JPH11174448A - 液晶表示装置 - Google Patents

液晶表示装置

Info

Publication number
JPH11174448A
JPH11174448A JP9345132A JP34513297A JPH11174448A JP H11174448 A JPH11174448 A JP H11174448A JP 9345132 A JP9345132 A JP 9345132A JP 34513297 A JP34513297 A JP 34513297A JP H11174448 A JPH11174448 A JP H11174448A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal display
guide plate
light guide
light source
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9345132A
Other languages
English (en)
Inventor
Tatsunori Fumikura
辰紀 文倉
Hitomi Madokoro
比止美 間所
Kazuhiro Ogawa
和宏 小川
Setsuo Kobayashi
節郎 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Japan Display Inc
Original Assignee
Hitachi Device Engineering Co Ltd
Hitachi Ltd
Hitachi Consumer Electronics Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Device Engineering Co Ltd, Hitachi Ltd, Hitachi Consumer Electronics Co Ltd filed Critical Hitachi Device Engineering Co Ltd
Priority to JP9345132A priority Critical patent/JPH11174448A/ja
Publication of JPH11174448A publication Critical patent/JPH11174448A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)
  • Planar Illumination Modules (AREA)
  • Devices For Indicating Variable Information By Combining Individual Elements (AREA)
  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成により、液晶表示装置の有効表示
領域のほぼ全体に均一な輝度で、任意の色調の画像を表
示させることを可能にした液晶表示装置を提供する。 【解決手段】 一対の透明基板3、4、一対の透明基板
3、4間に封入された液晶5、一対の透明基板3、4の
外面上にそれぞれ配置された偏光板6、7を備えた液晶
表示素子1と、線状光源11、線状光源11を一側面に
配置した導光板10、偏光板10の液晶表示素子1側の
1つの主表面上に配置される拡散板9、導光板10の他
の主表面上に配置される反射板12を備えたバックライ
ト装置2とからなる液晶表示装置において、反射板12
の導光板10側の面を線状光源11からの距離に応じて
色濃度が順次薄くなるような有彩色面151 〜154
している。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、液晶表示装置に係
わり、特に、バックライト装置において、導光板の1方
の主表面上に配置される反射板に、部分的に色濃度を異
ならせた色調補正機能を持たせるようにした液晶表示装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、透過型液晶表示装置は、液晶表
示素子とバックライト装置とからなっており、バックラ
イト装置から放射された平面光を液晶表示素子の一方の
主表面に照射させ、液晶表示素子の他方の主表面から液
晶表示素子の表示内容を観察するものである。
【0003】この場合、バックライト装置としては、使
用する光源の数や光源で消費される電力を少なくするた
めに、通常、サイドエッジバックライト装置と呼ばれる
ものが多く使用されている。このサイドエッジバックラ
イト装置は、少なくとも、線状光源と、導光板と、反射
板を具備し、導光板の少なくとも1つの側面に線状光源
を配置し、導光板の下側主表面(液晶表示素子の配置側
主表面と反対の主表面)に反射板を配置したもので、線
状光源からの光を導光板に入射させ、その入射光を直接
または反射板で反射させた後、液晶表示素子の配置側主
表面から出力し、液晶表示基板に照射させる。
【0004】このようなサイドエッジバックライト装置
は、線状光源から出射される線状の光を導光板を通して
