JPH11174936A - プロセスカートリッジ及び画像形成装置 - Google Patents

プロセスカートリッジ及び画像形成装置

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JPH11174936A
JPH11174936A JP9341580A JP34158097A JPH11174936A JP H11174936 A JPH11174936 A JP H11174936A JP 9341580 A JP9341580 A JP 9341580A JP 34158097 A JP34158097 A JP 34158097A JP H11174936 A JPH11174936 A JP H11174936A
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JP
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gear
container
developing
toner
toner container
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JP9341580A
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Kazunori Kobayashi
和典 小林
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 トナー容器と現像容器間の溶着条件が変動し
ても、トナー容器と現像容器の溶着状態のばらつきを吸
収し、撹拌ギヤとそれに噛み合うギヤとの位置関係を適
正に保って駆動力の伝達を可能とするプロセスカートリ
ッジを提供すること。 【構成】 画像形成装置に対して着脱自在であって、ト
ナーを収納するトナー容器11と、該トナー容器11上
に設けられた撹拌ギヤ27と、現像手段を内包する現像
容器23と、該現像容器23上に設けられて前記撹拌ギ
ヤ27と噛み合うギヤ29を有するプロセスカートリッ
ジにおいて、前記トナー容器11と現像容器23との結
合面に対して略垂直方向に前記撹拌ギヤ27が移動でき
るよう構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、プロセスカートリ
ッジとこれを着脱可能に装填する画像形成装置に関す
る。
【0002】ここで、画像形成装置としては、例えば電
子写真複写機、電子写真プリンター(LEDプリンタ
ー、レーザービームプリンター等)、電子写真ファクシ
ミリ装置、電子写真ワードプロセッサー等が含まれる。
【0003】又、プロセスカートリッジとは、帯電手
段、現像手段、クリーニング手段の少なくとも1つと電
子写真感光体とを一体的にカートリッジ化して画像形成
装置本体に対して着脱可能に構成されるものである。
【0004】
【従来の技術】従来、電子写真画像形成プロセスを用い
た電子写真画像形成装置においては、電子写真感光体及
びこれに作用するプロセス手段を一体的にカートリッジ
化してプロセスカートリッジとし、このプロセスカート
リッジを画像形成装置本体に着脱可能に装填する方式が
採用されている。この方式によれば、装置のメンテナン
スをサービスマンによらないでユーザー自身で行うこと
ができるために格段に操作性を向上させることができ、
この方式は画像形成装置において広く用いられている。
【0005】又、プロセスカートリッジは、電子写真感
光体である感光ドラム上の潜像を現像するための現像手
段及び該現像手段を内包する現像容器と、その現像手段
に供給するトナーを収納するトナー容器を備えている。
【0006】而して、プロセスカートリッジにおいて
は、画像形成本体内に装着されるまでの輸送時等にトナ
ーが飛散及び劣化しないように前記トナー容器と現像容
器の間をシール部材を用いて閉鎖し、トナーが現像手段
に供給されないようにしている。そして、プロセスカー
トリッジは、前記シール部材を引き抜いた後に画像形成
本体内に装着されて画像形成に供される。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のようにプロセス
カートリッジはトナー容器と現像容器の間にシール部材
を設ける都合上、トナー容器と現像容器を別々に作り、
トナー容器又は現像容器の開口部にシール部材を取り付
