける「紐巻き付け工程」とし、以下の作業工程を同
一に施すことでよい。
天然木を巻いた装飾皿及びその製造方法は、台板とする
下地板材に桜皮を表裏両面に貼着したものを鏡板とし、
当該鏡板の外周よりテープ状に裁断加工された天然木を
巻き付け、各工程に沿って処理をすることで一体形成さ
れた装飾皿を完成することができる。典型的には工程処
理の手順として、次の工程により本発明を実施すること
ができる。その工程手順は天然銘木を極薄のテープ形状
に加工する「テープ形状加工工程」と、桜樺貼り用下地
板材の表裏両面に桜の皮を貼着して鏡板とする「鏡板製
作工程」と、当該鏡板の外周部位に該テープ状加工木を
多重に巻き付け一体形成させる「巻き付け成型工程」
と、一体形成品の下地研磨及び凹凸の修正を行う「下地
処理工程」、と外観部及び内観部を鏡面仕上げ後、光沢
塗膜を形成させる「仕上処理工程」の順である。また、
鏡板外周部位にテープ状加工木を多重に巻き付け一体形
成させる方法に換って、素材無限定の紐を巻き付け縁取
りを形成することによっても本発明の装飾皿を製作でき
る。この場合、典型的には前述の天然銘木を極薄のテー
プ形状に加工する「テープ形状加工工程」及び「巻き付
け成型工程」に換えて、素材が和紙などを縒って紐状と
したものや、或いは糸紐・麻紐等を皿の縁取りとして巻
き付ける「紐巻き付け工程」とし、以下の作業工程を同
一に施すことでよい。
【0011】
【実施例】以下、本発明を添付図面に従って一実施例を
詳細に説明する。図1は本発明に係る銘々皿の形成途中
の一形態を表す上部斜視図であり、図2は同図1の底部
斜視図であり、第3図は正面図である。
詳細に説明する。図1は本発明に係る銘々皿の形成途中
の一形態を表す上部斜視図であり、図2は同図1の底部
斜視図であり、第3図は正面図である。
【0012】図1から図3に示す通り、本発明による装
飾皿の内部構造は、桜皮2a及び2bを台板4の表裏両
面に貼着して形成した鏡板3の底面部位より、テープ状
に裁断加工されたテープ形状加工木1を当該鏡板3の外
周に多重に巻き付け、鏡板3のすぐ外周巻き付けより外
側に広がって、段々に上方へ引き上げ皿の縁取りの形状
を作るものである。
飾皿の内部構造は、桜皮2a及び2bを台板4の表裏両
面に貼着して形成した鏡板3の底面部位より、テープ状
に裁断加工されたテープ形状加工木1を当該鏡板3の外
周に多重に巻き付け、鏡板3のすぐ外周巻き付けより外
側に広がって、段々に上方へ引き上げ皿の縁取りの形状
を作るものである。
【0013】図12の本発明に係る製造工程を示すフロ
ーチャートの順序に従って本発明の製造過程を説明する
と、テープ形状加工工程5ではブナ、杉、桧、けやき、
桐等の天然銘木を素材として、当該原料である天然木を
裁断加工し、厚さ1mm、幅5mm〜10mmを基本と
して薄巻きが可能な図4及び図5、図6のようなテープ
形状となるよう加工を施す。本発明の一実施例として、
テープ状に裁断加工し極薄形状を形成することに適した
素材としてはブナを使用している。基本的には厚さ1m
m、幅5mm〜10mmとするものであるが、0.3m
m以下または2mm以上とする厚みであっても本発明に
よる装飾皿は、巻き付けが可能とするものであれば、特
に厚みの数値を限定するものでもなく、また幅に関して
は鏡板3とのバランスに適応した幅を用いればよいた
め、ここでテープ状とする加工木1は巻き付けが可能で
あり皿の縁を形成するに適宜の数値で製作したもの全
て、本発明に包含されるものである。
ーチャートの順序に従って本発明の製造過程を説明する
と、テープ形状加工工程5ではブナ、杉、桧、けやき、
桐等の天然銘木を素材として、当該原料である天然木を
裁断加工し、厚さ1mm、幅5mm〜10mmを基本と
して薄巻きが可能な図4及び図5、図6のようなテープ
形状となるよう加工を施す。本発明の一実施例として、
テープ状に裁断加工し極薄形状を形成することに適した
素材としてはブナを使用している。基本的には厚さ1m
