JPH1117860A - 電子郵便システムの処理方法 - Google Patents

電子郵便システムの処理方法

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JPH1117860A
JPH1117860A JP17168097A JP17168097A JPH1117860A JP H1117860 A JPH1117860 A JP H1117860A JP 17168097 A JP17168097 A JP 17168097A JP 17168097 A JP17168097 A JP 17168097A JP H1117860 A JPH1117860 A JP H1117860A
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JP17168097A
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Hitoshi Kobayashi
等 小林
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Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
Original Assignee
Japan Radio Co Ltd
Nagano Japan Radio Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】通信異常や不達状態等が生じてもこれらに対し
て迅速かつ的確な対応を可能にし、郵便事業の信頼性を
確保するとともに、郵便処理の自動化を推進することに
より、全体的な経済性,作業性,迅速性及び効率性を飛
躍的に向上させる。 【解決手段】発信局Mtでは郵便物における封筒の印字
内容及び郵便物に対する管理内容を記入した宛名用紙P
aを作成するとともに、当該宛名用紙Pa及び封筒に入
れる文書T…に係わるイメージデータを受信局Mrへ送
信し、受信局Mrでは受信した当該宛名用紙Paに係わ
るイメージデータを印字して受信側管理シートPmを作
成するとともに、封筒の印字内容に係わるイメージデー
タのみを封筒用紙Peに印字し、かつ文書T…の内容に
係わるイメージデータを文書用紙Pt…に印字して封書
郵便物Poを作成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はファクシミリ等のデ
ータ通信手段を利用した電子郵便システムの処理方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ファクシミリを利用した電子郵便
システムとしては、特開平4−196668号公報で開
示される電子郵便システムが知られている。
【0003】この種の電子郵便システムは、顧客が手書
した慶祝文や弔慰文などの原稿を発信局(発信側郵便
局)から受信局(受信側郵便局)にファクシミリ送信
し、受信局で専用の台紙に印字するとともに、この印字
された台紙を専用の封筒に入れて配達するもので、顧客
が手書した文面を実質的に電報と同等の速さで送り届け
ることができる利点がある。
【0004】ところで、このような電子郵便システム
は、原稿をイメージスキャナ(ファクシミリ)で読み取
り、一旦イメージデータに変換した後に再生するため、
通信異常が発生した場合には、イメージデータが消失し
てしまう虞れがある。したがって、発信局から受信局に
郵便(イメージデータ)が確実に届いたか否かを管理す
ることは、郵便事業の信頼性を保証する上で極めて重要
である。このため、この種の電子郵便システムでは同公
報にも開示されるように、送受信の際に発信局と受信局
の係員がその都度目視で確認し合う方法を採っていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、このような従
来の電子郵便システムの処理方法は、次のような問題点
があった。
【0006】第一に、取り扱う量が少なければ相応に管
理することが可能であるが、一般の封書郵便物を扱った
場合には大量の郵便物が同時に処理されるため、従来の
処理方法では事実上管理することが困難である。
【0007】第二に、この種の電子郵便システムでは電
報と同等の速さで郵便物が届けられるため、郵便物が不
