JPH11167764A - 光記録媒体判別方法及び光記録媒体判別装置 - Google Patents

光記録媒体判別方法及び光記録媒体判別装置

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JPH11167764A
JPH11167764A JP33192097A JP33192097A JPH11167764A JP H11167764 A JPH11167764 A JP H11167764A JP 33192097 A JP33192097 A JP 33192097A JP 33192097 A JP33192097 A JP 33192097A JP H11167764 A JPH11167764 A JP H11167764A
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optical
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JP33192097A
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Tetsuji Kawashima
哲司 川嶌
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Sony Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速且つ確実に光ディスクの判別を行うこと
ができる光記録媒体判別装置及び光記録媒体判別方法を
提案しようとするものである。 【解決手段】 光記録媒体判別装置は、2軸アクチュエ
ータ5と、スピンドルモータ2と、フォトディテクタ1
3、RFアンプ16と、スピンドルモータ2による光デ
ィスク1の1回転の整数倍または整数分の1倍など1回
転に比例した期間において、再生された情報信号の2値
化信号をカウントするRF2値化信号カウンター25
と、カウント値と所定の基準値とを比較するDVD/C
D判別部27とを備え、カウント値が基準値より大きい
ときに高密度の光記録媒体(DVD)であると判断し、
小さいときに低密度の光記録媒体(CD)であると判断
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光記録媒体判別装
置及び光記録媒体判別方法に関し、例えばコンパクトデ
ィスク(CD)やディジタルビデオディスク(DV
D)、及びこれらのディスクの再生装置に適用すること
ができる。
【0002】
【従来の技術】従来、例えばこの種の光情報記録媒体で
なるディジタルビデオディスク(DVD)の再生装置に
おいては、コンパクトディスク(CD)との互換性を持
たせてコンパクトディスク(CD)も再生できることが
必須の条件となっている。
【0003】このような従来の光ディスク判別に関し
て、特開平9−198779号公報には、CD,CD−
R(1タイム追記型コンパクトディスク),DVD,D
VD−R(1タイム追記型ディジタルビデオディスク)
の4種類の光ディスクを判別するのに所定の回転数で光
ディスクを回転して再生信号を発生させて、その再生信
号からウオブルの周波数を検出して判断する光ディスク
判別装置が開示されている。
【0004】また、特開平4−85760号公報には、
再生される記録データと制御情報を振り分けることによ
り、MO(光磁気ディスク)/CD−ROM(追記型コ
ンパクトディスク)の記録フォーマットの識別を行う光
記録再生装置の信号処理回路が開示されている。
【0005】また、特開平4−64925号公報には、
光ディスクに対するレーザービームの反射光の大小によ
り光ディスク記録再生装置が開示されている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述した従来
の光ディスク判別装置では、CDとDVDなどのように
線密度の異なる光ディスクについては高速且つ確実な判
別を行うことができないという不都合があった。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、高速且つ確実に光ディスクの判別を行うことができ
る光記録媒体判別装置及び光記録媒体判別方法を提案し
ようとするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明の光記録媒体判別装置は、光記録媒体に形成さ
れたピットに光学ピックアップからレーザー光を照射し
て反射光を検出することにより情報信号を再生する光情
報再生装置における、線密度の異なる上記光記録媒体を
判別する光記録媒体判別装置であって、上記光記録媒体
に対する上記光学ピックアップからの上記レーザー光の
フォーカスサーボおよびトラッキングサーボのうち、少
なくとも上記フォーカスサーボをかけるサーボ手段と、
上記光記録媒体を回転させる駆動手段と、上記光記録媒
体上の所定位置で光学ピックアップにより上記情報信号
を再生する再生手段と、上記駆動手段による上記光記録
媒体の1回転の整数倍または整数分の1倍など1回転に
比例した期間において、上記再生手段により再生された
情報信号の2値化信号をカウントするカウント手段と、
上記カウント手段によるカウント値と所定の基準値とを
比較する比較手段とを備え、上記カウント値が上記基準
値より大きいときに高密度の光記録媒体であると判断
し、上記カウント値が上記基準値より小さいときに低密
度の光記録媒体であると判断するようにしたものであ
る。
【0009】また、本発明の光記録媒体判別方法は、光
記録媒体に形成されたピットに光学ピックアップからレ
ーザー光を照射して反射光を検出することにより情報信
