JP2790550B2 - ゲートウェイ装置 - Google Patents

ゲートウェイ装置

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JP2790550B2
JP2790550B2 JP3166418A JP16641891A JP2790550B2 JP 2790550 B2 JP2790550 B2 JP 2790550B2 JP 3166418 A JP3166418 A JP 3166418A JP 16641891 A JP16641891 A JP 16641891A JP 2790550 B2 JP2790550 B2 JP 2790550B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、複数の通信ネットワ
ーク、特にローカルエリアネットワーク(以下LANと
呼ぶ)を設置し、それらの間で相互に通信を行う必要が
ある場合に使用するパケットのゲートウェイ装置に関す
るものである。また、一般に、上記ゲートウェイ装置を
ルータと呼ぶこともある。
【0002】
【従来の技術】通信ネットワーク、特にLANの利用が
進むと、1つの構内で多数のLANが使われるようにな
る。これは伝送されるトラヒックを分割してそれぞれの
LANの効率を低下させないため、あるいはセキュリテ
ィを高める等の運用上の理由で行われる場合が多いが、
その場合でもLAN相互での通信機能を実現することが
要求されている。従来、LANを相互接続する場合に、
MAC(メディアアクセス制御)層のプロトコルで中継
処理を行う、所謂MACブリッジング方式と、ネットワ
ーク層のプロトコルで中継処理を行うルーティング方式
の2種類が用いられている。
【0003】MACブリッジ装置はMAC層におけるプ
ロトコルに従い、MAC層プロトコルで運ばれるアドレ
ス情報によってパケットのフィルタリングを行うもので
ある。MAC層は基本的には1つの伝送路を共有して通
信を行うLANのアクセスを司る層であり、MAC層に
おいてパケットルーティングを行うことは、種々の機能
上の制約があった。これに対しネットワーク層のプロト
コルで相互接続する装置がゲートウェイ装置であり、M
AC層におけるパケットルーティング上の種々の制約を
解決している。
【0004】図9は、一般的なパケット形式とMACフ
レームの形式を示す。図10、図11、図12および図
13の表6、表7はたとえば文献「TCP/IP」、西
田竹志著、ソフトリサーチセンター刊、p67、p7
8、p98、p99に示されている従来のゲートウェイ
装置の基本的な構成とルーティング処理に必要なルーテ
ィングテーブル、ネットワークの構成例である。
【0005】図9において1はパケット、2はパケット
ヘッダ、3はパケットのデータフィールド、4はパケッ
ドヘッダ中に含むインタネットアドレス、5は宛先イン
タネットアドレス、6は送出元インタネットアドレス、
7はMACフレーム、8はMACヘッダ、9はMACデ
ータフィールド、10はMACトレイラ、11はMAC
ヘッダに含むMACアドレス、12は宛先MACアドレ
ス、13は送出元MACアドレスである。
【0006】図10はインタネットアドレスの構成を示
す図であり、第0ビットによってアドレスクラスが定義
され、図8に示すアドレス形式はクラスAと言われるも
のである。図において21はネットワークを識別するネ
ットワーク番号、22は上記ネットワーク上でのホスト
を識別するホスト番号である。
【0007】図11は従来のゲートウェイ装置の基本的
な構成を示す図であり、図において、31は発信ホス
ト、32は目的ホスト、33はゲートウェイ装置、34
はローカルネットワーク1、35はローカルネットワー
ク2、36a、36bはそれぞれ発信および目的ホスト
のユーザプロセス、37a、37bはそれぞれ発信およ
び目的ホストのIP(Internetwork Pr
otocol、ネットワーク層のプロトコルの一つ)モ
ジュール、37cはルーティング機能をもつゲートウェ
イ装置内のIPモジュール、38a、38cはローカル
ネットワーク1に接続するローカルネットワーク1用処
理、38b、38dはローカルネットワーク2に接続す
るローカルネットワーク2用処理である。
【0008】図12はゲートウェイ装置を介して相互接
続されたネットワークの例であり、図において41、4
2、43、44はそれぞれインタネットアドレス「1
0.0.0.0」、「20.0.0.0」、「30.
