JPH11170320A - 射出装置 - Google Patents

射出装置

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JPH11170320A
JPH11170320A JP35627297A JP35627297A JPH11170320A JP H11170320 A JPH11170320 A JP H11170320A JP 35627297 A JP35627297 A JP 35627297A JP 35627297 A JP35627297 A JP 35627297A JP H11170320 A JPH11170320 A JP H11170320A
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JP
Japan
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injection
barrel
gas
injection material
degassing
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JP35627297A
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Masami Kato
雅美 加藤
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KAWAGUCHI Ltd
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KAWAGUCHI Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】射出材料加熱シリンダーに設けられる従来のベ
ント部はバレルの中間部に設けられているため、ベント
部から先の位置において発生した空気や未反応モノマー
等を除去することはできない。ベント部の分、バレルの
全長が長くなる。 【解決手段】バレル3の射出材料流路31のうちスクリ
ューヘッド45が挿入される先細りのテーパー状をした
部分19c(スクリューヘッド挿入孔)より先の位置
に、リング形をしたガス抜き部材33を設け、このガス
抜き部材33の孔37が射出材料流路31の一部を担う
ようにした。従って、可塑化が完了した射出材料が最高
圧力になる位置でガス抜きが行われるので、気体物質を
効果的に除去することができ、ベント部として特別な距
離を設けなくても射出材料とガス抜き部材33との接触
面積を大きくとれるため、ガス抜き効果を低下させるこ
と無く小型化を図ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、射出材料を可塑化
して金型内に射出する射出装置に係り、特に、射出材料
等に含まれる気体物質をバレル外へ抜くための多孔質性
のガス抜き部材を設けた射出装置の改良に関するもので
ある。
【0002】
【従来の技術】射出成形機の一部を構成する射出装置に
は、インラインスクリュー式、プランジャ式、プリプラ
式等幾つかの方式があるが、基本的には、ヒーターによ
って加熱されるバレル(加熱シリンダー)と、このバレ
ル内に設けられたスクリューシャフト又は射出プランジ
ャ等を備え、バレル内に供給したペレット状のプラスチ
ック材料等を加熱し又は加熱状態で撹拌等することで可
塑化し、この可塑化した材料をバレル又は射出シリンダ
の先端から金型のキャビティに射出するようになってい
る。
【0003】このような射出装置の中に、ベント機能、
即ち、射出材料から発生した又はバレル内に取り込まれ
てしまった各種の気体物質を取り除く機能を備えたもの
がある。この気体物質を取り除く意義は、射出材料自体
に含まれている気体物質あるいはバレル内に取り込まれ
てしまった空気等が金型内に入って製品の品質を低下さ
せたり金型に目詰まり等のダメージを与えるのを防止す
ることにある。
【0004】気体物質を取り除くための手段としては従
来から様々あるが、「エアーベント法」によるものが多
い。このエアーベント法では、バレルの周壁に脱気孔を
設け、ここからエアーや水分等の気体物質が放出される
ようにしている。この場合、脱気孔のバレル側の開口部
には多孔質のガス抜き部材を装着したものが多い。この
ガス抜き部材は、金属粉末を焼結した多孔質性金属等か
ら成るもので、溶融樹脂は通さない特性を持つ。このよ
うなエアーベント法によるベント部を備えた射出装置と
しては、例えば、特開平6−293050号公報に記載
