JPH11114294A - 衣類乾燥機 - Google Patents

衣類乾燥機

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JPH11114294A
JPH11114294A JP9280441A JP28044197A JPH11114294A JP H11114294 A JPH11114294 A JP H11114294A JP 9280441 A JP9280441 A JP 9280441A JP 28044197 A JP28044197 A JP 28044197A JP H11114294 A JPH11114294 A JP H11114294A
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JP
Japan
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motor
drum
belt
heater
drying operation
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JP9280441A
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English (en)
Inventor
Toshiya Nakamura
敏也 中村
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Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba AVE Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 ドラムにモータの回転動力を伝達するベルト
の切れの判断がより正確にできるようにする。 【解決手段】 ドラム内への熱風の供給を行いつつ、ド
ラムをベルトを介して回転駆動するモータを所定の回転
速度で回転するように速度制御して乾燥運転するように
したものにおいて、そのモータの回転を検知する回転検
知手段の検知結果から、乾燥運転中、モータの回転速度
の瞬時の上昇があったか否かの判断をし(ステップS
3,S4)、あったと判断されたときに、少なくともヒ
ータの通電を断つ制御をするようにした(ステップS
6)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はドラムをベルトを介
して回転駆動する衣類乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、衣類乾燥機においては、一般
的に、ドラムが具えられ、このドラムの内部に衣類が収
容されて、ドラムがモータによりベルトを介して回転駆
動されることにより衣類の撹拌が行われ、この状況で、
ドラム内部にファンとヒータとで生成した熱風が供給さ
れることにより、衣類の乾燥が行われるようになってい
る。
【0003】このものの場合、ベルトが切れると、ドラ
ムが回転されなくなり、従って衣類の撹拌が行われない
状況で、ドラム内部への熱風の供給のみが行われ続ける
ようになり、やがては衣類が傷むことになる。特に、ド
ラムが回転されなくなると、衣類はドラム内部の下部に
溜まるものであり、これに対して、ドラムの熱風受口は
一般的にドラムの下部に存在するため、衣類は熱風を直
接浴びることになり、その傷みが大きくなる。
【0004】これに対して、ドラム内部の下部に、衣類
との接触により該衣類の量や乾燥度を検知する、対を成
す電極が具えられたものがあり、このものでは、ドラム
が回転されなくなって衣類がドラム内部の下部に溜まる
と、衣類が電極と接触し続けることにより、電極間が衣
類の湿気で導通状態のままとなって、導通信号を連続し
て発するようになるため、乾燥運転中、その導通信号が
所定時間以上連続して発せられるようであれば、ベルト
が切れたと判断して、ヒータ及びモータの通電を断ち、
異常報知をするようにしたものが供されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上述のごとくしたもの
の場合、衣類が湿っている段階では、所期の効果が得ら
れ、従って衣類の傷みを防止できるが、乾燥が進んだ段
階では、衣類が電極と接触し続けても、導通信号が充分
に得られずして、ベルト切れの判断が正確にできず、衣
類の傷みを防止することができない。又、衣類が湿って
いても、その量が一枚など極少であった場合には、衣類
が電極に接触しないことがあって、やはりベルト切れの
判断が正確にできず、衣類の傷みを防止することができ
ない。
【0006】本発明は上述の事情に鑑みてなされたもの
であり、従ってその目的は、ベルト切れの判断がより正
確にできて、衣類の傷みをより確実に防止することので
きる衣類乾燥機を提供するにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の衣類乾燥機は、衣類を収容するドラムと、
このドラムをベルトを介して回転駆動するモータと、前
記ドラム内に熱風を供給するファン及びヒータとを具備
し、その熱風の供給を行いつつ、前記モータを所定の回
転速度で回転するように速度制御して乾燥運転するよう
にしたものにおいて、そのモータの回転を検知する回転
検知手段を具え、この回転検知手段の検知結果から、乾
燥運転中、前記モータの回転速度の瞬時の上昇があった
と判断されたときに、少なくとも前記ヒータの通電を断
つ制御をするようにしたことを特徴とする。
【0008】ドラムをベルトを介して回転駆動するモー
タを所定の回転速度で回転するように速度制御して乾燥
運転するタイプの衣類乾燥機においては、ベルトが切れ
ると、モータの回転速度が一瞬上昇し、その後直ちに所
定の回転速度に戻る。そこで、上述のように、モータの
回転を検知する回転検知手段の検知結果から、乾燥運転
中、モータの回転速度の瞬時の上昇があったか否かの判
断をすることにより、ベルト切れの判断がより正確にで
きるものであり、そして、そのモータの回転速度の瞬時
の上昇があったと判断されたときに、少なくともヒータ
