JPH1117211A - 半導体面型受光素子及び装置 - Google Patents

半導体面型受光素子及び装置

Info

Publication number
JPH1117211A
JPH1117211A JP9169928A JP16992897A JPH1117211A JP H1117211 A JPH1117211 A JP H1117211A JP 9169928 A JP9169928 A JP 9169928A JP 16992897 A JP16992897 A JP 16992897A JP H1117211 A JPH1117211 A JP H1117211A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light receiving
transmission
layer
semiconductor
light
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP9169928A
Other languages
English (en)
Inventor
Kotaro Oishi
耕太郎 大石
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Priority to JP9169928A priority Critical patent/JPH1117211A/ja
Publication of JPH1117211A publication Critical patent/JPH1117211A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Light Receiving Elements (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】低動作電圧の使用条件下で、入力光のスポット
径に依存しない十分速い応答速度と高い受光感度を同時
に満足するフォトダイオード素子を提供する。 【解決手段】面入射型P−i−Nフォトダイオードにお
いて、低キャリア濃度層である光吸収層の層厚Laを
1.2μm≦La≦1.8μmとし、さらに基板と光吸収
層の間にあるバッファ層の層厚Lbを0.05μm≦L
b≦1.8μmとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は光通信分野等に用い
られる面入射型の半導体受光素子、およびこれを用いた
光モジュール,光伝送装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】マルチチャネル光インタコネクト技術
は、超高速計算機あるいは交換機の架間あるいはボード
間配線の大容量,高密度化に対応するため、従来の電気
配線に代わる技術として現在盛んに開発が進められてい
る。受信機の主要構成要素は半導体受光素子,受信I
C,ファイバアレイ,レンズアレイであり、このうち半
導体受光素子には光の波長1μm帯で感度のあるInG
aAsを受光層に持つ面入射P−i−N型フォトダイオ
ードアレイを適用する例が多い。K.ItohらはJSAPCatalo
g Number;AP 921124−03で、吸収層厚2.2μmの
8チャネル裏面入射型P−i−Nフォトダイオードアレ
イについて試作し、受光感度0.95A/W,暗電流0.
1nAという評価結果を報告している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】マルチチャネル光伝送
用受信機の性能としては、クロックチャネルに対するデ
ータチャネルの信号伝達時間差を低減すること、すなわ
ち低スキュー特性の実現が重要である。このため、フォ
トダイオードアレイに対してはチャネル間の応答速度ば
らつきが少ないこと、各チャネルの応答速度自体が速い
ことが必要となる。しかしながら、近年光インタコネク
トモジュールには低消費電力化が要求されており、フォ
トダイオード素子に供給される電圧の低減が避けられな
い状況にある。従来構造のフォトダイオード素子では、
動作電圧の低減に伴い、空間電荷効果の影響が無視でき
なくなり、応答速度が入力光の光密度すなわち、入力光
パワーとスポット径の依存性をもつという欠点があっ
た。
【0004】本発明の目的は、低動作電圧の使用条件下
で、入力光のスポット径に依存しない十分速い応答速度
と高い受光感度を同時に満足するフォトダイオード素子
を提供することである。さらに、これを受光素子とし
て、あるいは半導体レーザの出力光のモニタ用素子とし
て用いる、光モジュール、あるいは伝送装置を提供する
ことである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明では図1に示すよ
うな裏面入射型P−i−Nフォトダイオードにおいて、
低キャリア濃度層である光吸収層11の層厚Laおよび
基板13と接する第1成長層であるバッファ層12の層
厚Lbを最適化することにより、高速応答と高受光感度
を両立させることで、上記課題を解決した。
【0006】光吸収層11の層厚Laと遮断周波数との
関係をスポットサイズをパラメータに、図2に示す。L
a≦1.8μm のときスポット径依存性が観察されなく
なり、光入力−3dBm,バイアス電圧2.0V で遮断
周波数>5GHzが得られた。また量子効率≧80%を
得るためにはLa≧1.2μm が必要である。
【0007】また図3に示すようにLa=1.5μm の
とき、バッファ層12の層厚Lb≦1.8μm で遮断周
波数>1GHzが得られる。ただしバッファ層は基板1
3に存在する欠陥の影響を光吸収層に及ぼさないためL
b≧0.05μm である必要がある。ため、吸収層厚を
1.2μm≦La≦1.8μm,バッファ層厚を0.05μm
≦Lb≦1.8μmとする。
【0008】また上記の素子をモジュールに実装する場
合、信号光をレンズで集光させても、スポット径依存性
がないため周波数応答特性は劣化しない。
【0009】
【発明の実施の形態】
(実施例1)図1はInP系化合物半導体を用いた本発
明の一実施例の断面構造図である。厚みが150μmの
n−InP基板13にMOCVD法により、n−InP
