JPH1117025A - 3トランジスタ型ダイナミックramメモリセル - Google Patents

3トランジスタ型ダイナミックramメモリセル

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JPH1117025A
JPH1117025A JP9168895A JP16889597A JPH1117025A JP H1117025 A JPH1117025 A JP H1117025A JP 9168895 A JP9168895 A JP 9168895A JP 16889597 A JP16889597 A JP 16889597A JP H1117025 A JPH1117025 A JP H1117025A
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transistor
gate
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mos transistor
memory cell
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JP9168895A
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Masahiro Kimura
昌浩 木村
Yutaka Tanaka
豊 田中
Takayuki Abe
隆行 安部
Kyosuke Ogawa
恭輔 小川
Toshihiro Kobayashi
俊宏 小林
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Toshiba Corp
Toshiba Electronic Device Solutions Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Toshiba Microelectronics Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電流駆動能力及びキャパシタの容量値の低下
を招くことなく、高集積化を実現することができる3ト
ランジスタ型DRAMメモリセルを提供する。 【解決手段】 第1のワード線の電位をゲートに入力す
る第1のMOSトランジスタと、第2のワード線の電位
をゲートに入力する第2のMOSトランジスタと、前記
第1のMOSトランジスタを介して第1のデータ線とゲ
ートが接続されると共に、第2のデータ線と接地電位と
の間に前記第2のMOSトランジスタと直列接続される
第3のMOSトランジスタとを有する3トランジスタ型
DRAMメモリセルにおいて、前記第3のMOSトラン
ジスタのチャネル長をそのゲート領域の幅よりも短くな
るように構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、ダイナミックRA
Mメモリセルに関し、特に、高集積化、高速化の実現に
適した3トランジスタ型ダイナミックRAMメモリセル
に関する。
【0002】
【従来の技術】ダイナミックRAM(Dynamic Random A
ccess Memory;DRAM)は高速に書き込み読み出しが
可能であり、RAM(Random Access Memory)の中で
は、最も容量が大きく、そして、ビット当りのコストが
安いメモリである。そのため、一般に、大容量を必要と
する場合や、低コストに重点を置く場合などに利用され
ている。
【0003】上記DRAMのメモリセルは、素子数が少
ないため、小さなメモリセル面積で済み、高い記憶密度
が可能となる訳であるが、基本的にはスイッチの役割を
するMOSトランジスタと電荷を蓄積するキャパシタと
から構成される。かかるメモリセルの代表的なものとし
ては、図6に示すような1トランジスタセルと、図7に
示すような3トランジスタセルが挙げられる。
【0004】1トランジスタセルは、現在の汎用DRA
Mにおける主流のメモリセルであり、16kbits DRA
Mからそれ以降でこの構成が採用されている。図6に示
すように、この1トランジスタセル101は、電荷を蓄
積するキャパシタ103と、スイッチング用MOSトラ
ンジスタ(通常、n型MOSトランジスタ)105のみ
で構成され、キャパシタ103に電荷があるか否かでデ
ータを記憶するものである。この1トランジスタセル1
01では記憶の保持をキャパシタ103で行うため、セ
ル面積を増やさずに、キャパシタ103の容量値を増や
すプロセス的工夫がなされている。その構造的な工夫と
しては、一つには、トレンチキャパシタと呼ばれるもの
