JPH11177601A - パケット中継制御方法及びパケット中継装置 - Google Patents

パケット中継制御方法及びパケット中継装置

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JPH11177601A
JPH11177601A JP34165097A JP34165097A JPH11177601A JP H11177601 A JPH11177601 A JP H11177601A JP 34165097 A JP34165097 A JP 34165097A JP 34165097 A JP34165097 A JP 34165097A JP H11177601 A JPH11177601 A JP H11177601A
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JP
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packet
terminal
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protocol address
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Application number
JP34165097A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Yamamoto
浩之 山本
Hidetoshi Kayama
英俊 加山
Hitoshi Takanashi
斉 高梨
Masahiro Morikura
正博 守倉
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Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 ブロードキャストフレームに大きな割合を占
める変換要求パケットの不必要な中継を削減し、拡張L
ANのトラヒックとパケット端末の処理能力を改善する
パケット中継制御方法及びパケット中継装置を提供す
る。 【解決手段】 ブリッジの各ポートは各LANとフレー
ムを授受する。学習処理部14は各ポートからのフレー
ムを監視して送信元パケット端末とポートの関係を学習
する。データベース15は学習で得た送信元の端末アド
レス,ポート番号,プロトコルアドレスの組を記憶す
る。転送処理部16,ブロードキャスト処理部18の各
々はデータベース15に基づき非ブロードキャスト,ブ
ロードキャストの各フレームを中継,廃棄する。後者
は、ブロードキャストされる変換要求パケットを受信し
た場合に、そのデータ送信先プロトコルアドレスがデー
タベース15にあれば、これと組のポートにのみ変換要
求パケットを中継して、他のポートには中継しない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はパケットデータ通信
に関するものであり、特にフィルタリング機能を有する
パケット中継制御方法及びパケット中継装置に関するも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年のパケット通信では、共通の通信媒
体に複数のパケット端末を相互接続し、高速かつ低い伝
送誤り率で通信を行うローカルエリアネットワーク(以
下、LANという)と呼ばれる通信網が普及している。
このLANの通信プロトコルとしては、ネットワーク層
に Internet Protocol(RFC791:以下、IPという),
データリンク層に Ethernet(RFC894:以下、イーサネッ
トという)が広く使用されている。
【0003】IPでは、IPデータグラムと呼ばれるパ
ケット単位で非コネクション型のデータ交換を行い、I
Pアドレスと呼ばれる32ビットのネットワーク層アド
レスを用いて、データ送信先のパケット端末であるデー
タ送信先パケット端末とデータ送信元のパケット端末で
あるデータ送信元パケット端末とを特定してパケットの
ルーティング制御を行う。IPアドレスは、ネットワー
クIDと呼ばれるLANを識別する部分とホストIDと
呼ばれるパケット端末を識別する部分から構成される。
基本的に、同じLANに接続するパケット端末のIPア
ドレスには同じネットワークIDを設定し、パケット端
末毎に異なるホストIDを設定する。
【0004】一方、イーサネットでは、イーサネットフ
レームと呼ばれるフレーム単位で共通の通信媒体に接続
するパケット端末間のデータ交換を行う。共通の通信媒
体を用いるためには、フレームの衝突を抑制する競合制
御が必要である。この競合制御には、イーサネットフレ
ームの送信前に他のパケット端末が通信媒体にイーサネ
ットフレームを出していないことを確認し、送信中に衝
突を検出した時はランダム時間待ってからイーサネット
フレームの再送を行うCSMA/CD(Carrier Sense
Multiple Access with Collision Detection)と呼ばれ
る競合制御を用いている。
【0005】ここで、アドレスにはMAC(Media Acce
ss Control)アドレスと呼ばれる一般に48ビットのデ
ータリンク層アドレスを用いる。MACアドレスはIE
EE(The Institute of Electrical and Electronics E
ngineers)によって世界的に管理され、各パケット端末
が使用するMACアドレスが予め重複しないように決め
られている。このため、パケット端末のMACアドレス
は端末毎に唯一無二で固有なアドレスであることが保証
されている。またMACアドレスには、複数のパケット
端末を指定するためのマルチキャストアドレスと呼ばれ
るグループを指定するアドレスや、同じLANに接続す
る全てのパケット端末を指定するためのブロードキャス
トアドレスと呼ばれるアドレスが規定されている。
【0006】イーサネットフレームには、1つのIPデ
ータグラムがデータとして含まれ、デスティネーション
