JPH11173131A - 船外機の潤滑油冷却装置 - Google Patents

船外機の潤滑油冷却装置

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JPH11173131A
JPH11173131A JP34339797A JP34339797A JPH11173131A JP H11173131 A JPH11173131 A JP H11173131A JP 34339797 A JP34339797 A JP 34339797A JP 34339797 A JP34339797 A JP 34339797A JP H11173131 A JPH11173131 A JP H11173131A
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oil pan
water
cooling
lubricating oil
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延夫 芳賀
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 簡単な構成で、オイルパンの外壁面に冷却水
を効率良く接触させる。 【解決手段】 船外機の潤滑油冷却装置は、プロペラ駆
動用エンジンの潤滑油を溜めるためのオイルパン4を、
冷却水で冷却することにより、潤滑油を冷却するように
した装置であり、この装置は、冷却水をオイルパン4の
外壁面4bに向けて導くための冷却水誘導部73を、オ
イルパン4に一体に形成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は船外機の潤滑油冷却
装置の改良に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、船外機用エンジンの潤滑油を溜め
るオイルパンの外壁面を、冷却水で冷却することによ
り、潤滑油を冷却するようにした船外機の潤滑油冷却装
置として、例えば、実開昭63−164508号「船
外機の潤滑油冷却装置」や特開平3−31094号
「船外機」の技術がある。
【0003】上記の従来技術は、その公報の第2図及
び第3図によれば、エンジン冷却後の冷却水を潤滑油冷
却水管22(番号は公報に記載されたものを引用した。
以下同じ。)で潤滑油溜8の外壁面に導き、外壁面を水
冷するというものである。
【0004】上記の従来技術は、その公報の第4図及
び第7図によれば、エンジンマウント部材6に設けた冷
却水通路39にエンジン冷却後の冷却水を導き、さら
に、複数の孔56…からオイルパン21の周囲へ落下さ
せることにより、オイルパン21の外壁面を水冷すると
いうものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記
の従来技術は、潤滑油冷却水管22が必要であり、ま
た、潤滑油冷却水管22の噴射口を潤滑油溜8の外壁面
に向けて取付ける壁部等の取付け部材が必要である。し
かも、潤滑油溜8を広範囲にわたって水冷するために
は、潤滑油冷却水管22が多数必要である。このため、
船外機の構成が複雑になり、生産工数が増し、コストア
ップになる。
【0006】一方、上記の従来技術は、上記の従来
技術よりも広範囲を冷却することができる。しかし、冷
却水を複数の孔56…からオイルパン21の周囲へ落下
させるだけなので、自然落下したり排ガスによって飛沫
になった冷却水を、オイルパン21の外壁面に効率良く
接触させることが必要となる。冷却水を効率良く接触さ
せるためには、潤滑油冷却装置の構成が複雑になる。
【0007】そこで本発明の目的は、簡単な構成で、オ
イルパンの外壁面に冷却水を効率良く接触させることが
できることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1記載の発明は、プロペラ駆動用エンジンの
潤滑油を溜めるためのオイルパンを、冷却水で冷却する
ことにより、潤滑油を冷却するようにした船外機の潤滑