液晶表示素子に面状の光として照射させ、液晶表示素子
の表示画像の輝度が不均一になるの表示むらをなくす必
要がある。このため、導光板においては、入射光を液晶
表示素子の配置側主表面に均一に分配することが求めら
れており、ユーザーの好みによっては、液晶表示素子の
表示画像の色調を変化させる、即ち、色調補正機能を備
えたサイドエッジバックライト装置が求められている。
【0005】このような求めに応じて、導光板に入射さ
れた入射光を液晶表示素子の配置側主表面に均一に分配
するサイドエッジバックライト装置またはかかるサイド
エッジバックライト装置を備えた液晶表示装置として、
特開平7−20463号に開示の液晶表示装置、特開平
6−273754号に開示の液晶表示装置、特開平5−
116317号に開示の面光源装置等が提案されてお
り、また、色調補正機能を備えたサイドエッジバックラ
イト装置を備えた液晶表示装置として、特開平8−15
697号に開示の液晶表示装置等が提案されている。
【0006】ところで、特開平7−20463号に開示
の液晶表示装置は、導光板の側面に配置した冷陰極管の
近傍で、かつ、有効表示領域の外側に冷陰極管側から有
効表示領域に向けて順次光吸収率が減少する濃度勾配を
有する光吸収材を設け、有効表示領域の全域にわたって
均一な輝度の表示画像が得られる液晶表示装置を提供す
るものであり、特開平6−273754号に開示の液晶
表示装置は、導光板の下面(液晶表示素子の配置面と反
対側の面)に多数個の拡散パターンを形成し、冷陰極蛍
光灯の両端部付近の拡散パターンの列または行の少なく
とも一方のピッチをその両端部に近づくに従って連続的
に小さくし、面輝度が均一で優れた表示品質の液晶表示
装置を提供するものであり、特開平5−116317号
に開示の面光源装置は、導光板の一側面に線状光源を、
その一側面と反対の側面に反射層をそれぞれ配置し、導
光板の裏面に光拡散透過部を形成し、導光板の裏面に背
面反射層を配置し、線状光源の軸に直交方向の光拡散透
過部の面積率を、線状光源から遠ざかるに従って順次大
きくすることにより、安定した面光源となる面光源装置
を提供するものである。
【0007】また、特開平8−15697号に開示の液
晶表示装置は、導光体の一側面に線状の蛍光管を配置す
るとともに、導光体の一側面と線状の蛍光管との間に、
蛍光管の照明光の色調を調整するカラーフイルムを配置
し、簡単に表示画像の色調調整を行うことができる液晶
表示装置を提供するものである。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】サイドエッジバックラ
イト装置を用いる透過型液晶表示装置は、導光板の液晶
表示素子を配置した側の主表面(以下、この面を上表面
という)と反対側の主表面(以下、この面を下表面とい
う)に反射板を配置しており、導光板の線状光源を配置
した側面以外の側面(以下、この面を反射面という)に
も反射板を配置している。そして、線状光源からの出射
された光は、導光板に入射して導光板内を伝送するが、
そのとき、直接導光板の上表面から出射する、1回以上
導光板の下表面から出射し、反射板で反射して導光板の
下表面に入射した後、導光板の上表面から出射する、及
び、1回以上導光板の反射面から出射し、反射板で反射
して導光板の反射面に入射した後、導光板の上表面から
出射する、それらの組み合わせを経て導光板の上表面か
ら出射する等の過程を経て液晶表示素子を照射する。
【0009】この場合、前記特開平7−20463号に
開示の液晶表示装置、前記特開平6−273754号に
開示の液晶表示装置、特開平5−116317号に開示
の面光源装置は、いずれも、導光板等に何等かの加工を
施し、表示体(液晶表示装置)の有効表示領域のほぼ全
体わたって表示画像の輝度が均一になるようにしている
ものであるが、表示画像の色調を調整するものではな
く、表示画像の色調を調整したい場合、別途、何等かの
色調調整手段を設ける等の付加手段が必要になるという
問題がある。
【0010】また、前記特開平8−15697号に開示
の液晶表示装置は、導光体と線状光源との間にカラーフ
ィルムからなる色調調整手段を配置し、表示画像の色調
を調整しているものであるが、液晶表示装置の有効表示
領域のほぼ全体わたって表示画像の輝度が均一になるよ
うな手段を施していないため、液晶表示装置の有効表示
領域のほぼ全体に均一な色調の画像を表示させることが
できないという問題がある。
【0011】本発明は、これらの問題点を悉く解決する
もので、その目的は、簡単な構成により、液晶表示装置
の有効表示領域のほぼ全体に均一な輝度で、任意の色調
の画像を表示させることを可能にした液晶表示装置を提
供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、本発明による液晶表示装置は、バックライト装置に
おいて、導光板の液晶表示素子を配置した側の主表面と
反対側の主表面に対向するように反射板を設け、この反
射板の導光板側の表面を、線状光源からの距離に応じて
色濃度が順次薄くなるような有彩色面にした手段を具備
している。
【0013】前記手段によれば、反射板の導光板側の表