されたものがある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来のベント部には、
気体物質を効果的に除去できないという問題があった。
即ち、従来のベント部はバレルの中間部、特に、供給部
と圧縮部との間辺りに設けられているのが一般的である
が、射出材料に含まれる空気等がしぼり出されるのは、
むしろ圧縮部において最も盛んであるから、ベント部か
ら先の位置において発生した空気や未反応モノマー等を
除去することはできない。
【0006】また、従来のガス抜き部材はバレル内周面
の周方向における一部だけに臨むように設けられていた
ため、ガス抜き部材の大きさの割には射出材料との接触
面積を大きくとれないので、気体物質を効果的に除去す
るには不十分であった。そこで、従来のベント部にあっ
ては、ガス抜き効果を上げるために、この部位における
射出材料の表面積を稼いだり送り速度を落としたりする
目的で、この部位と対応したスクリューの溝を深くする
等の特別な構造を持たせている関係上、このベント部の
分、バレル及びスクリューの全長が長くなってしまうと
いう問題があった。
【0007】更に、射出材料中に含まれている気体物質
が、ガス抜き部材の内部あるいは表面において冷却され
てタール化し、経時的に凝固あるいは炭化してガス抜き
部材を目詰まりさせることが多く発生し、これがガス抜
き効果を著しく低下させたり、ガス抜き部材の寿命を縮
めたりする原因になっていた。
【0008】本発明は上記した従来の問題点に鑑みて為
されたものであり、ガス抜き部材を設ける位置を改良す
ることで、気体物質をそれ自体が持つ圧力で効果的に除
去することができる射出装置を提供することを目的とす
る。
【0009】また本発明は、ガス抜き部材の形状と配置
態様を工夫することで、スクリューの溝を深くするなど
特別な構造を持たせなくても、射出材料がガス抜き部材
と接触する面積を大きくとることができてガス抜きを効
果的に行うことができ、あるいは、ベント部がバレルの
サイズを大きくしないで済む射出装置を提供することを
目的とする。
【0010】更に本発明は、ガス抜き部材が気体物質に
よって目詰まりするのを防止することができる射出装置
を提供することを目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、本発明は、射出材料を可塑化して金型内に射出する
射出装置であって、バレルのうち射出材料の可塑化が完
了した位置から前方の部分に、射出材料に含まれる気体
物質をバレル外へ抜くための多孔質性のガス抜き部材を
設けて、このガス抜き部材に通じたガス抜き孔を形成し
たものである。従って、本発明にあっては、混入した空
気及び射出材料から発生した気体物質や未反応モノマー
等を除去することができる。
【0012】請求項2の発明は、請求項1に記載した射
出装置において、バレルの射出材料流路のうちスクリュ
ーヘッドが挿入される先細りのテーパー状をした部位よ
り先の位置にガス抜き部材を設けたものである。従っ
て、ガス抜き部材と接触するところに来た揮発性物質の
圧力は最高に高まっているので、この圧力によって気体
物質を良好に除去することができる。
【0013】請求項3の発明は、請求項1又は2に記載
した射出装置において、ガス抜き部材をリング状に形成
し、このガス抜き部材をその孔が射出材料流路の一部を
担うように設けたものである。このようにすれば、高圧
な領域にあってもガス抜き部材を無理なく配置すること
ができると共に、可塑化された射出材料がガス抜き部材
と接触する表面積を大きくとれるので、ベント部として
特別な距離を設けなくてもガス抜きを効果的に行わせる
ことができ、従って、ガス抜き効果を低下させること無
く小型化を図ることができる。
【0014】請求項4の発明は、請求項3に記載の射出
装置において、ガス抜き部材を、バレルヘッドの中心孔
のうち射出ノズル直後の位置に収納状に設けたものであ
る。従って、射出材料の圧力が最も高い位置においてガ
ス抜きを行うことができると共に、ガス抜き部材をコン
パクトに装着することができる。
【0015】請求項5の発明は、請求項1から4に記載
した射出装置のいずれかにおいて、ガス抜き孔にバキュ
ーム手段を連結し、ガス抜き部材内やガス抜き孔内の気
体物質を強制的に吸引除去するようにしたものである。
これにより、ガス抜き部材が気体物質によって目詰まり
するのを防止することができる。
【0016】請求項6の発明は、請求項5に記載した射
出装置において、バキューム手段による吸引を、スクリ
ューシャフトが前進している間及び後退している間に行
うようにしたものである。従って、射出材料の圧力が低
