JPH1117211A - 半導体面型受光素子及び装置 - Google Patents
半導体面型受光素子及び装置Info
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- JPH1117211A JPH1117211A JP9169928A JP16992897A JPH1117211A JP H1117211 A JPH1117211 A JP H1117211A JP 9169928 A JP9169928 A JP 9169928A JP 16992897 A JP16992897 A JP 16992897A JP H1117211 A JPH1117211 A JP H1117211A
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Abstract
径に依存しない十分速い応答速度と高い受光感度を同時
に満足するフォトダイオード素子を提供する。 【解決手段】面入射型P−i−Nフォトダイオードにお
いて、低キャリア濃度層である光吸収層の層厚Laを
1.2μm≦La≦1.8μmとし、さらに基板と光吸収
層の間にあるバッファ層の層厚Lbを0.05μm≦L
b≦1.8μmとする。
Description
られる面入射型の半導体受光素子、およびこれを用いた
光モジュール,光伝送装置に関するものである。
は、超高速計算機あるいは交換機の架間あるいはボード
間配線の大容量,高密度化に対応するため、従来の電気
配線に代わる技術として現在盛んに開発が進められてい
る。受信機の主要構成要素は半導体受光素子,受信I
C,ファイバアレイ,レンズアレイであり、このうち半
導体受光素子には光の波長1μm帯で感度のあるInG
aAsを受光層に持つ面入射P−i−N型フォトダイオ
ードアレイを適用する例が多い。K.ItohらはJSAPCatalo
g Number;AP 921124−03で、吸収層厚2.2μmの
8チャネル裏面入射型P−i−Nフォトダイオードアレ
イについて試作し、受光感度0.95A/W,暗電流0.
1nAという評価結果を報告している。
用受信機の性能としては、クロックチャネルに対するデ
ータチャネルの信号伝達時間差を低減すること、すなわ
ち低スキュー特性の実現が重要である。このため、フォ
トダイオードアレイに対してはチャネル間の応答速度ば
らつきが少ないこと、各チャネルの応答速度自体が速い
ことが必要となる。しかしながら、近年光インタコネク
トモジュールには低消費電力化が要求されており、フォ
トダイオード素子に供給される電圧の低減が避けられな
い状況にある。従来構造のフォトダイオード素子では、
動作電圧の低減に伴い、空間電荷効果の影響が無視でき
なくなり、応答速度が入力光の光密度すなわち、入力光
パワーとスポット径の依存性をもつという欠点があっ
た。
で、入力光のスポット径に依存しない十分速い応答速度
と高い受光感度を同時に満足するフォトダイオード素子
を提供することである。さらに、これを受光素子とし
て、あるいは半導体レーザの出力光のモニタ用素子とし
て用いる、光モジュール、あるいは伝送装置を提供する
ことである。
うな裏面入射型P−i−Nフォトダイオードにおいて、
低キャリア濃度層である光吸収層11の層厚Laおよび
基板13と接する第1成長層であるバッファ層12の層
厚Lbを最適化することにより、高速応答と高受光感度
を両立させることで、上記課題を解決した。
関係をスポットサイズをパラメータに、図2に示す。L
a≦1.8μm のときスポット径依存性が観察されなく
なり、光入力−3dBm,バイアス電圧2.0V で遮断
周波数>5GHzが得られた。また量子効率≧80%を
得るためにはLa≧1.2μm が必要である。
とき、バッファ層12の層厚Lb≦1.8μm で遮断周
波数>1GHzが得られる。ただしバッファ層は基板1
3に存在する欠陥の影響を光吸収層に及ぼさないためL
b≧0.05μm である必要がある。ため、吸収層厚を
1.2μm≦La≦1.8μm,バッファ層厚を0.05μm
≦Lb≦1.8μmとする。
合、信号光をレンズで集光させても、スポット径依存性
がないため周波数応答特性は劣化しない。
明の一実施例の断面構造図である。厚みが150μmの
n−InP基板13にMOCVD法により、n−InP
バッファ層12を0.5μm,n−InGaAs11光
吸収層を1.5μm、およびn−InGaAsPコンタ
クト層18を0.4μm 順次積層した。積層部の一部に
メサ形状を形成した後、上面より亜鉛を選択的に直径5
0μmの円形領域15に拡散し、この部分にTiPtA
uよりなるオーミック性p電極14を形成し、裏面に反
射防止膜17を形成した。
V、光入力−3dBmの条件下で遮断周波数が7GHz
であり、かつスポット径による変動はない。また受光感
度0.84%が得られている。
光素子を用いたサブマウント付フォトダイオードの正面
図である。12個のフォトダイオードが一次元的に並列
配置したフォトダイオードアレイ41がセラミックサブ
マウント42にフリップチップ実装されている。チップ
裏面に形成された受光窓45より光が進入し、チップの
受光窓とは反対の面に形成された受光部で吸収され、電
気信号としてp電極43から出力される。n電極44は
共通端子となっている。フリップ実装のため低容量であ
り、静電容量は1チャネルあたりバイアス2Vで、サブ
マウントを含み0.23pFであった。
光素子を用いた光モジュールの1実施例の上面図であ
る。サブマウント52にフォトダイオードアレイ素子5
1をハンダ接合し、これをパッケージ56にダイボンド
する。パッケージ56には受信IC53,レンズアレイ
55が既に搭載されており、これにファイバアレイ54
を結合させ、パッケージ56に固着させる。
光素子を用いれば、応答速度が速くなり、通信容量の増
大に貢献する。また、マルチチャネル光通信のチャネル
間位相差が低減でき並列伝送におけるスキュー性能向上
が可能となる。またモジュール作製においてスキュー不
良は低減し、モジュール作製歩留りが向上する。
図。
性を示す特性図。
依存性を示す特性図。
正面図。
…p電極、15…不純物ドーピング領域、16…絶縁
膜、17…反射防止膜、18…コンタクト層、41…裏