m、幅5mm〜10mmとするものであるが、0.3m
m以下または2mm以上とする厚みであっても本発明に
よる装飾皿は、巻き付けが可能とするものであれば、特
に厚みの数値を限定するものでもなく、また幅に関して
は鏡板3とのバランスに適応した幅を用いればよいた
め、ここでテープ状とする加工木1は巻き付けが可能で
あり皿の縁を形成するに適宜の数値で製作したもの全
て、本発明に包含されるものである。
【0014】次に、鏡板製作工程6では図7及び図8に
鏡板3の構造を示す通り、桜樺貼り用下地板材とする木
板或いは合板の台材4の表裏両面に桜皮2a及び桜皮2
bを貼着して鏡板3を形成する。桜皮2a及び桜皮2b
の貼着方法は桜樺細工の製作方法と同一工程をもって貼
着することでよく、ニカワ、合成接着剤又は木工ボンド
等の適宜の接着効果物でよく、熱圧プレス等による樺貼
りなど適宜の貼着方法を用いればよく、表裏両面への貼
着については特に限定するものではない。
鏡板3の構造を示す通り、桜樺貼り用下地板材とする木
板或いは合板の台材4の表裏両面に桜皮2a及び桜皮2
bを貼着して鏡板3を形成する。桜皮2a及び桜皮2b
の貼着方法は桜樺細工の製作方法と同一工程をもって貼
着することでよく、ニカワ、合成接着剤又は木工ボンド
等の適宜の接着効果物でよく、熱圧プレス等による樺貼
りなど適宜の貼着方法を用いればよく、表裏両面への貼
着については特に限定するものではない。
【0015】巻き付け成型工程7では、鏡板3の外周に
沿ってテープ状加工木1を内側から順に外側に向かって
多重に巻き付ける。この際に、テープ状加工木1を鏡板
3と同一円周内に平行な高さで巻き付ける。巻き付け固
定は、各種接着材にてテープ状加工木1の端を順に接着
する。多重巻き付け後の平面図を図9に表す。次に鏡板
3の底部より巻き付けたテープ状加工木1を上方向に段
々とスライドさせ皿の縁取り形成を行う。この皿形状が
できると成型の固定を行うため、鏡板と巻き付けたテー
プ状加工木1を全体的に合成接着剤又は木工ボンド等で
成型が崩れないように確実に固着する。図10は上方向
に段となるように縁取り成型した時の断面図を表す。
沿ってテープ状加工木1を内側から順に外側に向かって
多重に巻き付ける。この際に、テープ状加工木1を鏡板
3と同一円周内に平行な高さで巻き付ける。巻き付け固
定は、各種接着材にてテープ状加工木1の端を順に接着
する。多重巻き付け後の平面図を図9に表す。次に鏡板
3の底部より巻き付けたテープ状加工木1を上方向に段
々とスライドさせ皿の縁取り形成を行う。この皿形状が
できると成型の固定を行うため、鏡板と巻き付けたテー
プ状加工木1を全体的に合成接着剤又は木工ボンド等で
成型が崩れないように確実に固着する。図10は上方向
に段となるように縁取り成型した時の断面図を表す。
【0016】次に下地処理工程8として、下地研磨によ
り図10で表されているような段差を除去する工程を行
う。この場合、皿の縁全体に流線形状となるようにする
ための下地形成であるため、完成品としての外観形状が
ここで形成される。段差は、サンドペーパー等による木
工材の研磨に適宜のものを使用し凹凸部を無くすように
する。その後、前記下地研磨によって表面に出るテープ
状加工木1を巻き付けた両間の隙間や節目を埋めるため
に、木工材に適したパテ剤を使用し穴埋めによる修正を
行う。前工程の隙間修正が終了後、パテ剤の乾燥を待っ
てパテ研磨を行い図11に示すように形状の仕上げを行
う。次に下地処理の最終工程として、地固め又は目止め
と称する着色を行う。この場合典型的には、着色はウレ
タン、漆、カシュー又はラッカー等を下地用着色剤とし
て施す。ここで下地処理工程8としては終了するが、目
止め・着色前に全体的に浮き目及び節目埋めのチェック
を行い、当該浮き目又は節目等がある場合には、これら
を無くすように修繕を行い次の工程に進む。
り図10で表されているような段差を除去する工程を行
う。この場合、皿の縁全体に流線形状となるようにする
ための下地形成であるため、完成品としての外観形状が
