JPH11174880A - 定着装置 - Google Patents

定着装置

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JPH11174880A
JPH11174880A JP9362926A JP36292697A JPH11174880A JP H11174880 A JPH11174880 A JP H11174880A JP 9362926 A JP9362926 A JP 9362926A JP 36292697 A JP36292697 A JP 36292697A JP H11174880 A JPH11174880 A JP H11174880A
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JP
Japan
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roller
heating roller
sheet
pressure
pressure roller
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Application number
JP9362926A
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English (en)
Inventor
Kaneo Yoda
兼雄 依田
Takayuki Shiraki
貴幸 白木
Kazutoshi Fujisawa
和利 藤沢
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Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
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Publication date
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Priority to US09/016,279 priority patent/US5987294A/en
Priority to DE69828449T priority patent/DE69828449T2/de
Priority to DE69822908T priority patent/DE69822908T2/de
Priority to EP04030513A priority patent/EP1574913A1/en
Priority to EP01101841A priority patent/EP1111477B1/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 シート全体に亙って定着むらの生じない定着
装置を提供する。 【解決手段】 内部に熱源を有する加熱ローラ50と、
この加熱ローラに対して圧接される第1、第2加圧ロー
ラ60,70を有し、加熱ローラ、第1加圧ローラ、第
2加圧ローラは、それぞれの硬度をHh,Hp1,Hp
2,加熱ローラと第1加圧ローラとの硬度比をHr1=
Hh/Hp1,加熱ローラと第2加圧ローラとの硬度比
をHr2=Hh/Hp2としたとき、Hr1≧1.5,
Hr2≦0.7なる条件を満たすように構成されてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はプリンター、ファク
シミリ、複写機等の画像形成装置において、シート(普
通紙、コート紙、OHP(オーバーヘッドプロジェク
タ)用シート、光沢紙、光沢フィルム、葉書等のカット
シート、あるいは封筒等)上に担持されたトナー像をシ
ート上に定着させる定着装置に関する。特に、1本の加
熱ローラに対して2本の加圧ローラが圧接されている定
着装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、1本の加熱ローラに対してその回
転方向上流側から2本の加圧ローラが順次圧接されてい
る定着装置としては、図8に示すようなものが知られて
いる(特公昭58−21262号)。
【0003】同図において、1は加熱ローラであり、図
示しない駆動モータによって矢印方向に回転駆動され
る。
【0004】この加熱ローラ1の外周面には、加圧ロー
ラ2,3が配置されている。加圧ローラ2,3は、金属
板4に支持され、加熱ローラ1に圧接されて従動回転す
る。
【0005】加熱ローラ1は硬いゴムで覆われており、
加圧ローラ2は、より柔らかいゴムで覆われており、加
圧ローラ3は、加圧ローラ2よりも硬いゴムで覆われて
いる。
【0006】シート(図示せず)は、その上面にトナー
像が付着された状態で加熱ローラ1と加圧ローラ2との
挟圧部に供給され、この挟圧部および加熱ローラ1と加
圧ローラ3との挟圧部を通過することにより、トナー像
がシートに融着される。
【0007】そして、同公報には、上記構成によって加
圧ローラ2の周速よりも加圧ローラ3の周速の方が速く
