JPH11174430A - カラー液晶表示素子 - Google Patents
カラー液晶表示素子Info
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- JPH11174430A JPH11174430A JP33915497A JP33915497A JPH11174430A JP H11174430 A JPH11174430 A JP H11174430A JP 33915497 A JP33915497 A JP 33915497A JP 33915497 A JP33915497 A JP 33915497A JP H11174430 A JPH11174430 A JP H11174430A
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- JP
- Japan
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- blue
- color
- liquid crystal
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- Optical Filters (AREA)
- Liquid Crystal (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 青、緑、赤の絵素用の各カラーフィルターを
備えたカラー液晶表示素子において、色純度を変えるこ
となく、かつ、高い透過率で、色温度の高い青にシフト
した表示色を得る。 【解決手段】 青の絵素の面積、緑の絵素の面積、赤の
絵素の面積をそれぞれb、g、rとすると、0.9b>
g≧rに設定する。
備えたカラー液晶表示素子において、色純度を変えるこ
となく、かつ、高い透過率で、色温度の高い青にシフト
した表示色を得る。 【解決手段】 青の絵素の面積、緑の絵素の面積、赤の
絵素の面積をそれぞれb、g、rとすると、0.9b>
g≧rに設定する。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、カラー液晶表示素
子に関するものである。
子に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電極の設けられた基板間に液晶を充填
し、該電極間に電位差を与えることによって制御して表
示を行い、赤、緑、青のカラーフィルターを介してカラ
ー表示を行うカラー液晶表示素子が開発され商品化され
ている。
し、該電極間に電位差を与えることによって制御して表
示を行い、赤、緑、青のカラーフィルターを介してカラ
ー表示を行うカラー液晶表示素子が開発され商品化され
ている。
【0003】広視野角、高開口率等の表示品位向上のた
め、電極の形成されている基板上に様々な薄膜が塗布さ
れ、また、パネル上には位相差板や低反射膜が設けられ
ることにより、一般に表示色は黄色く、色温度が低くな
る方向にシフトする傾向がある。
め、電極の形成されている基板上に様々な薄膜が塗布さ
れ、また、パネル上には位相差板や低反射膜が設けられ
ることにより、一般に表示色は黄色く、色温度が低くな
る方向にシフトする傾向がある。
【0004】しかしながら、近年、表示色として色温度
の高い、青にシフトした色が要望されており、この対策
として、従来、カラーフィルターの材料や膜厚の調整、
あるいは、液晶の複屈折Δnの低減や光路長dである液
晶の層厚の低減等の方法が試みられている。
の高い、青にシフトした色が要望されており、この対策
として、従来、カラーフィルターの材料や膜厚の調整、
あるいは、液晶の複屈折Δnの低減や光路長dである液
晶の層厚の低減等の方法が試みられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記し
た方法では、以下に示すように、色の調整の範囲が小さ
く、副作用も無視できない。
た方法では、以下に示すように、色の調整の範囲が小さ
く、副作用も無視できない。
【0006】すなわち、カラーフィルターの材料は、研
究開発が進められているが、性能が大幅に向上する余地
はあまり無いと考えられている。また、カラーフィルタ
ーの膜厚の調整は、赤、緑、青の膜厚を同一に設定して
おかなければ、各色の表示特性に差が発生し、設計上の
制約となる。また、色純度等にも影響を及ぼす。このた
め、調整の自由度が小さい。
究開発が進められているが、性能が大幅に向上する余地
はあまり無いと考えられている。また、カラーフィルタ
ーの膜厚の調整は、赤、緑、青の膜厚を同一に設定して