達状態となることは致命的であるが、従来の処理方法で
は不達状態を差出人に連絡しようとしても、迅速かつ的
確に連絡することは困難である。
【0008】本発明はこのような従来の技術に存在する
課題を解決したものであり、通信異常や不達状態等が生
じてもこれらに対して迅速かつ的確な対応を可能にし、
郵便事業の信頼性を確保するとともに、郵便処理の自動
化を推進することにより、全体的な経済性,作業性,迅
速性及び効率性を飛躍的に向上させることができる電子
郵便システムの処理方法の提供を目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段及び実施の形態】本発明に
係る電子郵便システムSの処理方法は、発信局Mtで郵
便物に係わる内容を読取ってイメージデータに変換し、
このイメージデータを受信局Mrへ送信するとともに、
当該受信局Mrで受信したイメージデータに基づいて郵
便物を作成するに際し、発信局Mtでは郵便物の封筒の
印字内容及び当該郵便物に対する管理内容を記入した宛
名用紙Paを作成するとともに、当該宛名用紙Pa及び
封筒に入れる文書T…に係わるイメージデータを受信局
Mrへ送信し、受信局Mrでは受信した宛名用紙Paに
係わるイメージデータを印字して受信側管理シートPm
を作成するとともに、封筒の印字内容に係わるイメージ
データのみを封筒用紙Peに印字し、かつ文書T…の内
容に係わるイメージデータを文書用紙Pt…に印字して
封書郵便物Poを作成するようにしたことを特徴とす
る。
【0010】この場合、好適な実施の形態により、宛名
用紙Paには封筒の印字内容として発信局Mt及び(又
は)受信局Mrの押印欄2t,2rを設ける。また、郵
便物に対する管理内容として利用者の記入欄3uと郵便
局の記入欄3pを設けるとともに、特に、利用者の記入
欄3uには不達時の連絡方法に係わる記入欄3unを設
ける。一方、封書郵便物Poは印字された封筒用紙Pe
と文書用紙Pt…を用いて自動封書作成装置4により自
動で作成できるとともに、封書郵便物Poと受信側管理
シートPmは当該自動封書作成装置4に備える振分部5
により自動で振り分けることができる。
【0011】これにより、発信局Mtでは封筒の印字内
容及び郵便物の管理内容を記入した宛名用紙Paが作成
され、この宛名用紙Paはそのまま封筒の印字内容及び
郵便物の管理内容が表示された発信側管理シートとな
る。一方、受信局Mrでは宛名用紙Paに係わるイメー
ジデータが印字されて受信側管理シートPmが作成され
る。よって、発信局Mtと受信局Mrでは同一内容の管
理シートを所持することになり、送受信時の通信異常や
郵便物の不達状態等が生じても、発信局Mtと受信局M
r間における確認作業や差出人への不達連絡等を迅速か
つ的確に行うことができる。また、宛名用紙Paにおけ
る封筒の印字内容に係わるイメージデータのみが封筒用
紙Peに印字されることにより、封書郵便物Poの封筒
が作成される。よって、宛名用紙Paは封筒の作成と管
理シートの作成に兼用される。
【0012】
【実施例】次に、本発明に係る好適な実施例を挙げ、図
面に基づき詳細に説明する。
【0013】まず、本実施例に係る処理方法を実施でき
る電子郵便システムの概要について、図1〜図4を参照
して説明する。
【0014】図1は電子郵便システムSの全体構成を示
し、Stは発信局Mtにおける送信時の機能ブロック、
Srは受信局Mrにおける受信時の機能ブロック、Sc
はホストコンピュータを備える管理センタである。な
お、各郵便局Mt,Mrには両方の機能ブロックSt及
びSrを備えている。また、発信局Mt及び受信局Mr
はそれぞれファクシミリ部(通信部)10及び11を備
えており、各ファクシミリ部10及び11は、管理セン
タScのホストコンピュータと相互に通信可能である。
【0015】発信局Mtにおいて、12はコンピュータ
機能に基づくデータ処理部であり、このデータ処理部1
2はデータ処理機能の他に、オートダイヤル機能及びメ
モリ機能等を備える。このデータ処理部12の入力側に
はイメージスキャナ(読取部)13からイメージデータ
が付与されるとともに、キーボード等の入力部14から
入力データが付与される。また、データ処理部12の出
力側には送信データが出力し、ファクシミリ部10を介
して送信される。
【0016】他方、受信局Mrにおいて、15はコンピ
ュータ機能に基づくデータ処理部であり、このデータ処
