JPH11179099A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JPH11179099A
JPH11179099A JP9348108A JP34810897A JPH11179099A JP H11179099 A JPH11179099 A JP H11179099A JP 9348108 A JP9348108 A JP 9348108A JP 34810897 A JP34810897 A JP 34810897A JP H11179099 A JPH11179099 A JP H11179099A
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JP
Japan
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motor
drum
belt
rotation
clothes
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JP9348108A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Ioku
辰夫 井奥
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラムにモータの回転動力を伝えるベルトの
切れ又は外れの判断が、専用のセンサを必要とせず、し
かも、より正確にできるようにする。 【解決手段】 ドラムをベルトを介して回転駆動するモ
ータの回転を検知する回転センサを具え、この回転セン
サの検知結果から、モータを所定の回転速度で回転する
ように制御して乾燥運転するようにしたものにおいて、
その乾燥運転をする乾燥行程の初期にモータを断電し
(S6)、このときのその断電からモータ停止までの所
要時間を上記回転センサの検知結果から測定し(S
7)、その測定した時間が所定値以上であると判断され
たときに異常報知をするようにした(S8、S9)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドラムをベルトを介
して回転駆動する衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、衣類乾燥機においては、一般
的に、ドラムが具えられ、このドラムの内部に衣類が収
容されて、ドラムがモータによりベルトを介して回転駆
動されることにより衣類の撹拌が行われ、この状況で、
ドラム内部にファンとヒータとで生成した熱風が供給さ
れることにより、衣類の乾燥が行われるようになってい
る。
【0003】このものの場合、ベルトが切れたり、もし
くは外れたりすると、ドラムが回転されなくなり、従っ
て衣類の撹拌が行われない状況で、ドラム内部への熱風
の供給のみが行われ続けるようになり、やがては衣類が
傷むことになる。特に、ドラムが回転されなくなると、
衣類はドラム内部の下部に溜まるものであり、これに対
して、ドラム内に熱風を送り込む給風口は一般的にドラ
ムの下部に存在するため、衣類は熱風を直接浴びること
になり、その傷みが大きくなる。
【0004】これに対して、ドラムの回転を検知するド
ラム回転センサが具えられたものがあり、このもので
は、ドラムが回転されなくなると、ドラム回転センサの
検知出力もなくなるため、乾燥行程中、その検知出力が
なくなれば、ベルトが切れたか又は外れたと判断して、
異常報知をするようにしたものが供されている。
【0005】又、ドラム内部の下部に対し、衣類との接
触により該衣類の量や乾燥度を検知する、対を成す電極
が具えられたものがあり、このものでは、ドラムが回転
されなくなって衣類がドラム内部の下部に溜まると、衣
類が電極と接触し続けることにより、電極間が衣類の湿
気で導通状態のままとなって、導通信号を連続して発す
るようになるため、乾燥運転中、その導通信号が所定時
間以上連続して発せられるようであれば、ベルトが切れ
たか又は外れたと判断して、ヒータ及びモータの通電を
断ち、異常報知をするようにしたものが供されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のもののう
ち、前者では、ドラムの回転を専用に検知するセンサ
(ドラム回転センサ)が必要であり、コスト高となって
いた。一方、後者では、ベルト切れ又はベルト外れの検
知に、衣類の量や乾燥度を検知する電極が利用でき、専
用のセンサを必要とはしない。しかしながら、乾燥が進
んで衣類の湿気がなくなった段階(乾燥率95%を超え
た段階)では、衣類が電極と接触し続けても、導通信号
が充分に得られず、この結果、ベルト切れ又はベルト外
れの判断が正確にできずして、衣類の傷みを確実に防止
するということができなかった。
【0007】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、ベルト切れ又はベルト外れ
の判断が、専用のセンサを必要とせず、しかも、より正
確にできて、衣類の傷みをより確実に防止することので
きる衣類乾燥機を提供するにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の衣類乾燥機は、第1に、ドラムをベルトを
介して回転駆動するモータの回転を検知する回転検知手
段を具え、この回転検知手段の検知結果から、モータを
所定の回転速度で回転するように制御して乾燥運転する
ようにしたものにおいて、その乾燥運転をする乾燥行程
の初期に前記モータを断電し、このときのその断電から
モータ停止までの所要時間を前記回転検知手段の検知結
果から測定し、その測定した時間が所定値以上であると
判断されたときに異常報知をするようにしたことを特徴
とする(請求項1)。
【0009】ドラムをベルトを介して回転駆動するモー
タを断電したとき、ベルトが切れておらず、外れてもい
なければ、モータはそのベルトを介してドラムを伴い惰
性回転するため、モータにはドラムを支承した軸受部分
の摺動抵抗等が作用し、よって、モータは速やかに停止
に向かう。これに対して、ベルトが切れていたり、外れ
ていたりしていると、モータはドラムを伴わず単独で惰
性回転する。このため、モータにはドラムを支承した軸
受部分の摺動抵抗等が作用せず、モータは緩やかに停止
に向かう。
【0010】従って、上述のように、ドラムをベルトを
介して回転駆動するモータを乾燥行程の初期に断電した
ときの、その断電からモータ停止までの所要時間を測定
する結果、その測定した時間が所定値以上であったとき
には、ベルトが切れているか又は外れていると判断して
良いものであり、かくしてベルト切れ又はベルト外れの
判断ができる。
【0011】この場合、モータの断電から停止までの所
要時間の測定は、モータの回転を検知する回転検知手段
の検知結果に基づいて行うものであり、その回転検知手
段は、本来、乾燥運転中にモータを所定の回転速度で回
