JP2000337145A - 船外機の冷却水路構造 - Google Patents

船外機の冷却水路構造

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JP2000337145A
JP2000337145A JP11145645A JP14564599A JP2000337145A JP 2000337145 A JP2000337145 A JP 2000337145A JP 11145645 A JP11145645 A JP 11145645A JP 14564599 A JP14564599 A JP 14564599A JP 2000337145 A JP2000337145 A JP 2000337145A
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cooling water
oil pan
water passage
engine
passage
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JP11145645A
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Takeshi Toyama
武 遠山
Satoshi Isobe
聡 礒部
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Suzuki Motor Corp
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Suzuki Motor Corp
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B61/00Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing
    • F02B61/04Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers
    • F02B61/045Adaptations of engines for driving vehicles or for driving propellers; Combinations of engines with gearing for driving propellers for marine engines

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  • Ocean & Marine Engineering (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Lubrication Of Internal Combustion Engines (AREA)
  • Lubrication Details And Ventilation Of Internal Combustion Engines (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】構造の簡素化を図った船外機の冷却水路構造を
提供するにある。 【解決手段】エンジンの下方にオイルパン5を設け、こ
のオイルパン5の下方に、内部に排気室27を形成した
ドライブシャフトハウジング8を設けると共に、ウォー
タポンプ18によって冷却水を汲み上げ、オイルパン5
およびドライブシャフトハウジング8内に形成される冷
却水通路19,20,21を介してエンジンに冷却水を
導く船外機において、冷却水通路20の途中にリリーフ
弁24を設け、このリリーフ弁24が冷却水を排気室2
7内に放水するように構成したものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、船外機の冷却水路
構造に関する。
【0002】
【従来の技術】船外機は一般に水冷式のエンジンを搭載
している。このような船外機は例えばドライブシャフト
によって駆動されるウォータポンプで海水や湖水、河水
等を冷却水として冷却水通路を介してエンジン内に導
き、エンジン各部を冷却した後に排水するようになって
いる。
【0003】エンジンの始動直後等冷却水温度が低い時
にはエンジンに設けられたサーモスタット弁が上述した
冷却水の流れを遮断してエンジンの暖気を促進させるよ
うになっている。
【0004】ところで、暖機運転中は冷却水の流れが遮
断されているにもかかわらずウォータポンプは駆動され
るため、サーモスタット弁より上流側の冷却水通路内の
冷却水圧力が上昇してしまう。そこで、サーモスタット
弁の上流側の冷却水通路にリリーフ弁としての例えばウ