なり、これによって加圧ローラ2と3との間においてシ
ートに張力が作用し、1つの加熱ローラと1つの加圧ロ
ーラからなる挟圧部におけるシートと加熱ローラとの接
触時間よりも長い接触時間が得られるので、シートへの
トナー像の効果的な融着処理が動作温度および適用圧力
を減少して達成できる、旨の記述がある。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来の定着装
置によると、加圧ローラ2の周速よりも加圧ローラ3の
周速の方が速いので、シートの先端が、加圧ローラ2と
加熱ローラ1との挟圧部を通過し、さらに加圧ローラ3
と加熱ローラ1との挟圧部に達すると、加圧ローラ2と
3との間においてシートに張力が作用してシートが加熱
ローラ1に良好に接触することとなるが、逆にいえば、
シートの先端が加圧ローラ3と加熱ローラ1との挟圧部
に達するまでは上記張力が作用せず、したがって、シー
トは加熱ローラ1に良好には接触しないこととなる。
【0009】すなわち、上述した従来の装置によると、
シートの先端が加圧ローラ3と加熱ローラ1との挟圧部
に達するまでの期間と、その後の期間とでは、シート上
のトナーに付与される熱量が著しく異なることとなり、
結果として、シートの先端部分と中央部分とで定着むら
(定着強度、発色性、透明度等のむら)が生じてしまう
という問題がある。なお、同様の問題はシートの後端部
においても生じ、シートの後端が加圧ローラ2と加熱ロ
ーラ1との挟圧部を通過するまでの期間と、その後の期
間とでは、シート上のトナーに付与される熱量が著しく
異なることとなり、結果として、シートの中央部分と後
端部分とで定着むらが生じてしまう。
【0010】本発明の目的は、以上のような問題を解決
し、シート全体に亙って定着むらの生じない定着装置を
提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の定着装置は、内部に熱源を有する加熱
ローラと、この加熱ローラに対してその回転方向上流側
から順次圧接される第1、第2加圧ローラとを有する定
着装置であって、前記加熱ローラの硬度をHh,第1加
圧ローラの硬度をHp1,両者の硬度比をHr1=Hh
/Hp1としたとき、 Hr1≧1.5 なる条件を満たすように、上記加熱ローラおよび第1加
圧ローラが構成されていることを特徴とする。
【0012】請求項2記載の定着装置は、請求項1記載
の定着装置において、第2加圧ローラの硬度をHp2,
前記加熱ローラとの硬度比をHr2=Hh/Hp2とし
たとき、 Hr2≦0.7 なる条件を満たすように、上記加熱ローラおよび第2加
圧ローラが構成されていることを特徴とする。
【0013】
【作用効果】請求項1記載の定着装置は、内部に熱源を
有する加熱ローラと、この加熱ローラに対してその回転
方向上流側から順次圧接される第1、第2加圧ローラと
を有する定着装置であって、前記加熱ローラの硬度をH
h,第1加圧ローラの硬度をHp1,両者の硬度比をH
r1=Hh/Hp1としたとき、Hr1≧1.5なる条
件を満たすように、上記加熱ローラおよび第1加圧ロー
ラが構成されているので、この装置によれば次のような
作用効果が得られる。
【0014】すなわち、加熱ローラと第1加圧ローラと
の硬度比Hr1=Hh/Hp1が1.5以上であると、
加熱ローラと第1加圧ローラとの圧接部(第1ニップ
部)の形状は、ローラの軸線方向から見て第1加圧ロー
ラ側が大きく凹む形状となり、この第1ニップ部を通過
したシートはその先端を含めて加熱ローラに巻き付く方
向に大きく癖付けされることとなる。このため、シート
の先端は、トナーの有無にかかわらず第1ニップ部から
加熱ローラに接触した状態あるいは極めて近接した状態
で排出されることとなるとともに、シートと加熱ローラ
との間にはファンデルワールス力および鏡像力が作用す
るので、シートはその先端から確実に加熱ローラに巻き
付いて行くこととなる。
【0015】このようにして、第1ニップ部を通過する
シートが、その先端から確実に加熱ローラに巻き付いて
行くと、シートの先端部にトナーがある場合には、トナ
ーの溶融が一挙に進み、加熱ローラとのより一層安定し
た接触状態が得られることとなる。
【0016】したがって、この請求項1記載の定着装置
によれば、シート全体に亙ってむらの無い定着状態が得
られることとなる。
【0017】一方、上述したように、加熱ローラと第1
加圧ローラとの硬度比Hr1を1.5以上とすると、第
1ニップ部を通過したシートは、その先端から確実に加
熱ローラに巻き付いて行き、そのまま加熱ローラと第2
加圧ローラとの圧接部(第2ニップ部)に進入して行く
から、ここで何等の方策も講じないとすると、第2ニッ
プ部を通過して加熱ローラから剥離されなければならな
いシートが加熱ローラに巻き付いてしまうおそれがあ
る。第2ニップ部を通過したシートを加熱ローラから剥
離するには剥離爪を設ければ良いが、それにしても剥離
動作は円滑になされるようにすることが望ましい。
【0018】これに対し、請求項2記載の定着装置によ
れば、上記請求項1記載の定着装置において、第2加圧
ローラの硬度をHp2,前記加熱ローラとの硬度比をH