転するように制御するのに機能するものであるから、そ
れを利用してベルト切れ又はベルト外れの判断ができる
ことになり、ベルト切れ又はベルト外れの判断専用のセ
ンサを必要としない。
【0012】又、上述の、モータの断電から停止までの
所要時間を測定することによるベルト切れ又はベルト外
れの判断は、衣類の乾燥度に関係なくできるものであ
り、かくしてベルト切れ又はベルト外れの判断がより正
確にできる。更に、この場合、ベルト切れ又はベルト外
れの判断は乾燥行程の初期に行うものであり、それによ
って、ベルトが切れていたり又は外れていたりしたとき
の、以降の無駄な運転の実行を早々に取り止めるように
できるものであり、これによって、衣類の傷みをより少
なくでき、電力の無駄な消費等もより少なくできる。
【0013】上記モータの断電から停止までの所要時間
の測定は、乾燥行程中、衣類の絡みを検知してドラムの
回転方向を切換えるようにしたものにおいては、乾燥行
程の初期に代えて、そのドラムの回転方向の切換え時に
行うと良い(請求項2)。このものでは、ドラムの回転
方向を切換えるときの休止期間に、ベルト切れ又はベル
ト外れの判断ができることになり、ベルト切れ又はベル
ト外れの判断のための休止期間を特別に設定する必要が
ない。
【0014】又、上記モータの断電から停止までの所要
時間の測定は、乾燥行程中、複数回行うと良く(請求項
3)、それによってベルト切れ又はベルト外れの判断が
より確かにできる。しかも、この場合、ベルトが切れて
いるか又は外れていると判断されたときに、モータとヒ
ータとのうちの少なくともヒータの作動を停止させるこ
とによって、衣類の傷みをより確実に防止することがで
きる。
【0015】更に、上記モータの断電から停止までの所
要時間の測定は、乾燥行程の終了時に行っても良く(請
求項4)、乾燥行程の終了時には必ずドラムを停止させ
るから、その停止時にベルト切れ又はベルト外れの判断
ができることになり、よって、このものでも、ベルト切
れ又はベルト外れの判断のための休止期間を特別に設定
する必要がない。
【0016】本発明の衣類乾燥機は、第2に、モータの
通電を該モータが回転検知手段の検知結果から所定の回
転速度で回転するように位相制御して乾燥運転するよう
にしたものにおいて、その乾燥運転をする乾燥行程中、
前記モータの通電割合が所定値以下であると判断された
ときに異常報知をするようにしたことを特徴とする(請
求項5)。
【0017】モータの通電を位相制御して、モータが所
定の回転速度で回転するようにしたものでは、モータに
対する負荷が小さいほど、所定の回転速度を維持するた
めのモータの通電割合が少なくなるもので、ベルトが切
れるか又は外れれば、モータに対する負荷は激減し、モ
ータの通電割合はきわめて少なくなる。従って、上述の
ように、乾燥運転をする乾燥行程中、モータの通電割合
が所定値以下となったときには、ベルトが切れているか
又は外れていると判断して良いものであり、かくしてベ
ルト切れ又はベルト外れの判断ができる。
【0018】この場合、回転検知手段はモータの回転を
検知するもので、モータの通電を位相制御するのに機能
するものであり、ベルト切れ又はベルト外れの判断専用
のセンサを必要とはしない。又、上述の、モータの通電
割合からのベルト切れ又はベルト外れの判断は、衣類の
乾燥度に関係なくできるものであり、かくしてベルト切
れ又はベルト外れの判断がより正確にできる。
【0019】本発明の衣類乾燥機は、第3に、モータの
通電を該モータが回転検知手段の検知結果から所定の回
転速度で回転するように位相制御して乾燥運転するよう
にしたものにおいて、その乾燥運転をする乾燥行程中、
前記モータの通電割合の変化量を検出し、その検出した
通電割合の変化量が所定値以上であると判断されたとき
に異常報知をするようにしたことを特徴とする(請求項
6)。
【0020】モータの通電を位相制御して、モータが所
定の回転速度で回転するようにしたものでは、ベルトが
切れるか又は外れれば、モータに対する負荷が激減し、
モータの通電割合がきわめて少なくなることは上述のご
とくで、それにより、モータの通電割合の変化量もきわ
めて大きくなる。
【0021】従って、上述のように、乾燥運転をする乾
燥行程中、モータの通電割合の変化量を検出する結果、
その検出した通電割合の変化量が所定値以上であったと
きには、ベルトが切れているか又は外れていると判断し
て良いものであり、かくしてベルト切れ又はベルト外れ
の判断ができる。この場合も、回転検知手段はモータの
回転を検知するもので、モータの通電を位相制御するの
に機能するものであり、ベルト切れ又はベルト外れの判
断専用のセンサを必要とはしない。又、上述の、モータ
の通電割合の変化量からのベルト切れ又はベルト外れの
判断は、衣類の乾燥度に関係なくできるものであり、か
くしてベルト切れ又はベルト外れの判断がより正確にで
きる。
【0022】本発明の衣類乾燥機は、第4に、ドラムの
排気温度を検知する温度検知手段を具え、乾燥運転時、
その温度検知手段による温度の検知を常時すると共に、
ヒータを作動させた状態で所定時間が経過した後も、前
記温度検知手段により検知した温度が所定温度以下であ
ると判断されたときに異常報知をする制御をするように
したことを特徴とする(請求項7)。
【0023】乾燥運転時、ベルトが切れるか又は外れれ
ば、前述のように、衣類はドラム内部の下部に溜まり、
その下部に存する給風口を塞ぐようになる。このように
なると、ドラム内に対する熱風の供給量が少なくなり、
ドラムの排気温度は上がり具合が悪くなる。従って、上
述のように、乾燥運転時、ヒータを作動させた状態で所
定時間が経過した後も、温度検知手段により検知したド
ラムの排気温度が所定温度以下であったときには、ベル
トが切れているか又は外れていると判断して良いもので
あり、かくしてベルト切れ又はベルト外れの判断ができ
る。
【0024】この場合、温度検知手段は、本来、温度の
検知を常時することで、例えばドラム内の温度をほゞ一
定に保つのに役立てられるものであり、よって、ベルト
切れ又はベルト外れの判断専用のセンサを必要とはしな
い。又、ドラムの排気温度によるベルト切れ又はベルト
外れの判断は、衣類の乾燥度に関係なくできるものであ
り、かくしてベルト切れ又はベルト外れの判断がより正
確にできる。
【0025】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図6を参照して説明する。まず図2には
衣類乾燥機全体の構成を示しており、外箱1の前面部の
ほゞ中央部に衣類出入口2を有し、この出入口2を扉3
により開閉するようにしている。外箱1の内部にはドラ
ム4を配設しており、このドラム4は、軸方向が前後と
なる横軸状にて、前部の径大な円形の開口部4aの周縁
部を、外箱1内の前部に固定したドラム支持体であるド
ラム前支え5により、軸受6を介して回転可能に支承
し、後部の中心部を、外箱1内の後部に固定したファン
ケーシング7により、シャフト8を介して同じく回転可
