JPH11172472A - 防食用金具 - Google Patents

防食用金具

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JPH11172472A
JPH11172472A JP9333994A JP33399497A JPH11172472A JP H11172472 A JPH11172472 A JP H11172472A JP 9333994 A JP9333994 A JP 9333994A JP 33399497 A JP33399497 A JP 33399497A JP H11172472 A JPH11172472 A JP H11172472A
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Takatoshi Kamoto
尊俊 加本
Hiroyuki Totsugi
浩之 戸次
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Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko KK
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Suido Gijutsu Kaihatsu Kiko KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 防食筒体の内周面の内径の製作誤差、並び
に、ボルトの頭部又はナットの寸法公差を共に吸収する
ことができるものでありながら、ボルトの頭部又はナッ
トに対する取り付け易さを確保できるとともに、筒軸芯
方向での長大化を抑制することができる防食用金具を提
供する。 【解決手段】 ボルトの頭部又はナットに対してボルト
軸芯方向から外嵌圧入可能で、かつ、ボルト又はナット
を構成する金属よりもイオン化傾向の大きい低電位な金
属から製作された防食筒体5の内周面5aを、筒軸芯方
向の圧入開口側ほど大径となるテーパー面に形成すると
ともに、防食筒体5の周壁5Aの周方向複数箇所の各々
に、筒軸芯方向の圧入開口側に開口するスリット6を形
成して、スリット6の隣接間に位置する周壁部分5B
を、ボルトの頭部又はナットの外嵌圧入に連れて径方向
外方に弾性変形可能に構成してある。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、海水や土壌等の電
解質媒体と接触することにより腐食し易い金属製のボル
ト又はナットの腐食を防止する防食用金具に関し、詳し
くは、ボルトの頭部又はナットに対してボルト軸芯方向
から外嵌圧入可能で、かつ、ボルト又はナットを構成す
る金属よりもイオン化傾向の大きい低電位な金属から製
作された防食筒体を備えた防食用金具に関する。
【0002】
【従来の技術】この種の防食用金具としては、従来、六
角ボルトの頭部に対してボルト軸芯方向から打ち込むこ
とにより外嵌圧入される前記防食筒体を備えたキャップ
状のものが提案されている(例えば、実開昭58−12
273号公報参照)。
【0003】この従来の防食用金具は、例え、六角ボル
トの頭部の表面に絶縁塗料が塗布してある場合でも、こ
の六角ボルトの頭部に対して防食筒体を外嵌圧入する時
の該防食筒体の内周面と六角ボルトの頭部との摺接によ
り前記絶縁塗料を剥離して、六角ボルトに対する防食筒
体の電気的通電状態を確保することができ、その結果、
外嵌圧入された防食筒体を犠牲陽極として六角ボルトの
腐食を抑制することができる。また、前記防食筒体を前
記六角ボルトの頭部に外嵌圧入するに当たっては、該頭
部のボルト軸芯方向での大きさ、つまりボルト軸芯を中
心とする対角間の寸法に対して防食筒体の内周面の内径
に製作誤差があると、ボルト軸芯と筒軸芯との芯合わせ
を行っても六角ボルトの頭部に防食筒体の筒軸芯方向の
圧入開口側端面が接当して、この防食筒体を頭部に上手
く外嵌圧入することができなかったり、或いは、六角ボ
ルトの頭部の外周面と防食筒体の内周面との間に隙間が
できて、防食筒体が頭部から簡単に抜け落ちてしまうと
いう問題が生じるが、このような問題は、従来より、防
食筒体の内周面を、筒軸芯方向の圧入開口側ほど大径と