け、その後、それぞれの容器を熱溶着や振動溶着等を用
いて結合して結合部よりトナーが漏れないようにしてい
る。このため、溶着条件や溶着環境等が変動した場合に
はトナー容器と現像容器の相対位置関係が変化する。
【0008】上述のようにトナー容器と現像容器の相対
位置関係が変化すると、トナー容器と現像容器とに跨が
って作用する部品が悪影響を受ける場合がある。例え
ば、トナー容器上に設けられた撹拌ギヤと現像容器上に
設けられたギヤとが噛合する場合、ギヤ間の寸法のばら
つきによってギヤの噛合が良好な状態に保たれず、ギヤ
が回らなくなったり、ギヤ間で歯飛びが生じてしまうと
いう問題があった。
【0009】本発明は上記問題に鑑みてなされたもの
で、その目的とする処は、トナー容器と現像容器間の溶
着条件が変動しても、トナー容器と現像容器の溶着状態
のばらつきを吸収し、撹拌ギヤとそれに噛み合うギヤと
の位置関係を適正に保って駆動力の伝達を可能とするプ
ロセスカートリッジ及び画像形成装置を提供することに
ある。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、請求項1記載の発明は、画像形成装置に対して着脱
自在であって、トナーを収納するトナー容器と、該トナ
ー容器上に設けられた撹拌ギヤと、現像手段を内包する
現像容器と、該現像容器上に設けられて前記撹拌ギヤと
噛み合うギヤを有するプロセスカートリッジにおいて、
前記トナー容器と現像容器との結合面に対して略垂直方
向に前記撹拌ギヤが移動できるよう構成したことを特徴
とする。
【0011】請求項2記載の発明は、画像形成装置に対
して着脱自在であって、トナーを収納するトナー容器
と、該トナー容器上に設けられた撹拌ギヤと、現像手段
を内包する現像容器と、該現像容器上に設けられて前記
撹拌ギヤと噛み合うギヤを有するプロセスカートリッジ
において、前記現像容器上に設けられたギヤと前記撹拌
ギヤに噛み合う複数のアイドラギヤを有し、回転駆動力
を現像容器上のギヤからトナー容器上のギヤに伝達する
回転駆動力伝達経路上で現像容器上の最後のギヤが移動
可能で、その移動方向が回転駆動力伝達経路上で移動可
能なギヤの前のギヤとトナー容器上の最初のギヤとのそ
れぞれの中心を結ぶ線に対して略垂直方向であることを
特徴とする。
【0012】請求項3記載の発明は、画像形成装置に対
して着脱自在であって、トナーを収納するトナー容器
と、該トナー容器上に設けられた撹拌ギヤと、現像手段
を内包する現像容器と、該現像容器上に設けられて前記
撹拌ギヤと噛み合うギヤを有するプロセスカートリッジ
において、前記現像容器上に設けられたギヤと前記撹拌
ギヤに噛み合う複数のアイドラギヤを有し、回転駆動力
を現像容器上のギヤからトナー容器上のギヤに伝達する
回転駆動力伝達経路上でトナー容器上の最初のギヤが移
動可能で、その移動方向が回転駆動力伝達経路上で現像
容器上の最後のギヤと移動可能なギヤの次のギヤのそれ
ぞれの中心を結ぶ線に対して略垂直方向であることを特
徴とする。
【0013】請求項4記載の発明は、請求項1,2又は
3記載の発明において、前記トナー容器と現像容器を熱
溶着又は振動溶着によって結合したことを特徴とする。
【0014】請求項5記載の発明は、トナーを収納する
トナー容器と、該トナー容器上に設けられた撹拌ギヤ
と、現像手段を内包する現像容器と、該現像容器上に設
けられて前記撹拌ギヤと噛み合うギヤを有するプロセス
カートリッジを着脱自在に装填する画像形成装置におい
て、前記プロセスカートリッジのトナー容器と現像容器
との結合面に対して略垂直方向に前記撹拌ギヤが移動で
きるよう構成したことを特徴とする。
【0015】請求項6記載の発明は、トナーを収納する
トナー容器と、該トナー容器上に設けられた撹拌ギヤ
と、現像手段を内包する現像容器と、該現像容器上に設
けられて前記撹拌ギヤと噛み合うギヤを有するプロセス
カートリッジを着脱自在に装填する画像形成装置におい
て、前記プロセスカートリッジの現像容器上に設けられ
たギヤと前記撹拌ギヤに噛み合う複数のアイドラギヤを
有し、回転駆動力を現像容器上のギヤからトナー容器上
のギヤに伝達する回転駆動力伝達経路上で現像容器上の
最後のギヤが移動可能で、その移動方向が回転駆動力伝
達経路上で移動可能なギヤの前のギヤとトナー容器上の
最初のギヤとのそれぞれの中心を結ぶ線に対して略垂直
方向であることを特徴とする。
【0016】請求項7記載の発明は、トナーを収納する
