JPH1117116A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体装置およびその製造方法

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JPH1117116A
JPH1117116A JP9171700A JP17170097A JPH1117116A JP H1117116 A JPH1117116 A JP H1117116A JP 9171700 A JP9171700 A JP 9171700A JP 17170097 A JP17170097 A JP 17170097A JP H1117116 A JPH1117116 A JP H1117116A
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film
capacitor electrode
lower capacitor
electrode
conductive film
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JP9171700A
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English (en)
Inventor
Katsuhiko Hieda
克彦 稗田
Kazuhiro Eguchi
和弘 江口
Keitarou Imai
馨太郎 今井
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Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】酸化されても導電性を示すというプロセス的に
有利を性質を有するが、膜ストレスが大きいというリー
ク電流の点で不利な性質を有するRu膜をSN電極に用
いたキャパシタにおいて、リーク電流の低減化を図るこ
と。 【解決手段】SN電極22の大部分を膜ストレスの小さ
いTa膜17で構成し、Ta膜17の上面と側面を薄い
Ru膜18,21で被覆する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体装置および
その製造方法に係わり、特にキャパシタの電極構造に特
徴がある半導体装置およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、コンピュ−タ−や通信機器の重要
部分には、多数のトランジスタや抵抗等を電気回路を構
成するようにむすびつけ、1チップ上に集積化して形成
した大規模集積回路(LSI)が多用されている。この
ため、機器全体の性能は、LSI単体の性能と大きく結
び付いている。LSI単体の性能向上は、集積度を高め
ること、つまり微細化により実現できる。
【0003】特にDRAM等の半導体記憶装置において
は、最小加工寸法の微細化とともにメモリセル面積の微
細化は進む一方である。それにつれて、メモリセルにお
けるキャパシタ面積は非常に小さくなってきている。
【0004】メモリセル面積が小さくなると、キャパシ
タ容量(蓄積容量:Cs)も小さくなる。しかし、キャ
パシタ容量は、センス感度やソフトエラー等の点からそ
れほど小さくできない。すなわち、メモリセル面積が小
さくなると、必要なキャパシタ容量を確保することが困
難になるという問題がある。
【0005】これを解決する方法としては、キャパシタ
を3次元的に形成し、小さなセル面積でキャパシタ表面
積をできるだけ大きくしてキャパシタ容量を稼ぐ方法
と、キャパシタ絶縁膜に誘電率の高い絶縁膜(いわゆる
highε膜)を用いることの2つの方法が検討されてい
る。
【0006】0.15ミクロンメータ程度のデザインル
ールの世代(1GビットDRAM世代相当)に近付く
と、複雑な3次元形状をした蓄積(SN;Storage Nod
e)電極の加工工程は、しだいに困難なものとなる。
【0007】したがって、キャパシタ容量を稼ぐ方法と
して、キャパシタ絶縁膜に酸化膜に比べて誘電率の高い
絶縁膜(高誘電率絶縁膜)を用いる方法が非常に重要に
なってきている。高誘電率絶縁膜として代表的なもの
に、(Ba,Sr)TiO3 膜がある。
【0008】(Ba,Sr)TiO3 膜を用いる場合、
SN電極には工程途中で酸化されても金属導電性を示す
Ru膜(RuO2 膜は導電性)、またはRuO2 膜/R
u膜の積層膜を用いることが検討されている(1995年IE
DM Technical Digest 、 S.Yamamichi 等、p.119-p.122
)。
【0009】図10に、RuO2 膜/Ru膜の積層膜を
SN電極とした従来のスタック型DRAMのメモリセル
の断面図を示す。これを製造工程に従って説明すると、
まず、p型シリコン基板81上に素子分離絶縁膜82を
形成する。
【0010】次にゲート絶縁膜83、ゲート電極(ワー
ド線)84、ゲートキャップ層85、低不純物濃度のn
型ソース・ドレイン拡散層86を形成した後、層間絶縁
膜87,88を堆積して表面を平坦化する。
【0011】次にSN電極コンタクトおよびビット線コ
ンタクトの領域にそれぞれ多結晶シリコン膜89,90
を埋め込み形成した後、ビット線91を形成する。次に
層間絶縁膜92を堆積し、その表面を平坦化した後、S
Nコンタクトホールを開孔し、その内部に高不純物濃度
の多結晶シリコン膜93を埋め込む。
【0012】次にSN電極98となる、TiSix (チ