0.0.0」、「40.0.0.0」をもつネットワー
ク、51、52、53、54はゲートウェイ装置であ
る。ここで例えば「10.0.0.0」はIPで規定さ
れている4バイトのアドレスフィールドを1バイトづつ
に区切って10進数で表し、さらに図8に示すホスト番
号フィールドの値を0として表したものである。ゲート
ウェイ装置51はローカルネットワーク41を接続する
ためのインタフェースとして、アドレス「10.0.
0.1」をもち、ローカルネットワーク42を接続する
ためのインタフェースとしてアドレス「20.0.0.
1」をもつ。同様にゲートウェイ装置52は「20.
0.0.3」および「30.0.0.3」を、ゲートウ
ェイ装置54は「30.0.0.4」および「40.
0.0.4」を、ゲートウェイ装置53は「20.0.
0.5」および「40.0.0.5」をもつ。なお、上
記例ではゲートウェイ装置53とローカルネットワーク
44の間の通信機能に障害が生じている場合を示してい
る。
【0009】図13の表8はゲートウェイ装置51にお
けるルーティングテーブル60を示したもので、ネット
ワークアドレス61に対応した転送先ゲートウェイ装置
62、送出インタフェース63、目的とするネットワー
クに到着するまでに中継されるネットワーク数を表すホ
ップ数64からなる。
【0010】次に動作について説明する。図11におい
て発信ホスト31が目的ホスト32宛にデータを送信す
るとき、まずユーザプロセスは送信データをIPモジュ
ール37aに渡す。IPモジュール37aは送信データ
を含むパケットを構成し、ローカルネットワーク処理に
渡す。ローカルネットワーク処理はローカルネットワー
ク34で規定されるメディアアクセス処理を行ってロー
カルネットワーク34に送信する。このとき宛先MAC
アドレスはローカルネットワーク処理38cを示す。パ
ケットはローカルネットワーク34を伝送されてゲート
ウェイ装置33のローカルネットワーク処理38cで受
信される。
【0011】ローカルネットワーク処理38cはメディ
アアクセス処理を行った後、IPモジュール37cに渡
す。IPモジュール37cはルーティングテーブルを参
照し、宛先インタネットアドレスが目的ホスト32であ
ることから、そのパケットをローカルネットワーク処理
38dに渡せば良いことがわかり、ローカルネットワー
ク処理38dが接続されているローカルネットワーク3
5に接続されている自ローカルネットワーク処理38b
にパケットを渡す。ローカルネットワーク処理38dは
宛先MACアドレスとしてローカルネットワーク処理3
8bのアドレスを付してローカルネットワーク35に送
信する。
【0012】パケットを受信したローカルネットワーク
処理38bはメディアアクセス処理を行った後、パケッ
トをIPモジュール37bに渡す。IPモジュール37
bは宛先インタネットアドレスが自分であることを確認
してユーザプロセスに渡す。このようにしてゲートウェ
イ装置を介した通信が行われる。
【0013】次に例えば、図12のゲートウェイ装置5
1がローカルネットワーク1に接続されている端末か
ら宛先インタネットアドレスのネットワーク番号がロー
カルネットワーク44に設定されているパケットを受信
した場合の動作を説明する。ゲートウェイ装置51は受
信パケットの宛先インタネットアドレスをもとに図13
の表8に示すルーティングテーブル60を検索し、「4
0.0.0.0」の行から次のゲートウェイ装置52を
選び、インタフェース「20.0.0.1」に送出す
る。この従来例ではインタフェースの識別子として、そ
のインタフェースに付されているインタネットアドレス
を用いている。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】従来の装置は以上のよ
うに、ルーティング処理を行うIPモジュールはゲート
ウェイ装置内に唯一つ存在するものとして構成されてい
るため、多数のローカルネットワークを接続し、高い転
送処理能力が要求されるゲートウェイ装置においては、
ルーティング処理がゲートウェイ装置のパケット転送処
