JPH11173101A - ロータリーベーン型エアモータ - Google Patents

ロータリーベーン型エアモータ

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Publication number
JPH11173101A
JPH11173101A JP35205597A JP35205597A JPH11173101A JP H11173101 A JPH11173101 A JP H11173101A JP 35205597 A JP35205597 A JP 35205597A JP 35205597 A JP35205597 A JP 35205597A JP H11173101 A JPH11173101 A JP H11173101A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
vane
rotor
cylinder
air motor
type air
Prior art date
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Pending
Application number
JP35205597A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaichi Kato
政一 加藤
Yoshio Fukushima
祥夫 福島
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Max Co Ltd
Original Assignee
Max Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Max Co Ltd filed Critical Max Co Ltd
Priority to JP35205597A priority Critical patent/JPH11173101A/ja
Publication of JPH11173101A publication Critical patent/JPH11173101A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】エアモータが常に確実に回転することができる
ロータリーベーン型エアモータの提供。 【解決手段】円形のシリンダ1の内部にロータ2を回転
自在に配置し、ロータ2の外周に一定の間隔にベーン7
を取り付け、このベーン7の先端を上記シリンダ1のエ
ア吸気口3から供給された圧縮エアによって上記シリン
ダ1の内周壁1aに当接させた状態で回転させるロータ
リーベーン型エアモータにおいて、ベーン7の一端を上
記ロータ2の外周部に回動自在に取り付け、ベーン7の
他端を上記シリンダ1の内周壁1aに当接させた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は円形のシリンダの内
部に回転自在に配置されたロータを、ロータの外周に等
間隔に取り付けたベーンに圧縮エアを吹き付けて回転さ
せるロータリーベーン型エアモータに関する。
【0002】
【従来技術】一般にロータリーベーン型エアモータはネ
ジ締め機やインパクトレンチなどの空気圧駆動式工具に
広く用いられているものであるが、従来のエアモータは
例えば実公平3ー18641号に示されている。これ
は、図4に示すように、シリンダ25の内部にロータ2
6を回転自在に配置するとともに、このロータ26の外
周面に等間隔にベーン収納溝27を径方向に形成し、各
ベーン収納溝27にベーン28を摺動自在に収納し、エ
ア吸気口29から矢印のように圧縮エアを供給すること
により、圧縮エアがベーン28に当たり、この風圧によ
ってロータ26を回転させ、ロータ26が回転すると遠
心力により各ベーン収納溝27からベーン28が突出し
てシリンダ25の内周壁に当接し、圧縮エアの吹き抜け
を防止して効率的に回転力に変換するものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
ような構造のエアモータによれば、ベーン28はベーン
収納溝27内を摺動することになるので、摺動を円滑に
するために潤滑油が使用されるが、しかしエアモータが
停止した後に時間が経つと、ベーン28が上記潤滑油や
他の不純物に張り付いて摺動できなくなることがある。
この場合、圧縮エアがベーン28に当たる面積が小さく
なるほか、ベーン28とシリンダ内壁との間に隙間がで
きて圧縮エアが吹き抜けてしまう現象が生じるから、エ
アモータが回転不良を起こしてしまう。場合によっては
エアモータが回転しなくなることもある。
【0004】また、円滑な回転を確保するためには、収
納溝27とベーン28との間の隙間の寸法精度を高くし
なければならないので、ロータ26とベーン28ともに
切削加工によって成形せざるを得ず、高価であった。
【0005】本発明は上記問題点を解消し、エアモータ
が常に確実に回転することができるロータリーベーン型
エアモータを提供することをその課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するた
め、本発明に係るロータリーベーン型エアモータは、円
形のシリンダの内部にロータを回転自在に配置し、ロー
タの外周に一定の間隔にベーンを取り付け、このベーン
の先端を上記シリンダのエア吸気口から供給された圧縮
エアによって上記シリンダの内周壁に当接させた状態で
回転させるロータリーベーン型エアモータにおいて、上
記ベーンの一端を上記ロータの外周部に回動自在に取り
付け、ベーンの他端を上記シリンダの内周壁に当接させ
たことを特徴とする。
【0007】
【発明の実施の形態】図1はロータリーベーン型エアモ
ータを示すもので、このエアモータは、円形のシリンダ
1と、シリンダ1の内部に回転自在に配置されたロータ
2とから構成されている。シリンダ1は両端が閉鎖され
た円筒形状に形成され、吸気口3と排気口4とが形成さ
れている。ロータ2の外径はシリンダ1の内径よりも十
分に小さく形成されている。ロータ2の中心には回転軸
5が設けられ、回転軸5はシリンダ1に対してその中心
から偏心した位置に取り付けられている。また、ロータ
2の外周には一定の間隔に凹部6が形成され、各凹部6
にはベーン7が取り付けられている。ベーン7の基端は
図2に示されるように、凹部6の両側の壁に固定された
ピン8に回転自在に支持されている。ベーン7の先端は
シリンダ1の内周壁に当接している。なお、ベーン7は
最大でもロータ2の中心とピン8とを通る直径方向まで
しか回転しないように取り付けられている。
【0008】上記構成のエアモータを回転させるとき
は、吸気口3から圧縮エアを供給する。供給された圧縮
エアは一方の(回転方向後ろ側の)ベーン7の前面と他
方の(回転方向前側の)ベーン7の背面に当たるが、上
記前面よりも背面の受圧面積の方が大きいので、この受
圧面積差によりロータ2は図1の時計方向に回転し始め
る。その後、ベーン7の背面に次々に圧縮エアが当たる
ので、ローラの回転力が強くなり、やがて安定に回転を
続ける。なお、吸気口3から供給された圧縮エアは回転
の前後のベーン7の間に密封されてしまい、回転の駆動
力としての作用は小さくなるだけでなく、ベーン7を外
側に開かせるように作用するので、シリンダ1とベーン
7との摩擦抵抗が大きくなる。このため、上記空間は回
転が進む毎に大きくなって上記摩擦抵抗を小さくし、圧
縮エアはロータ2が1回転する直前に排気口4から排気
され、その直後に吸気口3から供給された圧縮エアの圧
力によって再びロータ2の回転力に変換する。
【0009】上述のように、上記エアモータによれば、
ベーン7はロータ2に回動自在に支持されている構成で
あり、ロータ2とシリンダ1との間隔が異なっても、ベ
ーン7の開き角度が大きくなるだけで対応することがで
きる。したがって、ロータ2とベーン7の寸法精度は特
に要求されるわけでなく、切削加工しなくてもアルミダ
イキャストなどによる成形品を使用できるから、コスト
を大幅に低減させることができる。
【0010】また、ベーン7の回動の円滑性を確保する
ことは加工、組立上ほとんど問題がないほか、ピン8は
ベーン7の端部に設けられているから、少しのエア圧で
もベーン7を開かせる力は大きい。したがって、ベーン
7が油等により開かなくなる可能性はほとんどないか
ら、常に確実かつ円滑な回転を確保することができる。
【0011】なお、上記構成のエアモータは例えば図3
に示されるようにネジ打ち込み機に取り込むことができ
る。このネジ打ち込み機はトリガ10を引き操作するこ
とにより打撃シリンダ11内に圧縮エアを供給して打撃
ピストン12を駆動し、打撃ピストン12に結合したド
ライバビット13でノーズ部14内に供給された打ち込
みネジ15を打撃して打ち込みネジ15の一部を被打込
み材内に打ち込み、その後エアモータ16を駆動して上
記ドライバビット13を回転させて打ち込みネジ15を
被打込み材内にねじ込むものである。上記ドライバビッ
ト13の先端は断面十字形に形成されているが、その軸
部は角柱状に形成され、駆動ギア17の中央の角孔を貫
通している。駆動ギア17は中間ギア18を介して傘歯
車19に噛合連結し、傘歯車19はエアモータ16の回
転軸20の一端に形成された歯に噛合している。このた
め、エアモータ16を回転させると、その回転力は駆動
ギア17からドライバビット13に伝達されて打ち込み
ネジ15をねじ込むのである。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るロータリーベーン型エアモータの
断面図
【図2】ロータの一部の断面図
【図3】上記エアモータの取り付け例の断面図
【図4】従来のロータリーベーン型エアモータの断面図
【符号の説明】
1 シリンダ 2 ロータ 3 エア吸気口 7 ベーン

