JPH11167798A - 半導体集積回路装置およびその製造方法 - Google Patents

半導体集積回路装置およびその製造方法

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JPH11167798A
JPH11167798A JP9332521A JP33252197A JPH11167798A JP H11167798 A JPH11167798 A JP H11167798A JP 9332521 A JP9332521 A JP 9332521A JP 33252197 A JP33252197 A JP 33252197A JP H11167798 A JPH11167798 A JP H11167798A
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JP
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decoder driver
spare
integrated circuit
semiconductor integrated
defect
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JP9332521A
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Manabu Miyazaki
学 宮崎
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Hitachi Ltd
Akita Electronics Systems Co Ltd
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Hitachi Ltd
Akita Electronics Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半導体チップを封止した状態で行線,列線の
欠陥救済を行う。 【解決手段】 正規デコーダドライバと、予備デコーダ
ドライバとを有し、前記予備デコーダドライバの不活性
化制御用トランジスタのオン動作によって前記正規デコ
ーダドライバの不活性化トランジスタをオンさせて正規
デコーダドライバを不活性化するとともに前記予備デコ
ーダドライバを置換使用する半導体集積回路装置であっ
て、前記予備デコーダドライバには、不良ラインのアド
レスを記憶し、読み出し時には前記アドレスに対応する
前記正規デコーダドライバの不活性化トランジスタをオ
ンさせる信号を出力する不揮発性メモリ部が設けられ、
前記不揮発性メモリ部は前記不活性化制御用トランジス
タおよび前記不活性化トランジスタに接続されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、半導体集積回路装
置およびその製造方法に係わり、特に半導体メモリの欠
陥救済回路に適用して有効な技術に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、ダイナミック型ランダムアクセ
スメモリ(DRAM:Dynamic RandomAccess Memory)
等の半導体メモリ(半導体集積回路装置)の製造におい
ては、メモリセルアレー内に予め予備のワード線(行
線)やデータ線(列線)を設けておき、ウエハテスト時
に、欠陥によって不良になったメモリセルやデータ線,
ワード線を、前記予備データ線や予備ワード線で置換す
ることで製造歩留りの向上を図っている。
【0003】ウエハテスト時には、欠陥(冗長)救済回
路中のヒューズをレーザ切断して内部回路をプログラム
する。この結果、実使用時には、不良となったメモリセ
ルあるいはデータ線,ワード線のアドレスが入力されて
も予備データ線,予備ワード線に選択が替わるようにな
る。
【0004】このような欠陥救済回路については、たと
えば、株式会社培風館発行「超LSIメモリ」、P181〜
P183に記載されている。
【0005】前記文献には不活性パルスによるデコーダ
制御方式を用いた欠陥救済回路について示されている。
また、同文献のP145〜P150には、2ビット構成のダイナ
ミック形デコーダ(NOR論理,NAND論理)とスタ
ティック形デコーダについて記載されている。
【0006】ここで、内部回路のプログラム方法である
不活性パルス制御方式についての概念を図14および図
15を用いて説明する。ここでは、2ビット構成のもの
について説明する。
【0007】不活性パルス制御回路は、図14に示すよ
うに、外部アドレス端子1にそれぞれ接続される正規デ
コーダドライバ3と予備デコーダドライバ2を有する。
【0008】この例では、正規デコーダドライバ3によ
って駆動される正規メモリセルアレー5内のメモリセル
11が故障した場合、正規ワード線(WL)9を不活性
化し、代わりに予備ワード線(RWL)8を置換して欠
陥救済を行い、前記予備デコーダドライバ2によって駆
動する予備救済用メモリセルアレー4のメモリセル10
を読み出し書き込み回路6によって選択する例について
説明する。
【0009】予備ワード線8は、予備デコーダドライバ
2によって制御されている。予備デコーダドライバ2内
には、アドレス(外部アドレス:Ai,内部アドレス:
ai,aiバー〔aiB〕)を任意に設定できるように
ヒューズ12を有している。このヒューズ12は、レー