号を再生する光情報再生方法における、線密度の異なる
上記光記録媒体を判別する光記録媒体判別方法であっ
て、上記光記録媒体を回転させる駆動処理と、回転され
た上記光記録媒体に対する上記光学ピックアップからの
上記レーザー光のフォーカスサーボおよびトラッキング
サーボのうち、少なくとも上記フォーカスサーボをかけ
るサーボ処理と、上記光記録媒体上の所定位置に上記光
学ピックアップが位置決めされて上記サーボ処理のフォ
ーカスサーボをかけた後に上記情報信号を再生する再生
処理と、上記駆動処理による上記光記録媒体の1回転の
整数倍または整数分の1倍など1回転に比例した期間に
おいて、上記再生処理により再生された情報信号の2値
化信号をカウントするカウント処理と、上記カウント処
理によるカウント値と所定の基準値とを比較する比較処
理とを用いて、上記カウント値が上記基準値より大きい
ときに高密度の光記録媒体であると判断し、上記カウン
ト値が上記基準値より小さいときに低密度の光記録媒体
であると判断するようにしたものである。
【0010】本発明の光記録媒体判別装置によれば、以
下の作用をする。駆動手段は、光記録媒体を回転駆動さ
せる。サーボ手段は、光記録媒体に対する光学ピックア
ップからのレーザー光のフォーカスサーボおよびトラッ
キングサーボのうち、少なくともフォーカスサーボをか
ける。再生手段は、光記録媒体上の所定位置で光学ピッ
クアップにより情報信号を再生する。
【0011】カウント手段は、少なくともフォーカスサ
ーボをかけた状態で再生信号のエッジの数をカウントす
る。このとき、所定の光記録媒体の1回転の期間、ある
いはその1/n(nは整数)回転の期間またはn回転な
ど1回転に比例した期間あたりのエッジ数をカウントす
る。
【0012】このカウント手段でカウントされたカウン
ト値を一旦格納する。また、予め実験的に求めた基準値
をDVD/CD判別のしきい値として格納する。比較手
段は、格納されたカウント値と基準値とを比較して、カ
ウント値が基準値よりも大きければ光記録媒体は高密度
ディスク(DVD)であると判断し、カウント値が基準
値よりも小さければ光記録媒体は低密度ディスク(C
D)であると判断する。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
【0014】図1は、本発明の実施の形態に係る光ディ
スク判別録装置の構成を示すブロック図である。この光
ディスク判別装置は、コンパクトディスク(CD)やデ
ィジタルビデオディスク(DVD)などのように、線密
度が異なる光ディスクの判別を行うものであり、サーボ
をかけた状態で、光ディスク1周あるいは整数分の1周
あたりのRF2値化信号のエッジ数の差異から光ディス
クを判別するものである。具体的には、DVD再生装置
においてDVDとCDとの線密度の違いに着目して光デ
ィスクを判別するものである。
【0015】すなわちこの光ディスク判別装置におい
て、スピンドルモータ2は、スピンドルドライバー3か
らの駆動パルスに基づいて、光ディスク1を回転駆動
し、底部に保持したFG信号発生回路より、所定の回転
角毎に信号レベルが立ち上がるFG信号を出力する。サ
ーボコントロール回路17は、このFG信号の周波数が
所定の周波数になるようにスピンドルモータ2を駆動
し、これにより光ディスク1を所定の回転数になるよう
に回転駆動する。より具体的に説明すると、スピンドル
サーボ回路5は、FG信号と、予め定められた位相と周
波数が一致するようにスピンドルモータ2を制御する。
【0016】尚、以降説明する実施の形態では、スピン
ドルモーター2は常に一定回転数で回転する(CAVモ
ードと呼ばれる)ものとして説明を行う。実際の応用で
は、回転数を特定の半径領域ごとに区切り、回転数は一
定のままで記録周波数を変化させるZCAV(Zone Con
stant Angular Velocity)モードを使用してもよい。
【0017】レーザーダイオード14、15は、ディス
ク再生用のレーザービームを射出する。ビームスプリッ
ター11、12はレーザービームを反射させて戻り光
(反射光)を透過する。ミラー10は、このレーザービ
ームの光路を折り曲げて光ディスク1に向けて射出し、
対物レンズ6は、このミラー10の反射光を光ディスク
1に集光する。対物レンズ6は、電磁力を用いたコイル
7およびコイル8からなる2軸アクチュエータ5により
フォーカス方向(上下方向)およびトラッキング方向
(左右方向)に独立に移動される。2軸ドライバー18
は、サーボコントロール回路17からの制御信号に基づ
いて駆動パルスを生成して、2軸アクチュエータ5を駆
動させる。
【0018】これらミラー10及び対物レンズ6は、ス
レッドモータ20により、光ディスク1の回転に同期し
て光ディスク1の外周方向に順次移動し、これによりレ
ーザービームによる照射位置を順次光ディスク1の外周
方向に変位させる。スレッドドライバー19は、サーボ
コントロール回路17からの制御信号に基づいて駆動パ
ルスを生成して、スレッドモータ20を回転させる。
【0019】これによりこの光ディスク判別装置では、
光ディスク1を回転駆動した状態で、ミラー10及び対
物レンズ6の移動によりらせん状に形成されたトラック
にレーザービームを照射して、この戻り光をフォトダイ
オード13で検出して検出信号FDをRFアンプに供給
する。RFアンプは検出信号FDから再生RF信号、フ
ォーカスエラー信号FEおよびトラッキングエラー信号
TEを生成してサーボコントロール/再生RF信号処理
回路17に供給する。サーボコントロール/再生RF信
号処理回路17は、再生RF信号を2値化して信号処理
回路23に供給する。
【0020】信号処理回路23は、オーディオデータ及