の通電を断つ制御をすることにより、衣類の傷みをより
確実に防止することができる。
【0009】この場合、モータの回転速度の判断は、乾
燥運転の初期に行っても良いもので、ベルトが切れてい
れば、乾燥運転の初期にモータの立上がり回転速度の最
大値が所定値以上となるから、そのように判断されたと
きに、少なくともヒータの通電を断つ制御をすることに
より、ベルト切れの判断がより正確にでき、そして、衣
類の傷みをより確実に防止することができる。
【0010】又、ベルト切れは、モータに流れる電流か
らも判断できるもので、乾燥運転中にベルトが切れれ
ば、モータに流れる電流は急激に減少し、乾燥運転の初
期にベルトが切れていれば、モータに流れる電流の最大
値は所定値以下となるから、それぞれ、そのように判断
されたときに、少なくともヒータの通電を断つ制御をす
ることにより、ベルト切れの判断がより正確にでき、そ
して、衣類の傷みをより確実に防止することができる。
【0011】更に、ベルト切れは、ドラム又はこれの回
転と動きをともにする部材の回転を検知することによっ
てもできるもので、その検知は、発光素子と、この発光
素子の発した光をドラム又はこれの回転と動きをともに
する部材を介して受ける受光素子とから成る光検知手段
によって行うことができる。そして、モータの回転中、
その光検知手段の非受光検知周期が所定の周期から外れ
ていたり、光検知手段の出力が変化していないと判断さ
れたときに、少なくともヒータの通電を断つ制御をする
ことにより、ベルト切れの判断がより正確にでき、そし
て、衣類の傷みをより確実に防止することができる。
【0012】加えて、ベルト切れは、モータのコンデン
サの端子電圧からも判断できるもので、乾燥運転中にベ
ルトが切れれば、モータのコンデンサの端子電圧は減少
し、乾燥運転の初期にベルトが切れていれば、モータの
コンデンサの端子電圧の最大値は所定値以下となるか
ら、それぞれ、そのように判断されたときに、少なくと
もヒータの通電を断つ制御をすることにより、ベルト切
れの判断がより正確にでき、そして、衣類の傷みをより
確実に防止することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1実施例につ
き、図1ないし図6を参照して説明する。まず図3には
衣類乾燥機全体の構成を示しており、外箱1の前面部の
ほゞ中央部に衣類出入口2を有し、この出入口2を扉3
により開閉するようにしている。外箱1の内部にはドラ
ム4を配設しており、このドラム4は、軸方向が前後と
なる横軸状にて、前部の開口部4aの周縁部を、外箱1
内の前部に固定したドラム支持体であるドラム前支え5
により軸受6を介して回転可能に支承し、後部の中心部
を、外箱1内の後部に固定したファンケーシング7によ
りシャフト8を介して同じく回転可能に支承している。
【0014】又、上記ファンケーシング7内にはファン
9をシャフト10により回転可能に取付けて配設してい
る。このファン9は詳細には前翼部9aと後翼部9bと
を有する両翼形で、後述のごとく熱交換器及び除湿器と
しても機能するようになっている。これに対して、ドラ
ム4外の外箱1内底部にはモータ11を配設している。
このモータ11は例えば誘導モータから成るものであ
り、図4に示すように、その側方部にはモータ11の回
転に必要な例えば進相用のコンデンサ12を付設してい
る。
【0015】更に、上記モータ11は回転軸13を比較
的長く突出させており、その回転軸13には、第1の駆
動プーリ14を中間部に取付け、第2の駆動プーリ15
を先端部に取付けている。そして、図3に示すように、
第1の駆動プーリ14からドラム4の外周にかけては第
1のベルト16を掛けており、第2の駆動プーリ15か
ら前記ファン9と一体的に設けた従動プーリ17にかけ
ては第2のベルト18を掛けている。
【0016】従って、ドラム4は、モータ11により、
第1の駆動プーリ14及び第1のベルト16を介して回
転駆動されるようになっており、ファン9は、モータ1
1により、第2の駆動プーリ15及び第2のベルト18
及び従動プーリ17を介して回転駆動されるようになっ
ている。なお、第1のベルト16に対しては、それに所
定の張力を付与するテンションプーリ19,20を設け
ている。
【0017】又、モータ11の後方には、モータ11の
回転を検知する回転検知手段として機能する回転センサ
21を配設している。この回転センサ21は、詳細に
は、回転軸13に取付けた永久磁石22と、この永久磁
石22の回転軌跡に対応してモータ11の支持台23に
取付けたリードスイッチ23とから成るもので、回転軸
13が1回転するごとにリードスイッチ23から一個の
パルス信号が発生されるようになっている。
【0018】この場合、上記リードスイッチ23から出
力されるパルス信号の周期は、モータ11の回転速度に
対応したものであり、従って、そのリードスイッチ23
から出力されるパルス信号の周期を検知することによ
り、モータ11の回転速度を検知することが可能となっ
ている。なお、リードスイッチ23はホールICに変え
て実施するようにしても良い。又、回転軸13には永久
磁石22を複数個取付けて、モータ11が1回転するご
とに複数個のパルス信号が発生されるようにしても良
い。
【0019】一方、ファンケーシング7は、背面の開放
部を外箱1の背板24で塞いでおり、背板24にはその
ファンケーシング7の背面の開放部を塞いだ部分の中央
部に外気吸入口25を形成し、下部に外気吐出口26を
形成している。又、ファンケーシング7の前面部の中央
部には内気吸入口27を形成しており、これに対応して
ドラム4の後部中央には内気通し口28を形成し、これ
をフィルタ29で覆っている。
【0020】従って、ファン9が回転されれば、図3に
矢印で示すごとく、前翼部9aにより、ドラム4内の空
気がフィルタ29から内気通し口28及び内気吸入口2
7を通じてファンケーシング7内の前部に吸入され、後
翼部9bにより、外箱1外の空気が外気吸入口25から
ファンケーシング7内の後部に吸入される。
【0021】上述のそれぞれ吸入された空気はファンケ
ーシング7内でファン9を介して熱交換し、それと共に
ドラム4内の空気の除湿が行われる。そして、その熱交