おかなければ、各色の表示特性に差が発生し、設計上の
制約となる。また、色純度等にも影響を及ぼす。このた
め、調整の自由度が小さい。
【0007】また、液晶の複屈折Δnと光路長dとを低
減する方向に変更するのは、各色の色純度をほとんど変
えることなく表示色を青にシフトすることができるた
め、より簡便で現実的な方法である。しかしながら、複
屈折Δnは液晶により決まっている特性値であり、複屈
折Δnの変更には液晶の変更を伴うため、自由な調整は
できず、現在実用的な液晶の複屈折Δnは最小でもほぼ
0.08前後のもののみであるため、調整できる範囲は
小さい。また、光路長dである液晶の層厚は薄くなるほ
ど生産上の管理が困難であり、製造コストのアップを招
き、生産上の限界を有する。また、こういった問題を回
避して表示色を青色にシフトさせた場合でも、透過率が
大幅に低下するという問題がある。
減する方向に変更するのは、各色の色純度をほとんど変
えることなく表示色を青にシフトすることができるた
め、より簡便で現実的な方法である。しかしながら、複
屈折Δnは液晶により決まっている特性値であり、複屈
折Δnの変更には液晶の変更を伴うため、自由な調整は
できず、現在実用的な液晶の複屈折Δnは最小でもほぼ
0.08前後のもののみであるため、調整できる範囲は
小さい。また、光路長dである液晶の層厚は薄くなるほ
ど生産上の管理が困難であり、製造コストのアップを招
き、生産上の限界を有する。また、こういった問題を回
避して表示色を青色にシフトさせた場合でも、透過率が
大幅に低下するという問題がある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記の課題を解決するた
め、請求項1記載のカラー液晶表示素子は、青、緑、赤
の絵素用の各カラーフィルターを備えたカラー液晶表示
素子において、青の絵素の面積、緑の絵素の面積、赤の
絵素の面積をそれぞれb、g、rとすると、 0.9b>g≧r であることを特徴としている。
め、請求項1記載のカラー液晶表示素子は、青、緑、赤
の絵素用の各カラーフィルターを備えたカラー液晶表示
素子において、青の絵素の面積、緑の絵素の面積、赤の
絵素の面積をそれぞれb、g、rとすると、 0.9b>g≧r であることを特徴としている。
【0009】上記の構成により、カラーフィルターの
赤、緑、青の各絵素に同量の光が入射した場合でも、青
の絵素の面積が緑の絵素の面積や赤の絵素の面積よりも
大きい分だけ、透過光は青の成分が多くなる。
赤、緑、青の各絵素に同量の光が入射した場合でも、青
の絵素の面積が緑の絵素の面積や赤の絵素の面積よりも
大きい分だけ、透過光は青の成分が多くなる。
【0010】したがって、カラーフィルターの材料や膜
厚を調整するような上記従来の方法を用いる場合と異な
り、色純度を変えることなく、白表示色を青方向にシフ
トさせることができる。
厚を調整するような上記従来の方法を用いる場合と異な
り、色純度を変えることなく、白表示色を青方向にシフ
トさせることができる。
【0011】また、赤、緑、青の各絵素の面積比率を上
記の範囲に設定しているので、液晶の複屈折Δnの低減
や光路長dである液晶の層厚を調整するような上記従来
の方法を用いた場合と異なり、透過率を高く維持したま
ま、白表示色を青方向にシフトさせることができる。
記の範囲に設定しているので、液晶の複屈折Δnの低減
や光路長dである液晶の層厚を調整するような上記従来
の方法を用いた場合と異なり、透過率を高く維持したま
ま、白表示色を青方向にシフトさせることができる。
【0012】それゆえ、色純度を変えることなく、か
つ、高い透過率で、色温度の高い青にシフトした表示色
を得ることができる。
つ、高い透過率で、色温度の高い青にシフトした表示色
を得ることができる。
【0013】請求項2記載のカラー液晶表示素子は、請
求項1記載のカラー液晶表示素子において、 0.290<r/(r+g+b)<0.310 0.315<g/(r+g+b)<0.323 0.367<b/(r+g+b)<0.395 であることを特徴としている。
求項1記載のカラー液晶表示素子において、 0.290<r/(r+g+b)<0.310 0.315<g/(r+g+b)<0.323 0.367<b/(r+g+b)<0.395 であることを特徴としている。
【0014】上記の構成により、d・Δnを0.46μ
m±0.03μmに設定することができるので、請求項
1の構成による効果に加えて、最も高い透過率を得るこ
とができる。
m±0.03μmに設定することができるので、請求項
1の構成による効果に加えて、最も高い透過率を得るこ