びサブコードデータをCDまたはDVDのフォーマット
に従って復調処理し、ホストコンピュータに出力する。
すなわち信号処理回路23は、オーディオデータ及びサ
ブコードデータから誤り訂正符号を検出して誤り訂正処
理を施した後、デインターリーブ処理、EFM復調処理
またはEFM−plus(8/16)復調処理をする。
これにより信号処理回路23は、DRAM24に再生さ
れたデータをバッファリングしながらホストコンピュー
タとのインターフェースを行ってホストコンピュータに
再生データを送出する。
【0021】本実施の形態においては、MPU21のD
VD/CD判別部27は、サーボコントロール/再生R
F信号処理回路17に制御信号を供給して、フォーカス
サーボ信号FAO,トラッキングサーボ信号TAOを生
成させて、2軸ドライバー18を介して2軸アクチュエ
ータ5に対してサーボをかけた状態で、サーボコントロ
ール/再生RF信号処理回路17から供給されたRF2
値化信号を用いて、光ディスク1周あるいは整数分の1
周あたりのRF2値化信号のエッジ数の差異から光ディ
スクを判別するようにした。以下、MPU21のDVD
/CD判別部27の構成及び動作を詳細に説明する。
【0022】図2は、本実施の形態のMPUの光ディス
ク判別の機能ブロック図である。図2において、MPU
21は、サーボコントロール/再生RF信号処理回路1
7から供給されたRF2値化信号の、光ディスク1周の
期間(1FG周期)あたりのエッジ数をカウントするR
F2値化信号カウンター25と、このRF2値化信号カ
ウンター25でカウントされた1FG周期のカウント値
を格納する1FG周期カウント値格納レジスタ26と、
予め定められた基準値を記憶するフラッシュROMから
なる基準値記憶メモリ22と、基準値記憶メモリ22に
記憶された基準値と1FG周期カウント値格納レジスタ
26に格納された1FG周期のカウント値とを比較し
て、このカウント値が基準値よりも大きいときは線密度
が大きいので光ディスクはDVDであると判別し、この
カウント値が基準値よりも小さいときは線密度が小さい
ので光ディスクはCDであると判別するDVD/CD判
別部27とを有して構成される。
【0023】ここで、本実施の形態では、DVD/CD
の基盤厚の違いによる収差を補正する対物レンズ6を用
いているので、特に、予め上述したDVD/CD判別動
作を行わなくても、波長650nmのレーザーダイオー
ド14、15を用いてDVD/CDの光ディスク1(C
D−ROMを除く)に対してトラッキングサーボおよび
フォーカスサーボまではかかるように構成されている。
従って、トラッキングサーボおよびフォーカスサーボを
かける前に光ディスクの判別動作をすることは必ずしも
必要ではなく、トラッキングサーボおよびフォーカスサ
ーボをかけた後に光ディスクの判別動作をするように構
成している。
【0024】図2において、RF2値化信号カウンター
25は、トラッキングサーボおよびフォーカスサーボを
かけた状態でRF2値化信号のエッジ(ハイレベルから
ローレベルまたはローレベルからハイレベルへの変化)
の数をカウントする機能を有する。このとき、所定の光
ディスク回転数、例えばスピンドルモータ2のFG信号
から、光ディスク1の1回転の期間(1FG周期)、あ
るいはその1/n(nは整数)回転の期間またはn回転
など1回転に比例した期間あたりのエッジ数をカウント
する機能を有する。
【0025】また、1FG周期カウント値格納レジスタ
26は、RF2値化信号カウンター25でカウントされ
た1FG周期カウント値あるいはその1/n回転の期間
またはn回転など1回転に比例した期間あたりのカウン
ト値を格納する機能を有する。例えば、1回転の2/3
倍や2.5倍であってもよい。
【0026】また、基準値記憶メモリ22は、予め実験
的に求めた基準値をDVD/CD判別のしきい値として
格納する。DVD/CD判別部27は、1FG周期カウ
ント値格納レジスタ26に格納されたカウント値と基準
値記憶メモリ22に記憶されたしきい値とを比較して、
カウント値がしきい値よりも大きければ光ディスク1は
高密度ディスク(DVD)であると判断し、カウント値
がしきい値よりも小さければ光ディスク1は低密度ディ
スク(CD)であると判断する機能を有する。このと
き、判別しようとする光ディスク1がCLV(Cons
tant Liniear Velocity:線速一
定)方式に対応したものであれば、ほぼ同じ光学ピック
アップ4の位置で上述した判別を行う必要がある。
【0027】また、MPU21からの制御信号を用い
て、サーボコントロール/再生RF信号処理回路17に
スピンドルサーボ信号を生成させて、スピンドルドライ
バー3、スピンドルモータ2を介して、光ディスク1を
ほぼ一定の回転数で回転させることにより、RF2値化
信号カウンター25は単位時間当たりのRF2値化信号
のエッジ数をカウントする機能を有するように構成し
て、上述したDVD/CD判別に用いるようにしてもよ
い。
【0028】この場合の光ディスクをほぼ一定の回転数
で回転させるための回転の制御方式としては、スピンド
ルモータ2に対する定電流制御方式、スピンドルモータ
2で検出されるFG信号を用いたCAV(Consta
nt Angular Velocity:回転速度一
定)方式がある。ここで、判別しようとする光ディスク
1の線密度の違いが大きければ、厳密に回転数を一定に
制御する必要はない。従って、RF2値化信号カウンタ
ー25は、単にスピンドルモータ2に対する一定電圧の
供給で光ディスク1を一定時間加速させて、この加速後
の別に定めた一定時間のRF2値化信号のエッジ数をカ
ウントする機能を有するように構成して、上述したDV
D/CD判別に用いるようにしてもよい。
