JPH1117401A - 導波管結合装置 - Google Patents

導波管結合装置

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JPH1117401A
JPH1117401A JP16382897A JP16382897A JPH1117401A JP H1117401 A JPH1117401 A JP H1117401A JP 16382897 A JP16382897 A JP 16382897A JP 16382897 A JP16382897 A JP 16382897A JP H1117401 A JPH1117401 A JP H1117401A
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JP
Japan
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waveguide
coupling device
slot
rectangular waveguide
probe pattern
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Application number
JP16382897A
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English (en)
Inventor
Fumiyoshi Ogawa
文良 小川
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Fujitsu General Ltd
Original Assignee
Fujitsu General Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ストリップライン型回路基板上に、λ/4以上
離れて配置されたプローブパターンで、2つの偏波信号
を受信可能とする導波管結合装置の構築を目的とする。 【解決手段】1端より水平偏波と垂直偏波が入力する円
筒導波管1と、ストリップライン型回路基板6と、1端
を接地パターン6cに密着し、他端に第2の偏波信号を
漏洩させるスロット2aを有するλ/4円筒導波管2
と、1端面を反射面3bとし、ベント部3cを有し、ス
ロット2aよりの漏洩された第2の偏波信号を伝送する
矩形導波管3と、λ/4矩形導波管4とで構成し、スト
リップライン型回路基板6の円筒導波管1が密着する端
面の内側に第1プローブパターンと前記矩形導波管が密
着する断面の内側に前記水平偏波もしくは垂直偏波を結
合入力する第2プローブパターンとを配設する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【本発明の技術分野】水平偏波と垂直偏波など2つ偏波
信号を受信しストリップライン型の入力増幅器に結合入
力する導波管結合装置に係わる。
【0002】
【従来の技術】従来の水平偏波と垂直偏波もしくは左右
2つの円偏波の電波を受信しストリップライン型の入力
増幅器に結合入力する導波管結合装置の1例は、図7に
示すように、1端より水平偏波と垂直偏波もしくは水平
偏波と垂直偏波に変換された左右2つの円偏波が入力
し、他端面をストリップライン型増幅回路基板の1面に
ある接地パターンに密着した円筒導波管と、ストリップ
ライン型増幅回路を構成し、水平偏波信号と垂直偏波信
号とを各々結合入力するためのプローブパターンを有す
るストリップライン型増幅回路基板と、1端を該ストリ
ップライン型増幅回路基板の他面にある接地パターンに
密着し、他端に反射板を有するλ/4円筒導波管とで構
成される。水平偏波および垂直偏波の入力プローブは、
回路パターンとしてストリップライン型回路基板の円筒
導波管密着部の内側表面および裏面に、お互いに90度
の角度をなして形成されている。この一例は、水平偏波
および垂直偏波用プローブが円筒導波管の同一平面内に
設けているので、2つのプローブ間で結合し、25db
以上のアイソレーション目標に対し、17〜18dbし
か確保出来ない。他の例は図示しないが、円筒導波管に
