JPH11174039A - 酸性ガスの濃度測定物質 - Google Patents
酸性ガスの濃度測定物質Info
- Publication number
- JPH11174039A JPH11174039A JP36985297A JP36985297A JPH11174039A JP H11174039 A JPH11174039 A JP H11174039A JP 36985297 A JP36985297 A JP 36985297A JP 36985297 A JP36985297 A JP 36985297A JP H11174039 A JPH11174039 A JP H11174039A
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- JP
- Japan
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- liquid
- indicator
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- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】大気中或いは燃焼排出口の酸性ガスの濃度の測
定を、極めて簡易に而も数箇所複数個同時に測定可能な
機器物質を提供する。 【構成】アルカリ液と酸液にてｐＨ値を調整し、多量の
水を含む水溶性高分子又はそれに類するもので出来たゲ
ル状物質に調合する。これをガス透過の無いプラスチッ
ク製小型容器に充填し、シールにて完全密閉としたも
の。
定を、極めて簡易に而も数箇所複数個同時に測定可能な
機器物質を提供する。 【構成】アルカリ液と酸液にてｐＨ値を調整し、多量の
水を含む水溶性高分子又はそれに類するもので出来たゲ
ル状物質に調合する。これをガス透過の無いプラスチッ
ク製小型容器に充填し、シールにて完全密閉としたも
の。
Description
【０００１】［産業上の利用分野］大気中或いは燃焼排
出口でのＮＯｘ、ＳＯｘ特に最近問題の二酸化炭素ガス
の濃度を、複数の箇所で、何個でも、殆ど同時に測定可
能な簡易な測定機器物質を提供する。
出口でのＮＯｘ、ＳＯｘ特に最近問題の二酸化炭素ガス
の濃度を、複数の箇所で、何個でも、殆ど同時に測定可
能な簡易な測定機器物質を提供する。
【０００２】［従来の技術］１００〜２００ｃｍの棒状
ガラス細管の中に、精製アルミナゲル或いはシリカゲル
に指示薬を吸着させ乾燥したものを或る長さで挿入し、
ガラス細管の両端を封印したものである。ガス測定現場
にてガラスの一端を折り切り、別のガス採集器からのガ
スを注入する。指示薬の色調の変化を調べ、ガス濃度を
測定する。此の採集器は１００ｍｌ用で、吸引ポンプを
備えた金属製円筒管から出来ている。測定場所でガスを
一定条件で吸引する。
ガラス細管の中に、精製アルミナゲル或いはシリカゲル
に指示薬を吸着させ乾燥したものを或る長さで挿入し、
ガラス細管の両端を封印したものである。ガス測定現場
にてガラスの一端を折り切り、別のガス採集器からのガ
スを注入する。指示薬の色調の変化を調べ、ガス濃度を
測定する。此の採集器は１００ｍｌ用で、吸引ポンプを
備えた金属製円筒管から出来ている。測定場所でガスを
一定条件で吸引する。
【０００３】［発明が解決しようとする課題］従来のガ
ラス製検知管での測定方法を、極めて単純な構造で安価
な物質で行なえる事、又数箇所の測定場所で何個でも、
殆ど同時にガス濃度を測定出来るものを提供する。
ラス製検知管での測定方法を、極めて単純な構造で安価
な物質で行なえる事、又数箇所の測定場所で何個でも、
殆ど同時にガス濃度を測定出来るものを提供する。
【０００４】［発明が解決しようとする手段］ＣＯ２、
ＮＯｘ、ＳＯｘガスの測定現場にて、密閉された小物容
器のシールを剥がす。此の容器には大部分が水分で占め
てるゲル状物質が入っており、ガスが此の水中に浸透溶
解して酸性としのイオン性を帯びる。その程度により水
のｐＨ値が変化し、此のゲル状物質に加えてある指示薬
の色調が変わる。変わる状態を観測しガス濃度を測定す
る。
ＮＯｘ、ＳＯｘガスの測定現場にて、密閉された小物容
器のシールを剥がす。此の容器には大部分が水分で占め
てるゲル状物質が入っており、ガスが此の水中に浸透溶
解して酸性としのイオン性を帯びる。その程度により水
のｐＨ値が変化し、此のゲル状物質に加えてある指示薬
の色調が変わる。変わる状態を観測しガス濃度を測定す
る。
【０００５】合成指示薬の代表例としてリトマス、フェ
ノールフタレン、ブロムチモールブルー 天然指示薬と
してアントシアニンを使用する。これらの指示薬を水、