r2=Hh/Hp2としたとき、Hr2≦0.7なる条
件を満たすように、上記加熱ローラおよび第2加圧ロー
ラが構成されているので、次のような作用効果が得られ
る。
【0019】すなわち、加熱ローラと第2加圧ローラと
の硬度比Hr2=Hh/Hp2が0.7以下であると、
加熱ローラと第2加圧ローラとの圧接部(第2ニップ
部)の形状は、ローラの軸線方向から見て加熱ローラ側
が大きく凹む形状となり、この第2ニップ部を通過した
シートはその先端を含めて加熱ローラに巻き付かない方
向に癖付けされて第2ニップ部から排出されることとな
る。
【0020】したがって、この請求項2記載の定着装置
によれば、加熱ローラと第1加圧ローラとの硬度比Hr
1が1.5以上とないっているにもかかわらず、必ずし
も分離爪を設けなくても、第2ニップ部を通過したシー
トが加熱ローラから剥離されることとなる。
【0021】すなわち、この請求項2記載の定着装置に
よれば、シート全体に亙ってむらの無い定着状態が得ら
れるとともに、シートを加熱ローラから円滑に剥離させ
ることができる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照して説明する。
【0023】図1は本発明に係る定着装置を用いた画像
形成装置の一例の要部を示す模式図、図2は図1におけ
るII−II拡大部分端面図、図3は本発明に係る定着
装置の一実施の形態を示す部分省略側面図である。
【0024】先ず、図1、図2を参照して画像形成装置
について説明する。
【0025】この画像形成装置は、イエロー、シアン、
マゼンタ、ブラックの4色のトナーによる現像器を用い
てフルカラー画像を形成することのできる装置である。
【0026】図1において、10は感光体であり、図示
しない適宜の駆動手段によって図示矢印方向に回転駆動
される。
【0027】感光体10の周りには、その回転方向に沿
って、帯電手段としての帯電ローラ11、現像手段とし
ての現像ローラ20(Y,M,C,K)、中間転写装置
30、およびクリーニング手段12が配置されている。
【0028】感光体10は、円筒状の導電性基材10a
(図2参照)と、その表面に形成された感光層10bと
を有している。
【0029】帯電ローラ11は、感光体10の外周面に
当接して外周面を一様に帯電させる。一様に帯電した感
光体10の外周面には、図示しない露光ユニットによっ
て所望の画像情報に応じた選択的な露光Lがなされ、こ
の露光Lによって感光体10上に静電潜像が形成され
る。
【0030】この静電潜像は、現像ローラ20でトナー
が付与されて現像される。
【0031】現像ローラとして、イエロー用の現像ロー
ラ20Y、シアン用の現像ローラ20C、マゼンタ用の
現像ローラ20M、およびブラック用の現像ローラ20
Kが設けられている。これら現像ローラ20Y,20
C,20M,20Kは、選択的に感光体10に当接し得
るようになっており、当接したとき、イエロー、シア
ン、マゼンタ、ブラックのうちのいずれかのトナーを感
光体10の表面に付与して感光体10上の静電潜像を現
像する。
【0032】現像されたトナー像は、後述する中間転写
ベルト36上に転写される。
【0033】クリーニング手段12は、上記転写後に、
感光体10の外周面に残留し付着しているトナーを掻き
落とすクリーナブレード13と、このクリーナブレード
13によって掻き落とされたトナーを受ける受け部14
とを備えている。
【0034】中間転写装置30は、駆動ローラ31と、
4本の従動ローラ32,33,34,35と、これら各
ローラの回りに張架された無端状の中間転写ベルト36
とを有している。
【0035】駆動ローラ31は、その端部に固定された
図示しない歯車が、感光体10の駆動用歯車(図示せ
ず)と噛み合っていることによって、感光体10と略同
一の周速で回転駆動され、したがって中間転写ベルト3
6が感光体10と略同一の周速で図示矢印方向に循環駆
動されるようになっている。
【0036】従動ローラ35は、駆動ローラ31との間
で中間転写ベルト36がそれ自身の張力によって感光体
10に圧接される位置に配置されていおり、感光体10
と中間転写ベルト36との圧接部において一次転写部T
1が形成されている。従動ローラ35は、中間転写ベル
ト36の循環方向上流側において一次転写部T1の近く
に配置されている。
【0037】駆動ローラ31には、中間転写ベルト36
を介して電極ローラ37が配置されており、この電極ロ
ーラ37を介して、中間転写ベルト36の後述する導電
層36aに電圧(一次転写電圧)V1が印加されるよう
になっている。
【0038】従動ローラ32はテンションローラであ
り、図示しない付勢手段によって中間転写ベルト36を
その張り方向に付勢している。
【0039】従動ローラ33は、二次転写部T2を形成
するバックアップローラである。このバックアップロー
ラ33には、中間転写ベルト36を介して二次転写ロー
ラ38が対向配置されている。二次転写ローラ38は、
図示しない接離機構により中間転写ベルト36に対して
接離可能である。二次転写ローラ38には、二次転写電
圧V2が印加される。