λ/2離れた位置に、水平偏波信号と垂直偏波信号よう
プローブを90度の角度で交差するよう配設し、2つの
プローブを回路基板に溶着する手段がある。 他の例
は、性能面は十分であるが、円筒導波管にλ/2離れた
位置に2つのプローブを90度の角度で交差するよう配
設するため、部品コストおよび組立てコストが掛かるな
どの問題点がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ストリップライン型回
路基板上に、λ/4以上離れて配置されたプローブパタ
ーンで、2つの偏波信号を受信可能とする導波管結合装
置の構築を目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】1端より水平偏波と垂直
偏波もしくは水平偏波と垂直偏波に変換された左右2つ
の円偏波が入力し、他端面を後述のストリップライン型
増幅回路基板の1面にある接地パターンに密着した円筒
導波管と、ストリップライン型増幅回路を構成し、前記
水平偏波信号と垂直偏波信号とを各々結合入力するため
のプローブパターンを有するストリップライン型増幅回
路基板と、1端を前記ストリップライン型増幅回路基板
の他面にある接地パターンに密着し、他端に第2の偏波
信号を漏洩させるスロットを有する反射板を有するλ/
4円筒導波管と、1端面を反射面とし、漏洩入力された
第2の偏波信号の進行方向を任意方向に転向するベント
部を有し、他端断面を前記ストリップライン型増幅回路
基板の他面にある接地パターンに密着し、側面より前記
スロットよりの第2の偏波信号が漏洩入力し、漏洩され
た該偏波信号を任意方向に伝送する矩形導波管と、1端
を前記ストリップライン型増幅回路基板の1面にある接
地パターンに密着し、他端を反射板とするλ/4矩形導
波管とで構成し、ストリップライン型増幅回路基板に、
円筒導波管が密着する断面の内側に前記垂直偏波もしく
は水平偏波を結合入力する第1プローブパターンと該矩
形導波管が密着する端面の内側に水平偏波もしくは垂直
偏波を結合入力する第2プローブパターンとを配設す
る。
【0005】さらに、円筒導波管が密着する端面の内側
の第1プローブパターンを水平偏波結合入力用プローブ
パターンとし、スロットを垂直偏波信号が漏洩するスロ
ット形状とし、スロットを矩形導波管の長側面中央部に
配設し、該矩形導波管の1端面にある反射面を前記スロ
ットの中心位置よりλ/2の位置に配設し、矩形導波管
が密着する断面の内側の第2プローブパターンを垂直偏
波結合入力用プローブパターンとする。
【0006】さらに、円筒導波管が密着する断面の内側
の第1プローブパターンを垂直偏波結合入力用プローブ
パターンとし、スロットを垂直偏波信号が漏洩するスロ
ット形状とし、スロットを前記矩形導波管の短側面中央
部に配設し、矩形導波管の1端面にある反射面をスロッ
トの中心位置よりλ/4の位置に配設し、矩形導波管が
密着する断面の内側の第2プローブパターンを水平偏波
結合入力用プローブパターンとする。
【0007】さらに、円筒導波管が密着する断面の内側
の第1プローブパターンを水平偏波結合入力用プローブ
パターンとし、スロットを垂直偏波信号が漏洩するスロ
ット形状とし、スロットを前記矩形導波管の長側面中央
部に配設し、矩形導波管の1端断面にある反射面をスロ
ットの中心位置よりλ/8より短い位置に配設し、矩形
導波管が密着する端面の内側の第2プローブパターンを
垂直偏波結合入力用プローブパターンとする。さらに、
円筒導波管が密着する断面の内側の第1プローブパタ
ーンを垂直偏波結合入力用プローブパターンとし、スロ
ットを水平偏波信号が漏洩するスロット形状とし、該ス
ロットを矩形導波管の長側面周辺部に配設し、矩形導波
管の1端面にある反射面をスロットの中心位置よりλ/
4に位置に配設し、矩形導波管が密着する断面の内側の
第2プローブパターンを水平偏波結合入力用プローブパ
ターンとする。
【0008】さらに、矩形導波管を、前記スロットが配
設された側面の反対側面を開放面構造とし、前記開放面
に電気導体板を密接した構造とする。さらに、導波管結
合装置を、結合装置筐体とストリップライン型増幅回路
基板と結合装置ベント部で構成する。さらに、導波管結