なるテーパー面に形成して、防食筒体の内周面の内径
に、筒軸芯方向で幅を持たせることにより解決してい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記六
角ボルトの頭部のボルト軸芯方向での大きさにも寸法公
差があり、この寸法公差をも、前記防食筒体のテーパー
面により吸収することができるようにしようとすれば、
前記テーパー面の筒軸芯に対する傾斜角度を更に大きく
するか、或いは、前記テーパー面の筒軸芯方向での長さ
を長くして、防食筒体の内周面の内径に、軸芯方向で更
に大きな幅を持たせることが考えられるが、テーパー面
の筒軸芯に対する傾斜角度を大きくすると、それだけ、
六角ボルトの頭部に対して防食筒体を打ち込む際の圧入
抵抗が増大し、その結果、防食筒体を六角ボルトの頭部
に取り付け難くなる問題があった。また、前記テーパー
面の筒軸芯方向への長さを長くすると、防食筒体の筒軸
芯方向に沿う長さも長くなり、防食用金具の筒軸芯方向
への長大化を招来し易い問題があった。
【0005】本発明は、上記の実状に鑑みて為されたも
のであって、その主たる課題は、防食筒体の構造を工夫
することにより、防食筒体の内周面の内径の製作誤差、
並びに、ボルトの頭部又はナットの寸法公差を共に吸収
することができるものでありながら、ボルトの頭部又は
ナットに対する取り付け易さを確保できるとともに、筒
軸芯方向での長大化を抑制することができる防食用金具
を提供する点にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1による
防食用金具の特徴構成は、ボルトの頭部又はナットに対
してボルト軸芯方向から外嵌圧入可能で、かつ、ボルト
又はナットを構成する金属よりもイオン化傾向の大きい
低電位な金属から製作された防食筒体の内周面を、筒軸
芯方向の圧入開口側ほど大径となるテーパー面に形成し
てある防食用金具であって、前記防食筒体の周壁の周方
向複数箇所の各々に、筒軸芯方向の圧入開口側に開口す
るスリットを形成して、スリットの隣接間に位置する周
壁部分を、ボルトの頭部又はナットに対する外嵌圧入に
連れて径方向外方に弾性変形可能に構成してある点にあ
る。上記特徴構成によれば、ボルトの頭部又はナットの
ボルト軸芯方向での大きさに対する防食筒体の内周面の
内径の製作誤差は、防食筒体の内周面を、筒軸芯方向の
圧入開口側ほど大径となるテーパー面に形成して、防食
筒体の内周面の内径に、筒軸芯方向で幅を持たせること
により吸収することができ、かつ、ボルトの頭部又はナ
ットのボルト軸芯方向視での大きさの寸法公差は、ボル
トの頭部又はナットに対して防食筒体をボルト軸芯方向
から外嵌圧入したときのスリットの隣接間に位置する周
壁部分の径方向外方への弾性変形により吸収することが
できるから、防食筒体の内周面の内径の製作誤差、並び
に、ボルトの頭部又はナットの寸法公差を共に吸収する
ために、テーパー面の筒軸芯に対する傾斜角度を大きく
したり、或いは、テーパー面の筒軸芯方向での長さを長
くしたりする必要が殆どない。それ故に、防食筒体の内
周面の内径の製作誤差、並びに、ボルトの頭部又はナッ
トの寸法公差を共に吸収することができるものでありな
がら、ボルトの頭部又はナットに対して防食筒体を外嵌
圧入する際の圧入抵抗の増大と、防食筒体の筒軸芯方向
への長大化とを抑制でき、その結果、ボルトの頭部又は
ナットに対する取り付け易さを確保できるとともに、筒
軸芯方向での長大化を抑制することができる。更に、前
記防食筒体の径方向外方に弾性変形された周壁部分の弾
性復元力は、ボルトの頭部又はナットからの防食筒体の
抜止め抵抗力として、ボルトの頭部又はナットに対して
作用するから、防食筒体をボルトの頭部又はナットに外
嵌圧入した状態では、周壁部分の弾性復元力により防食
筒体を長期間に亘って確実に保持することができる。
【0007】本発明の請求項2による防食用金具の特徴
構成は、前記スリットが、ボルトの頭部の角数又はナッ
トの角数に相当する数を一組として、該各スリットにボ
ルトの頭部の各角部又はナットの各角部が係入可能に筒
軸芯方向に沿って形成されているとともに、前記スリッ
トの形成数が前記一組のスリットの数の整数倍に構成さ
