JPH11180098A - 高温密閉雰囲気下で使用される部材に適した曲面印刷方法並びにこの方法を適用したランプユニット - Google Patents

高温密閉雰囲気下で使用される部材に適した曲面印刷方法並びにこの方法を適用したランプユニット

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JPH11180098A
JPH11180098A JP9364628A JP36462897A JPH11180098A JP H11180098 A JPH11180098 A JP H11180098A JP 9364628 A JP9364628 A JP 9364628A JP 36462897 A JP36462897 A JP 36462897A JP H11180098 A JPH11180098 A JP H11180098A
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武 丹羽
Midori Ishikawa
みどり 石川
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    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41FPRINTING MACHINES OR PRESSES
    • B41F17/00Printing apparatus or machines of special types or for particular purposes, not otherwise provided for
    • B41F17/006Printing apparatus or machines of special types or for particular purposes, not otherwise provided for for printing on curved surfaces not otherwise provided for

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高温密閉雰囲気下で使用される部材に適した
新規な曲面印刷方法と、この方法を適用したランプユニ
ットを提供する。 【解決手段】 水溶性フィルム上に転写インクを印刷し
て成る転写フィルムFを水槽3内の水面上に浮遊させ、
その上方からヘッドランプ等のランプユニット内部に装
着されるエクステンションL7を被転写体Wとして押し
付け、水圧によって被転写体W表面に曲面印刷する方法
において、転写以前の段階で塗布される活性剤Kには可
塑剤成分としてDMP(フタル酸ジメチル)またはDE
P(フタル酸ジエチル)を使用し、転写後これらを蒸発
させる揮散促進乾燥を行うことを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車のヘッドラ
ンプ等の内側に組み込まれ、高温且つ密閉された状態で
使用されるエクステンション等を製造する技術として適
切な、高温密閉雰囲気下で使用される部材に適した曲面
印刷方法並びにこの方法を適用したランプユニットに関
するものである。
【0002】
【発明の背景】自動車等のデザインの開発はあらゆる部
位に及んでおり、最近ではヘッドランプ等の機能部品で
さえも、そのランプユニット内部に装着されるエクステ
ンションの細部にまで種々のデザイン処理が要求されて
いる。このような要求に応えるにあたっては、その造型
処理とともに、カラーリング処理も不可欠となるが、造
型的に内部エクステンションが三次元立体形状の場合、
そのカラーリング処理は比較的単調なものにとどまって
いた。すなわちこのような三次元立体形状の場合には、
スプレーコートによる塗色、真空蒸着によるメタルカラ
ーの再現、素材そのものによる発色等に限られ、いわゆ
る模様構成はとられていない。しかしながらデザイン処
理の要求が多岐にわたってくると、三次元立体形状に対
しても複雑な模様構成をとることの要求が高まってきて
いる。具体的には通常のヘッドランプとフォグランプ等
とが一つのレンズで覆われるランプユニットにおいて
は、そのエクステンションにおけるヘッドランプ用の開
口部とフォグランプ用の開口部との間に必然的に比較的