バッファ層12を0.5μm,n−InGaAs11光
吸収層を1.5μm、およびn−InGaAsPコンタ
クト層18を0.4μm 順次積層した。積層部の一部に
メサ形状を形成した後、上面より亜鉛を選択的に直径5
0μmの円形領域15に拡散し、この部分にTiPtA
uよりなるオーミック性p電極14を形成し、裏面に反
射防止膜17を形成した。
【0010】作製した裏面入射型受光素子はバイアス2
V、光入力−3dBmの条件下で遮断周波数が7GHz
であり、かつスポット径による変動はない。また受光感
度0.84%が得られている。
【0011】(実施例2)図4は本発明の半導体面型受
光素子を用いたサブマウント付フォトダイオードの正面
図である。12個のフォトダイオードが一次元的に並列
配置したフォトダイオードアレイ41がセラミックサブ
マウント42にフリップチップ実装されている。チップ
裏面に形成された受光窓45より光が進入し、チップの
受光窓とは反対の面に形成された受光部で吸収され、電
気信号としてp電極43から出力される。n電極44は
共通端子となっている。フリップ実装のため低容量であ
り、静電容量は1チャネルあたりバイアス2Vで、サブ
マウントを含み0.23pFであった。
【0012】(実施例3)図5は本発明の半導体面型受
光素子を用いた光モジュールの1実施例の上面図であ
る。サブマウント52にフォトダイオードアレイ素子5
1をハンダ接合し、これをパッケージ56にダイボンド
する。パッケージ56には受信IC53,レンズアレイ
55が既に搭載されており、これにファイバアレイ54
を結合させ、パッケージ56に固着させる。
【0013】
【発明の効果】本発明の低電圧,高速動作半導体面型受
光素子を用いれば、応答速度が速くなり、通信容量の増
大に貢献する。また、マルチチャネル光通信のチャネル
間位相差が低減でき並列伝送におけるスキュー性能向上
が可能となる。またモジュール作製においてスキュー不
良は低減し、モジュール作製歩留りが向上する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の半導体面型受光素子の断面
図。
【図2】本発明の実施例1の遮断周波数の吸収層厚依存
性を示す特性図。
【図3】本発明の実施例1の遮断周波数のバッファ層厚
依存性を示す特性図。
【図4】本発明の実施例2のフォトダイオードアレイの
正面図。
【図5】本発明の実施例3の光モジュールの上面図。
【符号の説明】
11…光吸収層、12…バッファ層、13…基板、14
…p電極、15…不純物ドーピング領域、16…絶縁
膜、17…反射防止膜、18…コンタクト層、41…裏
面入射フォトダイオードアレイ、42…セラミックサブ
マウント、43…p電極引き出しパタン、44…n電極
引き出しパタン、45…光入射窓、51…裏面入射フォ
トダイオードアレイ、52…サブマウント、53…受信
IC、54…ファイバアレイ、55…レンズアレイ、5
6…パッケージ。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】半導体基板上に少なくとも一つの選択的に
    設けたpn接合を有し、pn接合面いわゆる受光面をそ
    の少なくとも一面に有する立方体形状を有し、光を受光
    面側から入射させる表面入射構造あるいは光を受光面に
    対向する面から入射させる裏面入射構造を有する半導体
    面型受光素子において、光吸収層としてInxGa1-x
    y1-y層(0≦x≦1,0≦y≦1)を有し、その層
    厚Laを1.2μm≦La≦1.8μmとし、あるいは、
    半導体基板上の第1成長層であるバッファ層の層厚Wb
    を0.05μm≦Wb≦1.8μmとしたことを特徴とす
    る半導体面型受光素子。
  2. 【請求項2】請求項1記載の半導体面型受光素子におい
    て、裏面入射構造を有し、かつ光入射する半導体基板表
    面上に集光機能を有した球面形状いわゆるマイクロレン
    ズを有することを特徴とする半導体面型受光素子。
  3. 【請求項3】請求項1または2記載の半導体面型受光素
    子を一次元的あるいは二次元的に配列させたことを特徴
    とする半導体面型受光素子。
  4. 【請求項4】請求項1〜3のいずれか記載の受光装置に
    光ファイバあるいは半導体レーザあるいはその両方を搭
    載することを特徴とする光モジュール。
  5. 【請求項5】請求項1〜3のいずれか記載の受光素子あ
    るいは請求項4記載の光モジュールをセラミックあるい
    は樹脂あるいは金属パッケージにてパッケージングする
    ことを特徴とする送受信装置。
  6. 【請求項6】請求項1〜3のいずれか記載の受光素子あ
    るいは請求項4記載の光モジュールあるいは請求項7記
    載の送受信装置に、送信ICや受信IC等の電子回路を
    付加し、セラミックあるいは樹脂あるいは金属パッケー
    ジにてパッケージングすることを特徴とする送受信装
    置。
  7. 【請求項7】請求項4〜6のいずれか記載の光モジュー
    ルまたは送受信装置と送信ICや受信IC等の電子回路
    を同一ボード上に搭載し、これを送信あるいは受信ある
    いは送受信装置として用いることを特徴とする光伝送装
    置。
JP9169928A 1997-06-26 1997-06-26 半導体面型受光素子及び装置 Pending JPH1117211A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9169928A JPH1117211A (ja) 1997-06-26 1997-06-26 半導体面型受光素子及び装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9169928A JPH1117211A (ja) 1997-06-26 1997-06-26 半導体面型受光素子及び装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH1117211A true JPH1117211A (ja) 1999-01-22