であり、シリコン基板表面に溝(トレンチ)をほり、そ
の壁や底面に薄い絶縁膜を形成し、内部にポリシリコン
などを埋め込み、シリコン基板とポリシリコン間にキャ
パシタを形成するものである。もう一つは、スタックキ
ャパシタと呼ばれるものであり、シリコン基板よりも上
に多層のポリシリコンを用いて積層構造を作り、実効的
なキャパシタ面積を増大させるものである。また、その
材料的な工夫としては、キャパシタ用の絶縁膜に高誘電
体材料を用いることで容量値を増やすものがある。
【0005】一方、3トランジスタセルは、1〜4kbit
s DRAMにおいて広く用いられていたメモリセルであ
る。図7に示すように、3トランジスタセル111は、
3つのMOSトランジスタ(通常、n型MOSトランジ
スタ)113、115及び117で構成される。データ
の記憶は上記1トランジスタセルと同様、キャパシタに
蓄積された電荷によって行われるが、そのキャパシタと
しては主としてMOSトランジスタ117のゲート入力
容量119がその役割を担っている。この3トランジス
タセルは、上記1トランジスタセルのような複雑なデバ
イス構造を持たないので、その製造プロセスは1トラン
ジスタセルと比べて非常に簡単なものであり、特殊なプ
ロセス技術を必要とはしないものである。
【0006】ところで、近年、上記DRAMを搭載した
ASIC(Application Specific Integrated Circuit
)の要求が高まってきており、そのDRAMのメモリ
セルとして、1〜4kbits までの汎用DRAMに用いら
れていた上記3トランジスタセルの採用が提案されてい
る。というのは、上記DRAMをASICに搭載する場
合、1トランジスタセルであれば、最も高集積度のDR
AMを得ることは可能ではあるが、上記トレンチキャパ
シタ等によりそのデバイス構造が複雑であるため、全体
の製造工程数は非常に多いものとなってしまう。このこ
とは、現在ASICにおける重要テーマの一つである新
製品開発のTAT(Turn Arround Time )を長くするこ
とになる。一方、3トランジスタセルを採用すれば、そ
の製造プロセスはロジック用プロセスとまったく同一と
なり、1トランジスタセルに比べてTATを大幅に短く
することができるからである。
【0007】しかしながら、メモリセル面積の点から言
えば、明らかに、3トランジスタセルは1トランジスタ
セルに比べて不利である。従って、さらなるメモリセル
面積の縮小がASIC全体のチップ面積の縮小、ひいて
は製造コスト削減のために必要である。この際、電荷を
蓄えるキャパシタの容量値をいかに確保するかが重要な
事柄となる。
【0008】上述したように、図7に示す3トランジス
タセル111においては、データの記憶はキャパシタ1
19に電荷を蓄積することにより行われる。ところが、
スイッチの役割をするMOSトランジスタ113のPN
接合部には漏洩電流が存在するので、最初に十分な電荷
量をキャパシタに与えても、電荷は徐々に減り、最後に
は消失してしまう、すなわちデータが破壊されてしま
う。このため、データが破壊されてしまう前にそのデー
タを読み出し、その読み出したデータをもとにして初期
の十分な電荷量を再び与えるリフレッシュ(再書き込
み)動作が必要となる。このリフレッシュを周期的に繰
り返せば記憶は確保されるが、上記キャパシタの容量値
が小さいと、短い周期でリフレッシュを繰り返す、すな
わちリフレッシュ回数を多くする必要があるが、そのこ
とは、逆に消費電流の増大を招いてしまうのである。ま
た、パッケージ材料やチップ内の配線材料などに、自然
界と同程度にウランなどの放射性元素が極微量ではある
が含まれている。これら元素から出るアルファ線がメモ
リセルに入射すると、キャパシタのデータが一時的に破
壊される、いわゆるソフトエラー現象が生じる。これに
対する耐性を高めるためにもできるだけ大きい容量値の
確保が必要である。
【0009】3トランジスタセルにおける電荷蓄積のた
めのキャパシタは、上述したように、図7に示すMOS
トランジスタ117のゲート入力容量119がその役割
を担っている。例えば、図8は、図7に示すMOSトラ
ンジスタ117のセルパターンの一例を示す図であり、
シリコン基板上に形成されたトランジスタ領域129上
に酸化膜等の絶縁膜を介してゲートポリシリコン131
が配置されている。このMOSトランジスタがn型MO
Sトランジスタであるとすれば、ゲートポリシリコン1
31に所定の高電圧が印加されると、図8中斜線で示
す、トランジスタ領域129とゲートポリシリコン13
1との重なり部分133(以下、「ゲート領域」と呼
ぶ)にチャネルが形成され、そのチャネルを通って電子
がソース領域135(または137)からドレイン領域