とができる。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の実施の一形態について図
1ないし図5に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。図2に示すように、本実施の形態に係るカラー液晶
表示素子は、一対の出射側および入射側の透明ガラス基
板43a・43bに、透明電極47・47と、該透明電
極47・47上に所定の方向にラビングされた配向膜4
9・49とが形成されており、透明ガラス基板43a・
43b間に液晶層48が狭持され、また透明ガラス基板
43a・43bの両側に一対の偏光膜42・42が配設
されている。また、出射側の透明ガラス基板43aの内
側にカラーフィルター44、ブラックマトリクス45、
平坦化膜46が配設されている。画像信号によって決ま
る電圧を透明電極47・47に印加することにより、液
晶層48の配向状態を変化させる。カラーフィルター4
4では、例えば、赤、緑、青の各色のフィルターを平面
的に配置して、透過する光を絵素ごとに制御する。この
ように入射光を制御してカラー画像の表示を行うように
なっている。
1ないし図5に基づいて説明すれば、以下の通りであ
る。図2に示すように、本実施の形態に係るカラー液晶
表示素子は、一対の出射側および入射側の透明ガラス基
板43a・43bに、透明電極47・47と、該透明電
極47・47上に所定の方向にラビングされた配向膜4
9・49とが形成されており、透明ガラス基板43a・
43b間に液晶層48が狭持され、また透明ガラス基板
43a・43bの両側に一対の偏光膜42・42が配設
されている。また、出射側の透明ガラス基板43aの内
側にカラーフィルター44、ブラックマトリクス45、
平坦化膜46が配設されている。画像信号によって決ま
る電圧を透明電極47・47に印加することにより、液
晶層48の配向状態を変化させる。カラーフィルター4
4では、例えば、赤、緑、青の各色のフィルターを平面
的に配置して、透過する光を絵素ごとに制御する。この
ように入射光を制御してカラー画像の表示を行うように
なっている。
【0016】図1は、カラーフィルター44の絵素形状
を示したものである。赤の光を透過させる赤の絵素1、
緑の光を透過させる緑の絵素2、青の光を透過させる青
の絵素3が配置されている。各絵素間に上記ブラックマ
トリクス45が設けられ、絵素を通過する光以外を遮る
ようになっている。
を示したものである。赤の光を透過させる赤の絵素1、
緑の光を透過させる緑の絵素2、青の光を透過させる青
の絵素3が配置されている。各絵素間に上記ブラックマ
トリクス45が設けられ、絵素を通過する光以外を遮る
ようになっている。
【0017】本実施の形態では、各絵素の面積比率は、 (赤の面積):(緑の面積):(青の面積)=0.30
0 : 0.319 :0.381 となっている。色の調整のために各色の面積比率を調整
したカラーフィルターを作製するには、例えば特開平6
−51301号公報や特開平7−159771号公報の
技術を用いることができる。より具体的には、印刷の原
理を応用した印刷法、フォトリソグラフィーを使用する
染色法と顔料分散法、電気化学的に色素を付着させる電
着法等を用いて作製可能である。
0 : 0.319 :0.381 となっている。色の調整のために各色の面積比率を調整
したカラーフィルターを作製するには、例えば特開平6
−51301号公報や特開平7−159771号公報の
技術を用いることができる。より具体的には、印刷の原
理を応用した印刷法、フォトリソグラフィーを使用する
染色法と顔料分散法、電気化学的に色素を付着させる電
着法等を用いて作製可能である。
【0018】図3は、上記の面積比率を持つ構成による
効果を示すCIE色度図である。従来のカラー液晶表示
素子にて白を表示したときの色度は、図3中のポイント
P5で示される。その色度座標は、(x=0.329、
y=0.339)であって、やや黄色みを帯びた白色で
あった。これに対し、同図中のポイントP6は、上記本
実施の形態に係る絵素面積比率を採用した場合の白の色
度であり、その色度座標は、(x=0.313、y=
0.324)であって、青い方向へシフトしていること
が示されている。
効果を示すCIE色度図である。従来のカラー液晶表示
素子にて白を表示したときの色度は、図3中のポイント
P5で示される。その色度座標は、(x=0.329、
y=0.339)であって、やや黄色みを帯びた白色で
あった。これに対し、同図中のポイントP6は、上記本
実施の形態に係る絵素面積比率を採用した場合の白の色