合装置を、結合装置筐体とストリップライン型増幅回路
基板と結合装置カバー部で構成する。
【0009】さらに、結合装置ベント部もしくは結合装
置機能カバー部を、銅もしくは銅合金材料、アルミもし
くはアルミ合金材料、又は、亜鉛もしくは亜鉛合金材料
とし、金属ダイキャスト手段で製造する。または、結合
装置ベント部もしくは結合装置機能カバー部を、ポリカ
ーボネイトもしくはガラス繊維入りABSなどの樹脂材
料とし、樹脂成形手段で製作し、その表面部を樹脂メッ
キ処理する。さらに、 該樹脂メッキ処理を、銅メッ
キ、金メッキ、もしくは、ニッケルメッキなどとする。
【0010】
【発明の実施の形態】水平偏波と垂直偏波信号、もしく
は、左右2つの円偏波信号を円直線偏波変換器で変換し
た水平偏波と垂直偏波信号は、円筒導波管により誘導入
力される。該円筒導波管は、ストリップライン型回路基
板を挟んで、他端に反射板が配設されたλ/4円筒導波
管の一端が密着されている。該基板上の該円筒導波管内
側部には、水平偏波もしくは垂直偏波用の第1プローブ
パターンが形成されており、水平偏波もしくは垂直偏波
の一方の偏波信号がストリップライン回路に結合入力さ
れる。
【0011】λ/4円筒導波管の他端のに配設された反
射板には、水平偏波もしくは垂直偏波の他方の偏波信号
を漏洩するスロットが設けられている。該スロットの反
対面には矩形導波管が形成されており、他方の偏波信号
が結合入力される。結合入力された他方の偏波信号は、
矩形導波管のベント部で伝送方向が転向され、再度スト
リップライン型回路基板に向かう。矩形導波管の他端面
は、1端を前記ストリップライン型増幅回路基板の1面
にある接地パターンに密着し、他端を反射板とするλ/
4矩形導波管とがストリップライン型回路基板を挟んで
密着される。該基板上の該矩形導波管内側部には、水平
偏波もしくは垂直偏波用の第2プローブパターンが形成
されており、水平偏波もしくは垂直偏波の他方の偏波信
号がストリップライン回路に結合入力される。
【0012】
【実施例】図1は本発明による第1の実施例の斜視図お
よび側部断面図、図2は本発明による第2の実施例の斜
視図および側部断面図、図3は本発明による第3の実施
例の斜視図および側部断面図、図4は本発明による第4
の実施例の斜視図および側部断面図、図5は本発明によ
る第5の実施例の構造分解斜視図、図6は本発明による
第6の実施例の構造分解斜視図である。
【0013】図1の第1の実施例において、水平偏波と
垂直偏波信号、もしくは、左右2つの円偏波信号を円直
線偏波変換器で変換した水平偏波と垂直偏波信号は、円
筒導波管1により誘導入力される。該円筒導波管1は、
ストリップライン型回路基板6の部品面および裏面に形
成されスルーホール導体により導通状態にある接地パタ
ーン6cを挟んで、他端に反射板が配設されたλ/4円
筒導波管2の一端が密着されている。該基板上の該円筒
導波管内側部には、水平偏波用の第1プローブパターン
6aが形成されており、水平偏波信号がストリップライ
ン型増幅回路に結合入力される。水平偏波信号は、λ/
4の位置にある反射板2bにより反射され、前記第1プ
ローブパターン付近が最大振幅値となる。 一方反射板
2bには、前記第1プローブパターンと平行方向に長型
の垂直偏波信号を漏洩するスロット2aがある。垂直偏
波信号は、該スロット2aが設けられている矩形導波管
3の長側面部より、矩形導波管3に漏洩入力される。該
スロット2aは矩形導波管3の一端面にある反射面3b
からλ/2の位置にあるため、漏洩入力した垂直偏波信
号はインピーダンス整合が良好な状態で入力される。こ
の垂直偏波信号はベント部3cで90度向きを換えて伝
送される。ベント部3cで向きを換えた矩形導波管の他
端面は、ストリップライン型回路基板6の部品面および
裏面に形成されスルーホール導体により導通状態にある
接地パターン6cを挟んで、他端に反射板が配設された
λ/4矩形波管4の一端が密着されている。該基板上の
矩形導波管内側部には、垂直偏波用の第2プローブパタ
ーン6bが形成されており、垂直偏波信号がストリップ
ライン回路に結合入力される。垂直偏波信号は、λ/4
の位置にある反射板4aにより反射され、前記第2プロ
