JPH11178137A - ケーブル架設用チェーンコイル - Google Patents
ケーブル架設用チェーンコイルInfo
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- Suspension Of Electric Lines Or Cables (AREA)
Abstract
を簡略化し、架設作業性を一層向上可能にすると共に、
架設後のケーブルを安定に保持固定することができ、し
かも架設後に火災に遭遇した場合であってもケーブルが
落下しないようにしたケーブル架設用チェーンコイルを
提供する。 【解決手段】 ケーブル架設用チェーンコイル10は、
金属線と合成樹脂モノフィラメントとを一体的に配置し
た複合線状体1aが連続螺旋状に成形された伸縮自在の
コイル本体1から構成されている。
Description
送電用ケーブル等の各種ケーブルの架設においてケーブ
ル延線用治具およびケーブル固定用吊具として使用され
るケーブル架設用チェーンコイルに関し、さらに詳しく
は、ケーブルの架設作業性を著しく向上すると共に、架
設後のケーブルを安定に保持固定することができ、しか
も火災時等におけるケーブルの落下を防止したケーブル
架設用チェーンコイルに関するものである。
れる通信用ケーブルを架設する場合には、電柱間に抗張
材としてメッセンジャーワイヤを張設し、このメッセン
ジャーワイヤにケーブルハンガー等の金属製吊具を50
〜60cmの間隔で1個ずつ取り付けながら通信用ケー
ブルを並列に懸架させるように架設している。
柱間にメッセンジャーワイヤを架設し、このメッセンジ
ャーワイヤの長手方向の数カ所にケーブル延線用治具と
して金車と称される滑車を吊り下げる。次いで、これら
滑車に通信用ケーブルを案内させながらメッセンジャー
ワイヤと平行に仮架設し、次いで仮架設されたケーブル
をメッセンジャーワイヤに対して順次50〜60cmの
ピッチで移動しながら金属製吊具で連結すると共に、滑
車を取り外すようにして行う。
が重い金属製吊具を多数所持しながら、メッセンジャー
ワイヤの長手方向に沿って順次50〜60cmの間隔で
移動しながら取り付けていくものであり、しかもこの吊
具の取付け作業を宙乗機等に乗って高所で行うたため、
多大の時間と労力を要し、かなりの熟練を要する危険な
工事であった。
のようなケーブル架設工事での問題を解消し、ケーブル
架設工事における吊具の取付け作業を簡略化し、架設作
業性を一層向上可能にすると共に、架設後のケーブルを
安定に保持固定することができ、しかも架設後に火災に
遭遇した場合であってもケーブルが落下しないようにし
たケーブル架設用チェーンコイルを提供することにあ
る。
明のケーブル架設用チェーンコイルは、金属線と合成樹
脂モノフィラメントとを一体的に配置した複合線状体が
連続螺旋状に成形された伸縮自在のコイル本体からなる
ことを特徴とするものである。このようにケーブルの吊
具として使用するケーブル架設用チェーンコイルを、金
属線と合成樹脂モノフィラメントとを一体的に配置した
複合線状体から伸縮自在なコイルとして構成したため、
これをケーブル延線用治具として用いてケーブルと共に
電柱間に伸長させるだけの一度の操作で、メッセンジャ
ーワイヤに対してチェーンコイルのループを介してケー
ブルを一定間隔に懸架することができる。また、ケーブ
ルを懸架した後は、このチェーンコイルをそのままケー
ブル固定用吊具として使用することができる。したがっ
て、ケーブル延線用治具を用いた仮架設作業が不要にな
ると共に、従来のケーブル架設のように金属製吊具を1
個ずつ取り付けていく作業が簡略化されることにより多
大な労力の削減と時間の短縮が達成され、ケーブル架設
作業性を著しく向上することができる。
脂モノフィラメントを主材とする複合線状体を基本構造
としているため、従来の金属製吊具に比較して軽量で取
扱いやすい。しかも、金属線を併用しているため、ケー
ブル架設後に、その近辺で火災が発生して火炎にあおら
れ、たとえチェーンコイルを構成する合成樹脂モノフィ
ラメントが焼け落ちたとしても、金属線は焼け落ちるこ
となくケーブルの保持固定を一定期間維持することがで
きるため、ケーブルの地上落下による通行人等の事故を
未然に防止することができる。
を参照して具体的に説明する。図1(A),(B)は、
本発明の実施形態からなるケーブル架設用チェーンコイ