アドレスフィールドと呼ばれる部分にデータ送信先パケ
ット端末のMACアドレスを設定し、ソースアドレスフ
ィールドと呼ばれる部分にデータ送信元パケット端末の
MACアドレスを設定して、データ送信先パケット端末
とデータ送信元パケット端末をそれぞれ特定している。
【0007】この他、データリンク層プロトコルには、
イーサネット以外にトークンリング(ISO/IEC 8802-
5),トークンバス(ISO/IEC 8802-4)あるいはFDD
I(Fiber Distributed Data Interface;ISO 9314-2)
などを使用する場合がある。これらはそれぞれ競合制御
方法が異なるが、共通の通信媒体を介して高速かつ低伝
送誤り率の通信をフレーム単位で行うこと,フレームに
は1つのIPデータグラムがデータとして含まれるこ
と,IEEEが管理するMACアドレスを用いること,
フレームのデスティネ−ションアドレスフィールドにデ
ータ送信先パケット端末のMACアドレスを設定すると
ともにソースアドレスフィールドにデータ送信元パケッ
ト端末のMACアドレスを設定することなどが共通して
いる。
【0008】上述したように、IPデータグラムなどの
ネットワーク層のパケットでは、データ送信先パケット
端末がIPアドレスなどの通信プロトコル用のプロトコ
ルアドレスで特定される。このため、パケットをイーサ
ネットフレームなどのデータリンク層のフレームで送信
する際は、データ送信先パケット端末のプロトコルアド
レスであるデータ通信先プロトコルアドレスをMACア
ドレスなどのデータ送信先パケット端末に固有の端末ア
ドレスに変換し、変換した端末アドレスをフレームのデ
スティネーションアドレスフィールドに設定することが
行われる。この変換には、プロトコルアドレスと端末ア
ドレスの変換テーブルをパケット端末が予め持つ方法
と、Address Resolution Protocol(RFC826:以下、AR
Pという)を用いる方法がある。
【0009】一般に、データ送信先パケット端末がデー
タ送信元パケット端末と同じLANに接続している場合
は最初にARPを用い、ARPによる変換後は一定時間
(通常,5分)その結果を変換テーブルに保存して変換
に使用する方法が採られている。ARPでは、データ送
信元パケット端末が変換したいデータ送信先プロトコル
アドレスを「ARP要求パケット」と呼ばれる変換要求
パケットに設定し、この変換要求パケットをLANに接
続する全てのパケット端末に送信する。この時、変換要
求パケットを運ぶフレームのデスティネーションアドレ
スフィールドにはブロードキャストアドレスが設定され
る。
【0010】変換要求パケットを受信したパケット端末
のうち、変換要求パケットに設定されたデータ送信先プ
ロトコルアドレスをデータ送信先パケット端末の端末ア
ドレスであるデータ送信先端末アドレスに変換できるパ
ケット端末は、変換した端末アドレスを設定した「AR
P応答パケット」と呼ばれる変換応答パケットを変換要
求元に返す。普通は、変換要求パケットに設定されたデ
ータ送信先プロトコルアドレスを自己のプロトコルアド
レスとして有するパケット端末がこの変換応答を行う。
そして、変換要求パケットを送信したデータ送信元パケ
ット端末は、変換応答パケットを受信することによって
データ送信先プロトコルアドレスを目的の端末アドレス
に変換する。
【0011】一方、ネットワークの拡張のために、複数
のLANを「ブリッジ」と呼ばれるデータリンク層で中
継を行う中継装置により相互接続して、複数のLANを
1つのLANのように拡張する技術がある(ISO/IEC 100
38 MAC bridges)。すなわち、LANでは競合制御の制
約から通信媒体の大きさ(ケーブル長やリング長など)
に制限があるため、単一のLANではこの制限を超えて
大きくすることができない。しかし、ブリッジを用いて
LANを拡張すると、この大きさの制限を超えてLAN
を拡張することができ、広い敷地に渡ってLANを構築
する必要がある場合などに有益である。また、ブリッジ
によって複数のLANを結合した拡張LANを単数のL
ANと同様に扱えるため、IPアドレスのネットワーク
IDも1つの使用で済み、IPアドレスの節約にも有効
である。
【0012】しかるに、競合制御の制約から1つのLA
Nに付加できるトラヒックには制限があり、単純にLA
Nをデータリンク層で接続するだけでは、拡張LAN全
体に付加できるトラヒックが単一のLANに付加できる
トラヒックと変わらないという問題が残る。そこで、IS
O/IEC 10038 では学習フィルタリング機能と呼ばれる機
能をブリッジに持たせることで不要なトラヒックの削減
を図り、上記の問題に対処している。
【0013】以下、学習フィルタリング機能を有するブ
リッジについて説明する。図1は学習フィルタリング機
能を有するブリッジの構成例を示している。このブリッ
ジは複数のポート(ポート1a,1b)と中継部2から
構成される。図1では2つのポート1a,1bをブリッ
ジが持つ場合を示している。各ポート1a,1bはそれ
ぞれLAN3a,3bに接続され、これらLANとフレ
ームの送受信を行う。フレームの送受信に用いるデータ
リンク層プロトコルは、接続している各LANで使用し
ているものを用いる。各ポート1a,1bでは、LAN
3a,3bより受けるフレームを無差別に受信し、各ポ
ートが用いるデータリンク層プロトコルに従ってフレー
ムのエラーチェックを行う。もしエラーが発生していれ
ば、そのフレームは廃棄する。これに対し、エラーチェ
ックの結果が正常ならば、そのフレームを中継部2に渡
す。逆に、中継部2よりフレームを受けた時はそのフレ
ームをLAN3a,3bにそれぞれ送信する。また、各
ポート1a,1bはそれぞれ個別のポート番号を有して
おり、これにより各ポートおよび各LAN3a,3bを
識別する。
【0014】中継部2では、各ポート1a,1bから渡
されるフレームに基づいて、データ送信元パケット端末
の端末アドレスであるデータ送信元端末アドレスを監視
し、その端末アドレスを有するパケット端末がどのポー
トのLANに位置するのかを学習する。この処理は学習