タンシリサイド)膜94、TiN膜95、Ru膜96、
RuO2 膜97を順次形成した後、この積層膜をフォト
レジスト(不図示)を用いた通常のリソグラフィー法と
RIE法を用いてパターニングし、SN電極98を形成
する。この後、上記フォトレジストを剥離する。
【0013】最後に、SN電極98の側面および上面を
覆うように、全面に(Ba,Sr)TiO3 膜などの高
誘電率絶縁膜からなるキャパシタ絶縁膜99、プレート
電極(例えば、Ru膜の単層膜またはRu膜/TiN膜
の積層膜)100を順次形成する。
【0014】しかしながら、この種のSN電極98を用
いたスタック型DRAMには、以下のような問題があ
る。まず、Ru膜膜96に比べて膜ストレスの大きなR
uO2 膜97がSN電極98の大部分を占めるため、S
N電極98の膜ストレスが大きくなり、その結果、膜ス
トレスに起因したキャパシタ絶縁膜99のリーク電流が
増大する。
【0015】また、SN電極98の側面に、TiSix
膜94、TiN膜95、Ru膜96、RuO2 膜97が
現れるため、これによってもキャパシタ絶縁膜99のリ
ーク電流が増大する。これは、TiSix 膜94とTi
N膜95の界面、TiN膜95とRu膜96の界面、R
u膜96とRuO2 膜97の界面が、リーク電流のパス
となるからである。
【0016】さらに、SN電極98の上部(RuO2
97)のコーナが90度程度の鋭角となり、電界集中が
起こりやすくなるため、これによってもキャパシタ絶縁
膜99のリーク電流が増大する。
【0017】
【発明が解決しようとする課題】上述の如く、従来のD
RAMにおいては、微細化を進めても必要なャパシタ容
量を確保できるように、キャパシタ絶縁膜として、(B
a,Sr)TiO3 膜などの高誘電率絶縁膜を用いるこ
とが提案されていたが、SN電極の構造、材料が原因で
リーク電流が増大するという問題があった。
【0018】本発明は、上記事情を考慮してなされたも
ので、その目的とするところは、リーク電流の低減化を
図り得るキャパシタを有する半導体装置およびその製造
方法を提供することにある。
【0019】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る半導体装置(請求項1)は、第1の導
電膜からなる第1の下部キャパシタ電極と、この第1の
下部キャパシタ電極の上面、および前記第1の下部キャ
パシタ電極の側面のうち、少なくとも前記上面側の側面
を被覆する第2の導電膜からなる第2の下部キャパシタ
電極と、この第2の下部キャパシタ電極上に設けられた
キャパシタ絶縁膜と、このキャパシタ絶縁膜上に設けら
れた上部キャパシタ電極とから構成され、前記第1の導
電膜の膜ストレスが前記第2の導電膜のそれよりも小さ
く、かつ前記第1の導電膜の体積が前記第2の導電膜の
それよりも大きいキャパシタを有することを特徴とす
る。
【0020】このような構成であれば、第2の下部キャ
パシタ電極として膜ストレスが大きいものを使用して
も、下部キャパシタ電極の膜ストレスは全体としては小
さくなる。したがって、下部キャパシタ電極の膜ストレ
スに起因したキャパシタ絶縁膜のリーク電流の増加を抑
制でき、リーク電流の低減化を図ることができる。
【0021】また、本発明に係る他の半導体装置(請求
項2)は、上記半導体装置(請求項1)において、前記
第1の導電膜がTa膜、前記第2の導電膜がRu膜であ
ることを特徴とする。
【0022】このような構成であれば、第2の下部キャ
パシタ電極として、膜ストレスは大きいが、酸化されて
も導電性を示すというプロセス的に好ましい性質を有す
るRu膜を使用することが可能となる。
【0023】また、本発明に係る他の半導体装置(請求
項3)は、上記半導体装置(請求項1)において、前記
キャパシタ絶縁膜が、高誘電率絶縁膜であることを特徴
とする。ここで、高誘電率絶縁膜は、Ba、Srおよび
Tiを含む高誘電率酸化膜であることが好ましい(請求
項4)。具体的には、(Ba,Sr)TiO3 膜であ
る。
【0024】このような構成であれば、リーク電流の低
減化を図ることができ、かつ微細化を進めても必要なキ
ャパシタ容量を容易に確保することが可能となる。ま
た、本発明に係る他の半導体装置(請求項5)は、上記
半導体装置(請求項1)において、第1の下部キャパシ
タ電極の下面側の側面が絶縁膜で被覆されていることを
特徴とする。
【0025】このような構成であれば、第1の下部キャ
パシタ電極の下面角部にはキャパシタ絶縁膜が存在しな
いので、第1の下部キャパシタ電極の下面角部における
電界集中によるキャパシタ絶縁膜のリーク電流は起こり
難くなる。したがって、キャパシタ絶縁膜のリーク電流
の低減化をより効果的に図ることが可能となる。
【0026】また、本発明に係る他の半導体装置(請求
項6)は、上記半導体装置(請求項1)において、前記
第1の下部キャパシタ電極の上面角部上の前記第2の下
部キャパシタ電極が丸まっていることを特徴とする。
【0027】このような構成であれば、第1の下部キャ
パシタ電極の上面角部における電界集中が緩和される。
したがって、キャパシタ絶縁膜のリーク電流の低減化を
より効果的に図ることが可能となる。
【0028】また、本発明に係る他の半導体装置(請求
項7)は、上記半導体装置(請求項1)において、前記
第1および第2の下部キャパシタ電極が、スタック型D
RAMのキャパシタの蓄積電極であることを特徴とす
る。
