JPH11171094A - ウォータージェット推進消防艇 - Google Patents
ウォータージェット推進消防艇Info
- Publication number
- JPH11171094A JPH11171094A JP34256197A JP34256197A JPH11171094A JP H11171094 A JPH11171094 A JP H11171094A JP 34256197 A JP34256197 A JP 34256197A JP 34256197 A JP34256197 A JP 34256197A JP H11171094 A JPH11171094 A JP H11171094A
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- JP
- Japan
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- jet
- water
- nozzle
- water jet
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- Pending
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- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 ウォータージェット推進消防艇において、所
望の位置に停船して消火作業をすることができる消防艇
を提供する。 【解決手段】 ウォータージェット推進消防艇におい
て、船尾に設けたリバーサー６を有する噴射ノズル２
と、ジェット用のポンプ４との間における吐出ケーシン
グ４ａに、船上に設置した消火ノズル１２への分岐管１
０および吐出ケーシング４ａの流出路の開度を調節する
ことができる開閉バルブを設け、これらリバーサー６お
よび開閉バルブの操作装置を船上に設けた制御盤７に連
結した。後方に噴出するジェット水と消火用のジェット
水をバランスさせて船体を静止させた状態で消火作業を
することができる。
望の位置に停船して消火作業をすることができる消防艇
を提供する。 【解決手段】 ウォータージェット推進消防艇におい
て、船尾に設けたリバーサー６を有する噴射ノズル２
と、ジェット用のポンプ４との間における吐出ケーシン
グ４ａに、船上に設置した消火ノズル１２への分岐管１
０および吐出ケーシング４ａの流出路の開度を調節する
ことができる開閉バルブを設け、これらリバーサー６お
よび開閉バルブの操作装置を船上に設けた制御盤７に連
結した。後方に噴出するジェット水と消火用のジェット
水をバランスさせて船体を静止させた状態で消火作業を
することができる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】この発明はウォータージェッ
ト推進消防艇に関し、船体推進用のウォータージェット
を消火に用いながら、船体を所望の位置に停めて消火作
業をすることができる消防艇を提供せんとするものであ
る。
ト推進消防艇に関し、船体推進用のウォータージェット
を消火に用いながら、船体を所望の位置に停めて消火作
業をすることができる消防艇を提供せんとするものであ
る。
【０００２】
【従来の技術】従来の一般の消防艇では、消火に当たっ
ては所望の位置に停船して吸水管を水中に投入してポン
プによってウォータージェットを噴射している。また、
ウォータージェットの吐出ケーシングからジェット水を
とるように分岐管を設けたものも知られている。
ては所望の位置に停船して吸水管を水中に投入してポン
プによってウォータージェットを噴射している。また、
ウォータージェットの吐出ケーシングからジェット水を
とるように分岐管を設けたものも知られている。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】然しながら、上述のよ
うな従来の消防艇では、ウォータージェットの噴射反力
によって艇が動く難点がある。この問題は特に湾岸や河
口水面でよく用いられる小型の消防艇で解決すべき課題
となっている。
うな従来の消防艇では、ウォータージェットの噴射反力
によって艇が動く難点がある。この問題は特に湾岸や河
口水面でよく用いられる小型の消防艇で解決すべき課題
となっている。
【０００４】
【課題を解決するための手段】この発明は上述のような
課題を解決し得るものであって、その要旨とするところ
は、ウォータージェット推進消防艇において、船尾に設
けたリバーサーを有するジェットノズルと、ジェット用
のポンプとの間における吐出ケーシングに、船上に設置
した消火ノズルへの分岐管および吐出ケーシングの流出
路の開度を調節することができる開閉バルブを設けると
ともに、前記リバーサーおよび開閉バルブの操作装置を
船上に設けた制御盤に連結したものである。
課題を解決し得るものであって、その要旨とするところ
は、ウォータージェット推進消防艇において、船尾に設