処理と呼ばれ、図中の学習処理部4が行う。また、学習
処理によって得たパケット端末の位置情報はデータベー
ス5に記録される。そして、データベース5の記録に基
づいて各ポート1a,1bから渡されるフレームの中継
や廃棄を行う。この処理は転送処理と呼ばれ、図中の転
送処理部6が行う。
【0015】次に、中継部2のデータベース5について
説明する。図2はデータベース5の内容の一例を示した
ものであって、データベース5は端末アドレスとポート
番号を1組とする登録から構成される。端末アドレスと
ポート番号の登録は、記録されている端末アドレスを持
つパケット端末が、記録されているポート番号を有する
ポート(LAN)に接続していることを意味する。した
がって、そのパケット端末向けのフレームは記録されて
いるポートにだけ中継すればよく、他のポートに中継す
る必要はない。この端末アドレスとポート番号の登録は
学習処理によって新規に記録もしくは更新される。ま
た、新規に記録もしくは更新されてから「Aging Time」
と呼ばれる一定時間の間に学習処理によって新たな更新
が行われない登録は、その登録が削除される。この削除
動作は、記録されているパケット端末が移動して、記録
されているポート(LAN)に既に存在しない場合に、
移動したパケット端末へフレームが届かなくなるのを防
ぐために行われる。
【0016】次に、中継部2の学習処理部4の動作につ
いて説明する。学習処理部4では、受信ポートからフレ
ームを受けると、受けたフレームのデータ送信元端末ア
ドレスがデータベース5の端末アドレスに記録されてい
るかどうか検索する。いま、データ送信元端末アドレス
がデータベース5に記録されていない場合は、そのデー
タ送信元端末アドレスと受信ポートのポート番号を組に
して、データベース5に新規に記録する。これに対し、
データ送信元端末アドレスがデータベース5に記録され
ている場合は、その端末アドレスと組で記録されている
ポート番号を受信ポートのポート番号に更新する。なお
この更新動作は、記録されているポート番号と受信ポー
ト番号が一致する場合にも行う。
【0017】次に、中継部2の転送処理部6の動作につ
いて説明する。転送処理部6では、学習処理を終えたフ
レームを受信ポート以外の各ポートに対して中継するか
どうかをデータベース5の記録に基づいて判断する。こ
の判断を行うために、まずフレームのデータ送信先端末
アドレスがデータベース5の端末アドレスに記録されて
いるかどうか検索する。いま、データ送信先端末アドレ
スがデータベース5に記録されている場合、その端末ア
ドレスと組で記録されているポート番号と中継しようし
ているポートのポート番号が一致すれば中継可と判断
し、一致しなれければ中継不可と判断する。また、デー
タ送信先端末アドレスがデータベース5に記録されてい
ない場合は無条件で中継可と判断する。そして、受信ポ
ート以外の中継可と判断した各ポートに対してフレーム
を中継し、中継不可と判断した各ポートに対してはフレ
ームを中継しないで廃棄(フィルタリング)する。
【0018】さて、図3は上記の学習フィルタリング機
能を有するブリッジの動作例を示している。この図にお
いて図1と同じ構成要素については同一の符号を付して
ある。システム構成としては、ブリッジがポート1a
(ポート番号#1)とポート1b(ポート番号#2)の
2つのポートを持ち、パケット端末A(端末アドレス#
A)とパケット端末B(端末アドレス#B)の2つのパ
ケット端末が通信媒体7aを介してポート1a側のLA
N3aに接続し、パケット端末C(端末アドレス#C)
が通信媒体7bを介してポート1b側のLAN3bに接
続しているものとする。
【0019】いま、データベース5には何も記録されて
おらず、パケット端末Aからパケット端末Cへ初めてフ
レームF#ACが送信されたとする。このとき送信フレ
ームのデータ送信先端末アドレスには端末アドレス#C
が設定され、データ送信元端末アドレスには端末アドレ
ス#Aが設定される。そして学習処理部4は、このフレ
ームのデータ送信元端末アドレスに設定された端末アド
レス#Aがまだデータベース5に記録されていないの
で、端末アドレス#Aと受信ポート番号#1の組をデー
タベース5に記録(図中の符号R#A1)する。また転
送処理部6では、データ送信先端末アドレスに設定され
た端末アドレス#Cがまだデータベース5に記録されて
いないので、ポート1bに中継可と判断してこのフレー
ムをポート1bに中継する。
【0020】また図4は、図3の状態において更にパケ
ット端末Bからパケット端末AへフレームF#BAが送
信された場合のブリッジの動作例を示している。この図
において図3と同じ構成要素については同一の符号を付
してある。このとき、送信フレームのデータ送信先端末
アドレスには端末アドレス#Aが設定され、データ送信
元端末アドレスには端末アドレス#Bが設定されてい
る。そして学習処理部4では、このフレームのデータ送
信元端末アドレスに設定された端末アドレス#Bがまだ
データベース5に記録されていないので、端末アドレス
#Bとポート番号#1の組をデータベース5に記録(図
中の符号R#B1)する。また転送処理部6では、デー
タ送信先端末アドレスに設定された端末アドレス#Aが
既にデータベースに記録されており、端末アドレス#A
に関してデータベース5を検索した結果(図中の符号T
#A1)として、組で記録されているポート番号が#1
であることがわかるので、ポート1bに中継不可と判断
してポート1bへの中継を止めてフレームを廃棄(フィ
ルタリング)する。
【0021】このように、学習フィルタリング機能を有
するブリッジでは、学習した端末アドレスをデータ送信
先端末アドレスに持つフレームが必要なポート以外に流
れることを防ぎ、無駄なトラヒックを削減することがで
きる。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、図5に示す
ように、上記の ISO/IEC 10038の方法ではデータ送信先
端末アドレスにブロードキャストアドレスが設定された
フレームF#BCTをフィルタリングすることができ