い状態等におけるガス抜きを助けたり、ガス抜き部材の
中等に残っている気体物質を除去することができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下に、本発明射出装置を図面に
示した各実施の形態に従って説明する。図1から図3は
本発明射出装置をインラインスクリュー式の射出装置1
に適用した第一の実施の形態を示すものである。3は射
出装置1のバレル(シリンダー本体)を示し、このバレ
ル3は、バレル本体5と、バレル本体5の前端面に固定
されたバレルヘッド7と、バレルヘッド7に装着された
射出ノズル9等から成る。これらバレル本体5、バレル
ヘッド7及び射出ノズル9の外周面にはバンドヒーター
11が多数外嵌状に取り付けられており、このバンドヒ
ーター11によってバレル3が加熱される。バレル本体
5の周壁の後端部寄り位置には材料供給口13が形成さ
れており、この材料供給口13からペレット状の射出材
料が供給される。
【0018】バレルヘッド7は、円筒形をしたノズル取
付部15と、このノズル取付部15の一端部を中心とし
た円帯形の取付フランジ17とが一体に形成されて成
る。そして、バレルヘッド7の中心孔19は、その前半
部が螺孔19aになっており、この螺孔19aに続く中
間部は螺孔19aよりある程度小径なガス抜き部材配置
孔19bになっていて、ここから後側の部分はスクリュ
ーヘッド挿入孔19cになっている。このスクリューヘ
ッド挿入孔19cは前細りのテーパー状をしている。2
1はガス抜き孔を示す。このガス抜き孔21はカギ形に
屈曲していて、その一端はガス抜き部材配置孔19bに
開口し、他端はノズル取付部15の前端面に開口してい
る。
【0019】このようなバレルヘッド7は、その後端面
がバレル本体5の前端面と突合せられた状態で、取付フ
ランジ17がボルト23によってバレル本体5に固定さ
れる。そして、バレルヘッド7の螺孔19aには射出ノ
ズル9の螺軸部25がねじ込まれ、それにより、射出ノ
ズル9がバレルヘッド7に装着される。しかして、バレ
ル本体5の中心孔27とバレルヘッド7の中心孔19と
射出ノズル9の孔29とが連続し、これらの孔27、1
9、29によって射出材料流路31が構成される。
【0020】33はガス抜き部材を示す。このガス抜き
部材33は、金属粉末を焼結した多孔性金属等から成る
もので、略リング状に形成され、その軸方向における両
端部に金属製のキャップ35が装着されている。このよ
うなガス抜き部材33は、バレルヘッド7のガス抜き部
材配置孔19bにこれと同軸上に収納される。この場
合、キャップ35の外周面がガス抜き部材配置孔19b
の内周面とぴったり接触され、それにより、ガス抜き部
材33の外周面とガス抜き部材配置孔19bの内周面と
の間に環状の空間39が形成される。従って、このガス
抜き部材33は射出ノズル9の直前に位置し、その孔3
7は射出材料の流路の一部を担う。
【0021】41はスクリューシャフトを示す。スクリ
ューシャフト41は、バレル本体5の中心孔27に回転
自在に且つ軸方向へ一定の範囲内で移動自在に設けられ
ており、その中間部は前方へ行くに従って溝が浅くなる
圧縮部43になっている。45はスクリューシャフト4
1のスクリューヘッドを示す。このスクリューヘッド4
5は前細りの円錐形をしており、バレル本体5のスクリ
ューヘッド挿入孔19cに位置する。47は逆流防止弁
を示す。
【0022】しかして、材料供給口13から投入された
射出材料は、加熱され、スクリューシャフト41の回転
作用によって移送、撹拌、剪断されると共に可塑化して
溶融状になって行く。そして、圧縮部43を通過する間
に加圧され、逆流防止弁47の内側を通ってスクリュー
ヘッド45の先に滞積し、この滞積の圧力が高まるとス
クリューシャフト41が後退する。そして、必要とされ
る射出材料は滞積され滞留する。この後、図示しない制
御手段によってスクリューシャフト41は前進され、そ
れにより、滞留していた射出材料を射出ノズル9から金
型に射出する。
【0023】射出材料が混練される際に発生した気体物
質は、一部、材料供給口13から出て行き、別の一部は
溶融状態の射出材料にとどまったまま前方へ送られる。
そして、射出材料にとどまったままの気体物質は、スク
リューヘッド45から先へ出たところでガス抜き部材3
3の孔37の内周面と接触し、ここで、このガス抜き部
材33の中を通って前記空間39からガス抜き孔21に
至り、ここからバレル3外へ放出される。この場合、ガ
ス抜き部材33が配置されているところまで来た射出材
料の圧力は、その手前のスクリューヘッド挿入孔19c