トナー容器と、該トナー容器上に設けられた撹拌ギヤ
と、現像手段を内包する現像容器と、該現像容器上に設
けられて前記撹拌ギヤと噛み合うギヤを有するプロセス
カートリッジを着脱自在に装填する画像形成装置におい
て、前記プロセスカートリッジの現像容器上に設けられ
たギヤと前記撹拌ギヤに噛み合う複数のアイドラギヤを
有し、回転駆動力を現像容器上のギヤからトナー容器上
のギヤに伝達する回転駆動力伝達経路上でトナー容器上
の最初のギヤが移動可能で、その移動方向が回転駆動力
伝達経路上で現像容器上の最後のギヤと移動可能なギヤ
の次のギヤのそれぞれの中心を結ぶ線に対して略垂直方
向であることを特徴とする。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に本発明の実施の形態を添付
図面に基づいて説明する。
【0018】<実施の形態1>先ず、本発明に係る画像
形成装置を図2〜図7に基づいて説明する。尚、図2は
画像形成装置の断面図、図3は同画像形成装置の斜視
図、図4はプロセスカートリッジの断面図、図5はプロ
セスカートリッジの斜視図、図6及び図7は画像形成装
置本体のプロセスカートリッジ装着部の斜視図である。
【0019】[画像形成装置及びプロセスカートリッジ
の概略構成]本実施の形態に係る画像形成装置Aは、図
2及び図3に示すように、画像情報に応じて発光したレ
ーザー光源からの光を回転するポリゴンミラー1aで走
査するとともに、レンズ1b及び反射ミラー1cを介し
て照射する光学手段1を有し、この光学手段1から画像
情報に基づいて光像を照射して電子写真感光体である感
光ドラム7に潜像を形成し、この潜像を現像手段9によ
って現像してトナー像として顕像化する。
【0020】上記トナー像の形成と同期して、記録媒体
2を給紙カセット3aからピックアップローラ3b、搬
送ローラ対3c,3d及びレジストローラ対3e等から
成る搬送手段3で反転搬送し、プロセスカートリッジB
としてカートリッジ化された画像形成部において記録媒
体2上に感光ドラム7上のトナー像を転写する。即ち、
転写手段としての転写ローラ4に電圧を印加することに
よって感光ドラム7上のトナー像を記録媒体2に転写す
る。
【0021】その後、トナー像が転写された記録媒体2
をガイド部材3fでガイドしつつ定着手段5に搬送す
る。定着手段5はヒータ5aを内蔵する定着ローラ5b
と該定着ローラ5bに記録媒体2を押圧してこれを搬送
する駆動ローラ5cとで構成されており、この定着手段
5の定着ローラ5bと駆動ローラ5cの間を通過するこ
とによってトナー像が加熱及び加圧されて記録媒体2上
に定着される。そして、トナー像の定着を受けた記録媒
体2は排出ローラ対3g,3h,3iによって搬送さ
れ、反転経路3jを経て排出部6へと排出される。尚、
揺動可能なフラッパ3kを動作させ、排出ローラ対3m
によって反転搬送経路3jを経ることなく記録媒体2を
直接的に排出することも可能である。
【0022】一方、画像形成部を構成する前記プロセス
カートリッジBにおいては、図4及び図5に示すよう
に、感光層を有する感光ドラム7が回転駆動され、帯電
手段である帯電ローラ8への電圧印加によって感光ドラ
ム7の表面が一様に帯電され、光学手段1からの光像が
露光部を介して感光ドラム7に露光されることによって
該感光ドラム7上に潜像が形成され、この潜像は現像手
段9によって現像されてトナー像として顕像化される。
【0023】上記現像手段9は、トナー収納部9a内の
トナーをトナー送り部材9bで送り出し、固定磁石を内
蔵した現像ローラ9cを回転させるとともに、現像ブレ
ード9dによって摩擦帯電電荷を付与したトナー層を現
像ローラ9cの表面に形成し、トナーを前記潜像に応じ
て感光ドラム7へ転移させることによってトナー像を形
成して潜像を可視像化する。
【0024】尚、転写ローラ4にトナー像と逆極性の電
圧を印加してトナー像を記録媒体2に転写した後は、ク
リーニング手段10のクリーニングブレード10aによ
って感光ドラム7に残留したトナーが掻き落とされ、こ
の掻き落とされたトナーは廃トナー溜め10bに回収さ
れ、残留トナーが除去された感光ドラム7は次の工程に
備えられる。
【0025】ところで、感光ドラム7等の各部品は、ト
ナー容器11と現像容器23を結合した現像枠体12と
クリーニング枠体13とで構成したハウジング内に収納
されてプロセスカートリッジBとしてカートリッジ化さ