広い面が形成されるため、付加価値や差別化を図る目的
でこの面に模様を施したいという要求がある。
【0003】ところでこのような三次元立体形状に形成
された部材への曲面印刷方法として水圧転写法がある。
この加工方法は水溶性フィルム上に転写インクを塗布し
て成る転写フィルムを水槽内の水面上に浮遊させ、その
上方からエクステンション等の被転写体を押し付け、水
圧によって被転写体表面に転写インクを転写するという
ものである。なお転写フィルムは着水前あるいは着水後
の転写以前の段階で活性剤が塗布され、粘着性が与えら
れ転写可能の状態となる。
【0004】一方、ヘッドランプ等を具えたランプユニ
ットは内部でハロゲンバルブ等のバルブを点灯させて使
用するため、点灯中ランプユニット内部は密閉され且つ
高温になり、前記したようにランプユニット内部の部材
に曲面印刷を施した場合には転写インクあるいは活性剤
の一部が揮発し、ランプ内部に霞を発生させるいわゆる
フォギングの発生という問題があった。もとよりランプ
は法令で決められた明るさいわゆる配光を有するように
設計されているため、このようなフォギングの発生は配
光性能を悪化させる原因でもあり、運転者の視界を狭く
することにもなる。
【0005】このフォギングすなわち霞の度合いはIS
O−6452のガラス霞度試験に基づき、スガ試験機株
式会社製直読ヘイズコンピュータを用いて判定値(ヘイ
ズ値)を定めている。そしてこの試験の概略は密閉した
器内で試験片を加熱し、その揮発分をガラス板に凝着さ
せた後、概ねガラス板を透過する全光量に対し、ガラス
板により散乱される光量の割合を霞度として測定するも
のである。そしてこの割合として前記直読ヘイズコンピ
ュータの測定値10%以内を判定値としているため、本
明細書でもこの割合を10%以内にすることをフォギン
グの発生を抑える意味として使っている。更にランプユ
ニットの肉厚あるいは発光部空間の容積あるいは量産段
階での個々の製品でのバラツキ等を考慮したばあには、
5%以内とすることが望ましい。
【0006】そしてこのようなフォギングの発生を抑え
る方法として例えばエクステンションを透明な材質で仕
切板状に形成し、発光部をレンズ側とリフレクタ側の二
つの空間部に分け、エクステンション表面への印刷は実
質的に発光部以外の部分に施すことが考えられる。しか
しながらこのような手法ではエクステンションを仕切板
状に設けることにより発光部空間を小さくすることにな
り、ランプユニットの耐熱上、不利であり、実際にかな
りの高温となるヘッドランプ等では非現実的である。こ
のため表面に印刷が施されたエクステンションを内部に
組み込んだランプユニットは実用化までに至っていない
のが実情であり、模様構成が要求される場合は専らラン
プユニットの表面部のみの印刷にとどまっていた。
【0007】
【開発を試みた技術的課題】本発明はこのような背景を
認識してなされたものであり、ランプユニット内部のエ
クステンション等に種々の模様の曲面印刷がなされてい
てもフォギングの発生を抑えることができる高温密閉雰
囲気下で使用される部材に適した新規な曲面印刷方法と
この方法を適用したランプユニットの開発を試みたもの
である。
【0008】
【課題を解決するための手段】すなわち請求項1記載の
高温密閉雰囲気下で使用される部材に適した曲面印刷方
法は、水溶性フィルム上に転写インクを塗布して成る転
写フィルムを水槽内の水面上に浮遊させ、その上方から
被転写体を押し付け、水圧によって被転写体表面に転写
インクを印刷する方法において、前記転写フィルムに粘
着性を与え、転写可能とする活性剤の可塑剤成分として
DMP(フタル酸ジメチル)またはDEP(フタル酸ジ
エチル)を使用し、転写後主にこれらの可塑剤成分を蒸
発させる揮散促進乾燥を行うことを特徴として成るもの
である。この発明によれば、活性剤の可塑剤成分として
DMP(フタル酸ジメチル)またはDEP(フタル酸ジ
エチル)を使用し、転写後揮散促進乾燥を行うため、例
えばヘッドランプ内部等に装着される部材に印刷した際
にはフォギングの発生を抑えることができ、このような
高温密閉状態で使用される部材への印刷が可能となる。
【0009】また請求項2記載の高温密閉雰囲気下で使
用される部材に適した曲面印刷方法を適用したランプユ
ニットは、光源たるバルブと、バルブから照射された光
の一部をカットするシェードと、バルブから発した光を