理部15の入力側にはファクシミリ部(通信部)11に
より受信した受信データが付与される。また、データ処
理部15の出力側は自動封書作成装置4に接続する。自
動封書作成装置4は図1及び図2に示すように、管理シ
ート原紙を兼ねるA4サイズの封筒用紙(白紙)Peを
自動給紙する第一給紙部16f及びB5サイズの文書用
紙(白紙)Ptを自動給紙する第二給紙部16sを有す
る給紙部16,各給紙部16f又は16sから選択的に
供給される封筒用紙Pe又は文書用紙Pt…に対してイ
メージデータにより印字を行う印字部17,印字された
封筒用紙Peの裏面における両側端部に、シート状の接
着材を付着させる第一接着材付着部18,封筒用紙Pe
を位置決めし、かつ封筒用紙Peの裏面に位置決めして
重ねた一又は二以上の文書用紙Pt…を折畳む用紙折畳
部19,当該用紙折畳部19において位置決めされた封
筒用紙Peの裏面における先端部に、シート状の接着材
を付着させる第二接着材付着部20をそれぞれ備える。
【0017】また、自動封書作成装置4の排出口22に
は、図4に示す振分部5を配設する。振分部5は後述す
る封書郵便物Poと受信側管理シートPmを自動で振り
分ける機能を有する。即ち、振分部5は上側に配した管
理シートトレイ部21aと下側に配した郵便物トレイ部
21bを有し、各トレイ部21a及び21bと排出口2
2間には可動振分盤23を配設して構成する。可動振分
盤23は後端を排出口22の下側に回動自在に取付け、
スプリング24により上方に付勢されるとともに、上方
位置では位置規制されることにより管理シートトレイ部
21aに接続される。なお、25は排出ローラ機構であ
る。
【0018】これにより、一枚のA4サイズの受信側管
理シートPmが排出口22から排出されれば、管理シー
トPmは比較的軽くて大きいため、可動振分盤23の上
を通過して管理シートトレイ部21aに収容される。一
方、文書用紙Pt…を収容した封書郵便物Poが排出口
22から排出されれば、封書郵便物Poは比較的重くて
小さいため、その重みにより可動振分盤23を図4に仮
想線で示す下方位置に回動変位させる。この結果、可動
振分盤23は郵便物トレイ部21bに接続され、排出さ
れた封書郵便物Poは郵便物トレイ部21bに収容され
る。なお、このような機能を担保するため、可動振分盤
23の大きさ,重量及びスプリング24の弾性力等は最
適条件に設定されている。この自動封書作成装置4の具
体的な原理構成は、既に本出願人が特願平8−1692
33号により提案している。
【0019】次に、本実施例に係る処理方法を含む電子
郵便システムSの全体的な動作(機能)について、図1
〜図11、特に、図6及び図7に示すフローチャートを
参照して説明する。
【0020】まず、発信局Mtの処理について説明す
る。利用者は図3に示す宛名用紙Paに必要事項を記入
する(ステップS1)。この場合、自筆で記入してもよ
いし、タイプ打ちするなどによって予め用意してもよ
い。宛名用紙PaはA4サイズであり、矢印範囲Zで示
す宛名用紙Paの上段には封筒への印字内容を記入する
記入欄31を設けるとともに、宛名用紙Paの下段には
郵便物に対する管理内容を記入する記入欄32を設け
る。また、記入欄31には宛名、即ち、受取人の住所
(郵便番号)及び氏名等を記入する受取人欄31rを設
けるとともに、差出人の住所(郵便番号)及び氏名等を
記入する差出人欄31tを設ける。さらに、記入欄31
には発信局Mt及び(又は)受信局Mrにおける受付時
に押印する押印欄2t,2rを設けるとともに、郵便の
種別を示すラインマーク33を表示する。このラインマ
ーク33は簡易バーコード33cを有し、この簡易バー
コード33cには、例えば、イメージスキャナ3にセッ
トした宛名用紙Paの位置が正規の位置か否かを読取る
ための情報や宛名用紙Paの種類(外国用或いは国内用
等)に関する情報等を含ませる。
【0021】他方、記入欄32には利用者が記入する記
入欄3uと郵便局の係員が記入する記入欄3pを設け
る。記入欄3uには少なくとも不達時の連絡方法に係わ
る記入欄3unを設ける。不達時の連絡方法としては
「電話」,「FAX」,「連絡不要(掲示閲覧)」を選
択することができ、不達時には、利用者がチェックマー
クを付けて選択した連絡方法により差出人に連絡され
る。また、記入欄3uには、差出人の電話番号,差出人
のFAX番号,送信枚数,受取人の電話番号,受取人の