ず、すべてのポートに流してしまうと云う問題がある。
これは、データ送信先端末アドレスだけでは、ブロード
キャストされるフレームをフィルタリングすべきかどう
かの判断ができないことに起因する。なお、フレームF
#BCTのデータ送信先端末アドレスはブロードキャス
トアドレスであり、データ送信元端末アドレスは端末ア
ドレス#Aである。また、図中の符号U#A1は学習処
理部4によるデータベース5の更新を意味している。
【0023】しかも、データ送信先端末アドレスにブロ
ードキャストアドレスを持つフレームF#BCTは、各
LANのトラヒックを圧迫するばかりか、拡張LANに
接続するすべてのパケット端末および中継装置で受信さ
れるため、その受信処理の分だけパケット端末および中
継装置の処理能力を圧迫することになる。特に、ARP
の変換要求パケットによるブロードキャストは、通常5
分以上やりとりの無いパケット端末間で通信を開始する
場合は、原則的に必ず最初に送信されるので、ブロード
キャストされるフレームの大きな割合を占める。
【0024】本発明は上記の点に鑑みてなされたもので
あり、その目的は、ブロードキャストされるフレームの
大きな割合を占める変換要求パケットの中継装置での不
必要な中継を削減し、拡張LANのトラヒックの改善と
パケット端末の処理能力の改善を図るパケット中継制御
方法及びパケット中継装置を提供することにある。
【0025】
【課題を解決するための手段】以上の課題を解決するた
めに、請求項1記載の発明は、端末毎に固有の端末アド
レスとプロトコルアドレスを有するパケット端末が共通
の通信媒体に接続された通信網をパケットの中継を行う
中継装置によって相互接続したシステムにおけるパケッ
ト中継制御方法であって、送信元パケット端末から送信
先パケット端末へデータを送信するために、前記送信元
パケット端末が前記送信先パケット端末のプロトコルア
ドレスを端末アドレスに変換し、その際、前記プロトコ
ルアドレスを前記端末アドレスに変換できなければ、接
続された各パケット端末に向けて該変換を要求する変換
要求パケットを前記送信先パケット端末のプロトコルア
ドレスを付加して送信し、該変換を行うことの可能なパ
ケット端末が、変換された端末アドレスを設定した変換
応答パケットを前記送信元パケット端末に返送したの
ち、前記送信元パケット端末が、前記送信元パケット端
末及び前記送信先パケット端末が有するプロトコルアド
レス及び端末アドレスをパケットに付加して前記データ
を送信し、前記中継装置は、前記通信網から受信したパ
ケットに付加された前記送信元パケット端末の端末アド
レスと該受信パケットを受信した通信網を特定する通信
網情報とを組にして記録するとともに、前記受信パケッ
トに付加された前記送信先パケット端末の端末アドレス
が、記録されている前記端末アドレスの中に存在する場
合に、該端末アドレスと組にして記録されている前記通
信網情報が示す通信網にのみ前記受信パケットを中継す
るパケット中継制御方法において、前記中継装置が前記
受信パケットを受信した場合は、前記端末アドレスと前
記通信網情報に加え、前記受信パケットに付加された前
記送信元パケット端末のプロトコルアドレスを組にして
記録するとともに、前記中継装置が前記変換要求パケッ
トを受信した場合において、該変換要求パケットに設定
された送信先パケット端末のプロトコルアドレスが、記
録されている前記送信元パケット端末のプロトコルアド
レスの中に存在していれば、該送信元パケット端末のプ
ロトコルアドレスと組にして記録されている前記通信網
情報が示す通信網にのみ前記変換要求パケットを中継
し、その一方で、前記送信先パケット端末のプロトコル
アドレスが、記録されている前記送信元パケット端末の
プロトコルアドレスの中に存在しなければ、前記中継装
置に接続されている通信網のうち、前記変換要求パケッ
トを受信した通信網以外の全通信網に前記変換要求パケ
ットを中継することを特徴としている。
【0026】また、請求項2記載の発明は、端末毎に固
有の端末アドレスとプロトコルアドレスを有するパケッ
ト端末が共通の通信媒体に接続された通信網を相互接続
したシステムであって、送信元パケット端末から送信先
パケット端末へデータを送信する際に、前記送信元パケ
ット端末が前記送信先パケット端末のプロトコルアドレ
スを端末アドレスに変換できず、接続された各パケット
端末に向けて該変換を要求する変換要求パケットを前記
送信先パケット端末のプロトコルアドレスを付加して送
信し、該変換を行うことの可能なパケット端末が、変換
された端末アドレスを設定した変換応答パケットを前記
送信元パケット端末に返送し、前記送信元パケット端末
が、前記送信元パケット端末及び前記送信先パケット端
末が有するプロトコルアドレス及び端末アドレスをパケ
ットに付加して前記データを送信するシステムにおい
て、前記通信網の間のパケットの中継を行うパケット中
継装置であって、前記通信網から受信したパケットに付
加された前記送信元パケット端末の端末アドレスと該受
信パケットを受信した通信網を特定する通信網情報とを
組にして記録するデータベースと、前記受信パケットに
付加された前記送信先パケット端末の端末アドレスを前
記データベースに記録されている前記端末アドレスの中
から検索し、前記送信先パケット端末の端末アドレスが
検索されたときに、該端末アドレスと組にして記録され
ている前記通信網情報が示す通信網にのみ前記受信パケ
ットを中継する転送処理手段とを有するパケット中継装
置において、前記データベースは、前記端末アドレス及
び前記通信網情報に加え、前記送信元パケット端末に関
するプロトコルアドレスを組にして記録するものであ
り、前記受信パケットに設定されている前記送信元パケ
ット端末の端末アドレス及びプロトコルアドレスを監視
するとともに、前記受信パケットを受信した通信網の通
信網情報を取得して、前記データベース上の前記端末ア
ドレス,前記通信網情報及び前記プロトコルアドレスの
組を新規登録ないし更新する学習手段と、前記受信パケ
ットが前記変換要求パケットであることを検出して、該
変換要求パケットに設定された前記送信先パケット端末