【0040】従動ローラ34は、ベルトクリーナ39の
ためのバックアップローラである。ベルトクリーナ39
は、中間転写ベルト36と接触してその外周面に残留し
付着しているトナーを掻き落とすクリーナブレード39
aと、このクリーナブレード39aによって掻き落とさ
れたトナーを受ける受け部39bとを備えている。この
ベルトクリーナ39は、図示しない接離機構によって中
間転写ベルト36に対して接離可能である。
【0041】中間転写ベルト36は、図2に示すよう
に、導電層36aと、この導電層36aの上に形成さ
れ、感光体10に圧接される抵抗層36bとを有する複
層ベルトで構成されている。導電層36aは、合成樹脂
からなる絶縁性基体36cの上に形成されており、この
導電層36aに、前述した電極ローラ37を介して、一
次転写電圧V1が印加される。なお、ベルト36側縁部
において抵抗層36bが帯状に除去されていることによ
って導電層36aが帯状に露出しており、この露出部に
電極ローラ37が接触するようになっている。
【0042】中間転写ベルト36が循環駆動される過程
で、一次転写部T1において、感光体10上のトナー像
が中間転写ベルト36上に転写され、中間転写ベルト3
6上に転写されたトナー像は、二次転写部T2におい
て、二次転写ローラ38との間に供給される用紙等のシ
ートSに転写される。
【0043】シートSは、図示しない給紙装置から給送
され、ゲートローラ対Gによって所定のタイミングで二
次転写部T2に供給される。
【0044】二次転写部T2でトナー像が転写されたシ
ートSは、後に詳しく説明する定着装置40を通ること
によってそのトナー像が定着され、所定の位置に搬送さ
れる。
【0045】以上のような画像形成装置全体の作動は次
の通りである。
【0046】(i)図示しないホストコンピュータ等
(パーソナルコンピュータ等)からの印字指令信号(画
像形成信号)が画像形成装置の制御部に入力されると、
感光体10、現像ローラ20、および中間転写ベルト3
6が回転駆動される。
【0047】(ii)感光体10の外周面が帯電ローラ
11によって一様に帯電される。
【0048】(iii)一様に帯電した感光体10の外
周面に、図示しない露光ユニットによって第1色目(例
えばイエロー)の画像情報に応じた選択的な露光Lがな
され、イエロー用の静電潜像が形成される。
【0049】(iv)感光体10には、第1色目(例え
ばイエロー)用の現像ローラ20Yのみが接触し、これ
によって上記静電潜像が現像され、第1色目(例えばイ
エロー)のトナー像が感光体10上に形成される。
【0050】(v)中間転写ベルト36には上記トナー
の帯電極性と逆極性の一次転写電圧V1が印加され、感
光体10上に形成されたトナー像が、一次転写部すなわ
ち、感光体10と中間転写ベルト36との圧接部T1に
おいて中間転写ベルト36上に転写される。このとき、
二次転写ローラ38およびベルトクリーナ39は、中間
転写ベルト36から離間している。
【0051】(vi)感光体10上に残留しているトナ
ーがクリーニング手段12によって除去された後、図示
しない除電手段からの除電光によって感光体10が除電
される。
【0052】(vii)上記(ii)〜(vi)の動作
が必要に応じて繰り返される。すなわち、上記印字指令
信号の内容に応じて、第2色目、第3色目、第4色目、
と繰り返され、上記印字指令信号の内容に応じたトナー
像が中間転写ベルト36上において重ね合わされて中間
転写ベルト36上に形成される。
【0053】(viii)所定のタイミングでシートS
が供給され、シートSの先端が第2転写部T2に達する
直前にあるいは達した後に(要するにシートS上の所望
の位置に、中間転写ベルト36上のトナー像が転写され
るタイミングで)二次転写ローラ38が中間転写ベルト
36に押圧されるとともに二次転写電圧V2が印加さ
れ、中間転写ベルト36上のトナー像(基本的には4色
のトナー像が重ね合わせられたフルカラー画像)がシー
トS上に転写される。また、ベルトクリーナ39が中間
転写ベルト36に当接し、二次転写後に中間転写ベルト
36上に残留しているトナーが除去される。
【0054】(ix)シートSが定着装置40を通過す
ることによってシートS上にトナー像が定着し、その
後、シートSが所定の位置(例えば装置外)に搬送され
る。
【0055】以上のような画像形成装置によれば、基本
的に4色のトナー像が重ね合わせられたフルカラーのト
ナー像が転写されたシートSが定着装置40に供給され
ることとなる。
【0056】次に、定着装置40について説明する。
【0057】図3において、41は定着装置のフレー
ム、50は加熱ローラ、60は第1加圧ローラ、70は
第2加圧ローラである。
【0058】加熱ローラ50は、その中心部に熱源51
を有し、その表面に弾性層52を有している。したがっ
て、この加熱ローラ50は全体としてみれば弾性ローラ
である。加熱ローラ50は、フレーム41の側板42に
対して、軸線方向及び半径方向に移動不能な状態で、回
転可能に支持されており、図示しない駆動手段によって
矢印方向に回転駆動されるようになっている。
【0059】第1加圧ローラ60は、金属製の軸61