れている点にある。上記特徴構成によれば、前記ボルト
の頭部の各角部又はナットの各角部を、一組のスリット
の各々に入り込ませることができ、これにより、ボルト
の頭部又はナットのボルト軸芯方向視での大きさの寸法
公差を、前記スリットの隣接間に位置する周壁部分の径
方向外方への弾性変形のみならず、各スリットへのボル
トの頭部の各角部又はナットの各角部の入り込みでも吸
収することができるから、更に大きな寸法公差にも対応
することができる。
【0008】本発明の請求項3による防食用金具の特徴
構成は、ボルトの頭部又はナットに対してボルト軸芯方
向から外嵌圧入可能で、かつ、ボルト又はナットを構成
する金属よりもイオン化傾向の大きい低電位な金属から
製作された防食筒体の内周面を、筒軸芯方向の圧入開口
側ほど大径となるテーパー面に形成してある防食用金具
であって、前記防食筒体の内周面に、ボルトの頭部の各
角部又はナットの各角部が係入可能な溝が、筒軸芯方向
の圧入開口側から筒軸芯方向に沿って形成されている点
にある。上記特徴構成によれば、ボルトの頭部又はナッ
トのボルト軸芯方向での大きさに対する防食筒体の内周
面の内径の製作誤差は、防食筒体の内周面を、筒軸芯方
向の圧入開口側ほど大径となるテーパー面に形成して、
防食筒体の内周面の内径に、筒軸芯方向で幅を持たせる
ことにより吸収することができ、かつ、ボルトの頭部又
はナットのボルト軸芯方向視での大きさの寸法公差は、
ボルトの頭部の各角部又はナットの各角部を選択的に防
食筒体のテーパー面又は溝に対応させることにより吸収
することができるから、防食筒体の内周面の内径の製作
誤差、並びに、ボルトの頭部又はナットの寸法公差を共
に吸収するために、テーパー面の筒軸芯に対する傾斜角
度を大きくしたり、或いは、テーパー面の筒軸芯方向で
の長さを長くしたりする必要が殆どない。それ故に、防
食筒体の内周面の内径の製作誤差、並びに、ボルトの頭
部又はナットの寸法公差を共に吸収することができるも
のでありながら、ボルトの頭部又はナットに対して防食
筒体を外嵌圧入する際の圧入抵抗の増大と、防食筒体の
筒軸芯方向への長大化とを抑制でき、その結果、ボルト
の頭部又はナットに対する取り付け易さを確保できると
ともに、筒軸芯方向での長大化を抑制することができ
る。
【0009】本発明の請求項4による防食用金具の特徴
構成は、前記溝の形成数が、ボルトの頭部の角数又はナ
ットの角数に相当する溝の数を一組として複数組を構成
する数に構成されているとともに、前記溝の径方向での
深さを各組毎に異ならせてある点にある。上記特徴構成
によれば、ボルトの頭部の各角部又はナットの各角部を
溝に係入する場合、ボルトの頭部又はナットのボルト軸
芯方向視での大きさに応じて、複数組の溝のうち、最適
な深さの溝の組を選択することにより、寸法公差による
ボルトの頭部又はナットに対する防食筒体の取り付け易
さのバラツキを抑制することができる。
【0010】本発明の請求項5による防食用金具の特徴
構成は、前記防食筒体の周壁のうち、筒軸芯方向の前記
圧入開口側とは反対側が、他の防食用金具の防食筒体を
筒軸芯方向から外嵌圧入可能な嵌合部に構成されている
点にある。上記特徴構成によれば、ボルトの頭部又はナ
ットに対する取付けスペースに余裕がある場合、前記嵌
合部に対して他の防食用金具の防食筒体を筒軸芯方向か
ら外嵌圧入して連結し、これら連結された複数の防食用
金具を一つの犠牲陽極とすることにより、海水や土壌等
の電解質媒体に対する犠牲陽極の接触面積を増大して、
犠牲陽極としての寿命の長期化を図ることができる。
【0011】本発明の請求項6による防食用金具の特徴
構成は、前記防食筒体内には、該防食筒体を外嵌圧入し
たナットから突出するボルトのネジ軸部が入り込み可能
な空間が形成されている点にある。上記特徴構成によれ
ば、前記防食筒体をナットに外嵌圧入することにより、
前記ナットから突出するボルトのネジ軸部のうち、少な
くとも、前記空間内に位置する部分のネジ山が、他物と
の衝突により圧壊されることを防食筒体にて抑制するこ
とができる。
【0012】本発明の請求項7による防食用金具の特徴
構成は、前記防食筒体の筒軸芯方向の前記圧入開口側と
は反対側に底壁が一体形成されているとともに、この底
壁の内面には、ナットから突出するネジ軸部の前記防食