油冷却装置において、冷却水をオイルパンの外壁面に向
けて導くための冷却水誘導部を、オイルパンに一体に形
成したことを特徴とする。冷却水誘導部は、冷却水をオ
イルパンの外壁面に向けて導く。この結果、冷却水誘導
部で導かれた冷却水は、オイルパンの外壁面に効率良く
接触する。オイルパンに冷却水誘導部を一体に形成した
ので、別部材からなる冷却水誘導部を新たに設ける必要
はない。
【0009】請求項2記載の発明は、マウントケースの
上にプロペラ駆動用エンジンを取付け、マウントケース
の下にオイルパンを取付け、このオイルパン内の潤滑油
を、水温又は水圧を制御する制御弁を通過したエンジン
冷却後の冷却水で冷却するようにした船外機の潤滑油冷
却装置において、マウントケースに、冷却水を流す流水
路を設け、この流水路の下方に、流水路からの冷却水を
オイルパンの外壁面に向けて導くための冷却水誘導部を
設けたことを特徴とする。冷却水誘導部は、マウントケ
ースの流水路から流下したエンジン冷却後の冷却水を、
オイルパンの外壁面に向けて導く。この結果、冷却水誘
導部で導かれた冷却水は、オイルパンの外壁面に効率良
く接触する。
【0010】請求項3記載の発明は、オイルパンを覆う
エクステンションケースをマウントケースの下面に取付
け、このマウントケースの下面とエクステンションケー
スの上面との間及びマウントケースの下面とオイルパン
の上面との間を、1つのガスケットでシールし、このガ
スケットによって流水路の下端開口を塞ぎ、さらに、ガ
スケットに、流水路から冷却水誘導部へ冷却水が流下す
るための孔を開けたことを特徴とする。潤滑油冷却装置
の構成は簡単になる。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を添付図面に
基づいて以下に説明する。なお、図面は符号の向きに見
るものとする。図1は本発明に係る船外機の側面図であ
り、船外機1は、エンジン取付部材としてのマウントケ
ース(エンジン支持ケース)2と、このマウントケース
2の上面に載せてボルト結合したプロペラ駆動用バーチ
カル型多気筒エンジン3と、マウントケース2の下面に
ボルト結合してエンジン3の潤滑油を溜めるオイルパン
4と、マウントケース2の下面にボルト結合してオイル
パン4を覆うと共に排気膨張室をなすエクステンション
ケース5と、このエクステンションケース5に収納して
エンジン3からの動力を伝達するバーチカル駆動軸6
と、エクステンションケース5の下部に取付けたギヤケ
ース7と、このギヤケース7に収納して前後進切換えを
するベベルギヤセット(ドッグクラッチ装置を包含す
る)8と、このベベルギヤセット8に連結して伝達され
た動力によって回転するプロペラ9とからなる船外機本
体1Aに、図示せぬマウントラバーを介して船外機取付
手段11を弾性的に結合したものである。
【0012】船外機取付手段11は、船体Sに船外機本
体1Aを固定する金具であって、スイベル軸12を中心
に平面視左右に船外機本体1Aを揺動し、また、チルト
軸13を中心にスイベル軸12を含む船外機本体1Aを
図時計方向に跳ね上げることが可能である。なお、エク
ステンションケース5及びギヤケース7は、冷却水スク
リーン14、冷却水供給管15、ウオータポンプ16等
を収納したものである。
【0013】船外機本体1Aは、更に、エンジン3を収
容する下部のアンダーケース21並びに上部のエンジン
カバー22と、アンダーケース21の直下でマウントケ
ース2の周囲並びにエクステンションケース5の上部周
囲を覆うアンダーカバー23とを備える。詳しくは、マ
ウントケース2の上部にアンダーケース21を載せてボ
ルト結合し、このアンダーケース21の上部にエンジン
カバー22を載せて係脱装置24にて着脱可能に取付
け、また、アンダーケース21の下部にアンダーカバー
23の上部をボルト結合したものである。アンダーケー
ス21並びにエンジンカバー22は、エンジンルーム
(エンジン収容用ケース)を形成する役割を果たし、ア
ンダーカバー23は化粧カバーの役割を果たす。25は
排気管である。