【0029】また、RF2値化信号カウンター25は、
上述したような光ディスク1を一定の回転数で回転させ
たときの単位時間当たりのRF2値化信号のエッジ数を
カウントする構成ではなく、逆に上述したように光ディ
スク1を一定の回転数で回転させたときの単位時間当た
りのRF2値化信号のエッジの間隔を例えばFG信号ま
たはFG信号の整数倍の信号でカウントする機能を有す
るように構成し、その平均値を上述したDVD/CD判
別に用いるようにしてもよい。この場合、DVD/CD
判別部27は、1FG周期カウント値格納レジスタ26
に格納された平均値と基準値記憶メモリ22に記憶され
たしきい値とを比較して、平均値がしきい値よりも小さ
ければ光ディスク1は高密度ディスク(DVD)である
と判断し、平均値がしきい値よりも大きければ光ディス
ク1は低密度ディスク(CD)であると判断する機能を
有する。
【0030】また、上述したDVD/CD判別のための
RF2値化信号カウンター25およびDVD/CD判別
部27の機能は、トラッキングサーボをかけることを前
提として説明したが、判別しようとする光ディスク1の
線密度の差が大きな場合には偏芯による誤差は無視でき
るので、トラッキングサーボはかけずに上述した機能を
用いて光ディスク1の判別を行うことができる。本実施
の形態では、DVD/CD判別部27により判別しよう
とするDVDとCDとの線密度の差が大きい場合に着目
した場合であるので、トラッキングサーボをかけずに光
ディスク判別を行うことができる。
【0031】また、図2に示す本実施の形態のMPUの
光ディスク判別の機能ブロック図はMPU21の有する
ドライブ制御用のインプット・キャプチャ機能を利用し
て構成するものである。インプット・キャプチャ機能と
は、サーボコントロール/再生RF信号処理回路17か
ら供給されたRF2値化信号をタイマの外部クロック端
子に入力し、スピンドルドライバー3からのFG信号を
インプット・キャプチャ端子に入力して、上述した機能
を有するRF2値化信号カウンター25と、1FG周期
カウント値格納レジスタ26と、基準値記憶メモリ22
と、DVD/CD判別部27とを構成する。
【0032】このように構成された本実施の形態の光デ
ィスク判別装置の動作を図3に示すフローチャートを用
いて説明する。図3において、光ディスクの判別動作を
スタートして、ステップS1で光ディスクを回転させ
る。具体的には、MPU21からの制御信号を用いて、
サーボコントロール/再生RF信号処理回路17にスピ
ンドルサーボ信号を生成させて、スピンドルドライバー
3、スピンドルモータ2を介して、光ディスク1をほぼ
一定の回転数で回転させる。
【0033】ステップS2で光学ピックアップ4を所定
位置に移動させる。具体的には、MPU21からの制御
信号を用いて、サーボコントロール/再生RF信号処理
回路17にスレッドサーボ信号を生成させて、スレッド
ドライバー19、スレッドモータ20を介して、光学ピ
ックアップ4を光ディスク1の最内周に移動させる。
【0034】ステップS3でフォーカスサーボをかけ
る。具体的には、MPU21からサーボコントロール/
再生RF信号処理回路17に制御信号を供給して、フォ
ーカスサーボ信号FAO,トラッキングサーボ信号TA
Oを生成させて、2軸ドライバー18を介して2軸アク
チュエータ5に対してサーボをかける。
【0035】ステップS4でFG出力信号をトリガとし
てRF2値化信号のカウントを開始する。具体的には、
RF2値化信号カウンター25は、トラッキングサーボ
およびフォーカスサーボをかけた状態でRF2値化信号
のエッジ(ハイレベルからローレベルまたはローレベル
からハイレベルへの変化)の数をカウントする。このと
き、所定の光ディスク回転数、例えばスピンドルモータ
2のFG信号から、光ディスク1の1回転の期間(1F
G周期)、あるいはその1/n(nは整数)回転の期間
またはn回転の期間あたりのエッジ数をカウントする。
例えば、スピンドルモータ2の1周で6パルスのFG信
号が出力される場合には、1周で6パルスのFG信号の
エッジ数をカウントするか、または1/6周のエッジ1
個をカウントする。
【0036】ステップS5で次のFG出力のエッジでの
カウント値をレジスタに格納する。具体的には、1FG
周期カウント値格納レジスタ26が、RF2値化信号カ
ウンター25でカウントされた1FG周期カウント値あ
るいはその1/n回転の期間またはn回転の期間あたり
のカウント値を格納する。
【0037】ステップS6で格納値が基準値より大きい
か否かを判断する。具体的には、DVD/CD判別部2
7は、基準値記憶メモリ22に記憶された基準値と1F
G周期カウント値格納レジスタ26に格納された1FG
周期のカウント値とを比較して、このカウント値が基準
値よりも大きいときは線密度が大きいので光ディスクは
DVDであると判別し、このカウント値が基準値よりも
小さいときは線密度が小さいので光ディスクはCDであ
ると判別する。
【0038】ステップS6で格納値が基準値より大き
く、光ディスクはDVDであると判別されたときは、ス
テップS7でDVDの処理をする。具体的には、信号処
理回路23は、再生されたオーディオデータ及びサブコ
ードデータから誤り訂正符号を検出して誤り訂正処理を
施した後、デインターリーブ処理、EFM−plus
(8/16)復調処理をして終了する。
【0039】また、ステップS6で格納値が基準値より
小さく、光ディスクはCDであると判別されたときは、
ステップS8でCDの処理をする。具体的には、信号処
理回路23は、再生されたオーディオデータ及びサブコ
ードデータから誤り訂正符号を検出して誤り訂正処理を
施した後、デインターリーブ処理、EFM復調処理をし
て終了する。