度であり、その色度座標は、(x=0.313、y=
0.324)であって、青い方向へシフトしていること
が示されている。
【0019】なお、色度座標値の算出は、日本規格協会
発行のJIS XYZ表色系およびX10Y10Z10表色系
による色の表示方法JIS Z 8701によって行う
ことができる。
発行のJIS XYZ表色系およびX10Y10Z10表色系
による色の表示方法JIS Z 8701によって行う
ことができる。
【0020】上記本実施の形態に係る面積比率は、以下
のようにして求められる。図4は、本実施の形態に係る
方法による表示色の青シフトと、従来の、複屈折Δnと
光路長dとを低減させる方法による表示色の青シフトと
を比較したものである。複屈折Δnと光路長dとの積d
・Δnとして任意の値を有する従来のカラー液晶表示素
子が示す白表示色を、両方法をそれぞれ用いて目標の色
にシフトさせた場合のカラーフィルターの透過率(Y)
を示している。
のようにして求められる。図4は、本実施の形態に係る
方法による表示色の青シフトと、従来の、複屈折Δnと
光路長dとを低減させる方法による表示色の青シフトと
を比較したものである。複屈折Δnと光路長dとの積d
・Δnとして任意の値を有する従来のカラー液晶表示素
子が示す白表示色を、両方法をそれぞれ用いて目標の色
にシフトさせた場合のカラーフィルターの透過率(Y)
を示している。
【0021】同図において、ポイントP7が今回の青シ
フトの目標値であり、Δn=0.08、d=4.5μm
によりd・Δn=0.36μmを有する、従来のカラー
液晶表示素子の白表示色である。青シフトはされている
ものの、同図に示すように、前述の通り低い透過率とな
っている。
フトの目標値であり、Δn=0.08、d=4.5μm
によりd・Δn=0.36μmを有する、従来のカラー
液晶表示素子の白表示色である。青シフトはされている
ものの、同図に示すように、前述の通り低い透過率とな
っている。
【0022】曲線C8は、横軸の任意のd・Δnの値を
持つ従来のカラー液晶表示素子を、本実施の形態に係る
方法によって上記の目標の色まで青シフトさせた場合の
透過率を表している。
持つ従来のカラー液晶表示素子を、本実施の形態に係る
方法によって上記の目標の色まで青シフトさせた場合の
透過率を表している。
【0023】曲線C9は、横軸の任意のd・Δnの値を
持つ従来のカラー液晶表示素子を、複屈折Δnと光路長
dとを低減させる方法によって上記の目標の色まで青シ
フトさせた場合の透過率を表している。
持つ従来のカラー液晶表示素子を、複屈折Δnと光路長
dとを低減させる方法によって上記の目標の色まで青シ
フトさせた場合の透過率を表している。
【0024】目標であるポイントP7では、上記どちら
の方法においても何も成すことが無いため、両方法を用
いた結果(透過率)は一致する。
の方法においても何も成すことが無いため、両方法を用
いた結果(透過率)は一致する。
【0025】また、複屈折Δnと光路長dとを低減させ
る方法による青シフトの場合は、結果的に、目標のd・
Δn=0.36μmの従来のカラー液晶表示素子の白表
示を実現することになるため、透過率は常に、ポイント
P7で示されるものになっている。
る方法による青シフトの場合は、結果的に、目標のd・
Δn=0.36μmの従来のカラー液晶表示素子の白表
示を実現することになるため、透過率は常に、ポイント
P7で示されるものになっている。
【0026】同図に示された結果からわかるように、本
実施の形態では、d・Δnが0.36μmよりも大きい
場合に、本実施の形態に係る構成によって白表示色を青
い方向へシフトさせると、複屈折Δnと光路長dとを低
減させる方法によるよりも、高い透過率を得ることがで
きる。
実施の形態では、d・Δnが0.36μmよりも大きい
場合に、本実施の形態に係る構成によって白表示色を青
い方向へシフトさせると、複屈折Δnと光路長dとを低
減させる方法によるよりも、高い透過率を得ることがで
きる。
【0027】図5は、各d・Δnの値を有する従来のカ
ラー液晶表示素子が、本実施の形態に係る構成によっ
て、青シフトの目標である表示色、すなわち図4中のポ
イントP7(d・Δn=0.36μm、Δn=0.0
8、d=4.5μm)のときの表示色を実現する場合
の、赤、緑、青の各絵素の面積比率を調べた結果を示し
ている。すなわち、図4に示される状況を実現するため
の、赤、緑、青の各絵素の面積比率である。ここでは、
赤の絵素の面積比率をr、緑の絵素の面積比率をg、青
の絵素の面積比率をbとする。
ラー液晶表示素子が、本実施の形態に係る構成によっ
て、青シフトの目標である表示色、すなわち図4中のポ