けたリバーサーを有するジェットノズルと、ジェット用
のポンプとの間における吐出ケーシングに、船上に設置
した消火ノズルへの分岐管および吐出ケーシングの流出
路の開度を調節することができる開閉バルブを設けると
ともに、前記リバーサーおよび開閉バルブの操作装置を
船上に設けた制御盤に連結したものである。
【０００５】
【発明の実施の形態】この発明に係る消防艇は、上述の
ように構成してあり、目的地に向かうには船尾の噴射ノ
ズルからのウォータージェットにより急行する。このと
き、ウォータージェット推進艇であるので、船底部に抵
抗物がなく、河口等の浅瀬でも急速に出動することがで
きる。次いで、消火作業をするに当たっては分岐管から
のジェット水を船上に設けた噴射ノズルから噴射する。
このとき、この発明ではリバーサーおよび開閉弁によっ
て、消火用の噴射ノズルからの噴射量を調節できる。す
なわち、リバーサーの角度および開閉弁の開度を調節す
ることによって吐出ケーシング内の流量を調節すること
ができ、消火用の噴射ノズルからのウォータージェット
の反力を調節することができるものである。そして、吐
出ケーシング内を流れるジェット水流圧力と噴射ノズル
から噴射するウォータージェットの反力を均衡させて船
体が動くのを防止することができるものである。以下、
図面に基づいてこの発明を具体的に説明する。
ように構成してあり、目的地に向かうには船尾の噴射ノ
ズルからのウォータージェットにより急行する。このと
き、ウォータージェット推進艇であるので、船底部に抵
抗物がなく、河口等の浅瀬でも急速に出動することがで
きる。次いで、消火作業をするに当たっては分岐管から
のジェット水を船上に設けた噴射ノズルから噴射する。
このとき、この発明ではリバーサーおよび開閉弁によっ
て、消火用の噴射ノズルからの噴射量を調節できる。す
なわち、リバーサーの角度および開閉弁の開度を調節す
ることによって吐出ケーシング内の流量を調節すること
ができ、消火用の噴射ノズルからのウォータージェット
の反力を調節することができるものである。そして、吐
出ケーシング内を流れるジェット水流圧力と噴射ノズル
から噴射するウォータージェットの反力を均衡させて船
体が動くのを防止することができるものである。以下、
図面に基づいてこの発明を具体的に説明する。
【０００６】
【実施例】図１はこの発明に係るウォータージェット推
進艇の模式側面図を示し、図において符号１は船体、２
は船尾に設けたウォータージェットの噴射ノズル、３は
ジェット水の吸込ダクト、４は吸込水の加圧用のポン
プ、５はポンプ４の駆動機である。
進艇の模式側面図を示し、図において符号１は船体、２
は船尾に設けたウォータージェットの噴射ノズル、３は
ジェット水の吸込ダクト、４は吸込水の加圧用のポン
プ、５はポンプ４の駆動機である。
【０００７】次に、符号６は噴射ノズル２に設けたリバ
ーサーであって、噴射ノズル２に基部が枢着されていて
上下に回動して、ウォータージェットの噴出方向を変え
ることができるようにしてある。そして、その回動操作
装置は、制御盤７に連結してある。また、符号８ポンプ
４の後段に設けた吐出ケーシング４ａに設けた調節弁で
あって、吐出ケーシング４ａ内のジェット水流の流路を
絞ることができるようにしてあり、この調節弁８の調節
機構も前述の制御盤７に連結してある。符号９はキャビ
ンを示す。
ーサーであって、噴射ノズル２に基部が枢着されていて
上下に回動して、ウォータージェットの噴出方向を変え
ることができるようにしてある。そして、その回動操作
装置は、制御盤７に連結してある。また、符号８ポンプ
４の後段に設けた吐出ケーシング４ａに設けた調節弁で
あって、吐出ケーシング４ａ内のジェット水流の流路を
絞ることができるようにしてあり、この調節弁８の調節
機構も前述の制御盤７に連結してある。符号９はキャビ
ンを示す。
【０００８】また、吐出ケーシング４ａには、ジェット
水流の分岐管１０が設けてあって、この分岐管１０は開
閉弁１１を介して船上に設置した消火ノズル１２に連結
してある。（図２参照）
水流の分岐管１０が設けてあって、この分岐管１０は開
閉弁１１を介して船上に設置した消火ノズル１２に連結
してある。（図２参照）
【０００９】この発明に係る消防艇は、上述のように構
成してあり、目的地に出動するには、船尾の噴射ノズル
２を使用して急行する。このとき、艇の推進にウォータ
ージェットを使用するので、船底部に航走の障害になる
ものがなく、河口等の浅瀬でも高速で航走することがで
きるとともに、消火に当たって、最適の位置に接近する
ことができる。
成してあり、目的地に出動するには、船尾の噴射ノズル
２を使用して急行する。このとき、艇の推進にウォータ
ージェットを使用するので、船底部に航走の障害になる
ものがなく、河口等の浅瀬でも高速で航走することがで
きるとともに、消火に当たって、最適の位置に接近する
ことができる。
【００１０】そして、消火作業をするに当たっては、リ
バーサー６によって噴射ノズル２からのジェットの方向
を変えて分岐管１０に加圧水を送って消火作業に当た