れ、このプロセスカートリッジBは画像形成装置Aの本
体に設けられたカートリッジ装着手段に対して着脱され
る。
【0026】図6及び図7に示すように、カートリッジ
装着手段においては、開閉部材15を開くとカートリッ
ジ装着スペースが設けられており、装置本体の左右内側
面にはカートリッジ装着部材16が取り付けられてい
る。そして、このカートリッジ装着部材16にはプロセ
スカートリッジBを挿入するためのガイド部16aが対
向して設けられており、このガイド部16aに沿ってプ
ロセスカートリッジBを挿入し、開閉部材15を閉じる
ことによってプロセスカートリッジBを画像形成装置A
に装着することができる。
【0027】次に、図4、図5、図8及び図9を用いて
プロセスカートリッジBのハウジングの構成について更
に詳しく説明する。
【0028】[プロセスカートリッジのハウジングの構
成]本実施の形態に係るプロセスカートリッジBは、現
像枠体12及びクリーニング枠体13を結合してハウジ
ングを構成しているが、以下、そのハウジングの構成に
ついて説明する。
【0029】図4に示すように、現像枠体12はトナー
容器11と現像容器23とで構成されており、トナー容
器11にはトナー収納部9aを形成するとともに、トナ
ー送り部材9bを取り付けている。又、現像容器23に
は、現像ローラ9c及び現像ブレード9dを取り付け、
更に現像ローラ9cの近傍には現像室内のトナーを循環
させる撹拌部材9eを回転可能に取り付けている。そし
て、トナー容器11と現像枠体12を溶着して一体的な
現像ユニットを構成している。
【0030】又、クリーニング枠体13には感光ドラム
7、帯電ローラ8及びクリーニング手段10の各部材を
取り付け、更にプロセスカートリッジBを画像形成装置
Aから取り外したときに感光ドラム7を覆ってこれを保
護するドラムシャッター部材18を取り付けてクリーニ
ングユニットを構成している。
【0031】そして、現像ユニットとクリーニングユニ
ットとを結合することによってプロセスカートリッジB
を構成している。そのため、現像枠体12の長手方向両
側には現像ローラ9cの両端を回動可能に支持する不図
示のカバー部材が取り付けられており、このカバー部材
に形成されたアーム部19の先端には、図8及び図9に
示すように回動軸20が設けられている(図8及び図9
は一方側のみ図示)。
【0032】一方、クリーニング枠体13の長手方向両
側2箇所には、上記回動軸20を位置決め係止するため
の凹部21が設けられている。この凹部21に回動軸2
0を挿入し、凸部22aを有する結合部材22をクリー
ニング枠体13にネジ止めすることによって現像ユニッ
トとクリーニングユニットは回動軸20を中心に回動可
能に結合され、現像ユニットの自重によって現像ローラ
9cが感光ドラム7へ押し付けられる。
【0033】このとき、結合部材22に取り付けられた
圧縮バネ22bによって現像枠体12を下方へ付勢する
ことにより、現像ローラ9cを感光ドラム7へ確実に押
し付ける。従って、現像ローラ9cの長手方向両端に不
図示のスペーサリングを取り付けることにより、このス
ペーサリングが感光ドラム7に押し付けられ、感光ドラ
ム7と現像ローラ9cとが一定間隔を保って対向する。
【0034】次に、本発明に係るプロセスカートリッジ
Bのトナー容器11及び現像容器23について更に詳し
く説明する。
【0035】図10に示すように、トナー容器11には
開口部11aが形成されており、この開口部11aはト
ナーシール24によって塞がれている。又、現像容器2
3にも同様に開口部23aが形成されており、それぞれ
の容器11,23の開口部11a,23aを合わせるよ
うにして両者を溶着して一体化することによって現像枠
体12が構成されている。尚、図10に斜線にて示す面
25は溶着面である。
【0036】図11にトナー容器11の断面図を示す。
【0037】図示のようにトナー容器11には、トナー
送り部材26がその両端を回動可能に支持されて備えら
れており、このトナー送り部材26の一端はトナー容器
11から突出している。そして、トナー送り部材26の
トナー容器11から突出する部分には撹拌ギヤ27がカ
ップリング28を介して連結されている。尚、カップリ
ング部材28は例えばコイルスプリングのような形状を
有しており、その両端にそれぞれ結合された部材に同軸
からずれた状態で回転駆動力を伝達できる。又、トナー
送り部材26とトナー容器11の間はフェルト等の柔軟