ォータプレッシャバルブを設けて過大に圧力が上昇した
冷却水の一部を冷却水通路の外部に放出することにより
冷却水通路のシール部分等を保護している。
【0005】ウォータプレッシャバルブの配置例として
は、例えば特開平8−100658号公報に示すように
ウォータプレッシャバルブをエンジン内部に設けられた
冷却水通路に配置したものや、例えば特開平10−33
9163号公報に示すようにエンジン下部に設けられた
オイルパンの底面に箱状の通路ケースを取り付けてこの
ケース内に冷却水を導くと共に、このケースにウォータ
プレッシャバルブを設けたものがある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、ウォー
タプレッシャバルブをエンジン内部に設けた場合、エン
ジン内に設けられる他の部品のレイアウト性が損なわれ
ると共に、ウォータプレッシャバルブから排出される冷
却排水専用の排水通路等を設けなければならず、部品点
数の増加、構造の複雑化といった問題が生じる。
【0007】一方、オイルパンの底面に通路ケースを取
り付けた場合、部品点数や組付け工程数が増えると共
に、オイルパン内部の底面は平坦であるために、潤滑オ
イルの交換時にオイルの排出が十分にできない。
【0008】ところで、上記特開平10−339163
号公報に示された船外機においてはオイルパン下部に配
置されたドライブシャフトハウジング内が隔壁によって
排気室と冷却系部品が配置される空間とに区画されてお
り、この冷却系部品が配置される空間内に向けてウォー
タプレッシャバルブからの冷却水が放出されるように構
成されているが、排気室側のドライブシャフトハウジン
グ壁は排気ガスによって加熱されて壁温が上昇し、海水
中のカルシウムがドライブシャフトハウジング壁に付着
するといった問題が生じる。
【0009】本発明は上述した事情を考慮してなされた
もので、構造の簡素化を図った船外機の冷却水路構造を
提供することを目的とする。
【0010】本発明の他の目的は、排気ガスおよび排気
室の温度低減を図った船外機の冷却水路構造を提供する
にある。
【0011】本発明のさらに他の目的は、潤滑オイルの
排出性の向上を図った船外機の冷却水路構造を提供する
にある。
【0012】本発明の別の目的は、ウォータプレッシャ
バルブの取付構造の簡略化を図った船外機の冷却水路構
造を提供するにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明に係る船外機の冷
却水路構造は、上述した課題を解決するために、請求項
1に記載したように、エンジンの下方にオイルパンを設
け、このオイルパンの下方に、内部に排気室を形成した
ドライブシャフトハウジングを設けると共に、ウォータ
ポンプによって冷却水を汲み上げ、上記オイルパンおよ
びドライブシャフトハウジング内に形成される冷却水通
路を介して上記エンジンに冷却水を導く船外機におい
て、上記冷却水通路の途中にリリーフ弁を設け、このリ
リーフ弁が冷却水を上記排気室内に放水するように構成
したものである。
【0014】また、上述した課題を解決するために、請
求項2に記載したように、上記オイルパンの底面に水平
に伸びる横冷却水通路を上記オイルパンと一体に形成
し、この横冷却水通路に上記ウォータポンプからの冷却
水を導くと共に、上記横冷却水通路の途中から上記エン
ジン向かって延びる縦冷却水通路を上記オイルパンと一
体に形成する一方、上記横冷却水通路と上記縦冷却水通
路との接続部より上流側に上記排気室に向かって開口す
るリリーフ口を上記オイルパンと一体に形成し、このリ
リーフ口に上記リリーフ弁を取り付けたものである。
【0015】さらに、上述した課題を解決するために、
請求項3に記載したように、上記オイルパンの底部に上
記横冷却水通路を挟んで上下方向の段差を設け、低い方
の底部側のオイルパン側壁にオイルドレン口を設けたも
のである。
【0016】さらにまた、上述した課題を解決するため
に、請求項4に記載したように、上記オイルパン底面に
上記リリーフ弁取付用のボスを上記オイルパンと一体に
形成し、このボスに上記リリーフ弁を固定したものであ
る。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態を図面に
基づいて説明する。
【0018】図1は、この発明を適用した船外機の左側
面図である。図1に示すように、この船外機1はエンジ
ンホルダ2を備え、このエンジンホルダ2の上方にエン
ジン3が設置される。なお、このエンジン3はその内部
にクランクシャフト4を略垂直に配置したバーティカル
(縦)型のエンジンである。また、エンジンホルダ2の
下方にはオイルパン5が配置されると共に、例えばエン