換し除湿された空気がファンケーシング7内から図示し
ないダクトを通じてドラム4内に送り込まれるもので、
その途中部には図5に示すヒータ30を配設している。
従って、このヒータ30が上述のダクトを通る空気を熱
して熱風を生成するもので、すなわち、ドラム4内には
熱風が供給される。
【0022】なお、ヒータ30はPTCヒータから成っ
ており、更に詳細には、第1のPTCヒータ30a及び
第2のPTCヒータの30bの2つから成っている。
又、上述のごとくドラム4内に供給された熱風は、その
後、ドラム4内から前述のフィルタ29、内気通し口2
8、内気吸入口27を通じてファンケーシング7内の前
部に吸入され、そして更に上述の流路を経るもので、こ
れが繰返されることにより循環される。又、ファンケー
シング7内の後部に吸入された空気は、外気吐出口26
から外箱1外に戻される。
【0023】これらに対し、図5にはまた制御装置31
を示している。この制御装置31はマイクロコンピュー
タから成るもので、乾燥機の運転を後述のごとく制御す
る制御手段として機能するようになっており、電源32
から整流回路33を介して必要な電源が供給されるよう
になっている。又、この制御装置31には、スイッチ入
力部34より各種スイッチ信号が入力されるようになっ
ている。このスイッチ入力部34は、詳しくは図示しな
いが、外箱1の前面部に設けた操作パネルが具える各種
操作スイッチから成っている。
【0024】更に、制御装置31には、電極35から検
出回路36を介して衣類乾燥度信号が入力されるように
なっている。電極35は、前記ドラム前支え5下部のド
ラム4内に臨む部分に対を成して設けており(図3及び
図4には図示せず)、ドラム4内に収容されて該ドラム
4の回転により撹拌される衣類が接触するごとに電極3
5間の抵抗値が衣類の湿気で定常値より低い値へと変化
することにより、検知信号を発する。この検知信号は衣
類の湿気如何で変化する(衣類の乾燥度が高くなるに連
れ、電極35間の抵抗値が大きくなる)ものであり、こ
れに応じて検出回路36が衣類乾燥度信号を出力するよ
うになっている。なお、電極35は衣類との接触ごとに
検知信号を発するものであるから、それをカウントする
ことにより、衣類の量が判定できる。
【0025】そして、制御装置31には、前記回転セン
サ21からモータ11の回転についての検知信号が入力
されるようになっており、クロックパルス発生回路37
からクロック信号が入力されるようになっている。しか
して、制御装置31は、上述の入力並びにあらかじめ記
憶された制御プログラムに基づいて、ヒータ30(第1
のPTCヒータ30a及び第2のPTCヒータの30
b)、モータ11、及び報知手段であるブザー38、並
びに電源32から上記ヒータ30、モータ11、及びブ
ザー38へと至る回路に介挿接続し電源スイッチ39を
駆動するための駆動回路40に駆動制御信号を与えるよ
うになっている。
【0026】次に、上記構成のものの作用を述べる。図
1に示すように、制御装置31は、電源が投入された待
機状態からスイッチ入力部34に存するスタートスイッ
チの操作があれば乾燥運転を開始(スタート)し、モー
タ11に通電すると共に、ヒータ30に通電する(ステ
ップS1)。すると、ドラム4が回転駆動されると共
に、ファン9も回転駆動され、そのうちのドラム4の回
転によって該ドラム4内にあらかじめ収容された被乾燥
衣類が撹拌され、ファン9の回転と上記ヒータ30の発
熱とで前述のごとく温風がドラム4内に供給されて、乾
燥運転が行われる(ステップS2)。
【0027】この乾燥運転中、制御装置31は、モータ
11を所定の回転速度で回転するように速度制御するも
ので、それには、回転センサ21の検知結果からモータ
11の回転速度を判定し、この判定した回転速度が所定
の回転速度と異なる場合、モータ11に通電する交流電
源を例えば位相制御することにより、モータ11に与え
る供給電力を調整して、判定した回転速度が所定の回転
速度と等しくなるようにフィードバック制御する方法を
とる。
【0028】その位相制御の例としては、図5に示した
駆動回路39を例えばトライアックで構成し、このトラ
イアックの導通角を可変制御することによりモータ11
に供給する電力を制御する。この位相制御においては、
基本的に、図6の(a)に示すように、交流電源の電圧
レベルが零レベルとなった時点(ゼロクロス点)を検出
して、その検出時点から所定の時間tだけ遅延したタイ
ミングでトライアックを導通させることによりモータ1
1に通電し、この後、交流電源の電圧レベルが零レベル
となった時点でトライアックが非導通状態となってモー
タ11が断電されるという制御動作が繰返される。
【0029】こうした状況で、判定した回転速度が所定
の回転速度より低い場合には、遅延時間tを同図の
(b)に示すように短くすることによって、トライアッ
クの導通角を増やし、モータ11に与える供給電力(デ
ューティー値)を増加させる。反対に、判定した回転速
度が所定の回転速度より高い場合には、遅延時間tを同
図の(c)に示すように長くすることによって、トライ
アックの導通角を減じ、モータ11に与える供給電力
(デューティー値)を減少させるのであり、かくして、
判定した回転速度が所定の回転速度と等しくなるように
制御するのである。
【0030】これにより、例えば電源電圧の周波数に関
係なく一定した回転速度でモータ11すなわちドラム4
を回転させることができるもので、又、ドラム4を回転
しているときに、ドラム4内で衣類が移動したりするこ
とに起因してモータ11に加わる負荷の大きさが変動
し、該モータ11の回転速度が変動することがあって
も、モータ11すなわちドラム4を所定の回転速度(あ
らかじめ決めた一定の回転速度)で回転させることがで
きるものであり、更に、起動時の振動を少なくするスロ
ースタート制御などをも可能ならしめ得るものである。
【0031】このように乾燥運転が行われる中で、制御
装置31は、モータ11の回転速度が異常値、例えば1
300[rpm]以上になったか否かの判断をする(ス
テップS3)。この場合、モータ11の回転速度は上述
の制御により通常は例えば1200〜1250[rp
m]に保たれるようになっており、ドラム4にモータ1