と、これに固定されたローラ部62と、その表面に形成
された弾性層62aとを有している。したがって、この
第1加圧ローラ60は全体としてみれば弾性ローラであ
る。第1加圧ローラ60は、その軸61の両端が軸受6
3,63(一方のみ図示)を介してレバー64,64
(一方のみ図示)に回転可能に支持されている。レバー
64の一端は軸64aでフレーム41の側板42に回動
可能に支持されており、他端64bとフレーム41との
間には、加圧手段としての引っ張りバネ65が設けられ
ている。第1加圧ローラ60の軸61は、レバー64の
中間部に支持されているので、引っ張りバネ65は加圧
手段としての役割を果たす。したがって、第1加圧ロー
ラ60は引っ張りバネ65の作用によって加熱ローラ5
0に圧接されており、加熱ローラ50に従動して回転す
る。
【0060】第2加圧ローラ70は、金属製の軸71
と、これに固定されたローラ部72と、その表面に形成
された弾性層72aとを有している。したがって、この
第2加圧ローラ70は全体としてみれば弾性ローラであ
る。第2加圧ローラ70は、その軸71の両端が図示し
ない軸受を介してレバー74,74(一方のみ図示)に
回転可能に支持されている。レバー74の一端は軸74
aでフレーム41の側板42に回動可能に支持されてお
り、他端74bとフレーム41との間には、加圧手段と
しての引っ張りバネ75が設けられている。第2加圧ロ
ーラ70の軸71は、レバー74の中間部に支持されて
いるので、引っ張りバネ75は加圧手段としての役割を
果たす。したがって、第2加圧ローラ70は引っ張りバ
ネ75の作用によって加熱ローラ50に圧接されてお
り、加熱ローラ50に従動して回転する。第2加圧ロー
ラ70は、加熱ローラ50の回転方向において、第1加
圧ローラ60よりも下流側において加熱ローラ50に圧
接されている。
【0061】以上のような加熱ローラ50、第1加圧ロ
ーラ60、および第2加圧ローラ70は、それぞれの硬
度をHh,Hp1,Hp2,加熱ローラ50と第1加圧
ローラ60との硬度比をHr1=Hh/Hp1,加熱ロ
ーラ50と第2加圧ローラ70との硬度比をHr2=H
h/Hp2としたとき、 Hr1≧1.5 Hr2≦0.7 なる条件を満たすように構成されている。
【0062】なお、この実施の形態では、第1加圧ロー
ラ60と第2加圧ローラ70との間にガイド体80が設
けられており、第1加圧ローラ60の外周面には第1分
離爪91が配置されており、加熱ローラ50の外周面に
は、第2加圧ローラ70の下流側において、加熱ローラ
50からシートを剥すための、第2剥離爪92が配置さ
れ、さらにその下流側にはシートの剥離を助けるための
オイル塗布ローラ94が配置されているが、後述する理
由により、これらガイド体80、第1分離爪91、第2
剥離爪92、およびオイル塗布ローラ94は必ずしも設
けなくてもかまわない。
【0063】以上のような定着装置は、例えば上述した
ような画像形成装置において第二転写部T2の後段に配
置され、次のように作動する。
【0064】画像形成装置の作動にともない、加熱ロー
ラ50がその熱源51で加熱されるとともに、第1、第
2加圧ローラ60,70が加熱ローラ50に圧接され、
加熱ローラ50が図示矢印方向に回転駆動されることに
より、第1、第2加圧ローラ60,70が従動回転す
る。
【0065】シートSは、その上面にトナー像が転写さ
れた状態で、加熱ローラ50と第1加圧ローラ60との
間に向けて供給される。
【0066】このように供給されるシートSは、先ず、
加熱ローラ50と第1加圧ローラ60との圧接部(第1
ニップ部)N1によって搬送されつつ加熱ローラ50に
巻き付きそのトナーが加熱圧接されて一次的に定着され
る。
【0067】次いで、シートSはその加熱状態が維持さ
れたまま、加熱ローラ50と第2加圧ローラ70との圧
接部(第2ニップ部)N2に向かい、この第2ニップ部
N2によって搬送されつつそのトナーがさらに加熱圧接
されて完全に定着される。
【0068】トナー像が定着したシートSは、その後、
加熱ローラ50から剥離され、カール矯正ローラ93を
経て所定の位置へ搬送される。
【0069】そして、この実施の形態の定着装置によれ
ば、次のような作用効果が得られる。
【0070】(a)加熱ローラ50の硬度をHh,第1
加圧ローラ60の硬度をHp1,両者の硬度比をHr1
=Hh/Hp1としたとき、Hr1≧1.5なる条件を
満たすように、上記加熱ローラ50および第1加圧ロー
ラ60が構成されているので、次のような作用効果が得
られる。
【0071】すなわち、加熱ローラ50と第1加圧ロー
ラ60との硬度比Hr1=Hh/Hp1が1.5以上で
あると、図4(a)に概略を示すように、加熱ローラ5
0と第1加圧ローラ60との圧接部(第1ニップ部)N
1の形状は、ローラの軸線方向から見て第1加圧ローラ
60側が大きく凹む形状となり、この第1ニップ部N1
を通過したシートSはその先端Saを含めて加熱ローラ
50に巻き付く方向に大きく癖付けされることとなる。
このため、シートSの先端Saは、トナーの有無にかか
わらず第1ニップ部N1から加熱ローラ50に接触した