る。すなわち、分岐管１０に送られたジェット水は、消
火に適切な位置の消火ノズル１２に送られて消火に当た
るわけであり、このとき使用する消火ノズル１２からの
ウォータージェットの反力が船艇に作用するが、この発
明では船尾の噴射ノズル２から噴射するウォータージェ
ットを噴射しつつ、消火ノズル１２から噴射するので、
この噴射ノズル２からの噴出するウォータージェットで
上記の消火ノズル１２からのウォータージェットによる
反力が相殺されて船艇が移動するのを防止できるもので
ある。
バーサー６によって噴射ノズル２からのジェットの方向
を変えて分岐管１０に加圧水を送って消火作業に当た
る。すなわち、分岐管１０に送られたジェット水は、消
火に適切な位置の消火ノズル１２に送られて消火に当た
るわけであり、このとき使用する消火ノズル１２からの
ウォータージェットの反力が船艇に作用するが、この発
明では船尾の噴射ノズル２から噴射するウォータージェ
ットを噴射しつつ、消火ノズル１２から噴射するので、
この噴射ノズル２からの噴出するウォータージェットで
上記の消火ノズル１２からのウォータージェットによる
反力が相殺されて船艇が移動するのを防止できるもので
ある。
【００１１】また、この消火ノズル１２による消化作業
時に、この発明ではリバーサー６によってポンプ４で発
生したジェット水流の方向を変更できるので、船艇上に
設置したどの消火ノズル１２を使用した場合において
も、噴射ノズル２からそれに適応したジェット水を噴射
することができるとともに、その圧力および噴出量も吐
出ケーシング４ａに設けた調節弁８によって調節するこ
とができる。
時に、この発明ではリバーサー６によってポンプ４で発
生したジェット水流の方向を変更できるので、船艇上に
設置したどの消火ノズル１２を使用した場合において
も、噴射ノズル２からそれに適応したジェット水を噴射
することができるとともに、その圧力および噴出量も吐
出ケーシング４ａに設けた調節弁８によって調節するこ
とができる。
【００１２】そして、これらリバーサー６および調節弁
８の制御装置は、船体１に設けた制御盤７に連結してあ
るので使用する消火ノズル１２に対応して、リバーサー
６の方向および調節弁８の開度を手元で制御して最も適
切な消火作業をすることができるものである。
８の制御装置は、船体１に設けた制御盤７に連結してあ
るので使用する消火ノズル１２に対応して、リバーサー
６の方向および調節弁８の開度を手元で制御して最も適
切な消火作業をすることができるものである。
【００１３】
【発明の効果】このように、この発明に係る消防艇は、
ウォータージェット推進船であるので、船底部に障害物
がなく港湾や河口等の浅瀬へも迅速に急行できて消火作
業上最も適切な場所に位置することができるとともに、
噴射ノズルに設けたリバーサーと吐出ケーシングに設け
た調節弁によって、船体が動かされることなく消火ノズ
ルからジェット水を噴出させて効率的な消火作業をする
ことができるものである。
ウォータージェット推進船であるので、船底部に障害物
がなく港湾や河口等の浅瀬へも迅速に急行できて消火作
業上最も適切な場所に位置することができるとともに、
噴射ノズルに設けたリバーサーと吐出ケーシングに設け
た調節弁によって、船体が動かされることなく消火ノズ
ルからジェット水を噴出させて効率的な消火作業をする
ことができるものである。
【図１】この発明に係る消防艇の模式側面図である。
【図２】同じく、その模式平面図である。
２ 噴射ノズル ４ ポンプ ４ａ 吐出ケーシング ６ リバーサー ７ 制御盤 ８ 調節弁 １０ 分岐管 １２ 消火ノズル
Claims (1)
- 【請求項１】 ウォータージェット推進消防艇におい
て、船尾に設けたリバーサー６を有するジェット水の噴
射ノズル２と、ジェット用のポンプ４との間における吐
出ケーシング４ａに、船上に設置した消火ノズル１２へ
の分岐管１０および吐出ケーシング４ａの流出路の開度
を調節することができる調節弁８を設けるとともに、前
記リバーサー６および調節弁８の操作装置を船上に設け
た制御盤７に連結してなるウォータージェット推進消防
艇。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34256197A JPH11171094A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | ウォータージェット推進消防艇 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP34256197A JPH11171094A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | ウォータージェット推進消防艇 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11171094A true JPH11171094A (ja) | 1999-06-29 |