ーブパターン付近が最大振幅値となっている。このよう
にして、ストリップライン型増幅回路には、第1プロー
ブパターンからは水平偏波信号が、第2プローブパター
ンからは垂直偏波信号が結合入力され、且つ2つのプロ
ーブパターンは相互に干渉を受けにくい位置に形成され
る。
【0014】図2の第2の実施例において、円筒導波管
1は、ストリップライン型回路基板6の部品面および裏
面に形成されスルーホール導体により導通状態にある接
地パターン6cを挟んで、他端に反射板が配設されたλ
/4円筒導波管2の一端が密着されている。該基板上の
該円筒導波管内側部には、垂直偏波用の第1プローブパ
ターン6aが形成されており、水平偏波信号がストリッ
プライン型増幅回路に結合入力される。垂直偏波信号
は、λ/4の位置にある反射板2bにより反射され、前
記第1プローブパターン付近が最大振幅値となる。 一
方反射板2bには、前記第1プローブパターンと平行方
向に長型の水平偏波信号を漏洩するスロット2aがあ
る。水平偏波信号は、該スロット2aが設けられている
短側面部より、矩形導波管3に漏洩入力する。該スロッ
ト2aは矩形導波管3の一端面にある反射面3bからλ
/4の位置にあるため、漏洩入力した水平偏波信号はイ
ンピーダンス整合が良好な状態で入力される。この水平
偏波信号はベント部3cで90度向きを換えて伝送され
る。ベント部3cで向きを換えた矩形導波管の他端面
は、ストリップライン型回路基板6の部品面および裏面
に形成されスルーホール導体により導通状態にある接地
パターン6cを挟んで、他端に反射板が配設されたλ/
4矩形波管4の一端が密着されている。該基板上の矩形
導波管内側部には、水平偏波用の第2プローブパターン
6bが形成されており、水平偏波信号がストリップライ
ン回路に結合入力される。水平偏波信号は、λ/4の位
置にある反射板4aにより反射され、前記第2プローブ
パターン付近が最大振幅値となる。このようにして、ス
トリップライン型増幅回路には、第1プローブパターン
からは垂直偏波信号が、第2プローブパターンからは水
平偏波信号が結合入力され、且つ2つのプローブパター
ンは相互に干渉を受けにくい位置に形成される。
【0015】図3の第3の実施例においては、円筒導波
管1から、水平偏波信号を結合する第1プローブパター
ン6aと平行方向に長型の垂直偏波信号を漏洩するスロ
ット2aまでは、第1図と共通であり省略する。垂直偏
波信号は、該スロット2aが設けられている矩形導波管
3の長側面部より、矩形導波管3に漏洩入力される。該
スロット2aは矩形導波管3の一端面にある反射面3b
からλ/8以下の位置にあり、漏洩入力した垂直偏波信
号はインピーダンス整合がほぼ良好な状態で入力され
る。この後は、第1図と共通であり省略する。この実施
例は、第1の実施例に較べ、矩形導波管が単純で小型化
が可能となる。
【0016】図4の第4の実施例においては円筒導波管
から、垂直偏波信号を結合する第1プローブパターン6
aと平行方向に長型の垂直偏波信号を漏洩するスロット
2aまでは、第2図と共通であり省略する。水平偏波信
号は、該スロット2aが設けられている長側面周辺部よ
り、矩形導波管3に漏洩入力する。該スロット2aは矩
形導波管3の一端面にある反射面3bからλ/4の位置
にあるため、漏洩入力した水平偏波信号はインーダンス
整合がほぼ良好な状態で入力される。この後は、第2図
と共通であり省略する。この実施例は、第2の実施例に
較べ、矩形導波管が単純で小型化が可能となる。
【0017】以上の結合装置の構成要素を安価に製作
し、組み立て調整するための構成部品の一例を図5に示
す。入力アンテナホーンに接続される円筒導波管1と、
λ/4矩形導波管4と、ストリップライン型回路基板部
6を螺着するための固定部7aを一体とした結合装置筐
体部7と、円筒導波管端面および矩形導波管端面部の接
地パターン6cと水平偏波および垂直偏波用第1プロー
ブパターン6a並びに第2プローブパターンを形成した
ストリップライン回路基板6と、λ/4円筒導波管2
と、ベント部3c付きの矩形導波管3とを一体とし、ス
トリップライン回路基板6を挟んで結合装置筐体部7の
固定部7bに螺着可能な結合装置ベット部8とで構成す