137(135)へ流れることになる。
【0010】このMOSトランジスタ117では、上記
ゲート入力容量は、主として、ゲート領域133の面積
によりその値が決定される。従って、キャパシタ(ゲー
ト入力容量)119の容量値を大きくするには、単純に
は、その面積を大きくすれば良い。図8では、図中Lで
示すチャネル長、Wで示すチャネル幅を共に大きくすれ
ば良いことになる。
【0011】しかし、チャネル長Lを大きくすること
は、そのトランジスタの電流駆動能力を小さくする、つ
まり動作速度を遅くすることを意味し、その結果ASI
Cの高速化を妨げることとなる。
【0012】一方、図9に示すセルパターンを採用すれ
ば、電流駆動能力の低下を防ぐことは可能である。図9
は、図7に示すMOSトランジスタ117のセルパター
ンの他の例を示す図であり、図8と同様、シリコン基板
上に形成されたトランジスタ領域129a上に酸化膜等
の絶縁膜を介してゲートポリシリコン131aが配置さ
れている。このセルパターンでは、上記図7では1:1
であったチャネル長L:チャネル幅Wの比を、チャネル
長L:チャネル幅W=1:2としたものである。このセ
ルパターンによれば、ゲート領域133aの面積を図7
のものと同じだけ確保しつつ、チャネル長Lは短くする
ことができるので、電流駆動能力の低下を防ぐことはで
きる。
【0013】しかし、チャネル長Lを短くした分だけチ
ャネル幅Wは長くなってしまうので、ソース領域135
a(または137a)、ドレイン領域137a(または
135a)などを含めたトランジスタ全体の面積は図8
に比べて逆に増大してしまう。そのため、図8と同じト
ランジスタ面積にしようとすれば、必然的にゲート領域
133aの面積は図8より小さくなり、その結果キャパ
シタの容量値が小さくなってしまう。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】上述したように、従来
の3トランジスタ型DRAMメモリセルでは、そのメモ
リセル面積を縮小する場合、上記電流駆動能力とキャパ
シタの容量値とはトレードオフの関係にあり、どちらも
共に向上させることは不可能であった。
【0015】そのため、メモリセル面積の縮小を行う場
合には、電流駆動能力、キャパシタの容量値のうちどち
ら一方の特性劣化は避けられなかった。
【0016】一方、電流駆動能力、キャパシタの容量値
共に一定の値を確保しようとすると、メモリセル面積を
大幅に削減することはできなかった。
【0017】本発明は上記事情に鑑みて成されたもので
あり、その目的は、電流駆動能力及びキャパシタの容量
値の低下を招くことなく、メモリセル面積の縮小を図
り、それにより、高集積化を実現することができる3ト
ランジスタ型DRAMメモリセルを提供することにあ
る。
【0018】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに本発明は、図7に示すような、第1のワード線(書
き込み用ワード線)121の電位をゲートに入力する第
1のMOSトランジスタ(スイッチ用MOSトランジス
タ)113と、第2のワード線(読み出し用ワード線)
125の電位をゲートに入力する第2のMOSトランジ
スタ(スイッチ用MOSトランジスタ)115と、スイ
ッチ用MOSトランジスタ)113を介して第1のデー
タ線(書き込み用データ線)123とゲートが接続され
ると共に、第2のデータ線(読み出し用データ線)12
7と接地電位139との間でスイッチ用MOSトランジ
スタ115と直列接続される第3のMOSトランジスタ
(電荷蓄積及び読み出しデータ線駆動用MOSトランジ
スタ)117とを有する3トランジスタ型DRAMメモ
リセルにおいて、図1に示すように、電荷蓄積及び読み
出しデータ線駆動用MOSトランジスタ117のチャネ
ル長が、ゲート(ゲートポリシリコン)3とトランジス
タ領域1との重なり部分(ゲート領域)9の幅wよりも
短くなるように、そのセルパターンを規定することを特
徴とするものである。
【0019】本発明の特徴によれば、電荷蓄積及び読み
出しデータ線駆動用MOSトランジスタのチャネル長が
ゲート領域の幅よりも寸法的に短くなるように構成され
ているので、実際にMOSトランジスタの動作に関与す
るチャネル長は短くしつつ、ゲート領域の面積から決定
されるゲート入力容量の容量値、すなわち電荷蓄積用の
キャパシタの容量値を十分に確保することが可能とな
る。それにより、従来問題となっていた電流駆動能力と
キャパシタの容量値とのトレードオフの関係を回避する
ことができる。従って、電流駆動能力とキャパシタの容
量値を共に一定値に保ちつつ、メモリセル面積を大幅に
縮小することができる。
【0020】ここで、具体的には、上記セルパターン