【0029】このような構成であれば、スタック型DR
AMのキャパシタの蓄積電極に起因したキャパシタのリ
ーク電流の低減化を図ることがきる。ここで、好ましく
は、例えば、前記第1の導電膜としてTa膜、前記第2
の導電膜としてRu膜、キャパシタ絶縁膜として(B
a,Sr)TiO3 膜を使用する。
【0030】このような各種膜を使用することにより、
低リーク電流、高キャパシタ容量、しかもプロセス的な
キャパシタを実現でき、これによりさらに高集積度のス
タック型DRAMを実現できるようになる。
【0031】また、本発明に係る半導体装置の製造方法
(請求項8)は、第1の下部キャパシタ電極となる第1
の導電膜を形成し、この第1の導電膜上に、前記第1の
下部キャパシタ電極よりも体積が小さい第2の下部キャ
パシタ電極の一部分となる、前記第1の導電膜よりも膜
厚が薄く、かつ前記第1の導電膜よりも膜ストレスが大
きい第2の導電膜を形成する工程と、これらの導電膜を
パターニングし、前記第1の下部キャパシタ電極を形成
するとともに、この第1の下部キャパシタ電極上に前記
第2の下部キャパシタ電極の前記一部分を形成する工程
と、前記第1の下部キャパシタ電極および前記第2の下
部キャパシタ電極の前記一部分を被覆するように、前記
第2の下部キャパシタ電極の残りの部分となる、前記第
2の導電膜と構成材料が同じ第3の導電膜を堆積形成す
る工程と、この第3の導電膜の全面を異方性エッチング
し、前記第1の下部キャパシタ電極の側面および前記第
2の下部キャパシタ電極の前記一部分の側面に前記第3
の導電膜を選択的に残置させ、前記第2の下部キャパシ
タ電極の残りの部分を形成することにより、前記第1の
下部キャパシタ電極よりも体積が小さい前記第2の下部
キャパシタ電極を完成させる工程と、この第2の下部キ
ャパシタ電極上にキャパシタ絶縁膜、上部キャパシタ電
極を順次形成する工程とを有することを特徴とする。
【0032】このような構成であれば、上記半導体装置
(請求項1)において、第1の下部キャパシタ電極の側
面全体が第2の下部キャパシタ電極で被覆された構造の
キャパシタを製造できる。
【0033】また、この方法では、第2の下部キャパシ
タ電極の残りの部分(第1の下部キャパシタ電極等の側
壁に設けられた第2の下部キャパシタ電極)を、いわゆ
る「側壁残し」により形成しているので、上から見た第
2の下部キャパシタ電極の面積(平面面積)は、リソグ
ラフィの最小デザインルールで決まるそれよりも大きく
なる。
【0034】したがって、このような方法で複数のキャ
パシタを形成する場合、第1の下部キャパシタ電極間の
距離が最小線幅Fであっても、第2の下部キャパシタ電
極の平面面積は最小デザインルールで決まるそれよりも
大きくなる。すなわち、隣り合う第2の下部キャパシタ
電極間の距離はFよりも短くなり、キャパシタ容量は大
きくなる。
【0035】また、第3の導電膜の全面を異方性エッチ
ングした後にも、第1の下部キャパシタ電極の上面角部
上の第3の導電膜(第2の下部キャパシタ電極)には、
その堆積時の丸み形状が残る。したがって、第1の下部
キャパシタ電極の上面角部における電界集中が緩和さ
れ、キャパシタ絶縁膜のリーク電流の低減化をより効果
的に図ることが可能となる。
【0036】また、本発明に係る他の半導体装置の製造
方法(請求項9)は、第1の絶縁膜、第2の絶縁膜が順
次積層されてなる積層絶縁膜を形成する工程と、この積
層絶縁膜をエッチングし、底部が前記第1の絶縁膜と前
記第2の絶縁膜との界面よりも深い溝を形成する工程
と、この溝の内部に、上面が前記界面よりも高くかつ前
記第2の絶縁膜の表面よりも低い、第1の導電膜からな
る第1の下部キャパシタ電極を形成する工程と、前記溝
の内部を、前記第1の下部キャパシタ電極よりも体積が
小さい第2の下部キャパシタ電極の一部分となる、前記
第1の導電膜よりも膜厚が薄く、かつ前記第1の導電膜
よりも膜ストレスが大きい第2の導電膜で埋め込む工程
と、前記第2の絶縁膜を選択的に除去した後、露出した
前記第1のキャパシタ電極および前記第2の下部キャパ
シタ電極の前記一部分を被覆するように、前記第2の下
部キャパシタ電極の残りの部分となる、前記第2の導電
膜と構成材料が同じ第3の導電膜を堆積形成する工程
と、この第3の導電膜の全面を異方性エッチングし、前
記露出した前記第1の下部キャパシタ電極の側面および
前記第2の下部キャパシタ電極の前記一部分の側面に前
記第3の導電膜を選択的に残置させ、前記第2の下部キ
ャパシタ電極の残りの部分を形成することにより、前記
第1の下部キャパシタ電極よりも体積が小さい前記第2
の下部キャパシタ電極を完成させる工程と、この第2の
下部キャパシタ電極上にキャパシタ絶縁膜、上部キャパ
シタ電極を順次形成する工程とを有することを特徴とす
る。
【0037】このような構成であれば、本発明に係る半
導体装置(請求項5)を製造できるようになる。また、
上記半導体装置の製造方法(請求項8)と同様な作用効
果が得られる。
【0038】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照しながら本発明
の実施の形態(以下、実施形態という)を説明する。 (第1の実施形態)図1は、本発明の第1の実施形態に
係るスタック型DRAMのメモリセルの概略構成を示す
平面図である。また、図2は、図1のメモリセルのA−
A’断面、B−B’断面およびC−C’断面の連続断面
図である。
【0039】本実施形態のスタック型DRAMは、SN
