JPH1117454A - 周波数変換器及び半導体集積回路 - Google Patents

周波数変換器及び半導体集積回路

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JPH1117454A
JPH1117454A JP16299197A JP16299197A JPH1117454A JP H1117454 A JPH1117454 A JP H1117454A JP 16299197 A JP16299197 A JP 16299197A JP 16299197 A JP16299197 A JP 16299197A JP H1117454 A JPH1117454 A JP H1117454A
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Michinori Nakamura
村 通 憲 中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バイポーラトランジスタで差動増幅器を構成
しており、入出力が指数関数特性を有し出力信号の線形
性が低かった。 【解決手段】 電源電圧Vcc端子と出力端子T1との間
に両端が接続された抵抗素子R1、電源電圧Vcc端子と
出力端子Y2との間に両端が接続された抵抗素子R2、
出力端子T1にドレインが接続され、ゲートに無線周波
数信号RFが入力され、定電流源I1にソースが接続さ
れたNチャネルトランジスタQ1、出力端子T2にドレ
インが接続され、ゲートに局部発振信号LOが入力さ
れ、定電流源I1にソースが接続されたNチャネルトラ
ンジスタQ2を備え、無線周波数信号の周波数を局部発
振信号の周波数に基づいて変換した信号を第1、第2の
出力端子から出力する。このように、ゲート電圧に対す
るドレイン電流が2乗特性を有するMOS型トランジス
タを用いて差動増幅器を構成しており、線形性に優れた
出力信号が得られる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は周波数変換器に係わ
り、特に携帯電話システム等の無線通信に好適なものに
関する。
【0002】
【従来の技術】無線通信において、周波数変換器(MIXE
R )を直接変換(DIRECT CONVERSION)方式による受信
機に用いると、局部発振信号(LOCAL SIGNAL)の自己混
合信号が、僅かながら無線周波数(RADIO FREQUENCY )
信号の入力端子から漏洩し、低雑音増幅回路やアンテナ
等のインピーダンスのミスマッチ等によって反射される
ことがある。この反射された信号が、無線周波数信号に
重畳されて、周波数変換器に戻ってくる。このような現
象は、Asad Abidi著「Low-Power Radio-Frequency IC's
for Portable Communications」(Proceedings of the
IEEE, vol.83,No.4,April 1995 )に記載されている。
【0003】局部発振器信号をA0 sin ω0 tとし、反
射波をA1 sin ω0 tとすると、周波数変換器の内部で
以下のようにこの二つの信号の乗算が行われ、合成され
た信号が出力される。 A0 sin ω0 t×A1 sin ω0 t=A0 ・A1 (1−cos 2ω0 t)/2 … (1) ここで、cos 2ω0 tという2乗項が存在し、直流成分
が発生して本来の局部発振信号に混合する。そして、ア
ンテナ等の周囲の環境の変動に伴って反射量が変動し局
部発振信号の振幅が変化すると、直流成分も変化するた
め、低周波雑音となり特性を劣化させる。しかし、この
ような直流成分を容量結合等の分離手段により所望の信
号と分離することは、困難である。何故なら、周波数変
換器では受信した無線周波数信号を低周波のベースバン
ド信号に周波数変換するが、低周波のベースバンド信号
から直流成分や低周波雑音を除去することは事実上不可
能であるからである。
【0004】このような問題を解決するために、米国特
許第3,491,301号公報の図1には、バイポーラ
トランジスタを用いて差動増幅器を構成し、偶高調波周
波数変換器として用いることが開示されている。この公
報に開示された周波数変換器の構成を図8に示す。
【0005】バイポーラトランジスタQ21及びQ22
と抵抗R11により差動増幅器が構成されており、トラ
ンジスタQ21及びQ22のコレクタは電源電圧Vcc端
子に接続され、エミッタは抵抗R11を介して負電源電
圧Vee端子に接続されている。トランジスタQ21のコ
レクタは容量C1を介してトランジスタQ22のベース
に接続されている。