のプロトコルアドレスで前記データベースを検索し、前
記送信先パケット端末のプロトコルアドレスに一致する
前記データベース上のプロトコルアドレスが検索された
ときに、該送信元パケット端末のプロトコルアドレスと
組にされた前記通信網情報が示す通信網にのみ前記変換
要求パケットを中継する一方で、前記送信先パケット端
末のプロトコルアドレスに一致する前記データベース上
のプロトコルアドレスが検索されないときに、接続され
ている通信網のうち、前記変換要求パケットを受信した
通信網以外の全通信網に前記変換要求パケットを中継す
るブロードキャスト処理手段とを有することを特徴とし
ている。
【0027】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の一
実施形態について説明する。ここで、本実施形態のシス
テム構成は図3に示すものと同じとする。そして、図6
は本実施形態によるパケット中継制御方法を実現するブ
リッジの構成例を示したものであり、この図において図
1と同じ構成要素については同一の符号を付してある。
本実施形態でも、ブリッジは複数のポートと中継部12
から構成されており、図6では2つのポート1a,1b
をブリッジが持つ場合を示している。なお、この他にブ
リッジに上位層部を付加する実施例も考えられる。この
場合、上位層部ではブリッジの各ポートがループして結
合されないことを保証する Spanning Treeアルゴリズム
やブリッジの管理を行う上位層処理を行う。
【0028】本実施形態でも、各ポート1a,1bはそ
れぞれLAN3a,3bに接続され、LANとの間でフ
レームの送受信を行う。フレームの送受信に用いるデー
タリンク層プロトコルは接続している各LANで使用し
ているものを用いる。ここで、図7はフレーム受信処理
を示すフローチャートであり、図8はフレーム送信処理
を示すフローチャートである。各ポート1a,1bで
は、それぞれLAN3a,3bより受けるフレームを無
差別に受信(ステップSa1)し、各ポートが用いるデ
ータリンク層プロトコルに従ってフレームのエラーチェ
ックを行う(ステップSa2)。そして、もしエラーが
発生していればそのフレームは廃棄する。一方で、エラ
ーチェックの結果が正常ならばそのフレームを中継部1
2に渡す(ステップSa3)。逆に、中継部12よりフ
レームを受けた時(ステップSb1)はそのフレームを
LAN3a,3bに送信する(ステップSb2)。
【0029】また、各ポート1a,1bはそれぞれ個別
のポート番号を有しており、これにより各ポートおよび
各LANを識別する。中継部12では、各ポートから渡
されるフレームのデータ送信元端末アドレスとデータ送
信元パケット端末が有するプロトコルアドレスであるデ
ータ送信元プロトコルアドレスとを監視し、その端末ア
ドレスあるいはプロトコルアドレスを有するパケット端
末がどのポート(LAN)に位置するのかを学習する。
この処理は前述した学習処理であって、図6の学習処理
部14が行う。また、学習処理によって得たパケット端
末の位置情報はデータベース15に記録される。そし
て、転送処理部16は、データベース15の記録に基づ
いて、各ポート1a,1bから渡される「ブロードキャ
ストでないフレーム」の中継や廃棄を行う転送処理を行
う。またブロードキャスト処理部18は、データベース
15の記録に基づいて、各ポートから渡されるブロード
キャストフレームの中継や廃棄を行うブロードキャスト
処理を行う。
【0030】次に、中継部12のデータベース15につ
いて説明する。図9はデータベース15の内容の一例を
示したものであって、このデータベース15は端末アド
レス,プロトコルアドレス及びポート番号を1組とする
登録から構成される。この端末アドレス,プロトコルア
ドレス及びポート番号の登録は、学習処理部14によっ
て新規に記録もしくは更新される。また、新規に記録も
しくは更新されてから一定時間の間に学習処理部14に
よって新たな更新が行われない場合は、その登録を削除
する。
【0031】次に、中継部12の学習処理部14の動作
について説明する。ここで、図10は学習処理部14が
行う学習処理を示すフローチャートである。学習処理部
14では、受信ポートからフレームを受ける(ステップ
Sc1)と、受けたフレームのデータ送信元端末アドレ
スSAがデータベース15の端末アドレスに記録されて
いるかどうか検索する(ステップSc2)。いま、デー
タ送信元端末アドレスSAがデータベース15に記録さ
れていない場合は、そのデータ送信元端末アドレスSA
と受信ポートのポート番号を組にしてデータベース15
に新規に記録する。
【0032】この時、データベース15の容量オーバー
を調べるようにする(ステップSc3)。その際は、図
10に示したように、新規に記録することでデータベー
ス15の容量が超えないか調べ、超えなければ新規に記
録(ステップSc4)し、超えれば記録をしない方法を
用いることが望ましい。あるいは、新規に記録すること
でデータベース15の容量を超えないか調べ、超えなけ
れば新規に記録し、超える場合は一番古い登録を上書き
して記録する方法でも良い。
【0033】一方、データ送信元端末アドレスSAがデ
ータベース15に記録されている場合は、その端末アド
レスと組で記録されているポート番号を受信ポートのポ
ート番号に更新する(ステップSc5)。なおこの更新
動作は、記録されているポート番号と受信ポート番号が
一致する場合にも行う。
【0034】次いで、ステップSc3の判断結果が「N
O」となるかステップSc5を実行すると、フレームに
データ送信元プロトコルアドレスSA(NW)が含まれ
ているかどうか調べる(ステップSc6)。そして、含
まれている場合はそのプロトコルアドレスSA(NW)
を端末アドレス及び受信ポートのポート番号と組にして
データベース15に記録する(ステップSc7)。な
お、当該フレームがイーサネットフレームの場合は、フ
レームにデータ送信元プロトコルアドレスSA(NW)
が含まれているかを調べるのに、イーサネットフレーム
のタイプフィールドを利用することができる。つまり、
タイプフィールドがIPなどであれば、フレームにデー