ここで形成される。段差は、サンドペーパー等による木
工材の研磨に適宜のものを使用し凹凸部を無くすように
する。その後、前記下地研磨によって表面に出るテープ
状加工木1を巻き付けた両間の隙間や節目を埋めるため
に、木工材に適したパテ剤を使用し穴埋めによる修正を
行う。前工程の隙間修正が終了後、パテ剤の乾燥を待っ
てパテ研磨を行い図11に示すように形状の仕上げを行
う。次に下地処理の最終工程として、地固め又は目止め
と称する着色を行う。この場合典型的には、着色はウレ
タン、漆、カシュー又はラッカー等を下地用着色剤とし
て施す。ここで下地処理工程8としては終了するが、目
止め・着色前に全体的に浮き目及び節目埋めのチェック
を行い、当該浮き目又は節目等がある場合には、これら
を無くすように修繕を行い次の工程に進む。
【0017】前述の下地処理工程8の終了後、最終仕上
げとする仕上処理工程9は、ウレタンサンディング又は
単にサンディングと称した艷出しを目的とした被膜を形
成させるために、ウレタン素材のの艶出し剤を塗布す
る。その後、仕上げ研磨により鏡面仕上げとなる最終研
磨をサンドブラシ・ペーパー等を使用して仕上げる。こ
こで、鏡板3には桜皮を貼付することで桜樺細工による
優美な模様と、天然木をテープ状に巻き付けた加工木1
の多重巻きが研磨されることによって木目模様が具現化
される。最終的に、桜樺細工の装飾である鏡板3とテー
プ状加工木1から成る皿の縁取りの木目とを調和させ、
鏡面仕上げによる光沢をだすために、仕上げ塗装として
漆、カシュー等のウレタン加工とする塗布作業を行い、
全体に艶がある装飾皿を形成することができる。また、
表面塗装には溌水及び防水効果の塗料を塗布すること
で、水分によって製品が影響を及ぼすこともなく、長期
に渡って実用的な装飾品として使用できるものである。
げとする仕上処理工程9は、ウレタンサンディング又は
単にサンディングと称した艷出しを目的とした被膜を形
成させるために、ウレタン素材のの艶出し剤を塗布す
る。その後、仕上げ研磨により鏡面仕上げとなる最終研
磨をサンドブラシ・ペーパー等を使用して仕上げる。こ
こで、鏡板3には桜皮を貼付することで桜樺細工による
優美な模様と、天然木をテープ状に巻き付けた加工木1
の多重巻きが研磨されることによって木目模様が具現化
される。最終的に、桜樺細工の装飾である鏡板3とテー
プ状加工木1から成る皿の縁取りの木目とを調和させ、
鏡面仕上げによる光沢をだすために、仕上げ塗装として
漆、カシュー等のウレタン加工とする塗布作業を行い、
全体に艶がある装飾皿を形成することができる。また、
表面塗装には溌水及び防水効果の塗料を塗布すること
で、水分によって製品が影響を及ぼすこともなく、長期
に渡って実用的な装飾品として使用できるものである。
【0018】また上述実施例に於いては、鏡板3の外周
部位にテープ状加工木1を巻き付けて一体形成した装飾
皿とその製造方法について述べるものであるが、テープ
状加工木1に換えて紐10を巻き付け一体形成した請求
項2記載の装飾皿は、図13及び図14に示すように当
該鏡板3の外周部位には、紐10を多段に複数巻き付け
皿の縁を形成するものである。なお、図13の概観形態
に示すように紐10が柔軟に屈曲できることから、四角
形状とする皿や盆も容易に形成でき、また外観が多角形
状とした装飾皿を形成することも、本発明によれば容易
に製作できるものである。この場合に紐10は、紡ぎ糸
または麻紐などのおよそ紐として使用されるものであれ
ば特にその素材を限定するものでもなく、例えば和紙な
どパルプ材を原料とした紙を縒って紐状に形成したもの
も本発明で使用する紐の中に包含されるものである。な
お、紐巻き付けによる装飾皿の製造方法では、前述した
製作工程のテープ形状加工工程5を不要とし、巻き付け
成型工程7内の巻き付け作業をテープ状加工木1から紐
10に換えるだけでよく、以下の工程及び全体の仕上げ
手順は同一工程によって行うことができる。なお本発明
によって、装飾皿は茶受け、菓子鉢、小鉢、盆などの大