ルを例示したものである。図1(A)に示すように、本
発明のケーブル架設用チェーンコイル10は、後述する
図3に示すような複合線状体を螺旋状に連続成形した伸
縮自在なコイル本体1からなり、その両端部にはそれぞ
れ電柱或いはメッセンジャーワイヤに対して固定するた
めのスリーブ2が連結されている。
は、ケーブル架設工事に使用する前の無負荷の非伸長状
態では長さ(原長)LO であるが、ケーブルの架設に使
用されたときは、電柱間の1スパンに相当する長さL1
に伸長して、図1(B)に示すような状態になる。図4
は、上記チェーンコイルをケーブル延線用治具およびケ
ーブル固定用吊具として使用して通信用ケーブルを架設
した状況を示している。
4はチェーンコイル10のコイル本体1のループの中に
挿通されて電柱間に架設された状態になっていると共
に、そのチェーンコイル10が電柱間の1スパンに渡り
伸長した状態になっている。このようにチェーンコイル
10を伸長状態にして外挿したことにより、抗張材とし
てのメッセンジャーワイヤ3に対してケーブル4がコイ
ル本体1の螺旋状ループを介して一定間隔に懸架されて
いる。
間に伸長させる一度の操作だけで、ケーブル4を螺旋状
ループを介して一定間隔に懸架するための懸架点を全て
形成し、ケーブル4の延線を行うことができ、しかもケ
ーブル4を延線した後はチェーンコイル10をそのまま
ケーブル固定用吊具として使用することができる。した
がって、滑車等のケーブル延線用治具を用いてケーブル
4を仮架設する作業が不要になると共に、従来のケーブ
ル架設のように多数の金属製吊具を一定間隔に1個ずつ
取り付ける作業を簡略化することができる。なお、チェ
ーンコイル10の両端部の固定方法としては、スリーブ
2を介して電柱に連結してもよく、或いはスリーブ2を
介することなくメッセンジャーワイヤ3に金具等により
直接固定してもよい。
れる本発明のチェーンコイル10は、金属線を芯としこ
の金属線の周囲に合成樹脂モノフィラメントを一体的に
配置した複合線状体1aを基本構造としているため、従
来の金属製吊具に比較して軽量で取扱いやすく、しかも
錆びにくく耐久性が優れた特性を有しており、たとえケ
ーブル架設場所の近辺で発生した火災の火炎にあおられ
て合成樹脂モノフィラメントが焼け落ちたとしても、焼
け残った金属線がケーブルの保持固定を受け持つことに
なるため、ケーブルの落下を防止して通行人等の事故を
未然に防止することができる。
ル本体1は、図1(A)に例示するように、コイルピッ
チPを比較的大きくして隙間が形成されるようにしたも
のであっても、或いは図2に例示するように、線状体が
同士が互いに密着し合うようにしたものであってもよ
い。複合線状体1aの形態としては、図3(A)〜
(C)に示したもの等が挙げられる。
本または複数本の合成樹脂モノフィラメント1cを密に
巻回することにより形成したものである。この複合線状
体1aは、例えば張力を与えた金属線1bの表面に、素
材の融点付近の温度に予熱した合成樹脂モノフィラメン
ト1cを旋回させながら巻き付け、熱固定することによ
り得られる。
囲に複数本の合成樹脂モノフィラメント1cを密に引揃
え、これら合成樹脂モノフィラメント1cを加熱または
接着して金属線1bに接合することにより形成したもの
である。この複合線状体1aは、例えば張力を与えた金
属線金属線1bの周囲に複数本の合成樹脂モノフィラメ
ント1cを密に引揃えた状態で素材の融点以上の温度に
加熱するか、或いは張力を与えた金属線1bの表面に接
着剤を介して複数の合成樹脂モノフィラメント1cを引
揃え接合することにより得られる。
周囲に複数本の合成樹脂モノフィラメント1cを撚合わ
せることにより形成したものである。この複合線状体1
aは、例えば張力を与えた金属線1bの周囲に複数本の
合成樹脂モノフィラメント1cを密に配置した状態で素
材の融点付近の温度に加熱して撚合わせるか、或いは複
数本の合成樹脂モノフィラメント1cを素材の融点付近
の温度に加熱して撚合せる工程において、得られる撚線
の中央部に緊張状態の金属線1bを投入することにより
得られる。この場合に与える撚り数としては、10〜4
0T/Mの範囲が好ましい。
を防止し、それ自体の耐久性を高めるために、その表面
の全てが合成樹脂モノフィラメント1cで覆われてお
り、金属線1bが表面に露出していないことが好まし
い。本発明で使用する金属線1bとしては、直径が0.