反射させるリフレクタと、リフレクタの後方に配される
ランプボディーと、ランプボディーの前全面を密閉状に
覆うレンズと、レンズとランプボディーとの間に発光部
の正面投影形状とほぼ同じ形状の開口部を有するエクス
テンションとを具えて成るランプユニットにおいて、前
記エクステンションはその開口部以外の面に曲面印刷に
よる表面化粧がなされ、且つこの表面化粧に起因するフ
ォギングの状態をガラス霞度試験において10%以下に
設定したことを特徴として成るものである。この発明に
よれば、点灯中ランプユニット内部は高温密閉状態とな
るが、フォギングの発生を抑えることができる。更にラ
ンプユニット内部に種々の模様の印刷が施されたエクス
テンション等を装着できるため、ランプユニットの種類
もより豊富となり、付加価値や差別化が図れる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示の実施の形態に
基づき説明する。なお以下の説明にあたっては、まず高
温密閉雰囲気下で使用される部材に適した曲面印刷装置
1について説明し、次いでこの装置の作動態様を説明し
ながら併せて本発明の曲面印刷方法について説明する。
そしてその後、この方法により曲面印刷の施されたラン
プユニットL1について説明する。
【0011】高温密閉雰囲気下で使用される部材に適し
た曲面印刷装置1は実質的に水圧転写装置2により構成
されるものであり、この水圧転写装置2は一例として図
1に示すように水槽3と、転写フィルム供給装置4と、
活性剤塗布装置5と被転写体搬送装置6と、水切乾燥装
置7と、揮散促進乾燥装置8とを具えて成るものであ
る。
【0012】水槽3は処理槽3aとオーバーフロー槽3
bとを具えて成り、この実施の形態では処理槽3a内に
水Lが貯留されており、この処理槽3aからオーバーフ
ローした水Lはオーバーフロー槽3bを経た後、循環管
路31を通じてポンプ32により水面に波立ちのない状
態で処理槽3aに緩やかに還流されるようになってい
る。なお転写フィルムFの担持シートを膨潤ないし、ま
たは溶解し得るものであれば水Lに代えてその他の液体
を用いてもよい。
【0013】更に水槽3の処理槽3a内には、処理槽3
aの左右両側壁の近傍にスプロケッットに巻装された一
対のチェーンを配設してチェーンコンベヤ33が構成さ
れており、このチェーンコンベヤ33は上方の水面循環
側において転写フィルムFがオーバーフロー槽3b側に
向けて進行するのを補助するように同じ向きに駆動され
るものである。
【0014】転写フィルム供給装置4は、ロール巻きさ
れた転写フィルムFから成るフィルムロール41と、こ
のフィルムロール41から引き出された転写フィルムF
を加熱するヒートロール42と、転写フィルムFに引出
力を与える引出ロール43とを具えて成るものである。
なお引出ロール43の上方側は活性剤塗布面を擦ること
のないよう転写フィルムFの両端のみに接触するもので
ある。
【0015】また転写フィルムFは、例えばゼラチン、
アルギン酸ナトリウム、ポリビニルアルコール樹脂等か
ら成る水溶性フィルムを担持シートとするものであり、
この担持シートの一方の表面には塗布された転写インク
によって適宜の模様(転写パターン)があらかじめ乾燥
状態に塗着されたインク面Pが形成されている。
【0016】活性剤塗布装置5は、転写フィルム供給装
置4のヒートロール42と引出ロール43との間に設置
され、転写フィルムFに所要の活性剤Kを塗布するロー
ラコータ51が設置されている。なおこの実施の形態で
は活性剤塗布装置5をヒートロール42と引出ロール4
3との間に設けたが、引出ロール43の周辺に設け、転
写フィルムFが水槽3に供給される直前に上方から活性
剤Kを塗布する形態や転写フィルムFが水槽3に供給さ
れ、着水した後、上方から活性剤Kを塗布する形態もと
り得る。
【0017】なお活性剤Kは、転写フィルムFのインク
面Pに塗布された乾燥状態の転写インクに粘着性を付与
して転写可能の状態とするものであり、樹脂成分、溶剤
成分、可塑剤成分、体質顔料等の混合物である。ここで
溶剤成分は転写終了時までの粘着性を回復させるインク
溶解を行い、樹脂成分は初期密着性を確保するとともに
インクの拡散を防止し、可塑剤成分は樹脂成分に可塑性
を付与し、体質顔料はインク表面の見掛け乾燥化を計る