面に、色の濃淡を付けることによって、光反射率の異な
る部分、即ち、光反射率依存性及び反射光波長依存性を
持たせたことにより、簡単な構成の採用により、液晶表
示素子の有効表示領域に表示される表示画像を、全体に
わたってほぼ均一な輝度を有し、色むらのない状態で、
任意に色調調整することが可能になる。
【0014】
【発明の実施の形態】本発明の1つの実施の形態におい
て、液晶表示装置は、一対の透明基板、一対の透明基板
間に封入された液晶、一対の透明基板の外面上にそれぞ
れ配置された偏光板を備えた液晶表示素子と、線状光
源、線状光源を一側面に配置した導光板、偏光板の液晶
表示素子側の1つの主表面上に配置される拡散板、導光
板の他の主表面上に配置される反射板を備えたバックラ
イト装置とからなるものであって、反射板の導光板側の
面を線状光源からの距離に応じて色濃度が順次薄くなる
ような有彩色面にしているものである。
【0015】本発明の1つの実施の形態の一例におい
て、液晶表示装置は、線状光源が配置される一側面から
半円形状に段階的に色濃度が順次薄くなるような有彩色
面を有するものである本発明の1つの実施の形態の他の
一例において、液晶表示装置は、導光板の線状光源を配
置した一側面に対向する側面に側面反射板を配置し、側
面反射板の表面を線状光源からの距離に応じて色濃度が
順次薄くなるような有彩色面にしているものである。
【0016】本発明の他の実施の形態において、液晶表
示装置は、一対の透明基板、一対の透明基板間に封入さ
れた液晶、一対の透明基板の外面上にそれぞれ配置され
た偏光板を備えた液晶表示素子と、線状光源、線状光源
を一側面に配置した導光板、偏光板の液晶表示素子側の
1つの主表面上に配置される拡散板、導光板の他の主表
面上に配置される反射板を備えたバックライト装置とか
らなるものであって、反射板と導光板とを線状光源から
の距離に応じて色濃度が順次薄くなるような有彩色粘着
剤によって接着しているものである。
【0017】本発明の他の実施の形態の一例において、
液晶表示装置は、反射板と導光板との接着に、線状光源
が配置される一側面から半円形状に段階的に色濃度が順
次薄くなるような有彩色粘着剤を用いているものであ
る。
【0018】本発明の他の実施の形態の他の一例におい
て、液晶表示装置は、導光板の線状光源を配置した一側
面に対向する側面に側面反射板を配置し、側面反射板と
導光板との接着に、線状光源からの距離に応じて色濃度
が順次薄くなるような有彩色粘着剤を用いているもので
ある。
【0019】本発明のさらに別の実施の形態において、
液晶表示装置は、一対の透明基板、一対の透明基板間に
封入された液晶、一対の透明基板の外面上にそれぞれ配
置された偏光板を備えた液晶表示素子と、線状光源、線
状光源を一側面に配置した導光板、偏光板の液晶表示素
子側の1つの主表面上に配置される拡散板、導光板の他
の主表面上に配置される反射板を備えたバックライト装
置とからなるものであって、反射板の導光板側の面を線
状光源からの距離に応じて色濃度が順次薄くなるような
有彩色面にし、かつ、反射板と導光板を線状光源からの
距離に応じて色濃度が順次薄くなるような有彩色粘着剤
によって接着しているものである。
【0020】これらの本発明の実施の形態によれば、導
光板の液晶表示素子を配置した側の主表面と反対側の主
表面に対向するように反射板を設け、この反射板の導光
板側の表面を、線状光源からの距離に応じて色濃度が順
次薄くなるような有彩色面にしたバックライト装置を用
いているので、反射板の導光板側の表面に形成した色の
濃淡により光反射率の異なる部分、即ち、光反射率依存
性及び反射光波長依存性が形成され、簡単な構成の採用
によって、液晶表示素子の有効表示領域に表示される表
示画像を、ほぼ均一な輝度を有し、色むらのない状態
で、任意の色調調整が行われるものにすることができ
る。
【0021】この場合、反射板の光反射率依存性につい
ては、線状光源から遠く、光の強度が小さくなる部分の
光反射率を高くし、線状光源に近く、光の強度が大きく
なっている部分の光反射率を低くすると、液晶表示素子
の有効表示領域における表示画像の輝度むらを低減させ
ることができ、また、反射板の光反射波長依存性につい
ては、線状光源から遠く、光の強度が小さくなる部分の
反射光波長依存性を強調し、線状光源に近く、光の強度
が大きくなっている部分の反射光波長依存性を少なくす
れば、液晶表示素子の有効表示領域における表示画像の
色むらの発生を解消することができる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。
【0023】図1(a)、(b)は、本発明に係わる液
晶表示装置の第1実施例の構成を示す構成図であって、
(a)は液晶表示装置を展開して示した断面図であり、
(b)は反射板に形成された青色インク印刷面の構成の
一例を示す平面図である。
【0024】図1(a)、(b)において、1は液晶表
示素子、2はバックライト装置、3は第1基板(上側基
板)、4は第2基板(下側基板)、5は液晶層、6は第
1偏光板(上側偏光板)、7は第2偏光板(下側偏光
板)、8は封止部、9は拡散板、10は導光板、11は