【0006】この場合に、周波数ωs を有する無線周波
数信号RFと周波数ω0 を有する局部発振信号LOとが
入力されると、トランジスタQ22のコレクタから上記
文献において(15)式として示されたように周波数成
分(2ω0 −ωs )を有する信号が出力される。例え
ば、周波数ωs =2π×1GHz、周波数ω0 =2π×
(2GHz−Δf)とすると、出力信号の周波数成分は
2π×Δfとなる。
【0007】ところで、バイポーラトランジスタQ21
及びQ22により構成された差動増幅器の入出力特性
は、tanh(=x−x3 /3+16x5 /5!+…)で表
される奇関数である。このため、偶数乗の項が存在せず
直流成分が発生しない。よって、上述したような直流成
分により特性が劣化することを防止できる。
【0008】しかし、差動増幅器を構成するトランジス
タT21及びT22は、ベース・エミッタ間入力電圧V
BEに対するコレクタ電流Ic の入出力IC −VBEが指数
関数特性を有する。このため、出力信号の線形性が低
く、3次相互変調歪(IM3)が劣るという問題があっ
た。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、出力信号の線形性に優れた周波数変換器、及びこの
ような周波数変換器を用いた携帯電話システムに好適な
半導体集積回路を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明の周波数変換器
は、電源電圧端子と第1の出力端子との間に両端が接続
された第1の抵抗素子と、電源電圧端子と第2の出力端
子との間に両端が接続された第2の抵抗素子と、前記第
1の出力端子にドレインが接続され、ゲートに外部から
無線周波数信号が入力され、一端が接地された定電流源
の他端にソースが接続された第1のNチャネル形MOS
トランジスタと、前記第2の出力端子にドレインが接続
され、ゲートに局部発振信号が入力され、前記定電流源
の他端にソースが接続された第2のNチャネル形MOS
トランジスタとを備え、前記無線周波数信号の周波数を
前記局部発振信号の周波数に基づいて変換した信号を前
記第1、第2の出力端子から出力することを特徴として
いる。
【0011】本発明の周波数変換器は、前記第1、第2
の抵抗素子と、前記第1、第2のNチャネル形MOSト
ランジスタと、さらに、前記第1の出力端子にドレイン
が接続され、ゲートに前記局部発振信号が入力され、一
端が接地された第2の定電流源の他端にソースが接続さ
れた第3のNチャネル形MOSトランジスタと、前記第
2の出力端子にドレインが接続され、ゲートに前記無線
周波数信号が入力され、前記第2の定電流源にソースが
接続された第4のNチャネル形MOSトランジスタとを
備えている。
【0012】ここで、Nチャネル形MOSトランジスタ
の替わりにPチャネル形MOSトランジスタを用いて差
動増幅器を構成してもよい。
【0013】本発明の半導体集積回路は、携帯電話シス
テムに用いることが可能なものであって、アンテナによ
り受信された受信信号を与えられて増幅する増幅器と、
周波数変換に用いるための第1及び第2の局部発振信号
を生成する局部発振器と、前記増幅器により増幅された
前記受信信号と前記局部発振器により生成された前記第
1の局部発振信号とを与えられ、前記受信信号の周波数
と前記第1の局部発振信号の周波数との差分に対応した
周波数を有するベースバンド信号を出力する第1の周波
数変換器と、前記第1の周波数変換器から出力された前
記ベースバンド信号を与えられると復調及び暗号解読処
理を行って音声信号を出力し、外部から音声信号を与え
られると暗号化及び変調処理を行ってベースバンド信号
を出力するベースバンド信号処理回路と、前記ベースバ
ンド信号処理回路から出力された前記ベースバンド信号
と前記局部発振器により生成された前記第2の局部発振
信号とを与えられ、前記第2の局部発振信号の周波数と
前記ベースバンド信号の周波数との差分に対応した周波
数を有する送信信号を出力する第2の周波数変換器とを
備え、前記第1の周波数変換器は上記周波数変換器と同
一の構成を備え、前記無線周波数信号として前記受信信
号を与えられ、前記局部発振信号として前記第1の局部
発振信号を与えられて前記第1及び第2の出力端子から
前記ベースバンド信号を出力し、前記第2の周波数変換
器は請求項1乃至4のいずれかに記載された周波数変換
器と同一の構成を備え、前記無線周波数信号として前記
ベースバンド信号を与えられ、前記局部発振信号として
前記第2の局部発振信号を与えられて前記第1及び第2
の出力端子から前記送信信号を出力することを特徴とす
る。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施の形態につ
