JPH11173173A - ハイブリッド車のegr制御装置 - Google Patents

ハイブリッド車のegr制御装置

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JPH11173173A
JPH11173173A JP33586597A JP33586597A JPH11173173A JP H11173173 A JPH11173173 A JP H11173173A JP 33586597 A JP33586597 A JP 33586597A JP 33586597 A JP33586597 A JP 33586597A JP H11173173 A JPH11173173 A JP H11173173A
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JP
Japan
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egr
valve
throttle valve
opening
hybrid vehicle
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JP33586597A
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English (en)
Inventor
Hiroyuki Itoyama
浩之 糸山
Takashi Tsuneyoshi
孝 恒吉
Minoru Arimitsu
有満  稔
Masajiro Sato
正次郎 佐藤
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Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
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    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/62Hybrid vehicles

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  • Hybrid Electric Vehicles (AREA)
  • Exhaust-Gas Circulating Devices (AREA)
  • Output Control And Ontrol Of Special Type Engine (AREA)
  • Control Of Vehicle Engines Or Engines For Specific Uses (AREA)
  • Electrical Control Of Air Or Fuel Supplied To Internal-Combustion Engine (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高い排気浄化性能を維持しつつ、電動機によ
る減速時のエネルギー回収量を増やすとともに、電動機
による加速時および定常走行時の電力消費量を減らす。 【解決手段】 スロットルバルブが全閉状態にあるとき
に電動機の力行運転または回生運転を行う場合は、EG
Rバルブの開度を、機関回転速度検出値または排気温検
出値または排気温推定値に応じて調節する。これによ
り、触媒温度の低下を抑制することができ、高い排気浄
化性能を維持しつつ、電動機による減速エネルギーの回
収量を増やすとともに、電動機による加速時および定常
走行時の電力消費量を減らすことができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ハイブリッド車の
排気ガス再循環装置の制御装置に関する。
【0002】
【従来の技術】内燃機関と電動機を走行駆動源とするハ
イブリッド車に対して、電動機による減速回生時と加速
時にEGRバルブを開いて吸入負圧による損失(ポンピ
ングロス)を低減し、電動機による減速エネルギー回収
量を増やすとともに、電動機による加速時の電力消費を
低減するハイブリッド車のEGR制御装置が知られてい
る(例えば、特開平8−100689号公報参照)。こ
の種の装置では、機関回転数、スロットル開度、内燃機
関の冷却水温度度および車速に基づいてEGRバルブの
開閉を制御している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来のハイブリッド車のEGR制御装置では、触媒の