ジンホルダ2にはブラケット6が取付けられ、このブラ
ケット6を介して船外機1が図示しない船体のトランサ
ムに装着される。
【0019】また、この船外機1のエンジン3、エンジ
ンホルダ2およびオイルパン5の周囲はエンジンカバー
7によって覆われる。エンジンカバー7は、エンジン3
下部、エンジンホルダ2およびオイルパン5の周囲を覆
うロアカバー7aと、エンジン3上部を覆うアッパーカ
バー7bとに上下に二分割されて構成される。
【0020】オイルパン5の下部にはドライブシャフト
ハウジング8が設置される。エンジンホルダ2、オイル
パン5およびドライブシャフトハウジング8内にはドラ
イブシャフト9が略垂直に配置され、その上端部がクラ
ンクシャフト4の下端部に連結される。ドライブシャフ
ト9はドライブシャフトハウジング8内を下方に向かっ
て延び、ドライブシャフトハウジング8の下部に設けら
れたギヤケース10内のベベルギヤ11およびプロペラ
シャフト12を介してプロペラ13を駆動するように構
成される。
【0021】この船外機1に搭載されるエンジン3は、
例えばシリンダヘッド14、シリンダブロック15およ
びクランクケース16等を組み合わせて構成された水冷
4サイクル三気筒エンジンである。エンジン3の最前
部、図1においては最も左側に配置されるクランクケー
ス16の後方(右側)にはシリンダブロック15が配置
される。また、シリンダブロック15の後方にはシリン
ダヘッド14が配置される。
【0022】図2は、船外機1中央部分の拡大縦断面図
である。図1および図2に示すように、この船外機1の
エンジン3は水冷式であって、ギヤケース10に設けら
れた取水口17から取り入れられた例えば海水や湖水、
河水等を冷却水としてエンジン3の冷却に用いる。冷却
水は、ドライブシャフトハウジング8の底部に配置さ
れ、ドライブシャフト9によって駆動されるウォータポ
ンプ18で取水口17から取り入れられ、ドライブシャ
フトハウジング8内を上方に向かって延びる冷却水通路
でもある送水管19を経由してオイルパン5内およびエ
ンジンホルダ2内に形成される複数の冷却水通路20,
21,22に導かれ、これの冷却水通路20,21,2
2を経てエンジン3内に冷却水が導かれる。
【0023】図3は、オイルパン5の上面図である。ま
た、図4はオイルパン5の底面図である。そして、図5
は図3のV−V線に沿う断面図である。図1〜図5に示
すように、オイルパン5の底面には水平に伸びる横冷却
水通路20がオイルパン5と一体に形成される。この横
冷却水通路20はオイルパン5底面のほぼ中央を前後方
向に向かって延び、その前端にはオイルパン5とドライ
ブシャフトハウジング8との合せ面に向かって開口する
冷却水取入口20aが形成され、この冷却水取入口20
aに上記送水管19の上端が接続される。また、横冷却
水通路20の後端はオイルパン5の後方に向かって開口
してフラッシュ口20bを形成し、栓20cによって塞
がれる。
【0024】横冷却水通路20のほぼ中央部からはオイ
ルパン5とエンジンホルダ2との合せ面に向かって上下
方向に延びる縦冷却水通路21がオイルパン5と一体に
形成され、その上端はエンジンホルダ2に形成される冷
却水通路22に接続される(図1参照)。なお、詳細に
は図示しないが、エンジンホルダ2に形成される冷却水
通路22の下流にはサーモスタット弁が配置される。
【0025】そして、横冷却水通路20と縦冷却水通路
21との接続部より上流側、すなわち冷却水取入口20
a側の横冷却水通路20下部にはドライブシャフトハウ
ジング8内に形成される空間に向かって開口するリリー
フ口23がオイルパン5と一体に形成され、このリリー
フ口23にリリーフ弁としての例えばウォータプレッシ
ャバルブ24が取り付けられる。
【0026】図6は、このリリーフ口23近傍の拡大断
面図である。図6に示すように、ウォータプレッシャバ
ルブ24は、例えばオイルパン5底面にオイルパン5と
一体に形成されたウォータプレッシャバルブ24取付用
のボス5aに板金製のプレート25を介して固定され
る。そして、図中矢印で示すように、ウォータプレッシ
ャバルブ24から放水される冷却水の流れ方向は横冷却
水通路20内を流れる冷却水の流れ方向に直交する様、
すなわち垂直方向に設定される。
【0027】ところで、オイルパン5内および詳細には
図示しないがエンジンホルダ2内には縦冷却水通路21
および冷却水通路22に隣接して排気通路26が形成さ
れる。排気通路26の上端は例えばシリンダブロック
(またはシリンダヘッド)に形成される排気通路(また
は排気マニフォールド、共に図示せず)に接続されると
共に、排気通路26の下端はドライブシャフトハウジン
グ8内に形成される空間に向かって開口し、この空間を
排気室27として利用する。