低級アルコール、グリコール類に溶解又は分散し、ゲル
状物質に加える。アルカリと酸液で求めるｐＨ値とす
る。
ノールフタレン、ブロムチモールブルー 天然指示薬と
してアントシアニンを使用する。これらの指示薬を水、
低級アルコール、グリコール類に溶解又は分散し、ゲル
状物質に加える。アルカリと酸液で求めるｐＨ値とす
る。
【０００６】水溶性高分子は適切なゲルを生成させる高
分子の代表例として寒天を使用する。
分子の代表例として寒天を使用する。
【０００７】上記手段の各構成について詳細な説明を行
なう。
なう。
【０００８】本発明の基幹をなすものは、水溶性高分子
と水からなるゲル状物質と、酸性領域で色調の変化する
指示薬それにシール蓋で密閉したプラスチック容器であ
る。
と水からなるゲル状物質と、酸性領域で色調の変化する
指示薬それにシール蓋で密閉したプラスチック容器であ
る。
【０００９】水溶性高分子の種類は天然産植物系でデン
プン類、種子ガム類、その他の多糖類、タンパク質、寒
天等の海藻類がある。合成物も多く製造され市販されて
いる。
プン類、種子ガム類、その他の多糖類、タンパク質、寒
天等の海藻類がある。合成物も多く製造され市販されて
いる。
【００１０】指示薬はリトマス、フェノールフタレン、
ブロムチモールブルー（ＢＴＢ）、ブロムクレゾールグ
リン（ＢＣＧ）、ＢＰＢ、ＰＢ、ＰＰ、ＣＰＲ、ＭＲ、
ＢＣＰがある。天然物はアントシアニンが有名である。
これの添加量は鮮明な色調が出る量でよい。
ブロムチモールブルー（ＢＴＢ）、ブロムクレゾールグ
リン（ＢＣＧ）、ＢＰＢ、ＰＢ、ＰＰ、ＣＰＲ、ＭＲ、
ＢＣＰがある。天然物はアントシアニンが有名である。
これの添加量は鮮明な色調が出る量でよい。
【００１１】容器は透明で小型底浅のプラスチック製を
使用する。蓋はシールして容器全体が完全密閉が満たさ
れるものとする。
使用する。蓋はシールして容器全体が完全密閉が満たさ
れるものとする。
【００１２】上記ゲル状物質に含ませるものとして防カ
ビ剤がある。低級アルコールの５％食塩の１０％ 諸糖
類の４０％は此の物質に効果がある。その他の防カビ剤
も使用する。例えば０．０２％のアミノ酸銀液である。
ビ剤がある。低級アルコールの５％食塩の１０％ 諸糖
類の４０％は此の物質に効果がある。その他の防カビ剤
も使用する。例えば０．０２％のアミノ酸銀液である。
【００１３】［実施例］製造例と試験例について具体的
に説明する。 製造例１ 寒天２ｇと水１５０ｇとを製造物に影響を与えない材質
の加熱容器にて沸騰し乍ら、全量を約１００ｇになるま
で加熱蒸発させる。これを常温迄下げれば求めるゲル状
物質が出来る。ゾル状状態の内に指示薬と調整用アルカ
リ、酸液そして防カビ剤として、エタノール５％ 食塩
１０％を加える。 ｐＨ指示薬はフエノールフタレン液
をアルカリサイドで鮮明なオレンジ色が出る量加える。
アルカリ液は０．１Ｎと０．０１Ｎの水酸化ナトリウム
であり、水酸化カルシウム液も加える。酸液は酢酸の
０．１Ｎを用いる。尚ゲル状物質の固さは寒天２％のも
のは、ペテロメーター調度計での数字は２００ ３％
のものは１５０ ４％のものは１００である。調整ｐ
Ｈ値は ７．８とした。此のｐＨ値は勿論、測定基準に
より変更する。容器は専用物として、縦横１ｃｍ 長さ
２ｃｍ 厚さ０．５ｍｍの金型を作り、ポリエチレン原
料で成形製造した。ゾル状で充填し終え、シール密閉を
施した。製造例２製造例１のｐＨ指示薬をブロムチモー
ルブルーを使用し、その他の配合、プロセスは全て同一
で製造した。 試験例１ 製造例１で作成のもの。［事前準備］試料を試験する処
として、数個保管出来、封印可能な差し込み用細口が２
箇所設定された透明性プラスチック容器を、各濃度測定
の数だけ用意する。１００ｍｌ用ガス採集器，（株）ガ
ステック製。 ＣＯ２ガス検知管，（株）ガステック
製。１００％のＣＯ２ガス原料。以上の４点を準備す
る。製造１の幾つかの試料を、上記の試験容器の中にシ
ールを剥がして置く。ガス採集器に、１００％ＣＯ２ガ
ス原料を一定量入れ、同容器の細口に挿入しガスを入れ
て行く。ＣＯ２ガス用検知管を一方の端を開封して同容
器の細口に挿入し、ガス濃度を測定する。下記の指定濃
度で両細口を封印する。同容器中の試料の色調は表面か
ら変化して行くが、その判定範囲は表面より１ｃｍの深
さの処迄とす。 ＣＯ２ ガス濃度 ０．３％ ５％ １０％ 色調変化 ピンク−無色の変化時間 ４時間 ３０分 １５分 試験例２ 製造例２の試料にての試験方法の内容は、試験例１と同
一である。 ＣＯ２ ガス濃度 ０．３％ ５％ １０％ 色調変化（５分後を調べる）青−緑−黄 青 緑 黄
に説明する。 製造例１ 寒天２ｇと水１５０ｇとを製造物に影響を与えない材質
の加熱容器にて沸騰し乍ら、全量を約１００ｇになるま