面入射フォトダイオードアレイ、42…セラミックサブ
マウント、43…p電極引き出しパタン、44…n電極
引き出しパタン、45…光入射窓、51…裏面入射フォ
トダイオードアレイ、52…サブマウント、53…受信
IC、54…ファイバアレイ、55…レンズアレイ、5
6…パッケージ。
Claims (7)
- 【請求項1】半導体基板上に少なくとも一つの選択的に
設けたpn接合を有し、pn接合面いわゆる受光面をそ
の少なくとも一面に有する立方体形状を有し、光を受光
面側から入射させる表面入射構造あるいは光を受光面に
対向する面から入射させる裏面入射構造を有する半導体
面型受光素子において、光吸収層としてInxGa1-xA
syP1-y層(0≦x≦1,0≦y≦1)を有し、その層
厚Laを1.2μm≦La≦1.8μmとし、あるいは、
半導体基板上の第1成長層であるバッファ層の層厚Wb
を0.05μm≦Wb≦1.8μmとしたことを特徴とす
る半導体面型受光素子。 - 【請求項2】請求項1記載の半導体面型受光素子におい
て、裏面入射構造を有し、かつ光入射する半導体基板表
面上に集光機能を有した球面形状いわゆるマイクロレン
ズを有することを特徴とする半導体面型受光素子。 - 【請求項3】請求項1または2記載の半導体面型受光素
子を一次元的あるいは二次元的に配列させたことを特徴
とする半導体面型受光素子。 - 【請求項4】請求項1〜3のいずれか記載の受光装置に
光ファイバあるいは半導体レーザあるいはその両方を搭
載することを特徴とする光モジュール。 - 【請求項5】請求項1〜3のいずれか記載の受光素子あ
るいは請求項4記載の光モジュールをセラミックあるい
は樹脂あるいは金属パッケージにてパッケージングする
ことを特徴とする送受信装置。 - 【請求項6】請求項1〜3のいずれか記載の受光素子あ
るいは請求項4記載の光モジュールあるいは請求項7記
載の送受信装置に、送信ICや受信IC等の電子回路を
付加し、セラミックあるいは樹脂あるいは金属パッケー
ジにてパッケージングすることを特徴とする送受信装
置。 - 【請求項7】請求項4〜6のいずれか記載の光モジュー
ルまたは送受信装置と送信ICや受信IC等の電子回路
を同一ボード上に搭載し、これを送信あるいは受信ある
いは送受信装置として用いることを特徴とする光伝送装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9169928A JPH1117211A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 半導体面型受光素子及び装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9169928A JPH1117211A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 半導体面型受光素子及び装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH1117211A true JPH1117211A (ja) | 1999-01-22 |
Family
ID=15895544
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9169928A Pending JPH1117211A (ja) | 1997-06-26 | 1997-06-26 | 半導体面型受光素子及び装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH1117211A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003086826A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-20 | Hamamatsu Photonics Kk | ホトダイオードアレイ、固体撮像装置、及び、放射線検出器 |
US7307250B2 (en) | 2003-02-06 | 2007-12-11 | Seiko Epson Corporation | Light-receiving element and manufacturing method of the same, optical module and optical transmitting device |
US8019188B2 (en) | 2008-11-21 | 2011-09-13 | Fuji Xerox Co., Ltd. | Optical transmission apparatus |
US8330243B2 (en) | 2010-06-03 | 2012-12-11 | Mitsubishi Electric Corporation | Semiconductor light-receiving element and optical module |
-
1997
- 1997-06-26 JP JP9169928A patent/JPH1117211A/ja active Pending
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003086826A (ja) * | 2001-09-12 | 2003-03-20 | Hamamatsu Photonics Kk | ホトダイオードアレイ、固体撮像装置、及び、放射線検出器 |
JP4482253B2 (ja) * | 2001-09-12 | 2010-06-16 | 浜松ホトニクス株式会社 | ホトダイオードアレイ、固体撮像装置、及び、放射線検出器 |
US7307250B2 (en) | 2003-02-06 | 2007-12-11 | Seiko Epson Corporation | Light-receiving element and manufacturing method of the same, optical module and optical transmitting device |
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