は、ゲート、トランジスタ領域それぞれのパターンを電
子ビーム露光等によりレチクル上に描画して、そのレチ
クルパターンをステッパー(光縮小投影露光装置)によ
り縮小投影して、半導体基板上に塗布されたフォトレジ
ストに転写し、そのレジストパターンをマスクとしてエ
ッチングなどを行うことにより形成することができる。
その際、そのレチクル上には、電荷蓄積及び読み出しデ
ータ線駆動用MOSトランジスタのゲートが少なくとも
8個以上の頂点を有する形状であり、そのトランジスタ
領域が少なくとも4個以上の頂点を有する形状であり、
そのゲート領域が少なくとも8個以上の頂点を有する形
状で、かつ、そのチャネル長がそのゲート領域の幅より
も短くなるように構成されているように描画すればよ
い。
【0021】また、トランジスタ領域のコンタクトは、
ゲート領域の一部に設けられた凹部内に配置されるよう
に、そのセルパターンを形成すればよい。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を用いて説明する。
【0023】まず、本発明の実施の形態を説明する前
に、一般的な3トランジスタ型DRAMメモリセルの動
作について図7を用いて説明する。なお、本実施の形態
に係る3トランジスタ型DRAMメモリセルの動作はこ
れから述べる一般的な3トランジスタ型DRAMメモリ
セルの動作と同様である。
【0024】図7において、上述したように、3トラン
ジスタ型DRAMメモリセル111は、スイッチ用MO
Sトランジスタ113と、スイッチ用MOSトランジス
タ115と、読み出しデータ線駆動用MOSトランジス
タ117と、書き込みワード線121と、書き込みデー
タ線123と、読み出しワード線125と、読み出しデ
ータ線127とから構成される。
【0025】また、電荷を蓄積するキャパシタ119は
MOSトランジスタ117のゲート入力容量が主として
その役割を果たしている。ここでは、このMOSトラン
ジスタ117を「電荷蓄積及び読み出しデータ線駆動用
MOSトランジスタ」と呼ぶ。
【0026】なお、通常、すべてのMOSトランジスタ
はその動作速度の点からn型MOSトランジスタで構成
される。
【0027】書き込み動作は、書き込みワード線121
をHレベルにしてMOSトランジスタ113を導通さ
せ、書き込みデータ線123を経由してキャパシタ11
9にHレベルを書き込むことにより行われる。一方、書
き込みワード線121がLレベルの場合には、MOSト
ランジスタ113は非導通状態となるので、先に書き込
まれたデータがそのままキャパシタ119に保持され
る。
【0028】読み出し動作は、まず、読み出しデータ線
をHレベルに設定(プルアップ)した後、読み出しワー
ド線125をHレベルにしてMOSトランジスタ115
を導通させる。ここで、キャパシタ119にHレベルが
記憶されていれば、MOSトランジスタ117は導通状
態となり、Lレベルが記憶されていれば、非導通状態と
なる。従って、MOSトランジスタ115を導通状態と
した場合、MOSトランジスタ117が導通状態であれ
ば、読み出しデータ線127はMOSトランジスタ11
5、MOSトランジスタ117を介して接地電位139
に接続され、Lレベルに引き込まれる。一方、MOSト
ランジスタ117が非導通状態であれば、読み出しデー
タ線127はHレベルを保持することとなる。読み出し
は、この読み出しデータ線127の電位の変化をセンス
アンプにより検知することにより行われる。
【0029】上述したように、本実施の形態に係る3ト
ランジスタ型DRAMセルの動作は一般的な動作と同様
であるが、上記電荷蓄積及び読み出しデータ線駆動用M
OSトランジスタ117のゲートポリシリコン形状及び
トランジスタ領域形状が従来とは異なり、それが本発明
の特徴部分である。
【0030】以下、本実施の形態に係る3トランジスタ
型DRAMセルの電荷蓄積用及び読み出しデータ線駆動
用MOSトランジスタのゲートポリシリコン形状及びト
ランジスタ領域形状について図面を用いて説明する。
【0031】図1は、本発明の実施の形態に係る電荷蓄
積用及び読み出しデータ線駆動用MOSトランジスタの
セルパターンを示す図であり、シリコン基板上に形成さ
れたトランジスタ領域1上に酸化膜等の絶縁膜を介して
ゲートポリシリコン3が配置されている。このMOSト
ランジスタがn型MOSトランジスタであれば、ゲート
ポリシリコン3に所定の高電圧が印加されると、チャネ
ルが形成され、そのチャネルを通って電子がソース領域
5(または7)からドレイン領域7(または5)に流
れ、導通状態となる。
【0032】ここで、本発明の特徴部分は、ゲートポリ
シリコン3の形状が上記図8、図9に示したような単純