FAX番号,文書T…のサイズ(B5より大きい,B5
以下),配達方法(至急,普通,夜間)等の記入欄を設
ける。他方、記入欄3pには、連続番号,送信枚数,送
信時間,受信局,係員サイン,受付時間,送信結果(正
常,エラー,リダイヤル),料金等の記入欄を設ける。
【0022】一方、利用者による宛名用紙Paへの記入
が終わったら、発信局Mtの係員は宛名用紙Paを受け
取り、郵便局記入欄3pに必要事項を記入するととも
に、入力部14から郵便番号等を入力する。この場合、
宛名用紙Paに直接書き込んでもよいし、所定のプリン
タにセットし、係員が入力部(キーボード)14から入
力した事項を印字してもよい。また、この際、郵便管理
情報を付与する。郵便管理情報は予め決められたルール
に従って付与され、管理データとして受信局Mrに送信
される。このような郵便管理情報は宛名用紙Paにバー
コード等により直接表示してもよい。郵便管理情報は、
差し出す郵便物を特定するもので、少なくとも発信局M
tの局番号と受付番号を含む固有の番号が付与される。
【0023】次いで、宛名用紙Paは利用者に一旦返却
されるため、利用者はイメージスキャナ13を操作し、
宛名用紙Pa及び持参した便箋等の文書T…の読取を行
う(ステップS2)。この場合、操作はイメージスキャ
ナ13のディスプレイに表示される案内に従って行う。
【0024】まず、利用者は、イメージスキャナ13に
宛名用紙Paをセットし、宛名用紙Paの読取を行う。
これにより、読取られたイメージデータはデータ処理部
12のメモリ機能に記憶される。次に、利用者は一枚目
の文書Tをイメージスキャナ13にセットし、同様の読
取を行う。この場合、文書TはB5サイズ(規定サイ
ズ)の文書用紙Ptに印字される。したがって、文書T
がB5サイズ以外の場合にはデータ処理機能により編集
処理が行われる。即ち、文書TがB5サイズよりも大き
い場合にはB5サイズに縮小し、他方、文書TがB5サ
イズよりも小さい場合にはB5サイズまで拡大できる。
【0025】一方、残り(二枚目以降)の文書T…にお
いても同様の読取を繰り返す。そして、全文書T…の読
取が終了したなら、利用者は所定の送信キーを押す。こ
れにより、送信処理が行われ、データ処理部12のメモ
リ機能に記憶されたイメージデータは、ファクシミリ部
10から受信局Mrに送信される(ステップS3)。こ
の場合、入力部14から郵便番号が入力されているた
め、この郵便番号に基づいて送信先である受信局Mrの
電話番号が選択され、オートダイヤル機能によりダイヤ
ル処理される。なお、このような送信処理はイメージデ
ータを一旦管理センタScに送り、管理センタScから
受信局Mrに送信してもよい。このような方法を採用す
れば、電話番号の変更や新設の郵便局に対応するデータ
ベースの更新も管理センタScのみで容易に対応するこ
とができるとともに、確実に送信を行うことができる。
【0026】他方、受信局Mrでは当該イメージデータ
をファクシミリ部11で受信し、受信したイメージデー
タはデータ処理部15に付与される(ステップS4)。
そして、受信局Mrでは受信処理を行う(ステップS
5)。この場合、受信処理は、宛名用紙Paに係わるイ
メージデータを印字して受信側管理シートPmを作成す
るとともに、封筒の印字内容に係わるイメージデータの
みを封筒用紙Peに印字し、かつ文書T…の内容に係わ
るイメージデータを文書用紙Pt…に印字して封書郵便
物Poを自動で作成するもので、以下、図7に示すフロ
ーチャートを参照して具体的に説明する。
【0027】まず、受信したイメージデータはデータ処
理部15に備えるメモリ機能に記憶される(ステップS
51)。一方、第一給紙部16fからは管理シート原紙
を兼ねるA4サイズの封筒用紙Peが送り出される。そ
して、データ処理部15のメモリ機能から宛名用紙Pa
に係わる全てのイメージデータが読出され、印字部17
により当該イメージデータが白紙(封筒用紙Pe)に印
字される。これにより、図3に示した宛名用紙Paと同
一の内容がそのまま印字された受信側管理シートPmが
作成される(ステップS52)。印字された受信側管理
シートPmは、第一接着材付着部18,用紙折畳部1
9,第二接着材付着部20をそのまま通過して振分部5
まで搬送され、管理シートトレイ部21aに収容される
(ステップS53)。
【0028】次いで、同様に、第一給紙部16fからA