タ送信元プロトコルアドレスSA(NW)が含まれるこ
とになる。一方、既にデータベース15に当該プロトコ
ルアドレスが記録されている場合は、新しく得たプロト
コルアドレスSA(NW)で上書きする。
【0035】次に、中継部2の転送処理部16の動作に
ついて説明する。ここで、図11は転送処理部16が行
う転送処理を示すフローチャートであり、また図12
は、この転送処理において転送処理部16が行う中継判
断処理を示すフローチャートである。そして転送処理部
16は、学習処理を終えた「ブロードキャストでないフ
レーム」を受信ポート以外の各ポートに対して中継する
かどうかをデータベース15の記録に基づいて判断す
る。
【0036】そこで転送処理部16は、まず学習処理部
14からフレームを受けて(ステップSd1)、各送信
ポートに対してフレームを転送できるかどうかを判断す
る(ステップSd2)。この判断を行うために、送信ポ
ート番号とフレームのデータ送信先端末アドレスDAを
取得する(ステップSe1)。次に、データ送信先端末
アドレスDAがデータベース15の端末アドレスに記録
されているかどうかを検索する(ステップSe2)。
【0037】いま、データ送信先端末アドレスDAがデ
ータベース15に記録されている場合は、その端末アド
レスと組で記録されているポート番号と中継しようして
いるポートのポート番号とが一致しているかどうか調べ
(ステップSe3)、一致していれば中継可(ステップ
Se4)と判断し、一致しなれければ中継不可(ステッ
プSe5)と判断する。また、データ送信先端末アドレ
スDAがデータベース15に記録されていない場合は無
条件で中継可(ステップSe4)と判断する。
【0038】こうして各送信ポートに対するフレームの
転送判断を行ったあとは、受信ポート以外の中継可と判
断した各ポートに対してフレームを中継し、中継不可と
判断した各ポートに対してはフレームを中継しないで廃
棄(フィルタリング)する。このとき、中継可と判断し
た各ポートに対して、中継しようとするフレームのサイ
ズが各ポートで用いているデータリンク層プロトコルの
許容範囲内であるか調べ、許容範囲外ならばそのポート
への中継をしないで廃棄(フィルタリング)するのが望
ましい。
【0039】そこで、ステップSe2で転送可と判断さ
れた場合は、フレームサイズが各ポートで用いているデ
ータリンク層プロトコルの許容範囲内であるか調べ(ス
テップSd3)、許容範囲内であれば送信ポートにフレ
ームを渡し(ステップSd4)、許容範囲外であれば廃
棄する。そして、送信ポートの残りがあれば(ステップ
Sd5)、送信ポートの残りがなくなるまで上述したス
テップSd2〜Sd4を繰り返す。
【0040】次に、中継部2のブロードキャスト処理部
18の動作について説明する。ここで、図13はブロー
ドキャスト処理を示すフローチャートであり、図14は
図13の処理過程で行われる変換要求パケットの中継判
断処理の詳細を示すフローチャートである。さて、ブロ
ードキャスト処理部18では、学習処理を終えたブロー
ドキャストのフレーム(ステップSf1)がARPの変
換要求パケットを運ぶフレームであるかどうか調べる
(ステップSf2)。例えば、イーサネットの場合はイ
ーサネットフレームのタイプフィールドを利用してこれ
を調べることができる。
【0041】そして、ブロードキャストのフレームがA
RPの変換要求パケットを運ぶフレームの場合は、受信
ポート以外の各ポートに対して中継するかどうかをデー
タベース15の記録に基づいて判断する(ステップSf
3)。この判断を行うために、まず、変換要求パケット
に設定されたデータ送信先プロトコルアドレスTAを送
信ポート番号とともに取得する(ステップSg1)。次
に、データ送信先プロトコルアドレスTAがデータベー
ス15のプロトコルアドレスに記録されているかどうか
検索する(ステップSg2)。
【0042】いま、データ送信先プロトコルアドレスT
Aがデータベース15に記録されている場合は、そのプ
ロトコルアドレスと組で記録されているポート番号と中
継しようしているポートのポート番号とが一致するかど
うかを調べ(ステップSg3)、一致していれば中継可
(ステップSg4)と判断し、一致しなれければ中継不
可(ステップSg5)と判断する。また、データ送信先
プロトコルアドレスTAがデータベース15に記録され
ていない場合は無条件で中継可(ステップSg4)と判
断する。
【0043】一方、図13において、ブロードキャスト
のフレームがARPの変換要求パケットを運ぶフレーム
でない場合は無条件で中継可と判断する(ステップSf
2)。そして、受信ポート以外の中継可と判断した各ポ
ートに対してフレームを中継し、また、中継不可と判断
した各ポートに対してはフレームを中継しないで廃棄
(フィルタリング)する。
【0044】このとき、中継可と判断した各ポートに対
して中継しようとするフレームのサイズが各ポートで用
いているデータリンク層プロトコルの許容範囲内である
か調べ、許容範囲外ならばそのポートへの中継をしない
で廃棄(フィルタリング)するのが望ましい。そこで、
ブロードキャスト処理部18は、フレームサイズが各ポ
ートで用いているデータリンク層プロトコルの許容範囲
内であるかどうか調べ(ステップSf4)、許容範囲内
であれば送信ポートにフレームを渡し(ステップSf
5)、許容範囲外であれば廃棄する。そして、送信ポー
トの残りがあれば(ステップSf6)、送信ポートの残
りがなくなるまで上述したステップSf2〜Sf4を繰
り返す。
【0045】以上のように、本実施形態では、以下の2
点を最も主要な特徴としている。 ブリッジ等の中継装置が、受信フレームのデータ送
信元端末アドレスと受信ポート番号に加えて、データ送
信元プロトコルアドレスを記録している。 ブリッジ等の中継装置が、ブロードキャストされる
変換要求パケットを受信した場合に、この変換要求パケ
ットに設定されたデータ送信先プロトコルアドレスが、
中継装置の内部に記録されているプロトコルアドレスと
合致すれば、当該プロトコルアドレスと組で記録されて
いるポート番号を持つポートにだけ変換要求パケットを