蛍光管(線状光源)、12は反射板、13は側面反射
板、14は蛍光管カバー、151 、152 、153 、1
4 は青色インク印刷面(有彩色面)である。この場
合、液晶表示素子1は、透明ガラスで構成された第1基
板3、透明ガラスで構成された第2基板4、液晶ねじれ
角が90°のツイステッドネマチック液晶で構成された
液晶層5、第1偏光板6、第2偏光板7、フリットガラ
スで構成された封止部8からなっている。バックライト
装置2は、拡散板9、導光板10、蛍光管11、白色反
射板12、側面白色反射板13、蛍光管カバー14とか
らなっている。
【0025】そして、液晶表示素子1において、第1基
板3と第2基板4との間には封止部8によって封止され
た液晶層5が挾持される、。第1基板3の外側面(液晶
層5の配置側と反対の面)には第1偏光板6が配置さ
れ、第2基板4の外側面(液晶層5の配置側と反対の
面)には第2偏光板7が配置される。また、バックライ
ト装置2において、導光板10の一側面側には蛍光管1
1が配置され、導光板10の蛍光管11配置面と反対側
の側面には側面反射板13が配置される。導光板10の
上表面(液晶表示素子1の配置側の主表面)には拡散板
9が配置され、導光板10の下表面(液晶表示素子1の
配置側の主表面と反対側の主表面)には反射板12が配
置される。蛍光管11の周囲には蛍光管カバー14が配
置される。反射板12の上表面(反射板12の配置側の
面)には略半円形状に順次光反射率が異なる4つの青色
インク印刷面151 、152 、153 、154 が設けら
れる。
【0026】この青色インク印刷面151 、152 、1
3 、154 は、反射板12の上表面にフタルシニアン
化合物を主原料とした青色インクを印刷して形成したも
ので、直径0.1mm程度の円を最小単位とする多くの
微小円からなる印刷模様を有している。この場合、蛍光
管11の中心から最も遠い青色インク印刷面151 は、
微小円の配置密度が最大になるように、微小円を多数個
配置形成し、最大の光反射率が得られるようにしてお
り、蛍光管11の中心から次いで遠い青色インク印刷面
152 は、青色インク印刷面151 よりも微小円の配置
密度が少なくなるように、微小円を多数個配置形成し、
青色インク印刷面151 に次ぐ大きな反射率が得られる
ようにしている。さらに、蛍光管11の中心に比較的近
い青色インク印刷面153 は、青色インク印刷面152
よりも微小円の配置密度が少なくなるように、微小円を
複数個配置形成し、青色インク印刷面152 よりも小さ
い反射率が得られるようにしており、蛍光管11の中心
に最も近い青色インク印刷面154 は、微小円の配置密
度が最小になるように、微小円を複数個配置形成し、最
小の光反射率が得られるようにしている。
【0027】前記構成による第1実施例の液晶表示装置
は、概略、次のように動作する。
【0028】バックライト装置2において、蛍光管11
の出射光は、直接または蛍光管カバー14の内面で反射
した後、導光板10の側面から導光板10内に入射し、
導光板10内を伝送する。導光板10内を伝送する光
は、一部の光が直接導光板10の上表面(拡散板9を配
置した側の面)から出射し、他の一部の光が少なくとも
1回導光板10の下表面(反射板10を配置した側の
面)から出射し、反射板10で反射して導光板10の下
表面に入射した後、導光板10の上表面から出射し、さ
らに他の一部の光が少なくとも1回導光板10の側面
(側面反射板13を配置した側面)から出射し、側面反
射板13で反射して導光板10の同側面に入射した後、
導光板10の上表面から出射し、残りの一部の光が少な
くともそれぞれ1回導光板10の下表面からの出射、反
射板10の反射による導光板10の下表面への入射及び
導光板10の同側面からの出射、側面反射板13の反射
による導光板10の同側面への入射を経て導光板10の
上表面から出射する。導光板10の上表面から出射した
光は、面光源からの放射光のように拡散板9を通して液
晶表示素子1に照射される。
【0029】液晶表示素子1において、面光源からの放
射光は、第2偏光板7を通り、次に透明な第1基板3、
液晶層5、第2基板4を順次通り、続いて第1偏光板6
を通って外部に伝送され、このとき、液晶層5の光透過
部分、光不透過部分に対応して得られた表示画像を見る
ことができるものである。
【0030】この場合、バックライト装置2の反射板1
2の導光板10側の表面には、略半円形状に順次光反射
率が小さくなる4つの青色インク印刷面151 、1
2 、153 、154 を形成しているので、蛍光管11
からの光の強度が小さくなっている反射板12の青色イ
ンク印刷面における光反射率が大きく、蛍光管11から
の光の強度が大きい反射板12の青色インク印刷面にお
ける光反射率が小さくなり、その結果、導光板10から
出射される光を導光板10の位置に係りなくほぼ一定に
することができ、簡単な構成により、液晶表示素子1の
表示画像の輝度を均一にし、色むらの発生を防止するこ
とができる。
【0031】また、第1実施例において、反射板12の
表面に青色インク印刷面151 、152 、153 、15
4 を形成するのに加えて、側面反射板13に蛍光管11