とともに、インクズレを規制しつつ、伸展性を与えるな
ど、各成分がそれぞれ機能を分担ないし補完して一つの
活性剤Kを構成している。
【0018】被転写体搬送装置6は、コンベヤ61に被
転写体Wを把持するホルダ62を有するもので、駆動モ
ータ等によって転写フィルムFの移送速度と対応して連
続的に駆動される。そしてコンベヤ61は側面から見て
三角形状の搬送軌道を形成し、その下部において被転写
体Wを一定時間水面に押し付け、模様が転写された後、
再び引き上げるように構成されている。なおこの実施の
形態では被転写体Wとして後述するランプユニットL1
の内部に装着されるエクステンションL7が適用され、
このものに転写されることになる。その後、被転写体W
はシャワーリングにより水溶性のフィルム成分が洗い落
とされ、次いで圧空吹き付けにより大きな水滴が飛ばさ
れた後、水切乾燥装置7に送られる。
【0019】水切乾燥装置7は、まだ表面が濡れている
状態の被転写体Wを水切り程度に乾燥させるものであ
り、80℃程度の温度下で15分程度の乾燥が行われ
る。揮散促進乾燥装置8は、活性剤Kに含まれる可塑剤
成分等を蒸発させるためのものであり、120℃程度の
温度下で30〜60分程度の乾燥が行われる。
【0020】なおこの実施の形態では、着水前に転写フ
ィルムFに活性剤Kを塗布し、この転写フィルムFを水
槽3に連続的に供給するとともに、被転写体Wを所定の
入射角及び取出角をもって連続的に水中に浸漬させる三
角コンベヤタイプの搬送手段を有する装置を示したが、
着水後に活性剤Kを塗布するもの、転写フィルムFを枚
葉状のシートとして流動させることなく一枚毎浮かべて
バッチ式に処理するもの、被転写体Wを垂直に浸漬させ
るもの等、種々の装置が適用できる。
【0021】次に装置の作動態様について説明しなが
ら、併せて本発明の高温密閉雰囲気下で使用される部材
に適した曲面印刷方法について説明する。まず転写フィ
ルムFがフィルムロール41から引き出され、ヒートロ
ール42を経由した後、そのインク面Pにローラコータ
51により所要の活性剤Kが塗布される。この際、活性
剤の可塑剤成分として従来はDBP(フタル酸ジブチ
ル)が使用されてきたが、本発明においてはDMP(フ
タル酸ジメチル)またDEP(フタル酸ジエチル)が使
用される。これは転写加工後のテストプレートを水切乾
燥したものと、更に可塑剤成分等を飛ばす揮散促進乾燥
したものとの霞度を比較した結果、ランプユニットL1
のフォギングの大きな要因の一つとしてDBP(フタル
酸ジブチル)が高温密閉下で蒸発することが考えられる
ためである。
【0022】そしてこのような可塑剤成分を含む活性剤
Kがローラコータ51によりインク面Pに塗布された
後、転写フィルムFは、引出ロール43を経由して、そ
のインク面Pを上向きとした状態で水槽3内の水面上に
移送される。この水槽3の水面上に達した転写フィルム
Fは水面上で浮遊状態となり、水槽3の水Lによる膨潤
を開始し、徐々に拡大する。また同時に転写フィルムF
は水槽3の水面における水流と水槽3内に設置されたチ
ェーンコンベヤ33により順次下流側に移送される。
【0023】一方、水槽3の上方からは被転写体搬送装
置6により被転写体Wが転写フィルムFの移送速度とほ
ぼ同速で移送されながら上方から転写フィルムFに押し
付けられ、転写が行われる。その後、被転写体Wは被転
写体搬送装置6により水槽3から引き上げられ、被転写
体搬送装置6から取り外された後、シャワーリングによ
り水溶性のフィルム成分が洗い落とされ圧空吹き付けに
より大きな水滴が飛ばされた後、水切乾燥装置7へ送ら
れる。そして被転写体Wの表面の濡れが乾いた後、活性
剤Kの可塑剤成分等を主に蒸発させる揮散促進乾燥装置
8に送られ、その後、必要に応じてクリア塗料等にてト
ップコートされて曲面印刷が完了する。なおこの揮散促
進乾燥は可塑剤成分のみならず、フォギングの他の要因
とも考えられる溶剤成分等も蒸発させる。そして前記し
たDMP(フタル酸ジメチル)またはDEP(フタル酸
ジエチル)を可塑剤として使用し、併せて揮散促進乾燥
を行い、霞度試験を行った結果、良好であったため、本
発明においてこれらを併用し、曲面印刷を行うものであ
る。
【0024】すなわち従来常法の水圧転写を施したエク
ステンションを用いてランプユニットを組み立て、これ
を点灯試験してみたところ短時間でランプユニット内に