1の回転動力を伝達する第1のベルト16が切れれば、
モータ11の負荷が大きく軽減されることによって、図
2に示すように、上述の例えば1300[rpm]以上
に上昇する。このため、第1のベルト16が切れれば、
このステップS3では、モータ11の回転速度が例えば
1300[rpm]以上になった(YES)と判断され
る。
【0032】又、この場合、モータ11は前述の速度制
御をしているから、その回転速度の異常な上昇の原因が
第1のベルト16のベルト切れであれば、その後直ちに
正常値(所定の回転速度:1200〜1250[rp
m])に戻る。これに対して、制御装置31は、例えば
10秒後にモータ11の回転速度が所定の回転速度に戻
ったか否かの判断をするもので(ステップS4)、戻っ
た(YES)と判断されれば、モータ11の回転速度の
異常な上昇は瞬時のものであったことにより第1のベル
ト16のベルト切れが発生したとみて、ブザー38をベ
ルト切れを表すように作動させてベルト切れの異常報知
を行い(ステップS5)、そして、ヒータ30及びモー
タ11への通電を断ち(ステップS6)、更に、所定時
間後、例えば30分後に電源スイッチ39を遮断させる
(ステップS7)。
【0033】なお、ステップS4で、モータ11の回転
速度が所定の回転速度に戻っていない(NO)と判断さ
れれば、モータ11の回転速度の異常な上昇の原因が、
第1のベルト16のベルト切れ以外、例えばモータ11
の制御に異常が発生したと判断して、ブザー38をモー
タ11の制御異常を表すように作動させてモータ制御異
常の異常報知を行い(ステップS8)、そして、ステッ
プS6に進む。
【0034】又、ステップS3で、モータ11の回転速
度が例えば1300[rpm]以上に上昇していない
(NO:第1のベルト16が切れていない)と判断され
れば、次に電極35から検出回路36を介して入力され
る衣類乾燥度信号から衣類が乾燥したか否かの判断をし
(ステップS9)、乾燥していない(NO)と判断され
れば、ステップS2に戻るが、乾燥した(YES)と判
断されれば、モータ11及びヒータ30への通電を断っ
て乾燥運転を終了する。
【0035】このように本構成のものでは、乾燥運転
中、モータ11の回転速度の瞬時の上昇があったか否か
の判断をするもので、乾燥運転中、ドラム4にモータ1
1の回転動力を伝達する第1のベルト16が切れれば、
モータ11の回転速度は瞬時に上昇するから、その判断
をすることによって、第1のベルト16の切れの判断
が、従来の電極に対する衣類の連続接触により検出して
いたもののような衣類の乾燥度や量に狂わされることな
く、より正確にできる。
【0036】そして、そのモータ11の回転速度の瞬時
の上昇があった(第1のベルト16が切れた)と判断さ
れたときに、ヒータ30の通電を断つ制御をするように
していることにより、衣類の傷みをより確実に防止する
ことができる。
【0037】なお、上記構成のものでは、モータ11の
回転速度の瞬時の上昇があったと判断されたときに、ヒ
ータ30のみならずモータ11の通電をも断つようにし
ており、これによって、ドラム4にモータ11の回転動
力が伝達されなくなった状況でのモータ11の無駄な回
転を停止させて、電力の無駄な消費、並びにモータ11
の寿命の低下を抑止できる利点があるが、衣類の傷みを
防止する分には、ヒータ30の通電を断つだけであって
も良い。
【0038】以上に対して、図7ないし図26は本発明
の第2ないし第9実施例を示すもので、それぞれ第1実
施例と相違する点のみを述べる。まず図7及び図8に示
す第2実施例においては、制御装置31が、ステップS
1の後、乾燥運転初期におけるモータ11の立上がり回
転速度の最大値が所定値以上、例えば1300[rp
m]以上であるか否かの判断をする(ステップS11)
ようにしている。
【0039】図8に示すように、乾燥運転初期における
モータ11の立上がり回転速度の最大値は、第1のベル
ト16が切れていなければ、上述の1300[rpm]
以上となることはないが、第1のベルト16が切れてい
れば、モータ11を速度制御していても、前述同様にモ
ータ11の負荷が大きく軽減されることによって、13
00[rpm]以上となる。
【0040】従って、上記ステップS11は乾燥運転の
初期に第1のベルト16が切れていたか否かの判断をし
ているもので、モータ11の立上がり回転速度の最大値
が1300[rpm]以上である(YES)と判断され
れば、第1のベルト16が切れていたと判断してステッ
プS4に進む。
【0041】なお、ステップS11で、モータ11の立
上がり回転速度の最大値が1300[rpm]以上では
ない(NO:第1のベルト16が切れていなかった)と
判断されれば、この場合、乾燥運転をするステップS1
2に進み、その後、電極35から検出回路36を介して
入力される衣類乾燥度信号から衣類が乾燥したか否かの
判断をし(ステップS13)、乾燥していない(NO)
と判断されれば、ステップS12に戻るが、乾燥した
(YES)と判断されれば、モータ11及びヒータ30
への通電を断って乾燥運転を終了する。
【0042】このように第2実施例のものでは、乾燥運
転初期におけるモータ11の立上がり回転速度の最大値
が所定値以上であるか否かの判断をするもので、乾燥運
転の初期に、第1のベルト16が切れていれば、モータ
11の立上がり回転速度の最大値は所定値以上となるか
ら、その判断をすることによって、第1のベルト16が
切れていたか否かの判断が、やはり、従来の電極に対す
る衣類の連続接触により検出していたもののような衣類
の乾燥度や量に狂わされることなく、より正確にでき
る。
【0043】そして、そのモータ11の立上がり回転速
度の最大値が所定値以上である(第1のベルト16が切
れていた)と判断されたときに、ヒータ30の通電を断
つ制御(ステップS6)をするようにしていることによ
り、衣類の傷みをより確実に防止することができる。
【0044】次に、図9ないし図11に示す第3実施例
においては、まず、第1実施例の回転センサ21に代え
て電流センサ51を設けている。この電流センサ51
は、モータ11に対する通電路中に対して設けた例えば
変流器から成っており、モータ11に流れる電流を検知