Family

ID=15895544

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP9169928A Pending JPH1117211A (ja) 1997-06-26 1997-06-26 半導体面型受光素子及び装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH1117211A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003086826A (ja) * 2001-09-12 2003-03-20 Hamamatsu Photonics Kk ホトダイオードアレイ、固体撮像装置、及び、放射線検出器
US7307250B2 (en) 2003-02-06 2007-12-11 Seiko Epson Corporation Light-receiving element and manufacturing method of the same, optical module and optical transmitting device
US8019188B2 (en) 2008-11-21 2011-09-13 Fuji Xerox Co., Ltd. Optical transmission apparatus
US8330243B2 (en) 2010-06-03 2012-12-11 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor light-receiving element and optical module

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003086826A (ja) * 2001-09-12 2003-03-20 Hamamatsu Photonics Kk ホトダイオードアレイ、固体撮像装置、及び、放射線検出器
JP4482253B2 (ja) * 2001-09-12 2010-06-16 浜松ホトニクス株式会社 ホトダイオードアレイ、固体撮像装置、及び、放射線検出器
US7307250B2 (en) 2003-02-06 2007-12-11 Seiko Epson Corporation Light-receiving element and manufacturing method of the same, optical module and optical transmitting device
US8019188B2 (en) 2008-11-21 2011-09-13 Fuji Xerox Co., Ltd. Optical transmission apparatus
US8330243B2 (en) 2010-06-03 2012-12-11 Mitsubishi Electric Corporation Semiconductor light-receiving element and optical module

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US6043550A (en) Photodiode and photodiode module
JP3994655B2 (ja) 半導体受光素子
US7332751B2 (en) Rear-illuminated-type photodiode array
US7067853B1 (en) Image intensifier using high-sensitivity high-resolution photodetector array
CA2050362C (en) Photo-sensing device
US8174059B2 (en) Multicolor photodiode array and method of manufacturing
EP1020932A2 (en) PIN photodiode having a wide bandwidth
JP3734939B2 (ja) 受光素子及び受光素子モジュ−ル
JP2002289904A (ja) 半導体受光素子とその製造方法
JP4291521B2 (ja) 半導体受光素子、半導体受光装置、半導体装置、光モジュール及び光伝送装置
CN101521244B (zh) 半导体受光元件
JP3419312B2 (ja) 受光素子及び受光素子モジュール
US9406832B2 (en) Waveguide-coupled MSM-type photodiode
JP5228922B2 (ja) 半導体受光素子
JPH05129638A (ja) 光半導体装置
JPH1117211A (ja) 半導体面型受光素子及び装置
EP3792983B1 (en) Light-receiving element unit
US6589848B1 (en) Photodetector device and method for manufacturing the same
JPH04263475A (ja) 半導体受光素子及びその製造方法
US12074243B1 (en) Method for fabricating high-sensitivity photodetectors
JP3030394B2 (ja) 半導体受光素子
JP2945438B2 (ja) 光半導体装置及びそれを用いた受光器
JPH0537005A (ja) 受光素子及びその製造方法
JP2004158763A (ja) 半導体受光素子
CN118738032A (zh) 光电探测芯片、距离传感器及电子设备

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040317

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20040317

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20060510

RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20060510

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20061227

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070116

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070228

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070403