JPH0113489Y2 - - Google Patents

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JPH0113489Y2
JPH0113489Y2 JP1983036614U JP3661483U JPH0113489Y2 JP H0113489 Y2 JPH0113489 Y2 JP H0113489Y2 JP 1983036614 U JP1983036614 U JP 1983036614U JP 3661483 U JP3661483 U JP 3661483U JP H0113489 Y2 JPH0113489 Y2 JP H0113489Y2
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video
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frequency signal
audio
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【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野〕 この考案は例えばテレビジヨン受像機に於い
て、映像中間周波信号と第1の音声中間周波信号
との混合信号を検波して映像信号と第2音声中間
周波信号を得る為の検波装置に関する。
〔考案の技術的背景とその問題点〕
例えばテレビジヨン受像機に於いて、映像中間
周波信号と第1の音声中間周波信号(以下、単に
音声中間信号と称する)との混合信号を検波して
映像信号と第2の音声中間周波信号を得る為の検
波装置としては、日本では一般に第1図に示すよ
うなインターキヤリア方式の検波装置が用いられ
ている。すなわち、チユーナ(図示せず)から入
力端子11に加えられた映像中間周波信号と音声
中間周波信号との混合信号は帯域フイルタ12を
介して増幅回路13に供給され、増幅される。こ
の増幅出力は検波回路14にて検波され、映像信
号が取り出される。この映像信号は増幅回路15
にて増幅された後、後段の映像信号処理回路(図
示せず)に供給される。さらに、増幅回路15の
出力は帯域フイルタ16に供給され、第2の音声
中間周波信号が取り出される。17,18は自動
利得制御回路(以下、AGC回路と称する)で、
このうち、AGC回路17は中間周波信号(映像
中間周波信号及び音声中間周波信号)用のもので
あり、またAGC回路18はチユーナに導びかれ
た高周波信号用のものである。このように、第1
図の検波装置は映像中間周波信号と音声中間周波
信号とを1つの検波回路14に通し、映像検波後
第2音声中間周波信号を得るように構成されてい
る。
ところが上述したようなインターキヤリア方式
の検波装置を用いて文字多重放送を受信すると、
映像信号の変調度が高いとき(例えばテロツプ信
号が入力されたとき)、映像信号が副チヤンネル
の音声信号に妨害を与えてバズ音を発生し、耳ざ
わりな音となる問題があつた。
このような問題を解決する為にチユーナでの周
波数変換後、映像中間周波信号と音声中間周波信
号とを分離し、これらを別々に検波する方式が考
えられている。この方式を第2図に示す。入力端
子11に供給された映像中間周波信号と音声中間
周波信号との混合信号は帯域フイルタ21によつ
て上記2つの中間周波信号に分離される。このう
ち映像中間周波信号は映像検波部22に供給さ
れ、音声中間周波信号は音声検波部23に供給さ
れ別々に検波される。映像検波部22は増幅回路
221,223、検波回路222、映像中間周波
信号用AGC回路224、高周波信号用AGC回路
225から成る。音声検波部23は増幅回路23
1,233、検波回路232、音声中間周波信号
用AGC回路234から成る。
しかしながら第2図のような構成では、集積回
路化する場合映像検波部22と音声検波部23と
を1つの半導体基板上に集積回路化することが難
しく、これらを別々の半導体基板上に集積回路化
する必要がある為、部品点数が多くなり、製造経
費が高くなる欠点があつた。
〔考案の目的〕
この考案は上記の事情に対処すべくなされたも
ので、文字多重放送の受信時に音声信号が映像信
号の妨害を受けてバズ音が発生してしまうことを
防止することができ、さらに部品点数の削減、製
造経費の低減を図り得る検波装置を提供すること
を目的とする。
〔考案の概要〕
この考案はチユーナの周波数変換出力を映像中
間周波信号と音声中間周波信号に分離し、前記映
像中間周波信号とこの信号より抽出された映像搬
送波とを掛算することにより映像信号を得、前記
音声中間周波信号と前記映像搬送波を90゜移相し
た信号とを掛算することにより第2の音声中間周
波信号を得るように構成したものである。
〔案の実施例〕
以下、図面を参照してこの考案の一実施例を詳
細に説明する。第3図に於いて、入力端子31に
印加された映像中間周波信号と音声中間周波信号
との混合信号は帯域フイルタ32にて上記両中間