状態あるいは極めて近接した状態で排出されることとな
る。これとともに、シートSと加熱ローラ50との間に
はファンデルワールス力および鏡像力が作用するので、
シートSはその先端Saから確実に加熱ローラ50に巻
き付いて行くこととなる。すなわち、オイル塗布ローラ
94によって加熱ローラ50の表面にオイルが塗布され
ているとしても、シートSはその先端Saから確実に加
熱ローラ50に巻き付いて行くこととなる。したがって
また、ガイド体80および第1分離爪91が設けられて
いなくても、シートSはその先端Saから確実に加熱ロ
ーラ50に巻き付いて行くこととなる。
【0072】このようにして、第1ニップ部N1を通過
するシートSが、その先端Saから確実に加熱ローラ5
0に巻き付いて行くと、シートSの先端部にトナーがあ
る場合には、トナーの溶融が一挙に進み、加熱ローラ5
0とのより一層安定した接触状態が得られることとな
る。
【0073】したがって、この実施の形態の定着装置に
よれば、シートS全体に亙ってむらの無い定着状態が得
られることとなる。
【0074】(b)一方、上述したように、加熱ローラ
50と第1加圧ローラ60との硬度比Hr1を1.5以
上とすると、第1ニップ部N1を通過したシートSは、
その先端Saから確実に加熱ローラ50に巻き付いて行
き、そのまま加熱ローラ50と第2加圧ローラ70との
圧接部(第2ニップ部)N2に進入して行くから、ここ
で何等の方策も講じないとすると、第2ニップ部N2を
通過して加熱ローラ50から剥離されなければならない
シートSが加熱ローラ50に巻き付いてしまうおそれが
ある。第2ニップ部N2を通過したシートSを加熱ロー
ラ50から剥離するには剥離爪92を設ければ良いが、
それにしても剥離動作は円滑になされるようにすること
が望ましい。
【0075】これに対し、この実施の形態の定着装置に
よれば、第2加圧ローラ70の硬度をHp2,加熱ロー
ラ50との硬度比をHr2=Hh/Hp2としたとき、
Hr2≦0.7なる条件を満たすように、加熱ローラ5
0および第2加圧ローラ70が構成されているので、次
のような作用効果が得られる。
【0076】すなわち、加熱ローラ50と第2加圧ロー
ラ70との硬度比Hr2=Hh/Hp2が0.7以下で
あると、図4(b)に概略を示すように、加熱ローラ5
0と第2加圧ローラ70との圧接部(第2ニップ部)N
2の形状は、ローラの軸線方向から見て加熱ローラ50
側が大きく凹む形状となり、この第2ニップ部N2を通
過したシートSはその先端Saを含めて加熱ローラ50
に巻き付かない方向に癖付けされて第2ニップ部N2か
ら排出されることとなる。
【0077】したがって、この実施の形態の定着装置に
よれば、加熱ローラ50と第1加圧ローラ60との硬度
比Hr1が1.5以上となっているにもかかわらず、必
ずしも分離爪92を設けなくても、また必ずしも加熱ロ
ーラ50にオイルを塗布しなくても、第2ニップ部N2
を通過したシートSが加熱ローラ50から剥離されるこ
ととなる。
【0078】すなわち、この定着装置によれば、シート
全体に亙ってむらの無い定着状態が得られるとともに、
シートSを加熱ローラ50から円滑に剥離させることが
できる。
【0079】(c)例えば図1に示した画像形成装置の
ように、シートS上に一括転写された多色のトナー像を
一括定着させる装置において、安定した発色性、および
OHP用シートにおける優れた透明性を確保するために
は、多層となっているトナーを十分に溶融、混合させて
定着させる必要がある。
【0080】これに対し、この実施の形態の定着装置に
よれば、上述したように、シートSは、そのトナー像
が、先ず、加熱ローラ50と第1加圧ローラ60との圧
接部(第1ニップ部)N1によって一次的に定着され、
次いで、上述したようにして確実に加熱ローラ50に巻
き付くことによってトナーが加熱され続け、その加熱状
態が維持されたまま、加熱ローラ50と第2加圧ローラ
70との圧接部(第2ニップ部)N2によってトナーが
さらに加熱圧接されて二次的に定着されることとなるの
で、トナーが多層となっていても、これを十分に溶融、
混合させて定着させることができる。したがって、カラ
ートナー像の安定した発色性、およびOHP用シートに
おける優れた透明性を得ることができる。
【0081】一方、このように、多層のトナーに十分な
熱量を加えて十分に溶融させる構成とすると、トナーの
付着力によって、シートが加熱ローラ50に巻き付き易
くなる傾向が生じるが、この実施の形態の定着装置によ
れば、上で説明した理由により、シートSを加熱ローラ
50から円滑に剥離させることができる。
【0082】以上、本発明の一実施の形態について説明
したが、本発明は上記の実施の形態に限定されるもので
はなく、本発明の要旨の範囲内において適宜変形実施可
能である。
【0083】例えば、上記実施の形態では、1つの加熱
ローラ50に対して、第1、第2加圧ローラ60,70
のみが圧接される構成となっているが、本発明は、第
1、第2の加圧ローラ60,70の間に、ガイド加圧ロ
ーラが設けられている構成にも適用することが可能であ
る。
【0084】