な材質から成るシール部材29でシールされており、撹
拌ギヤ27の回転時にトナーがトナー容器11の外部に
漏れ出すことはない。
【0038】図12に現像容器23の断面図を示す。
【0039】現像容器23には現像ローラ9cが回転可
能に支持され、その一端は現像容器23の外部に突出し
ている。そして、現像ローラ9cの現像容器23の外部
に突出した端部には現像ローラギヤ29が固定されてい
る。図1に示すように、現像ローラギヤ29と撹拌ギヤ
27の間には複数のギヤ列が設けられて回転力が伝達さ
れる。
【0040】このとき、図13に示すように、撹拌ギヤ
27はその軸部が軸受部材31に支えられている。軸受
部材31は前記溶着面25に対して垂直方向に形成され
た溝32に嵌められており、溝32に沿って動くことが
できる。尚、溝32は溶着面25に対して垂直方向に設
けられている。
【0041】前記軸受部材31は弾性部材33を介して
トナー容器11に係止されており、弾性部材33は撹拌
ギヤ27をアイドラギヤ34に近づける方向に付勢して
いる。尚、このときの付勢力はアイドラギヤ34から撹
拌ギヤ27に回転力を伝達する際に撹拌ギヤ27に作用
する力の溝32方向の分力より僅かに大きな値に設定さ
れている。ここで、撹拌ギヤ27はギヤ部27aの下に
直径がギヤ部27aのピッチ円直径に等しい円筒部27
bが同軸上に一体に形成されており、同様にアイドラギ
ヤ34にもギヤ部34aと円筒部34bが形成されてい
る。撹拌ギヤ27は前記付勢力によってアイドラギヤ3
4とそれぞれの円筒部27b,34bで突き当たり、こ
れによって撹拌ギヤ27とアイドラギヤ34の軸間距離
は適正に保たれている。
【0042】以上のような構成を採用することによって
溶着状態のばらつきにより生じるトナー容器11と現像
容器23の相対位置のばらつきを吸収することができ、
駆動力の伝達を可能にすることができる。
【0043】又、溶着面形状が等しくトナー容量が異な
るために撹拌ギヤ位置が異なるトナー容器に同一の現像
容器を溶着して用いる場合にも、トナー容器と撹拌ギヤ
の相対位置のばらつきを吸収して駆動力の伝達を可能に
することができる。
【0044】<実施の形態2>次に、本発明の実施の形
態2を図14に基づいて説明する。尚、図14は本実施
の形態に係るプロセスカートリッジの現像枠体の斜視図
であり、本図においては図1に示したと同一要素には同
一符号を付している。
【0045】本実施の形態に係るプロセスカートリッジ
と前記実施の形態1に係るプロセスカートリッジとの相
違点は、撹拌ギヤが移動可能ではなく、撹拌ギヤに噛み
合うアイドラギヤが移動可能なことである。
【0046】即ち、撹拌ギヤ27に噛み合うアイドラギ
ヤ34は、その軸部が軸受部材31に支えられている。
軸受部材31は溝32に嵌められており、且つ、弾性部
材33を介して現像容器23に係止されているため、溝
32に沿って動くことができる。このため、アイドラギ
ヤ34は移動可能である。このとき、溝32は撹拌ギヤ
27とアイドラギヤ34に噛み合うギヤ35のそれぞれ
の中心を結ぶ線に対して略垂直方向に形成されている。
【0047】又、軸受部材31は弾性部材33を介して
トナー容器11に係止されており、弾性部材33はアイ
ドラギヤ34を撹拌ギヤ27とギヤ35に同時に近づけ
る方向に付勢している。尚、このときの付勢力は、ギヤ
35からアイドラギヤ34に回転力を伝達する際に、ア
イドラギヤ34に作用する力の溝32方向の分力より僅
かに大きな値に設定されている。
【0048】ここで、撹拌ギヤ27は、ギヤ部27aの
下に直径がギヤ部27aのピッチ円直径に等しい円筒部
27bを同軸上に一体に形成されており、同様にアイド
ラギヤ34とギヤ35にもギヤ部34a,35aと円筒
部34b,34bが形成されている。アイドラギヤ34
は前記付勢力により撹拌ギヤ27とギヤ35のそれぞれ
の円筒部34b,27b,35bで突き当たり、これに
よってアイドラギヤ34と撹拌ギヤ27及びギヤ35と
の軸間距離が適正に保たれる。
【0049】このような構成において、溶着状態のばら
つきにより生じるトナー容器11と現像容器23の相対
位置のばらつきを吸収して駆動力の伝達を可能にするこ
とができる。
【0050】<実施の形態3>次に、本発明の実施の形
態3を図15に基づいて説明する。尚、図15は本実施
の形態に係るプロセスカートリッジの現像枠体の斜視図
であり、本図においても図1に示したと同一要素には同
