JPH11178004A - Secamカラー判別回路 - Google Patents

Secamカラー判別回路

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JPH11178004A
JPH11178004A JP34156097A JP34156097A JPH11178004A JP H11178004 A JPH11178004 A JP H11178004A JP 34156097 A JP34156097 A JP 34156097A JP 34156097 A JP34156097 A JP 34156097A JP H11178004 A JPH11178004 A JP H11178004A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ベルフィルタ回路とSECAMカラーTV信
号方式の判別用タンク回路は兼用しつつ、入力クロマ信
号に位相変調を加えず画面上の妨害を与えないでカラー
TV信号判別を行う。 【解決手段】 SECAM方式のクロマ信号S1を、ベ
ルフィルタ回路12に入力し、ベルフィルタ回路12か
らのベルフィルタ特性のS2、BPF特性の信号S3と
HPF特性の信号S4を生成する。信号S3,S4を位
相合成回路15で合成し、その出力信号S5とクロマ信
号S1とをかけ算器13でかけ算してFM復調を行うよ
うにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、SECAM方式
カラーテレビジョン(TV)信号を受信するTV受像機
やVTRに用いて好適なSECAMカラー判別回路に関
する。
【0002】
【従来の技術】SECAM方式のTV信号は、主に東欧
圏やフランスなどで放送されている。SECAM放送を
受信するTV受像機やVTRでは、放送信号がカラーか
白黒かを判別する回路が必要になる。
【0003】このような判別回路の一例として、特開平
8−214335号「SECAMライン識別回路」が挙
げられる。この判別回路では、可変フィルタの中心周波
数foをゲートパルス0が1のとき判別に最適な周波数
に周波数軸上シフトし、0のときに通常のベル周波数
(4.286MHz)に戻している。ベルフィルタ回路
の移相特性を用いてFM復調することにより、SECA
M方式のカラー判別に必要だった、タンク回路とベルフ
ィルタのタンク回路とを兼用してコストダウンを図っ
た。
【0004】しかしながら、ゲートパルス期間に中心周
波数foをシフトするため、入力されたクロマ信号にシ
フトの過渡期間で位相変調を与える結果となる。この位
相変調がベルフィルタ回路で尾を引き、画面左側に色妨
害あるいはノイズとなって現れるという問題がある。S
ECAM方式の場合、ゲートパルスのタイミングは時間
軸上の色差信号部分に近いほど良いとされており、最良
点にゲートパルスをとるほど過渡応答による妨害が画面
に広く見えてしまう。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来のSEC
AMカラー判別回路では、画面左側に色あるいはノイズ
の妨害が現れる等の問題があった。
【0006】この発明の目的は、ベルフィルタ回路と判
別用タンク回路は兼用しつつ、入力クロマ信号に位相変
調を加えずに画面上の妨害を与えないSECAMカラー
判別回路を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記した課題を解決する
ために、この発明のSECAMカラー判別回路では、ベ
ルフィルタ回路から移相された複数の信号を取り出し、
それらの位相合成あるいは入力信号と移相信号との合成
により、所望の位相特性の信号を作成してFM復調を行
うようにした。
【0008】このようにしたことにより、ベルフィルタ
回路の中心周波数foは全くゲートシフト操作しないの
で、ゲートパルス期間も色差信号期間も同じ中心周波数
foで動作し、位相変調を加えることがない。判別に対
しては位相合成手段を用いてベルフィルタ回路の中心周
波数foから任意の周波数に90度位相周波数をずらす
ことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態につ
いて、図面を参照しながら詳細に説明する。図1は、こ
の発明の一実施の形態について説明するための回路構成
図である。図1において、SECAM方式の複合映像信
号またはこれより抽出されたSECAMクロマ信号S1