周波信号に分離される。この場合、映像中間周波
信号を抽出する為のフイルタ部は第4図に示すよ
うにこの映像中間周波信号の周波数帯域と略同じ
通過帯域W1を有する。一方、音声中間周波信号
を抽出する為のフイルタ部はこの音声中間周波信
号の周波数帯域よりは若干広い通過帯域W2を有
する。
帯域フイルタ32によつて分離された映像中間
周波信号は増幅回路33に供給され、次段で必要
なレベルまで増幅される。この増幅出力はリミツ
タ34に供給される。このリミツタ34はLC同
調回路を有し、振幅制限された映像搬送波を出力
する。この映像搬送波は掛算回路35の一方の入
力端子に供給される。この掛算回路35の他方の
入力端子には前記増幅回路33から出力される映
像中間周波信号が供給される。その結果、映像信
号の乗つたリニアな映像搬送波と映像信号の乗ら
ない映像搬送波とが同相で掛算されることにな
り、映像信号が取り出される。この映像信号は増
幅回路36にて増幅された後、後段の映像信号処
理回路(図示せず)に供給される。ここで、検波
出力が入力電界の変動によつて変動しないように
増幅回路36の出力レベルの変動を検出し、その
検出結果に従つて増幅回路33の利得を制御して
いる。この為のAGC電圧を発生するのがAGC回
路37である。なお、このAGC回路37の出力
が供給されるもう1つのAGC回路38は高周波
信号用のAGC回路である。
一方、帯域フイルタ32によつて分離された音
声中間周波信号は増幅回路39によつて次段に必
要なレベルまで増幅された後、掛算回路40の一
方の入力端子に供給される。この掛算回路40の
他方の入力端子にはリミツタ34の出力を移相回
路41で90゜シフトした信号が供給される。その
結果、掛算回路40では音声中間周波信号と90゜
移相された映像搬送波とが掛算されることにな
り、両信号の差信号、すなわち、第2の音声中間
周波信号(NTSC方式では4.5MHz)が得られる。
この第2の音声中間周波信号は増幅回路42を介
して音声信号処理回路(図示せず)に供給され
る。なお、増幅回路39のAGC電圧は前記AGC
回路37から得ている。
このように第2の音声中間周波信号を得るのに
音声中間周波信号と映像搬送波を同相で掛算する
のではなく、映像搬送波を90゜移相して掛算して
いるので、音声信号に対する映像信号の妨害を極
力小さくすることができる。この映像信号の妨害
は映像信号の変調度が高いことに起因することは
前述したが、第3図の構成ではこの他にも帯域フ
イルタ32の特性にも起因する。すなわち、この
帯域フイルタ32に於いて、音声中間周波信号を
抽出する為のフイルタ部の通過帯域はこの音声中
間周波信号の周波数帯域よりある程度広くなつて
いることは前述した通りである。両帯域が同じで
あれば、同相検波でも映像信号の影響を小さくす
ることができる。しかしながら、このように通過
帯域を狭くすると、チユーナの変換周波数が少し
でもずれた場合、音が出なくなる恐れがある。し
たがつて、この通過帯域はある程度広くしておく
必要がある。ところが、通過帯域を広くすると、
今度は音声中間周波信号の抽出出力の中に映像中
間周波信号が混入し、同相検波した場合、映像信
号の妨害が出てくる。しかしながら、このような
妨害もこの実施例のように映像搬送波90゜移相し
て掛算することによりほとんど無くすことができ
る。
ここで、映像搬送波を90゜移相することによつ
て映像信号の妨害を無くすことができる理由を式
を使つて説明する。増幅回路39、移相回路41
の出力をそれぞれ(es),(ep)とすると、これら
は次式(1),(2)のようになる。
es=A(1+mcosωct)cosωpt +Bcosωst …(1) ep=Csinωpt …(2) 但し、A,B,C:係数 m:映像信号変調度 ωp:映像搬送波周波数 ωs:音声搬送波周波数 ωc:色副搬送波周波数 これら2式を掛算すると、次式(3)のようにな
る。
es×ep={A(1+mcosωct)cosωpt+Bcosωst}C
sinωpt=AC/2(1+mcosωct)(sin2ωpt+sinO) +BC/2{sin(ωp+ωs)t−sin(ωp−ωs)t}
=BC/2{1−sin(ωp−ωs)t}…(3) 式(3)より掛算回路40の出力には映像信号成分
が全く含まれないことがわかる。
以上詳述したこの実施例によれば、帯域フイル
タ32で分離された音声中間周波信号とリミツタ
34で抽出された映像搬送波を90゜移相した信号
とを掛算することにより第2の音声中間周波信号
を得るようにしたので、映像信号の妨害を受けな
い第2の音声中間周波信号を得ることができ、音
声多重放送の受信時に問題となる副チヤンネルの
バズ音を軽減することができる。
また、この実施例によれば、第3図に破線で囲
む部分を同一の半導体基板上に集積回路化するこ
とができるので、部品点数の削減、製造経費の低
減を図ることができることは勿論、素子の特性の
ばらつきによる位相のずれや利得のばらつきを小
さくすることができる。
また、2つの掛算回路35,40の一方の入力