4サイズの封筒用紙Peが送り出される。そして、デー
タ処理部15のメモリ機能からは宛名用紙Paにおける
封筒の印字内容に係わるイメージデータのみ、即ち、図
3に示す矢印範囲Zの内容が読出され、印字部17によ
り当該イメージデータが封筒用紙Peの所定位置に印字
される(ステップS54,S55)。印字された封筒用
紙Peは第一接着材付着部18に搬送される。第一接着
材付着部18では封筒用紙Peの通過中にその裏面にお
ける両側端部に接着材を付着させる。この場合、第一接
着材付着部18は支軸部41により回動自在に支持され
た左右一対の接着テープユニット42…を備え、この接
着テープユニット42…の回動によりシート状の接着材
を付着させる接着材付与部42sが昇降する。これによ
り、接着材付与部42sが下降した際には、封筒用紙P
eに当接し、封筒用紙Peの搬送中に接着材を付着させ
るとともに、リリース状態となる上昇した際には付着が
解除される。一方、接着材が付着した封筒用紙Peは用
紙折畳部19に送られて位置決めされる。
【0029】次に、第二給紙部16sからB5サイズの
文書用紙Ptが送り出される。そして、データ処理部1
5のメモリ機能からは封筒に入れる文書T…に係わるイ
メージデータが読出され、印字部17により当該イメー
ジデータが文書用紙Ptに印字される。この際、文書T
…が複数枚のときは対応する枚数の文書用紙Pt…が順
次送られる。そして、印字された文書用紙Pt…は第一
接着材付着部18を素通りし、用紙折畳部19に送られ
ることにより、封筒用紙Pe上に位置決めされる。
【0030】また、文書用紙Pt…に対する印字処理が
行われている間に、第二接着材付着部20により、封筒
用紙Peの裏面における先端部に接着材を付着させる。
この場合、第二接着材付着部20は第一接着材付着部1
8と同様の接着テープユニット43及び接着材付与部4
3sを備えるも、付着させる際には接着テープユニット
43を幅方向に移動させる。
【0031】一方、用紙折畳部19では図8に示すよう
に、封筒用紙Peの裏面Pei上に文書用紙Pt…が重
ねられ、同図に示す第一折部K1と第二折部K2の位置
で折畳みが行われる。この場合、封筒用紙Peに対する
文書用紙Pt…の位置及び第一折部K1と第二折部K2
の位置は次のように選定する。
【0032】まず、第一折部K1を折返した際には、折
返した封筒用紙Pe及び文書用紙Pt…の一端Pes,
Pts…が第二折部K2に重ならないようにする。さら
に、第二折部K2を折返した際には、折返した封筒用紙
Peの他端Petが第一折部K1を折返した封筒用紙P
eに重なり、かつ折返した文書用紙Pt…の他端Ptt
…が第一折部K1を折返した封筒用紙Peの一端Pes
に重ならないようにする。
【0033】したがって、具体的には、図8に示すよう
に、文書用紙Pt…の長手方向一側を封筒用紙Peの一
端PesからL1=26mm程度だけ突出させるととも
に、封筒用紙Peの一端Pesから第一折部K1までの
距離L2と封筒用紙Peの他端Petから第二折部K2
までの距離L3を、L2=L3=90mm程度に選定す
る。また、幅方向は封筒用紙Peと文書用紙Pt…の中
央を一致させる。
【0034】他方、このように折畳んで作成する関係
上、接着材Jは第一折部K1の位置から第二折部K2側
における封筒用紙Peの裏面Peiに、縁部の近傍に沿
って付着させる。この場合、接着材Jを付着させる幅L
4は数mm前後に選定するとともに、第一接着材付着部
18及び第二接着材付着部20によって接着材Jを付着
させる範囲は、図8に示すようなコの字になる。即ち、
封筒用紙Peの前縁部(他端Pet)の近傍に幅方向に
沿ったライン状の前部接着部Jfと、この前部接着部J
fの両端から左右縁部の近傍に沿って第一折部K1の位
置まで接着材を付着させたライン状の左部接着部Jp及
び右部接着部Jqからなり、左部接着部Jp及び右部接
着部Jqは第一接着材付着部18により設けるととも
に、前部接着部Jfは第二接着材付着部20により設け
る。
【0035】よって、用紙折畳部19では、図10(図
9)に示すように、第一折部K1を折返せば、封筒用紙
Peの接着が行われるとともに、同時に文書用紙Pt…
の折畳みも行われる。次いで、図11(図9)に示すよ
うに、第二折部K2を折返せば、封筒用紙Peの他の部
分の接着が行われるとともに、同時に文書用紙Pt…の