フォギングが発生し、とても使用に耐えないことが判明
した。そこでそのフォギングの原因としては、水圧転写
により形成される転写インクを含んだ塗膜成分としか考
えられないのであり、直観的には転写インクにまず疑い
の目が向けられる。しかしながら種々の試験等を行い究
明した結果、本出願人は転写インクではなく、一旦乾燥
状態にあった転写インクを再び粘着化等する活性剤Kに
その原因があるのではないかと予想し、また活性剤Kは
単一成分品ではなく混合組成物であるため、活性剤K中
に含まれる溶剤等の高沸点物質に疑いを抱き、ポリカー
ボネート製の試験片に対して本来必要とされるベースコ
ートやトップコートをせずに水圧転写して、ガラス霞度
試験を行ってみた。
【0025】まず従来常法の水圧転写を行った試験片の
ガラス霞度を測定したところ、45%であった。次に活
性剤Kに含まれているいずれかの高沸点物質を疑ったの
で、まず揮散促進乾燥(例えば120度×30〜60分
程度)を行った後に、ガラス霞度を測定してみたとこ
ろ、12.3%と大きく改善されるのを知った。しかし
これでもヘイズ値10%以下を達成することができなか
ったので、活性剤Kの組成成分に順次検討を加えてみた
ところ、溶剤に比べ可塑剤の方がはるかに高い沸点を有
していることが判明した。このため次に可塑剤を従来の
DBP(フタル酸ジブチル)でその添加量を1/2とし
たものと、DBPに代えて従来と同量だが、より沸点の
低いDMP(フタル酸ジメチル)としたものについて同
様に試験してみたところ、従来の可塑剤たるDBPを従
来量の1/2としたもののガラス霞度が27%、DMP
としたものが32.1%となり、可塑剤Kだけの変更で
もヘイズ値の10%以下をとても満足することができな
いことを知った。
【0026】そこでこれらに対して更に揮散促進乾燥を
加えてみて試験したところ、DBPを従来量の1/2と
したもののガラス霞度が2%、DMPとしたものが1%
と急激に改善することができた。ところでこれらの試験
は、ベースコートやトップコートをせずに水圧転写した
ポリカーボネート製の試験片での試験結果であったの
で、次に実製品と同様に下地色と付着性を確保するため
のベースコートを施した試験片に対して水圧転写を行
い、揮散促進乾燥後、表面物性と適度な艶を確保するた
めのトップコートを施した試験片について再びガラス霞
度試験を試みた。因みにこのときベースコートやトップ
コートは、それぞれ単独ではガラス霞度5%以内を満た
すものである。
【0027】すると今度はDBPを従来量の1/2とし
たもののガラス霞度が9%、DMPとしたものが4.4
%となり、可塑剤をDMPに代え、なお且つ揮散促進乾
燥した場合には更にガラス霞度5%以内に改善すること
ができた。ここで従来のDBPを従来量の1/2とした
ものが9%であったのは、多分、DBPがベースコート
層に移行、残存し、これが後に揮発してきたからだと思
われる。またDMPに代えたものが4.4%に抑えられ
たのは、ベースコート層への移行がDBPほどではなか
ったからだと思われる。つまり可塑剤の変更と揮散促進
乾燥の採用との両者が、ガラス霞度を5%以下まで改善
する手法と結論された。またその後、DMPに代えて物
性的に非常に似かよっているDEP(フタル酸ジエチ
ル)でも同様に行ってみたところ、DEPでもガラス霞
度5%以内にすることができることを確認した。
【0028】なおこの実施の形態では水切乾燥と揮散促
進乾燥の工程を分けているが、乾燥温度及び乾燥時間を
調節することにより、一つの工程とすることも可能であ
る。更にトップコートが施される場合には、このトップ
コート乾燥も含め、一つの乾燥工程とすることも可能で
ある。
【0029】次にこのような方法により曲面印刷の施さ
れたランプユニットL1について説明する。ランプユニ
ットL1は、図3に示すように光を発する光源たるバル
ブL2と、バルブL2から照射された光の一部をカット
するシェードL3と、バルブL2より発した光を反射さ
せるリフレクタL4と、リフレクタL4の後方に配され
るランプボディーL5と、ランプボディーL5の前全面
を密閉状に覆うレンズL6と、レンズL6とランプボデ
ィーL5との間に組み込まれるエクステンションL7と
を具えて成るものである。
【0030】バルブL2は、一例としてハロゲンバルブ
が用いられるが、白熱バルブ等が用いられても構わな