【0014】図2は本発明に係るバーチカル型多気筒エ
ンジンの縦断面図である。バーチカル型多気筒エンジン
3は、例えば水冷4サイクル4気筒エンジンからなり、
上下方向に並んだ複数のシリンダ31…(…は複数を示
す。以下同じ。)の軸線を横向き(略水平)とし、クラ
ンクシャフト32を縦向きとしたもので、シリンダブロ
ック33とシリンダヘッド34との接合面、並びに、シ
リンダヘッド34とヘッドカバー35との接合面は略垂
直面となる。そして、エンジン3は、船外機1の後方
(図1に示す船体Sの推進方向後方。すなわち、この図
の左方向)にシリンダヘッド34並びにヘッドカバー3
5を向けて配置したものである。36はシリンダブロッ
ク33にボルト止めしたクランクケース、37…はシリ
ンダ31…に収納したピストンである。
【0015】クランクシャフト32は、その上部(エン
ジン3の一側)に第1プーリ41、第2プーリ42及び
第3プーリ43を取付けるとともに、下部(エンジン3
の他側)にリングギヤ44付きフライホイール45を取
付けたものである。第1プーリ41は、第1ベルト46
を介して縦向きのカムシャフト47を駆動するものであ
り、第3プーリ43は、第3ベルト48を介して交流発
電機49を駆動するものであり、フライホイール45
は、リングギヤ44にて図示せぬスターターモータに連
結するものである。
【0016】第1ベルト46、第2ベルト51及び第3
ベルト48の周囲はベルトカバー52で覆われた構成で
ある。このベルトカバー52は上部に換気口52aを有
する。換気口52aは、ベルトカバー52内の空気をベ
ルトカバー52からエンジンカバー22の外部へ換気す
るものである。ところで、アンダーケース21は、マウ
ントケース2に防振用ラバー53を介してボルト54に
て固定したものである。図中、22aはエンジンカバー
22上部の吸気取入口、55はオイル注入口、56はオ
イルフィルタ、57は吸気消音箱、58はスロットル弁
装置である。
【0017】図3は本発明に係るバーチカル型多気筒エ
ンジンの冷却水経路を示す模式図であり、冷却水ジャケ
ットからなる冷却水経路を模式的に示した図である。な
お、この図では、図の上下にエンジン3の上下方向を示
す。ウオータポンプ16の吐出側に接続した冷却水供給
管17は、オイルパン4の給水路4w、ガスケット72
の給水孔72w及びマウントケース2の給水路2wを介
して、エンジン3の冷却水経路60に連通するものであ
る。冷却水経路60は、第1冷却通路61A…と第2冷
却通路62Aとバイパス路63と排水路64とからな
る。第1冷却通路61Aは、シリンダブロック33の冷
却水ジャケット61(以下、「ブロック側冷却水ジャケ
ット61」と記す。)からなる通路である。第2冷却通
路62Aは、シリンダヘッド34の冷却水ジャケット6
2(以下、「ヘッド側冷却水ジャケット62」と記
す。)からなる当路である。排水路64は、第1・第2
冷却通路61A,62Aを流れた冷却水を外部に排出す
る通路である。
【0018】第1冷却通路61Aは、サーモスタット弁
65及びその下流の排水路64Aを介して排水路64に
連通し、第2冷却通路62Aは、下流の排水路64Bを
介して排水路64に連通し、バイパス路63は圧力制御
弁(リリーフ弁)66を介して排水路64に連通した経
路である。サーモスタット弁65は、第1冷却通路61
A内の水温(冷却水の温度)を検出して、第1冷却通路
61Aを開閉する制御弁であり、水温に応じて開度が変
わって水量(冷却水の流量)を制御することにより、水
温を制御するものである。圧力制御弁66は、バイパス
路63内の水圧(冷却水の圧力)を検出して、バイパス
路63を開閉する制御弁である。ブロック・ヘッド側冷
却水ジャケット61,62及びバイパス路63内の水圧
が所定以上になると、圧力制御弁66は開作動して過大
水圧を解消する。図中、33a…は冷却水経路60を形
成するための壁部、33bはブロック側排気通路、67
はシリンダブロック33とシリンダヘッド34との合せ
面のガスケットである。
【0019】ところで、マウントケース2は、上記排水
路64から排水路64Cを通って流下した冷却水を流す