状態をまったく考慮せずにEGRバルブの開閉を行って
いるので、排気の浄化が十分に行われないことがある。
例えば、内燃機関の冷却水温度が高くても触媒がまだ十
分に暖まっていない(活性化していない)ときがあり、
そのようなときにEGRバルブを開くと、暖かい空気が
触媒に回らず触媒の活性化が遅れ、排気浄化性能が低下
する。
【0004】本発明の目的は、高い排気浄化性能を維持
しつつ、電動機による減速エネルギーの回収量を増やす
とともに、電動機による加速時および定常走行時の電力
消費量を減らすことにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】(1) 請求項1の発明
は、EGR通路にEGRバルブと排気通路に触媒とを有
する内燃機関を備え、内燃機関の機械出力および/また
は電動機の機械出力により車両を推進するハイブリッド
車のEGR制御装置に適用される。そして、内燃機関の
回転速度を検出する機関速度検出手段と、スロットルバ
ルブの全閉状態を検出するスロットル閉じ検出手段と、
スロットルバルブが全閉状態にあるときに電動機の力行
運転または回生運転を行う場合は、EGRバルブの開度
を機関回転速度検出値に応じて調節する駆動制御手段と
を備える。 (2) 請求項2のハイブリッド車のEGR制御装置
は、駆動制御手段によって、機関回転速度検出値が高く
なるほどEGRバルブの開度を大きくするようにしたも
のである。 (3) 請求項3の発明は、EGR通路にEGRバルブ
と排気通路に触媒とを有する内燃機関を備え、前記内燃
機関の機械出力および/または電動機の機械出力により
車両を推進するハイブリッド車のEGR制御装置に適用
される。そして、排気温を検出する排気温検出手段と、
スロットルバルブの全閉状態を検出するスロットル閉じ
検出手段と、スロットルバルブが全閉状態にあるときに
電動機の力行運転または回生運転を行う場合は、EGR
バルブの開度を排気温検出値に応じて調節する駆動制御
手段とを備える。 (4) 請求項4のハイブリッド車のEGR制御装置
は、駆動制御手段によって、排気温検出値が低くなるほ
どEGRバルブの開度を大きくするようにしたものであ
る。 (5) 請求項5の発明は、EGR通路にEGRバルブ
と排気通路に触媒とを有する内燃機関を備え、前記内燃
機関の機械出力および/または電動機の機械出力により
車両を推進するハイブリッド車のEGR制御装置に適用
される。そして、排気温を推定する排気温推定手段と、
スロットルバルブの全閉状態を検出するスロットル閉じ
検出手段と、スロットルバルブが全閉状態にあるときに
電動機の力行運転または回生運転を行う場合は、EGR
バルブの開度を排気温推定値に応じて調節する駆動制御
手段とを備える。 (6) 請求項6のハイブリッド車のEGR制御装置
は、駆動制御手段によって、排気温推定値が低くなるほ
どEGRバルブの開度を大きくするようにしたものであ
る。 (7) 請求項7のハイブリッド車のEGR制御装置
は、EGRバルブの開度を検出するEGRバルブ開度検
出手段と、スロットルバルブの開度を検出するスロット
ルバルブ開度検出手段とを備え、駆動制御手段によっ
て、スロットルバルブが全閉状態にあるときに電動機の
力行運転または回生運転を行う場合は、EGRバルブ開
度検出値およびスロットルバルブ開度検出値に基づい
て、EGRバルブの開口面積とスロットルバルブの開口
面積との和がほぼ一定となるようにスロットルバルブの
開度を調節するようにしたものである。
【0006】
【発明の効果】(1) 請求項1の発明によれば、スロ
ットルバルブが全閉状態にあるときに電動機の力行運転
または回生運転を行う場合は、EGRバルブの開度を機
関回転速度検出値に応じて調節するようにしたので、触
媒温度の低下を抑制することができ、高い排気浄化性能
を維持しつつ、電動機による減速エネルギーの回収量を
増やすとともに、電動機による加速時および定常走行時
の電力消費量を減らすことができる。 (2) 請求項2の発明によれば、機関回転速度検出値
が高くなるほどEGRバルブの開度を大きくするように
したので、EGR流量(排気再循環量)の増加によって
触媒を通過する排気(新気)流量の増加が抑制され、触
媒温度の低下が抑制されて排気浄化性能の低下を防止で
きる。 (3) 請求項3の発明によれば、スロットルバルブが
全閉状態にあるときに電動機の力行運転または回生運転
を行う場合は、EGRバルブの開度を排気温検出値に応
じて調節するようにしたので、触媒温度の低下を抑制す