を1つのリミツタ34から得ているので、LC同
調回路が1つで済み、集積回路化に際して周辺部
品を少なくすることができる。
また映像系と音声系のAGC回路を1つのAGC
回路37で共用しているので部品点数の削減等を
図ることができる。なお、先の実施例では、映像
中間周波信号検波用の映像搬送波の位相量を90゜
にする場合を説明したが、音声信号に対する映像
信号の妨害を除去でるような位相量であれば、
90゜に限定されないことは勿論である。
〔考案の効果〕
このようにこの考案によれば、文字多重放送の
受信時に音声信号が映像信号の妨害を受けてバズ
音が発生してしまうことを防止することができ、
さらに部品点数の削減、製造経費の低減を図り得
る検波装置を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の検波装置の一例を示す回路図、
第2図は同じく他の例を示す回路図、第3図はこ
の考案に係る検波装置の一実施例を示す回路図、
第4図は第3図中の帯域フイルタの周波数特性を
示す特性図である。 31……入力端子、32……帯域フイルタ、3
3,36,39,42……増幅回路、34……リ
ミツタ、35,40……掛算回路、37,38…
…AGC回路、41……移相回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 映像中間周波信号の周波数帯域とほぼ同じ通過
    帯域と第1の音声中間周波信号の周波数帯域より
    若干広い通過帯域との2つの通過帯域を有し、前
    記映像中間周波信号と前記第1の音声中間周波信
    号との混合信号を前記映像中間周波信号と前記第
    1の音声中間周波信号に分離するフイルタ手段
    と、 このフイルタ手段の映像中間周波信号出力から
    映像搬送波を抽出する映像搬送波抽出手段と、 この映像搬送波抽出手段の出力と前記フイルタ
    手段の映像中間周波信号出力とを掛算し映像信号
    を得る第1の掛算手段と、 前記映像搬送波抽出手段の出力を移相する移相
    手段と、 この移相手段の出力と前記フイルタ手段の第1
    の音声中間周波信号出力とを掛算することにより
    第2の音声中間周波信号を得る第2の掛算手段と
    を具備し、 前記移相手段の移相量は前記第2の掛算手段の
    出力に対する映像信号の妨害を除去可能な量に設
    定されていることを特徴とする検波装置。
JP3661483U 1983-03-14 1983-03-14 検波装置 Granted JPS59143166U (ja)

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JP3661483U JPS59143166U (ja) 1983-03-14 1983-03-14 検波装置

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JP3661483U JPS59143166U (ja) 1983-03-14 1983-03-14 検波装置

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Publication Number Publication Date
JPS59143166U JPS59143166U (ja) 1984-09-25
JPH0113489Y2 true JPH0113489Y2 (ja) 1989-04-20

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JP3661483U Granted JPS59143166U (ja) 1983-03-14 1983-03-14 検波装置

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JP (1) JPS59143166U (ja)

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5514782A (en) * 1978-07-18 1980-02-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Television picture receiver

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5514782A (en) * 1978-07-18 1980-02-01 Matsushita Electric Ind Co Ltd Television picture receiver

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JPS59143166U (ja) 1984-09-25

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