イントP7(d・Δn=0.36μm、Δn=0.0
8、d=4.5μm)のときの表示色を実現する場合
の、赤、緑、青の各絵素の面積比率を調べた結果を示し
ている。すなわち、図4に示される状況を実現するため
の、赤、緑、青の各絵素の面積比率である。ここでは、
赤の絵素の面積比率をr、緑の絵素の面積比率をg、青
の絵素の面積比率をbとする。
【0028】同図に示された結果からわかるように、ポ
イントP10で示される通り、d・Δn=0.36μm
のときは、赤、緑、青の各絵素はすべて同一面積であ
り、また、d・Δnが増加するにしたがって、青い方向
に色をシフトさせるための青の絵素の面積比率が増加
し、それに伴い、緑の絵素の面積比率と赤の絵素の面積
比率とがいずれも減少している。
イントP10で示される通り、d・Δn=0.36μm
のときは、赤、緑、青の各絵素はすべて同一面積であ
り、また、d・Δnが増加するにしたがって、青い方向
に色をシフトさせるための青の絵素の面積比率が増加
し、それに伴い、緑の絵素の面積比率と赤の絵素の面積
比率とがいずれも減少している。
【0029】図4により、本実施の形態の場合は、最も
高い透過率を得るポイントは図4中のポイントP11
(d・Δn=0.46μm)であることがわかる。その
ときの各絵素の面積の組み合わせは、図5により、d・
Δn=0.46μmのカラー液晶表示素子において、 r:g:b=0.300 : 0.319 : 0.3
81 すなわち 0.820b=g=1.06r のカラーフィルターを用いる場合であった。
高い透過率を得るポイントは図4中のポイントP11
(d・Δn=0.46μm)であることがわかる。その
ときの各絵素の面積の組み合わせは、図5により、d・
Δn=0.46μmのカラー液晶表示素子において、 r:g:b=0.300 : 0.319 : 0.3
81 すなわち 0.820b=g=1.06r のカラーフィルターを用いる場合であった。
【0030】また、図5により、 0.290<r/(r+g+b)<0.310 0.315<g/(r+g+b)<0.323 0.367<b/(r+g+b)<0.395 の場合に、d・Δnを0.46μm±0.03μmに設
定することができ、最も高い透過率を得ることができる
ことがわかった。
定することができ、最も高い透過率を得ることができる
ことがわかった。
【0031】また、上記ポイントP11以外のその他の
場合も含めて考え、さらに、カラー液晶表示素子のd・
Δn、カラーフィルター特性、目標の色等の違いによる
マージンを勘案して、カラーフィルターの各絵素の面積
比率を 0.9r>g≧r の範囲で設計すれば、表示色が青色にシフトし、かつ、
透過率の低下を抑えたカラー液晶表示素子を得ることが
できることがわかった。
場合も含めて考え、さらに、カラー液晶表示素子のd・
Δn、カラーフィルター特性、目標の色等の違いによる
マージンを勘案して、カラーフィルターの各絵素の面積
比率を 0.9r>g≧r の範囲で設計すれば、表示色が青色にシフトし、かつ、
透過率の低下を抑えたカラー液晶表示素子を得ることが
できることがわかった。
【0032】
【発明の効果】以上のように、請求項1記載のカラー液
晶表示素子は、青、緑、赤の絵素用の各カラーフィルタ
ーを備えたカラー液晶表示素子において、青の絵素の面
積、緑の絵素の面積、赤の絵素の面積をそれぞれb、
g、rとすると、 0.9b>g≧r である構成である。
晶表示素子は、青、緑、赤の絵素用の各カラーフィルタ
ーを備えたカラー液晶表示素子において、青の絵素の面
積、緑の絵素の面積、赤の絵素の面積をそれぞれb、
g、rとすると、 0.9b>g≧r である構成である。
【0033】それゆえ、色純度を変えることなく、か
つ、高い透過率で、色温度の高い青にシフトした表示色
を得ることができるという効果を奏する。
つ、高い透過率で、色温度の高い青にシフトした表示色
を得ることができるという効果を奏する。
【0034】請求項2記載のカラー液晶表示素子は、請
求項1記載のカラー液晶表示素子において、 0.290<r/(r+g+b)<0.310 0.315<g/(r+g+b)<0.323 0.367<b/(r+g+b)<0.395 である構成である。
求項1記載のカラー液晶表示素子において、 0.290<r/(r+g+b)<0.310 0.315<g/(r+g+b)<0.323 0.367<b/(r+g+b)<0.395 である構成である。
【0035】それゆえ、d・Δnを0.46μm±0.
03μmに設定することができるので、請求項1の構成
による効果に加えて、最も高い透過率を得ることができ
るという効果を奏する。