折畳みも行われる。図5は最終的に作成された封書郵便
物Poを示し、この封書郵便物Poは封筒用紙Peから
作成された密閉状の封筒とこの封筒の中に折畳まれて封
入された文書用紙Pt…からなる(ステップS56)。
そして、封書郵便物Poは郵便物トレイ部21bに収容
される(ステップS57)。なお、図5において、宛名
用紙Pa(図3)に対応する部分には同一符号を付し
た。
【0036】このような自動封書作成装置4によれば、
一枚の封筒用紙Peからの封筒の作成,文書用紙Pt…
の折畳み,封筒への文書用紙Pt…の投入,封筒の封緘
が一緒に行われ、最終的に一通の封書郵便物Poが作成
される。特に、規格サイズであるA4サイズの封筒用紙
PeとB5サイズの文書用紙Pt…を選定することによ
り、一般的な規格紙をそのまま利用できるため、汎用性
を高めることができる。よって、既製封筒を用いた場合
における封筒供給工程,封筒に入れる文書を折畳む個別
の文書折畳工程,封筒の口を開けて文書を投入する文書
投入工程及び封緘工程等は不要になるとともに、封書郵
便物Poに要求される秘密性が最初から封書郵便物Po
の作成終了時まで確保される。
【0037】なお、発信局Mtから受信局Mrにデータ
が確実に届いたか否かは、管理センタScにより常時管
理される。まず、発信局Mtでは、送信処理の際に郵便
管理情報が付与されるため、この郵便管理情報に係わる
管理データを、管理センタScのホストコンピュータに
送信する。この管理データは発信局Mtから送信するイ
メージデータを特定するための第一の管理データとな
る。一方、受信局Mrでは、受信処理の際に自動封書作
成装置4によって封書郵便物Poが自動で作成されると
ともに、作成された封書郵便物Poに係わる郵便管理情
報を管理センタScのホストコンピュータに送信する。
この郵便管理情報に係わる管理データは受信局Mrで作
成した封書郵便物Poを特定するための第二の管理デー
タとなる。管理センタScでは、第一の管理データと第
二の管理データを監視し、第一の管理データを受信した
後、予め設定した管理時間内に、第一の管理データに一
致する第二の管理データを受信すれば、郵便(イメージ
データ)が正常に届いたことを意味することから、当該
第一の管理データに対するクローズ処理を実行、即ち、
管理を終了させる。他方、管理時間内に、第一の管理デ
ータに一致する第二の管理データを受信しなければ、届
いていないことを意味することから、通信異常表示など
を行う。
【0038】一方、このような通信異常表示が行われた
り或いは作成された封書郵便物Poにおける宛名が読み
取れない等の事態が発覚した場合、発信局Mtでは受信
局Mrに備える受信側管理シートPmに基づいて対応す
る宛名用紙Paを速やかに確認できる。よって、発信局
Mtと受信局Mr間における確認作業や差出人への不達
連絡等の対応を迅速かつ確実に行うことができ、郵便事
業の確実性及び信頼性を確保できる。
【0039】以上、実施例について詳細に説明したが、
本発明はこのような実施例に限定されるものではなく、
細部の構成,手法等において、本発明の要旨を逸脱しな
い範囲で任意に変更,追加,削除できる。
【0040】例えば、イメージデータの送信手段はファ
クシミリ部を例示したが、いわゆるコンピュータ通信等
を利用してもよい。また、電子郵便システムとは公的郵
便事業のみならず、文書を封書形態で送る類似形態のシ
ステムを全て含む概念である。さらに、送信側郵便局に
おいては郵便局の係員の手を介することなく、全て利用
者の操作により処理できるようにしてもよい。
【0041】
【発明の効果】このように、本発明に係る電子郵便シス
テムの処理方法は、発信局では郵便物における封筒の印
字内容及び郵便物に対する管理内容を記入した宛名用紙
を作成するとともに、当該宛名用紙及び封筒に入れる文
書に係わるイメージデータを受信局へ送信し、受信局で
は受信した当該宛名用紙に係わるイメージデータを印字
して受信側管理シートを作成するとともに、封筒の印字
内容に係わるイメージデータのみを封筒用紙に印字し、
かつ文書の内容に係わるイメージデータを文書用紙に印
字して封書郵便物を作成するようにしたため、次のよう
な顕著な効果を奏する。
【0042】 通信異常や不達状態等が生じてもこれ
らに対して迅速かつ的確な対応を可能にし、郵便事業の
信頼性を確保することができる。
【0043】 郵便処理の自動化を推進することによ