【0028】また、排気通路26に隣接する縦冷却水通
路21は排気通路26の二側面を囲む様、平面視L字状
に形成されて排気通路26を冷却可能に構成する。な
お、排気通路26を挟んで縦冷却水通路21の反対側に
は冷却水排水路28が形成され、エンジン3各部を冷却
した冷却水が上記排気室27に向かって排水される。
【0029】一方、図3〜図5に示すように、オイルパ
ン5の下部前方寄りには側方に向かって開口するオイル
ドレン口29が形成され、このオイルドレン口29はド
レンキャップ29aによって塞がれる。また、図5に示
すようにオイルパン5の底部には上下方向の段差Dが設
けられる。オイルパン5の底部は、横冷却水通路20を
挟んでドレン口29側が低く、具体的にはドレン口29
の最低部とほぼ同じレベルに、反対側が横冷却水通路2
0と同一のレベルに形成される。
【0030】次に、本実施形態の作用について説明す
る。
【0031】エンジン3の作動に伴ってドライブシャフ
ト9が回転するとウォータポンプ18によって冷却水が
汲み上げられ、送水管19を経て冷却水取入口20aか
らオイルパン5内に形成された横冷却水通路20および
縦冷却水通路21に冷却水が導かれる。そしてこの冷却
水はエンジンホルダ2に形成された冷却水通路22をへ
てエンジン3各部に導かれ、エンジン3各部を冷却した
冷却水は冷却水排水路28を経て排気室27に排出され
る。
【0032】ところで、エンジン3の始動直後等冷却水
温度が低い時にはエンジンホルダ2に形成された冷却水
通路22の下流に設けられたサーモスタット弁(図示せ
ず)が上述した冷却水の流れを遮断してエンジン3の暖
気を促進させる。
【0033】そして、暖機運転中は冷却水の流れが遮断
されているにもかかわらずウォータポンプ18は駆動さ
れるため、サーモスタット弁より上流側の冷却水圧力が
上昇してしまうが、サーモスタット弁より上流側の横冷
却水通路20にリリーフ弁としてのウォータプレッシャ
バルブ24を設けたことにより、過大に圧力が上昇した
冷却水の一部が放水される。この時、ウォータプレッシ
ャバルブ24は横冷却水通路20下部に下方に向かって
配置されるので、冷却水はドライブシャフトハウジング
8内に形成された排気室27に向かって放水される。
【0034】そして、ウォータプレッシャバルブ24の
放水方向を、横冷却水通路20内を流れる冷却水の流れ
方向に直交する様、すなわち垂直方向に設定したので、
冷却水はウォータプレッシャバルブ24の下部にてウォ
ータプレッシャバルブ24に当たることにより360度
方向に飛散する。
【0035】排気室27内に飛散される冷却水は排気通
路26から排気室27内に排出される排気ガスと交じり
合うことによって排気ガスを冷却し、ドライブシャフト
ハウジング8の壁の温度を上昇させない。また、排気室
27内に飛散される冷却水は直接ドライブシャフトハウ
ジング8の内壁に付着するのでドライブシャフトハウジ
ング8の壁の温度をさらに低下させる。そして、ドライ
ブシャフトハウジング8の壁の温度が低下することによ
って海水中のカルシウムがドライブシャフトハウジング
8壁に付着するといった問題が防止される。
【0036】一方、横冷却水通路20および縦冷却水通
路21をオイルパン5と一体に形成し、同様にオイルパ
ン5底面にオイルパン5と一体に形成されたウォータプ
レッシャバルブ24取付用ボス5aにウォータプレッシ
ャバルブ24を板金製のプレート25を介して固定した
ことにより、液密性を必要とする冷却水通路にシール部
材が不要になって部品点数の削減、構造の簡素化および
組付性の向上、すなわち取付構造の簡略化が図れる。
【0037】さらに、オイルパン5の底部に横冷却水通
路20を挟んで上下方向の段差Dを設け、低い方の底部
側のオイルパン5側壁にオイルドレン口29を設けたこ
とにより、潤滑オイルの交換時にオイルの排出が確実と
なり、潤滑オイルの排出性が向上する。また、オイルド
レン口29をオイルパン5の前方寄りに設ければ船体側
からの整備がし易い。
【0038】ところで、上述した実施形態においてはオ
イルパン5に横冷却水通路20を形成し、この横冷却水
通路20にウォータプレッシャバルブ24を設けた例を
示したが、ドライブシャフトハウジング8内に横冷却水
通路(図示せず)を形成し、この横冷却水通路にウォー
タプレッシャバルブ24を設けてもよく、また、排気室
27内に配置される送水管19の途中にウォータプレッ
シャバルブ24を設けても良い。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る船外
機の冷却水路構造によれば、エンジンの下方にオイルパ
ンを設け、このオイルパンの下方に、内部に排気室を形
成したドライブシャフトハウジングを設けると共に、ウ