する電流検知手段して機能し、その検知信号を制御装置
31に入力するようになっている。
【0045】又、制御装置31は、図10に示すよう
に、ステップS2の後、電流センサ51の検知結果か
ら、モータ11に流れている電流が所定値、例えば2
[A]以下まで減少したか否かの判断をする(ステップ
S21)ようになっている。この場合、モータ11に流
れる電流は、前述のモータ11の制御により通常は例え
ばほゞ3[A]に保たれるようになっており、第1のベ
ルト16が切れれば、モータ11の負荷が大きく軽減さ
れることによって、図11に示すように、上述の例えば
2[A]以下まで急激に減少する。このため、第1のベ
ルト16が切れれば、このステップS21では、モータ
11に流れる電流が2[A]以下まで減少した(YE
S)と判断される。
【0046】そして、その場合、ステップS5に進む。
なお、ステップS21で、モータ11に流れる電流が2
[A]以下まで減少していない(NO:第1のベルト1
6が切れていない)と判断されれば、この場合、ステッ
プS9に進む。
【0047】このように第3実施例のものでは、乾燥運
転中、モータ11に流れる電流が急激に減少したか否か
の判断をするもので、乾燥運転中、第1のベルト16が
切れれば、モータ11に流れる電流は急激に減少するか
ら、その判断をすることによって、第1のベルト16が
切れたか否かの判断が、やはり、従来の電極に対する衣
類の連続接触により検出していたもののような衣類の乾
燥度や量に狂わされることなく、より正確にできる。
【0048】そして、そのモータ11に流れる電流が急
激に減少した(第1のベルト16が切れた)と判断され
たときに、ヒータ30の通電を断つ制御(ステップS
6)をするようにしていることにより、衣類の傷みをよ
り確実に防止することができる。
【0049】図12及び図13に示す第4実施例におい
ては、制御装置31が、ステップS1の後、乾燥運転初
期におけるモータ11に流れる電流の最大値が所定値、
例えば2.5[A]以下であるか否かの判断をする(ス
テップS31)ようになっている。図13に示すよう
に、乾燥運転初期におけるモータ11に流れる電流の最
大値は、第1のベルト16が切れていなければ、上述の
2.5[A]以下となることはないが、第1のベルト1
6が切れていれば、モータ11の負荷が大きく軽減され
ることによって、2.5[A]以下となる。
【0050】従って、上記ステップS31は乾燥運転の
初期に第1のベルト16が切れていたか否かの判断をし
ているもので、モータ11に流れる電流の最大値が2.
5[A]以下である(YES)と判断されれば、第1の
ベルト16が切れていたと判断してステップS5に進
む。なお、ステップS31で、モータ11に流れる電流
の最大値が2.5[A]以下ではない(NO:第1のベ
ルト16が切れていない)と判断されれば、この場合、
ステップS12に進む。
【0051】このように第4実施例のものでは、乾燥運
転初期におけるモータ11に流れる電流の最大値が所定
値以下であるか否かの判断をするもので、乾燥運転の初
期に、第1のベルト16が切れていれば、モータ11に
流れる電流の最大値は所定値以下となるから、その判断
をすることによって、第1のベルト16が切れていたか
否かの判断が、やはり、従来の電極に対する衣類の連続
接触により検出していたもののような衣類の乾燥度や量
に狂わされることなく、より正確にできる。
【0052】そして、そのモータ11に流れる電流の最
大値が所定値以下である(第1のベルト16が切れてい
た)と判断されたときに、ヒータ30の通電を断つ制御
(ステップS6)をするようにしていることにより、衣
類の傷みをより確実に防止することができる。
【0053】図14ないし図18に示す第5実施例にお
いては、外箱1の内底部に光センサ61を配設してい
る。この光センサ61は光検知手段として機能するもの
で、発光素子62と受光素子63とから成っており、そ
の受光素子63が発光素子62の発した光をドラム4を
介して受けるようになっている。詳細には、例えば、ド
ラム4の外周部の例えば1か所に遮光板64を突設して
おり、この遮光板64の回転軌跡を発光素子62及び受
光素子63間で挟むように光センサ61を配設し、発光
素子62及び受光素子63間を遮光板64が通過するよ
うにしている。
【0054】従って、このものでは、第1のベルト16
が切れずにドラム4が正常に回転されるときは、発光素
子62及び受光素子63間を遮光板64が周期的に通過
するもので、通過しないときには発光素子62の発した
光が受光素子63に届き、受光素子63の出力は「ハ
イ」となるが、通過するときには発光素子62の発した
光が遮光板64により遮られて受光素子63に届かず、
受光素子63の出力は「ロウ」となる。この結果、受光
素子63の「ロウ」出力すなわち非受光出力は、図16
に示すごとく、一定周期で発せられるようになる。
【0055】これに対して、制御装置31は、図17に
示すように、上記光センサ61の出力(受光素子63の
出力)を第1実施例の回転センサ21の検知出力に代え
て受けるようになっており、そして、制御動作上では、
図18に示すように、ステップS2の後、上記光センサ
61の検知結果から、受光素子63の非受光出力(「ロ
ウ」出力)の周期が所定の周期から外れたか否かの判断
をする(ステップS41)ようになっている。
【0056】この場合、第1のベルト16が切れずにド
ラム4が正常に回転されるときは、上述のごとく受光素
子63の非受光出力は一定周期で発せられるものであ
り、上記ステップS41では、受光素子63の非受光出
力の周期が所定の周期から外れていない(NO)と判断
されるが、第1のベルト16が切れれば、ドラム4が回
転駆動されなくなるため、受光素子63の非受光出力は
図16に示すように一定周期で発せられることがなくな
り、上記ステップS41では、受光素子63の非受光出
力の周期が所定の周期から外れた(YES)と判断され
る。
【0057】そして、そのステップS41で、受光素子
63の非受光出力の周期が所定の周期から外れたと判断
された場合、ステップS5に進む。なお、ステップS4
1で受光素子63の非受光出力の周期が所定の周期から