電極構造を除いて、基本的には図10の従来のスタック
型DRAMと同じ構造である。図10の従来のスタック
型DRAMと主として異なる点は、以下の通りである。
【0040】まず、SN電極22が、Ta膜17(第1
の下部キャパシタ電極)とその上部および側面を覆うR
u膜18,21(第2の下部キャパシタ電極)とで構成
され、かつRu膜18,21に比べて膜ストレスが小さ
いTa膜17がSN電極22の大部分を占めていること
である。
【0041】このような構成であれば、膜ストレスは大
きいが、酸化しても導電性を示すというプロセス的に好
ましい性質を有するRu膜18,21を使用しても、S
N電極全体での膜ストレスは小さくなる。これにより、
膜ストレスに起因したキャパシタ絶縁膜23のリーク電
流を抑制することができ、リーク電流の低減化を図るこ
とが可能となる。
【0042】また、Ta膜17上にRu膜18,21を
形成することにより、Ru膜18,21の配向性が向上
し、Ru膜18,21は緻密な膜となる。具体的には
(200)方向に高配向する。これにより、Ru膜1
8,21を形成した後の熱工程、例えばキャパシタ絶縁
膜23の成膜時に伴う温度上昇時におけるRu膜の表面
荒れを抑制できるようになる。したがって、表面荒れに
起因するリーク電流を抑制でき、これによってもリーク
電流の低減化を図ることが可能となる。
【0043】また、後述する製造方法では、RIE法に
よる、いわゆる、「側壁残し」により、Ta膜17の側
面を覆うようにRu膜21を形成するため、これにより
SN電極22を上から見たSN電極22の面積(平面S
N電極面積)を、リソグラフィの最小デザインルールで
決まる平面SN電極面積よりも大きくできる。これによ
り、キャパシタ容量を大きくすることができる。
【0044】また、後述する製造方法(側壁残し)で
は、SN電極22の上部コーナー(Ru膜21)に、R
u膜21の堆積時の「丸み形状」が残り、上部コーナー
における電界集中が十分に緩和される。これによって
も、キャパシタ絶縁膜23のリーク電流の低減化を図る
ことが可能となる。
【0045】次にこのようなSN電極22を有するDR
AMメモリセルの製造方法について説明する。図3〜図
5は、その製造方法を示す工程断面図である。図中の断
面は、各工程段階における図1のA−A’断面、B−
B’断面およびC−C’断面の連続断面を示している。
【0046】ここでは、メモリセルにnチャンネルMO
Sトランジスタを用いた場合について説明するが、pチ
ャンネルMOSトランジスタを用いた場合も同様であ
る。また、周辺回路用にnチャネルMOSトランジスタ
およびpチャネルMOSトランジスタの両方を同一基板
上に形成する場合には、基板表面にpウェル、nウェル
をそれぞれ形成し、pウェルにnチャネルMOSトラン
ジスタ、nウェルにpチャネルMOSトランジスタを形
成する。
【0047】まず、図3(a)に示すように、不純物濃
度が5×1015cm-3程度の(100)面のp型シリコ
ン基板1を用意する。次に同図(a)に示すように、例
えば反応性イオンエッチング法(RIE法)を用いて、
p型シリコン基板の表面に例えば深さ約0.2μmのト
レンチ溝を形成し、このトレンチ溝の内部を絶縁膜2に
より埋め込むことにより、トレンチ型の素子分離(ST
I)を形成する。
【0048】次に同図(a)に示すように、素子領域の
シリコン表面を熱酸化してゲート酸化膜となる例えば厚
さ60nm程度のシリコン酸化膜3を形成した後、基板
上に第1のゲート電極(ワード線WL)となる厚さ50
nm程度の多結晶シリコン膜4、第2のゲート電極(ワ
ード線WL)となる厚さ50nm程度のWSi2 膜5を
順次形成する。
【0049】次に同図(a)に示すように、WSi2
5上にゲートキャップ層6となるシリコン窒化膜(Si
34 膜)、レジストパターン7を順次形成した後、レ
ジストパターン7をマスクにして、シリコン窒化膜をエ
ッチングし、ゲートキャップ層6を形成する。ゲートキ
ャップ層6は、後工程の自己整合コンタクト工程時にお
いてゲート電極のエッチングストッパ層として用いられ
る。
【0050】次に図2(b)に示すように、レジストパ
ターン7を剥離した後、ゲートキャップ層6をマスクに
して、WSi2 膜5、多結晶シリコン膜4を順次エッチ
ングし、所定形状の第1のゲート電極5(ワード線W
L)、第2のゲート電極4(ワード線WL)、ゲート酸
化膜3を形成する。
【0051】この結果、ゲート構造として、多結晶シリ
コン膜とWSi2 膜(シリサイド膜)との積層構造であ
るいわゆるポリサイドゲート構造が形成される。なお、
ポリメタルゲート構造を形成しても良い。もちろん、単
純な多結晶シリコン膜の単層のゲート構造を形成しても
良い。
【0052】この後、ゲート電極4,5と、後工程で形
成する低濃度のソース・ドレイン拡散層との耐圧を向上
させるために、例えば、1050℃、酸素雰囲気、10
0秒程度のRTO(Rapid Thermal Oxidation )による
熱酸化を行なって、いわゆる後酸化膜(図示せず)を形
成する。
【0053】次に図3(c)に示すように、ゲート側壁
シリコン窒化膜8となる、例えば厚さ10nm程度のシ
リコン窒化膜(Si34 膜)を全面に形成した後、こ
のシリコン窒化膜をRIE法を用いた全面エッチングに
より(側壁残しにより)、ゲート側壁シリコン窒化膜8
を形成する。
【0054】次に同図(c)に示すように、メモセル領
域以外の領域を覆うレジストパターン(図示せず)、ゲ