小に拘わらず種々の銘々皿を形成することが可能であ
る。
部位にテープ状加工木1を巻き付けて一体形成した装飾
皿とその製造方法について述べるものであるが、テープ
状加工木1に換えて紐10を巻き付け一体形成した請求
項2記載の装飾皿は、図13及び図14に示すように当
該鏡板3の外周部位には、紐10を多段に複数巻き付け
皿の縁を形成するものである。なお、図13の概観形態
に示すように紐10が柔軟に屈曲できることから、四角
形状とする皿や盆も容易に形成でき、また外観が多角形
状とした装飾皿を形成することも、本発明によれば容易
に製作できるものである。この場合に紐10は、紡ぎ糸
または麻紐などのおよそ紐として使用されるものであれ
ば特にその素材を限定するものでもなく、例えば和紙な
どパルプ材を原料とした紙を縒って紐状に形成したもの
も本発明で使用する紐の中に包含されるものである。な
お、紐巻き付けによる装飾皿の製造方法では、前述した
製作工程のテープ形状加工工程5を不要とし、巻き付け
成型工程7内の巻き付け作業をテープ状加工木1から紐
10に換えるだけでよく、以下の工程及び全体の仕上げ
手順は同一工程によって行うことができる。なお本発明
によって、装飾皿は茶受け、菓子鉢、小鉢、盆などの大
小に拘わらず種々の銘々皿を形成することが可能であ
る。
【0019】
【発明の効果】以上のように、本発明の鏡板に桜皮細工
を施して天然木を巻いた装飾皿及びその製造方法によれ
ば、今まで装飾効果を強調するあまり実用性に欠け、そ
の殆どが鑑賞用に供されていた桜皮細工の装飾皿に対し
て、天然木と桜皮による樺細工品を同一形成した装飾皿
や、紐と桜皮による樺細工品を同一形成した装飾皿とそ
の製造方法の提供により、実用性と優美な鑑賞面を持ち
合わせることによって、従来に無い装飾的表現の自由度
を拡大できる効果がある。以上より本発明によって生ぜ
しめる効果は絶大なものであり、木工細工業界並びに樺
細工業界に極めて実用的有益なる経済効果を及ぼすもの
である。
を施して天然木を巻いた装飾皿及びその製造方法によれ
ば、今まで装飾効果を強調するあまり実用性に欠け、そ
の殆どが鑑賞用に供されていた桜皮細工の装飾皿に対し
て、天然木と桜皮による樺細工品を同一形成した装飾皿
や、紐と桜皮による樺細工品を同一形成した装飾皿とそ
の製造方法の提供により、実用性と優美な鑑賞面を持ち
合わせることによって、従来に無い装飾的表現の自由度
を拡大できる効果がある。以上より本発明によって生ぜ
しめる効果は絶大なものであり、木工細工業界並びに樺
細工業界に極めて実用的有益なる経済効果を及ぼすもの
である。
【図 1】 本発明に係る一形態を表わす上部斜視図で
ある。
ある。
【図 2】 同第1実施例の底部斜視図である。
【図 3】 同第1実施例の正面図である。
【図 4】 本発明に係る天然銘木をテープ形状に加工
した状態を表わす正面図である。
した状態を表わす正面図である。
【図 5】 同第4図のA−A′線拡大断面図である。
【図 6】 同第4図の平面図である。
【図 7】 本発明に係る台板に桜皮を貼着した形態を
表す平面図である。
表す平面図である。
【図 8】 同第7図のB−B′線断面図である。
【図 9】 本発明に係る天然銘木をテープ形状とした
加工木を鏡板外周に多重巻きした状態を表わす平面図で
ある。
加工木を鏡板外周に多重巻きした状態を表わす平面図で
ある。
【図10】 同第9図に示すテープ状加工木を段々に上
方へ引き上げ皿の縁取りの形状を形成した状態の断面図
である。
方へ引き上げ皿の縁取りの形状を形成した状態の断面図
である。
【図11】 本発明に係る一実施例の仕上げ形状を表す
正面図である。
正面図である。
【図12】 本発明に係る製造工程を示すフローチャー
トである。
トである。
【図13】 本発明に係る紐を鏡板に巻き付けた状態を
表わす概観図である。
表わす概観図である。
【図14】 同第2実施例の内部断面図である。