【0040】また、上述した本実施の形態の光ディスク
判別の動作のステップS6の判断において、DVD/C
D判別部27は、1FG周期カウント値格納レジスタ2
6に格納されたカウント値と基準値記憶メモリ22に記
憶されたしきい値とを比較して、カウント値がしきい値
よりも大きければ光ディスク1は高密度ディスク(DV
D)であると判断し、カウント値がしきい値よりも小さ
ければ光ディスク1は低密度ディスク(CD)であると
判断するが、このとき、判別しようとする光ディスク1
がCLV方式に対応したものであれば、ほぼ同じ光学ピ
ックアップ4の位置で上述した判別を行うようにする。
【0041】また、上述した本実施の形態の光ディスク
判別の動作のステップS4の処理において、MPU21
からの制御信号を用いて、サーボコントロール/再生R
F信号処理回路17にスピンドルサーボ信号を生成させ
て、スピンドルドライバー3、スピンドルモータ2を介
して、光ディスク1をほぼ一定の回転数で回転させるこ
とにより、RF2値化信号カウンター25は単位時間当
たりのRF2値化信号のエッジ数をカウントするように
して、このカウント値をステップS5の処理において1
FG周期カウント値格納レジスタ26に格納し、上述し
た本実施の形態の光ディスク判別の動作のステップS6
の判断においてDVD/CD判別の格納値として基準値
と比較するように用いるようにしてもよい。
【0042】なお、この場合の光ディスクをほぼ一定の
回転数で回転させるための回転の制御方式としては、ス
ピンドルモータ2に対する定電流制御方式、またはスピ
ンドルモータ2で検出されるFG信号を用いたCAV方
式を用いてもよい。ここで、判別しようとする光ディス
ク1の線密度の違いが大きければ、厳密に回転数を一定
に制御する必要はない。従って、上述した本実施の形態
の光ディスク判別の動作のステップS4の処理におい
て、RF2値化信号カウンター25は、単にスピンドル
モータ2に対する一定電圧の供給で光ディスク1を一定
時間加速させて、この加速後の別に定めた一定時間のR
F2値化信号のエッジ数をカウントするようにして、こ
のカウント値をステップS5の処理において1FG周期
カウント値格納レジスタ26に格納し、上述した本実施
の形態の光ディスク判別の動作のステップS6の判断に
おいてDVD/CD判別の格納値として基準値と比較す
るように用いるようにしてもよい。
【0043】また、上述した本実施の形態の光ディスク
判別の動作のステップS4の処理において、RF2値化
信号カウンター25は、上述したような光ディスク1を
一定の回転数で回転させたときの単位時間当たりのRF
2値化信号のエッジ数をカウントするものではなく、逆
に上述したように光ディスク1を一定の回転数で回転さ
せたときの単位時間当たりのRF2値化信号のエッジの
間隔を例えばFG信号またはFG信号の整数倍の信号で
カウントするようにし、その平均値をステップS5の処
理において1FG周期カウント値格納レジスタ26に格
納し、上述した本実施の形態の光ディスク判別の動作の
ステップS6の判断においてDVD/CD判別の格納値
として基準値と比較するように用いるようにしてもよ
い。この場合、DVD/CD判別部27は、1FG周期
カウント値格納レジスタ26に格納された平均値と基準
値記憶メモリ22に記憶されたしきい値とを比較して、
平均値がしきい値よりも小さければ光ディスク1は高密
度ディスク(DVD)であると判断し、平均値がしきい
値よりも大きければ光ディスク1は低密度ディスク(C
D)であると判断する。
【0044】また、上述した本実施の形態の光ディスク
判別の動作のためのステップS4の処理におけるRF2
値化信号カウンター25およびステップS6の判断にお
けるDVD/CD判別部27は、トラッキングサーボを
かけることを前提として説明したが、判別しようとする
光ディスク1の線密度の差が大きな場合には偏芯による
誤差は無視できるので、トラッキングサーボはかけずに
上述した処理および判断を用いて光ディスク1の判別を
行うことができる。本実施の形態では、DVD/CD判
別部27により判別しようとするDVDとCDとの線密
度の差が大きい場合に着目した場合であるので、トラッ
キングサーボをかけずに光ディスク判別を行うことがで
きる。
【0045】また、上述した図2に示す本実施の形態の
MPUの光ディスク判別の機能ブロック図はMPU21
の有するドライブ制御用のインプット・キャプチャ機能
を利用して構成したが、サーボコントロール/再生RF
信号処理回路17内にサーボコントロール/再生RF信
号処理回路17から供給されたRF2値化信号をタイマ
の外部クロック端子に入力し、スピンドルドライバー3
からのFG信号をインプット・キャプチャ端子に入力す
るインプット・キャプチャ機能を有するように構成し、
上述した機能を有するRF2値化信号カウンター25
と、1FG周期カウント値格納レジスタ26と、基準値
記憶メモリ22と、DVD/CD判別部27とを構成し
て、同様の動作をさせるようにしてもよい。このように
することにより、より小規模の回路で上述した動作をす
ることができる。
【0046】また、上述した本実施の形態の光ディスク
判別の動作のためのステップS4の処理において、スピ
ンドルモータ2の1周で6パルスのFG信号が出力され
る場合に、1/6周のエッジ1個をカウントすることに
より、スピンドルモータ2の1回転に要する時間の1/
6の時間でステップS4の処理を行うことができ、ステ
ップS6の判断に高速で移行することができる。また、
特別のセンサを用いることなく、既存の回路にわずかな
変更を加えるだけで実現することができる。
【0047】なお、本実施の形態では、DVD/CDの
基盤厚の違いによる収差を補正する対物レンズ6、波長