の中心から遠ざかるに従って順次光反射率が大きくなる
ような青色インク印刷面を形成すれば、反射板12表面
の青色インク印刷面151 、152 、153 、154
おける光反射と側面反射板13表面の青色インク印刷面
における光反射とが加算され、導光板10から出射され
る光を導光板10の位置に係りなくより一定にすること
ができ、同様に簡単な構成により、液晶表示素子1の表
示画像の輝度をさらに均一にし、色むらの発生を防止す
ることができる。
【0032】なお、第1実施例においては、反射板12
の表面に形成する青色インク印刷面151 、152 、1
3 、154 の分布形状が、蛍光管11の中心を中心と
する半円形状になっている例を挙げて説明したが、本発
明による青色インク印刷面151 、152 、153 、1
4 の分布形状は前述のような半円形状になっているも
のに限られず、蛍光管11の中心から遠ざかるにつれて
順次光反射率が大きくなるものであれば、他の分布形状
であってもよく、連続的に順次光反射率が大きくなるも
のであってもよい。
【0033】また、第1実施例においては、反射板12
の表面に青色インク印刷面151 、152 、153 、1
4 を形成し、液晶表示素子1の表示画像の青色の色調
を与える例を挙げて説明したが、本発明における反射板
12の表面に形成するインク印刷面は青色ものである場
合に限られず、赤色を示すアントラキノン化合物を主原
料とした赤色インクを用いて赤色インク印刷面を形成し
ても、緑色を示すナフタルシニアン化合物を主原料とし
た緑色インクを用いて緑色インク印刷面を形成してもよ
く、アントラキノン化合物とナフタルシニアン化合物と
を混合したもの主原料とした赤緑中間色インクを用いて
赤緑中間色をインク印刷面を形成してもよく、フタルシ
ニアン化合物とアントラキノン化合物とを混合したもの
またはフタルシニアン化合物とナフタルシニアン化合物
とを混合したもの主原料としたインクを用いて赤青中間
色または青緑中間色のインク印刷面を形成してもよい。
【0034】この場合、側面反射板13に蛍光管11の
中心から遠ざかるに従って順次光反射率が大きくなるよ
うなインク印刷面を形成する際は、そのインク印刷面の
インクの色を反射板12の表面に形成するインク印刷面
のインクの色と同じにする。
【0035】次に、図2(a)、(b)は、本発明に係
わる液晶表示装置の第2実施例の構成を示す構成図であ
って、(a)は液晶表示装置を展開して示した断面図で
あり、(b)は導光板10と反射板12とを接着する粘
着層の着色状態の一例を示す平面図である。
【0036】図2(a)、(b)において、16は粘着
層、161 、162 、163 、164 は粘着層16の青
色着色領域(有彩色面)であり、その他、図1(a)に
示された構成要素と同じ構成要素については同じ符号を
付けている。
【0037】この第2実施例と前述の第1実施例との構
成の違いは、第1実施例の液晶表示装置が反射板12の
表面に形成した青色インク印刷面151 、152 、15
3 、154 を具備しているのに対し、第2実施例がの液
晶表示装置がこのような青色インク印刷面151 、15
2 、153 、154 を具備しておらず、その代わりに導
光板10と反射板12とを接着する粘着層16に青色着
色領域161 、162、163 、164 を形成している
点だけであって、その他、第2実施例と第1実施例との
間に構成上の違いはない。このため、第2実施例の構成
については、これ以上の説明を省略する。
【0038】そして、青色着色領域161 、162 、1
3 、164 は、青色着色領域161 が青色の最も濃い
領域であり、青色着色領域162 が次に青色の濃い領域
であり、青色着色領域163 がその次に青色の濃い領域
であり、青色着色領域164が最も青色の薄い領域であ
る。粘着層16内における青色着色領域161 、1
2 、163 、164 は、蛍光管11の中心に対してほ
ぼ半円形状になるように分布形成される。
【0039】このような青色着色領域161 、162
163 、164 を得るためには、粘着層16を形成する
粘着剤の中に、青色を表すフタルシニアン化合物の顔料
を適宜混合して練り込み、フタルシニアン化合物の顔料
を練り込んだ粘着層16を用いて導光板10と反射板1
2とを接着させ、粘着層16を形成する。このとき、導
光板10と反射板12との接着領域に応じて、フタルシ
ニアン化合物の顔料の練り込み量を適宜調整した粘着剤
を用いれば、青色着色領域161 、162 、163 、1
4 を得ることができる。
【0040】ところで、第2実施例における粘着層16
内の青色着色領域161 、162 、163 、164 の機
能は、第1実施例における青色インク印刷面151 、1
2、153 、154 の機能と殆んど同じであり、この
ため、第2実施例の液晶表示装置の動作及び作用効果
は、前述の第1実施例の動作及び作用効果と殆んど同じ
である。このため、第2実施例の動作及び作用効果につ
いても、これ以上の説明を省略する。
【0041】また、第2実施例において、導光板10と
反射板12と接着する粘着層16内に青色着色領域16
1 、162 、163 、164 を形成するのに加えて、側