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円形のシリンダの内部にロータを回転自
    在に配置し、ロータの外周に一定の間隔にベーンを取り
    付け、このベーンの先端を上記シリンダのエア吸気口か
    ら供給された圧縮エアによって上記シリンダの内周壁に
    当接させた状態で回転させるロータリーベーン型エアモ
    ータにおいて、 上記ベーンの一端を上記ロータの外周部に回動自在に取
    り付け、ベーンの他端を上記シリンダの内周壁に当接さ
    せたことを特徴とするロータリーベーン型エアモータ。
JP35205597A 1997-12-05 1997-12-05 ロータリーベーン型エアモータ Pending JPH11173101A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35205597A JPH11173101A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 ロータリーベーン型エアモータ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP35205597A JPH11173101A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 ロータリーベーン型エアモータ

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH11173101A true JPH11173101A (ja) 1999-06-29

Family

ID=18421482

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP35205597A Pending JPH11173101A (ja) 1997-12-05 1997-12-05 ロータリーベーン型エアモータ

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JP (1) JPH11173101A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009128623A3 (ko) * 2008-04-18 2010-01-21 Park Joontai 압축공기엔진
US8721310B2 (en) 2008-07-29 2014-05-13 Jiri Dvorak Rotary motor for compressible media
WO2015176692A1 (en) 2014-05-22 2015-11-26 Dvořák Jiří Rotary motor with geared transmission for use of compressible media drive

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WO2015176692A1 (en) 2014-05-22 2015-11-26 Dvořák Jiří Rotary motor with geared transmission for use of compressible media drive
US9771800B2 (en) 2014-05-22 2017-09-26 Jirí DVORÁK Rotary motor with geared transmission for use of compressible media drive

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