外れていないと判断された場合、ステップS9に進む。
【0058】このように第5実施例のものでは、乾燥運
転中、すなわちモータ11の回転中、光センサ61の非
受光検知周期が所定の周期から外れたか否かの判断をす
るもので、モータ11の回転中、第1のベルト16が切
れれば、光センサ61の非受光検知周期は所定の周期か
ら外れるから、その判断をすることによって、第1のベ
ルト16が切れたか否かの判断が、やはり、従来の電極
に対する衣類の連続接触により検出していたもののよう
な衣類の乾燥度や量に狂わされることなく、より正確に
できる。
【0059】そして、その光センサ61の非受光検知周
期が所定の周期から外れた(第1のベルト16が切れ
た)と判断されたときに、ヒータ30の通電を断つ制御
(ステップS6)をするようにしていることにより、衣
類の傷みをより確実に防止することができる。
【0060】又、第1のベルト16が切れたとき、ドラ
ム4は最初惰性回転するもので、この惰性回転中も、光
センサ61の非受光検知周期は所定の周期から外れるの
で、これにより、第1のベルト16が切れた直後の速や
かな時点で、そのベルト切れが判断でき、衣類の傷みを
一層確実に防止することができる。
【0061】図19及び図20に示す第6実施例におい
ては、制御装置31が、ステップS2の後、光センサ6
1の検知結果から、受光素子63の出力が、変化してい
ないか否かの判断をする(ステップS51)ようにして
いる。
【0062】前述のように、第1のベルト16が切れず
にドラム4が正常に回転されるときは、上述のごとく受
光素子63の非受光出力は一定周期で発せられ、受光出
力(ハイ」出力)も一定周期で発せられる。これに対し
て、第1のベルト16が切れれば、ドラム4が回転駆動
されなくなるため、受光素子63の非受光出力及び受光
出力はともに一定周期で発せられることがなくなる。こ
の場合、普通には、遮光板64が光センサ61からずれ
た位置で停止し、受光素子63の出力は「ハイ」状態の
ままとなる(図16)。そして、稀には、遮光板64が
光センサ61と合致した位置、すなわち発光素子62及
び受光素子63間を遮ったままの位置で停止し、受光素
子63の出力が「ロウ」状態のままとなることもある
(図20)。
【0063】このようになれば、受光素子63の出力は
変化しないものとなり、上記ステップS51では、受光
素子63の出力が変化していない(YES)と判断され
る。この場合、ステップS5に進む。なお、ステップS
51で受光素子63の出力が変化している(NO)と判
断されれた場合、ステップS9に進む。
【0064】このように、第6実施例のものでは、乾燥
運転中、すなわちモータ11の回転中、光センサ61の
出力が変化していないか否かの判断をするもので、モー
タ11の回転中、第1のベルト16が切れれば、光セン
サ61の出力は変化しなくなるから、その判断をするこ
とによって、第1のベルト16が切れたか否かの判断
が、やはり、従来の電極に対する衣類の連続接触により
検出していたもののような衣類の乾燥度や量に狂わされ
ることなく、より正確にできる。
【0065】そして、その光センサ61の出力が変化し
ていない(第1のベルト16が切れた)と判断されたと
きに、ヒータ30の通電を断つ制御(ステップS6)を
するようにしていることにより、衣類の傷みをより確実
に防止することができる。
【0066】なお、これら第5及び第6実施例のものに
おいて、光センサ61(光検知手段)は、受光素子63
が、発光素子62の発した光を、ドラム4を介してでは
なく、ドラムの回転と動きをともにする部材、例えば第
1のベルト16や第1の駆動プーリ14、モータ11の
回転軸13等を介して受けるようにしても良い。又、光
センサ61は、発光素子62の発した光がそのまま受光
素子63に受けられる光透過タイプではなく、上記ドラ
ム4やこれと回転をともにする部材に反射して受けられ
る光反射タイプであっても良い。
【0067】図21ないし図23に示す第7実施例にお
いては、まず、第1実施例の回転センサ21に代えて電
圧センサ71を設けている。この電圧センサ71は、モ
ータ11のコンデンサ12の端子電圧を検知するもの
で、電圧検知手段として機能するものであり、その検知
信号を制御装置31に入力するようになっている。
【0068】そして、制御装置31は、図22に示すよ
うに、ステップS2の後、電圧センサ71の検知結果か
ら、モータ11のコンデンサ12の端子電圧が所定値、
例えば55[V]以下になったか否かの判断をする(ス
テップS61)ようになっている。この場合、モータ1
1のコンデンサ12の端子電圧は、前述の制御により通
常は例えばほゞ60[V]に保たれるようになってお
り、第1のベルト16が切れれば、モータ11の負荷が
大きく軽減されて所要電流が減るため、図23に示すよ
うに、上述の例えば55[V]以下まで急激に減少す
る。このため、第1のベルト16が切れれば、このステ
ップS61では、モータ11のコンデンサ12の端子電
圧が55[V]以下まで減少した(YES)と判断され
る。
【0069】そして、その場合、ステップS5に進む。
なお、ステップS61で、モータ11のコンデンサ12
の端子電圧が55[V]以下まで減少していない(N
O:第1のベルト16が切れていない)と判断されれ
ば、この場合、ステップS9に進む。
【0070】このように第7実施例のものでは、乾燥運
転中、モータ11のコンデンサ12の端子電圧が所定値
以下になったか否かの判断をするもので、乾燥運転中、
第1のベルト16が切れれば、モータ11のコンデンサ
12の端子電圧は所定値以下になるから、その判断をす
ることによって、第1のベルト16が切れたか否かの判
断が、やはり、従来の電極に対する衣類の連続接触によ
り検出していたもののような衣類の乾燥度や量に狂わさ
れることなく、より正確にできる。
【0071】そして、そのモータ11のコンデンサ12
の端子電圧が所定値以下になった(第1のベルト16が
切れた)と判断されたときに、ヒータ30の通電を断つ
制御(ステップS6)をするようにしていることによ
り、衣類の傷みをより確実に防止することができる。
【0072】図24及び図25に示す第8実施例におい
ては、制御装置31が、ステップS1の後、乾燥運転初