る。円筒導波管端面とλ/4矩形導波管端面および固定
部7aを同一平面上に、λ/4円筒導波管端面およびベ
ント部付き矩形導波管短部を別の同一平面上に配置す
る。この構成により、結合装置ベット部8を、ストリッ
プライン型回路基板6を挟んで結合装置筐体部7の固定
部7bに螺着すると、円筒導波管1とλ/4円筒導波管
2、およびベント部3c付きの矩形導波管3の端部とλ
/4矩形導波管4の端面は、ストリップライン回路基板
6の接地パターン6cにより接続され、導波管結合装置
を構成する。
【0018】図6は、図5の結合装置ベット部8がλ/
4円筒導波管と、ベント部3c付きの矩形導波管3との
一体構造のみに対して、さらにストリップライン型増幅
回路の電波遮蔽カバー構造を追加設置したものである。
さらに、該矩形導波管が閉鎖構造で、ダイキャスト手段
および樹脂成形手段での製作が困難であるため、矩形導
波管を開放構造とし、後から電気導体板3aを螺着する
構成とした。
【0019】これらの導波管構造物を高精度で且つ安価
に製作するため、銅もしくは同合金、アルミもしくはア
ルミ合金、亜鉛もしくは亜鉛合金などのダイカスト手
段、または、樹脂成形と樹脂メッキ手段の組み合わせを
提案する。 さらに樹脂メッキとしてマイクロ波伝送に
有効な銅メッキ、金メッキ、もしくは、ニッケルメッキ
などの手段が選択できる。
【0020】
【発明の効果】本発明は、以上に説明したよな形態で実
施され、以下の効用を奏する。円筒導波管は、ストリッ
プライン型回路基板を挟んで、他端に反射板が配設され
たλ/4円筒導波管の一端が密着されている。該基板上
の該円筒導波管内側部には、水平偏波もしくは垂直偏波
用の第1プローブパターンが形成されており、水平偏波
もしくは垂直偏波の一方の偏波信号がストリップライン
回路に結合入力される。結合入力された他方の偏波信号
は、矩形導波管のベント部で伝送方向を転向され、再度
ストリップライン型回路基板に向かう。矩形導波管の他
端面は、1端を前記ストリップライン型増幅回路基板の
1面にある接地パターンに密着し、他端を反射板とする
λ/4矩形導波管とストリップライン型回路基板を挟ん
で密着される。該基板上の該矩形導波管内側部には、水
平偏波もしくは垂直偏波用の第2プローブパターンが形
成されており、水平偏波もしくは垂直偏波の他方の偏波
信号がストリップライン型増幅回路に結合入力される。
さらに、導波管結合装置を円筒導波管および前記λ/4
矩形導波管の開放端面並びに前記固定部の固定面を同一
平面上に配置した結合装置筐体と、ストリップライン型
回路基板と、固定部の固定面を同一平面上に配置した結
合装置ベント部もしくは結合装置機能カバー部とで構成
する。このようにして、水平偏波と垂直偏波など2つ偏
波信号を受信し、水平偏波および垂直偏波用のプローブ
パターン間のアイソレーションを確保した導波管結合装
置が構築されると共に安価で高精度の装置の製作を可能
とした。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による第1の実施例の斜視図および側部
断面図である。
【図2】本発明による第2の実施例の斜視図および側部
断面図である。
【図3】本発明による第3の実施例の斜視図および側部
断面図である。
【図4】本発明による第4の実施例の斜視図および側部
断面図である。
【図5】本発明による第5の実施例の構造分解斜視図で
ある。
【図6】本発明による第6の実施例の構造分解斜視図で
ある。
【図7】従来技術による導波管結合装置の斜視図および
側部断面図である。
【符号の説明】
1 円筒導波管 2 λ/4円筒導波管 2a スロット 2b、3b、4a 反射面 3 矩形導波管 3a 電気導体板 3c ベント部 4 λ/4矩形導波管 6 ストリップライン型回路基板 6a 第1プローブパターン 6b 第2プローブパターン 6c 接地パターン 7 結合装置筐体 7a、7b 固定部 8 結合装置ベント部 9 結合装置機能カバー部

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】水平偏波と垂直偏波もしくは左右2つの円