ートキャップ層6およびゲート側壁シリコン窒化膜8を
マスクにして、n型不純物イオンを基板表面に注入した
後、アニールを行なって、低不純物濃度のn型ソース・
ドレイン拡散層9を形成する。
【0055】次に同図(c)に示すように、全面に表面
が平坦されたBPSGからなる層間絶縁膜10を形成す
る。このような層間絶縁膜10は、例えば、CVD法を
用いて全面に厚さが約500nmのBPSG膜を堆積し
た後、ゲートキャップ層6上のBPSG膜の膜厚が10
0nm程度になるように、BPSG膜の全面を例えばC
MP(ケミカル・メカニカル・ポリッシュ)法を用いて
研磨し、平坦化することにより形成できる。
【0056】次に図4(a)に示すように、層間絶縁膜
10をエッチングし、n型ソース・ドレイン拡散層9と
後工程で形成するビット線とのコンタクト、およびn型
ソース・ドレイン拡散層9と後工程で形成するプラグ電
極とのコンタクトを取るためのコンタクトホールをそれ
ぞれ開孔した後、これらのコンタクトホールの内部を高
不純物濃度のn型多結晶シリコン膜11,12により埋
め込む。
【0057】ここで、コンタクトホールを開孔する際の
層間絶縁膜10のエッチングには、酸化膜と窒化膜の高
選択比RIEを用いることが好ましい。具体的には、層
間絶縁膜10に用いたBPSG膜のエッチングレート
が、ゲートキャップ層6に用いたシリコン窒化膜(Si
34 膜)のそれよりも10倍以上速い条件で、RIE
によりコンタクトホールを開孔する。
【0058】このような高選択比RIEを用いれば、マ
スクずれがたとえ起こっても、第2のゲート電極5上の
ゲートキャップ層6が除去され、コンタクトホール内に
第2のゲート電極5が露出するのを防止できる。これに
より、ゲート電極5とn型多結晶シリコン膜11,12
とのショートを防止でき、製品の歩留まりを向上させる
ことができる。
【0059】また、n型多結晶シリコン膜11,12を
形成するには、例えば全面にn型多結晶シリコン膜を堆
積した後、このn型多結晶シリコン膜をCMP法を用い
て研磨し、コンタクトホール外部のn型多結晶シリコン
膜を除去すれば良い。
【0060】次に図4(b)に示すように、層間絶縁膜
13を全面に例えばCVD法を用いて堆積し、次に層間
絶縁膜13にn型多結晶シリコン膜11に接続するビッ
ト線コンタクトホールを開孔し、次にこのビット線コン
タクトホールの内部に、n型多結晶シリコン膜11と電
気的に接続するようにビット線14を埋め込み形成する
(いわゆる、CMP法を用いたデュアル・ダマシン工
程;dual damascene工程)。ビット線14としては、例
えばタングステン(W)膜を用いる。
【0061】次に同図(b)に示すように、全面に表面
が平坦化された層間絶縁膜15を形成した後、層間絶縁
膜13,15にn型多結晶シリコン膜12に接続するS
Nコンタクトホールを開孔する。
【0062】次に同図(b)に示すように、SNコンタ
クトホールの内部を、n型多結晶シリコン膜12と電気
的に接続するようにタングステン(W)膜からなるプラ
グ電極16により完全に埋め込む。
【0063】このようなプラグ電極16を形成するに
は、例えば、プラグ電極16となるW膜を全面に堆積
し、次いでCMP法などにより層間絶縁膜15上のW膜
を除去し、SNコンタクトホール内にのみW膜を残置さ
せれば良い。
【0064】この後、同図(b)に示すように、Ta膜
17を例えばスパッタ法を用いて全面に形成した後、T
a膜17上に例えばスパッタ法を用いてRu膜18を形
成する。なお、Ta膜17、Ru膜18の成膜には、ス
パッター法の代わりに、CVD法などの他の成膜方法を
用いても良い。
【0065】ここで、Ta膜17を形成した後、図6
(a)に示すように、プラグ電極16によるSNコンタ
クトホールの埋め込みが不十分で、コンタクト部のTa
膜16で段差が生じたり、成膜時にTa膜17の表面に
凹凸が生じた場合には、図6(b)に示すように、Ta
膜17の全面をCMP法を用いて研磨することにより、
平坦化すると良い。
【0066】このようにすることにより、Ta膜17の
表面をコンタクト部の段差も含めて完全に平坦にでき
る。このようにTa膜17の表面を平坦化することは、
キャパシタ絶縁膜のリーク電流の低減化に有効である。
【0067】次に図4(c)に示すように、Ta膜18
上にレジストパターン19を形成した後、このレジスト
パターン19をマスクにして、Ru膜18とTa膜17
を例えばRIE法を用いてパターニングする。この後、
レジストパターン19を剥離する。
【0068】ここで、レジストパターン19を剥離した
後に、Ru膜18上に何らかのエッチング残渣が存在
し、このエッチング残渣によりキャパシタ絶縁膜のリー
ク電流が増加するようであれば、以下の工程に従ってT
a膜17のパターニングを行なうと良い。
【0069】すなわち、図7(a)に示すように、レジ
ストパターン19を直接Ru膜18上に形成するのでは
なく、Ru膜18上に例えば厚さ50nm程度のSOG
膜20(保護膜)を介して形成する。次いで同図(a)
に示すように、レジストパターン19をマスクにして、
SOG膜20、Ru膜18、Ta膜17を連続的にエッ
チング加工する。この後、図7(b)に示すように、レ
ジストパターン19、SOG膜20を除去する。
【0070】ここで、SOG膜20を例えばNH4 F液
等のエッチング溶液を用いて除去する場合には、層間絶
縁膜15を保護膜するために、例えば厚さ30nm程度