を通過する際に流速を速められ、次いで増圧され、ガス
抜き部材33と接触した気体物質はそれ自体の圧力によ
ってガス抜き部材33を通って行く。しかして、射出材
料から発生した気体物質は可塑化が完了した位置から先
の位置において除去されることになる。
【0024】図4は、本発明射出装置をインラインスク
リュー式の射出装置1Aに適用した第二の実施の形態を
示すものである。この射出装置1Aが前記射出装置1と
比較して相違する点は、ガス抜き孔21にバキュームポ
ンプ51を連結した点にある。従って、このバキューム
ポンプ51が駆動している間は、ガス抜き部材33を囲
む空間39が負圧になるので、ガス抜き部材33を通し
て出て来た気体物質はバキュームポンプ51によって積
極的に吸引除去される。
【0025】このバキュームポンプ51による吸引のタ
イミングを特に規制する必要はないが、バレル3の先端
部に滞積している射出材料の圧力が高まっていない状態
において吸引を行うのが最も効果的である。即ち、これ
らの状態においては、気体物質がそれ自体の圧力によっ
てガス抜き部材33を通過する能力がそれほど高くなっ
ていないので、この状態において空間39を積極的に負
圧にしてやれば、気体物質がガス抜き部材33を通過す
る能力を補うことになり、あるいは、ガス抜き部材33
の中に滞留している気体物質やガス抜き部材33の表面
やガス抜き孔21の内面に付着している液化状態の気体
物質を除去することになる。
【0026】吸引動作のタイミングを上記したように制
御する場合は、例えば、スクリューシャフト41の後退
を検出する検出信号をトリガーとして「吸引開始」と
し、スクリューシャフト41の前進開始を検出する検出
信号をトリガーとして「吸引停止」とする。あるいは、
上記信号をトリガーとして一定時間吸引を継続する時限
制御の方式によっても良い。
【0027】図5は、本発明射出装置をインラインスク
リュー式の射出装置1Bに適用した第三の実施の形態を
示すものである。この射出装置1Bが前記射出装置1と
比較して相違する点は、ガス抜き部材を射出ノズルに収
納状に設けた点である。射出ノズル9の孔29の後端部
はその余の部分より径が大きい大径部29aになってお
り、射出ノズル9には大径部29aと対応したところを
径方向へ貫通した連通路53が形成されている。この連
通路53は射出ノズル9がバレルヘッド7に装着された
ときガス抜き孔21と連続する位置に設けられている。
そして、大径部29aにガス抜き部材33Aが収納さ
れ、このガス抜き部材33Aの孔37は射出ノズル9の
孔29の一部を担うことになる。このガス抜き部材33
Aは前記ガス抜き部材33より軸方向長さが長い点を除
いて基本的な構造に違いは無い。
【0028】しかして、ガス抜き部材33Aを収納状に
保持した射出ノズル9がバレルヘッド7に装着される
と、ガス抜き部材33Aの周囲にある環状の空間39と
ガス抜き孔21とが前記連通路53を介して連続する。
従って、ガス抜き部材33Aの中を通って来た気体物質
は空間39、連通路53及びガス抜き孔21を経てバレ
ル3外へ放出される。このように、ガス抜き部材33A
を射出ノズル9に保持させると、ガス抜き部材33Aの
取付や交換の作業を容易に行うことができる。
【0029】以上、本発明の実施の形態について詳述し
てきたが、具体的な構成はこの実施の形態に限られるも
のではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲における設
計の変更などがあっても本発明に含まれる。特に、実施
の形態においては、ガス抜き部材をバレルヘッドの内部
又は射出ノズルの内部に設けたが、本発明においてガス
抜き部材を設ける位置は、バレルのうち射出材料の可塑
化が完了する位置から前方の部分であれば、いずれの位
置であっても良い。また、本発明におけるガス抜き部材
が必ずしもリング状のものに限られることは無い。
【0030】そして、前記した各実施の形態において
は、本発明をインラインスクリュー式の射出装置に適用
したが、本発明はこのような例に限られること無く、プ
ランジャ式、プリプラ式等様々な方式の射出装置にも適
用することができる。例えば、プランジャ式のものにあ
っては、射出プランジャが内蔵された射出シリンダ、望
ましくはその先端部にガス抜き部材を設けると良い。
【0031】
【発明の効果】以上のように、本発明射出装置にあって
は、バレルのうち射出材料の可塑化が完了した位置から
前方の部分に、多孔質性のガス抜き部材を設けたもので
あるから、混入した空気及び射出材料から発生した気体
物質や未反応モノマー等を除去することができ、しか