    偏波の信号を受信しストリップラインライン型の入力増
    幅器に結合入力する導波管結合装置において、1端より
    前記水平偏波と垂直偏波、もしくは水平偏波と垂直偏波
    とに変換された左右2つの円偏波が入力し、他端面を後
    述のストリップライン型増幅回路基板の1面にある接地
    パターンに密着した円筒導波管と、前記ストリップライ
    ン型増幅回路を構成し、前記水平偏波信号と垂直偏波信
    号とを各々結合入力するためのプローブパターンを有す
    るストリップライン型増幅回路基板と、1端を前記スト
    リップライン型増幅回路基板の他面にある接地パターン
    に密着し、他端に第2の偏波信号を漏洩させるスロット
    を設置した反射板を有するλ/4(偏波信号の4分の1
    波長)円筒導波管と、1端面を反射面とし、前記漏洩入
    力された第2の偏波信号の伝送方向を任意方向に転向す
    るベント部を有し、他端面を前記ストリップライン型増
    幅回路基板の他面にある接地パターンに密着し、側面よ
    り前記スロットより第2の偏波信号が漏洩入力し、漏洩
    された該偏波信号を任意方向に伝送する矩形導波管と、
    1端を前記ストリップライン型増幅回路基板の1面にあ
    る接地パターンに密着し、他端を反射板とするλ/4矩
    形導波管とで構成し、前記ストリップライン型増幅回路
    基板に、前記円筒導波管が密着する断面の内側に第1の
    偏波信号を結合入力する第1プローブパターンと前記矩
    形導波管が密着する断面の内側に前記第2の偏波信号を
    結合入力する第2プローブパターンとを配設することを
    特徴とする導波管結合装置。
  2. 【請求項2】前記円筒導波管が密着する断面の内側の第
    1プローブパターンを水平偏波結合入力用プローブパタ
    ーンとし、前記スロットを垂直偏波信号が漏洩するスロ
    ット形状とし、前記スロットを前記矩形導波管の長側面
    中央部に配設し、前記矩形導波管の1端面にある反射面
    を前記スロットの中心位置よりλ/2(偏波信号の2分
    の1波長)の位置に配設し、前記矩形導波管が密着する
    断面の内側の第2プローブパターンを垂直偏波結合入力
    用プローブパターンとすることを特徴とする請求項1に
    記載の導波管結合装置。
  3. 【請求項3】前記円筒導波管が密着する断面の内側の第
    1プローブパターンを垂直偏波結合入力用プローブパタ
    ーンとし、前記スロットを水平偏波信号が漏洩するスロ
    ット形状とし、前記スロットを前記矩形導波管の短側面
    中央部に配設し、前記矩形導波管の1端面にある反射面
    を前記スロットの中心位置よりλ/4の位置に配設し、
    前記矩形導波管が密着する断面の内側の第2プローブパ
    ターンを水平偏波結合入力用プローブパターンとするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の導波管結合装置。
  4. 【請求項4】前記円筒導波管が密着する端面の内側の第
    1プローブパターンを水平偏波結合入力用プローブパタ
    ーンとし、前記スロットを垂直偏波信号が漏洩するスロ
    ット形状とし、前記スロットを前記矩形導波管の長側面
    中央部に配設し、前記矩形導波管の1端面にある反射面
    を前記スロットの中心位置よりλ/8より短い位置に配
    設し、前記矩形導波管が密着する断面の内側の第2プロ
    ーブパターンを垂直偏波結合入力用プローブパターンと
    することを特徴とする請求項1に記載の導波管結合装
    置。
  5. 【請求項5】前記円筒導波管が密着する断面の内側の第
    1プローブパターンを垂直偏波結合入力用プローブパタ
    ーンとし、前記スロットを水平偏波信号が漏洩するスロ
    ット形状とし、前記スロットを前記矩形導波管の長側面
    周辺部に配設し、前記矩形導波管の1端面にある反射面
    を前記スロットの中心位置よりλ/4に位置に配設し、
    前記矩形導波管が密着する断面の内側の第2プローブパ