を入力端子11に供給し、ここからベルフィルタ回路1
2とかけ算器13にそれぞれ入力する。ベルフィルタ回
路12からは、正規ベルフィルタ特性の信号S2をクロ
マ処理回路14に出力する他に、位相合成のためのBP
F(帯域通過フィルタ)特性の信号S3およびHPF
(高域通過フィルタ)特性のS4を出力する。位相合成
回路15ではベルフィルタ回路12からの信号S3とS
4を入力し、適切な比でこれらを合成された信号S5を
得、かけ算器13に出力する。かけ算器13の出力信号
S6は、SECAM判別回路16に入力し、ここでSE
CAM信号の判別を行う。SECAM判別回路16の判
別結果S7に基づき、クロマ処理回路14の処理動作の
制御を行い、その出力S8を出力端子17より導出す
る。SECAM判別回路16については説明を省略す
る。
【0010】ここで、ベルフィルタ回路12からの信号
S3,S4について、ベルフィルタ回路12と位相合成
回路15の構成例を示した図2を用いて説明を続ける。
なお、ベルフィルタ回路12は、gm(トランスコンダ
クタンス)フィルタを用いて構成した。
【0011】すなわち、正入力が接地されたgmアンプ
gm1の出力は、コンデンサC1を介して接地するとと
もに、バッファアンプB1を介してgmアンプgm2の
正入力に入力する。gmアンプgm2の出力にはコンデ
ンサC2を通してSECAMのクロマ信号S1を供給す
る。また、gmアンプgm2の出力は、バッファアンプ
B2を介してgmアンプgm1の負入力に入力するとと
もに、減衰器mを介してgmアンプgm2の負入力に入
力する。バッファアンプB1の出力と一端がgmアンプ
gm2の出力に接続されたコンデンサC2の他端との間
には直列接続された抵抗R1,R2を接続し、抵抗R
1,R2の接続点をベルフィルタ回路12の出力8とす
る。バッファアンプB1の出力と抵抗R1との間には反
転アンプ−Aを挿入する。さらに、バッファアンプB1
の出力を出力S3として、バッファアンプB2を出力S
4として取り出し、位相合成回路2を構成する直列接続
された抵抗R3,R4の一端に出力S3を、他端に出力
S4をそれぞれ供給する。抵抗R3,R4の接続点はS
ECAMクロマ信号とをかけ算するかけ算器3に供給す
る。
【0012】図2の接続でバッファアンプB2の出力の
伝達関数HP(S)を求めると、 HP(S)= S2 /[ S2 +(m・gm2/C2)S+gm1・gm2/C1・C2] となり、HPF(高域通過フィルタ)特性となる。同様
にして、バッファアンプB1の出力での伝達関数BP
(S)は、 BP(S)=-[(gm1/C1)S][S2 +(m・gm2/C2)S+gm1・gm2/C1・C2] であり、BPF(帯域通過フィルタ)特性となる。BP
F特性出力は、反転極性での出力となるため、図2のよ
うに反転アンプ−Aで正相に戻し、BPF特性正相出力
と原信号を、(16−(1.6)1/2 )/16対(1.
6)1/2 /16の比で加算することにより、ベルフィル
タ特性が得られる。図2では最も簡単な例としてR1,
R2により抵抗加算で構成している。
【0013】この形式をベルフィルタ回路12として採
用すると、出力S2からのベルフィルタ特性が得られる
他に、出力S3よりBPF特性が、出力S4よりHPF
特性が得られ、その位相特性は図3のようになる。
【0014】かけ算器13に入力する信号としては、S
ECAMの2つの判別信号foRとfoBの中間周波数
foIDで90度位相となる信号が好適である。かけ算
処理では2つの信号の位相差が90度のとき、出力がセ
ンター(ゼロ)となるからである。
【0015】図3に示すように、HPF特性は、ベルフ
ィルタ回路の中心周波数(4.286MHz)で90度
となり、判別信号の中間周波数foIDではない。そこ
で位相特性をずらすためにBPF出力を用いて合成す
る。BPF信号は通常中心周波数foで0度位相である
が、図2の回路では反転するため都合よく180度とな
る。これをHPF特性に加算して180度方向にずらす
ことにより、中間周波数foIDでの位相を90度とす
ることができる。一般的にBPF特性が中心周波数fo
で0度なる場合はその反転信号を加算すればよい。
【0016】このようにしておけば、図4のようにかけ
算器13の出力電位は、中間周波数foIDでセンタと
なり、判別信号foBで負、判別信号foRで正という
ように設定でき、次段のSECAM判別回路16で良好
な判別が可能となる。
【0017】図2のようなgmフィルタによるベルフィ
ルタ回路を用いずに、L(コイル)、C(コンデン