650nmのレーザーダイオード14、15を用いてD
VD/CDの光ディスク1に対してフォーカスサーボを
かけて、トラッキングサーボをかけるまでの間に光ディ
スクの判別動作をしてそれぞれの光ディスクに対する後
段の処理を行うことにより、より高速で後段の処理を行
うことができる。
【0048】上述した本実施の形態の光記録媒体判別装
置は、光記録媒体としての光ディスク1に形成されたピ
ットに光学ピックアップ4からレーザー光を照射して反
射光を検出することにより情報信号を再生する光情報再
生装置における、線密度の異なる光記録媒体を判別する
光記録媒体判別装置であって、光記録媒体に対する光学
ピックアップ4からのレーザー光のフォーカスサーボお
よびトラッキングサーボのうち、少なくともフォーカス
サーボをかけるサーボ手段としての2軸アクチュエータ
5と、光記録媒体を回転させる駆動手段としてのスピン
ドルモータ2と、光記録媒体上の所定位置で光学ピック
アップ4により情報信号を再生する再生手段としてのフ
ォトディテクタ13、RFアンプ16と、駆動手段によ
る光記録媒体の1回転の整数倍または整数分の1倍など
1回転に比例した期間において、再生手段により再生さ
れた情報信号の2値化信号をカウントするカウント手段
としてのRF2値化信号カウンター25と、カウント手
段によるカウント値と所定の基準値とを比較する比較手
段としてのDVD/CD判別部27とを備え、カウント
値が基準値より大きいときに高密度の光記録媒体(DV
D)であると判断し、カウント値が上記基準値より小さ
いときに低密度の光記録媒体(CD)であると判断する
ようにしたので、必ずしもトラッキングサーボをかけず
にDVDとCDのように線密度の異なる光ディスクの判
別を高速で行うことができ、しかも、回路規模を小規模
にすることができる。
【0049】また、本実施の形態の光記録媒体判別装置
は、上述において、駆動手段としてのスピンドルモータ
2は回転速度一定であり、カウント手段としてのRF2
値化信号カウンター25は予め定められた一定時間にお
いて、再生手段としてのフォトディテクタ13、RFア
ンプ16により再生された情報信号の2値化信号をカウ
ントするので、駆動手段に対して定電流制御方式、また
はCAV方式を用いて、DVDとCDのように線密度の
異なる光ディスクの判別を高速で行うことができる。
【0050】また、本実施の形態の光記録媒体判別装置
は、上述において、光記録媒体としての光ディスク1の
記録密度の差が大きいときは、駆動手段としてのスピン
ドルモータ2は予め定められた一定電圧で光記録媒体を
回転させ、カウント手段としてのRF2値化信号カウン
ター25はその後に別に定められた一定時間において、
再生手段により再生された情報信号の2値化信号をカウ
ントするので、厳密に回転数を一定に制御する必要はな
いので、駆動手段により回転数が一定に制御される前の
適当な回転数でDVDとCDのように線密度の違いが大
きい光ディスクの判別を行うことができる。
【0051】また、本実施の形態の光記録媒体判別装置
は、上述において、駆動手段としてのスピンドルモータ
2は回転速度一定であり、カウント手段としてのRF2
値化信号カウンター25は再生手段としてのフォトディ
テクタ13、RFアンプ16により再生された情報信号
の2値化信号のカウントの間隔をカウントするので、よ
り精度の高いカウントを行いながらDVDとCDのよう
に線密度の違いが大きい光ディスクの判別を柔軟な測定
値を用いて行うことができる。
【0052】また、本実施の形態の光記録媒体判別方法
は、光記録媒体としての光ディスク1に形成されたピッ
トに光学ピックアップ4からレーザー光を照射して反射
光を検出することにより情報信号を再生する光情報再生
方法における、線密度の異なる光記録媒体を判別する光
記録媒体判別方法であって、光記録媒体を回転させる駆
動処理としてのステップS1と、回転された光記録媒体
に対する光学ピックアップ4からのレーザー光のフォー
カスサーボおよびトラッキングサーボのうち、少なくと
もフォーカスサーボをかけるサーボ処理としてのステッ
プS3と、光記録媒体上の所定位置に光学ピックアップ
4が位置決めされてサーボ処理のフォーカスサーボをか
けた後に情報信号を再生する再生処理と、駆動処理によ
る光記録媒体の1回転の整数倍または整数分の1倍など
1回転に比例した期間において、再生処理により再生さ
れた情報信号の2値化信号をカウントするカウント処理
としてのステップS4と、カウント処理によるカウント
値と所定の基準値とを比較する比較処理とを用いて、上
記カウント値が上記基準値より大きいときに高密度の光
記録媒体であると判断し、上記カウント値が上記基準値
より小さいときに低密度の光記録媒体であると判断する
ステップS6のようにしたので、必ずしもトラッキング
サーボをかけずにDVDとCDのように線密度の異なる
光ディスクの判別を高速で行うことができ、しかも、回
路規模を小規模にすることができる。
【0053】また、本実施の形態の光記録媒体判別方法
は、上述において、駆動処理としてのステップS1は回
転速度一定であり、カウント処理としてのステップS4
は予め定められた一定時間において、再生処理により再
生された情報信号の2値化信号をカウントするので、駆
動処理に対して定電流制御方式、またはCAV方式を用
いて、DVDとCDのように線密度の異なる光ディスク
の判別を高速で行うことができる。
【0054】また、本実施の形態の光記録媒体判別方法
は、上述において、光記録媒体としての光ディスク1の
記録密度の差が大きいときは、駆動処理において予め定
められた一定電圧で光記録媒体を回転させ、カウント処
理においてその後に別に定められた一定時間において、