ザ切断が単純,確実に行えるように、ポリシリコンで形
成されている。
【0010】故障している正規ワード線9のアドレスに
応じて、予備デコーダドライバ2内のヒューズ12を切
断することによって、故障している正規ワード線9のア
ドレスと一致させる。
【0011】故障を起こしている正規ワード線9が選択
されないように、正規デコーダドライバ3内には、不活
性化トランジスタ13が設けられている。
【0012】なお、図14において、21は正規アドレ
ス選択トランジスタ、22は予備アドレス選択トランジ
スタ、23,24はデコーダ駆動トランジスタ、25,
26はデコーダ出力伝達トランジスタ、27は予備ワー
ド線選択トランジスタ、Aはノード(Node)、Bはノー
ドである。
【0013】図15のタイミングチャートを用いて、欠
陥救済のメカニズムを示す。故障している正規ワード線
9のアドレス(Ai,ai,aiB)がタイミング30
で、外部アドレス端子1から入力された時、内部のアド
レスバッファ回路を通じて、正規デコーダドライバ3
と、予備デコーダドライバ2の両方のアドレス入力端子
にアドレスデータ(ai,aiB)が入力される。
【0014】予備デコーダドライバ2では、故障してい
るワード線のアドレスがヒューズ切断によってプログラ
ムされている。予備デコーダ出力14は、予備デコーダ
駆動パルス(RP)によってタイミング31でHigh
になり、不活性化制御用トランジスタ18がオンして、
不活性信号φDAがタイミング32でHighになる。
【0015】不活性信号φDAがHighとなったこと
で、不活性化トランジスタ13がオンとなり、デコーダ
の出力ノードは放電され、デコーダ出力15がLowに
なり、すべての正規デコーダは不活性化される。
【0016】正規・予備のデコーダ出力が確定した後、
ワード線駆動信号RXがタイミング33でHighにな
り、ワード線を駆動しようとする。
【0017】この時、正規デコーダ出力はLowとなっ
ているため、ワード線駆動トランジスタ17はオフし、
正規ワード線(WL)9はタイミング34のようにLo
wレベルのまま(不活性)になり選択されない。
【0018】また、予備デコーダ出力14はHighと
なっているため、ワード線駆動トランジスタ16はオン
し、予備ワード線(RWL)8はタイミング35で活性
化し選択される。
【0019】以上のようなメカニズムで、故障した正規
ワード線と予備ワード線の置換が行われる。
【0020】この結果、予備救済用メモリセルアレー4
内の予備メモリセルのデータは、正規,予備の共通デー
タ線7から、読み出し/書き込み回路6を経由して、メ
モリセルデータのやりとりが行えるようになる。
【0021】欠陥救済を行わない場合は、不活性信号φ
DAがLowになり、不活性化トランジスタ13はオフ
するので、正規ワード線は不活性とならず、正規デコー
ダドライバ3の動作は抑制されない。
【0022】
【発明が解決しようとする課題】従来の欠陥救済回路方
式は、メモリセル故障やワード線やデータ線のようなラ
イン故障に対して、ウエハ状態でヒューズ切断を行って
欠陥救済を行う方法であることから、組立後では半導体
チップの表面が露出しないことから欠陥救済は不可能で
ある。
【0023】半導体メモリ(半導体集積回路装置)の製
造においては、組立後、温度ストレスや電源電圧ストレ
スなどを加えた状態で動作加速試験(エージングまたは
バーンインと呼称される)を行い、初期故障のスクリー
ニングを行っている。
【0024】この動作加速試験の結果、メモリセル故障
やライン故障を発生するものがある。
【0025】しかし、現状では前述のように、これらの
試験で発生する不良の救済は行えない。
【0026】一方、製造プロセスが未成熟な開発段階に
おいては、動作加速試験で発生する不良の規模が量産段
階に比べて大きくなるので、メモリセル故障やライン故
障は開発に必要な時間と費用を圧迫する要因になってい
る。
【0027】本発明の目的は、半導体チップを封止した
状態で欠陥救済ができる半導体集積回路装置製造技術を
提供することにある。
【0028】本発明の他の目的は、製造プロセスが未成
熟な開発段階においても開発時間の短縮ができる半導体
集積回路装置の製造方法を提供することにある。
【0029】本発明の他の目的は、半導体集積回路装置
の製造歩留りの向上を図り、製造コストの低減を達成す
ることにある。
【0030】本発明の前記ならびにそのほかの目的と新
規な特徴は、本明細書の記述および添付図面からあきら
かになるであろう。
【0031】
【課題を解決するための手段】本願において開示される
発明のうち代表的なものの概要を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0032】(1)正規デコーダドライバと、予備デコ
ーダドライバとを有し、前記予備デコーダドライバの不
活性化制御用手段(不活性化制御用トランジスタ)のオ
ン動作によって前記正規デコーダドライバの不活性化手
段(不活性化トランジスタ)をオンさせて正規デコーダ
ドライバを不活性化するとともに前記予備デコーダドラ
イバを置換使用する半導体集積回路装置であって、前記
予備デコーダドライバには、不良ラインのアドレスを記
憶し、読み出し時には前記アドレスに対応する前記正規
デコーダドライバの不活性化手段をオンさせる信号を出
力する不揮発性メモリ部が設けられ、前記不揮発性メモ
リ部は前記不活性化制御用手段および前記不活性化手段
に接続されている構成になっている。前記不揮発性メモ