5〜5.0mm、好ましくは1.0〜4.0mmのスチ
ール線、銅線またはアルミニウム線等の単線または複数
本の単線を撚り合わせた撚線が挙げられる。金属線1b
の直径が0.5mm未満では細すぎて火災時にケーブル
を固定保持する能力が低下し、5.0mmを越えると、
コイル自体が重くなるため好ましくない。
トの素材としては、ポリエステル、ポリアミド、ポリオ
レフィン等の熱可塑性樹脂が使用される。これら熱可塑
性樹脂のなかでも、特にポリエステルが好ましく、かか
るポリエステルとしては、ポリエチレンテレフタレー
ト、ポリブチレンテレフタレート、またはこれらにアジ
ピン酸、イソフタル酸、イソフタル酸スルホネートおよ
びポリエチレングリコールなどの第三成分を共重合した
共重合ポリエステルなどを挙げることができるが、特に
ポリエチレンテレフタレートは最も好ましい素材であ
る。
ナイロン66、ナイロン610、ナイロン612、ナイ
ロン11、ナイロン12およびこれら各ナイロン構成成
分の組み合わせからなる共重合ポリアミドなどを挙げる
ことができる。これらの熱可塑性樹脂には、もちろん必
要により耐熱剤、耐候剤、耐光剤、酸化防止剤、帯電防
止剤、平滑剤、染料および顔料などの通常の添加剤成分
を任意に含有させることができる。
性樹脂を通常の溶融紡糸方法によって紡糸することによ
り製造され、さらにその未延伸モノフィラメントを熱延
伸することにより、高強力で弾性力に富んだ特性の合成
樹脂モノフィラメントを得ることができる。合成樹脂モ
ノフィラメントの太さは、後述する複合線状体の外接円
直径に応じて任意に設定される。
状体を複数本の合成樹脂モノフィラメントを使用して構
成する場合には、チェーンコイルの用途や要求特性に応
じて必ずしも1種類の合成樹脂モノフィラメントだけか
ら構成する必要はなく、2種以上の異なる合成樹脂モノ
フィラメントの組み合わせから構成してもよい。特に、
互いに異なる樹脂素材のモノフィラメントの組合せから
構成した場合は、コイル本体の硬さや滑り特性の応用範
囲を広げることができる。また、この場合には、太さの
異なる合成樹脂モノフィラメントを組み合わるようにし
てもよい。このように異なる太さの合成樹脂モノフィラ
メントを組合わせて使用した場合は、ケーブル架設用チ
ェーンコイルの表面の凹凸が一律でなくなるため、滑り
特性が改善され、かつ摩擦減耗特性を有利にすることが
できる。
ーブル架設用チェーンコイルの場合には、比較的太い断
面をもつ複合線状体1aを使用するとよく、逆に柔らか
いケーブル架設用チェーンコイルが必要な場合には、比
較的細い径の複合線状体1aを使用するとよい。上記複
合線状体の太さは、その横断面の外接円直径として1.