理能力の隘路となる問題点があった。
【0015】この発明は、上記のような問題点を解消す
るためになされたものであり、多数のローカルネットワ
ークを接続し、それらの間でパケットルーティングを行
う転送処理能力の高いゲートウェイ装置を得ることを目
的とする。
【0016】
【課題を解決するための手段】この第1の発明に係わる
ゲートウェイ装置は、複数のネットワークを接続してパ
ケットのルーティングを行うゲートウェイ装置におい
て、複数のネットワーク制御部を接続する共通バスと、
この共通バスに対して上記複数のネットワークを接続す
るためのインタフェースとルーティング処理部とをもつ
各ネットワーク対応のネットワーク制御部を備え、上記
ネットワーク制御部は受信したパケットに対して搬送ル
ートを決定し、その決定した搬送ルートに従ってパケッ
トのMACアドレスを付け替える等のルーティング処理
を行い、このパケットを送信すべきネットワークを接続
しているネットワーク制御部に上記共通バスを介して伝
送し、この共通バスからパケットを受信したネットワー
ク制御部は付加されているMACアドレスに従い、パケ
ットを接続されているネットワークに送信するものであ
る。
【0017】この第2の発明に係わるゲートウェイ装置
は、複数のネットワークを接続してパケットのルーティ
ングを行うゲートウェイ装置において、複数のネットワ
ーク制御部を接続する共通バスと、この共通バスに対し
て上記複数のネットワークを接続するためのインタフェ
ースとルーティング処理部とをもつ各ネットワーク対応
のネットワーク制御部とを備え、上記ネットワーク制御
部は受信したパケットに対して搬送ルートを決定する第
一のルーティング処理を行い、このパケットを送信すべ
きネットワークを接続しているネットワーク制御部に上
記共通バスを介して伝送し、この共通バスからパケット
を受信したネットワーク制御部は決定した搬送ルートに
従ってパケットのMACアドレスを付け替える等の第二
のルーティング処理を行い、このMACアドレスに従
い、パケットを接続されているネットワークに送信する
ものである。
【0018】
【作用】この第1の発明に係わるゲートウェイ装置は、
パケットを受信したネットワーク制御部においてルーテ
ィング処理を行い、装置内部の共通バスに送出し、他の
ネットワーク制御部は内部共通バスに送出されたパケッ
トの送出元MACアドレスが自ネットワーク制御部に付
されたMACアドレスと一致したパケットのみを取り込
み、接続しているネットワークに送信する。
【0019】この第2の発明に係わるゲートウェイ装置
は、パケットを受信したネットワーク制御部において第
一のルーティング処理を行い、内部共通バスに送出し、
他のネットワーク制御部において内部共通バス上に送出
されたパケットを検査し、自ネットワーク制御部がネッ
トワークに送出すべきものを取り込み、第二のルーティ
ング処理を行い、ネットワークに送信する。
【0020】
【実施例】
実施例1.以下、この発明の一実施例を図について説明
する。図1は2つのゲートウェイ装置と4つのLANを
含むネットワークの例であり、図において101、10
2はゲートウェイ装置、103a、103b、103
c、103d等103はLAN、104a、104b、
104c、104d、104e、104f、104g、
104h等104は端末装置、105a、105b、1
05c等105はネットワーク制御部、106はネット
ワーク管理部、107は各ネットワーク制御部やネット
ワーク管理部を接続し、パケット型(メッセージ型)の
データ転送を行う共通バスである。
【0021】図2はネットワーク制御部105の構成を
示す図であり、111は伝送路との信号の送受信を行う
伝送路送受信部、112はMACフレームの送受信制御
を行うMAC制御部、113はインタネットプロトコル
の処理を行うIP制御部、114はルーティング制御
部、115はルーティング処理時に参照するルーティン
グテーブルである。ルーティングテーブルに格納するデ
ータはネットワーク管理部106より受け取る。ネット
ワーク管理部はネットワーク全体を管理するデータを図