中継して、他のポートには中継しないようにする。
【0046】つまり、変換要求パケット中のデータ送信
先プロコトルアドレスが中継装置内に記録されたプロト
コルアドレス中に存在すれば、変換要求パケットに応答
を返すパケット端末が、当該プロトコルアドレスと組で
記録されているポート(LAN)に存在することが分か
る。したがって、そのポートにだけ変換要求パケットを
送信することで、他のポートへの不必要なブロードキャ
ストを抑止することが可能となる。そのため、ブロード
キャストによって圧迫される拡張LANのトラヒックや
パケット端末の処理能力を改善する効果がある。
【0047】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
中継装置がパケットを受信した場合に、受信パケットに
付加された送信元パケット端末の端末アドレス及びプロ
トコルアドレスならびにパケットを受信した通信網を表
す通信網情報を組にして記録している。そして、中継装
置がパケット端末にブロードキャストされる変換要求パ
ケットを受信した場合に、このパケットに設定された送
信先パケット端末のプロトコルアドレスが、記録されて
いる送信元パケット端末のプロトコルアドレス中にあれ
ば、これと組になっている通信網にのみ変換要求パケッ
トを中継する。一方で、送信先パケット端末のプロトコ
ルアドレスが、記録されている送信元パケット端末のプ
ロトコルアドレスの中になければ、変換要求パケットを
受信した通信網以外の全ての通信網に変換要求パケット
を中継する。これにより、変換要求パケットの送信先パ
ケット端末のプロトコルアドレスが記録されている場合
に、送信先パケット端末のプロトコルアドレスを持つパ
ケット端末が存在しないポートに対して、ブロードキャ
ストが行われる変換要求パケットを廃棄することが可能
となる。したがって、拡張LAN上等において、ブロー
ドキャストによる無駄なトラヒックを削減できるととも
に、各パケット端末でのブロードキャストによる無駄な
処理負荷を削減できるという効果がある。
【0048】また、変換要求パケットを目的とするパケ
ット端末に直接送信していることから、目的のパケット
端末が移動してしまっていて、既にデータベースに記録
されている通信網に存在しなくなっている場合にも、サ
イズの小さな変換要求パケットが送信されるだけである
ため、不必要にトラヒックを圧迫しない効果がある。さ
らに、パケット端末が移動していないのであれば、ネッ
トワークインタフェースカードの変更等によって端末ア
ドレスが突然変わるような場合にも対応できるという効
果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 従来の技術におけるブリッジの構成例を示す
ブロック図である。
【図2】 同技術におけるブリッジに設けられたデータ
ベース5の内容例を示す説明図である。
【図3】 同技術におけるブリッジの動作例を示す説明
図であって、パケット端末Aからパケット端末Cへ初め
てフレームF#ACを送信する場合である。
【図4】 同技術におけるブリッジの動作例を示す説明
図であって、図3の状態において、パケット端末Bから
パケット端末Aへフレームが送信された場合である。
【図5】 同技術におけるブリッジの動作例を示す説明
図であって、データ送信先端末アドレスにブロードキャ
ストアドレスが設定されたフレームが送信された場合で
ある。
【図6】 本発明の一実施形態におけるブリッジの構成
例を示すブロック図である。
【図7】 同実施形態におけるブリッジのフレーム受信
処理の手順を示すフローチャートである。
【図8】 同実施形態におけるブリッジのフレーム送信
処理の手順を示すフローチャートである。
【図9】 同実施形態におけるブリッジに設けられたデ
ータベース15の内容例を示す説明図である。
【図10】 同実施形態におけるブリッジの学習処理の
手順を示すフローチャートである。
【図11】 同実施形態におけるブリッジの「ブロード
キャストでないフレーム」の転送処理の手順を示すフロ
ーチャートである。
【図12】 同転送処理におけるフレームの中継判断処
理の手順の詳細を示すフローチャートである。
【図13】 同実施形態におけるブリッジのブロードキ
ャスト処理の手順を示すフローチャートである。
【図14】 同ブロードキャスト処理における変換パケ
ットの中継判断処理の手順の詳細を示すフローチャート
である。
【符号の説明】
1a,1b ポート 12 中継部 3a,3b LAN 14 学習処理部 15 データベース 16 転送処理部 7a,7b 通信媒体 A,B,C パケット端末 18 ブロードキャスト処理部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 守倉 正博 東京都新宿区西新宿三丁目19番2号 日本 電信電話株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端末毎に固有の端末アドレスとプロトコ
    ルアドレスを有するパケット端末が共通の通信媒体に接
    続された通信網をパケットの中継を行う中継装置によっ
    て相互接続したシステムにおけるパケット中継制御方法
    であって、 送信元パケット端末から送信先パケット端末へデータを
    送信するために、前記送信元パケット端末が前記送信先
    パケット端末のプロトコルアドレスを端末アドレスに変
    換し、その際、前記プロトコルアドレスを前記端末アド
    レスに変換できなければ、接続された各パケット端末に
    向けて該変換を要求する変換要求パケットを前記送信先
    パケット端末のプロトコルアドレスを付加して送信し、
    該変換を行うことの可能なパケット端末が、変換された
    端末アドレスを設定した変換応答パケットを前記送信元
    パケット端末に返送したのち、前記送信元パケット端末
    が、前記送信元パケット端末及び前記送信先パケット端
    末が有するプロトコルアドレス及び端末アドレスをパケ
    ットに付加して前記データを送信し、 前記中継装置は、前記通信網から受信したパケットに付