一符号を付している。
【0051】本実施の形態に係るプロセスカートリッジ
と前記実施の形態2に係るプロセスカートリッジとの相
違点は、撹拌ギヤに噛み合うアイドラギヤが現像容器上
ではなくトナー容器上にあることである。
【0052】即ち、移動可能なアイドラギヤ34は、そ
の軸部が軸受部材31に支えられている。軸受部材31
は溝部32に嵌められており、且つ、弾性部材33を介
してトナー容器11に係止されているため、溝32に沿
って動くことができる。このため、アイドラギヤ34は
移動可能である。このとき、溝部32は撹拌ギヤ27と
アイドラギヤ34に噛み合うギヤ35のそれぞれの中心
を結ぶ線に対して略垂直方向に形成されている。
【0053】上記軸受部材31は弾性部材33を介して
トナー容器11に係止されており、弾性部材33はアイ
ドラギヤ34を撹拌ギヤ27とギヤ35に同時に近づけ
る方向に付勢している。尚、このときの付勢力は、ギヤ
35からアイドラギヤ34に回転力を伝達する際にアイ
ドラギヤ34に作用する力の溝32方向の分力より僅か
に大きな値に設定されている。
【0054】ここで、撹拌ギヤ27はギヤ部27aの下
に直径がギヤ部27aのピッチ円直径に等しい円筒部2
7bを同軸上に一体に形成されており、同様にアイドラ
ギヤ34とギヤ35にもギヤ部34a,35aと円筒部
34b,34bが形成されている。アイドラギヤ34は
前記付勢力により撹拌ギヤ27とギヤ35のそれぞれの
円筒部34b,27b,35bで突き当たり、これによ
ってアイドラギヤ34と撹拌ギヤ27及びギヤ35との
軸間距離が適正に保たれる。
【0055】このような構成において、溶着状態のばら
つきにより生じるトナー容器11と現像容器23の相対
位置のばらつきを吸収して駆動力の伝達を可能にするこ
とができる。
【0056】
【発明の効果】以上の説明で明らかなように、本発明に
よれば、トナー容器と現像容器間の溶着条件が変動して
も、トナー容器と現像容器の溶着状態のばらつきを吸収
することができ、撹拌ギヤとそれに噛み合うギヤとの位
置関係を適正に保って駆動力の伝達を行うことができる
という効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るプロセスカートリ
ッジの現像枠体の斜視図である。
【図2】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の断
面図である。
【図3】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置の斜
視図である。
【図4】本発明の実施の形態1に係るプロセスカートリ
ッジの断面図である。
【図5】本発明の実施の形態1に係るプロセスカートリ
ッジの斜視図である。
【図6】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置本体
のプロセスカートリッジ装着部の斜視図である。
【図7】本発明の実施の形態1に係る画像形成装置本体
のプロセスカートリッジ装着部の斜視図である。
【図8】本発明の実施の形態1に係るプロセスカートリ
ッジの装着部材の斜視図である。
【図9】本発明の実施の形態1に係るプロセスカートリ
ッジの装着部材の断面図である。
【図10】本発明の実施の形態1に係るプロセスカート
リッジのトナー容器と現像容器の斜視図である。
【図11】本発明の実施の形態1に係るプロセスカート
リッジのトナー容器の断面図である。
【図12】本発明の実施の形態1に係るプロセスカート
リッジの現像容器の断面図である。
【図13】本発明の実施の形態1に係るプロセスカート
リッジの軸受部材の断面図である。
【図14】本発明の実施の形態2に係るプロセスカート
リッジの現像枠体の斜視図である。
【図15】本発明の実施の形態3に係るプロセスカート
リッジの現像枠体の斜視図である。
【符号の説明】
A 画像形成装置 B プロセスカートリッジ 9 現像手段 11 トナー容器 23 現像容器 27 撹拌ギヤ 34 アイドラギヤ 35 ギヤ

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 画像形成装置に対して着脱自在であっ
    て、トナーを収納するトナー容器と、該トナー容器上に
    設けられた撹拌ギヤと、現像手段を内包する現像容器
    と、該現像容器上に設けられて前記撹拌ギヤと噛み合う