示しないネットワーク管理装置から受け取ることによ
り、あるいはゲートウェイ装置間で動的にルーティング
情報を交換することにより自身で生成、更新する。テー
ブル内容を生成、更新したときには、すべてのネットワ
ーク制御部に通知する。但し、この発明はルーティング
テーブル内容の生成、更新方法とは無関係であるため、
詳細説明は省略する。
【0022】図3の表1は端末装置104に付されてい
るインタネットアドレスとMACアドレスの一覧表であ
るインタネットアドレスは従来例の場合と同様の表記方
法を用いた。MACアドレスについては、記号的な表記
法を用いた。例えば、端末装置104aはインタネット
アドレスとして「51.0.0.1」を、MACアドレ
スとして「M89」をもっている。
【0023】図4の表2、表3、表4はネットワーク制
御部105aが保持するルーティングテーブル115の
内容を示している。表2はネットワーク番号と中継先ゲ
ートウェイ装置の対応、あるいは自ゲートウェイ装置1
05の送出ポートとの対応を示しており、決定した中継
先に送出するときに構成するMACフレームに付す宛先
MACアドレスと送出元MACアドレス、および中継先
が他のゲートウェイ装置でない場合に必要なホストテー
ブル151、161へのポインタを持つ。
【0024】表3、表4はゲートウェイ装置105に直
接接続されたネットワークに接続されているホストと上
記ホストのMACアドレステーブルである。表3はネッ
トワーク番号が「53」のネットワークに対応したホス
トテーブル、表4はネットワーク番号が「56」のネッ
トワークに対応したホストテーブルである。
【0025】次に上記実施例の動作を、図、図のフ
ローチャートにしたがって説明する。図5、図6の動作
はネットワーク制御部の動作である。図はネットワー
クからパケットを受信したときの動作、図6は内部共通
バスからパケットを受けとって、ネットワークへ送信す
るときの動作を示している。
【0026】先ず図5について、端末装置104aが端
末装置104c宛のパケットを送信した場合について説
明する。上記パケットに付されているアドレスは、以下
のとおりである。 宛先インタネットアドレス=53.0.0.1 送出元インタネットアドレス=51.0.0.1 宛先MACアドレス=M31(即ちゲートウェイ装置1
01のアドレス) 送出元MACアドレス=M89
【0027】次に、処理ステップに従って説明する。 ステップ171:ネットワーク上を伝送されるMACフ
レームを受信する。 ステップ172:宛先MACアドレスと自MACアドレ
ス「M31」との一致検査を行う。一致しない場合は自
ゲートウェイ装置101宛ではないので廃棄する。この
場合、上記パケットはネットワーク内の宛先端末装置に
おいて受信される。受信したパケットの宛先MACアド
レスが自ゲートウェイ装置宛であった場合、処理を続け
る。 ステップ173:上記パケットの宛先インタネットアド
レスと自インタネットアドレスとの一致検査を行う。一
致した場合、上記パケットは上記ゲートウェイ装置10
1内のアプリケーション宛であり、中継処理の対象には
ならない。一致しない場合、ステップ174以降で中継
処理を行う。
【0028】ステップ174:宛先インタネットアドレ
スのネットワーク番号「53」を抽出し、ネットワーク
テーブル141を参照する。 ステップ175:もし、ネットワーク番号「53」がネ
ットワークテーブル141中に存在しなければ、宛先不
明パケットとして廃棄するが、この場合、ネットワーク
テーブル141中に存在するので、処理を続ける。 ステップ176:ネットワーク番号「53」に対応する
エントリの宛先MACアドレスの値を検査する。エント
リの値は「0」であり、上記パケットがゲートウェイ装
置101に直接接続されたネットワーク上の端末装置宛
であることを意味し、上記端末装置へパケットを中継す
るために必要な宛先MACアドレスを得るために、参照
テーブルポインタに従って表3を参照する。
【0029】ステップ177:参照テーブルポインタで
示されるホストテーブル151を参照する。 ステップ178:宛先インタネットアドレス「53.