で加熱蒸発させる。これを常温迄下げれば求めるゲル状
物質が出来る。ゾル状状態の内に指示薬と調整用アルカ
リ、酸液そして防カビ剤として、エタノール５％ 食塩
１０％を加える。 ｐＨ指示薬はフエノールフタレン液
をアルカリサイドで鮮明なオレンジ色が出る量加える。
アルカリ液は０．１Ｎと０．０１Ｎの水酸化ナトリウム
であり、水酸化カルシウム液も加える。酸液は酢酸の
０．１Ｎを用いる。尚ゲル状物質の固さは寒天２％のも
のは、ペテロメーター調度計での数字は２００ ３％
のものは１５０ ４％のものは１００である。調整ｐ
Ｈ値は ７．８とした。此のｐＨ値は勿論、測定基準に
より変更する。容器は専用物として、縦横１ｃｍ 長さ
２ｃｍ 厚さ０．５ｍｍの金型を作り、ポリエチレン原
料で成形製造した。ゾル状で充填し終え、シール密閉を
施した。製造例２製造例１のｐＨ指示薬をブロムチモー
ルブルーを使用し、その他の配合、プロセスは全て同一
で製造した。 試験例１ 製造例１で作成のもの。［事前準備］試料を試験する処
として、数個保管出来、封印可能な差し込み用細口が２
箇所設定された透明性プラスチック容器を、各濃度測定
の数だけ用意する。１００ｍｌ用ガス採集器，（株）ガ
ステック製。 ＣＯ２ガス検知管，（株）ガステック
製。１００％のＣＯ２ガス原料。以上の４点を準備す
る。製造１の幾つかの試料を、上記の試験容器の中にシ
ールを剥がして置く。ガス採集器に、１００％ＣＯ２ガ
ス原料を一定量入れ、同容器の細口に挿入しガスを入れ
て行く。ＣＯ２ガス用検知管を一方の端を開封して同容
器の細口に挿入し、ガス濃度を測定する。下記の指定濃
度で両細口を封印する。同容器中の試料の色調は表面か
ら変化して行くが、その判定範囲は表面より１ｃｍの深
さの処迄とす。 ＣＯ２ ガス濃度 ０．３％ ５％ １０％ 色調変化 ピンク−無色の変化時間 ４時間 ３０分 １５分 試験例２ 製造例２の試料にての試験方法の内容は、試験例１と同
一である。 ＣＯ２ ガス濃度 ０．３％ ５％ １０％ 色調変化（５分後を調べる）青−緑−黄 青 緑 黄
【００１４】［発明の効果］燃焼排出口の二酸化炭素ガ
スの濃度測定に簡便で安価に使用出来る。その他の酸性
ガスも同様である。複数個数箇所に置いて同時に測定も
可能なので、ガス分布や経過状況が把握出来、数多くの
データーを基にガス排出削減の具体的処置が講ぜられ
る。
スの濃度測定に簡便で安価に使用出来る。その他の酸性
ガスも同様である。複数個数箇所に置いて同時に測定も
可能なので、ガス分布や経過状況が把握出来、数多くの
データーを基にガス排出削減の具体的処置が講ぜられ
る。
Claims (6)
- 【請求項１】 ｐＨ指示薬液を希薄アルカリ液と酸液に
て規定したｐＨ値に調整し、水溶性高分子を水に溶かし
て所望する固さにしたゲル状物質に加える。 - 【請求項２】 請求項１のｐＨ指示薬とは、ｐＨ値３か
ら９の間でｐＨ値により色調の変化する合成指示薬と天
然指示薬色素である。 - 【請求項３】 請求項１の水溶性高分子とは、天然産高
分子、動物起源高分子、菌体産高分子、天然物誘導体、
合成高分子をいう。 - 【請求項４】 請求項１のゲル状物質には、アルコール
又はグリコール類を必要に応じ加える。 - 【請求項５】 請求項のゲル状物質を入れた容器とそれ
を密閉するシールには、ガスを全く或いは殆ど透過しな
いプラスチック材を使用する。 - 【請求項６】 水が多く存在して容器から流れないも
の、即ち水を多量に含む石鹸類、或いは抱水性非水溶性
合成樹脂も、請求項１のゲル状物質と同じ役目のものと
して利用する。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36985297A JPH11174039A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 酸性ガスの濃度測定物質 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36985297A JPH11174039A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 酸性ガスの濃度測定物質 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11174039A true JPH11174039A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18495478