のシリコン窒化膜(Si34 膜)15´をあらかじめ
形成しておく。
【0071】このような方法によれば、Ru膜18の汚
染はSOG膜20により防止されるので、Ru膜18/
Ta膜17のエッチング加工時に生じるRu膜18上の
エッチング残渣によるキャパシタ絶縁膜のリーク電流の
増加を効果的に抑制できるようになる。
【0072】次に図5(a)に示すように、Ru膜18
およびTa膜17の側壁にRu膜21を形成する。この
結果、Ta膜17の上面および側面がRu膜18,21
で覆われた構造のSN電極22が完成する。
【0073】このようなRu膜21を形成するには、例
えば、Ru膜21としてのRu膜をスパッター法または
CVD法を用いて全面に堆積した後、上記Ru膜をRI
E法を用いて全面エッチングすることにより(側壁残し
により)、Ru膜18およびTa膜17の側壁に選択的
に残置させれば良い。
【0074】このようなRIE法による側壁残しを用い
ることにより、リソグラフィーの最小デザインルールで
決まる平面SN電極面積よりも大きな平面SN電極面積
を実現でき、キャパシタ容量を大きくすることができ
る。
【0075】もちろん、本実施形態では、高誘電率のキ
ャパシタ絶縁膜23を用いているので、これによっても
キャパシタ容量は大きくなる。すなわち、キャパシタ形
状および誘電体材料の両方の面からキャパシタ容量を大
きくできる。
【0076】また、SN電極22の上部コーナーには、
Ru膜21の堆積時の「丸み形状」が残るので、SN電
極22の上部コーナーにおける電界集中は緩和される。
このような電界緩和は、キャパシタ絶縁膜23のリーク
電流の低減化や耐圧の向上に寄与する。
【0077】次に図5(b)に示すように、(Ba,S
r)TiO3 からなる高誘電率のキャパシタ絶縁膜23
をスパッタ法またはCVD法を用いて全面に例えば30
nm程度の膜厚になるように堆積する。
【0078】最後に、同図(b)に示すように、プレー
ト電極24となるRu膜をスパッタ法またはCVD法を
用いて全面に例えば30nm程度堆積した後、上記Ru
膜をRIE法などによりパターニングして、メモリセル
が完成する。
【0079】上記のような工程をとることにより、膜ス
トレスが小さく、体積が大きな(厚い)Ta16膜と、
このTa膜17の上部および側面を覆う、膜ストレスが
大きく、体積が小さな(薄い)Ru膜18,21とで構
成された構造のSN電極22を有するメモリセルを実現
できる。
【0080】したがって、SN電極22の膜ストレスは
全体としては小さくなり、これによりSN電極22の膜
ストレスに起因したキャパシタ絶縁膜23のリーク電流
を抑制することができ、リーク電流の低減化を図ること
が可能となる。
【0081】また、Ta膜17上にRu膜18,21を
形成することにより、Ru膜16の配向性が向上し、R
u膜18,21は緻密な膜となる。これにより、後工程
の熱工程、例えばキャパシタ絶縁膜23の成膜工程にお
ける熱工程などによるRu膜18,21の表面荒れを抑
制できる。したがって、Ru膜18,21の表面荒れに
起因したキャパシタ絶縁膜23のリーク電流を抑制でき
る。
【0082】また、上述したように、Ru膜21を側壁
残しにより形成することにより、平面SN電極面積を大
きくできるので、キャパシタ容量を大きくできるととも
に、SN電極22の上部コーナにおける電界集中を緩和
できるので、これによってもリーク電流の増加を抑制で
きる。
【0083】なお、本実施形態では、第1の下部キャパ
シタ電極としてTa膜を用いたが、その代わりに、例え
ば、Nb膜、W膜、Ti膜等の金属膜、またはこれらの
シリサイド膜もしくは窒化膜等の化合物からなる導電膜
を用いて良い。また、第2の下部キャパシタ電極として
Ru膜を用いたが、Pt膜、Re膜、Os膜、Pd膜、
Rh膜、Au膜等の貴金属類導電膜を用いても良い。た
だし、第1の下部キャパシタ電極のほうが第2の下部キ
ャパシタ電極よりも膜ストレスが小さくなる組み合わせ
に限る。 (第2の実施形態)図8、図9は、本発明の第2の実施
形態に係るDRAMメモリセルの製造方法を示す工程断
面図である。図中の断面は、図3〜図5と同様の連続断
面を示している。なお、第1の実施形態との違いは、S
N電極の作り方なので、その工程だけに限って図示・説
明する。
【0084】まず、第1の実施形態の図4(b)に示し
たプラグ電極16の形成工程に引き続いて、全面に厚さ
30nm程度のシリコン窒化膜(Si34 膜)30、
厚さ300nm程度のTEOS酸化膜31を順次形成す
る。
【0085】次に同図(a)に示すように、TEOS酸
化膜31上に、SN電極の形成領域に開口部を有するレ
ジストパターン32を形成する。次に図8(b)に示す
ように、レジストパターン32をマスクにして、RIE
法を用いてTEOS酸化膜31、シリコン窒化膜30、
層間絶縁膜15を連続的にエッチングし、SN電極溝を
形成し、層間絶縁膜15中に埋め込み形成されているビ
ット線(W膜)16の上部を露出させる。この後、レジ
ストパターン32を剥離する。
【0086】次に図8(c)に示すように、全面にTa
膜33を例えば300nm程度の膜厚にスパッタ法また
はCVD法を用いて堆積し、その表面を例えばCMP法
を用いて平坦化し、続いてSN電極溝内のTa膜33の
表面がTEOS酸化膜31の表面(SN電極溝の上面)
より約50nm程度浅くなるように、Ta膜33の表面
を例えばRIE法などを用いて後退させる。