期におけるモータ11のコンデンサ12の端子電圧の最
大値が所定値、例えば120[V]以下であるか否かの
判断をする(ステップS71)ようになっている。
【0073】図25に示すように、乾燥運転初期におけ
るモータ11のコンデンサ12の端子電圧の最大値は、
第1のベルト16が切れていなければ、上述の120
[V]以下となることはないが、第1のベルト16が切
れていれば、モータ11の負荷が大きく軽減されて所要
電流が減ることによって、120[V]以下となる。
【0074】従って、上記ステップS71は乾燥運転の
初期に第1のベルト16が切れていたか否かの判断をし
ているもので、モータ11のコンデンサ12の端子電圧
の最大値が120[V]以下である(YES)と判断さ
れれば、第1のベルト16が切れていたと判断してステ
ップS5に進む。
【0075】なお、ステップS71で、モータ11のコ
ンデンサ12の端子電圧の最大値が120[V]以下で
はない(NO:第1のベルト16が切れていない)と判
断されれば、この場合、ステップS12に進む。
【0076】このように第8実施例のものでは、乾燥運
転初期におけるモータ11のコンデンサ12の端子電圧
の最大値が所定値以下であるか否かの判断をするもの
で、乾燥運転の初期に、第1のベルト16が切れていれ
ば、モータ11のコンデンサ12の端子電圧の最大値は
所定値以下となるから、その判断をすることによって、
第1のベルト16が切れていたか否かの判断が、やは
り、従来の電極に対する衣類の連続接触により検出して
いたもののような衣類の乾燥度や量に狂わされることな
く、より正確にできる。
【0077】そして、そのモータ11のコンデンサ12
の端子電圧の最大値が所定値以下である(第1のベルト
16が切れていた)と判断されたときに、ヒータ30の
通電を断つ制御(ステップS6)をするようにしている
ことにより、衣類の傷みをより確実に防止することがで
きる。
【0078】図26に示す第9実施例においては、ドラ
ム4とファン9とを別個のモータ81,82により、そ
れぞれ、第1の駆動プーリ14及び第1のベルト16、
第2の駆動プーリ15及び第2のベルト18を介して回
転駆動するようにしている。このものでも、上記各実施
例同様に制御して同様の効果を得ることができる。
【0079】
【発明の効果】本発明は以上説明したとおりのもので、
下記の効果を奏する。請求項1の衣類乾燥機によれば、
ドラムにモータの回転動力を伝達するベルトの切れを、
乾燥運転中のモータの回転速度の瞬時の上昇から判断で
きて、ベルト切れの判断がより正確にでき、衣類の傷み
をより確実に防止することができる。請求項2の衣類乾
燥機によれば、上記ベルトの切れを、乾燥運転初期のモ
ータの立上がり回転速度の最大値から判断できて、ベル
ト切れの判断がより正確にでき、衣類の傷みをより確実
に防止することができる。
【0080】請求項3の衣類乾燥機によれば、上記ベル
トの切れを、乾燥運転中のモータに流れる電流の急激な
減少から判断できて、ベルト切れの判断がより正確にで
き、衣類の傷みをより確実に防止することができる。請
求項4の衣類乾燥機によれば、上記ベルトの切れを、乾
燥運転初期のモータに流れる電流の最大値から判断でき
て、ベルト切れの判断がより正確にでき、衣類の傷みを
より確実に防止することができる。
【0081】請求項5の衣類乾燥機によれば、上記ベル
トの切れを、発光素子の発した光を乾燥運転中のドラム
又はこれの回転と動きをともにする部材を介して受光素
子により受ける光検出手段の非受光検知周期から判断で
きて、ベルト切れの判断がより正確にでき、衣類の傷み
をより確実に防止することができる。請求項6の衣類乾
燥機によれば、上記ベルトの切れを、上記光検出手段の
出力の変化から判断できて、ベルト切れの判断がより正
確にでき、衣類の傷みをより確実に防止することができ
る。
【0082】請求項7の衣類乾燥機によれば、上記ベル
トの切れを、乾燥運転中のモータのコンデンサの端子電
圧の減少から判断できて、ベルト切れの判断がより正確
にでき、衣類の傷みをより確実に防止することができ
る。請求項8の衣類乾燥機によれば、上記ベルトの切れ
を、乾燥運転初期のモータのコンデンサの端子電圧の最
大値から判断できて、ベルト切れの判断がより正確にで
き、衣類の傷みをより確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す作用説明のためのフ
ローチャート
【図2】乾燥運転中のモータの回転速度の変化の例を示
した図
【図3】全体の破断側面図
【図4】モータ配置部分の斜視図
【図5】電気構成を示すブロック図
【図6】モータの制御の例を示すタイムチャート
【図7】本発明の第2実施例を示す図1相当図
【図8】乾燥運転初期のモータの回転速度の変化の例を
示した図
【図9】本発明の第3実施例を示す図5相当図
【図10】図1相当図
【図11】乾燥運転中のモータに流れる電流の変化の例
を示した図
【図12】本発明の第4実施例を示す図1相当図
【図13】乾燥運転初期のモータに流れる電流の変化の
例を示した図
【図14】本発明の第5実施例を示すドラム配置部分の
斜視図
【図15】光センサの拡大斜視図
【図16】乾燥運転中の光センサの出力の変化の例を示
した図
【図17】図5相当図
【図18】図1相当図
【図19】本発明の第6実施例を示す図1相当図
【図20】乾燥運転中の光センサの出力の異なる変化の
例を示した図
【図21】本発明の第7実施例を示す図5相当図
【図22】図1相当図
【図23】乾燥運転中のモータのコンデンサの端子電圧
の変化の例を示した図
【図24】本発明の第8実施例を示す図1相当図
【図25】乾燥運転初期のモータのコンデンサの端子電
圧の変化の例を示した図
【図26】本発明の第9実施例を示す図3相当図
【符号の説明】
4はドラム、9はファン、11はモータ、12はコンデ
ンサ、16は第1のベルト、21は回転センサ(回転検
知手段)、30はヒータ、31は制御装置、51は電流
センサ(電流検知手段)、61は光センサ(光検知手
段)、62は発光素子、63は受光素子、64は遮光
板、71は電圧センサ(電圧検知手段)、81はモータ