いて図面を参照して説明する。
【0015】本発明の第1の実施の形態による周波数変
換器は、図1に示されるような構成を備えている。本発
明は、図8に示されたバイポーラトランジスタQ21及
びQ22の替わりに、MOS型トランジスタを用いて差
動増幅器を構成する点に特徴がある。Nチャネル形MO
SトランジスタQ1のコレクタが抵抗R1を介して電源
電圧Vcc端子に接続され、Nチャネル形MOSトランジ
スタQ2のコレクタが抵抗R2を介して電源電圧Vcc端
子に接続され、それぞれのソースが定電流源I1を介し
て接地される。トランジスタQ1のベースに周波数fR
を有する無線周波数信号RFが入力され、トランジスタ
Q2のベースに周波数fL を有する局部発振信号LOが
入力される。そして、トランジスタQ1のコレクタに接
続された出力端子T1と、トランジスタQ2のコレクタ
に接続された出力端子T2とから、周波数成分(fR −
2fL )を有する信号Vout が出力される。
【0016】このような第1の実施の形態によれば、ゲ
ート・ソース間電圧VGSに対するドレイン電流ID が2
乗特性であるMOS型トランジスタを用いて差動増幅器
を構成している。従って、入出力が指数関数特性である
バイポーラトランジスタを用いて差動増幅器を構成した
図8の周波数変換器と比較し、出力信号の線形性が向上
する。また、MOS型トランジスタで構成した差動増幅
器の伝達特性は、図8の周波数変換器におけるバイポー
ラトランジスタで構成した差動増幅器と同様に奇関数で
あるため、直流成分は発生せず、自己混合の問題は生じ
ない。
【0017】図2に、本発明の第2の実施の形態による
周波数変換器の構成を示す。本実施の形態は、第1の実
施の形態をバランス型に変えたものに相当する。
【0018】Nチャネル形MOSトランジスタQ1のコ
レクタが抵抗R1を介して電源電圧Vcc端子に接続さ
れ、Nチャネル形MOSトランジスタQ2のコレクタが
抵抗R2を介して電源電圧Vcc端子に接続され、それぞ
れのソースが定電流源I1を介して接地される。さら
に、Nチャネル形MOSトランジスタQ3のコレクタが
抵抗R1を介して電源電圧Vcc端子に接続され、Nチャ
ネル形MOSトランジスタQ4のコレクタが抵抗R2を
介して電源電圧Vcc端子に接続され、それぞれのソース
が定電流源I2を介して接地される。トランジスタQ1
及びQ4のベースに周波数fR を有する無線周波数信号
RFが入力され、トランジスタQ2及びQ3のベースに
周波数fL を有する局部発振信号LOが入力される。そ
して、トランジスタQ1及びQ3のコレクタに接続され
た出力端子T1と、トランジスタQ2及びQ4のコレク
タに接続された出力端子T2とから、周波数成分(fR
−2fL )を有する信号Vout が出力される。
【0019】このような構成を備えた第2の実施の形態
によれば、第1の実施の形態と同様にMOS型トランジ
スタを用いて差動増幅器を構成しているので、出力信号
の線形性が向上する。さらに、トランジスタQ1及びQ
2から成る差動増幅器と、トランジスタQ3及びQ4か
ら成る差動増幅器とを組み合わせているので、電源電圧
Vccが変動した場合にもこの変動分を相殺することがで
き、特性が向上する。次に、本発明の第3の実施の形態
による半導体集積回路について説明する。この回路は、
携帯電話システムに好適なものであり、その構成を図3
に示す。点線で囲まれた半導体集積回路10が本実施の
形態によるもので、低雑音増幅器(LOW NOISE AMPLIFI
E)11、周波数変換器12及び16、フェーズロック
ドループ(PHASE LOCKED LOOP )回路14、電圧制御発
振器(VOLTAGE CONTROL OSCILLATOR)13及び15、ベ
ースバンド信号処理回路20を備えている。ここで、周
波数変換器12及び16の少なくとも一方は、上記第
1、第2の実施の形態による周波数変換器と同様な構成
を備えている。また、ベースバンド信号処理回路20
は、復調回路21、変調回路23及び暗号化及び解読回
路22を有している。
【0020】低雑音増幅器11は、アンテナ31が受信
した信号をアンテナスイッチ32を介して与えられ、増
幅して出力する。一方、フェーズロックドループ回路1
4及び電圧制御発振器13により、例えば30kHz程
度の低い周波数(fL )成分を有する局部発振信号が生
成される。周波数変換器12は、この局部発振信号と、
低雑音増幅器11により増幅された高い周波数(fR )
の受信信号(無線周波数信号)とを与えられ、(fR −
2fL )で表される周波数成分を取り出しベースバンド
信号として出力する。ベースバンド信号処理回路20に