能に支承している。
【0026】又、上記ファンケーシング7内には、ファ
ン9をシャフト10により回転可能に取付けて配設して
いる。このファン9は、詳細には、前翼部9aと後翼部
9bとを有する両翼形で、後述のごとく熱交換器及び除
湿器としても機能するようになっている。これに対し
て、ドラム4外の外箱1内底部には、図3に示すモータ
11を配設しており、このモータ11は例えば誘導モー
タから成っている。
【0027】上記モータ11の回転軸12は比較的長く
突出しており、この回転軸12には、第1の駆動プーリ
13を中間部に取付け、第2の駆動プーリ14を先端部
に取付けている。そして、第1の駆動プーリ13から前
記ドラム4の外周にかけては、第1のベルト15を掛け
ており、第2の駆動プーリ14から前記ファン9と一体
的に設けた従動プーリ16(図2参照)にかけては、第
2のベルト17を掛けている。
【0028】従って、ドラム4は、モータ11により、
第1の駆動プーリ13、及び第1のベルト15を介して
回転駆動されるようになっており、ファン9は、モータ
11により、第2の駆動プーリ14、第2のベルト1
7、及び従動プーリ16を介して回転駆動されるように
なっている。なお、第1のベルト15に対しては、それ
に所定の張力を付与するテンションプーリ18を、テン
ションアーム19によって設けている。
【0029】又、モータ11には、モータ11の回転を
検知する回転検知手段として機能する回転センサ20を
付設している。この回転センサ20は、詳細には、回転
軸12に取付けた永久磁石21と、この永久磁石21の
回転軌跡に対応してモータ11の支持台22に取付けた
リードスイッチ23とから成るもので、回転軸12が1
回転するごとにリードスイッチ23から一個のパルス信
号が発生されるようになっている。
【0030】この場合、上記リードスイッチ23から出
力されるパルス信号の周期は、モータ11の回転速度に
対応したものであり、従って、そのリードスイッチ23
から出力されるパルス信号の周期を検知することによ
り、モータ11の回転速度を検出することが可能となっ
ている。なお、リードスイッチ23は、ホールICに変
えて実施するようにしても良い。又、回転軸12には永
久磁石21を複数個取付けて、モータ11が1回転する
ごとに複数個のパルス信号が発生されるようにしても良
い。
【0031】一方、ファンケーシング7は、背面の開放
部を外箱1の背板24で塞いでおり、背板24には、フ
ァン9に対応して外気吸入口25を形成し、このほか、
図示しない部分に外気吐出口を形成している。又、ファ
ンケーシング7の前面部には、ドラム4に対応して内気
吸入口26を形成しており、これに対応してドラム4の
後部中央には内気通し口27を形成し、これをフィルタ
28で覆っている。
【0032】従って、ファン9が回転されれば、図2に
矢印で示すごとく、前翼部9aにより、ドラム4内の空
気が、フィルタ28から内気通し口27及び内気吸入口
26を通じてファンケーシング7内の前部に吸入され、
後翼部9bにより、外箱1外の空気が、外気吸入口25
からファンケーシング7内の後部に吸入される。
【0033】上述のそれぞれ吸入された空気は、ファン
ケーシング7内でファン9を介して熱交換し、それと共
に、ドラム4内の空気が外気で冷却されることによる、
ドラム4内空気の除湿が行われる。そして、その熱交換
し除湿された空気が、ファンケーシング7内から、ファ
ンケーシング7に接続したダクト29を通り、そして、
前記ドラム前支え5の下部に形成した給風口30からド
ラム4内に送り込まれるもので、その途中部の給風口3
0近くにはヒータ31を配設している。従って、このヒ
ータ31が上述のダクトを通る空気を熱して熱風を生成
するもので、すなわち、ドラム4内には熱風が供給され
る。
【0034】なお、ヒータ31はPTCヒータから成っ
ており、更に詳細には図4に示すように、第1のPTC
ヒータ31a及び第2のPTCヒータ31bの2つから
成っている。又、上述のごとくドラム4内に供給された
熱風は、その後、ドラム4内から、前述のフィルタ2
8、内気通し口27、内気吸入口26を通じて、ファン
ケーシング7内の前部に吸入され、そして更に上述の流
路を経るもので、これが繰返されることにより循環され
る。又、ファンケーシング7内の後部に吸入された空気
は、図示しない外気吐出口から外箱1外に戻される。
【0035】これらに対し、図4にはまた制御装置32
を示している。この制御装置32はマイクロコンピュー
タから成るもので、乾燥機の運転を後述のごとく制御す
る制御手段として機能するようになっており、電源33
から整流回路34を介して必要な電源が供給されるよう
になっている。又、この制御装置32には、スイッチ入
力部35より各種スイッチ信号が入力されるようになっ
ている。このスイッチ入力部35は、詳しくは図示しな
いが、外箱1の前面部に設けた操作パネルが具える各種
操作スイッチから成っている。
【0036】更に、制御装置32には、電極36から検
出回路37を介して衣類乾燥度信号が入力されるように
なっている。電極36は、前記ドラム前支え5下部のド
ラム4内に臨む部分に対を成して設けており、ドラム4
内に収容されて該ドラム4の回転により撹拌される衣類
が接触するごとに、電極36間の抵抗値が衣類の湿気で
定常値より低い値へと変化することにより、検知信号を
発する。この検知信号は衣類の湿気如何で変化する(衣
類の乾燥度が高くなるに連れ、電極36間の抵抗値が大
きくなる)ものであり、これに応じて検出回路37が衣
類乾燥度信号を出力するようになっている。なお、電極
36は衣類との接触ごとに検知信号を発するものである
から、それをカウントすることにより、衣類の量が判定
できる。
【0037】そして、制御装置32には、前記回転セン
サ20からモータ11の回転についての検知信号が入力
されるようになっており、クロックパルス発生回路38
からクロック信号が入力され、温度センサ39から温度
検知信号が入力されるようになっている。温度センサ3
9は前記ファンケーシング7の内気吸入口26部分に設
けたものであり、ドラム4内から排出される空気(排
気)の温度を検知する温度検出手段として機能するもの
で、例えばサーミスタから成っている。
【0038】しかして、制御装置32は、上述の入力並
びにあらかじめ記憶された制御プログラムに基づいて、
ヒータ31(第1のPTCヒータ31a及び第2のPT
Cヒータ31b)、モータ11、及び報知手段であるブ
ザー40を駆動するための駆動回路41に駆動制御信号
を与えるようになっている。なお、電源33から上記ヒ
ータ31、モータ11、及びブザー40へと至る回路に
は、電源スイッチ42を介挿接続している。
【0039】次に、上記構成のものの作用を述べる。図
1は、制御装置32の乾燥行程における処理内容を示し
ている。制御装置32は、電源が供給された待機状態か
らスイッチ入力部35に存するスタートスイッチの操作