筒体外への突出を許容する貫通孔を現出するための環状
の破断誘導用溝が形成されいる点にある。上記特徴構成
によれば、前記防食筒体の筒軸芯方向の前記圧入開口側
とは反対側に底壁を一体形成することにより、例えば、
筒軸芯方向の両端が開口する防食筒体に比して、保管時
における他物との衝突による防食筒体の変形を抑制する
ことができるとともに、前記底壁を破断誘導用溝に沿っ
て切断除去することにより、前記ナットから突出するネ
ジ軸部の長さに拘らず、前記防食筒体をナットに対して
外嵌圧入することができる。
【0013】
【発明の実施の形態】図2〜図5は、例えば、図1に示
すように、地中に埋設される一対の水道管1のフランジ
2同士を接続した状態で、電解質媒体としての土壌に接
触することにより腐食し易い金属製のボルト及びナット
の一例である六角ボルト3及び六角ナット4を各別に防
食する本発明の防食用金具Aの第1実施形態を示し、前
記六角ボルト3の頭部3A又は六角ナット4に対してボ
ルト軸芯方向から外嵌圧入可能で、かつ、六角ボルト3
又は六角ナット4を構成する金属よりもイオン化傾向の
大きい低電位な金属から製作された防食筒体5の内周面
5aを、筒軸芯X方向の一端側である圧入開口側ほど大
径となるテーパー面に形成してあるとともに、前記防食
筒体5の周壁5Aの周方向複数箇所の各々に、筒軸芯X
方向の圧入開口側に開口するスリット6を形成してあ
る。前記防食筒体5の周壁5Aのうち、前記スリット6
の隣接間に位置する周壁部分5Bは、防食筒体5を筒軸
芯X方向の圧入開口側から六角ボルト3の頭部3A又は
六角ナット4に外嵌圧入するに連れて、弾性復元力に抗
して径方向外方に弾性変形するように構成してある。当
該第1実施形態では、前記六角ボルト3及び六角ナット
4は共に鋳鉄製であり、前記防食筒体5は、六角ボルト
3及び六角ナット4を構成する鉄よりもイオン化傾向の
大きい低電位な亜鉛又は亜鉛合金から製作してあるとと
もに、前記テーパー面の筒軸芯Xに対する傾斜角度は約
2度に構成してある。
【0014】前記防食筒体5は、図3に示すように、該
防食筒体5の筒軸芯X方向の圧入開口側を六角ボルト3
の頭部3A又は六角ナット4に沿わせた状態で、ボルト
軸芯方向外方から打ち込むことにより、六角ボルト3の
頭部3A又は六角ナット4に対して外嵌圧入される。詳
しくは、前記六角ボルト3の頭部3A又は六角ナット4
は、前記防食筒体5内のうち、筒軸芯X方向でスリット
6形成範囲内に外嵌圧入される。
【0015】図3と図5に示すように、前記防食筒体5
の周壁5Aのうち、筒軸芯X方向の他端側である圧入開
口部とは反対側は、他の防食用金具Aの防食筒体5を筒
軸芯X方向から外嵌圧入可能な嵌合部7に形成してある
とともに、この防食筒体5の筒軸芯X方向の他端側に底
壁5Cを一体形成してある。詳しくは、図2の(ロ)に
示すように、前記嵌合部7の筒軸芯X方向視での外形
は、ボルト軸芯方向視における六角ボルト3の頭部3A
又は六角ナット4の外形と同一形状、つまり六角形状に
形成してあり、かつ、他の防食用金具Aの防食筒体5を
筒軸芯X方向から外嵌圧入可能な寸法に構成してある。
【0016】図3に示すように、前記嵌合部7の内径
は、スリット6の形成部分の内径よりも小さく、かつ、
六角ボルト3のネジ軸部3Bの呼び径Lよりも大に構成
してあり、図3の(ロ)に示すように、六角ナット4に
防食筒体5を外嵌圧入したとき、前記防食筒体5内のう
ち、当該防食筒体5の周壁5Aと底壁5Cと六角ナット
4とで囲まれた空間を、六角ナット4から突出する六角
ボルト3のネジ軸部3Bが入り込み可能な空間Sに形成
してある。
【0017】更に、図3に示すように、前記底壁5Cの
内面には、六角ナット4に防食筒体5を外嵌圧入したと
き、六角ナット4から突出する六角ボルト3のネジ軸部
3Bの防食筒体5外への突出を許容する貫通孔8を現出
するための環状の破断誘導用溝9を形成してある。つま
り、図3の(ハ)に示すように、六角ナット4に防食筒
体5を外嵌圧入したとき、六角ナット4から突出する六
角ボルト3のネジ軸部3Bの長さが、防食筒体5内に収
まらない長さである場合、六角ナット4に防食筒体5を
外嵌圧入する前に、前記底壁5Cのうちの破断誘導用溝
9に囲まれた部分5cを該破断誘導用溝9に沿って打ち