【実験例】硬度の異なる複数本の加熱ローラと、硬度の
異なる複数本の加圧ローラとを用意し、種々の組み合わ
せで加熱ローラに加圧ローラを圧接させ、かつ加熱ロー
ラへのオイル塗布量を変えて、加熱ローラへのトナー像
を有するシートの巻き付きの有無を確認した結果を、図
5および図6の表に示す。なお、加熱ローラは、アルミ
パイプの表面にシリコーンゴム層、あるいはフッ素ゴム
層を設け、そのゴム層の厚さを変えることによってロー
ラの硬度を変化させた。加圧ローラは、スチールパイプ
の表面にシリコーンゴム層、あるいはフッ素ゴム層を設
け、そのゴム層の厚さを変えることによってローラの硬
度を変化させた。ここで用意した加圧ローラは、第1加
圧ローラとしても、第2加圧ローラとしても用いること
が可能であり、したがって、表中の加熱ローラと加圧ロ
ーラとの硬度比Hr=Hh/Hpは、加熱ローラと第1
加圧ローラとの硬度比Hr1(=Hh/Hp1)として
も、加熱ローラと第2加圧ローラとの硬度比Hr2(=
Hh/Hp2)としても利用することができるものであ
る。表中、「濁度」はシート上に定着されたトナー像の
濁度(逆にいえば透明度)を表す数値である。
【0085】また、上記実験結果に基づき、図5の表中
A〜Fの結果をプロットして直線で結んで得た、硬度比
と、オイル塗布量と、シートの巻き付きの有無との関係
を示すグラフを図7に示す。図7において、直線Yの右
方がシートの巻き付きが生じる巻付領域であり、左方が
巻き付きが生じない剥離領域である。
【0086】図5、図6の表および図7のグラフから、
少なくとも、加熱ローラと加圧ローラとの硬度比Hr
が、Hr1≧1.5であると、加熱ローラに比較的多量
のオイルが塗布されていても、シートの巻き付きが生
じ、硬度比Hrが、Hr≦0.7であると、加熱ローラ
へのオイル塗布の有無にかかわらず、シートの巻き付き
が生じないことが分かった。
【0087】なお、上記実験では、オイルの最大塗布量
を、0.015873mg/cm2(A4サイズのシー
トの換算すると10mg/a4)とした。オイル塗布量
がこの最大量(10mg/a4)を越えるとシートがオ
イルを吸収し過ぎて実用に供し得ないからである。
【0088】
【実施例】以下、具体的な実施例について説明する。
【0089】<加熱ローラ50等に関し>加熱ローラ5
0としては、外径31mm程度のアルミパイプの表面に
厚さ2mm程度のシリコーンゴム層を設けて外径35m
m程度、硬度48程度としたものを用い、第1加圧ロー
ラ60としては、外径31mm程度のスチールパイプの
表面に厚さ2mm程度のシリコーンゴム層を設けて外径
35mm程度、硬度32程度としたものを用いて両者の
硬度比を1.5程度とする(図5の定着器J参照)。
【0090】第2加圧ローラ70としては、外径11m
m程度のスチールパイプの表面に厚さ2mm程度のシリ
コーンゴム層を設けて外径15mm程度、硬度80程度
としたものを用い、加熱ローラ50との硬度比を0.6
程度とする(図6の定着器J’参照)。
【0091】加熱ローラ50へのオイル塗布量は0.0
03175mg/cm2程度とする。
【0092】なお、加熱ローラ50は中心部には、熱源
51としてハロゲンランプを配置する。
【0093】第1加圧ローラ60および第2加圧ローラ
70の加熱ローラ50に対する圧接力は、それぞれ30
〜120Kg程度の範囲内で適宜設定する。
【0094】<トナーに関し>トナーとしては、軟化点
温度が130゜C以下のカラートナーを用いる。
【0095】より詳しくは、粒径7μm程度の高濃度顔
料トナーを用いる。トナーの外添剤の量については、大
粒径の外添剤の量を0.5〜4.0wt%(より好まし
くは0.7wt%程度)とし、小粒径の外添剤の量を
1.5〜4.0wt%(より好ましくは2.0wt%程
度)とする。大粒径の外添剤は、主にトナーの耐久安定
性を向上させるために必要であり、この点からすれば多
いほど良いが、4.0wt%を越えると、トナーの流動
性が悪くなり、中抜けその他に影響して好ましくないか
らである。また、小粒径の外添剤は、主にラフ紙の転写
性を向上させるために必要であり、この点からすれば多
いほど良いが、4.0wt%を越えると、浮遊シリカが
引き金となり、感光体10や中間転写ベルト36がフィ
ルミングし易くなって好ましくないからである。また、
トナーの流動性についてはA.D0.35g/cc程度
とし、帯電量は、−10μC/g以上とする。
【0096】二次転写前のトナー量、すなわち、中間転
写ベルト36上のトナー量は、1.5mg/cm2以下
とする。
【0097】<ガイド体80に関し>図3に示すよう
に、ガイド体80は、略C形状の一対の側板81,81
(一方のみ図示)と、これら側板81,81を連結して
いる背板82と、この背板82から前記加熱ローラ50
に向くように設けられたガイド部83と、このガイド部
83の先端面として形成されたガイド面84とを有して
いる。
【0098】ガイド体80は、その側板81,81が前
記第1加圧ローラ60の軸受63に対して回動可能に支
持されていることによって、第1加圧ローラ60の軸6
1に対して回動可能に支持されている。ガイド体80