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36985297A Pending JPH11174039A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | 酸性ガスの濃度測定物質 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11174039A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001044385A1 (fr) * | 1999-12-15 | 2001-06-21 | Toppan Printing Co., Ltd. | Composition d'encre detectant le co2, indicateur de co2 l'utilisant et appareil comportant ledit indicateur |
| JP2007064872A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Komyo Rikagaku Kogyo Kk | 分析装置 |
| JP2007333742A (ja) * | 2001-06-14 | 2007-12-27 | Otsuka Pharmaceut Factory Inc | 炭酸ガスインジケーター、及び炭酸ガスインジケーターを配置した包装体 |
| US8158077B2 (en) | 2006-03-29 | 2012-04-17 | Kuraray Co., Ltd. | Composition for detection and model for evaluation of food packaging material using the same |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP36985297A patent/JPH11174039A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2001044385A1 (fr) * | 1999-12-15 | 2001-06-21 | Toppan Printing Co., Ltd. | Composition d'encre detectant le co2, indicateur de co2 l'utilisant et appareil comportant ledit indicateur |
| AU774875B2 (en) * | 1999-12-15 | 2004-07-08 | Otsuka Pharmaceutical Factory, Inc. | Ink composition for detecting carbon dioxide and carbon dioxide indicator using the same, and package having carbon dioxide indicator therein |
| KR100743536B1 (ko) | 1999-12-15 | 2007-07-27 | 도판 인사츠 가부시키가이샤 | 탄산가스 검지용 잉크조성물, 및 이것을 사용한 탄산가스인디케이터, 및 탄산가스 인디케이터를 배치한 포장체 |
| CN100340857C (zh) * | 1999-12-15 | 2007-10-03 | 凸板印刷株式会社 | 二氧化碳气体检测用油墨组合物、和使用该组合物的二氧化碳指示器、以及配置了该指示器的包装体 |
| JP4240888B2 (ja) * | 1999-12-15 | 2009-03-18 | 凸版印刷株式会社 | 炭酸ガス検知用インキ組成物、及びこれを用いた炭酸ガスインジケーター、並びに炭酸ガスインジケーターを配置した包装体 |
| JP2007333742A (ja) * | 2001-06-14 | 2007-12-27 | Otsuka Pharmaceut Factory Inc | 炭酸ガスインジケーター、及び炭酸ガスインジケーターを配置した包装体 |
| JP2007064872A (ja) * | 2005-09-01 | 2007-03-15 | Komyo Rikagaku Kogyo Kk | 分析装置 |
| US8158077B2 (en) | 2006-03-29 | 2012-04-17 | Kuraray Co., Ltd. | Composition for detection and model for evaluation of food packaging material using the same |
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