ための流水路71を設け、この流水路71の下端開口を
ガスケット72で塞いだ構成である。流水路71内の冷
却水はガスケット72の孔(流水孔)72aから流下
し、冷却水誘導部73で案内されてオイルパン4の外壁
面4bに向けて導かれることになる。なお、排水路64
Cは、マウントケース2に設けた排水路である。流水路
71、ガスケット72及び冷却水誘導部73の詳細は後
述する。
【0020】図4は本発明に係るバーチカル型多気筒エ
ンジンの構成図であり、図2に示すバーチカル型多気筒
エンジン3を背面から見た図である。エンジン3は、図
3に示す冷却水経路60内のうち、シリンダブロック3
3の上面にサーモスタット弁65を取付け、このサーモ
スタット弁65に接近して、シリンダブロック33の側
面上部に圧力制御弁66を取付けたものである。サーモ
スタット弁65を上方に配置したので、圧力制御弁66
をシリンダブロック33の側面上部に取付けることがで
きる。
【0021】詳しくは、シリンダブロック33の側部
(図手前)に、第1冷却通路61Aの一部とバイパス路
63と排水路64とを設け、これら各水路61A,6
3,64をリッド68で塞いだものである。この図は、
排水路64の下部から破線矢印にて示すように流下した
冷却水が、マウントケース2内の流水路71(図3参
照)を通り、オイルパン4の外壁面に向って流れること
を示す。エンジン3は、冷却水経路60内を洗浄水で洗
浄するための洗浄水注入口81、ホース82、一方向弁
83等を備え、この一方向弁83はシリンダヘッド34
に取付けたものである。図中、84はスタータモータ、
85は電装箱、86…は点火プラグである。
【0022】図5は本発明に係る船外機の潤滑油冷却装
置の側面断面図であり、上記のマウントケース2、ガス
ケット72、オイルパン4、エクステンションケース5
の取合いを示す。マウントケース2は、下開放の流水路
71を一体に形成したものである。また、マウントケ
ース2の内周下面(内ガスケット面)2aとオイルパン
4の上面(上ガスケット面)4aとの間、及び、マウ
ントケース2の外周下面(外ガスケット面)2bとエク
ステンションケース5の上面(上ガスケット面)5aと
の間は、1つのガスケット72でシールしたものであ
り、このガスケット72によって流水路71の下端開口
を塞いだものである。一方、オイルパン4は、上記流水
路71の下方に、流水路71からの冷却水Wをオイルパ
ン4の外壁面4bに向けて導くための冷却水誘導部73
を一体に形成したものである。さらに、ガスケット72
は、流水路71から冷却水誘導部73へ冷却水Wが流下
するための孔72aを開けたものである。
【0023】冷却水誘導部73は、オイルパン4の外壁
面4bから横へ突出した部材であり、この部材は上下貫
通した誘導孔73aを開けたものである。誘導孔73a
の上開口部73bは、ガスケット72の孔72aから流
下したすべての冷却水Wを取入れるために、孔72aよ
りも大きい。誘導孔73aの下開口部73cは、冷却水
Wをオイルパン4の外壁面4bに向けて導くために、外
壁面4bに向う斜め下向きの開口である。73dは冷却
水Wを誘導する誘導壁である。なお、孔72aの位置並
びに大きさは、ガスケット72が若干ずれて取付けられ
ても、上開口部73bから外れないように設定される。
【0024】図6は本発明に係るオイルパンの側面図で
あり、上面4aよりも若干低位置で、オイルパン4の外
壁面4bに複数の冷却水誘導部73…を設けたことを示
す。冷却水誘導部73…で誘導されて流下した冷却水W
は、拡散しながら外壁面4bを伝わって流れる。このた
め、外壁面4bに冷却水Wを効率良く接触させることが
できる。4cはドレン抜き口である。
【0025】図7は本発明に係るオイルパンの平面図で
あり、オイルパン4の外壁面4bに6つの冷却水誘導部
73…を配置したことを示す。オイルパン4は上部に給
水路4wを設け、この給水路4wの下部に冷却水供給管
17を接続したものである。換言すれば、オイルパン4
の上面4a、すなわち、上部フランジを一部延長し、こ