    ギヤを有するプロセスカートリッジにおいて、 前記トナー容器と現像容器との結合面に対して略垂直方
    向に前記撹拌ギヤが移動できるよう構成したことを特徴
    とするプロセスカートリッジ。
  2. 【請求項2】 画像形成装置に対して着脱自在であっ
    て、トナーを収納するトナー容器と、該トナー容器上に
    設けられた撹拌ギヤと、現像手段を内包する現像容器
    と、該現像容器上に設けられて前記撹拌ギヤと噛み合う
    ギヤを有するプロセスカートリッジにおいて、 前記現像容器上に設けられたギヤと前記撹拌ギヤに噛み
    合う複数のアイドラギヤを有し、回転駆動力を現像容器
    上のギヤからトナー容器上のギヤに伝達する回転駆動力
    伝達経路上で現像容器上の最後のギヤが移動可能で、そ
    の移動方向が回転駆動力伝達経路上で移動可能なギヤの
    前のギヤとトナー容器上の最初のギヤとのそれぞれの中
    心を結ぶ線に対して略垂直方向であることを特徴とする
    プロセスカートリッジ。
  3. 【請求項3】 画像形成装置に対して着脱自在であっ
    て、トナーを収納するトナー容器と、該トナー容器上に
    設けられた撹拌ギヤと、現像手段を内包する現像容器
    と、該現像容器上に設けられて前記撹拌ギヤと噛み合う
    ギヤを有するプロセスカートリッジにおいて、 前記現像容器上に設けられたギヤと前記撹拌ギヤに噛み
    合う複数のアイドラギヤを有し、回転駆動力を現像容器
    上のギヤからトナー容器上のギヤに伝達する回転駆動力
    伝達経路上でトナー容器上の最初のギヤが移動可能で、
    その移動方向が回転駆動力伝達経路上で現像容器上の最
    後のギヤと移動可能なギヤの次のギヤのそれぞれの中心
    を結ぶ線に対して略垂直方向であることを特徴とするプ
    ロセスカートリッジ。
  4. 【請求項4】 前記トナー容器と現像容器を熱溶着又は
    振動溶着によって結合したことを特徴とする請求項1,
    2又は3記載のプロセスカートリッジ。
  5. 【請求項5】 トナーを収納するトナー容器と、該トナ
    ー容器上に設けられた撹拌ギヤと、現像手段を内包する
    現像容器と、該現像容器上に設けられて前記撹拌ギヤと
    噛み合うギヤを有するプロセスカートリッジを着脱自在
    に装填する画像形成装置において、 前記プロセスカートリッジのトナー容器と現像容器との
    結合面に対して略垂直方向に前記撹拌ギヤが移動できる
    よう構成したことを特徴とする画像形成装置。
  6. 【請求項6】 トナーを収納するトナー容器と、該トナ
    ー容器上に設けられた撹拌ギヤと、現像手段を内包する
    現像容器と、該現像容器上に設けられて前記撹拌ギヤと
    噛み合うギヤを有するプロセスカートリッジを着脱自在
    に装填する画像形成装置において、 前記プロセスカートリッジの現像容器上に設けられたギ
    ヤと前記撹拌ギヤに噛み合う複数のアイドラギヤを有
    し、回転駆動力を現像容器上のギヤからトナー容器上の
    ギヤに伝達する回転駆動力伝達経路上で現像容器上の最
    後のギヤが移動可能で、その移動方向が回転駆動力伝達
    経路上で移動可能なギヤの前のギヤとトナー容器上の最
    初のギヤとのそれぞれの中心を結ぶ線に対して略垂直方
    向であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 【請求項7】 トナーを収納するトナー容器と、該トナ
    ー容器上に設けられた撹拌ギヤと、現像手段を内包する
    現像容器と、該現像容器上に設けられて前記撹拌ギヤと
    噛み合うギヤを有するプロセスカートリッジを着脱自在
    に装填する画像形成装置において、 前記プロセスカートリッジの現像容器上に設けられたギ
    ヤと前記撹拌ギヤに噛み合う複数のアイドラギヤを有
    し、回転駆動力を現像容器上のギヤからトナー容器上の
    ギヤに伝達する回転駆動力伝達経路上でトナー容器上の
    最初のギヤが移動可能で、その移動方向が回転駆動力伝
    達経路上で現像容器上の最後のギヤと移動可能なギヤの
    次のギヤのそれぞれの中心を結ぶ線に対して略垂直方向
    であることを特徴とする画像形成装置。
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