面反射板13に蛍光管11の中心から遠ざかるに従って
順次光反射率が大きくなるような青色インク印刷面を形
成すれば、粘着層16内の青色着色領域161 、1
2 、163 、164 における光反射と側面反射板13
表面の青色インク印刷面における光反射とが加算され、
導光板10から出射される光を導光板10の位置に係り
なくより一定にして、液晶表示素子1の表示画像の輝度
をさらに均一にし、色むらの発生を防止することができ
る。
【0042】なお、第2実施例においては、導光板10
と反射板12と接着する粘着層16内の青色着色領域1
1 、162 、163 、164 の分布形状が、蛍光管1
1の中心を中心とする半円形状になっている例を挙げて
説明したが、本発明による青色着色領域161 、1
2 、163 、164 の分布形状は前述のような半円形
状になっているものに限られず、蛍光管11の中心から
遠ざかるにつれて順次光反射率が大きくなるものであれ
ば、他の分布形状であってもよく、連続的に順次光反射
率が大きくなるものであってもよい。
【0043】また、第2実施例においては導光板10と
反射板12と接着する粘着層16内に青色着色領域16
1 、162 、163 、164 を形成し、液晶表示素子1
の表示画像の青色の色調を与える例を挙げて説明した
が、本発明における粘着層16内に形成する青色着色領
域は青色ものである場合に限られず、赤色を示すアント
ラキノン化合物の顔料を用いて赤色着色領域を形成して
も、緑色を示すナフタルシニアン化合物の顔料を用いて
緑色着色領域を形成してもよく、アントラキノン化合物
の顔料とナフタルシニアン化合物の顔料とを用いて赤緑
中間色領域を形成してもよく、フタルシニアン化合物の
顔料とアントラキノン化合物の顔料とを用いてまたはフ
タルシニアン化合物の顔料とナフタルシニアン化合物の
顔料とを用いて赤青中間色領域または青緑中間色領域を
形成してもよい。
【0044】この場合、側面反射板13に蛍光管11の
中心から遠ざかるに従って順次光反射率が大きくなるよ
うなインク印刷面を形成する際は、そのインク印刷面の
インクの色を導光板10と反射板12と接着する粘着層
16内の顔料の色と同じにする。
【0045】さらに、本発明の第3の実施例として、特
に図示はしないが、反射板12の表面に青色インク印刷
面151 、152 、153 、154 を形成するととも
に、導光板10と反射板12と接着する粘着層16内に
青色着色領域161 、162 、163 、164 を形成し
たものであってもよい。
【0046】この第3の実施例においては、反射板12
の表面に形成した青色インク印刷面151 、152 、1
3 、154 の光反射機能及び粘着層16内に形成した
青色着色領域161 、162 、163 、164 の光反射
機能の相乗機能によって、蛍光管11の中心から遠ざか
るに従った反射板12の光反射率を順次大きくすること
ができ、第1実施例で得られる効果及び第2実施例で得
られる効果をそれぞれ下回らない優れた効果を発揮させ
ることができる。
【0047】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、導光板
の液晶表示素子を配置した側の主表面と反対側の主表面
に対向するように反射板を設け、この反射板の導光板側
の表面を、線状光源からの距離に応じて色濃度が順次薄
くなるような有彩色面にした簡単な構成のバックライト
装置を用いているので、反射板の導光板側の表面に形成
した色の濃淡により光反射率の異なる部分、即ち、光反
射率依存性及び反射光波長依存性が形成され、液晶表示
素子の有効表示領域に表示される表示画像を、ほぼ均一
な輝度を有し、色むらのない状態で、任意に色調調整が
行われたものにできるという効果がある。
【0048】この場合、反射板の光反射率依存性につい
ては、線状光源から遠く、光の強度が小さくなる部分の
光反射率を高くし、線状光源に近く、光の強度が大きく
なっている部分の光反射率を低くすると、液晶表示素子
の有効表示領域における表示画像の輝度むらを低減させ
ることができ、また、反射板の光反射波長依存性につい
ては、線状光源から遠く、光の強度が小さくなる部分の
反射光波長依存性を強調し、線状光源に近く、光の強度
が大きくなっている部分の反射光波長依存性を少なくす
れば、液晶表示素子の有効表示領域における表示画像の
色むらの発生を解消することができるという効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係わる液晶表示装置の第1実施例の構
成を示す構成図である。
【図2】本発明に係わる液晶表示装置の第2実施例の構
成を示す構成図である。
【符号の説明】
1 液晶表示素子 2 バックライト装置 3 第1基板(上側基板) 4 第2基板(下側基板) 5 液晶層 6 第1偏光板(上側偏光板) 7 第2偏光板(下側偏光板) 8 封止部 9 拡散板 10 導光板 11 蛍光管(線状光源) 12 反射板 13 側面反射板 14 蛍光管カバー 151 、152 、153 、154 青色インク印刷面
(有彩色面) 161 、162 、163 、164 青色着色領域