な矩形ではなく、図1に示すような特徴的な形状となっ
ている点である。すなわち、ゲート領域9(ゲートポリ
シリコン3とトランジスタ領域1との重なり部分)が寸
法的に狭い部分(図中Aで示す部分)と広い部分(ゲー
ト領域9のうち上記狭い部分を除いた部分)とから構成
されるように、ゲートポリシリコン3の形状が規定され
ている点にある。そして、ゲート領域9に形成されるチ
ャネル全体のうち狭い部分に形成されるチャネルを、実
際にMOSトランジスタの動作に関与するチャネルとし
て利用するものである。一方、広い部分は、主として、
その面積から決定されるゲート入力容量の容量値、すな
わち電荷蓄積用のキャパシタの容量値を確保するために
用いるのである。従って、電荷蓄積用及び読み出しデー
タ線駆動用MOSトランジスタのチャネル長Lをゲート
領域の幅wよりも短くしつつ、十分な大きさのゲート領
域面積を確保することができる。
【0033】このように、3トランジスタ型DRAMメ
モリセルにおいて、その電荷蓄積用及び読み出しデータ
線駆動用MOSトランジスタのゲートポリシリコン及び
トランジスタ領域の形状を上述した構成とすることで、
上記短いチャネル長により高電流駆動能力を維持し、一
方、広いゲート領域面積により電荷蓄積用のキャパシタ
の値を確保することが可能となる。そして、それによ
り、従来の問題である、電流駆動能力とキャパシタの容
量値とのトレードオフの関係を回避しつつ、メモリセル
面積の縮小を図ることができる。
【0034】ここで、図1(図2、図3)のセルパター
ンは、上述したように、チャネル長がゲート領域の幅よ
りも短くなるようにゲートポリシリコンの形状が規定さ
れていれば、その形状・寸法を適切な値に設定すること
で、上記本発明の効果を達成することができるが、具体
的には、次のように規定することができる。すなわち、
図2に示すように、ゲートポリシリコン3の形状が8個
の頂点(図中a,b,c,d,e,f,g,h)を有す
る形状であって、ゲート領域の形状が8個の頂点 (図
中i,j,k,l,e,f,g,h)を有する形状であ
り、かつ、チャネル長がゲート領域の幅よりも短くなる
ように構成されているように規定すればよい。
【0035】さらに、図3に示すように、ゲート領域9
に凹部(図中Bで示す部分)を形成し、その凹部内にコ
ンタクト11を配置されるように規定してよい。なお、
コンタクト11、13はトランジスタ領域1とその上層
の金属配線(図示省略)を電気的に接続するためにそれ
らの間の層間膜(図示省略)に開口された貫通穴のこと
である。
【0036】一方、上記図1(図2、図3)に示したセ
ルパターンでは、トランジスタ領域の形状は矩形(4個
の頂点を有する形状)であったが、図4に示すセルパタ
ーンのように、トランジスタ領域1aの形状をL字型
(5個の頂点を有する形状)とすれば、上記広い部分の
面積を小さくすることなく、全体のトランジスタ面積を
減少させることができる。
【0037】さらに、ゲートポリシリコン、ゲート領域
及びトランジスタ領域の形状が有する頂点の数を増加さ
せることにより全体のトランジスタ面積をより一層減少
させることができる(図5参照)。
【0038】なお、上述した図1〜図5のセルパターン
は、例えば、LSI製造プロセスにおける通常のフォト
リソグラフィ(photolithography)技術により形成する
ことができる。すなわち、設計の終わった上記セルパタ
ーンを各層ごとに、電子ビーム露光等により5倍等の倍
率でレチクルを作製し、そのレチクルパターンをステッ
パー(光縮小投影露光装置)により縮小投影して、半導
体基板上に塗布されたフォトレジストに転写し、そのレ
ジストパターンをマスクとしてエッチングなどを行うこ
とにより形成することができる。この際、最終的な製品
は、各種のプロセス工程、例えば、熱酸化工程、エッチ
ング工程、成膜工程など、が複数回実施されることによ
り製造されるので、レチクル上に描画された図1〜図4
のセルパターンの各頂点は、最終的な製品においては、
丸みを帯びたものとなる。従って、上述した各セルパタ
ーンの頂点は、実質的に頂点とみなされる点を意味する
ものである。また、各頂点を結ぶ辺においても同様であ
り、最終的な製品では各辺に若干の凸凹が生じ得るの
で、上述した各セルパターンの辺は実質的に辺とみなさ
れるものを意味するものとする。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、3
トランジスタ型DRAMメモリセルのの電流駆動能力、
電荷蓄積用のキャパシタの容量値を共に損なうことな
く、メモリセル面積の縮小を図ることができる。
【0040】従って、高集積化に適した3トランジスタ