破り、前記貫通孔8を現出させた状態で、六角ナット4
に防食筒体5を外嵌圧入することにより、六角ナット4
から突出する六角ボルト3のネジ軸部3Bを、防食筒体
5の外に突出させることができる。
【0018】次に、前記防食筒体5に形成されたスリッ
ト群について説明すると、図2の(ハ)と、図4とに示
すように、前記防食筒体5に対してスリット6は、六角
ボルト3の頭部3Aの角数又は六角ナット4の角数に相
当する数を一組として、ボルト軸芯に筒軸芯Xを合致さ
せた状態で各スリット6に六角ボルト3の頭部3Aの各
角部3a又は六角ナット4の各角部4aが係入可能に筒
軸芯X方向に沿って形成してあるとともに、前記スリッ
ト6の形成数を前記一組のスリット6の数の整数倍(当
該実施形態では1倍)に構成してある。尚、六角ボルト
3の頭部3Aの角数又は六角ナット4の角数とは、ボル
ト軸芯方向視での六角ボルト3の頭部3Aの形状又はボ
ルト軸芯方向視での六角ナット4の形状において現れる
角部の数である。詳しくは、当該第1実施形態では、六
角ボルト3の頭部3Aの各角部3a又は六角ナット4の
各角部4aが係入するスリット6を、防食筒体5の周壁
部の周方向6箇所に等間隔を隔てて形成してある。
【0019】このように構成された防食用金具Aは、図
4に示すように、六角ボルト3の頭部3A又は六角ナッ
ト4に対して防食筒体5を、六角ボルト3の頭部3A又
は六角ナット4のボルト軸芯方向視での大きさ、つまり
ボルト軸芯を中心とする対角間の寸法に応じて、六角ボ
ルト3の頭部3Aの各角部又は六角ナット4の各角部
が、前記スリット6の隣接間に位置する周壁部分5Bの
内周面に沿う状態(六角ボルト3の頭部3A又は六角ナ
ット4を実線で示す状態)と、六角ボルト3の頭部3A
の各角部又は六角ナット4の各角部が、一組のスリット
6の各々に入り込む状態(六角ボルト3の頭部3A又は
六角ナット4を二点鎖線で示す状態)とのいずれかの状
態で外嵌圧入することができ、この外嵌圧入に連れてス
リット6の隣接間に位置する周壁部分5Bが径方向外方
に弾性変形する。
【0020】尚、前記六角ボルト3の頭部3Aの表面又
は六角ナット4の表面に絶縁塗料が塗布してある場合、
この六角ボルト3の頭部3A又は六角ナット4に対して
防食筒体5をボルト軸芯方向から外嵌圧入する時の該防
食筒体5と六角ボルト3の頭部3A又は六角ナット4と
の摺接により前記絶縁塗料が剥離され、これにより六角
ボルト3又は六角ナット4に対する防食筒体5の電気的
通電状態を確保することができる。
【0021】〔第2実施形態〕図6は、前記第1実施形
態の防食用金具Aの別実施形態を示し、前記スリット6
を、筒軸芯X方向の圧入開口側ほど防食筒体5の周壁5
Aの周方向に沿う開口幅が大となるように形成してあ
る。尚、当該実施形態では、前記スリット6の開口縁の
うち、周方向で対向する開口縁の一方を筒軸芯X方向に
沿う姿勢に形成するとともに、他方を筒軸芯Xに対して
傾斜する姿勢に形成してある。その他の構成は前記第1
実施形態と同一であり、第1実施形態で記載した構成部
分と同一構成又は同一機能を有する構成部分には同一番
号を付記してそれの説明を省略する。
【0022】〔第3実施形態〕図7は、前記第1実施形
態の防食用金具Aの別実施形態を示し、前記嵌合部7及
び底壁5Cが形成されていない防食筒体5に、前記スリ
ット6のみを形成して実施してもよい。その他の構成は
前記第1実施形態と同一であり、第1実施形態で記載し
た構成部分と同一構成又は同一機能を有する構成部分に
は同一番号を付記してそれの説明を省略する。
【0023】〔第4実施形態〕図8は、前記第3実施形
態の防食用金具Aの別実施形態を示し、前記防食筒体5
の外周面のうち、防食筒体5の周壁5Aのうち、スリッ
ト6よりも筒軸芯X方向の他端側である圧入開口部とは
反対側に位置する外周面部分を径方向外方に膨出形成し
てもよい。その他の構成は前記第1実施形態と同一であ
り、第3実施形態で記載した構成部分と同一構成又は同
一機能を有する構成部分には同一番号を付記してそれの
説明を省略する。
【0024】〔第5実施形態〕図9〜図10は、本発明
の防食用金具Aの第5実施形態を示し、前記六角ボルト
3の頭部3A又は六角ナット4に対してボルト軸芯方向
から外嵌圧入可能で、かつ、六角ボルト3又は六角ナッ