を示す。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 衣類を収容するドラムと、このドラムを
    ベルトを介して回転駆動するモータと、前記ドラム内に
    熱風を供給するファン及びヒータとを具備し、その熱風
    の供給を行いつつ、前記モータを所定の回転速度で回転
    するように速度制御して乾燥運転するようにしたものに
    おいて、 そのモータの回転を検知する回転検知手段と、 この回転検知手段の検知結果から、乾燥運転中、前記モ
    ータの回転速度の瞬時の上昇があったと判断されたとき
    に、少なくとも前記ヒータの通電を断つ制御をする制御
    手段を具えたことを特徴とする衣類乾燥機。
  2. 【請求項2】 衣類を収容するドラムと、このドラムを
    ベルトを介して回転駆動するモータと、前記ドラム内に
    熱風を供給するファン及びヒータとを具備し、その熱風
    の供給を行いつつ、前記モータを所定の回転速度で回転
    するように速度制御して乾燥運転するようにしたものに
    おいて、 そのモータの回転を検知する回転検知手段と、 この回転検知手段の検知結果から、乾燥運転初期におけ
    る前記モータの立上がり回転速度の最大値が所定値以上
    であると判断されたときに、少なくとも前記ヒータの通
    電を断つ制御をする制御手段を具えたことを特徴とする
    衣類乾燥機。
  3. 【請求項3】 衣類を収容するドラムと、このドラムを
    ベルトを介して回転駆動するモータと、前記ドラム内に
    熱風を供給するファン及びヒータとを具備し、その熱風
    の供給を行いつつ、前記モータを所定の回転速度で回転
    するように速度制御して乾燥運転するようにしたものに
    おいて、 そのモータに流れる電流を検知する電流検知手段と、 この電流検知手段の検知結果から、乾燥運転中、前記モ
    ータに流れる電流の急激な減少があったと判断されたと
    きに、少なくとも前記ヒータの通電を断つ制御をする制
    御手段を具えたことを特徴とする衣類乾燥機。
  4. 【請求項4】 衣類を収容するドラムと、このドラムを
    ベルトを介して回転駆動するモータと、前記ドラム内に
    熱風を供給するファン及びヒータとを具備し、その熱風
    の供給を行いつつ、前記モータを所定の回転速度で回転
    するように速度制御して乾燥運転するようにしたものに
    おいて、 そのモータに流れる電流を検知する電流検知手段と、 この電流検知手段の検知結果から、乾燥運転初期におけ
    る前記モータに流れる電流の最大値が所定値以下である
    と判断されたときに、少なくとも前記ヒータの通電を断
    つ制御をする制御手段を具えたことを特徴とする衣類乾
    燥機。
  5. 【請求項5】 衣類を収容するドラムと、このドラムを
    ベルトを介して回転駆動するモータと、前記ドラム内に
    熱風を供給するファン及びヒータとを具備し、その熱風
    の供給を行いつつ、前記モータを所定の回転速度で回転
    するように速度制御して乾燥運転するようにしたものに
    おいて、 発光素子と、この発光素子の発した光を前記ドラム又は
    これの回転と動きをともにする部材を介して受ける受光
    素子とから成る光検知手段と、 この光検知手段の非受光検知周期が、前記モータの回転
    中、所定の周期から外れたと判断されたときに、少なく
    とも前記ヒータの通電を断つ制御をする制御手段を具え
    たことを特徴とする衣類乾燥機。
  6. 【請求項6】 衣類を収容するドラムと、このドラムを
    ベルトを介して回転駆動するモータと、前記ドラム内に
    熱風を供給するファン及びヒータとを具備し、その熱風
    の供給を行いつつ、前記モータを所定の回転速度で回転
    するように速度制御して乾燥運転するようにしたものに
    おいて、 発光素子と、この発光素子の発した光を前記ドラム又は
    これの回転と動きをともにする部材を介して受ける受光
    素子とから成る光検知手段と、 この光検知手段の出力が、前記モータの回転中、変化し
    ていないと判断されたときに、少なくとも前記ヒータの
    通電を断つ制御をする制御手段を具えたことを特徴とす
    る衣類乾燥機。
  7. 【請求項7】 衣類を収容するドラムと、このドラムを
    ベルトを介して回転駆動するモータと、前記ドラム内に
    熱風を供給するファン及びヒータとを具備し、その熱風
    の供給を行いつつ、前記モータを所定の回転速度で回転
    するように速度制御して乾燥運転するようにしたものに
    おいて、 そのモータのコンデンサの端子電圧を検知する電圧検知
    手段と、 この電圧検知手段の検知結果から、乾燥運転中、前記モ
    ータのコンデンサの端子電圧が所定値以下となったと判
    断されたときに、少なくとも前記ヒータの通電を断つ制
    御をする制御手段を具えたことを特徴とする衣類乾燥
    機。
  8. 【請求項8】 衣類を収容するドラムと、このドラムを
    ベルトを介して回転駆動するモータと、前記ドラム内に
    熱風を供給するファン及びヒータとを具備し、その熱風
    の供給を行いつつ、前記モータを所定の回転速度で回転
    するように速度制御して乾燥運転するようにしたものに
    おいて、 そのモータのコンデンサの端子電圧を検知する電圧検知
    手段と、 この電圧検知手段の検知結果から、乾燥運転初期におけ
    る前記モータのコンデンサの端子電圧の最大値が所定値
    以下であると判断されたときに、少なくとも前記ヒータ
    の通電を断つ制御をする制御手段を具えたことを特徴と
    する衣類乾燥機。
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JP2018134262A (ja) * 2017-02-22 2018-08-30 パナソニックIpマネジメント株式会社 ドラム式洗濯機

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