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小川 和宏 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内 (72)発明者 小林 節郎 千葉県茂原市早野3300番地 株式会社日立 製作所電子デバイス事業部内

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対の透明基板、前記一対の透明基板間
    に封入された液晶、前記一対の透明基板の外面上にそれ
    ぞれ配置された偏光板を備えた液晶表示素子と、線状光
    源、前記線状光源を一側面に配置した導光板、前記偏光
    板の前記液晶表示素子側の1つの主表面上に配置される
    拡散板、前記導光板の他の主表面上に配置される反射板
    を備えたバックライト装置とからなる液晶表示装置にお
    いて、前記反射板の前記導光板側の面を前記線状光源か
    らの距離に応じて色濃度が順次薄くなるような有彩色面
    にしていることを特徴とする液晶表示装置。
  2. 【請求項2】 前記有彩色面は、前記線状光源が配置さ
    れる一側面から半円形状に段階的に色濃度が順次薄くな
    るようなものであることを特徴とする請求項1に記載の
    液晶表示装置。
  3. 【請求項3】 前記導光板は、前記線状光源を配置した
    一側面に対向する側面に側面反射板を配置し、前記側面
    反射板の表面を前記線状光源からの距離に応じて色濃度
    が順次薄くなるような有彩色面にしていることを特徴と
    する請求項1及び2に記載の液晶表示装置。
  4. 【請求項4】 一対の透明基板、前記一対の透明基板間
    に封入された液晶、前記一対の透明基板の外面上にそれ
    ぞれ配置された偏光板を備えた液晶表示素子と、線状光
    源、前記線状光源を一側面に配置した導光板、前記偏光
    板の前記液晶表示素子側の1つの主表面上に配置される
    拡散板、前記導光板の他の主表面上に配置される反射板
    を備えたバックライト装置とからなる液晶表示装置にお
    いて、前記反射板と前記導光板とを前記線状光源からの
    距離に応じて色濃度が順次薄くなるような有彩色粘着剤
    によって接着していることを特徴とする液晶表示装置。
  5. 【請求項5】 前記有彩色粘着剤は、前記線状光源が配
    置される一側面から半円形状に段階的に色濃度が順次薄
    くなるようなものであることを特徴とする請求項4に記
    載の液晶表示装置。
  6. 【請求項6】 前記導光板は、前記線状光源を配置した
    一側面に対向する側面に側面反射板を配置し、前記側面
    反射板と前記導光板とを前記線状光源からの距離に応じ
    て色濃度が順次薄くなるような有彩色粘着剤によって接
    着していることを特徴とする請求項4及び5に記載の液
    晶表示装置。
  7. 【請求項7】 一対の透明基板、前記一対の透明基板間
    に封入された液晶、前記一対の透明基板の外面上にそれ
    ぞれ配置された偏光板を備えた液晶表示素子と、線状光
    源、前記線状光源を一側面に配置した導光板、前記偏光
    板の前記液晶表示素子側の1つの主表面上に配置される
    拡散板、前記導光板の他の主表面上に配置される反射板
    を備えたバックライト装置とからなる液晶表示装置にお
    いて、前記反射板の前記導光板側の面を前記線状光源か
    らの距離に応じて色濃度が順次薄くなるような有彩色面
    にし、かつ、前記反射板と前記導光板を前記線状光源か
    らの距離に応じて色濃度が順次薄くなるような有彩色粘
    着剤によって接着していることを特徴とする液晶表示装
    置。
  8. 【請求項8】 前記有彩色面及び前記有彩色粘着剤は、
    前記線状光源が配置される一側面から半円形状に段階的
    に色濃度が順次薄くなるようなものであることを特徴と
    する請求項7に記載の液晶表示装置。
JP9345132A 1997-12-15 1997-12-15 液晶表示装置 Pending JPH11174448A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9345132A JPH11174448A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 液晶表示装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9345132A JPH11174448A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11174448A true JPH11174448A (ja) 1999-07-02

Family

ID=18374506