    加された前記送信元パケット端末の端末アドレスと該受
    信パケットを受信した通信網を特定する通信網情報とを
    組にして記録するとともに、前記受信パケットに付加さ
    れた前記送信先パケット端末の端末アドレスが、記録さ
    れている前記端末アドレスの中に存在する場合に、該端
    末アドレスと組にして記録されている前記通信網情報が
    示す通信網にのみ前記受信パケットを中継するパケット
    中継制御方法において、 前記中継装置が前記受信パケットを受信した場合は、前
    記端末アドレスと前記通信網情報に加え、前記受信パケ
    ットに付加された前記送信元パケット端末のプロトコル
    アドレスを組にして記録するとともに、 前記中継装置が前記変換要求パケットを受信した場合に
    おいて、該変換要求パケットに設定された送信先パケッ
    ト端末のプロトコルアドレスが、記録されている前記送
    信元パケット端末のプロトコルアドレスの中に存在して
    いれば、該送信元パケット端末のプロトコルアドレスと
    組にして記録されている前記通信網情報が示す通信網に
    のみ前記変換要求パケットを中継し、その一方で、 前記送信先パケット端末のプロトコルアドレスが、記録
    されている前記送信元パケット端末のプロトコルアドレ
    スの中に存在しなければ、前記中継装置に接続されてい
    る通信網のうち、前記変換要求パケットを受信した通信
    網以外の全通信網に前記変換要求パケットを中継するこ
    とを特徴とするパケット中継制御方法。
  2. 【請求項2】 端末毎に固有の端末アドレスとプロトコ
    ルアドレスを有するパケット端末が共通の通信媒体に接
    続された通信網を相互接続したシステムであって、送信
    元パケット端末から送信先パケット端末へデータを送信
    する際に、前記送信元パケット端末が前記送信先パケッ
    ト端末のプロトコルアドレスを端末アドレスに変換でき
    ず、接続された各パケット端末に向けて該変換を要求す
    る変換要求パケットを前記送信先パケット端末のプロト
    コルアドレスを付加して送信し、該変換を行うことの可
    能なパケット端末が、変換された端末アドレスを設定し
    た変換応答パケットを前記送信元パケット端末に返送
    し、前記送信元パケット端末が、前記送信元パケット端
    末及び前記送信先パケット端末が有するプロトコルアド
    レス及び端末アドレスをパケットに付加して前記データ
    を送信するシステムにおいて、前記通信網の間のパケッ
    トの中継を行うパケット中継装置であって、 前記通信網から受信したパケットに付加された前記送信
    元パケット端末の端末アドレスと該受信パケットを受信
    した通信網を特定する通信網情報とを組にして記録する
    データベースと、前記受信パケットに付加された前記送
    信先パケット端末の端末アドレスを前記データベースに
    記録されている前記端末アドレスの中から検索し、前記
    送信先パケット端末の端末アドレスが検索されたとき
    に、該端末アドレスと組にして記録されている前記通信
    網情報が示す通信網にのみ前記受信パケットを中継する
    転送処理手段とを有するパケット中継装置において、 前記データベースは、前記端末アドレス及び前記通信網
    情報に加え、前記送信元パケット端末に関するプロトコ
    ルアドレスを組にして記録するものであり、 前記受信パケットに設定されている前記送信元パケット
    端末の端末アドレス及びプロトコルアドレスを監視する
    とともに、前記受信パケットを受信した通信網の通信網
    情報を取得して、前記データベース上の前記端末アドレ
    ス,前記通信網情報及び前記プロトコルアドレスの組を
    新規登録ないし更新する学習手段と、 前記受信パケットが前記変換要求パケットであることを
    検出して、該変換要求パケットに設定された前記送信先
    パケット端末のプロトコルアドレスで前記データベース
    を検索し、前記送信先パケット端末のプロトコルアドレ
    スに一致する前記データベース上のプロトコルアドレス
    が検索されたときに、該送信元パケット端末のプロトコ
    ルアドレスと組にされた前記通信網情報が示す通信網に
    のみ前記変換要求パケットを中継する一方で、前記送信
    先パケット端末のプロトコルアドレスに一致する前記デ
    ータベース上のプロトコルアドレスが検索されないとき
    に、接続されている通信網のうち、前記変換要求パケッ
    トを受信した通信網以外の全通信網に前記変換要求パケ
    ットを中継するブロードキャスト処理手段とを有するこ
    とを特徴とするパケット中継装置。
JP34165097A 1997-12-11 1997-12-11 パケット中継制御方法及びパケット中継装置 Pending JPH11177601A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009016701A1 (ja) * 2007-07-27 2009-02-05 Fujitsu Limited 中継装置、中継方法および中継プログラム

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009016701A1 (ja) * 2007-07-27 2009-02-05 Fujitsu Limited 中継装置、中継方法および中継プログラム
US8305937B2 (en) 2007-07-27 2012-11-06 Fujitsu Limited Repeater and repeating method
JP5152188B2 (ja) * 2007-07-27 2013-02-27 富士通株式会社 中継装置、中継方法および中継プログラム

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