い。シェードL3はリフレクタL4とともに照射光を所
定の配光パターンとするため適宜の形状に形成される。
またリフレクタL4は一例としてポリカーボネート等の
樹脂材料により成形されるが、鉄等の金属材料が使用さ
れても構わない。またリフレクタL4は一例としてバル
ブL2から放射状に発せられた光を平行光線として反射
するため断面形状が放物面となる回転放物面状に形成さ
れており、内部表面にはこの反射をより効率良く行うた
めアルミニウム真空蒸着等、適宜の表面処理がなされて
いる。
【0031】ランプボディーL5はリフレクタL4の後
方に配され、リフレクタL4を支持するとともに前全面
をレンズL6によりシール性を保った状態で覆われるも
のである。このためランプボディーL5はレンズL6と
ほぼ同じ正面投影形状を有するとともに、その外周はレ
ンズL6を受け入れるように全周にわたりコの字状に形
成される。なおランプボディー5LとレンズL6とは接
着剤やクリップ等により固定されシール性が維持され
る。
【0032】レンズL6はランプユニットL1をフード
状に覆うものであり、一例としてポリカーボネート等の
樹脂材料により成形されるが、ガラス等の材料が使用さ
れても構わない。またシェードL3及びリフレクタL4
が照射光を所定の配光パターンに形成するため、レンズ
L6内面にレンズステップが形成されず、素通しレンズ
の形態をとっている。このためこの実施の形態では、レ
ンズL6は専らランプユニットL1をカバーする作用を
担うものであり、光を集光あるいは拡散させるものでは
ないが、例えばレンズL6内面にレンズステップが形成
され、光を拡散させるような形態であっても構わない。
【0033】エクステンションL7はリフレクタL4と
レンズL6との間に組み込まれるものであり、その外周
形状はレンズL6を正面から見た投影形状とほぼ同一に
形成され、ランプユニットL1が実質的に光る発光部す
なわちリフレクタL4の回転放物面の部分に開口部L7
aが形成されている。なお開口部L7aは発光部の正面
投影形状に合わせ適宜丸型、角型等に形成されるもので
ある。そして図2に示すように例えば通常のヘッドラン
プとフォグランプとが一つのレンズL6で覆われるラン
プユニットL1においては、そのエクステンションL7
における開口部L7aがヘッドランプ用のものとフォグ
ランプ用のものとの二つが形成され、二つの開口部L7
aの間には必然的に比較的広い面が形成される。このた
めこの面に付加価値や差別化を図る目的で前記した高温
密閉雰囲気下で使用される部材に適した曲面印刷方法に
より適宜の模様が施される。またこのため点灯中のフォ
ギングの発生を抑えながらもレンズL6を通して外部か
ら見える際には車体との外観にマッチするように形成さ
れるのである。
【0034】なおエクステンションL7がこのように開
口部L7aを二つ有する場合、二つとも上述した通常の
ヘッドランプの構成をとることも可能であるし、図2に
併せて示すように通常のヘッドランプ用の大きな開口部
L7aとフォグランプ用の小さな開口部L7aとの二つ
を有する場合には、フォグランプ用としてプロジェクタ
ランプユニットL10を適用することも可能である。こ
のプロジェクタランプユニットL10は、図4に示すよ
うにバルブL2と、シェードL3と、楕円リフレクタL
14と、集光レンズL16とを具え、これらを一体的に
形成して成るものである。楕円リフレクタL14は楕円
放物面で形成されており、照射光をほぼ一点(焦点)に
集約させるものであり、集光レンズL16はシェードL
3により適宜の配光パターンにされた集約光を拡散する
ものである。またこのような形態をとる場合には、図4
に併せて示すようにエクステンションL7はプロジェク
タランプユニットL10の外周に位置し、プロジェクタ
ランプユニットL10を支持するように構成される。
【0035】なお図3で図示したエクステンションL7
が専らデザインを施すことを目的として設けられるのに
対し、図4に図示するエクステンションL7はプロジェ
クタランプユニットL10の取付フレームとしての機能
をも持ち合わせながら付加価値を付けるためデザインを
施すものである。そしてこのようなプロジェクタランプ
ユニットL10を二つ組み込んでランプユニットL1を
構成する形態をも可能であるし、この種の他の汎用ユニ
ットとしてリフレクタL4、レンズL6及びフィラメン