リ部は電気的書き換え可能なリードオンリメモリや強誘
電体ランダムアクセスメモリで構成されている。
【0033】このような半導体集積回路装置は以下の方
法によって製造される。
【0034】正規デコーダドライバと予備デコーダドラ
イバとを有し、欠陥救済処理時の入力信号によって予備
デコーダドライバの不活性化制御用手段(不活性化制御
用トランジスタ)をオン動作させて正規デコーダドライ
バの不活性化手段(不活性化トランジスタ)をオンさせ
て正規デコーダドライバを不活性化するとともに前記予
備デコーダドライバを置換使用するように構成された半
導体チップを有する半導体集積回路装置の製造方法であ
って、前記半導体チップには、不良ラインのアドレスを
記憶し、読み出し時には前記アドレスに対応する前記正
規デコーダドライバの不活性化手段をオンさせる信号を
出力する不揮発性メモリ部を設けておき、前記半導体チ
ップの表面を保護する処理の後に前記欠陥救済処理を行
う。前記欠陥救済回路は半導体集積回路装置の動作加速
試験後に行う。前記不揮発性メモリ部は電気的書き換え
可能なリードオンリメモリや強誘電体ランダムアクセス
メモリで構成しておく。前記不揮発性メモリ部構成の欠
陥救済回路による欠陥救済処理は半導体集積回路装置の
動作加速試験後に行う。
【0035】(2)前記手段(1)の構成において、前
記予備デコーダドライバは並列に2組設けられ、1組は
前記手段(1)の構成と同一の不揮発性メモリ部構成の
欠陥救済回路であり、他の1組はフューズ等配線の切断
による欠陥救済回路構成である。
【0036】このような半導体集積回路装置は以下の方
法によって製造される。
【0037】正規デコーダドライバと予備デコーダドラ
イバとを有し、欠陥救済処理時の入力信号によって予備
デコーダドライバの不活性化制御用手段をオン動作させ
て正規デコーダドライバの不活性化手段をオンさせて正
規デコーダドライバを不活性化するとともに前記予備デ
コーダドライバを置換使用するように構成された半導体
チップを有する半導体集積回路装置の製造方法であっ
て、前記半導体チップには、不良ラインのアドレスを記
憶し、読み出し時には前記アドレスに対応する前記正規
デコーダドライバの不活性化手段をオンさせる信号を出
力する不揮発性メモリ部で構成される予備デコーダドラ
イバと、フューズ等配線の切断による欠陥救済回路構成
の予備デコーダドライバを設けておき、前記半導体チッ
プの表面を保護する処理の後に前記不揮発性メモリ部構
成の予備デコーダドライバを用いて欠陥救済処理を行
う。また、必要に応じて、フューズ等配線の切断による
欠陥救済回路を用いて、半導体チップの表面が露出して
いる状態のときに欠陥救済処理を行う。
【0038】前記(1)の手段によれば、不揮発性メモ
リ部構成の欠陥救済回路は半導体チップの表面が露出し
ていない状態でも欠陥救済が行えることから、半導体チ
ップの表面を保護膜で被ったり、あるいは半導体チップ
を封止体で封止した後にでも欠陥救済処理が行える。し
たがって、半導体集積回路装置の組立後、動作加速試験
を行った後に欠陥救済処理が行えることから、動作加速
試験で不良となったものの欠陥救済も行える場合があ
り、歩留りの向上を図ることができる。
【0039】また、製造プロセスが未成熟な開発段階に
おいては、動作加速試験で発生する不良の規模が量産段
階に比べて大きくなる傾向にあるが、メモリセル故障や
ライン故障を動作加速試験後に行うことができるため、
開発時間の短縮が図れ、開発費用の低減を図ることがで
きる。
【0040】前記(2)の手段によれば、前記手段
(1)の有する作用に加えて、フューズ等配線の切断に
よる欠陥救済回路を使用して半導体チップの表面が露出
する状態(半導体チップが形成されるウエハ段階も含
む)でも欠陥救済処理を行うことができる。
【0041】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を詳細に説明する。なお、発明の実施の形態を
説明するための全図において、同一機能を有するものは
同一符号を付け、その繰り返しの説明は省略する。
【0042】(実施形態1)図1乃至図11は本発明の
一実施形態(第1実施形態)である半導体集積回路装置
に係わる図である。
【0043】本実施形態1の半導体集積回路装置40
は、図2に示すように、長方形状の樹脂製のパッケージ
41の一対の長辺からそれぞれ外部端子としてリード4
2を複数突出させた構造になっている。
【0044】図3は半導体集積回路装置40におけるリ
ード42と、前記パッケージ41内に封止されたDRA
M構成の半導体チップ43の電極44とを、電気的接続
手段としての導電性のワイヤ45で接続した状態を示す
模式的平面図である。
【0045】図3は半導体チップ43におけるワイヤ4
5の接続状態と、各リード(ピン)42の機能を表記し
てある。
【0046】すなわち、Vccは電源端子(動作電位供給
用端子)、Vssは電源端子(接地電位供給用端子)、I
/O0〜I/O9およびI/OA〜I/OFは入出力端
子(データ入出力端子:Din, Dout )、A0〜A8は
アドレス信号端子、/WE(WEB)はライトイネーブ
ル(write enable)信号端子、/OE(OEB)はアウ
トプットイネーブル(out put enable)端子、/RAS
(RASB)はロウアドレスストローブ(row adress s
trobe)信号端子、/CAS(CASB)はカラムアドレ
スストローブ(column adress strobe)信号端子、N.