サ)、R(抵抗)で構成したタンク回路によりベルフィ
ルタ回路121を構成した実施例の場合、図3のBPF
のような信号が得られないことがある。
【0018】この場合には、図5に示すようにベルフィ
ルタ回路121の出力S2からの90度信号と入力クロ
マ信号S1を用いて、減算(または入力クロマ信号の反
転信号を加算)による位相合成回路151位相合成し、
その出力S5とクロマ信号S1をかけ算器13に入力
し、かけ算出力S6とすることも可能である。従って、
ベルフィルタ回路はgmフィルタに限定されるものでは
ない。
【0019】実際にベルフィルタ回路をTVなどの受信
に用いる際には、チューナー等の回路でクロマ帯域の高
域成分が位相回転を起こすことがあり、これを補償する
ためにベルフィルタ回路の中心周波数foを僅かながら
定常的にシフトすることがある。通常補償なしの条件で
位相合成比を設定しておくと、ベルフィルタ回路12の
中心周波数foをずらされたことにより、中間周波数f
oIDで90度位相がずれてしまう。
【0020】図6は、判別信号の中間周波数foIDで
90度位相がずれてしまう対策を施した実施例である。
この場合、図6に示すような構成で、シフト制御信号6
1により、中心周波数foのシフト量に応じた分だけ位
相合成を逆に補正すればよい。例えば、ベルフィルタ回
路12の中心周波数foを、判別信号の中間周波数fo
IDを超えない程度で高くしたとすると、HPFの90
度位相周波数も高くなるので、BPFの加算量を減ら
し、中間周波数foIDで90度に合わせればよい。中
間周波数foIDを超えてベルフィルタ回路の中心周波
数foを上げる場合には、図3でいうBPF特性を減算
して0度方向に合成する。この機能を実現するために
は、図2の位相合成回路で抵抗R3とR4を複数個用意
して切り換えるか、または利得可変アンプにて合成すれ
ばよい。
【0021】この発明の回路はTV受信機だけではな
く、VTRのクロマ処理に用いることもできる。クロマ
処理回路14は、そのどちらをも含むものとする。
【0022】
【発明の効果】以上説明したように、この発明のSEC
AMカラー判別回路によれば、ベルフィルタ回路と判別
用のタンクあるいはフィルタ回路を兼用するとともに、
色差信号への妨害を除去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施の形態について説明するため
の回路構成図。
【図2】図1のベルフィルタ回路および位相合成回路部
分の具体例について説明するための回路構成図。
【図3】図2のフィルタおよび位相合成の位相特性につ
いて説明するための特性図。
【図4】この発明のFM復調の特性例について説明する
ための特性図。
【図5】図1のベルフィルタ回路をLCR型とした場合
の実施例について説明するための回路構成図。
【図6】図1にfoシフト機能を設けた場合の実施例を
示す回路構成図。
【符号の説明】
11…入力端子、12,121…ベルフィルタ回路、1
3…かけ算器、14…クロマ処理回路、15,151…
位相合成回路、16…SECAM判別回路、17…出力
端子。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 SECAMテレビジョン方式のクロマ信
    号を入力するベルフィルタ回路と、前記ベルフィルタ回
    路からの信号および前記クロマ信号のうち複数の信号を
    入力して合成する位相合成回路と、 前記位相合成回路の出力信号とクロマ信号とを入力して
    かけ算するかけ算器とを具備してなることを特徴とする
    SECAMカラー判別回路。
  2. 【請求項2】 ベルフィルタ回路は、直列接続された複
    数のトランスコンダクタンスアンプを用いて構成し、該
    トランスコンダクタンスアンプ段間の信号を位相合成回
    路に供給したことを特徴とする請求項1に記載のSEC
    AMカラー判別回路。
  3. 【請求項3】 ベルフィルタ回路は、LCRのタンク回
    路であって、タンク回路の出力と入力クロマ信号とを位
    相合成回路に供給したことを特徴とする請求項1記載に
    記載のSECAMカラー判別回路。
  4. 【請求項4】 ベルフィルタ回路は、中心周波数のシフ
    トが可能であって、位相合成回路は位相合成比の切換あ
    るいは制御が可能であることを特徴とする請求項1記載
    に記載のSECAMカラー判別回路。
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