り、全体的な経済性,作業性及び迅速性を飛躍的に向上
させることができる。
【0044】 宛名用紙は封筒の作成と管理シートの
作成に兼用するため、送信効率を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例に係る処理方法を実施できる電子郵便
システムの全体概要図、
【図2】同処理方法に用いる宛名用紙のフォーマット
図、
【図3】同電子郵便システムにおける自動封書作成装置
の概略構成図、
【図4】同自動封書作成装置における振分部の構成図、
【図5】同電子郵便システムで作成される封書郵便物の
正面図、
【図6】同処理方法を説明するためのフローチャート、
【図7】同処理方法による受信処理を説明するためのフ
ローチャート、
【図8】同自動封書作成装置により封書郵便物を作成す
る手順を示す説明図、
【図9】同封書郵便物を作成する手順を示す他の説明
図、
【図10】同封書郵便物を作成する手順を示す他の説明
図、
【図11】同封書郵便物を作成する手順を示す他の説明
図、
【符号の説明】
S 電子郵便システム Mt 発信局 Mr 受信局 Pa 宛名用紙 Pm 受信側管理シート Pe 封筒用紙 Pt… 文書用紙 Po 封書郵便物 T… 文書 2t 押印欄 2r 押印欄 3u 利用者の記入欄 3p 郵便局の記入欄 3un 不達時の連絡方法に係わる記入欄 4 自動封書作成装置 5 振分部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 発信局で郵便物に係わる内容を読取って
    イメージデータに変換し、このイメージデータを受信局
    へ送信するとともに、当該受信局で受信した前記イメー
    ジデータに基づいて郵便物を作成する電子郵便システム
    の処理方法において、発信局では郵便物の封筒の印字内
    容及び当該郵便物に対する管理内容を記入した宛名用紙
    を作成するとともに、当該宛名用紙及び前記封筒に入れ
    る文書に係わるイメージデータを受信局へ送信し、受信
    局では受信した宛名用紙に係わるイメージデータを印字
    して受信側管理シートを作成するとともに、前記封筒の
    印字内容に係わるイメージデータのみを封筒用紙に印字
    し、かつ前記文書の内容に係わるイメージデータを文書
    用紙に印字して封書郵便物を作成することを特徴とする
    電子郵便システムの処理方法。
  2. 【請求項2】 前記宛名用紙には封筒の印字内容として
    発信局及び(又は)受信局の押印欄を有することをこと
    を特徴とする請求項1記載の電子郵便システムの処理方
    法。
  3. 【請求項3】 前記宛名用紙には郵便物に対する管理内
    容として利用者の記入欄と郵便局の記入欄を有すること
    を特徴とする請求項1記載の電子郵便システムの処理方
    法。
  4. 【請求項4】 前記利用者の記入欄には不達時の連絡方
    法に係わる記入欄を有することを特徴とする請求項3記
    載の電子郵便システムの処理方法。
  5. 【請求項5】 前記封書郵便物は印字された前記封筒用
    紙と前記文書用紙を用いて自動封書作成装置により自動
    で作成することを特徴とする請求項1記載の電子郵便シ
    ステムの処理方法。
  6. 【請求項6】 前記封書郵便物と前記受信側管理シート
    は自動封書作成装置に備える振分部により自動で振り分
    けることを特徴とする請求項5記載の電子郵便システム
    の処理方法。
JP17168097A 1997-06-27 1997-06-27 電子郵便システムの処理方法 Pending JPH1117860A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2173794A1 (es) * 1999-07-26 2002-10-16 Gili Monica Socias Buzon de uso domestico y/o comunitario para telecomunicaciones multiples.
JP5525445B2 (ja) * 2008-08-29 2014-06-18 タムネットワーク株式会社 活性酸素耐性菌及びその利用方法

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