Cはノンコンタクトピン(non contact pin)である。
【0047】図4に半導体チップ43の内部構成を模式
的に示す。
【0048】メモリセルアレー5の各メモリセル11の
読み出し/書き込みはワード線9とデータ線7の選択に
よって行われる。
【0049】すなわち、メモリセルアレー5の一側には
行デコーダ3が設けられ、メモリセルアレー5の他側に
はセンスアンプ51,I/O制御回路52を介して列デ
コーダ53が設けられている。
【0050】また、入出力インターフェース回路54と
行デコーダ3および列デコーダ53との間には、それぞ
れ行救済回路2および列救済回路55が設けられてい
る。また、半導体チップ43には行救済回路2を構成す
る不揮発性メモリアレー56が設けられている。
【0051】また、半導体チップ43の表面には、アド
レス信号,入出力信号(データ入出力信号:Din/Dou
t ),制御信号等の授受を行うための電極44が設けら
れている。電極44の機能については図3に示されるよ
うになっている。
【0052】つぎに、行線の欠陥救済回路構成につい
て、図1および図6乃至図11を参照しながら説明す
る。
【0053】図1は欠陥救済回路を示す図である。
【0054】本実施形態1では、正規デコーダドライバ
3と予備デコーダドライバ2を有する。正規デコーダド
ライバ3は、図14に示す従来の正規デコーダドライバ
3と同一構成となるダイナミック形NOR論理で構成さ
れている。
【0055】また、予備デコーダドライバ2は、図1に
示すように、外部アドレス端子1からのアドレスを不揮
発性メモリ部60に入力し、この不揮発性メモリ部60
からの出力をダイナミック形NOR論理に出力するとと
もに、正規デコーダドライバ3の不活性化トランジスタ
13に出力するように形成されている。
【0056】また、本実施形態1の予備デコーダドライ
バ2においては、予備ワード線選択トランジスタ27を
使用することなく、デコーダ出力伝達トランジスタ26
の出力をワード線駆動トランジスタ16のゲートに出力
するようになっている。
【0057】これにより、半導体チップを封止体により
封止した後でも、外部アドレス等の入力によって、故障
した正規メモリセルを予備メモリセルと置換し、欠陥救
済を実施できる効果がある。なお、図14に示す従来の
場合と同様に予備ワード線選択トランジスタ27を組み
込む構成でもよい。
【0058】本実施形態1の欠陥救済回路では、不良と
判明したワード線のアドレスを不揮発性メモリ部60に
入力して、アドレスとそのアドレスにおける出力をRD
/RDBとして出力するように記憶させておき、実使用
のときには、前記不揮発性メモリ部60からの読み出し
による出力で正規デコーダドライバ3の不活性化トラン
ジスタ13を不活性化し、代わりに予備デコーダドライ
バ2を駆動させて予備ワード線(RWL)8を選択して
予備救済用メモリセルアレー4のメモリセル10を選択
使用する。
【0059】つぎに、不揮発性メモリ部60について説
明する。
【0060】図6は不揮発性メモリ部60のテストモー
ド回路(1)を示す回路図であり、図7はテストモード
回路(1)のタイミングチャートである。タイミングチ
ャートには電源電圧Vcc,半導体チップのPAD(電
極)の電位,回路の各ノード(J〜N)の電位,降圧回
路の出力(RA/RAB)を示す。
【0061】テストモード回路(1)は、M1〜M4の
MOSトランジスタを4段にダイオード接続した電圧調
整回路61とCMOSインバータ62を接続するととも
に、その接続ノードNに前記CMOSインバータ62の
出力を(RA/RAB)を保証するトランジスタ63が
接続されている。また、CMOSインバータ62の出力
は直接RAとして、またインバータ64を介してRAB
としても引き出されるようになっている。
【0062】このテストモード回路(1)は、欠陥(冗
長)救済モードにエントリするための降圧回路である。
また、MOSトランジスタは閾値(Vth)が高いMO
Sトランジスタ(たとえば、Vthが約1.0V)であ
る。
【0063】降圧回路を使用する理由は、(1)誤って
欠陥救済モードにエントリするのを防止するためであ
り、(2)確実に欠陥救済モードを実行するためであ
る。
【0064】テストモード回路(1)のPAD(電極4
4)は、/RAS,/CAS以外のクロック入力端子、
たとえば/WE,/OEである。
【0065】テストモード回路(1)を動作させるため
には、Vccを社外電源電圧規格より低くし、かつPAD
44の印加電圧を社外入力電圧規格より高くする。
【0066】たとえば、Vccを3.0V(社外電源電圧
規格はVcc=4.5〜5.5V)、PAD44の印加電
圧ViHを9.0V(社外入力電圧規格はViH=2.