ることができ、高い排気浄化性能を維持しつつ、電動機
による減速エネルギーの回収量を増やすとともに、電動
機による加速時および定常走行時の電力消費量を減らす
ことができる。 (4) 請求項4の発明によれば、排気温検出値が低く
なるほどEGRバルブの開度を大きくするようにしたの
で、EGR流量(排気再循環量)が増加した分だけ触媒
を通過する排気(新気)流量が減少し、触媒温度の低下
が抑制されて排気浄化性能の低下を防止できる。 (5) 請求項5の発明によれば、スロットルバルブが
全閉状態にあるときに電動機の力行運転または回生運転
を行う場合は、EGRバルブの開度を排気温推定値に応
じて調節するようにしたので、請求項3の発明の効果に
加え、高価な触媒温度センサーを用いずに排気温を推定
することができる。 (6) 請求項6の発明によれば、排気温推定値が低く
なるほどEGRバルブの開度を大きくするようにしたの
で、請求項4の発明と同様な効果が得られる。 (7) 請求項7の発明によれば、スロットルバルブが
全閉状態にあるときに電動機の力行運転または回生運転
を行う場合は、EGRバルブ開度検出値およびスロット
ルバルブ開度検出値に基づいて、EGRバルブの開口面
積とスロットルバルブの開口面積との和がほぼ一定とな
るようにスロットルバルブの開度を調節するようにした
ので、機関回転数および排気温度に応じてEGR流量を
調節しても、内燃機関の負圧すなわちポンピングロスが
一定になり、電動機による安定した加減速および定常走
行が可能となる。
【0007】
【発明の実施の形態】本発明をパラレル・ハイブリッド
車に応用した一実施の形態を説明する。なお、本発明は
パラレル・ハイブリッド車に限定されず、例えばシリー
ズ・パラレルハイブリッド車などの内燃機関の機械出力
および/または電動機の機械出力により車両を推進する
車両に対して適用することができる。
【0008】図1は一実施の形態の構成を示し、図2は
内燃機関のシリンダー部分を拡大して示す。内燃機関1
の出力軸と電動機2の出力軸は直結されており、内燃機
関1および/または電動機2の駆動力はクラッチ3、変
速機4、減速機5を介して駆動輪6に伝達される。内燃
機関1にはガソリン・エンジンやディーゼル・エンジン
などを用いることができ、電動機2には交流誘導電動
機、交流同期電動機あるいは直流電動機などを用いるこ
とができる。また、クラッチ3には乾式単板クラッチ、
湿式多板クラッチあるいはパウダークラッチを用いるこ
とができ、変速機4にはギヤ式変速機やベルト式変速機
CVTを用いることができる。
【0009】電動機2に交流電動機を用いる場合には電
力変換器7にインバーターを用い、交流電動機2の回生
交流電力を直流電力に変換してバッテリー8を充電する
とともに、バッテリー8の直流電力を交流電力に変換し
て交流電動機2へ供給する。また、電動機2に直流電動
機を用いる場合には電力変換器7にDC/DCコンバー
ターを用い、直流電動機2の回生直流電力を所定の電圧
に調節してバッテリー8を充電するとともに、バッテリ
ー8の直流電力を所定の電圧に調節して直流電動機2へ
供給する。
【0010】図2に示すように、内燃機関1の排気管1
aには排気浄化用の触媒9が設置されており、触媒9に
は温度センサー10が取り付けられている。また、内燃
機関1の排気管1aからコレクタ1bへはEGR管1c
が設置され、EGRバルブ11により排気の再循環量が
調節される。さらに、内燃機関1の吸気管1dには吸入
空気量センサー12とスロットルバルブ13が設けられ
ている。なお、1eはインジェクター、1fは点火プラ
グ、1gは吸気バルブ、1hは排気バルブである。
【0011】コントローラー14はマイクロコンピュー
ターとメモリ14aなどの周辺部品から構成され、スロ
ットルバルブ・アクチュエーター15やEGRバルブ・
アクチュエーター16を介して内燃機関1を制御すると
ともに、電力変換器7、バッテリー8、変速機4を制御
する。コントローラー14には上述した触媒温度センサ
ー10と吸入空気量センサー12の他に、内燃機関回転
センサー17、スロットルバルブ開度センサー18、内
燃機関冷却水温度センサー19、吸入空気温度センサー
20、クランク角センサー21、EGRバルブ開度セン
サー22などが接続される。
【0012】図3は、内燃機関の吸入負圧(ポンピング
ロス)の制御プログラムを示す。このフローチャートに
より、一実施の形態の動作を説明する。コントローラー
14は、クランク角センサー22から基準位置信号(R
EF信号)が入るとこの制御プログラムを実行する。ス
テップ1において、スロットルバルブ開度センサー18