の延長部分に給水路4wを形成し、この給水路4wに冷
却水供給管17を接続したものである。4dは排気通
路、4e…はボルト挿通孔である。
【0026】図8は本発明に係るガスケットの平面図で
あり、ガスケット72の下面(図の裏面)にオイルパン
を配置したことを示す。すなわち、この図は、ガスケッ
ト72の下面と破線で示すオイルパンの上面4aとの関
係、ガスケット72の上面(図表面)と想像線で示すマ
ウントケースの外周下面2bとの関係、及び、ガスケッ
ト72の孔72a…と冷却水誘導部73…との関係を示
す。孔72a…はオイルパン4の外壁面4b(図5参
照)に沿った長孔である。ガスケット72の給水孔72
wは図のように複数あり、破線にて示すオイルパン4の
給水路4wに連通する。なお、この図は、ガスケット7
2に対する排水路64Cの配置関係も示す。
【0027】72bはボルト挿通孔、72cはエンジン
のクランク室からの潤滑油流下孔、72dはエンジンの
カム室からの潤滑油流下孔、72eはバーチカル駆動軸
用孔、72fは排気孔(排気ガス流下用孔)、72g…
はガス消音孔であり上昇した排気ガスが通るものであ
る。想像線にて示す2c,2dは、マウントケース2の
下部に設けた仕切り壁である。これらの仕切り壁2c,
2dによって、マウントケース2は図右半分の流水路7
1(図5参照)と図左半分の排気ガス上昇路とに仕切っ
たものであり、その具体的構成は周知であり、説明を省
略する。
【0028】次に、上記構成の潤滑油冷却装置の作用
を、図3及び図5に基づき説明する。図3において冷却
水は、冷却水スクリーン14→冷却水供給管15→ウオ
ータポンプ16→冷却水供給管17→給水路4w→給水
孔72w→給水路2wの経路で冷却水経路60に流入し
て、エンジン3を冷却する。エンジン冷却後の冷却水
は、排水路64→流水路71→孔72a…の経路で流下
し、冷却水誘導部73…で導かれて、拡散しながら外壁
面4bを伝わって流れ、オイルパン4を冷却する。オイ
ルパン4が冷却されることにより、潤滑油も冷却され
る。
【0029】図5において、冷却水誘導部73は、ガス
ケット72の孔72aから流下した冷却水Wを上開口部
73bから取入れ、誘導壁73dで導き、下開口部73
cから外壁面4bへに向けて流出させる。このように、
流水路71から流下した冷却水Wを、冷却水誘導部73
でオイルパン4の外壁面4bに向けて確実に導くことが
できる。流出した冷却水Wは外壁面4bを伝わって流
れ、オイルパン4を冷却する。従って、オイルパン4の
外壁面4bに冷却水Wを効率良く接触させることができ
る。
【0030】なお、上記本発明の実施の形態において、
冷却水誘導部73の形状、寸法、数量及び配置は任意で
ある。例えば、図9及び図10に示す変形例の構成とす
ることもできる。図9は本発明に係る船外機の潤滑油冷
却装置(変形例)の側面断面図であり、潤滑油冷却装置
の冷却水誘導部74は、オイルパン4に一体に形成した
フィンからなり、このフィンは、孔72aから流下した
冷却水Wをオイルパン4の外壁面4bに向けて導くため
に、外壁面4bに向う斜め下向きに傾斜した部材であ
る。
【0031】図10は本発明に係るオイルパン(変形
例)の側面図であり、フィンからなる冷却水誘導部74
をオイルパン4の外壁面4bに沿って、傾斜させたこと
を示す。このような構成の冷却水誘導部74は、冷却水
Wをオイルパン4の外壁面4bに向けて導くとともに、
外壁面4bに沿って導く。この変形例によれば、冷却水
誘導部74の構成をより一層簡単にすることができる。
【0032】
【発明の効果】本発明は上記構成により次の効果を発揮
する。請求項1記載の発明は、冷却水をオイルパンの外
壁面に向けて導くための冷却水誘導部を、オイルパンに
一体に形成したので、別部材からなる冷却水誘導部を新
たに設ける必要がない。このため、潤滑油冷却装置の構
成を簡単にすることができるとともに、コストダウンを
図ることができる。しかも、オイルパンに一体に形成し
た冷却水誘導部で、冷却水をオイルパンの外壁面に向け
て導くので、オイルパンの外壁面に冷却水を効率良く接
触させることができる。