4〜7.0V)とする。これによって、図7のタイミン
グチャートに示すように、M1のMOSトランジスタで
PAD電位がVth低下するため、ノードKの電位は約
8.0Vになる。したがって、ノードL,ノードM,ノ
ードNでの電位は、M2,M3,M4のトランジスタに
よって順次約1.0V低下することから、ノードNの電
位は約5.0Vになる。
【0067】このとき、CMOSインバータ62のゲー
ト電圧はVcc=3.0Vとなっているので、PMOSト
ランジスタがオンし、RAのレベルが5.0Vとなって
正論理になり、欠陥救済回路の駆動が行われる。
【0068】仮に、上記動作でPADの電位が社外規格
の7.0V、Vccが電位が3.0Vであった場合、ノー
ドNの電位は3.0VとCMOSインバータ62のゲー
ト電圧と等しくなるので、RAのレベルが0.0Vとな
って負論理となって欠陥救済回路の駆動は起きない。
【0069】また、Vcc電位が電位が4.5V、PAD
44の電位が9.0Vとなると、ノードNの電位とCM
OSインバータ62のゲート電圧の差が0.5Vとなる
ため、RAのレベルが0.0Vとなって負論理となって
欠陥救済回路の駆動は起きない。
【0070】図8は不揮発性メモリ部60のテストモー
ド回路(2)を示す回路図であり、図9はテストモード
回路(2)のタイミングチャートである。図9には真理
値表をも示す。タイミングチャートにはテストモード回
路(1)の出力(RA/RAB),アドレス,回路のノ
ードDの電位,テストモード回路(2)の出力(RD/
RDB)が示されている。
【0071】このテストモード回路(2)は、故障を起
こしている正規メモリセル11と予備メモリセル10の
アドレスを置換する回路である。
【0072】テストモード回路(2)は、CMOSイン
バータ70の出力端子(ノード)Cと、CMOSインバ
ータの電源端子間にトランジスタ71を組み込むととも
に、ノードCにインバータ72を接続してある。
【0073】また、前記CMOSインバータ70のNM
OSトランジスタのソースには、ゲートにアドレス信号
が印加され、ソースが接地されるトランジスタ73が接
続されている。
【0074】前記インバータ72の出力側のノードDに
は、ラッチ構成のクロックドインバータ74が接続され
ている。また、ラッチ構成のクロックドインバータ74
の出力は直接RDとして、またインバータ75を介して
RDBとしても引き出すようになっている。
【0075】つぎに、図9のタイミングチャートを参照
にして故障している正規ワード線アドレスを、予備ワー
ド線(RWL)8で置換する場合を説明する。
【0076】先に説明したテストモード回路(1)によ
って、生成するRAを正論理とし、この間に故障してい
るワード線のアドレス(ai)を設定する。これによ
り、クロックドインバータがオンし、アドレスデータが
RDに伝わる。
【0077】また、アドレスの入力を保持したまま、R
Aを負論理にすると、RDデータの帰還により、アドレ
スデータは電源がオンされている間、保持される。
【0078】なお、図1に示すように、RDは従来の不
活性パルス制御欠陥救済方式のφDAと同様に、正規デ
コーダドライバ回路を不活性化するので、ワード線駆動
信号(RX)が正論理になっても、正規ワード線は選択
されない。
【0079】しかし、上記のアドレス保持は、電源がオ
ンになっている間のみ有効であるため、実際の使用上で
電源がオフすると、救済データが失われてしまう。
【0080】アドレスデータの消失を防止するため、図
1に示す様な書き換え可能な不揮発性メモリでもアドレ
スデータを保持しておく必要がある。また、同様に欠陥
(冗長)救済信号(RA/RAB)のデータも不揮発性
メモリで保持する必要がある。
【0081】図10にアドレス記憶部を示す。図のアド
レス記憶装置は、EEPROMや不揮発性RAM等の不
揮発性メモリ(mi/miB)80で構成され、前述の
アドレスデータ信号(RD/RDB)のデータを記憶す
る装置である。
【0082】1本のワード線81と2本のデータ線82
a,82bの組み合わせによって、1アドレスのRD/
RDBの信号の記憶および読み出しが行われる。RD/
RDBはアンプ83を介して不揮発性メモリ80に記憶
および読み出しが行われるようになっている。
【0083】また、欠陥救済信号RA/RABもアンプ
83を介して一対の不揮発性メモリ(mi/miB)8
0に記憶および読み出しできるように構成されている。
【0084】また、メモリセルのワード線81は、VDD
からブーストされたVCHとし、電源が再投入されたと
きにRD/RDBのデータを出力する。なお、これらメ
モリセルは、各アドレス毎に付属されている。
【0085】つぎに、待機から冗長救済動作を経由し、
電源再投入までの記憶メカニズムを、図11のタイミン
グチャートを参考に説明する。タイミングチャートに
は、電源電圧VDD,欠陥救済信号RA,記憶が無い場合
またはある場合のアドレスデータ信号RD/RDBの電
位を示してある。
【0086】初めに、記憶装置のない場合のアドレスデ
ータについて説明する。
【0087】待機している間は電源がオフとなっている
ため、アドレスデータ、メモリセルデータは不定状態で
ある。後に冗長救済動作に入り、故障アドレスのデータ
がRD/RDBに現れる。この段階でVCHがオンされ
ていると、RD/RDBのデータが保持される。
【0088】電源がオフ状態となると、RD/RDBの
データがリセットされ、再び電源を投入してもRD/R
DBのデータは不定状態となり、冗長救済データが消失
する。
【0089】記憶装置がある場合は、待機している間電
源がオフとなっているため、アドレスデータ,メモリセ