0.0.1」のホスト番号が「0.0.1」であるので
宛先MACアドレス「M19」を得る。 ステップ179:ホストテーブル151から得た宛先M
ACアドレス「M19」と、ネットワークテーブル14
から得た送出元MACアドレス「M11」を付してMA
Cフレームを構成する。 ステップ180:上記MACフレームを内部共通バスに
送出し、ネットワーク制御部105aにおけるパケット
中継処理を終る。
【0030】図6に従って引き続く動作を説明する。 ステップ191:ネットワーク制御部105b、105
cはすべてのMACフレームを一旦取り込む。 ステップ192:ネットワーク制御部105bは共通バ
スに送出されたMACフレームの送出元MACアドレス
と自ネットワーク制御部のMACアドレスを比較する。
上記両アドレスが一致しない場合、上記パケットを廃棄
する。 ステップ193:ネットワーク制御部105bは、送出
元MACアドレス「M11」と自ネットワーク制御部の
MACアドレス「M11」の一致を検出することによ
り、上記パケットをネットワーク制御部に接続されるネ
ットワークに送信すべきものであることがわかり、上記
パケットをネットワーク103aに送信する。
【0031】次に、再び図5について、端末装置104
aが端末装置104gにパケットを送信する場合につい
て説明する。上記パケットに付されているアドレスは、
以下のとおりである。 宛先インタネットアドレス=57.0.0.2 送出元インタネットアドレス=51.0.0.1 宛先MACアドレス=M31(即ちゲートウェイ装置1
01のアドレス) 送出元MACアドレス=M89 ステップ175までの処理は、端末装置104c宛のパ
ケットを処理する上記例の場合と同様であるため、省略
する。
【0032】ステップ176:ネットワーク番号「5
7」に対応するエントリの宛先MACアドレスの値を検
査する。エントリの値は「M44」である。これは上記
パケットを「M44」のMACアドレスをもつ他のゲー
トウェイ装置に中継すべきことを意味する。 ステップ181:ネットワークテーブル141から得た
宛先MACアドレス「M44」と送出元MACアドレス
「M73」を付してMACフレームを構成する。 ステップ182:上記MACフレームを内部共通バスに
送出し、ネットワーク制御部105aにおけるパケット
中継処理を終る。
【0033】これに引き続き、ネットワーク制御部10
5cがゲートウェイ装置102宛にパケットを送信する
動作が行われるが、これはネットワーク制御部105b
が端末装置104c宛のパケットを送信する動作と等し
いため、説明を省略する。
【0034】実施例2.上記実施例ではネットワークか
らパケットを受信したネットワーク制御部においてルー
ティング処理を行い、ゲートウェイ装置からネットワー
クに送信する最終的なMACフレームを作成する場合を
示したが、以下に、パケットを受信したネットワーク制
御部において第一のルーティング処理を行い、内部共通
バスに送出し、他のネットワーク制御部において内部共
通バス上に送出されたパケットを検査し、自ネットワー
ク制御部がネットワークに送出すべきものを取り込み、
第二のルーティング処理を行い、ネットワークに送信す
る場合の実施例を示す。先ず上記実施例1においても取
り上げた、端末装置104aが端末装置104c宛のパ
ケットを送信した場合について説明する。上記パケット
に付されているアドレスは、上記のとおりである。
【0035】図4の表5はネットワーク制御部105a
が保持するルーティングテーブル115の内容の一部を
示している。201はネットワークからの受信パケット
を処理するときに使用するネットワークテーブルであ
る。202はネットワーク番号、203は送出すべきネ
ットワークに対応したネットワーク制御部を指示するた
めの、内部共通バス上で定義されるポート番号である。
【0036】内容は記号的に表しており、「P2」がネ
ットワーク制御部105bを、「P3」がネットワーク
制御部105cを表す。内部共通バス上ではこの識別子
をつけることにより、任意のネットワーク制御部宛にパ
ケットを転送することができる。ネットワーク制御部1
05aはネットワークテーブル201の他に、ネットワ
ーク103aに接続されるホストに対応したホストテー
ブルをもつが、実施例の動作には無関係であるため、説
明は省略する。
【0037】ネットワーク制御部105bも同様にネッ
トワークテーブルとホストテーブルをもつ。表6はネッ
トワーク制御部105bが保持するルーティングテーブ
ル115の内容の一部を示している。211は内部共通
バスから取り込んだパケットを処理するときに使用する
ネットワークテーブル、212はネットワーク番号、2
13は転送パケットに付す宛先MACアドレス、214
は参照テーブルポインタである。ホストテーブルの内容
は上記実施例1において表3で示したホストテーブル1
51と等しい。
【0038】この実施例においては、各ネットワーク制
御部が備えるルーティングテーブルの構造は簡潔なもの
になる。