があれば、この乾燥行程を開始し(スタート)、その最
初に、モータ11及びヒータ31に通電する(ステップ
S1)。すると、モータ11が起動し、ヒータ31が発
熱することによって、ドラム4が回転駆動されると共
に、ファン9も回転駆動されるから、そのうちのドラム
4の回転によって、該ドラム4内にあらかじめ収容され
た被乾燥衣類が撹拌され、ファン9の回転とヒータ31
の発熱とによって、前述のごとく熱風がドラム4内に供
給されて、乾燥運転が開始される。
【0040】乾燥運転中、制御装置32は、モータ11
を所定の回転速度で回転するように速度制御するもの
で、それには、回転センサ20から出力される検知信号
の周期からモータ11の回転速度を検出し、この検出し
た回転速度が所定の回転速度と異なる場合、モータ11
に通電する交流電源を例えば位相制御することにより、
モータ11に与える供給電力を調整して、検出される回
転速度が所定の回転速度と等しくなるようにフィードバ
ック制御する方法をとる。
【0041】その位相制御の例としては、図4に示した
駆動回路41を例えばトライアックで構成し、このトラ
イアックの導通角を可変制御することによりモータ11
に供給する電力を制御する。この位相制御においては、
基本的に、図5の(a)に示すように、交流電源の電圧
レベルが零レベルとなった時点(ゼロクロス点)を検出
して、その検出時点から所定の時間tだけ遅延したタイ
ミングでトライアックを導通させることによりモータ1
1に通電し、この後、交流電源の電圧レベルが零レベル
となった時点でトライアックが非導通状態となってモー
タ11が断電されるという制御動作が繰返される。
【0042】こうした状況で、検出した回転速度が所定
の回転速度より低い場合には、遅延時間tを同図の
(b)に示すように短くすることによって、トライアッ
クの導通角を増やし、モータ11に与える供給電力(通
電割合)を増加させる。反対に、検出した回転速度が所
定の回転速度より高い場合には、遅延時間tを同図の
(c)に示すように長くすることによって、トライアッ
クの導通角を減じ、モータ11に与える供給電力(通電
割合)を減少させるのであり、かくして、検出される回
転速度が所定の回転速度と等しくなるように制御するの
である。
【0043】これにより、例えば電源電圧の周波数に関
係なく一定した回転速度でモータ11すなわちドラム4
を回転させることができるもので、又、ドラム4を回転
しているときに、ドラム4内で衣類が移動したりするこ
とに起因してモータ11に加わる負荷の大きさが変動
し、該モータ11の回転速度が変動することがあって
も、モータ11すなわちドラム4を所定の回転速度(あ
らかじめ決めた一定の回転速度)で回転させることがで
きるものであり、更に、起動時の振動を少なくするスロ
ースタート制御などをも可能ならしめ得るものである。
【0044】制御装置32は、先のステップS1の後、
1分が経過したか否かの判断をし(ステップS2)、経
過していない(NO)と判断されるうちは、このステッ
プS2を繰返すが、経過した(YES)と判断されれ
ば、次に、電極36から検出回路37を介して入力され
る衣類接触信号のカウントを開始する(ステップS
3)。
【0045】この状態で、更に制御装置32は、2分が
経過したか否かの判断をし(ステップS4)、経過して
いない(NO)と判断されるうちは、このステップS4
を繰返すが、経過した(YES)と判断されれば、次
に、この間続けたカウントの結果から衣類量の判定をす
る(ステップS5)。なお、その判定結果に基づき、制
御装置32は、例えば乾燥終了までの所要時間の予測を
し、それを図示しない表示装置に表示させる。
【0046】この後、制御装置32は、モータ11を断
電し(ステップS6)、その断電からモータ11が停止
するまでの所要時間を測定する(ステップS7)。この
場合、モータ11の回転並びにその停止は、回転センサ
20の検知結果から判断できるもので、モータ11の断
電から停止までの所要時間は、モータ11を断電した
後、回転センサ20からの入力が例えば3秒間以上なく
なるまでに要した時間としている。
【0047】そして、その後、制御装置32は、測定し
た時間が所定値以上であるか否かの判断をする(ステッ
プS8)。ここで、図6は、モータ11の断電から停止
までの所要時間を、第1のベルト15が切れておらず、
外れてもいない正常な場合(ドラム4内に衣類を定格量
収容した定格負荷状態と、全く収容していない無負荷状
態との二種類がある)と、第1のベルト15が切れてい
たか又は外れていた異常な場合とで、それぞれ発明者の
実験結果に基づき、表している。
【0048】モータ11を断電したとき、第1のベルト
15が切れておらず、外れてもいない正常な場合では、
モータ11は第1のベルト15を介してドラム4を伴い
惰性回転するため、モータ11にはドラム4を支承した
軸受部分の摺動抵抗が作用し、よって、モータ11は速
やかに停止に向かう。中でも、定格負荷状態では、衣類
量によるモータ11の回転負荷が大きいため、モータ1
1は一層速やかに停止に向かう。これに対して、第1の
ベルト15が切れていたか又は外れていた異常な場合に
は、モータ11はドラム4を伴わず単独で惰性回転す
る。このため、モータ11にはドラム4を支承した軸受
部分の摺動抵抗が作用せず、衣類負荷も作用しないた
め、モータ11は緩やかに停止に向かう。
【0049】この結果、モータ11の断電から停止まで
の所要時間は、第1のベルト15が切れておらず、外れ
てももいない正常な場合、定格負荷状態では約3秒、無
負荷状態でも約7秒であるのに対し、第1のベルト15
が切れていたか又は外れていた異常な場合には約14秒
であり、後者が多くの時間を要することが分かる。
【0050】そこで、ステップS8での「所定値」(し
きい値)を例えば10秒と定め、モータ11の断電から
停止までの所要時間がその10秒以上であるか否かの判
断をすることによって、第1のベルト15が切れていた
か、いなかったかの判断、又は第1のベルト15が外れ
ていたか、いなかったの判断ができる。すなわち、モー
タ11の断電から停止までの所要時間が10秒以上であ
れば、第1のベルト15が切れていたか又は外れていた
と判断できるものであり、この場合(ステップS8でY
ES)、ブザー40を作動させてベルト切れ又はベルト
外れの異常報知をし(ステップS9)、更に、ヒータ3
1を断電し、その作動(発熱)を停止させて運転を中断
する(ステップS10)。
【0051】なお、これに対し、モータ11の断電から
停止までの所要時間が10秒以上でなければ、第1のベ
ルト15は切れておらず、外れてもいなかったと判断で
きるものであり、この場合(ステップS8でNO)、モ
ータ11を再び通電してドラム4の回転を再開させ、乾
燥運転を再開させる(ステップS11)。そして、その
後、以降のステップ(図示せず)へと進む。
【0052】このように第1実施例のものでは、ドラム
4を第1のベルト15を介して回転駆動するモータ11
を乾燥行程の初期に断電したときの、その断電からモー