ルデータは不定状態である。後に冗長救済動作に入り、
故障アドレスデータがRD/RDBに現れる。この段階
でVCHがオンされていると、RD/RDBのデータが
保持される。
【0090】次に、電源がオフ状態となるとRD/RD
Bのデータはリセットされるが、同時に不揮発性メモリ
(mi/miB)に記憶される。再び電源が投入された
ときには不揮発性メモリ(mi/miB)のデータが読
みだされ、アンプで増幅され、再び、RD/RDBに現
れる。
【0091】以上のメカニズムで、欠陥の対象となるア
ドレス(ロウおよびカラムアドレス)データを外部より
入力することで、冗長救済が可能となる。
【0092】つぎに、半導体集積回路装置40の製造方
法について、図5のフローチャートを参照しながら説明
する。
【0093】製造開始(ステップ101)後、これが本
発明の特徴の一つであるが、最初に前述のような欠陥救
済回路を組み込んだ半導体チップ43を形成する(ステ
ップ102)。
【0094】つぎに、たとえば、図示しないリードフレ
ームを使用し、図3に示すように、半導体チップ43の
上に絶縁性フィルム(図示せず)を介してリードフレー
ムのリード42を固定するとともに、半導体チップ43
の電極(PAD)44とリード42の先端部分を導電性
のワイヤ45で接続する。
【0095】つぎに、図3に示すように、たとえば、図
示しないトランスファモールド装置でモールドして、絶
縁性の封止体(パッケージ)41で前記半導体チップ4
3,リード42,ワイヤ45等を封止する。
【0096】つぎに、図示はしないが、不要なリードフ
レーム部分を切断除去した後、前記パッケージ41から
突出するリード42を所望の形状に成形する。たとえ
ば、リード42をJ−ベンド型に成形する。
【0097】これにより、半導体集積回路装置の組立が
終了する(ステップ103)。
【0098】つぎに、動作加速試験を行う(ステップ1
04)。
【0099】つぎに、これが本発明の特徴の一つである
が、動作加速試験のデータから、欠陥救済回路を使用し
ての欠陥救済が行える場合に、欠陥救済処理を行い、欠
陥品を良品にする(ステップ101)。
【0100】これにより、品質の優れた半導体集積回路
装置40を製造することができ、製造を終了することが
できる(ステップ106)。
【0101】本実施形態1によれば以下の効果を奏す
る。
【0102】(1)半導体集積回路装置40は欠陥救済
回路を有することから、欠陥救済処理を行うことによっ
て欠陥を救済することができる。
【0103】(2)不揮発性メモリ部構成の欠陥救済回
路は半導体チップの表面が露出していない状態でも欠陥
救済が行えることから、半導体チップの表面を保護膜で
被ったり、あるいは半導体チップを封止体で封止した後
にでも欠陥救済処理が行える。したがって、半導体集積
回路装置の組立後、動作加速試験を行った後に欠陥救済
処理が行えることから、動作加速試験で不良となったも
のの欠陥救済も行える場合があり、歩留りの向上を図る
ことができる。
【0104】(3)製造プロセスが未成熟な開発段階に
おいては、動作加速試験で発生する不良の規模が量産段
階に比べて大きくなる傾向にあるが、メモリセル故障や
ライン故障を動作加速試験後に行うことができるため、
開発時間の短縮が図れ、開発費用の低減を図ることがで
きる。
【0105】(実施形態2)図12および図13は本発
明の他の実施形態(第2実施形態)である半導体集積回
路装置およびその製造に係わる図であり、図12は半導
体集積回路装置における欠陥救済処理を示す回路ブロッ
ク図、図13は半導体集積回路装置の製造工程を示すフ
ローチャートである。
【0106】本実施形態2では、実施形態1の欠陥救済
回路と、図14に示す従来の欠陥救済回路を併設し、救
済の効率や確度を向上させたものである。
【0107】すなわち、正規デコーダドライバ3と、従
来のフューズ等配線の切断による欠陥救済回路構成の予
備デコーダドライバ2aと、実施形態1の不揮発性メモ
リ部構成の予備デコーダドライバ2bを有する構成にな
っている。
【0108】なお、各予備デコーダドライバの構成は前
述の説明通りであることから省略する。
【0109】前記フューズ等配線の切断による欠陥救済
回路構成の予備デコーダドライバ2aは、従来と同様に
半導体チップの状態での欠陥救済が可能であり、たとえ
ば、半導体チップを形成するウエハの状態で欠陥救済処
理を行い、動作加速試験終了後に不揮発性メモリ部構成
の予備デコーダドライバ2bで再度欠陥救済処理を行う
ものである。
【0110】欠陥救済処理について、図13のフローチ
ャートを参照しながら説明する。
【0111】製造開始(ステップ201)後、これが本
発明の特徴の一つであるが、最初に前述のような欠陥救
済回路を組み込んだ半導体集積回路を形成する(ステッ
プ202)。
【0112】つぎに、ウエハテストを行うとともに、前
記フューズ等配線の切断による欠陥救済回路構成の予備
デコーダドライバ2aを用いて欠陥救済処理を行う(ス
テップ203)。
【0113】つぎに、図示しないウエハを切断分離して
半導体チップを形成した後、前記実施形態1の場合と同
様に、図示しないリードフレームを使用して半導体チッ
プの組み込み,ワイヤボンディング,トランスファモー
ルド,リード成形を行い、半導体集積回路装置の組立を
行う(ステップ204)。
【0114】つぎに、動作加速試験を行う(ステップ2
05)。
【0115】つぎに、これが本発明の特徴の一つである
が、動作加速試験のデータから、欠陥救済回路を使用し
ての欠陥救済が行える場合に、欠陥救済処理を行い、欠
陥品を良品にする(ステップ206)。この欠陥救済処