【0039】図7、図8はネットワーク制御部の動作を
示す。図7はネットワークからパケットを受信し、第一
のルーティング処理を行うときの動作、図8は内部共通
バスからパケットを受けとって第二のルーティング処理
を行うときの動作を示している。
【0040】次に上記実施例1においても取り上げた、
端末装置104aが端末装置104c宛のパケットを送
信した場合と端末装置104g宛にパケットを送信した
場合について説明する。先ず端末装置104c宛に送信
した場合について説明する。上記パケットに付されてい
るアドレスは、実施例1に説明したとおりである。
【0041】図に従って、ネットワーク制御部105
aで行う第一のルーティング処理を説明する。ステップ
171からステップ175までの動作は図3のフローチ
ャートで示した上記実施例1の場合と同様である。ステ
ップ211:ネットワークテーブル201を参照すると
宛先インタネットアドレスのネットワーク番号「53」
に対応するポート番号は「P2」であり、これを識別子
としてパケットに付加し、内部共通バス上に送出する。
【0042】次に図8に従ってネットワーク制御部10
5bで行う第二のルーティング処理を説明する。 ステップ221:内部共通バスからパケットを受信す
る。 ステップ222:上記パケットに付されている宛先ポー
ト番号と自ネットワーク制御部に定義されているポート
番号を比較する。上記両番号が一致しない場合、上記パ
ケットを廃棄する。 ステップ223:パケットに付されている宛先ポート番
号「P2」と自ネットワーク制御部のポート番号「P
2」の一致を検出することにより、上記パケットがネッ
トワーク制御部105bに接続されるネットワーク10
3bに送信すべきものであることがわかる。 ステップ224:宛先インタネットアドレスのネットワ
ーク番号「53」を抽出し、ネットワークテーブル21
1を参照する。
【0043】ステップ225:もし、ネットワーク番号
「53」がネットワークテーブル141中に存在しなけ
れば、宛先不明パケットとして廃棄するが、この場合、
ネットワークテーブル211中に存在するので、処理を
続ける。 ステップ226:ネットワーク番号「53」に対応する
エントリの宛先MACアドレスの値を検査する。エント
リの値は「0」であり、上記パケットがゲートウェイ装
置101に直接接続されたネットワーク上の端末装置宛
であることを意味し、上記端末装置へパケットを中継す
るために必要な宛先MACアドレスを得るために、ホス
トテーブル151を参照する。実施例2においては、対
応するホストテーブルは1個に限られているため、実施
例1で必要であった参照テーブルポインタは用いない。
【0044】ステップ226:ホストテーブル151を
参照する。 ステップ227:ホスト番号が「0.0.1」であるの
で宛先MACアドレス「M19」を得る。 ステップ228:ホストテーブル151から得た宛先M
ACアドレス「M19」と、あらかじめ定義されている
送出元MACアドレス「M11」を付してMACフレー
ムを構成する。 ステップ229:上記パケットをネットワーク103b
へ送信する。
【0045】次に実施例1の場合と同様に、端末装置1
04aが端末装置104gにパケットを送信する場合に
ついて説明する。表7はネットワーク制御部105cが
保持するルーティングテーブル115の内容の一部を示
している。221は内部共通バスから取り込んだパケッ
トを処理するときに使用するネットワークテーブル、2
22はネットワーク番号、223は転送パケットに付す
る宛先MACアドレスである。224は参照テーブルポ
インタである。ホストテーブルの内容は上記実施例1に
おいて表4で示したホストテーブル161と等しい。
【0046】ネットワーク制御部105aにおける第一
のルーティング処理は上記と同様であり、省略する。以
下、ネットワーク制御部105cにおける第二のルーテ
ィング処理を図に従って説明する。ステップ224ま
での処理は、端末装置104c宛のパケットを処理する
上記例の場合と同様であるため、省略する。
【0047】ステップ225:ネットワーク番号「5
7」に対するエントリの宛先MACアドレスの値を検査
する。エントリの値は「M44」である。これは上記パ
ケットを「M44」のMACアドレスをもつ他のゲート
ウェイ装置に中継すべきことを意味する。 ステップ230:ネットワークテーブル221から得た
宛先MACアドレス「M44」とあらかじめ定義されて
いる送出元MACアドレス「M73」を付してMACフ
レームを構成する。 ステップ231:上記MACフレームをネットワーク1
05cに送信する。
【0048】
【発明の効果】以上の様にこの発明によれば、接続する
ネットワークからパケットを受信したネットワーク制御
部において、上記パケットに関するルーティング処理を
行うようにしたので、複数のネットワーク制御部が並行
してそれぞれが受信するパケットのルーティング処理を
行うことができ、ゲートウェイ装置のルーティング処理
性能を向上させることができる効果がある。