ト4を構成する金属よりもイオン化傾向の大きい低電位
な金属から製作された防食筒体5の内周面5aを、筒軸
芯X方向の一端側である圧入開口側ほど大径となるテー
パー面に形成してあるとともに、前記防食筒体5の内周
面に、ボルト軸芯に筒軸芯Xを合致させた状態で六角ボ
ルト3の頭部3Aの各角部又は六角ナット4の各角部が
係入可能な径方向での深さが同じ溝10が、筒軸芯X方
向の圧入開口側から筒軸芯X方向に沿って形成してあ
る。
【0025】前記防食筒体5は、図10に示すように、
該防食筒体5の筒軸芯X方向の圧入開口側を六角ボルト
3の頭部3A又は六角ナット4に沿わせた状態で、ボル
ト軸芯方向外方から打ち込むことにより、六角ボルト3
の頭部3A又は六角ナット4に対して外嵌圧入される。
【0026】図9に示すように、前記防食筒体5の周壁
5Aのうち、筒軸芯X方向の他端側である圧入開口部と
は反対側は、他の防食用金具Aの防食筒体5を筒軸芯X
方向から外嵌圧入可能な嵌合部7に形成してあるととも
に、この防食筒体5の筒軸芯X方向の他端側に底壁5C
を一体形成してある。詳しくは、図9の(ロ)に示すよ
うに、前記嵌合部7の筒軸芯X方向視での外形は、ボル
ト軸芯方向視における六角ボルト3の頭部3A又は六角
ナット4の外形と同一形状、つまり六角形状に形成して
あり、かつ、他の防食用金具Aの防食筒体5を筒軸芯X
方向から外嵌圧入可能な寸法に構成してある。
【0027】図10に示すように、前記嵌合部7の内径
は、溝10の形成部分の内径よりも小さく、かつ、六角
ボルト3のネジ軸部3Bの呼び径Lよりも大に構成して
あり、六角ナット4に防食筒体5を外嵌圧入したとき、
前記防食筒体5内のうち、当該防食筒体5の周壁5Aと
底壁5Cと六角ナット4とで囲まれた空間を、六角ナッ
ト4から突出する六角ボルト3のネジ軸部3Bが入り込
み可能な空間Sに形成してある。
【0028】更に、図9の(ハ)に示すように、前記底
壁5Cの内面には、六角ナット4に防食筒体5を外嵌圧
入したとき、六角ナット4から突出する六角ボルト3の
ネジ軸部3Bの防食筒体5外への突出を許容する貫通孔
8を現出するための環状の破断誘導用溝9を形成してあ
る。つまり、図示しないが、六角ナット4に防食筒体5
を外嵌圧入したとき、六角ナット4から突出する六角ボ
ルト3のネジ軸部3Bの長さが、防食筒体5内に収まら
ない長さである場合、六角ナット4に防食筒体5を外嵌
圧入する前に、前記底壁5Cのうちの破断誘導用溝9に
囲まれた部分5cを該破断誘導用溝9に沿って打ち破
り、前記貫通孔8を現出させた状態で、六角ナット4に
防食筒体5を外嵌圧入することにより、六角ナット4か
ら突出する六角ボルト3のネジ軸部3Bを、防食筒体5
の外に突出させることができる。
【0029】次に、前記防食筒体5に形成された溝群に
ついて説明すると、図9の(ニ)に示すように、前記防
食筒体5に対して溝10は、六角ボルト3の頭部3Aの
角数又は六角ナット4の角数に相当する数を一組とし
て、ボルト軸芯に筒軸芯Xを合致させた状態で各溝10
に六角ボルト3の頭部3Aの各角部3a又は六角ナット
4の各角部4aが係入可能に筒軸芯X方向に沿って形成
してあるとともに、前記溝10の形成数を前記一組のス
リット6の数の整数倍(当該第5実施形態では2倍)に
構成してある。尚、六角ボルト3の頭部3Aの角数又は
六角ナット4の角数とは、ボルト軸芯方向視での六角ボ
ルト3の頭部3Aの形状又はボルト軸芯方向視での六角
ナット4の形状において現れる角部の数である。詳しく
は、当該第5実施形態では、六角ボルト3の頭部3Aの
各角部3a又は六角ナット4の各角部4aが係入する溝
10を、防食筒体5の周壁5Aの周方向12箇所に等間
隔を隔てて形成してある。
【0030】このように構成された防食用金具Aは、図
9の(ニ)に示すように、六角ボルト3の頭部3A又は
六角ナット4に対して防食筒体5を、六角ボルト3の頭
部3A又は六角ナット4のボルト軸芯方向視での大き
さ、つまりボルト軸芯を中心とする対角間の寸法に応じ
て、六角ボルト3の頭部3Aの各角部又は六角ナット4
の各角部が、前記溝10の隣接間に位置する周壁部分5
Bの内周面に沿う状態(六角ボルト3の頭部3A又は六
角ナット4を実線で示す状態)と、六角ボルト3の頭部