も、この位置における材料の圧力は非常に高くなってい
るので、気体物質をそれ自体が持つ圧力でガス抜きさせ
ることができる。
【0032】請求項2の発明は、バレルの射出材料流路
のうちスクリューヘッドが挿入される先細りのテーパー
状をした部位より先の位置にガス抜き部材を設けたもの
であるから、ガス抜き部材と接触するところに来た気体
物質の圧力は最高に高まっており、この圧力によって気
体物質を良好に除去することができる。
【0033】請求項3の発明は、ガス抜き部材をリング
状に形成し、このガス抜き部材をその孔が射出材料流路
の一部を担うように設けたものであるから、高圧な領域
にあってもガス抜き部材を無理なく配置することができ
ると共に、可塑化された射出材料がガス抜き部材と接触
する表面積を大きくとれるので、ベント部として特別な
距離を設けなくてもガス抜きを効果的に行わせることが
でき、従って、ガス抜き効果を低下させること無く小型
化を図ることができる。
【0034】請求項4の発明は、ガス抜き部材を、バレ
ルヘッドの中心孔のうち射出ノズル直後の位置に収納状
に設けたものであるから、射出材料の圧力が最も高い位
置においてガス抜きを行うことができると共に、ガス抜
き部材をコンパクトに装着することができる。
【0035】請求項5の発明と請求項6の発明は、ガス
抜き孔にバキューム手段を連結し、ガス抜き部材内やガ
ス抜き孔内の気体物質を強制的に吸引除去するようにし
たものであるから、ガス抜き部材が気体物質によって目
詰まりするのを防止することができる。特に、請求項6
の発明にあっては、バキューム手段による吸引を、スク
リューシャフトが前進している間及び後退している間に
行うようにしたので、スクリューシャフト後退時の射出
材料の圧力が低い状態におけるガス抜きを補完したり、
ガス抜き部材の中等に残っている気体物質を略確実に除
去することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施の形態に係る射出装置の縦
断面図である。
【図2】図1に示す射出装置の要部を拡大した縦断面図
である。
【図3】図1に示す射出装置の要部を分解した拡大斜視
図である。
【図4】本発明の第二の実施の形態に係る射出装置の要
部縦断面図である。
【図5】本発明の第三の実施の形態に係る射出装置の要
部縦断面図である。
【符号の説明】
1 射出装置 3 バレル 7 バレルヘッド 9 射出ノズル 19 (バレルの)中心孔 19c 先細りのテーパー状をした部位 21 ガス抜き孔 31 射出材料流路 33 ガス抜き部材 37 (ガス抜き部材の)孔 41 スクリューシャフト 45 スクリューヘッド 1A 射出装置 51 バキューム手段 1B 射出装置 33A ガス抜き部材

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】射出材料を可塑化して金型内に射出する射
    出装置であって、バレルのうち射出材料の可塑化が完了
    する位置から前方の部分に、射出材料等に含まれる気体
    物質をバレル外へ抜くための多孔質性のガス抜き部材を
    設け、このガス抜き部材に通じたガス抜き孔を形成した
    ことを特徴とする射出装置。
  2. 【請求項2】請求項1に記載した射出装置において、バ
    レルの射出材料流路のうちスクリューヘッドが挿入され
    る先細りのテーパー状をした部位より先の位置にガス抜
    き部材を設けたことを特徴とする射出装置。
  3. 【請求項3】請求項1又は2に記載した射出装置におい
    て、ガス抜き部材をリング状に形成し、このガス抜き部
    材をその孔が射出材料流路の一部を担うように設けたこ
    とを特徴とする射出装置。
  4. 【請求項4】請求項3に記載した射出装置において、ガ
    ス抜き部材を、バレルヘッドの中心孔のうち射出ノズル
    直後の位置又は射出ノズル内に収納状に設けたことを特
    徴とする射出装置。
  5. 【請求項5】請求項1から4に記載した射出装置のいず
    れかにおいて、ガス抜き孔にバキューム手段を連結し、
    ガス抜き部材内やガス抜き孔内の気体物質を強制的に吸
    引除去するようにしたことを特徴とする射出装置。
  6. 【請求項6】請求項5に記載した射出装置において、バ
    キューム手段による吸引を、スクリューシャフトが前進
    している間及び後退している間に行うようにしたことを
    特徴とする射出装置。
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