タ11の停止までの所要時間を測定し、その測定した時
間が所定値以上であるか否かの判断をすることによっ
て、上記第1のベルト15が切れていたか、いなかった
かの判断、又は第1のベルト15が外れていたか、いな
かったかの判断ができる。
【0053】しかして、この場合、モータ11の断電か
ら停止までの所要時間の測定に使用する回転センサ20
は、本来、乾燥運転中、モータ11を所定の回転速度で
回転するように制御するのに機能するものであり、それ
を利用してベルト切れ又はベルト外れの判断ができる。
よって、従来のドラム回転センサのようなベルト切れ又
はベルト外れの判断専用のセンサを必要とせず、コスト
の低減ができる。
【0054】又、上述の、モータ11の断電から停止ま
での所要時間を測定することによるベルト切れ又はベル
ト外れの判断は、従来の電極によるもののような衣類の
乾燥度に関係なくできるものであり、かくしてベルト切
れ又はベルト外れの判断がより正確にできるから、衣類
の傷みをより確実に防止することができる。
【0055】更に、この場合、ベルト切れ又はベルト外
れの判断は乾燥行程の初期に行うものであり、それによ
って、第1のベルト15が切れていたり又は外れていた
りしたときの、以降の無駄な運転の実行を早々に取り止
めるようにできるものであり、これによって、衣類の傷
みをより少なくでき、電力の無駄な消費等もより少なく
できる。
【0056】以上に対して、図7ないし図13は本発明
の第2ないし第6実施例を示すもので、それぞれ、第1
実施例と同一の部分には同一の符号を付して説明を省略
し、異なる部分についてのみ述べる。 [第2実施例]図7に示す第2実施例においては、制御
装置32は、ステップS5の後、ステップS6〜S11
を経ずに、モータ11の回転速度の変動値を検出して、
その検出した変動値が所定値以上であるか否かの判断を
する(ステップS101)。
【0057】モータ11の回転速度は、既述のように、
回転センサ20から出力される検知信号の周期から検出
されるもので、回転速度の変動値は、一定時間(例えば
1.5秒間)ごとの各期間における多数の検出回転速度
のうちの最大値と最小値との差から検出される。このモ
ータ11の回転速度の変動値は、ドラム4内における衣
類の絡みと密接な関係があり、衣類の絡みが小さけれ
ば、ドラム4内における衣類の動きは規則的であるか
ら、モータ11の回転速度の変動値は小さい。これに対
して、衣類の絡みが大きければ、ドラム4内における衣
類の動きは不規則となって、モータ11の回転速度の変
動値は大きくなる。
【0058】従って、上述のステップS101は、要す
るに、衣類の絡みの検知判断をしているもので、衣類の
絡みが小さければ、モータ11の回転速度の変動値は所
定値以上にはならないから(NO)、この場合、ステッ
プS101を繰返す。これに対して、衣類の絡みが大き
ければ、モータ11の回転速度の変動値は所定値以上に
なるから(YES)、この場合、モータ11をドラム4
が回転を停止するのに見越した一定時間断電する(ステ
ップS102)。
【0059】そして、その状況で、第1実施例のステッ
プS7同様の、モータ11が停止するまでの所要時間の
測定をし(ステップS103)、更にその後、ステップ
S8同様の、測定した時間が所定値以上であるか否かの
判断をし(ステップS104)、所定値以上である(Y
ES)と判断されれば、ステップS9同様の異常報知を
し(ステップS105)、更に、ステップS10同様の
ヒータ31の断電をして運転を中断する(ステップS1
06)。
【0060】一方、それに対し、ステップS104で、
測定した時間が所定値以上ではない(NO)と判断され
れば、モータ11に逆転方向の通電をする(ステップ1
07)。この結果、モータ11及びドラム4はこれまで
とは反対の方向に回転をするもので、これにより衣類の
絡みを解くようにする。
【0061】この後、更に、モータ11をドラム4が回
転を停止するのに見越した一定時間断電し(ステップS
108)、その後、モータ11に正転方向の通電をする
(ステップ109)。この結果、モータ11及びドラム
4は再び正転方向に回転をするもので、これにより、上
述の逆転で生じることが予測される衣類の絡みを解くよ
うにする。
【0062】そして、その後、電極36から検出回路3
7を介して入力される衣類乾燥度信号により、衣類の乾
燥率が所定値、例えば97[%]に達したか否かの判断
をし(ステップS110)、達していない(NO)と判
断されれば、ステップS101に戻り、達した(YE
S)と判断されれば、以降のステップ(図示せず)へと
進む。
【0063】なお、ステップS101〜S106は、ス
テップS107の後にステップS108に代えて経るよ
うにしても良いものであり、あるいはステップS5の
後、並びにステップS107の後の両方で経るようにし
ても良い。
【0064】このように第2実施例のものでは、乾燥行
程中、衣類の絡みを検知してドラム4の回転方向を切換
えることにより、衣類の絡みを解くようにしたものにお
いて、ベルト切れ又はベルト外れの判断のための、モー
タ11の断電から停止までの所要時間の測定を、第1実
施例の乾燥行程の初期に代えて、ドラム4の回転方向の
切換え時に行うようにしている。
【0065】このドラム4の回転方向の切換え時には、
ドラム4をそれまでとは反対の方向に回転させるため
に、ドラム4を一旦停止させる必要があり、そのために
モータ11を断電させてドラム4の回転を停止させる休
止期間(ステップS102、S108)が必要である。
従って、このものでは、ドラム4の回転方向を切換える
ときに必要なその休止期間に、ベルト切れ又はベルト外
れの判断ができることになり、ベルト切れ又はベルト外
れの判断のための休止期間を特別に設定する必要がな
い。かくして、運転時間が長延化するのを避けることが
できる。
【0066】又、ドラム4内における衣類の絡みは、ド
ラム4を回転させるごとに発生するもので、上記第2実
施例のものでは、ドラム4の回転−停止−回転を何回と
なく繰返すから、ベルト切れ又はベルト外れの判断のた
めの、モータ11の断電から停止までの所要時間の測定
も、乾燥運転中、複数回行うことになる。これにより、
ベルト切れ又はベルト外れの判断がより確かにできるよ
うになり、衣類の傷みを一段と確実に防止することがで
きる。
【0067】しかも、この場合、第1のベルト15が切
れているか、又は外れていると判断されたときには、モ
ータ11が停止された状況で、更にヒータ31の作動を
停止させるようにしており、これによって、衣類の傷み
を更に確実に防止することができる。なお、この場合、
モータ11は作動されていても良いもので、少なくとも
ヒータ31の作動が停止されれば良い。
【0068】[第3実施例]図8に示す第3実施例にお
いては、制御装置32は、ステップS5の後、第2実施
例のステップS101に進み(ステップS6〜S11を
経ない)、更に、ステップS102の後、ステップS1