型DRAMメモリセルを実現することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る電荷蓄積用及び読み
出しデータ線駆動用MOSトランジスタのセルパターン
を示す図である(その1)。
【図2】本発明の実施の形態に係る電荷蓄積用及び読み
出しデータ線駆動用MOSトランジスタのセルパターン
を示す図である(その2)。
【図3】本発明の実施の形態に係る電荷蓄積用及び読み
出しデータ線駆動用MOSトランジスタのセルパターン
を示す図である(その3)。
【図4】本発明の実施の形態に係る電荷蓄積用及び読み
出しデータ線駆動用MOSトランジスタの他のセルパタ
ーンを示す図である(その4)。
【図5】本発明の実施の形態に係る電荷蓄積用及び読み
出しデータ線駆動用MOSトランジスタの他のセルパタ
ーンを示す図である(その5)。
【図6】DRAMの1トランジスタセルを示す図であ
る。
【図7】DRAMの3トランジスタセルを示す図であ
る。
【図8】従来の電荷蓄積用及び読み出しデータ線駆動用
MOSトランジスタのセルパターンを示す図である。
【図9】従来の電荷蓄積用及び読み出しデータ線駆動用
MOSトランジスタの他のセルパターンを示す図であ
る。
【符号の説明】
1、1a、1b、129、129a トランジスタ領域 3、3a、3b、131、131a ゲート 5、135、135a ソース(ドレイン) 7、137、137a ドレイン(ソース) 9、9a、9b、133、133a ゲート領域 11、13 コンタクト 101 1トランジスタセル 103、119 キャパシタ 105、113、115、117 MOSトランジスタ 107 ワード線 109 データ線 111 3トランジスタセル 121 書き込みワード線 123 書き込みデータ線 125 読み出しワード線 127 読み出しデータ線
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安部 隆行 神奈川県川崎市幸区堀川町580番1号 株 式会社東芝半導体システム技術センター内 (72)発明者 小川 恭輔 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内 (72)発明者 小林 俊宏 神奈川県川崎市川崎区駅前本町25番地1 東芝マイクロエレクトロニクス株式会社内

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1のワード線の電位をゲートに入力す
    る第1のMOSトランジスタと、 第2のワード線の電位をゲートに入力する第2のMOS
    トランジスタと、 前記第1のMOSトランジスタを介して第1のデータ線
    とゲートが接続されると共に、第2のデータ線と接地電
    位との間で前記第2のMOSトランジスタと直列接続さ
    れる第3のMOSトランジスタとを有する3トランジス
    タ型DRAMメモリセルにおいて、 前記第3のMOSトランジスタのチャネル長が、該第3
    のMOSトランジスタのゲートとトランジスタ領域との
    重なり部分(以下、ゲート領域と呼ぶ)の幅よりも短く
    なるように構成されていることを特徴とする3トランジ
    スタ型DRAMメモリセル。
  2. 【請求項2】 第1のワード線の電位をゲートに入力す
    る第1のMOSトランジスタと、 第2のワード線の電位をゲートに入力する第2のMOS
    トランジスタと、 前記第1のMOSトランジスタを介して第1のデータ線
    とゲートが接続されると共に、第2のデータ線と接地電
    位との間で前記第2のMOSトランジスタと直列接続さ
    れる第3のMOSトランジスタとを有する3トランジス
    タ型DRAMメモリセルにおいて、 前記第3のMOSトランジスタのゲートが少なくとも8
    個以上の実質的な頂点を有する形状であり、 前記第3のMOSトランジスタのトランジスタ領域が少
    なくとも4個以上の実質的な頂点を有する形状であり、 前記第3のMOSトランジスタのゲート領域が少なくと
    も8個以上の実質的な頂点を有する形状であり、かつ、
    該第3のMOSトランジスタのチャネル長が前記ゲート
    領域の幅よりも短くなるように構成されていることを特
    徴とする3トランジスタ型DRAMメモリセル。
  3. 【請求項3】 前記ゲート領域は少なくともその一部に
    凹部を有し、該凹部内に前記トランジスタ領域のコンタ
    クトが配置されていることを特徴とする請求項2記載の
    3トランジスタ型DRAMメモリセル。
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