再生処理により再生された情報信号の2値化信号をカウ
ントするので、厳密に回転数を一定に制御する必要はな
いので、駆動処理により回転数が一定に制御される前の
適当な回転数でDVDとCDのように線密度の違いが大
きい光ディスクの判別を行うことができる。
【0055】また、本実施の形態の光記録媒体判別方法
は、上述において、駆動処理としてのステップS1は回
転速度一定であり、カウント処理としてのステップS4
は再生処理により再生された情報信号の2値化信号のカ
ウントの間隔をカウントするので、より精度の高いカウ
ントを行いながらDVDとCDのように線密度の違いが
大きい光ディスクの判別を柔軟な測定値を用いて行うこ
とができる。
【0056】
【発明の効果】本発明の光記録媒体判別装置は、光記録
媒体に形成されたピットに光学ピックアップからレーザ
ー光を照射して反射光を検出することにより情報信号を
再生する光情報再生装置における、線密度の異なる上記
光記録媒体を判別する光記録媒体判別装置であって、上
記光記録媒体に対する上記光学ピックアップからの上記
レーザー光のフォーカスサーボおよびトラッキングサー
ボのうち、少なくとも上記フォーカスサーボをかけるサ
ーボ手段と、上記光記録媒体を回転させる駆動手段と、
上記光記録媒体上の所定位置で光学ピックアップにより
上記情報信号を再生する再生手段と、上記駆動手段によ
る上記光記録媒体の1回転の整数倍または整数分の1倍
など1回転に比例した期間において、上記再生手段によ
り再生された情報信号の2値化信号をカウントするカウ
ント手段と、上記カウント手段によるカウント値と所定
の基準値とを比較する比較手段とを備え、上記カウント
値が上記基準値より大きいときに高密度の光記録媒体で
あると判断し、上記カウント値が上記基準値より小さい
ときに低密度の光記録媒体であると判断するようにした
ので、必ずしもトラッキングサーボをかけずにDVDと
CDのように線密度の異なる光ディスクの判別を高速で
行うことができ、しかも、回路規模を小規模にすること
ができるという効果を奏する。
【0057】また、本発明の光記録媒体判別装置は、上
述において、上記駆動手段は回転速度一定であり、上記
カウント手段は予め定められた一定時間において、上記
再生手段により再生された情報信号の2値化信号をカウ
ントするので、駆動手段に対して定電流制御方式、また
はCAV方式を用いて、DVDとCDのように線密度の
異なる光ディスクの判別を高速で行うことができるとい
う効果を奏する。
【0058】また、本発明の光記録媒体判別装置は、上
述において、上記光記録媒体の記録密度の差が大きいと
きは、上記駆動手段は予め定められた一定電圧で上記光
記録媒体を回転させ、上記カウント手段はその後に別に
定められた一定時間において、上記再生手段により再生
された情報信号の2値化信号をカウントするので、厳密
に回転数を一定に制御する必要はないので、駆動手段に
より回転数が一定に制御される前の適当な回転数でDV
DとCDのように線密度の違いが大きい光ディスクの判
別を行うことができるという効果を奏する。
【0059】また、本発明の光記録媒体判別装置は、上
述において、上記駆動手段は回転速度一定であり、上記
カウント手段は上記再生手段により再生された情報信号
の2値化信号のカウントの間隔をカウントするので、よ
り精度の高いカウントを行いながらDVDとCDのよう
に線密度の違いが大きい光ディスクの判別を柔軟な測定
値を用いて行うことができるという効果を奏する。
【0060】また、本発明の光記録媒体判別方法は、光
記録媒体に形成されたピットに光学ピックアップからレ
ーザー光を照射して反射光を検出することにより情報信
号を再生する光情報再生方法における、線密度の異なる
上記光記録媒体を判別する光記録媒体判別方法であっ
て、上記光記録媒体を回転させる駆動処理と、回転され
た上記光記録媒体に対する上記光学ピックアップからの
上記レーザー光のフォーカスサーボおよびトラッキング
サーボのうち、少なくとも上記フォーカスサーボをかけ
るサーボ処理と、上記光記録媒体上の所定位置に上記光
学ピックアップが位置決めされて上記サーボ処理のフォ
ーカスサーボをかけた後に上記情報信号を再生する再生
処理と、上記駆動処理による上記光記録媒体の1回転の
整数倍または整数分の1倍など1回転に比例した期間に
おいて、上記再生処理により再生された情報信号の2値
化信号をカウントするカウント処理と、上記カウント処
理によるカウント値と所定の基準値とを比較する比較処
理とを用いて、上記カウント値が上記基準値より大きい
ときに高密度の光記録媒体であると判断し、上記カウン
ト値が上記基準値より小さいときに低密度の光記録媒体
であると判断するようにしたので、必ずしもトラッキン
グサーボをかけずにDVDとCDのように線密度の異な
る光ディスクの判別を高速で行うことができ、しかも、
回路規模を小規模にすることができるという効果を奏す
る。
【0061】また、本発明の光記録媒体判別方法は、上
述において、上記駆動処理は回転速度一定であり、上記
カウント処理は予め定められた一定時間において、上記
再生処理により再生された情報信号の2値化信号をカウ
ントするので、駆動処理に対して定電流制御方式、また
はCAV方式を用いて、DVDとCDのように線密度の
異なる光ディスクの判別を高速で行うことができるとい
う効果を奏する。
【0062】また、本発明の光記録媒体判別方法は、上
述において、上記光記録媒体の記録密度の差が大きいと
きは、上記駆動処理において予め定められた一定電圧で
上記光記録媒体を回転させ、上記カウントにおいてその
後に別に定められた一定時間において、上記再生処理に
より再生された情報信号の2値化信号をカウントするの
で、厳密に回転数を一定に制御する必要はないので、駆