トまでを一体形成したシールドビーム型あるいはリフレ
クタL4とレンズL6とを一体としたセミシールドビー
ム型等、種々のタイプの汎用ユニットが適用可能であ
る。更にまた図示したエクステンションL7は通常のヘ
ッドランプ用の大きな開口部L7aとフォグランプ用の
小さな開口部L7aとを有する四灯式のものであるが、
一つのエクステンションL7に一つの開口部L7aを有
する二灯式のものであっても構わない。またエクステン
ションL7はヘッドランプの機能を有するランプユニッ
トL1に適用する形態だけでなく、クリアランスランプ
等、種々の機能を有するランプユニットに適用されるも
のである。
【0036】
【発明の効果】請求項1記載の高温密閉雰囲気下で使用
される部材に適した曲面印刷方法によれば、従来不可能
であった高温且つ密閉状態で使用される部材への曲面印
刷が可能となり、例えばランプユニットL1内部に装着
されるエクステンションL7に印刷した際には、フォギ
ングの発生を抑えることができる。
【0037】また請求項2記載の高温密閉雰囲気下で使
用される部材に適した曲面印刷方法を適用したランプユ
ニットによれば、内部に適宜の模様を施したエクステン
ションL7等を装着できるため、ランプユニットL1の
種類がより豊富となり差別化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の高温密閉雰囲気下で使用される部材に
適した曲面印刷方法を骨格的に示す説明図である。
【図2】本発明のランプユニットを示す分解斜視図であ
る。
【図3】ヘッドランプ用の開口部を示す縦断側面図であ
る。
【図4】フォグランプ用の開口部を示す縦断側面図であ
る。
【符号の説明】
1 曲面印刷装置 2 水圧転写装置 3 水槽 3a 処理槽 3b オーバーフロー槽 4 転写フィルム供給装置 5 活性剤塗布装置 6 被転写体搬送装置 7 水切乾燥装置 8 揮散促進乾燥装置 31 循環管路 32 ポンプ 33 チェーンコンベヤ 41 フィルムロール 42 ヒートロール 43 引出ロール 51 ローラコータ 61 コンベヤ 62 ホルダ F 転写フィルム K 活性剤 L 水 L1 ランプユニット L2 バルブ L3 シェード L4 リフレクタ L5 ランプボディー L6 レンズ L7 エクステンション L7a 開口部 L10 プロジェクタランプユニット L14 楕円リフレクタ L16 集光レンズ P インク面 W 被転写体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中村 浩一 静岡県清水市北脇500 株式会社小糸製作 所静岡工場内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水溶性フィルム上に転写インクを塗布し
    て成る転写フィルムを水槽内の水面上に浮遊させ、その
    上方から被転写体を押し付け、水圧によって被転写体表
    面に転写インクを印刷する方法において、前記転写フィ
    ルムに粘着性を与え、転写可能とする活性剤の可塑剤成
    分としてDMP(フタル酸ジメチル)またはDEP(フ
    タル酸ジエチル)を使用し、転写後主にこれらの可塑剤
    成分を蒸発させる揮散促進乾燥を行うことを特徴とする
    高温密閉雰囲気下で使用される部材に適した曲面印刷方
    法。
  2. 【請求項2】 光源たるバルブと、バルブから照射され
    た光の一部をカットするシェードと、バルブから発した
    光を反射させるリフレクタと、リフレクタの後方に配さ
    れるランプボディーと、ランプボディーの前全面を密閉
    状に覆うレンズと、レンズとランプボディーとの間に発
    光部の正面投影形状とほぼ同じ形状の開口部を有するエ
    クステンションとを具えて成るランプユニットにおい
    て、前記エクステンションはその開口部以外の面に曲面
    印刷による表面化粧がなされ、且つこの表面化粧に起因
    するフォギングの状態をガラス霞度試験において10%
    以下に設定したことを特徴とする高温密閉雰囲気下で使
    用される部材に適した曲面印刷方法を適用したランプユ
    ニット。
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