Family
ID=18354717
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP34256197A Pending JPH11171094A (ja) | 1997-12-12 | 1997-12-12 | ウォータージェット推進消防艇 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11171094A (ja) |
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6912967B1 (en) | 2003-07-15 | 2005-07-05 | Graham H. Oats | Hybrid watercraft |
| US20090014549A1 (en) * | 2007-07-09 | 2009-01-15 | Alfred Rosen | Processes and means for reducing the intensity of tropical cyclones |
| KR101325702B1 (ko) * | 2012-04-26 | 2013-11-06 | 삼성중공업 주식회사 | 워터 분사 장치 및 이를 구비한 오일 처리 시스템 |
| KR101387753B1 (ko) * | 2012-04-30 | 2014-04-21 | 삼성중공업 주식회사 | 오일 처리 시스템 |
| CN105816983A (zh) * | 2016-04-06 | 2016-08-03 | 湖北三江船艇科技有限公司 | 一种消防摩托艇 |
| US9750202B2 (en) | 2007-07-09 | 2017-09-05 | Robert M. Rosen | Processes and apparatus for reducing the intensity of tropical cyclones |
| CN110683006A (zh) * | 2019-09-29 | 2020-01-14 | 武汉理工大学 | 一种基于无人艇的船舶消防系统 |
| CN112550648A (zh) * | 2020-12-21 | 2021-03-26 | 清华大学深圳国际研究生院 | 一种泵喷矢量推进的水下航行器 |
-
1997
- 1997-12-12 JP JP34256197A patent/JPH11171094A/ja active Pending
Cited By (10)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6912967B1 (en) | 2003-07-15 | 2005-07-05 | Graham H. Oats | Hybrid watercraft |
| US20090014549A1 (en) * | 2007-07-09 | 2009-01-15 | Alfred Rosen | Processes and means for reducing the intensity of tropical cyclones |
| US8161757B2 (en) * | 2007-07-09 | 2012-04-24 | Robert M. Rosen | Processes and means for reducing the intensity of tropical cyclones |
| US9750202B2 (en) | 2007-07-09 | 2017-09-05 | Robert M. Rosen | Processes and apparatus for reducing the intensity of tropical cyclones |
| KR101325702B1 (ko) * | 2012-04-26 | 2013-11-06 | 삼성중공업 주식회사 | 워터 분사 장치 및 이를 구비한 오일 처리 시스템 |
| KR101387753B1 (ko) * | 2012-04-30 | 2014-04-21 | 삼성중공업 주식회사 | 오일 처리 시스템 |
| CN105816983A (zh) * | 2016-04-06 | 2016-08-03 | 湖北三江船艇科技有限公司 | 一种消防摩托艇 |
| CN110683006A (zh) * | 2019-09-29 | 2020-01-14 | 武汉理工大学 | 一种基于无人艇的船舶消防系统 |
| CN110683006B (zh) * | 2019-09-29 | 2021-10-29 | 武汉理工大学 | 一种基于无人艇的船舶消防系统 |
| CN112550648A (zh) * | 2020-12-21 | 2021-03-26 | 清华大学深圳国际研究生院 | 一种泵喷矢量推进的水下航行器 |
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