からの開度信号に基づいてスロットルバルブ開度が全閉
状態、すなわちアイドル状態か否かを判定する。アイド
ル状態でなければ吸入負圧制御を終了する。なお、スロ
ットルバルブの全閉状態を検出する専用のアイドル・ス
イッチを設け、アイドル状態を判断するようにしてもよ
い。
【0013】パラレル・ハイブリッド車では、車両の減
速時にスロットルバルブ開度がアイドル状態(全閉状
態)にあるときは、内燃機関のポンピングロスが原因と
なって電動機による減速エネルギーの回収が十分に行わ
れない。また、車両の加速時および定常走行時にスロッ
トルバルブ開度がアイドル状態(全閉状態)にあるとき
は、電動機により加速と定常走行が行われ、内燃機関が
電動機の負荷になる。そこで、スロットルバルブ開度が
アイドル状態(全閉状態)にあるときに電動機の力行運
転(加速または定常走行)または回生運転(減速)を行
う場合は、EGRバルブを開いてポンピングロスを低減
し、電動機による減速エネルギーの回収量を増やすとと
もに、電動機による加速時の電力消費量を減らす。
【0014】しかし、電動機による加減速時に単にEG
Rバルブを開くことにすると、上述したように触媒によ
る排気浄化性能が低下することがある。そこで、この実
施の形態では、内燃機関がアイドル状態にあるときに電
動機の力行運転または回生運転を行う場合は、EGRバ
ルブを開いてポンピングロスを低減するとともに、触媒
の状態に応じてEGRバルブ開度を調節し、高い排気浄
化性能を維持しつつ、電動機による減速エネルギーの回
収量を増やすとともに、電動機による加速時の電力消費
量を低減する
【0015】まずステップ2で、機関回転センサー17
により検出された機関回転数(毎分当たりの回転数)に
応じた総開口面積を設定する。総開口面積はスロットル
バルブ13の開口面積とEGRバルブ11の開口面積と
の和であり、メモリ14aに記憶されているマップ(図
4参照)から、機関回転数に対応する総開口面積を表引
き演算する。図4に示すように、内燃機関1がアイドル
状態にある時の総開口面積は、機関回転数の変化に対し
てほぼ一定とする。
【0016】ステップ3で触媒温度センサー10により
排気温度を検出し、続くステップ4で排気温度と機関回
転数とに応じたEGRバルブ11の開口面積を設定す
る。EGRバルブ11の開口面積は、メモリ14aに記
憶されているマップ(図5参照)から、機関回転数と排
気温度に対応する開口面積を表引き演算する。図5に示
すように、機関回転数が高くなるほど、また排気温度が
低くなるほど、EGRバルブ11の開口面積を大きくし
てEGR流量(排気再循環量)を多くする。ステップ5
では、総開口面積からEGRバルブ11の開口面積を差
し引いてスロットルバルブ13の開口面積を設定する。
【0017】このように、内燃機関がアイドル状態にあ
るときに電動機の力行運転または回生運転を行う場合
は、機関回転数が高くなるほどEGRバルブの開度を大
きくするようにしたので、EGR流量(排気再循環量)
の増加によって触媒を通過する排気(新気)流量の増加
が抑制され、触媒温度の低下が抑制されて排気浄化性能
の低下を防止できる。
【0018】また、触媒温度センサーにより排気温度を
検出し、排気温度が低くなるほどEGRバルブの開度を
大きくするようにしたので、EGR流量(排気再循環
量)が増加した分だけ触媒を通過する排気(新気)流量
が減少し、触媒温度の低下が抑制されて排気浄化性能の
低下を防止できる。
【0019】図6は内燃機関がアイドル状態(スロット
ルバルブ全閉状態)のときの機関回転数に対する内燃機
関のフリクションロスを示す図であり、破線がEGR制
御なしの場合の特性を、実線がEGR制御有りの場合の
特性を示す。この特性から明らかなように、EGR制御
を行った場合は内燃機関のフリクショントルクが減少
し、その分だけ電動機による減速時(回生運転時)のエ
ネルギー回収量が増加するとともに、電動機による加速
時および定常走行時(力行運転時)の電力消費量が減少
する。これにより、ハイブリッド車の総合的な燃料消費
率を低減することができる。
【0020】さらに、この実施の形態では、内燃機関が
アイドル状態にあるときに電動機の力行運転または回生
運転を行う場合に、機関回転数と排気温度に応じてEG
Rバルブの開口面積を調節するとともに、EGRバルブ
の開口面積とスロットルバルブの開口面積との和がほぼ
一定となるようにしたので、機関回転数および排気温度
に応じてEGR流量を調節しても、内燃機関の負圧すな
わちポンピングロスが一定になり、電動機による安定し
た加減速および定常走行が可能となる。