このベースバンド信号が入力されると、復調回路21に
より復調された後、暗号化及び解読回路22により暗号
を解読されて音声信号として出力される。
【0021】ベースバンド信号処理回路20から出力さ
れた音声信号は、半導体集積回路10外部のスピーカ3
4に与えられ、音声として再生される。
【0022】逆に、マイク35に音声が入力されると、
音声信号が生成されて暗号化及び解読回路22に与えら
れる。音声信号に暗号化処理が施され、変調回路23に
より変調された後、ベースバンド信号として周波数変換
器16に与えられる。周波数変換器16は、この低周波
成分(fL )を有するベースバンド信号と、フェーズロ
ックドループ回路14及び電圧制御発振器13により生
成された高周波成分(fR )を有する局部発振信号とを
与えられ、(fR −2fL )で表される周波数成分を取
り出して送信信号を出力する。この送信信号が、半導体
集積回路10外部の電源増幅器(POWER AMPLIFIER )3
3に与えられて増幅された後、アンテナスイッチ32を
介してアンテナ31から送信される。
【0023】このような構成を備えた本実施の形態によ
れば、上記第1、第2の実施の形態による周波数変換器
12又は/及び16を備えているので、線形性に優れた
ベースバンド信号又は/及び送信信号を得ることができ
る。
【0024】さらに、周波数変換器12及び16を共に
第1、第2の実施の形態のように構成した場合には、低
雑音増幅器11や電圧制御発振器13及び15等を含め
て、半導体集積回路10全体をMOS型トランジスタで
構成し、1チップ化することが可能である。これによ
り、携帯電話システムのコストを大幅に低減することが
できる。
【0025】次に、本発明の第1の実施の形態による周
波数変換器の具体的な一例を図4に示し、従来の周波数
変換器の具体的な構成例を図5に示し、それぞれの3次
相互変調歪率(IM3)についてシミュレーションを行
った結果について述べる。第1の実施の形態による周波
数変換器と従来の周波数変換器の特性を比較するため、
条件を等しく設定した。無線周波数信号RF1として周
波数515.625MHz、ピーク電圧10mV、無線
周波数信号RF2として周波数531.25MHz、ピ
ーク電圧10mV、局部発振信号LOとして周波数25
0MHz、ピーク電圧150mV、抵抗RL1及びRL
2として1キロオーム、定電流源I1として200μ
A、定電圧源V1〜V3として2Vのものを用いた。さ
らに、第1の実施の形態による周波数変換器では、W=
50μm、L=0.8μmのサイズのNチャネル形MO
SトランジスタQ1及びQ2を使用し、従来の周波数変
換器ではfTmax=15GHzのNPN型バイポーラトラ
ンジスタQ11及びQ12を用いた。
【0026】以上のような条件で3次相互変調歪率をシ
ミュレーションした結果、第1の実施の形態による周波
数変換器は−78dB、従来の周波数変換器は−62d
Bであり、本実施の形態によれば従来の場合よりも約1
6dB、即ち6.3倍優れていることがわかった。
【0027】上述した実施の形態はいずれも一例であ
り、本発明を限定するものではない。例えば、上記第
1、第2の実施の形態ではNチャネル形MOSトランジ
スタQ1及びQ2、Q1〜Q4を用いて差動増幅器を構
成しているが、Pチャネル形MOSトランジスタを用い
てもよい。第1の実施の形態におけるNチャネル形MO
SトランジスタQ1及びQ2を、Pチャネル形MOSト
ランジスタQ5及びQ6に置き換えた、本発明の第4の
実施の形態による周波数変換器の構成を図6に示す。
【0028】トランジスタQ5のソースが定電流源I1
を介して電源電圧Vcc端子に接続され、ベースに無線周
波数信号RFが入力され、ドレインが抵抗R1を介して
接地されている。トランジスタQ6のソースが定電流源
I1を介して電源電圧Vcc端子に接続され、ベースに局
部発振信号LOが入力され、ドレインが抵抗R2を介し
て接地されている。トランジスタQ5及びQ6のドレイ
ンにはそれぞれ出力端子T1及びT2が接続されてい
る。
【0029】同様に、第2の実施の形態におけるNチャ
ネル形MOSトランジスタQ1〜Q4を、Pチャネル形
MOSトランジスタQ5〜Q8に置き換えた、本発明の
第5の実施の形態による周波数変換器の構成を図7に示
す。
【0030】トランジスタQ5のソースが定電流源I1
を介して電源電圧Vcc端子に接続され、ベースに無線周
波数信号RFが入力され、ドレインが抵抗R1を介して
接地されている。トランジスタQ6のソースが定電流源
I1を介して電源電圧Vcc端子に接続され、ベースに局
部発振信号LOが入力され、ドレインが抵抗R2を介し
て接地されている。また、トランジスタQ7のソースが