0〜10.0mm、好ましくは3.0〜7.0mmの範
囲に設定することが望ましい。これによってケーブル架
設用チェーンコイルとしての最適の剛性、強力、伸縮弾
性力を得ることができ、更にはケーブル架設作業性を有
利にすることができる。太さが1.0mm未満ではコイ
ル本体の剛性および強力が不足し、また10.0mmを
超えると剛性および重量が大きすぎてケーブル架設作業
性を低下させるため好ましくない。
体を成形する方法としては、一般には複合線状体を合成
樹脂モノフィラメントの融点付近の温度に予熱した、所
望のコイル直径と等しい外径を有するマンドレルに螺旋
状に巻き付けて熱固定すればよい。次いで、マンドレル
から離型した長尺のコイルを所定の長さLO に切断し、
必要によりその両端部にスリーブを連結固定することに
より、本発明のケーブル架設用チェーンコイルを完成さ
せることができる。
0mmの範囲に設定することが好ましい。コイル本体の
コイルピッチPは、図1(A)のような粗いものから、
図2のように密にしたものまで採用することができ、そ
の非伸張時のコイルピッチPの大きさとしては、2〜5
0mmの範囲に設定するのがよい。
取扱い性の観点からするとできるだけ短い方が好ましい
が、逆にケーブル架設のため伸長したときの長さL1 と
しては、少なくとも電柱間の1スパンまで延長できるよ
うにした方がケーブル架設作業性を良好にする。これら
の観点から、コイル本体を構成する複合線状体の太さが
外接円直径で1.0〜10.0mmの範囲、また非伸長
時のチェーンコイル長LO が500〜2000mmの範
囲とするとき、その比L1 /LO を10〜80、特に2
0〜60の範囲にすることが好ましい。
架設用チェーンコイルは、金属線と合成樹脂モノフィラ
メントとを一体的に配置した複合線状体から形成された
伸縮自在なコイル本体からなるので、これをケーブル延
線用治具として用いてケーブルと共に電柱間に伸長させ
るだけの一度の操作で、メッセンジャーワイヤに対して
ケーブルをコイル本体のループを介して一定間隔に懸架
した状態にすることができる。また、ケーブルを懸架し
た後は、このチェーンコイルをそのままケーブル固定用
吊具として使用することができる。したがって、ケーブ
ル延線用治具を用いた仮架設作業が不要になると共に、
従来のケーブル架設のように金属製吊具を1個ずつ取り
付けていく作業を簡略化し、架設時間と労力を大幅に短
縮かつ軽減してケーブル架設作業性を著しく向上するこ
とができる。
脂モノフィラメントを主材とする複合線状体を基本構造
としているため、従来の金属製吊具に比較して軽量で取
扱いやすい。しかも、ケーブル架設後に、その近辺で火
災が発生して火炎にあおられ、たとえチェーンコイルを
構成する合成樹脂モノフィラメントが焼け落ちたとして
も、金属線は焼け落ちることなくケーブルの保持固定を
一定期間維持することができるため、ケーブルの地上落
下による通行人等の事故を未然に防止することができ
る。
し、(A)は非伸長時の側面図、(B)は架設伸長時の
側面図である。
チェーンコイルを示す側面図である。
架設用チェーンコイルを構成する複合線状体の一例を部
分的に示す側面図である。
を架設した状態を示す側面図である。
Claims (9)
- 【請求項1】 金属線と合成樹脂モノフィラメントとを
一体的に配置した複合線状体が連続螺旋状に成形された
伸縮自在のコイル本体からなるケーブル架設用チェーン
コイル。 - 【請求項2】 前記複合線状体が前記金属線の周囲に1
本または複数本の合成樹脂モノフィラメントを密に巻回
または引揃えることにより形成された請求項1に記載の
ケーブル架設用チェーンコイル。 - 【請求項3】 前記複数本の合成樹脂モノフィラメント
が前記金属線を露出しないように被覆した請求項1また
は2に記載のケーブル架設用チェーンコイル。 - 【請求項4】 前記金属線がスチール線、銅線またはア
ルミニウム線からなり、その直径が0.5〜5.0mm
である請求項1〜3のいずれか1項に記載のケーブル架
設用チェーンコイル。 - 【請求項5】 前記複合線状体の横断面外接円直径が
1.0〜10.0mmである請求項1〜4いずれか1項
に記載のケーブル架設用チェーンコイル。 - 【請求項6】 前記コイル本体の両端にそれぞれスリー
ブを取付けた請求項1〜5のいずれか1項に記載のケー
ブル架設用チェーンコイル。 - 【請求項7】 前記コイル本体の非伸長時の直径が20
〜200mmである請求項1〜6のいずれか1項に記載
のケーブル架設用チェーンコイル。 - 【請求項8】 前記コイル本体の非伸長時のコイルピッ
チが2〜50mmである請求項1〜7のいずれか1項に
記載のケーブル架設用チェーンコイル。 - 【請求項9】 前記コイル本体の非伸長時の原長L
0 と、ケーブル架設後の伸長時の長さL1 との比L1 /
L0 が10〜80である請求項1〜8のいずれか1項に
記載のケーブル架設用チェーンコイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34299897A JPH11178137A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | ケーブル架設用チェーンコイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP34299897A JPH11178137A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | ケーブル架設用チェーンコイル |
Publications (1)
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JPH11178137A true JPH11178137A (ja) | 1999-07-02 |
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Country | Link |
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JP (1) | JPH11178137A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021172906A (ja) * | 2020-04-22 | 2021-11-01 | フクビ化学工業株式会社 | 線状体 |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP34299897A patent/JPH11178137A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021172906A (ja) * | 2020-04-22 | 2021-11-01 | フクビ化学工業株式会社 | 線状体 |
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