ォータポンプによって冷却水を汲み上げ、上記オイルパ
ンおよびドライブシャフトハウジング内に形成される冷
却水通路を介して上記エンジンに冷却水を導く船外機に
おいて、上記冷却水通路の途中にリリーフ弁を設け、こ
のリリーフ弁が冷却水を上記排気室内に放水するように
構成したため、排気ガスが冷却され、ドライブシャフト
ハウジングの壁の温度が上昇しない。
【0040】また、上記オイルパンの底面に水平に伸び
る横冷却水通路を上記オイルパンと一体に形成し、この
横冷却水通路に上記ウォータポンプからの冷却水を導く
と共に、上記横冷却水通路の途中から上記エンジン向か
って延びる縦冷却水通路を上記オイルパンと一体に形成
する一方、上記横冷却水通路と上記縦冷却水通路との接
続部より上流側に上記排気室に向かって開口するリリー
フ口を上記オイルパンと一体に形成し、このリリーフ口
に上記リリーフ弁を取り付けたため、冷却水通路の構造
およびリリーフ弁の取付構造が簡略化する。
【0041】さらに、上記オイルパンの底部に上記横冷
却水通路を挟んで上下方向の段差を設け、低い方の底部
側のオイルパン側壁にオイルドレン口を設けたため、潤
滑オイルの排出性がよくなる。
【0042】さらにまた、上記オイルパン底面に上記リ
リーフ弁取付用のボスを上記オイルパンと一体に形成
し、このボスに上記リリーフ弁を固定したため、部品点
数の削減、構造の簡素化および組付性の向上が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る船外機の冷却水路構造の一実施形
態を示す船外機の左側面図。
【図2】船外機中央部分の拡大縦断面図。
【図3】オイルパンの上面図。
【図4】オイルパンの底面図。
【図5】図3のV−V線に沿う断面図。
【図6】リリーフ口近傍の拡大断面図。
【符号の説明】
1 船外機 3 エンジン 5 オイルパン 5a ウォータプレッシャバルブ(リリーフ弁)取付用
ボス 8 ドライブシャフトハウジング 18 ウォータポンプ 19 送水管(冷却水通路) 20 横冷却水通路 21 縦冷却水通路 22 冷却水通路 23 リリーフ口 24 ウォータプレッシャバルブ(リリーフ弁) 27 排気室 29 オイルドレン口 D 段差

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの下方にオイルパンを設け、こ
    のオイルパンの下方に、内部に排気室を形成したドライ
    ブシャフトハウジングを設けると共に、ウォータポンプ
    によって冷却水を汲み上げ、上記オイルパンおよびドラ
    イブシャフトハウジング内に形成される冷却水通路を介
    して上記エンジンに冷却水を導く船外機において、上記
    冷却水通路の途中にリリーフ弁24を設け、このリリー
    フ弁24が冷却水を上記排気室27内に放水するように
    構成したことを特徴とする船外機の冷却水路構造。
  2. 【請求項2】 上記オイルパン5の底面に水平に伸びる
    横冷却水通路20を上記オイルパン5と一体に形成し、
    この横冷却水通路20に上記ウォータポンプ18からの
    冷却水を導くと共に、上記横冷却水通路20の途中から
    上記エンジン向かって延びる縦冷却水通路21を上記オ
    イルパン5と一体に形成する一方、上記横冷却水通路2
    0と上記縦冷却水通路21との接続部より上流側に上記
    排気室27に向かって開口するリリーフ口23を上記オ
    イルパン5と一体に形成し、このリリーフ口23に上記
    リリーフ弁24を取り付けた請求項1記載の船外機の冷
    却水路構造。
  3. 【請求項3】 上記オイルパン5の底部に上記横冷却水
    通路20を挟んで上下方向の段差Dを設け、低い方の底
    部側のオイルパン5側壁にオイルドレン口29を設けた
    請求項2記載の船外機の冷却水路構造。
  4. 【請求項4】 上記オイルパン5底面に上記リリーフ弁
    24取付用のボス5aを上記オイルパン5と一体に形成
    し、このボス5aに上記リリーフ弁24を固定した請求
    項2または3記載の船外機の冷却水路構造。
JP11145645A 1999-05-25 1999-05-25 船外機の冷却水路構造 Pending JP2000337145A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9346529B2 (en) 2013-11-08 2016-05-24 Yamaha Hatsudoki Kabushiki Kaisha Vessel propulsion apparatus

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