3Aの各角部又は六角ナット4の各角部が、一組の溝1
0の各々に入り込む状態(六角ボルト3の頭部3A又は
六角ナット4を二点鎖線で示す状態)とのいずれかの状
態で外嵌圧入することができる。
【0031】尚、前記六角ボルト3の頭部3Aの表面又
は六角ナット4の表面に絶縁塗料が塗布してある場合、
この六角ボルト3の頭部3A又は六角ナット4に対して
防食筒体5をボルト軸芯方向から外嵌圧入する時の該防
食筒体5と六角ボルト3の頭部3A又は六角ナット4と
の摺接により前記絶縁塗料が剥離され、これにより六角
ボルト3又は六角ナット4に対する防食筒体5の電気的
通電状態を確保することができる。
【0032】〔第6実施形態〕図11は、前記第5実施
形態の防食用金具の別実施形態を示し、前記溝10の形
成数を、六角ボルト3の頭部3Aの角数又は六角ナット
4の角数に相当する溝10の数を一組として複数組を構
成する数に構成するとともに、前記溝10の径方向での
深さを各組毎に異ならせてある。詳しくは、当該第6実
施形態では、前記溝10の形成数を、6つを一組として
二組構成して12とし、一方の組の溝10の径方向での
深さを、他方の溝の10よりも大に構成してある。その
他の構成は前記第5実施形態と同一であり、第5実施形
態で記載した構成部分と同一構成又は同一機能を有する
構成部分には同一番号を付記してそれの説明を省略す
る。
【0033】〔第7実施形態〕図12は、前記第5実施
形態の防食用金具の別実施形態を示し、前記溝10の形
成数を、六角ボルト3の頭部3Aの角数又は六角ナット
4の角数に相当する溝10の数を一組として複数組を構
成する数に構成するとともに、前記溝10の周方向での
幅と径方向での深さとを各組毎に異ならせてある。つま
り、前記溝10の各組毎に、溝10の周方向での幅と径
方向での深さとを、六角ボルト3の頭部3A又は六角ナ
ット4の各角部が係入したとき、この六角ボルト3の頭
部3A又は六角ナット4の周面に溝10の周方向で対向
する出角部が押圧接当する寸法に構成してあり、大きい
六角ボルト3の頭部3A又は六角ナット4の各角部が係
入する溝10の組ほど、その溝10の径方向での深さを
大に構成してある。詳しくは、当該第7実施形態では、
前記溝10の形成数を、6つを一組として二組構成して
12とし、一方の組の溝10の周方向での幅と径方向で
の深さとを、他方の組の溝10よりも大に構成してあ
る。その他の構成は前記第5実施形態と同一であり、第
5実施形態で記載した構成部分と同一構成又は同一機能
を有する構成部分には同一番号を付記してそれの説明を
省略する。
【0034】〔その他の実施形態〕 前記各実施形態では、ボルト3として六角ボルトを
例示し、また、ナット4として六角ナットを例示した
が、これに限定されるものでなく、例えば、ボルト3と
しては四角ボルトであってもよく、また、ナット4とし
ては四角ナットであってもよい。この場合、前記一組の
スリット群におけるスリット6の数、又は、一組の溝群
における溝10の数は共に4つとなる。 前記各実施形態では、前記ボルト3及びナット4を
鋳鉄から構成し、前記防食筒体5を、鉄よりもイオン化
傾向の大きい低電位な亜鉛又は亜鉛合金から製作した
が、防食筒体5の材質としては、外嵌圧入するボルト3
又はナット4を構成する金属よりもイオン化傾向の大き
い低電位な金属であるならば適宜変更してもよい。 前記各実施形態では、前記防食筒体5の周壁5Aの
うち、筒軸芯X方向の前記圧入開口側とは反対側を、他
の防食用金具Aの防食筒体5を筒軸芯X方向から外嵌圧
入可能な嵌合部7に構成したが、防食筒体5の筒軸芯X
方向の前記圧入開口側とは反対側端部に、他の防食用金
具Aの防食筒体5を筒軸芯X方向から外嵌圧入可能で、
かつ、防食筒体5と同じ金属からなる嵌合部7を一体的
に設けて実施してもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施形態の防食用金具の装着方法
を示す側面図
【図2】(イ)は防食用金具の正面図、(ロ)は防食用
金具の平面図、(ハ)は防食用金具の水平断面図
【図3】(イ)はボルトの頭部に防食用金具を外嵌圧入
した状態の正面部分断面図、(ロ)はナットに防食用金
具を外嵌圧入した状態の正面部分断面図、(ハ)は貫通