    ターンを水平偏波結合入力用プローブパターンとするこ
    とを特徴とする請求項1に記載の導波管結合装置。
  6. 【請求項6】前記矩形導波管を、前記スロットが配設さ
    れた側面の反対側面を開放面構造とし、前記開放面に電
    気導体板を密接した構造とすることを特徴とする請求項
    2、3、4、もしくは5に記載の導波管結合装置。
  7. 【請求項7】前記円筒導波管と、前記λ/4矩形導波管
    と、前記ストリップライン型増幅回路基板を螺着する固
    定部とを一体とし、前記円筒導波管および前記λ/4矩
    形導波管の開放端面、並びに、前記固定部の固定面を同
    一平面上に配置した結合装置筐体と、 前記ストリップライン型増幅回路基板と、 前記λ/4円筒導波管と、前記ベント部を有する矩形導
    波管とを一体とした構造体と、前記構造体を前記ストリ
    ップライン型増幅回路基板を挟み前記導波管結合装置筐
    体の固定部に螺着する為の構造体固定部とで構成し、前
    記λ/4円筒導波管と矩形導波管の開放端面、並びに、
    前記固定部の固定面を同一平面上に配置した結合装置ベ
    ント部とで構成するすることを特徴とする請求項1に記
    載の導波管結合装置。
  8. 【請求項8】前記円筒導波管と、前記λ/4矩形導波管
    と、前記ストリップライン型増幅回路基板を螺着する固
    定部とを一体とし、前記円筒導波管および前記λ/4矩
    形導波管の開放端面、並びに、前記固定部の固定面を同
    一平面上に配置した結合装置筐体と、 前記前記ストリップライン型増幅回路基板と、 前記λ/4円筒導波管と、前記ベント部と有する矩形導
    波管とを一体とした構造体と、前記構造体を前記ストリ
    ップライン型増幅回路基板を挟み前記導波管結合装置筐
    体の固定部に螺着する為の構造体固定部とで構成し、前
    記λ/4円筒導波管と矩形導波管の開放端面、並びに、
    前記固定部の固定面を同一平面上に配置すると共にスト
    リップライン型増幅回路の電波遮蔽カバー構造を有する
    結合装置機能カバー部とで構成するすることを特徴とす
    る請求項1に記載の導波管結合装置。
  9. 【請求項9】前記結合装置ベント部もしくは結合装置機
    能カバー部を、銅もしくは銅合金材料とし、金属ダイキ
    ャスト手段で製作することを特徴とする請求項7もしく
    は8に記載の導波管結合装置。
  10. 【請求項10】前記結合装置ベント部もしくは結合装置
    機能カバー部を、アルミもしくはアルミ合金材料とし、
    金属ダイキャスト手段で製作することを特徴とする請求
    項7もしくは8に記載の導波管結合装置。
  11. 【請求項11】前記結合装置ベント部もしくは結合装置
    機能カバー部を、亜鉛もしくは亜鉛合金材料とし、金属
    ダイキャスト手段で製作することを特徴とする請求項7
    もしくは8に記載の導波管結合装置。
  12. 【請求項12】前記結合装置ベント部もしくは結合装置
    機能カバー部を、ポリカーボネイト樹脂とし、樹脂成形
    手段で製作し、その表面部を樹脂メッキ処理することを
    特徴とする請求項7もしくは8に記載の導波管結合装
    置。
  13. 【請求項13】前記結合装置ベント部もしくは結合装置
    機能カバー部を、ガラス繊維入りABS樹脂とし、樹脂
    成形手段で製作し、その表面部を樹脂メッキ処理するこ
    とを特徴とする請求項7もしくは8に記載の導波管結合
    装置。
  14. 【請求項14】前記樹脂メッキ処理を、銅メッキとする
    ことを特徴とする請求項12または13に記載の導波管
    結合装置。
  15. 【請求項15】前記樹脂メッキ処理を、金メッキとする
    ことを特徴とする請求項12または13に記載の導波管
    結合装置。
  16. 【請求項16】前記樹脂メッキ処理を、ニッケルメッキ
    とすることを特徴とする請求項12または13に記載の
    導波管結合装置。
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