理では不揮発性メモリ部構成の欠陥救済回路を使用して
欠陥救済処理を行う。
【0116】これにより、品質の優れた半導体集積回路
装置40を製造することができ、製造を終了することが
できる(ステップ207)。
【0117】本実施形態2によれば、前記実施形態1の
有する作用効果に加えて、ウエハの状態でも欠陥救済処
理が行える。したがって、ウエハの状態での欠陥救済処
理と、動作加速試験後の欠陥救済処理と2段に亘った欠
陥救済処理が行えることから、欠陥救済の効率や確度を
向上することができる。
【0118】なお、フューズ等配線の切断による欠陥救
済回路構成の予備デコーダドライバの場合は、回路表面
が露出していればよいので、半導体チップの状態でも欠
陥救済処理が行える。
【0119】以上本発明者によってなされた発明を実施
形態に基づき具体的に説明したが、本発明は上記実施形
態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範
囲で種々変更可能であることはいうまでもない、たとえ
ば、さらに欠陥救済効率を高めるため、冗長救済モード
にエントリする際の、クロック入力の入力シーケンスを
色々変えて、冗長救済信号RAと組み合わせることで、
複数のワード線/データ線の冗長救済が行えるようにな
る。
【0120】また、ウエハテスト段階での欠陥救済処理
を行う欠陥救済回路は、他の回路構成でもよい。
【0121】
【発明の効果】本願において開示される発明のうち代表
的なものによって得られる効果を簡単に説明すれば、下
記のとおりである。
【0122】(1)不揮発性メモリ部構成の欠陥救済回
路は半導体チップの表面が露出していない状態でも欠陥
救済が行えることから、半導体チップの表面を保護膜で
被ったり、あるいは半導体チップを封止体で封止した後
にでも欠陥救済処理が行える。したがって、半導体集積
回路装置の組立後、動作加速試験を行った後に欠陥救済
処理が行えることから、動作加速試験で不良となったも
のの欠陥救済も行える場合があり、歩留りの向上を図る
ことができる。
【0123】(2)製造プロセスが未成熟な開発段階に
おいては、動作加速試験で発生する不良の規模が量産段
階に比べて大きくなる傾向にあるが、メモリセル故障や
ライン故障を動作加速試験後に行うことができるため、
開発時間の短縮が図れ、開発費用の低減を図ることがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態(実施形態1)である半導
体集積回路装置における欠陥救済回路図である。
【図2】本実施形態1の半導体集積回路装置の概要を示
す平面図である。
【図3】本実施形態1の半導体集積回路装置の端子機能
を示す模式的平面図である。
【図4】本実施形態1の半導体集積回路装置における半
導体チップの内部構成を示す模式図である。
【図5】本実施形態1の半導体集積回路装置の製造工程
を示すフローチャートである。
【図6】本実施形態1による半導体集積回路装置におけ
る欠陥救済回路のテストモード回路(1)を示す回路図
である。
【図7】前記テストモード回路(1)のタイミングチャ
ートである。
【図8】本実施形態1による半導体集積回路装置におけ
る欠陥救済回路のテストモード回路(2)を示す回路図
である。
【図9】前記テストモード回路(2)のタイミングチャ
ートである。
【図10】本実施形態1の半導体集積回路装置のアドレ
ス記憶部を示す概略図である。
【図11】本実施形態1の半導体集積回路装置における
欠陥救済動作を示すタイミングチャートである。
【図12】本発明の他の実施形態(実施形態2)である
半導体集積回路装置における欠陥救済回路図である。
【図13】本実施形態2の半導体集積回路装置の製造工
程を示すフローチャートである。
【図14】従来の不活性パルス制御方式による欠陥救済
回路図である。
【図15】従来の不活性パルス制御方式のタイミングチ
ャートである。
【符号の説明】
1…外部アドレス端子、2,2a,2b…予備デコーダ
ドライバ、3…正規デコーダドライバ、4…予備救済用
メモリセルアレー、5…正規メモリセルアレー、6…読
み出し書き込み回路、7…共通データ線、8…予備ワー
ド線(RWL)、9…正規ワード線(WL)、10,1
1…メモリセル、12…ヒューズ、13…不活性化トラ
ンジスタ、14…予備デコーダ出力、15…正規デコー
ダ出力、16…ワード線駆動トランジスタ、17…ワー
ド線駆動トランジスタ、18…不活性化制御用トランジ
スタ、21…正規アドレス選択トランジスタ、22…予
備アドレス選択トランジスタ、23,24…デコーダ駆
動トランジスタ、25,26…デコーダ出力伝達トラン
ジスタ、27…予備ワード線選択トランジスタ、30〜
35…タイミング、40…半導体集積回路装置、41…
パッケージ、42…リード、43…半導体チップ、44
…端子(電極)、45…ワイヤ、51…センスアンプ、
52…I/O制御回路、53…列デコーダ、54…入出
力インターフェース回路、55…列救済回路、56…不
揮発性メモリアレー、60…不揮発性メモリ部、61…
電圧調整回路、62…CMOSインバータ、63…トラ
ンジスタ、64…インバータ、70…CMOSインバー
タ、72…インバータ、73…トランジスタ、74…ラ
ッチ構成のクロックドインバータ、75…インバータ、
80…不揮発性メモリ、81…ワード線、82a,82
b…データ線、83…アンプ。

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 正規デコーダドライバと、予備デコーダ
    ドライバとを有し、前記予備デコーダドライバの不活性
    化制御用手段のオン動作によって前記正規デコーダドラ