定電流源I2を介して電源電圧Vcc端子に接続され、ベ
ースに局部発振信号LOが入力され、ドレインが抵抗R
1を介して接地されている。トランジスタQ8のソース
が定電流源I2を介して電源電圧Vcc端子に接続され、
ベースに無線周波数信号RFが入力され、ドレインが抵
抗R2を介して接地されている。
【0031】このような第4又は第5の実施の形態にお
いても、第1、第2の実施の形態と同様に、MOS型ト
ランジスタを用いて差動増幅器を構成しているので、線
形性に優れた出力信号を得ることができる。
【0032】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の周波数変
換器及びこの周波数変換器を用いた半導体集積回路によ
れば、入出力が2乗特性であるMOS型トランジスタを
用いて差動増幅器を構成しているので、線形性に優れた
出力を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態による周波数変換器
の構成を示した回路図。
【図2】本発明の第2の実施の形態による周波数変換器
の構成を示した回路図。
【図3】本発明の第3の実施の形態による携帯電話シス
テムに用いることが可能な半導体集積回路の構成を示し
た回路図。
【図4】上記第1の実施の形態による周波数変換器の具
体的な構成例を示した回路図。
【図5】従来の周波数変換器の具体的な構成例を示した
回路図。
【図6】本発明の第4の実施の形態による周波数変換器
の構成を示した回路図。
【図7】本発明の第5の実施の形態による周波数変換器
の構成を示した回路図。
【図8】従来の周波数変換器の構成を示した回路図。
【符号の説明】
10 半導体集積回路 11 低雑音増幅器 12、16 周波数変換器 13、15 電圧制御発振器 14 フェーズロックドループ回路 20 ベースバンド信号処理回路 21 復調回路 22 暗号化及び解読回路 23 変調回路 31 アンテナ 32 アンテナスイッチ 33 電源増幅器 34 スピーカ 35 マイク R1、R2、RS1、RS2 抵抗 Q1〜Q4 Nチャネル形MOSトランジスタ Q5〜Q8 Pチャネル形MOSトランジスタ T1、T2 出力端子 V1、V2 定電圧源 I1、I2 定電流源 RF、RF1、RF2 無線周波数信号 LO 局部発振信号

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】電源電圧端子と第1の出力端子との間に両
    端が接続された第1の抵抗素子と、 電源電圧端子と第2の出力端子との間に両端が接続され
    た第2の抵抗素子と、 前記第1の出力端子にドレインが接続され、ゲートに外
    部から無線周波数信号が入力され、一端が接地された定
    電流源の他端にソースが接続された第1のNチャネル形
    MOSトランジスタと、 前記第2の出力端子にドレインが接続され、ゲートに局
    部発振信号が入力され、前記定電流源の他端にソースが
    接続された第2のNチャネル形MOSトランジスタと、 を備え、前記無線周波数信号の周波数を前記局部発振信
    号の周波数に基づいて変換した信号を前記第1、第2の
    出力端子から出力することを特徴とする周波数変換器。
  2. 【請求項2】電源電圧端子と第1の出力端子との間に両
    端が接続された第1の抵抗素子と、 電源電圧端子と第2の出力端子との間に両端が接続され
    た第2の抵抗素子と、 前記第1の出力端子にドレインが接続され、ゲートに無
    線周波数信号が入力され、一端が接地された第1の定電
    流源の他端にソースが接続された第1のNチャネル形M
    OSトランジスタと、 前記第2の出力端子にドレインが接続され、ゲートに局
    部発振信号が入力され、前記定電流源の他端にソースが
    接続された第2のNチャネル形MOSトランジスタと、 前記第1の出力端子にドレインが接続され、ゲートに前
    記局部発振信号が入力され、一端が接地された第2の定
    電流源の他端にソースが接続された第3のNチャネル形
    MOSトランジスタと、 前記第2の出力端子にドレインが接続され、ゲートに前
    記無線周波数信号が入力され、前記第2の定電流源の他
    端にソースが接続された第4のNチャネル形MOSトラ
    ンジスタと、 を備え、前記無線周波数信号の周波数を前記局部発振信
    号の周波数に基づいて変換した信号を前記第1、第2の
    出力端子から出力することを特徴とする周波数変換器。
  3. 【請求項3】電源電圧端子に一端を接続された定電流源
    と、 前記定電流源の他端にソースが接続され、ゲートに無線