【0021】このように、この実施の形態によれば、高
い排気浄化性能を維持しつつ、電動機による減速時のエ
ネルギー回収量を増やすとともに、電動機による加速時
および定常走行時の電力消費を減らすことができ、ハイ
ブリッド車の総合燃費を改善することができる。
【0022】−一実施の形態の変形例− 上述した一実施の形態では、触媒温度センサー10によ
り排気温度を検出する例を示したが、演算により排気温
度を推定するようにしてもよい。
【0023】図7は排気温演算ルーチンを示すフローチ
ャートである。コントローラー14は、クランク角セン
サー22から基準位置信号(REF信号)が入るとこの
演算ルーチンを実行する。ステップ11において、機関
回転センサー17から機関回転数を、吸入空気量センサ
ー16から吸入空気量を、機関冷却水温センサー19か
ら内燃機関1の冷却水温度を、メモリ14aから燃料カ
ット信号水温を、吸入空気温度センサー20から吸入空
気温度をそれぞれ読み込む。続くステップ12で、機関
回転数と吸入空気量に応じた基本排気温Texbを演算す
る。具体的には、メモリ14aに記憶されているマップ
(図8参照)から、機関回転数と吸入排気量とに対応す
る基本排気温Texbを表引き演算する。ただし、燃料カ
ット時は基本排気温Texbに所定値を設定する。なお、
燃料カット条件は、車速、スロットルバルブのアイドル
状態判定結果、機関回転数、上記燃料カット信号水温な
どに基づいて予め設定される。
【0024】ステップ13では、メモり14aに記憶さ
れているマップ(図9参照)から、吸入空気温度に対応
する吸気温補正係数kTexaを表引き演算する。さらに
ステップ14では、メモリ14aに記憶されているマッ
プ(図10参照)から、機関冷却水温度に対応する冷却
水温補正係数kTextwを表引き演算する。ステップ15
において、数式1によりシリンダー出口の排気温Tex1
を演算する。
【数1】 続くステップ16では、シリンダー出口から触媒9まで
の排気温の伝達遅れを一次遅れと見なして、数式2によ
り触媒9を通過する排気温Texnを演算する。
【数2】 数式2において、TCEX#は定数、Texn-1は前回の演算
実行時のシリンダー出口の排気温である。
【0025】このように、触媒9を通過する排気の温度
を演算により推定するようにしたので、高価な触媒温度
センサーを用いずに排気温を推定することができる。
【0026】以上の一実施の形態およびその変形例の構
成において、機関回転センサー17が機関速度検出手段
を、スロットルバルブ開度センサー18およびコントロ
ーラー14がスロットル閉じ検出手段を、コントローラ
ー14、EGRバルブ・アクチュエーター16およびス
ロットルバルブ・アクチュエーター15が駆動制御手段
を、コントローラー14が排気温推定手段を、触媒温度
センサー10が排気温検出手段をそれぞれ構成する。
【図面の簡単な説明】
【図1】 一実施の形態の構成を示す図である。
【図2】 一実施の形態の内燃機関のシリンダー部分の
拡大図である。
【図3】 吸入負圧(ポンピングロス)制御プログラム
を示すフローチャートである。
【図4】 機関回転数に対する総開口面積のマップを示
す図である。
【図5】 機関回転数と排気温度に対するEGR流量
(EGRバルブ開口面積)のマップを示す図である。
【図6】 機関回転数に対する内燃機関のフリクション
トルクを示す図である。
【図7】 排気温演算ルーチンを示すフローチャートで
ある。
【図8】 機関回転数と吸入空気量に対する基本排気温
Texbのマップを示す図である。
【図9】 吸入空気温度に対する吸気温補正係数kTex
aのマップを示す図である。
【図10】 機関冷却水温度に対する冷却水温補正係数
kTextwのマップを示す図である。
【符号の説明】
1 内燃機関 2 電動機 3 クラッチ 4 変速機 5 減速機 6 駆動輪 7 電力変換器 8 バッテリー 9 触媒 10 触媒温度センサー 11 EGRバルブ 12 吸入空気量センサー 13 スロットルバルブ 14 コントローラー 15 スロットルバルブ・アクチュエーター 16 EGRバルブ・アクチュエーター 17 機関回転センサー 18 スロットルバルブ開度センサー 19 機関冷却水温度センサー 20 吸入空気温度センサー 21 クランク角センサー
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 佐藤 正次郎 神奈川県横浜市神奈川区宝町2番地 日産 自動車株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 EGR通路にEGRバルブと排気通路に