【0049】またこの発明の別の発明によれば、パケッ
トのルーティング処理を、上記パケットを受信したネッ
トワーク制御部と上記パケットを送信すべきネットワー
ク制御部で分担して行うようにしたことにより、複数の
ネットワーク制御部が並行してパケットのルーティング
処理を行うことができ、ゲートウェイ装置のルーティン
グ処理性能を向上させることができると共に、各ネット
ワーク制御部が備えるルーティングテーブルの容量を減
少させることができる効果を有する。
【0050】さらに、上記従来例は、2つのLANある
いは回線を経由しての相互接続を可能にするものであっ
たが、この発明によれば多数の個別のゲートウェイを用
いる必要はなく、また多数の個別のゲートウェイを用い
る場合に使用するゲートウェイ間の回線の伝送速度によ
ってルーティング処理性能が抑えられるということも回
避することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この第1の発明の一実施例を示すゲートウェイ
装置を含むネットワーク構成図である。
【図2】この第1の発明の一実施例を示すゲートウェイ
装置内のネットワーク制御部の構成図である。
【図3】端末装置に付されているインタネットアドレス
とMACアドレスの一覧表を示す図である。
【図4】ネットワーク制御装置が保持するルーティング
テーブルを示す図である。
【図5】この実施例を示すネットワークからパケットを
受信したときのネットワーク制御部のフローチャートで
ある。
【図6】この実施例を示す内部バスからパケットを受信
したときのネットワーク制御部のフローチャートであ
る。
【図7】この第2の発明の一実施例を示すネットワーク
からパケットを受信したときのネットワーク制御部のフ
ローチャートである。
【図8】この第2の発明の一実施例を示す内部バスから
パケットを受信したときのネットワーク制御部のフロー
チャートである。
【図9】一般的に用いられているパケットおよびMAC
フレームの例を示す図である。
【図10】一般的に用いられているパケットのアドレス
形式を示す図である。
【図11】従来のゲートウェイ装置の構成図である。
【図12】従来のゲートウェイ装置を用いて構成したネ
ットワーク構成図である。
【図13】従来のゲートウェイ装置に保持されたネット
ワークテーブルとルーティングテーブルを示す図であ
る。
【符号の説明】
101 ゲートウェイ装置 105 ネットワーク制御部 107 共通バス 111 ネットワークを接続するためのインタフェー
スを構成する伝送路送受信部 112 ネットワークを接続するためのインタフェー
スを構成するMAC制御部 113 ネットワークを接続するためのインタフェー
スを構成するIP制御部 114 ルーティング処理部 115 ルーティングテーブル

Claims (2)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数のネットワークを接続してパケット
    のルーティングを行うゲートウェイ装置において、複数
    のネットワーク制御部を接続する共通バスと、この共通
    バスに対して上記複数のネットワークを接続するための
    インタフェースとルーティング処理部とをもつ各ネット
    ワーク対応のネットワーク制御部を備え、上記ネットワ
    ーク制御部は受信したパケットに対して搬送ルートを決
    定し、その決定した搬送ルートに従ってパケットのMA
    Cアドレスを付け替える等のルーティング処理を行い、
    このパケットを送信すべきネットワークを接続している
    ネットワーク制御部に上記共通バスを介して伝送し、こ
    の共通バスからパケットを受信したネットワーク制御部
    は付加されているMACアドレスに従い、パケットを接
    続されているネットワークに送信することを特徴とする
    ゲートウェイ装置。
  2. 【請求項2】 複数のネットワークを接続してパケット
    のルーティングを行うゲートウェイ装置において、複数
    のネットワーク制御部を接続する共通バスと、この共通
    バスに対して上記複数のネットワークを接続するための
    インタフェースとルーティング処理部とをもつ各ネット
    ワーク対応のネットワーク制御部とを備え、上記ネット
    ワーク制御部は受信したパケットに対して搬送ルートを
    決定する第一のルーティング処理を行い、このパケット
    を送信すべきネットワークを接続しているネットワーク
    制御部に上記共通バスを介して伝送し、この共通バスか
    らパケットを受信したネットワーク制御部は決定した搬
    送ルートに従ってパケットのMACアドレスを付け替え
    る等の第二のルーティング処理を行い、このMACアド
    レスに従い、パケットを接続されているネットワークに
    送信することを特徴とするゲートウェイ装置。
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