【0087】次に図9(a)に示すように、全面にRu
膜34を例えば200nm程度の膜厚にスパッタ法また
はCVD法を用いて堆積した後、例えばCMP法を用い
てRu膜34を平坦化し、SN電極溝の内部をRu膜3
4により完全に埋め込む。
【0088】次に図9(b)に示すように、メモリセル
領域以外の領域をレジスト(不図示)で覆った状態で、
例えばNH4 F液等のエッチング溶液を用いたウエット
エッチングにより、メモリセル領域のTEOS酸化膜3
1を選択的に除去する。
【0089】このようにすると、メモリセル領域のSN
電極(Ru膜34)の高さとメモリセル領域以外のTE
OS酸化膜の高さとがそろい、SN電極が有るメモリセ
ル領域の段差とSN電極が無い他の領域(例えば周辺領
域)の段差をほぼ同じにできる。スタック構造のDRA
M製造工程においては、重要な工程である。
【0090】次に図9(c)に示すように、Ru膜35
をスパッター法またはCVD法を用いて全面に堆積し、
Ru膜35の全面をRIEすることにより(側壁残しに
より)、Ru膜34およびTa膜33の側面にRu膜3
5を形成する。
【0091】このようにして、膜ストレスが小さく、体
積が大きな(厚い)Ta膜33と、このTa膜33の上
面および側面を覆う、膜ストレスが大きく、体積が小さ
な(薄い)Ru膜34,35とで構成された構造のSN
電極36が完成する。この後の工程は第1の実施形態と
同様である。
【0092】本実施形態でも第1の実施形態と同様の効
果が得られる。さらに、本実施形態によれば、Ta膜3
3の層間絶縁膜15側の側面がシリコン窒化膜30によ
り被覆され、側面のRu膜35がTa膜33の底面より
上に位置し、すなわちTa膜33の下部コーナーにはキ
ャパシタ絶縁膜が形成されないため、SN電極36の下
部コーナーにおけるキャパシタ絶縁膜のリーク電流は起
こり難くなる。
【0093】なお、本発明は上記実施形態に限定される
ものではない。例えば、上記実施形態では、DRAMメ
モリセルのキャパシタに本発明を適用した場合について
説明したが、本発明は他の装置のキャパシタにも適用で
きる。その他、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々
変形して実施できる。
【0094】
【発明の効果】以上詳述したように本発明によれば、下
部キャパシタ電極の膜ストレスに起因したキャパシタ絶
縁膜のリーク電流の低減化を図ったキャパシタを有する
半導体装置を実現できるようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係るスタック型DR
AMのメモリセルの概略構成を示す平面図
【図2】図1のスタック型DRAMのメモリセルのA−
A’断面、B−B’断面およびC−C’断面の連続断面
【図3】図1のスタック型DRAMのメモリセルの前半
の製造方法を示す工程断面図
【図4】図1のスタック型DRAMのメモリセルの中半
の製造方法を示す工程断面図
【図5】図1のスタック型DRAMのメモリセルの後半
の製造方法を示す工程断面図
【図6】Ta膜の表面に段差や凹凸が発生した場合に、
Ru膜の形成に先立って行なうべき好ましいプロセスを
示す工程断面図
【図7】Ta膜のパターニング工程において発生するエ
ッチング残渣によるキャパシタ絶縁膜のリーク電流の増
加を防止するための方法を示す工程断面図
【図8】本発明の第2の実施形態に係るスタック型DR
AMのメモリセルの前半の製造方法を示す工程断面図
【図9】本発明の第2の実施形態に係るスタック型DR
AMのメモリセルの後半の製造方法を示す工程断面図
【図10】従来のスタック型DRAMのメモリセルを示
す断面図
【符号の説明】
1…p型シリコン基板 2…絶縁膜 3…ゲート酸化膜 4…第1のゲート電極 5…第2のゲート電極 6…ゲートキャップ層 7…レジストパターン 8…ゲート側壁シリコン窒化膜 9…ソース・ドレイン拡散層 10…層間絶縁膜 11…n型多結晶シリコン膜 12…n型多結晶シリコン膜 13…層間絶縁膜 14…ビット線 15…層間絶縁膜 15´…シリコン窒化膜 16…プラグ電極 17…Ta膜(第1の下部キャパシタ電極、第1の導電
膜) 18…Ru膜(第2の下部キャパシタ電極、第2の導電
膜) 19…レジストパターン 20…SOG膜 21…Ru膜(第2の下部キャパシタ電極、第3の導電
膜) 22…SN電極 23…キャパシタ絶縁膜 24…プレート電極(上部キャパシタ電極) 30…シリコン窒化膜(第1の絶縁膜) 31…TEOS酸化膜(第2の絶縁膜) 32…レジストパターン 33…Ta膜(第1の下部キャパシタ電極、第1の導電
膜) 34…Ru膜(第2の下部キャパシタ電極、第2の導電
膜) 35…Ru膜(第2の下部キャパシタ電極、第3の導電
膜) 36…SN電極

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】第1の導電膜からなる第1の下部キャパシ
    タ電極と、 この第1の下部キャパシタ電極の上面、および前記第1
    の下部キャパシタ電極の側面のうち、少なくとも前記上
    面側の側面を被覆する第2の導電膜からなる第2の下部
    キャパシタ電極と、 この第2の下部キャパシタ電極上に設けられたキャパシ
    タ絶縁膜と、 このキャパシタ絶縁膜上に設けられた上部キャパシタ電
    極とから構成され、 前記第1の導電膜の膜ストレスは前記第2の導電膜のそ
    れよりも小さく、かつ前記第1の導電膜の体積は前記第