と、フレーム41との間には、付勢手段としての引っ張
りバネ85が設けられている。したがって、ガイド体8
0は、バネ85の作用によって、ガイド面84が加熱ロ
ーラ50に近づく方向、すなわち図3において時計方向
回りに付勢されているが、その回動は、図示しない位置
決め部が加熱ローラ50の両端部(画像領域外)に当接
することによって規制され、結果として、ガイド体80
の位置決めがなされている。このような状態で、ガイド
面84は、その始端部が第1加圧ローラ60の外周面に
近接しており、加熱ローラ50と第1加圧ローラ60と
の圧接部(第1ニップ部)N1を通過したシートの先端
が、何らかの理由によって加熱ローラ50に巻き付かな
かった場合でも、これを確実に、加熱ローラ50と第2
加圧ローラ70との圧接部(第2ニップ部)N2に向け
て案内するようになっている。また、ガイド面84は、
加熱ローラ50の外周面50との間隔がシートの進行方
向にしたがって徐々に狭まる方向に傾斜している。
【0099】
【発明の効果】請求項1記載の定着装置によれば、シー
ト全体に亙ってむらの無い定着状態が得られる。
【0100】請求項2記載の定着装置によれば、シート
全体に亙ってむらの無い定着状態が得られるとともに、
シートを加熱ローラから円滑に剥離させることができ
る。
【0101】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る定着装置を用いた画像形成装置の
一例の要部を示す模式図。
【図2】図1におけるII−II拡大部分端面図。
【図3】本発明に係る定着装置の一実施の形態を示す部
分省略側面図。
【図4】(a)(b)は作用説明図。
【図5】実験例を示す表の図。
【図6】実験例を示す表の図。
【図7】実験例を示すグラフの図。
【図8】従来技術の説明図。
【符号の説明】
40 定着装置 50 加熱ローラ 51 熱源 60 第1加圧ローラ 70 第2加圧ローラ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内部に熱源を有する加熱ローラと、この
    加熱ローラに対してその回転方向上流側から順次圧接さ
    れる第1、第2加圧ローラとを有する定着装置であっ
    て、 前記加熱ローラの硬度をHh,第1加圧ローラの硬度を
    Hp1,両者の硬度比をHr1=Hh/Hp1としたと
    き、 Hr1≧1.5 なる条件を満たすように、上記加熱ローラおよび第1加
    圧ローラが構成されていることを特徴とする定着装置。
  2. 【請求項2】 第2加圧ローラの硬度をHp2,前記加
    熱ローラとの硬度比をHr2=Hh/Hp2としたと
    き、 Hr2≦0.7 なる条件を満たすように、上記加熱ローラおよび第2加
    圧ローラが構成されていることを特徴とする請求項1記
    載の定着装置。
JP9362926A 1997-01-31 1997-12-12 定着装置 Pending JPH11174880A (ja)

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JP9362926A JPH11174880A (ja) 1997-12-12 1997-12-12 定着装置
EP98101630A EP0856782B1 (en) 1997-01-31 1998-01-30 Toner fixing apparatus
US09/016,279 US5987294A (en) 1997-01-31 1998-01-30 Toner fixing apparatus
DE69828449T DE69828449T2 (de) 1997-01-31 1998-01-30 Tonerfixiervorrichtung mit einer Heizrolle und angedrückte von einer ersten und zweiten Presswalze
DE69822908T DE69822908T2 (de) 1997-01-31 1998-01-30 Tonerfixiervorrichtung
EP04030513A EP1574913A1 (en) 1997-01-31 1998-01-30 Toner fixing apparatus with a heat roller compressed by two pressing rollers
EP01101841A EP1111477B1 (en) 1997-01-31 1998-01-30 Toner fixing apparatus with a heat roller pressed by first and second pressing rollers

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JPS5821262B2 (ja) * 1980-08-28 1983-04-28 インタ−ナシヨナル・ビジネス・マシ−ンズ・コ−ポレ−シヨン トナ−固着装置
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