07に進む(ステップS103〜S106を経ない)。
そして、ステップS110で衣類の乾燥率が97[%]
に達した(YES)と判断された後には、設定時間が経
過したか否かの判断をする(ステップS201)。
【0069】このステップS201における「設定時
間」は、乾燥のいわゆる仕上げを行うためのものであ
り、設定時間が経過していない(NO)と判断されるう
ちは、ステップS201を繰返す。その時間は、先のス
テップ5での衣類量の判定結果から、衣類量が多いとき
ほど長くなるように、あらかじめ設定しているものであ
り、このステップS201で設定時間が経過した(YE
S)と判断されれば、次に、ヒータ31を断電し(ステ
ップS202)、モータ11のみを通電し続ける状態に
切換える。これにより、ドラム4が回転される状況で、
ドラム4内にはヒータ31で加熱されない風が供給され
るようになり、その風によって衣類を冷ますいわゆるク
ールダウン運転が行われる。
【0070】そして、その後も、設定時間が経過したか
否かの判断をし(ステップS203)、設定時間が経過
していない(NO)と判断されるうちは、ステップS2
03を繰返すが、経過した(YES)と判断されれば、
次に、モータ11を断電する(ステップS204)。そ
して、更にその状況で、第1実施例のステップS7同様
の、モータ11が停止するまでの所要時間の測定をし
(ステップS205)、その後、ステップS8同様の、
測定した時間が所定値以上であるか否かの判断をし(ス
テップS206)、所定値以上である(YES)と判断
されれば、ステップS9同様の異常報知をして運転を停
止する(ステップS207)。又、ステップS204
で、測定した時間が所定値以上ではない(NO)と判断
されれば、乾燥行程を終了する。
【0071】このように第3実施例のものでは、ベルト
切れ又はベルト外れの判断のための、モータ11の断電
から停止までの所要時間の測定を、乾燥行程の終了時に
行うようにしており、乾燥行程の終了時には必ずドラム
4を停止させる(ステップS204)から、その停止時
にベルト切れ又はベルト外れの判断ができることにな
り、よって、このものでも、ベルト切れ又はベルト外れ
の判断のための休止期間を特別に設定する必要がなく、
運転時間が長延化するのを避けることができる。
【0072】又、この場合、ベルト切れ又はベルト外れ
の判断は乾燥運転終了時に行われるため、それ以前の乾
燥運転には有効ではないが、ステップS207の異常報
知に基づいて修理をすれば、次回からの運転に生かされ
る。
【0073】[第4実施例]図9及び図10に示す第4
実施例においては、制御装置32は、ステップS5の
後、ステップS6〜S11を経ずに、モータ11の通電
割合が所定値以下であるか否かの判断をする(ステップ
S301)。
【0074】乾燥運転中、制御装置32が、モータ11
の通電を該モータ11が回転センサ20の検知結果から
所定の回転速度で回転するように位相制御することは既
述のごとくであり、その通電割合は、モータ11の通電
を終えるまで、制御装置32が常時記憶している。又、
その位相制御によるモータ11の通電割合は、モータ1
1の検出された回転速度に応じて変化する。この通電割
合は、変動要因が、電源電圧の周波数の変化や、ドラム
4内での衣類の移動による負荷の変動等であるため、普
通、図10に実線で示すように100[%]〜25
[%]の範囲である。しかし、第1のベルト15が切れ
るか又は外れれば、前述のようにモータ11に対する負
荷が激減するため、モータ11の通電割合はきわめて少
なくなり、同図に二点鎖線で示すように、例えば15
[%]以下となる。
【0075】そこで、上記ステップS301での「所定
値」(しきい値)を例えば15[%]と定め、モータ1
1の通電割合がその15[%]以下であるか否かの判断
をすることによって、第1のベルト15が切れていた
か、いなかったかの判断、又は第1のベルト15が外れ
ていたか、いなかったの判断ができる。すなわち、モー
タ11の通電割合が15[%]以下であれば、第1のベ
ルト15が切れていたか又は外れていたと判断できるも
のであり、この場合(ステップS301でYES)、ス
テップS9同様の異常報知をし(ステップS302)、
更に、ヒータ31を断電すると共に、モータ11を断電
して運転を中断する(ステップS303)。
【0076】なお、これに対し、モータ11の通電割合
が15[%]以下でなければ、第1のベルト15は切れ
ておらず、外れてもいなかったと判断できるものであ
り、この場合(ステップS301でNO)、ステップS
110に進む(ステップS101〜S109を経な
い)。又、ステップS204の後には乾燥行程を終了す
る(ステップS205〜S207を経ない)。
【0077】このように第4実施例のものでは、モータ
11の通電を位相制御して、モータ11が所定の回転速
度で回転するようにしたものにおいて、そのモータ11
の通電割合が所定値以下であるか否かの判断をすること
によって、第1のベルト15が切れていたか、いなかっ
たか、又は第1のベルト15が外れていたか、いなかっ
たかの判断をするようにしている。
【0078】しかして、この場合、回転センサ20はモ
ータ11の回転を検知するもので、モータ11の通電を
位相制御するのに機能するものであり、ベルト切れ又は
ベルト外れの判断専用のセンサを必要としないから、コ
ストの低減ができる。又、上述の、モータ11の通電割
合からのベルト切れ又はベルト外れの判断は、衣類の乾
燥度に関係なくできるものであり、かくしてベルト切れ
又はベルト外れの判断がより正確にできるから、衣類の
傷みをより確実に防止することができる。
【0079】[第5実施例]図11に示す第5実施例に
おいては、制御装置32は、第4実施例のステップS3
01の段階で、それに代え、モータ11の通電割合の変
化量(例えば1.5秒の一定時間ごとにおける記憶通電
割合の最大値と最小値との差)を検出して、その検出し
た変化量が所定値以上であるか否かの判断をする(ステ
ップS401)。
【0080】モータ11の通電を位相制御して、モータ
11が所定の回転速度で回転するようにしたものでは、
第1のベルト15が切れるか又は外れれば、モータ11
に対する負荷が激減し、モータ11の通電割合がきわめ
て少なくなることは上述のごとくであり、それによっ
て、モータ11の通電割合の変化量もきわめて大きくな
る。
【0081】先の図10はそのことをも表しており、第
1のベルト15が切れておらず、外れてもいない正常な
状態では、モータ11の通電割合の変化量はわずかであ
るのに対し、第1のベルト15が切れるか又は外れた異
常な状態では、モータ11の通電割合の変化量は異常に
大きくなってしまう。
【0082】従って、上記ステップS401で、モータ
11の通電割合の変化量が所定値以上であるか否かの判
断をすることによって、第1のベルト15が切れていた
か、いなかったかの判断、又は第1のベルト15が外れ
ていたか、いなかったの判断ができる。すなわち、モー