    周波数信号が入力され、第1の出力端子にドレインが接
    続された第1のPチャネル形MOSトランジスタと、 前記定電流源の他端にソースが接続され、ゲートに局部
    発振信号が入力され、第2の出力端子にドレインが接続
    された第2のPチャネル形MOSトランジスタと、 前記第1の出力端子と接地端子との間に両端を接続され
    た第1の抵抗素子と、 前記第2の出力端子と接地端子との間に両端を接続され
    た第2の抵抗素子と、 を備え、前記無線周波数信号の周波数を前記局部発振信
    号の周波数に基づいて変換した信号を前記第1、第2の
    出力端子から出力することを特徴とする周波数変換器。
  4. 【請求項4】電源電圧端子に一端をそれぞれ接続された
    第1、第2の定電流源と、 前記第1の定電流源の他端にソースを接続され、ゲート
    に無線周波数信号が入力され、第1の出力端子にドレイ
    ンを接続された第1のPチャネル形MOSトランジスタ
    と、 前記第1の定電流源の他端にソースを接続され、ゲート
    に局部発振信号が入力され、第2の出力端子にドレイン
    を接続された第2のPチャネル形MOSトランジスタ
    と、 前記第1の出力端子と接地端子との間に両端が接続され
    た第1の抵抗素子と、 前記第2の出力端子と接地端子との間に両端が接続され
    た第2の抵抗素子と、 前記第2の定電流源の他端にソースを接続され、ゲート
    に局部発振信号を入力され、第1の出力端子にドレイン
    を接続された第3のPチャネル形MOSトランジスタ
    と、 前記第2の定電流源の他端にソースを接続され、ゲート
    に無線周波数信号を入力され、第2の出力端子にドレイ
    ンを接続された第4のPチャネル形MOSトランジスタ
    と、 を備え、前記無線周波数信号の周波数を前記局部発振信
    号の周波数に基づいて変換した信号を前記第1、第2の
    出力端子から出力することを特徴とする周波数変換器。
  5. 【請求項5】携帯電話システムに用いることが可能な半
    導体集積回路において、 アンテナにより受信された受信信号を与えられて増幅す
    る増幅器と、 周波数変換に用いるための第1及び第2の局部発振信号
    を生成する局部発振器と、 前記増幅器により増幅された前記受信信号と前記局部発
    振器により生成された前記第1の局部発振信号とを与え
    られ、前記受信信号の周波数と前記第1の局部発振信号
    の周波数との差分に対応した周波数を有するベースバン
    ド信号を出力する第1の周波数変換器と、 前記第1の周波数変換器から出力された前記ベースバン
    ド信号を与えられると復調及び暗号解読処理を行って音
    声信号を出力し、外部から音声信号を与えられると暗号
    化及び変調処理を行ってベースバンド信号を出力するベ
    ースバンド信号処理回路と、 前記ベースバンド信号処理回路から出力された前記ベー
    スバンド信号と前記局部発振器により生成された前記第
    2の局部発振信号とを与えられ、前記第2の局部発振信
    号の周波数と前記ベースバンド信号の周波数との差分に
    対応した周波数を有する送信信号を出力する第2の周波
    数変換器と、 を備え、 前記第1の周波数変換器は請求項1乃至4のいずれかに
    記載された周波数変換器と同一の構成を備え、前記無線
    周波数信号として前記受信信号を与えられ、前記局部発
    振信号として前記第1の局部発振信号を与えられて前記
    第1及び第2の出力端子から前記ベースバンド信号を出
    力し、 前記第2の周波数変換器は請求項1乃至4のいずれかに
    記載された周波数変換器と同一の構成を備え、前記無線
    周波数信号として前記ベースバンド信号を与えられ、前
    記局部発振信号として前記第2の局部発振信号を与えら
    れて前記第1及び第2の出力端子から前記送信信号を出
    力することを特徴とする半導体集積回路。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2003079538A1 (fr) * 2002-03-15 2003-09-25 Mitsubishi Denki Kabushiki Kaisha Convertisseur de frequence
JP2004207874A (ja) * 2002-12-24 2004-07-22 Toshiba Corp 周波数変換器及び無線通信端末装置

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