    触媒とを有する内燃機関を備え、前記内燃機関の機械出
    力および/または電動機の機械出力により車両を推進す
    るハイブリッド車のEGR制御装置において、 前記内燃機関の回転速度を検出する機関速度検出手段
    と、 スロットルバルブの全閉状態を検出するスロットル閉じ
    検出手段と、 前記スロットルバルブが全閉状態にあるときに前記電動
    機の力行運転または回生運転を行う場合は、前記EGR
    バルブの開度を前記機関回転速度検出値に応じて調節す
    る駆動制御手段とを備えることを特長とするハイブリッ
    ド車のEGR制御装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のハイブリッド車のEG
    R制御装置において、 前記駆動制御手段は、前記機関回転速度検出値が高くな
    るほど前記EGRバルブの開度を大きくすることを特長
    とするハイブリッド車のEGR制御装置。
  3. 【請求項3】 EGR通路にEGRバルブと排気通路に
    触媒とを有する内燃機関を備え、前記内燃機関の機械出
    力および/または電動機の機械出力により車両を推進す
    るハイブリッド車のEGR制御装置において、 排気温を検出する排気温検出手段と、 スロットルバルブの全閉状態を検出するスロットル閉じ
    検出手段と、 前記スロットルバルブが全閉状態にあるときに前記電動
    機の力行運転または回生運転を行う場合は、前記EGR
    バルブの開度を前記排気温検出値に応じて調節する駆動
    制御手段とを備えることを特長とするハイブリッド車の
    EGR制御装置。
  4. 【請求項4】 請求項3に記載のハイブリッド車のEG
    R制御装置において、 前記駆動制御手段は、前記排気温検出値が低くなるほど
    前記EGRバルブの開度を大きくすることを特長とする
    ハイブリッド車のEGR制御装置。
  5. 【請求項5】 EGR通路にEGRバルブと排気通路に
    触媒とを有する内燃機関を備え、前記内燃機関の機械出
    力および/または電動機の機械出力により車両を推進す
    るハイブリッド車のEGR制御装置において、 排気温を推定する排気温推定手段と、 スロットルバルブの全閉状態を検出するスロットル閉じ
    検出手段と、 前記スロットルバルブが全閉状態にあるときに前記電動
    機の力行運転または回生運転を行う場合は、前記EGR
    バルブの開度を前記排気温推定値に応じて調節する駆動
    制御手段とを備えることを特長とするハイブリッド車の
    EGR制御装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載のハイブリッド車のEG
    R制御装置において、 前記駆動制御手段は、前記排気温推定値が低くなるほど
    前記EGRバルブの開度を大きくすることを特長とする
    ハイブリッド車のEGR制御装置。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかの項に記載のハ
    イブリッド車のEGR制御装置において、 前記EGRバルブの開度を検出するEGRバルブ開度検
    出手段と、 前記スロットルバルブの開度を検出するスロットルバル
    ブ開度検出手段とを備え、 前記駆動制御手段は、前記スロットルバルブが全閉状態
    にあるときに前記電動機の力行運転または回生運転を行
    う場合は、前記EGRバルブ開度検出値および前記スロ
    ットルバルブ開度検出値に基づいて、前記EGRバルブ
    の開口面積と前記スロットルバルブの開口面積との和が
    ほぼ一定となるように前記スロットルバルブの開度を調
    節する、ことを特長とするハイブリッド車のEGR制御
    装置。
JP33586597A 1997-12-05 1997-12-05 ハイブリッド車のegr制御装置 Pending JPH11173173A (ja)

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JP33586597A JPH11173173A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 ハイブリッド車のegr制御装置

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