    イバの不活性化手段をオンさせて正規デコーダドライバ
    を不活性化するとともに前記予備デコーダドライバを置
    換使用する半導体集積回路装置であって、前記予備デコ
    ーダドライバには、不良ラインのアドレスを記憶し、読
    み出し時には前記アドレスに対応する前記正規デコーダ
    ドライバの不活性化手段をオンさせる信号を出力する不
    揮発性メモリ部が設けられ、前記不揮発性メモリ部は前
    記不活性化制御用手段および前記不活性化手段に接続さ
    れていることを特徴とする半導体集積回路装置。
  2. 【請求項2】 正規デコーダドライバと、予備デコーダ
    ドライバとを有し、前記予備デコーダドライバの不活性
    化制御用手段のオン動作によって前記正規デコーダドラ
    イバの不活性化手段をオンさせて正規デコーダドライバ
    を不活性化するとともに前記予備デコーダドライバを置
    換使用する半導体集積回路装置であって、前記予備デコ
    ーダドライバは並列に2組設けられ、1組は前記不活性
    化手段に接続される不活性化制御用手段と、不良ライン
    のアドレスを記憶し、読み出し時には前記アドレスに対
    応する前記正規デコーダドライバの不活性化手段をオン
    させる信号を出力する不揮発性メモリ部を有する構成で
    あり、他の1組はフューズ等配線の切断による欠陥救済
    回路構成になっていることを特徴とする半導体集積回路
    装置。
  3. 【請求項3】 前記不揮発性メモリ部は電気的書き換え
    可能なリードオンリメモリや強誘電体ランダムアクセス
    メモリで構成されていることを特徴とする請求項1また
    は請求項2に記載の半導体集積回路装置。
  4. 【請求項4】 前記不活性化手段および前記不活性化制
    御用手段はトランジスタで構成されていることを特徴と
    する請求項1乃至請求項3のいずれか1項に記載の半導
    体集積回路装置。
  5. 【請求項5】 正規デコーダドライバと予備デコーダド
    ライバとを有し、欠陥救済処理時の入力信号によって予
    備デコーダドライバの不活性化制御用手段をオン動作さ
    せて正規デコーダドライバの不活性化手段をオンさせて
    正規デコーダドライバを不活性化するとともに前記予備
    デコーダドライバを置換使用するように構成された半導
    体チップを有する半導体集積回路装置の製造方法であっ
    て、前記半導体チップには、不良ラインのアドレスを記
    憶し、読み出し時には前記アドレスに対応する前記正規
    デコーダドライバの不活性化手段をオンさせる信号を出
    力する不揮発性メモリ部を設けておき、前記半導体チッ
    プの表面を保護する処理の後に前記欠陥救済処理を行う
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  6. 【請求項6】 正規デコーダドライバと予備デコーダド
    ライバとを有し、欠陥救済処理時の入力信号によって予
    備デコーダドライバの不活性化制御用手段をオン動作さ
    せて正規デコーダドライバの不活性化手段をオンさせて
    正規デコーダドライバを不活性化するとともに前記予備
    デコーダドライバを置換使用するように構成された半導
    体チップを有する半導体集積回路装置の製造方法であっ
    て、前記半導体チップには、不良ラインのアドレスを記
    憶し、読み出し時には前記アドレスに対応する前記正規
    デコーダドライバの不活性化手段をオンさせる信号を出
    力する不揮発性メモリ部で構成される予備デコーダドラ
    イバと、フューズ等配線の切断による欠陥救済回路構成
    の予備デコーダドライバを設けておき、前記半導体チッ
    プの表面を保護する処理の後に前記不揮発性メモリ部構
    成の予備デコーダドライバを用いて欠陥救済処理を行う
    ことを特徴とする半導体集積回路装置の製造方法。
  7. 【請求項7】 前記不活性化手段および前記不活性化制
    御用手段はトランジスタで構成し、前記不揮発性メモリ
    部は電気的書き換え可能なリードオンリメモリや強誘電
    体ランダムアクセスメモリで構成しておくことを特徴と
    する請求項5または請求項6に記載の半導体集積回路装
    置の製造方法。
  8. 【請求項8】 前記不揮発性メモリ部構成の欠陥救済回
    路による欠陥救済処理は半導体集積回路装置の動作加速
    試験後に行うことを特徴とする請求項5乃至請求項7の
    いずれか1項に記載の半導体集積回路装置の製造方法。
JP9332521A 1997-12-03 1997-12-03 半導体集積回路装置およびその製造方法 Pending JPH11167798A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2001358313A (ja) * 2000-06-14 2001-12-26 Hitachi Ltd 半導体装置
JP2015053104A (ja) * 2010-01-20 2015-03-19 株式会社半導体エネルギー研究所 半導体装置

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JP2001358313A (ja) * 2000-06-14 2001-12-26 Hitachi Ltd 半導体装置
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