孔を現出した状態でナットに防食用金具を外嵌圧入した
状態の正面部分断面図
【図4】ボルトの頭部又はナットを防食用金具を外嵌圧
入した状態の水平断面図
【図5】防食用金具を連結した状態の正面部分断面図
【図6】本発明の第2実施形態の防食用金具を示し、
(イ)は正面図、(ロ)は水平断面図
【図7】本発明の第3実施形態の防食用金具を示し、
(イ)は一部切り欠き正面図、(ロ)は水平断面図
【図8】本発明の第4実施形態の防食用金具を示し、
(イ)は一部切り欠き正面図、(ロ)は水平断面図
【図9】本発明の第5実施形態の防食用金具を示し、
(イ)は正面図、(ロ)は平面図、(ハ)は正面断面
図、(ニ)は水平断面図
【図10】防食用金具を連結した状態の正面部分断面図
【図11】本発明の第6実施形態の防食用金具の水平断
面図
【図12】本発明の第7実施形態の防食用金具の水平断
面図
【符号の説明】
3 ボルト 3A 頭部 3B ネジ軸部 3a 角部 4 ナット 4a 角部 5 防食筒体 5A 周壁 5B 周壁部分 5C 底壁 5a 内周面 6 スリット 7 嵌合部 8 貫通孔 9 破断誘導用溝 10 溝 A 防食用金具 S 空間 X 筒軸芯

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ボルトの頭部又はナットに対してボルト
    軸芯方向から外嵌圧入可能で、かつ、ボルト又はナット
    を構成する金属よりもイオン化傾向の大きい低電位な金
    属から製作された防食筒体の内周面を、筒軸芯方向の圧
    入開口側ほど大径となるテーパー面に形成してある防食
    用金具であって、 前記防食筒体の周壁の周方向複数箇所の各々に、筒軸芯
    方向の圧入開口側に開口するスリットを形成して、スリ
    ットの隣接間に位置する周壁部分を、ボルトの頭部又は
    ナットに対する外嵌圧入に連れて径方向外方に弾性変形
    可能に構成してある防食用金具。
  2. 【請求項2】 前記スリットが、ボルトの頭部の角数又
    はナットの角数に相当する数を一組として、該各スリッ
    トにボルトの頭部の各角部又はナットの各角部が係入可
    能に筒軸芯方向に沿って形成されているとともに、前記
    スリットの形成数が前記一組のスリットの数の整数倍に
    構成されている請求項1記載の防食用金具。
  3. 【請求項3】 ボルトの頭部又はナットに対してボルト
    軸芯方向から外嵌圧入可能で、かつ、ボルト又はナット
    を構成する金属よりもイオン化傾向の大きい低電位な金
    属から製作された防食筒体の内周面を、筒軸芯方向の圧
    入開口側ほど大径となるテーパー面に形成してある防食
    用金具であって、 前記防食筒体の内周面に、ボルトの頭部の各角部又はナ
    ットの各角部が係入可能な溝が、筒軸芯方向の圧入開口
    側から筒軸芯方向に沿って形成されている防食用金具。
  4. 【請求項4】 前記溝の形成数が、ボルトの頭部の角数
    又はナットの角数に相当する溝の数を一組として複数組
    を構成する数に構成されているとともに、前記溝の径方
    向での深さを各組毎に異ならせてある請求項3記載の防
    食用金具。
  5. 【請求項5】 前記防食筒体の周壁のうち、筒軸芯方向
    の前記圧入開口側とは反対側が、他の防食用金具の防食
    筒体を筒軸芯方向から外嵌圧入可能な嵌合部に構成され
    ている請求項1〜4のいずれか1項に記載の防食用金
    具。
  6. 【請求項6】 前記防食筒体内には、該防食筒体を外嵌
    圧入したナットから突出するボルトのネジ軸部が入り込
    み可能な空間が形成されている請求項1〜5のいずれか
    1項に記載の防食用金具。
  7. 【請求項7】 前記防食筒体の筒軸芯方向の前記圧入開
    口側とは反対側に底壁が一体形成されているとともに、
    この底壁の内面には、ナットから突出するボルトのネジ
    軸部の前記防食筒体外への突出を許容する貫通孔を現出
    するための環状の破断誘導用溝が形成されいる請求項1
    〜6のいずれか1項に記載の防食用金具。
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