    2の導電膜のそれよりも大きいキャパシタを有すること
    を特徴とする半導体装置。
  2. 【請求項2】前記第1の導電膜はTa膜、前記第2の導
    電膜はRu膜であることを特徴とする請求項1に記載の
    半導体装置。
  3. 【請求項3】前記キャパシタ絶縁膜は、高誘電率絶縁膜
    であることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  4. 【請求項4】前記キャパシタ絶縁膜は、Ba、Srおよ
    びTiを含む高誘電率酸化膜であることを特徴とする請
    求項1に記載の半導体装置。
  5. 【請求項5】前記第1の下部キャパシタ電極の下面側の
    側面が絶縁膜で被覆されていることを特徴とする請求項
    1に記載の半導体装置。
  6. 【請求項6】前記第1の下部キャパシタ電極の上面角部
    上の前記第2の下部キャパシタ電極が丸まっていること
    を特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  7. 【請求項7】前記第1および第2の下部キャパシタ電極
    は、スタック型DRAMのキャパシタの蓄積電極である
    ことを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  8. 【請求項8】第1の下部キャパシタ電極となる第1の導
    電膜を形成し、この第1の導電膜上に、前記第1の下部
    キャパシタ電極よりも体積が小さい第2の下部キャパシ
    タ電極の一部分となる、前記第1の導電膜よりも膜厚が
    薄く、かつ前記第1の導電膜よりも膜ストレスが大きい
    第2の導電膜を形成する工程と、 これらの導電膜をパターニングし、前記第1の下部キャ
    パシタ電極を形成するとともに、この第1の下部キャパ
    シタ電極上に前記第2の下部キャパシタ電極の前記一部
    分を形成する工程と、 前記第1の下部キャパシタ電極および前記第2の下部キ
    ャパシタ電極の前記一部分を被覆するように、前記第2
    の下部キャパシタ電極の残りの部分となる、前記第2の
    導電膜と構成材料が同じ第3の導電膜を堆積形成する工
    程と、 この第3の導電膜の全面を異方性エッチングし、前記第
    1の下部キャパシタ電極の側面および前記第2の下部キ
    ャパシタ電極の前記一部分の側面に前記第3の導電膜を
    選択的に残置させ、前記第2の下部キャパシタ電極の残
    りの部分を形成することにより、前記第1の下部キャパ
    シタ電極よりも体積が小さい前記第2の下部キャパシタ
    電極を完成させる工程と、 この第2の下部キャパシタ電極上にキャパシタ絶縁膜、
    上部キャパシタ電極を順次形成する工程とを有すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
  9. 【請求項9】第1の絶縁膜、第2の絶縁膜が順次積層さ
    れてなる積層絶縁膜を形成する工程と、 この積層絶縁膜をエッチングし、底部が前記第1の絶縁
    膜と前記第2の絶縁膜との界面よりも深い溝を形成する
    工程と、 この溝の内部に、上面が前記界面よりも高くかつ前記第
    2の絶縁膜の表面よりも低い、第1の導電膜からなる第
    1の下部キャパシタ電極を形成する工程と、 前記溝の内部を、前記第1の下部キャパシタ電極よりも
    体積が小さい第2の下部キャパシタ電極の一部分とな
    る、前記第1の導電膜よりも膜厚が薄く、かつ前記第1
    の導電膜よりも膜ストレスが大きい第2の導電膜で埋め
    込む工程と、 前記第2の絶縁膜を選択的に除去した後、露出した前記
    第1のキャパシタ電極および前記第2の下部キャパシタ
    電極の前記一部分を被覆するように、前記第2の下部キ
    ャパシタ電極の残りの部分となる、前記第2の導電膜と
    構成材料が同じ第3の導電膜を堆積形成する工程と、 この第3の導電膜の全面を異方性エッチングし、前記露
    出した前記第1の下部キャパシタ電極の側面および前記
    第2の下部キャパシタ電極の前記一部分の側面に前記第
    3の導電膜を選択的に残置させ、前記第2の下部キャパ
    シタ電極の残りの部分を形成することにより、前記第1
    の下部キャパシタ電極よりも体積が小さい前記第2の下
    部キャパシタ電極を完成させる工程と、 この第2の下部キャパシタ電極上にキャパシタ絶縁膜、
    上部キャパシタ電極を順次形成する工程とを有すること
    を特徴とする半導体装置の製造方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6388282B1 (en) 1999-11-26 2002-05-14 Kabushiki Kaisha Toshiba Semiconductor memory device and method of manufacture the same
US6586793B2 (en) 2000-10-30 2003-07-01 Kabushiki Kaisha Toshiba Ferroelectric memory and manufacturing method thereof

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