タ11の通電割合の変化量が所定値以上であれば、第1
のベルト15が切れていたか又は外れていたと判断でき
るものであり、この場合(ステップS401でYE
S)、ステップS9同様の異常報知をし(ステップS4
02)、更に、ステップS303同様の、ヒータ31の
断電、並びにモータ11の断電をして運転を中断する
(ステップS403)。なお、このほかは、第4実施例
と同じである。
【0083】このように第5実施例のものでは、モータ
11の通電を位相制御して、モータ11が所定の回転速
度で回転するようにしたものにおいて、モータ11の通
電割合の変化量を検出し、検出した通電割合の変化量が
所定値以上であるか否かの判断をすることによって、第
1のベルト15が切れていたか、いなかったか、又は第
1のベルト15が外れていたか、いなかったかの判断を
するようにしている。
【0084】しかして、この場合も、回転センサ20は
モータ11の回転を検知するもので、モータ11の通電
を位相制御するのに機能するものであり、ベルト切れ又
はベルト外れの判断専用のセンサを必要としないから、
コストの低減ができる。又、上述の、モータ11の通電
割合の変化量を検出することによるベルト切れ又はベル
ト外れの判断は、衣類の乾燥度に関係なくできるもので
あり、かくしてベルト切れ又はベルト外れの判断がより
正確にできるから、衣類の傷みをより確実に防止するこ
とができる。
【0085】[第6実施例]図12及び図13に示す第
6実施例においては、制御装置32は、第4実施例のス
テップS301の段階(第5実施例のステップS401
の段階)で、それに代え、まず乾燥運転の開始(ステッ
プS1)から所定時間(乾燥が進んだ例えば30分)が
経過したか否かの判断をする(ステップS501)。こ
のステップS501で、所定時間が経過していない(N
O)と判断されれば、ステップS501を繰返すが、経
過した(YES)と判断されれば、次に、温度センサ3
9から出力される検知信号から、ドラム4の排気温度が
所定温度以上であるか否かの判断をする(S502)。
【0086】図13は、乾燥運転の開始からのドラム4
の排気温度の変化を、第1のベルト15が切れておら
ず、外れてもいない正常な場合と、第1のベルト15が
切れていたか又は外れていた異常な場合(いずれもドラ
ム4内に衣類を定格量収容した状態である)とで、それ
ぞれ発明者の実験結果に基づき、表している。
【0087】第1のベルト15が切れておらず、外れて
もいない正常な場合には、衣類がドラム4内で円滑に撹
拌されることにより、ドラム4の排気温度はスムーズに
上昇し、乾燥運転の開始から所定時間(30分)を経過
した時点t1 で正常温度T1に達する。これに対して、
第1のベルト15が切れていたか又は外れていた異常な
場合には、衣類はドラム内部の下部に溜まり、その下部
に存する給風口30を塞ぐようになる。このようになる
と、ドラム4内に対する熱風の供給量が少なくなり、ド
ラム4の排気温度は上がり具合が悪くなる。このため、
所定時間(30分)を経過した時点t1 でも、ドラム4
の排気温度は正常温度T1 には達さず、それより低い温
度T2 にも達しない。
【0088】そこで、上記ステップS502での「所定
値」(しきい値)を例えば温度T2と定め、ドラム4の
排気温度がその温度T2 以上であるか否かの判断をする
ことによって、第1のベルト15が切れていたか、いな
かったかの判断、又は第1のベルト15が外れていた
か、いなかったの判断ができる。
【0089】たゞし、ドラム4の排気温度がその温度T
2 以上にならない状態は、ファン9を回転駆動するため
の第2のベルト17が切れていたり、外れていたりして
も同様に生じる。すなわち、第2のベルト17が切れた
り、外れたりすれば、ドラム4内には熱風(風)が供給
されなくなり、ドラム4の排気温度は上がらなくなる。
このため、この場合も、所定時間(30分)を経過した
時点t1 でも、ドラム4の排気温度は正常温度T1 には
達さず、それより低い温度T2 にも達しないのである。
【0090】しかし、この場合には、PTCヒータから
成るヒータ31には風が全く供給されないことにより、
該ヒータ31の出力はきわめて小であり、これに対し
て、第1のベルト15が切れていたり、外れていたりし
た場合には、衣類が給風口30を塞ぐものの、ファン9
は回転されていてヒータ31に風を供給し続けるので、
ヒータ31の出力は相応にある。
【0091】そこで、ステップS502の後には、ヒー
タ31の出力(例えばヒータ31に流れる電流の値)が
正常であるか否かを、図示しないヒータ出力検知手段
(例えば電流センサ)の検知結果から判断し(ステップ
S503)、ヒータ31の出力が正常である(YES)
と判断されれば、第1のベルト15が切れていたか又は
外れていたと判断して、ステップS9同様の異常報知を
し(ステップS504)、更に、ステップS303同様
のヒータ31の断電並びにモータ11の断電をして運転
を中断する(ステップS505)。
【0092】又、ステップS503でヒータ31の出力
が正常ではない(NO)と判断されれば、第2のベルト
17が切れていたか又は外れていたと判断して、それが
分かる異常報知(ステップS504での報知とは異なる
内容の報知)をし(ステップS506)、更に、ヒータ
31を断電し、その作動(発熱)を停止させて運転を中
断する(ステップS507)。
【0093】なお、この場合、制御装置32は、図示し
ないが、温度センサ39から出力される検知信号による
ドラム4の排気温度の検知を、ヒータ31の通電を終え
るまで常時行っており、それによって、例えば、ドラム
4の排気温度が設定値以上であれば、ヒータ31の出力
を減少させ、反対にドラム4の排気温度が設定値以下で
あれば、ヒータ31の出力を増加させて、ドラム4内の
温度をほゞ一定に保つようになっている。なお、このほ
かは、第4実施例と同じである。
【0094】このように第6実施例のものでは、乾燥運
転の開始から所定時間が経過した時点でのドラム4の排
気温度を検知して、その検知した温度が所定温度以下で
あるか否かの判断をすることにより、第1のベルト15
が切れていたか、いなかったか、又は第1のベルト15
が外れていたか、いなかったかの判断をするようにして
いる。
【0095】しかして、この場合、ドラム4の排気温度
を検知する温度センサ39は、本来、その温度の検知を
常時することで、その検知結果が例えばドラム4内の温
度をほゞ一定に保つのに役立てられるものであり、ベル
ト切れ又はベルト外れの判断専用のセンサを必要としな
いから、コストの低減ができる。又、上述の、ドラム4
の排気温度を検知することによるベルト切れ又はベルト
外れの判断は、衣類の乾燥度に関係なくできるものであ
り、かくしてベルト切れ又はベルト外れの判断がより正
確にできるから、衣類の傷みをより確実に防止すること
ができる。
【0096】なお、この場合、温度センサ39は、ドラ
ム4内の温度をほゞ一定に保つのに役立てられるものに