【符号の説明】 1: テープ状加工木 2a: 桜皮 2b: 桜皮 3: 鏡板 4: 台板 5: テープ形状加工木工程 6: 鏡板製作工程 7: 巻き付け成型工程 8: 下地処理工程 9: 仕上処理工程 10: 紐
Claims (4)
- 【請求項 1】桜樺貼り用下地板材の表裏両面に桜の皮
を貼着して鏡板とし、ブナ、杉、桧、けやき、桐等の裁
断加工に適した天然銘木を厚さ1mm、幅5mm〜10
mmを基本として薄巻きが可能なテープ形状となるよう
加工を施し、当該鏡板に該テープ状とする加工木を複数
枚に巻き付けて縁取りを形成して、該鏡板と該テープ状
とした加工木を一体形成し鏡面仕上げをすることによっ
て、外観美と耐久に優れた天然装飾を特徴とした、鏡板
に桜皮細工を施して天然木を巻いた装飾皿。 - 【請求項 2】桜樺貼り用下地板材の表裏両面に桜の皮
を貼着して鏡板とし、当該鏡板外周部位に素材無限定の
紐を巻き付けて縁取りを形成し、該鏡板と該紐を一体形
成として鏡面仕上げをすることによって外観美と耐久に
優れた天然装飾を特徴とした、鏡板に桜皮細工を施して
紐を巻いた装飾皿。 - 【請求項 3】天然銘木を極薄のテープ形状に加工する
「テープ形状加工工程」と、桜樺貼り用下地板材の表裏
両面に桜の皮を貼着して鏡板とする「鏡板製作工程」
と、当該鏡板の外周部位に該テープ状加工木を多重に巻
き付け一体形成させる「巻き付け成型工程」と、一体形
成品の下地研磨及び凹凸の修正を行う「下地処理工
程」、と外観部及び内観部を鏡面仕上げ後、光沢塗膜を
形成させる「仕上処理工程」より成ることを特徴とす
る、鏡板に桜皮細工を施して天然木を巻いた装飾皿の製
造方法。 - 【請求項 4】鏡板の外周部位に素材無限定の紐を巻き
付ける作業を「紐巻き付け工程」とし、前記工程以下の
作業工程を請求項3記載の工程と同一とする、鏡板に桜
皮細工を施して紐を巻いた装飾皿の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37008497A JPH11180100A (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | 桜皮細工を施した装飾皿及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP37008497A JPH11180100A (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | 桜皮細工を施した装飾皿及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11180100A true JPH11180100A (ja) | 1999-07-06 |
Family
ID=18496032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP37008497A Pending JPH11180100A (ja) | 1997-12-18 | 1997-12-18 | 桜皮細工を施した装飾皿及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11180100A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111391561A (zh) * | 2020-03-26 | 2020-07-10 | 姜尚杰 | 一种工艺品中树木枝干的制作方法 |
-
1997
- 1997-12-18 JP JP37008497A patent/JPH11180100A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN111391561A (zh) * | 2020-03-26 | 2020-07-10 | 姜尚杰 | 一种工艺品中树木枝干的制作方法 |
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