【0033】請求項2記載の発明は、マウントケース
に、冷却水を流す流水路を設け、この流水路の下方に、
流水路からの冷却水をオイルパンの外壁面に向けて導く
ための冷却水誘導部を設けたので、 制御弁で開閉される冷却通路を冷却水が通過すること
により、エンジンの所要部分の冷却状態に応じて、オイ
ルパンでの潤滑油の冷却が可能であり、 また、流水路から流下した冷却水を、冷却水誘導部で
オイルパンの外壁面に向けて確実に導くことができる。 このため、オイルパンの外壁面に冷却水を効率良く接触
させることができる。しかも、潤滑油冷却装置の構成を
簡単にすることができる。
【0034】請求項3記載の発明は、オイルパンを覆う
エクステンションケースをマウントケースの下面に取付
け、このマウントケースの下面とエクステンションケー
スの上面との間及びマウントケースの下面とオイルパン
の上面との間を、1つのガスケットでシールし、このガ
スケットによって流水路の下端開口を塞ぎ、さらに、ガ
スケットに、流水路から冷却水誘導部へ冷却水が流下す
るための孔を開けたので、潤滑油冷却装置の構成を簡単
にすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機の側面図
【図2】本発明に係るバーチカル型多気筒エンジンの側
断面図
【図3】本発明に係るバーチカル型多気筒エンジンの冷
却水経路を示す模式図
【図4】本発明に係るバーチカル型多気筒エンジンの構
成図
【図5】本発明に係る船外機の潤滑油冷却装置の側面断
面図
【図6】本発明に係るオイルパンの側面図
【図7】本発明に係るオイルパンの平面図
【図8】本発明に係るガスケットの平面図
【図9】本発明に係る船外機の潤滑油冷却装置(変形
例)の側面断面図
【図10】本発明に係るオイルパン(変形例)の側面図
【符号の説明】 1…船外機、2…マウントケース、3…プロペラ駆動用
エンジン(バーチカル型多気筒エンジン)、4…オイル
パン、4b…外壁面、5…エクステンションケース、9
…プロペラ、61A…冷却通路(第1冷却通路)、64
…排水路、65…水温を制御する制御弁(サーモスタッ
ト弁)、66…水圧を制御する制御弁(圧力制御弁)、
71…流水路、72…ガスケット、72a…孔(流水
孔)、73,74…冷却水誘導部、W…冷却水。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プロペラ駆動用エンジンの潤滑油を溜め
    るためのオイルパンを、冷却水で冷却することにより、
    潤滑油を冷却するようにした船外機の潤滑油冷却装置に
    おいて、前記冷却水を前記オイルパンの外壁面に向けて
    導くための冷却水誘導部を、前記オイルパンに一体に形
    成したことを特徴とする船外機の潤滑油冷却装置。
  2. 【請求項2】 マウントケースの上にプロペラ駆動用エ
    ンジンを取付け、マウントケースの下にオイルパンを取
    付け、このオイルパン内の潤滑油を、水温又は水圧を制
    御する制御弁を通過したエンジン冷却後の冷却水で冷却
    するようにした船外機の潤滑油冷却装置において、前記
    マウントケースに、前記冷却水を流す流水路を設け、こ
    の流水路の下方に、流水路からの冷却水をオイルパンの
    外壁面に向けて導くための冷却水誘導部を設けたことを
    特徴とする船外機の潤滑油冷却装置。
  3. 【請求項3】 前記オイルパンを覆うエクステンション
    ケースを前記マウントケースの下面に取付け、このマウ
    ントケースの下面とエクステンションケースの上面との
    間及びマウントケースの下面とオイルパンの上面との間
    を、1つのガスケットでシールし、このガスケットによ
    って前記流水路の下端開口を塞ぎ、さらに、ガスケット
    に、流水路から前記冷却水誘導部へ冷却水が流下するた
    めの孔を開けたことを特徴とする請求項2記載の船外機
    の潤滑油冷却装置。
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