限られず、その検知温度が異常に大きいときに、異常報
知をして運転を中断するのに使用されるものとしても良
い。このほか、本発明は上記し且つ図面に示した実施例
にのみ限定されるものではなく、要旨を逸脱しない範囲
内で適宜変更して実施し得る。
【0097】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の衣類乾燥機によれば、
ドラムにモータの回転動力を伝えるベルトの切れ又はベ
ルト外れの判断が、そのベルト切れ又はベルト外れの判
断専用のセンサを必要とせずにできると共に、より正確
にできて、コストを低減し得ると共に、衣類の傷みをよ
り確実に防止することができる。又、この場合、電力の
無駄な消費等もより少なくすることができる。
【0098】請求項2の衣類乾燥機によれば、上記ベル
ト切れ又はベルト外れの判断が、そのための休止期間を
特別に設定することなくできて、運転時間の長延化を避
けることができる。請求項3の衣類乾燥機によれば、上
記ベルト切れ又はベルト外れの判断が、より確かにでき
て、衣類の傷みを一段と確実に防止することができる。
【0099】請求項4の衣類乾燥機によれば、請求項2
の衣類乾燥機同様に、ベルト切れ又はベルト外れの判断
が、そのための休止期間を特別に設定することなくでき
て、運転時間の長延化を避けることができる。
【0100】請求項5、6、7の衣類乾燥機によれば、
請求項1の衣類乾燥機同様に、ベルト切れ又はベルト外
れの判断が、そのベルト切れ又はベルト外れの判断専用
のセンサを必要とせずにできると共に、より正確にでき
て、コストを低減し得ると共に、衣類の傷みをより確実
に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す、作用説明のための
フローチャート
【図2】全体の縦断側面図
【図3】モータ部分の拡大縦断側面図
【図4】電気構成のブロック図
【図5】モータの制御例のタイムチャート
【図6】モータの惰性回転特性図
【図7】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図8】本発明の第3実施例を示す図1相当図
【図9】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図10】モータの通電割合の変化を示すタイムチャー
【図11】本発明の第5実施例を示す図1相当図
【図12】本発明の第6実施例を示す図1相当図
【図13】ドラムの排気温度の経時特性図
【符号の説明】
4はドラム、9はファン、11はモータ、15は第1の
ベルト(ベルト)、20は回転センサ(回転検知手
段)、30は給風口、31はヒータ、32は制御装置
(制御手段)、39は温度センサ(温度検知手段)、4
0はブザー(報知手段)を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類を収容するドラムと、 このドラムをベルトを介して回転駆動するモータと、 このモータの回転を検知する回転検知手段と、 前記ドラム内に熱風を供給するファン及びヒータとを具
    備し、 その熱風の供給を行いつつ、前記モータを前記回転検知
    手段の検知結果から所定の回転速度で回転するように制
    御して乾燥運転するようにしたものにおいて、 その乾燥運転をする乾燥行程の初期に前記モータを断電
    し、このときのその断電からモータ停止までの所要時間
    を前記回転検知手段の検知結果から測定し、その測定し
    た時間が所定値以上であると判断されたときに異常報知
    をする制御をする制御手段を具えたことを特徴とする衣
    類乾燥機。
  2. 【請求項2】 乾燥行程中、衣類の絡みを検知してドラ
    ムの回転方向を切換えるようにしたものにおいて、制御
    手段が、モータの断電から停止までの所要時間の測定
    を、乾燥行程の初期に代えて、そのドラムの回転方向の
    切換え時に行うことを特徴とする請求項1記載の衣類乾
    燥機。
  3. 【請求項3】 制御手段が、モータの断電から停止まで
    の所要時間の測定を、乾燥行程の初期に代えて、乾燥行
    程中、複数回行い、その測定した時間が所定値以上であ
    ると判断されたときに前記モータとヒータとのうちの少
    なくともヒータの作動を停止させることを特徴とする請
    求項1記載の衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 制御手段が、モータの断電から停止まで
    の所要時間の測定を、乾燥行程の初期に代えて、乾燥行
    程の終了時に行うことを特徴とする請求項1記載の衣類
    乾燥機。
  5. 【請求項5】 衣類を収容するドラムと、 このドラムをベルトを介して回転駆動するモータと、 このモータの回転を検知する回転検知手段と、 前記ドラム内に熱風を供給するファン及びヒータとを具
    備し、 その熱風の供給を行いつつ、前記モータの通電を該モー
    タが前記回転検知手段の検知結果から所定の回転速度で
    回転するように位相制御して乾燥運転するようにしたも
    のにおいて、 その乾燥運転をする乾燥行程中、前記モータの通電割合
    が所定値以下であると判断されたときに異常報知をする
    制御をする制御手段を具えたことを特徴とする衣類乾燥
    機。
  6. 【請求項6】 衣類を収容するドラムと、 このドラムをベルトを介して回転駆動するモータと、 このモータの回転を検知する回転検知手段と、 前記ドラム内に熱風を供給するファン及びヒータとを具
    備し、 その熱風の供給を行いつつ、前記モータの通電を該モー
    タが前記回転検知手段の検知結果から所定の回転速度で
    回転するように位相制御して乾燥運転するようにしたも
    のにおいて、 その乾燥運転をする乾燥行程中、前記モータの通電割合
    の変化量を検出し、その検出した通電割合の変化量が所
    定値以上であると判断されたときに異常報知をする制御
    をする制御手段を具えたことを特徴とする衣類乾燥機。
  7. 【請求項7】 衣類を収容するドラムと、 このドラムをベルトを介して回転駆動するモータと、 前記ドラム内に下部の給風口から熱風を供給するファン
    及びヒータとを具備し、 その熱風の供給を行いつつ、前記ドラムを回転させて乾
    燥運転するようにしたものにおいて、 前記ドラムの排気温度を検知する温度検知手段を具える
    と共に、 乾燥運転時、その温度検知手段による温度の検知を常時
    すると共に、前記ヒータを作動させた状態で所定時間が
    経過した後も、前記温度検知手段により検知した温度が
    所定温度以下であると判断されたときに異常報知をする
    制御をする制御手段を具えたことを特徴とする衣類乾燥
    機。
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