03μmに設定することができるので、請求項1の構成
による効果に加えて、最も高い透過率を得ることができ
るという効果を奏する。
【図1】本発明に係るカラー液晶表示素子の一構成例に
おけるカラーフィルター部の概略の構成を示す説明図で
ある。
おけるカラーフィルター部の概略の構成を示す説明図で
ある。
【図2】本発明に係るカラー液晶表示素子の一構成例に
おける概略の構成を示す断面図である。
おける概略の構成を示す断面図である。
【図3】本発明に係るカラー液晶表示素子の色度を示す
CIE色度図である。
CIE色度図である。
【図4】本発明に係るカラー液晶表示素子における青シ
フトさせた場合のd・Δnと透過率との関係を示すグラ
フである。
フトさせた場合のd・Δnと透過率との関係を示すグラ
フである。
【図5】本発明に係るカラー液晶表示素子における青シ
フトさせた場合のd・Δnと各絵素の面積比率との関係
を示すグラフである。
フトさせた場合のd・Δnと各絵素の面積比率との関係
を示すグラフである。
1 絵素 2 絵素 3 絵素 42 偏光膜 43a、43b 透明ガラス基板 44 カラーフィルター 45 ブラックマトリクス 46 平坦化膜 47 透明電極 48 液晶層 49 配向膜
Claims (2)
- 【請求項1】青、緑、赤の絵素用の各カラーフィルター
を備えたカラー液晶表示素子において、 青の絵素の面積、緑の絵素の面積、赤の絵素の面積をそ
れぞれb、g、rとすると、 0.9b>g≧r であることを特徴とするカラー液晶表示素子。 - 【請求項2】 0.290<r/(r+g+b)<0.310 0.315<g/(r+g+b)<0.323 0.367<b/(r+g+b)<0.395 であることを特徴とする請求項1記載のカラー液晶表示
素子。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33915497A JPH11174430A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | カラー液晶表示素子 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP33915497A JPH11174430A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | カラー液晶表示素子 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH11174430A true JPH11174430A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18324759
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP33915497A Pending JPH11174430A (ja) | 1997-12-09 | 1997-12-09 | カラー液晶表示素子 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH11174430A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040021168A (ko) * | 2002-09-03 | 2004-03-10 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치 |
US7015506B2 (en) | 2003-01-31 | 2006-03-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Color filter substrate and display device |
-
1997
- 1997-12-09 JP JP33915497A patent/JPH11174430A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20040021168A (ko) * | 2002-09-03 | 2004-03-10 | 엘지.필립스 엘시디 주식회사 | 액정표시장치 |
US7015506B2 (en) | 2003-01-31 | 2006-03-21 | Sharp Kabushiki Kaisha | Color filter substrate and display device |
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