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9345132A Pending JPH11174448A (ja) 1997-12-15 1997-12-15 液晶表示装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH11174448A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040072743A (ko) * 2003-02-10 2004-08-19 현대모비스 주식회사 액정 디스플레이 패널의 백라이트 반사판
JP2010073605A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Panasonic Corp 導光シート及びこれを用いた可動接点体
US7841760B2 (en) 2007-10-31 2010-11-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Backlight unit and display apparatus
WO2018016222A1 (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 株式会社デンソー 車両用表示装置
CN114019723A (zh) * 2021-11-12 2022-02-08 惠州视维新技术有限公司 背光模组、显示装置以及背光模组的制作方法

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20040072743A (ko) * 2003-02-10 2004-08-19 현대모비스 주식회사 액정 디스플레이 패널의 백라이트 반사판
US7841760B2 (en) 2007-10-31 2010-11-30 Samsung Electronics Co., Ltd. Backlight unit and display apparatus
JP2010073605A (ja) * 2008-09-22 2010-04-02 Panasonic Corp 導光シート及びこれを用いた可動接点体
WO2018016222A1 (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 株式会社デンソー 車両用表示装置
JP2018012423A (ja) * 2016-07-21 2018-01-25 株式会社デンソー 車両用表示装置
CN114019723A (zh) * 2021-11-12 2022-02-08 惠州视维新技术有限公司 背光模组、显示装置以及背光模组的制作方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0353069B1 (en) Transmission liquid crystal display apparatus
JP3923867B2 (ja) 面状光源装置及びそれを用いた液晶表示装置
US7508467B2 (en) Backlight device and liquid crystal display device
KR20030071469A (ko) 액정표시장치
JP2006210309A (ja) 面状光源装置および該装置を用いた表示装置
CA2255578C (en) Color display device
JP2012084512A (ja) 照明装置及びこれを備えるカラー表示装置
US20040105265A1 (en) Color layer material, color filter substrate, electro-optic device and electronic device, fabrication method of color filter substrate, and manufacturing method of electro-optic device
JP4124684B2 (ja) 半透過型液晶表示装置
JP4605465B2 (ja) バックライトモジュールと液晶表示装置
JPH11174448A (ja) 液晶表示装置
JP4332341B2 (ja) 表示装置
CN113960837A (zh) 双面显示装置
JP2005092041A (ja) 電気光学装置及びこれを備えた電子機器
KR0163920B1 (ko) 칼라 반사막을 이용한 반사 및 투과 겸용 액정표시장치 및 그 제조방법
US20050052593A1 (en) Color filter for transflective liquid crystal display
CN113189814A (zh) 一种显示装置
JP3365529B2 (ja) 3色バックライト光源
US20030067457A1 (en) Reflective display device and electronic device
JP3352204B2 (ja) 液晶表示装置
JP4476620B2 (ja) カラー液晶表示装置
JP4706102B2 (ja) 半透過型液晶表示装置用カラーフィルタ
JP2978110B2 (ja) 液晶表示装置
JPH11306836A (ja) 平面カラー発光装置
JPH086013A (ja) 反射型液晶表示装置