動処理により回転数が一定に制御される前の適当な回転
数でDVDとCDのように線密度の違いが大きい光ディ
スクの判別を行うことができるという効果を奏する。
【0063】また、本発明の光記録媒体判別方法は、上
述において、上記駆動処理は回転速度一定であり、上記
カウント処理は上記再生処理により再生された情報信号
の2値化信号のカウントの間隔をカウントするので、よ
り精度の高いカウントを行いながらDVDとCDのよう
に線密度の違いが大きい光ディスクの判別を柔軟な測定
値を用いて行うことができるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る光ディスク判別装置
の構成を示すブロック図である。
【図2】本発明の実施の形態のMPUの光ディスク判別
の機能ブロック図である。
【図3】本発明の実施の形態の光ディスク判別の動作を
示すフローチャートである。
【符号の説明】
1……光ディスク、2……スピンドルモータ、3……ス
ピンドルドライバー、4……光学ピックアップ、5……
2軸アクチュエータ、6……対物レンズ、7,8……コ
イル、9……コリメータレンズ、10……ミラー、1
1,12……ビームスプリッター、13……フォトディ
テクタ、14,15……レーザーダイオード、16……
RFアンプ、17……サーボコントロール/RF信号処
理回路、18……2軸ドライバー、19……スレッドド
ライバー、20……スレッドモータ、21……MPU、
22……フラッシュROM(基準値記憶メモリ)、23
……信号処理回路、24……DRAM、25……RF2
値化信号カウンター、26……1FG周期カウント値格
納レジスタ、27……DVD/CD判別部

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 光記録媒体に形成されたピットに光学ピ
    ックアップからレーザー光を照射して反射光を検出する
    ことにより情報信号を再生する光情報再生装置におけ
    る、線密度の異なる上記光記録媒体を判別する光記録媒
    体判別装置であって、 上記光記録媒体に対する上記光学ピックアップからの上
    記レーザー光のフォーカスサーボおよびトラッキングサ
    ーボのうち、少なくとも上記フォーカスサーボをかける
    サーボ手段と、 上記光記録媒体を回転させる駆動手段と、 上記光記録媒体上の所定位置で光学ピックアップにより
    上記情報信号を再生する再生手段と、 上記駆動手段による上記光記録媒体の1回転の整数倍ま
    たは整数分の1倍など1回転に比例した期間において、
    上記再生手段により再生された情報信号の2値化信号を
    カウントするカウント手段と、 上記カウント手段によるカウント値と所定の基準値とを
    比較する比較手段と、 を備え、上記カウント値が上記基準値より大きいときに
    高密度の光記録媒体であると判断し、上記カウント値が
    上記基準値より小さいときに低密度の光記録媒体である
    と判断するようにしたことを特徴とする光記録媒体判別
    装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の光記録媒体判別装置にお
    いて、 上記駆動手段は回転速度一定であり、 上記カウント手段は予め定められた一定時間において、
    上記再生手段により再生された情報信号の2値化信号を
    カウントすることを特徴とする光記録媒体判別装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の光記録媒体判別装置にお
    いて、 上記光記録媒体の記録密度の差が大きいときは、上記駆
    動手段は予め定められた一定電圧で上記光記録媒体を回
    転させ、 上記カウント手段はその後に別に定められた一定時間に
    おいて、上記再生手段により再生された情報信号の2値
    化信号をカウントすることを特徴とする光記録媒体判別
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1記載の光記録媒体判別装置にお
    いて、 上記駆動手段は回転速度一定であり、 上記カウント手段は上記再生手段により再生された情報
    信号の2値化信号のカウントの間隔をカウントすること
    を特徴とする光記録媒体判別装置。
  5. 【請求項5】 光記録媒体に形成されたピットに光学ピ
    ックアップからレーザー光を照射して反射光を検出する
    ことにより情報信号を再生する光情報再生方法におけ
    る、線密度の異なる上記光記録媒体を判別する光記録媒
    体判別方法であって、 上記光記録媒体を回転させる駆動処理と、 回転された上記光記録媒体に対する上記光学ピックアッ
    プからの上記レーザー光のフォーカスサーボおよびトラ
    ッキングサーボのうち、少なくとも上記フォーカスサー
    ボをかけるサーボ処理と、 上記光記録媒体上の所定位置に上記光学ピックアップが
    位置決めされて上記サーボ処理のフォーカスサーボをか
    けた後に上記情報信号を再生する再生処理と、 上記駆動処理による上記光記録媒体の1回転の整数倍ま
    たは整数分の1倍など1回転に比例した期間において、
    上記再生処理により再生された情報信号の2値化信号を
    カウントするカウント処理と、 上記カウント処理によるカウント値と所定の基準値とを
    比較する比較処理と、 を用いて、上記カウント値が上記基準値より大きいとき
    に高密度の光記録媒体であると判断し、上記カウント値
    が上記基準値より小さいときに低密度の光記録媒体であ
    ると判断するようにしたことを特徴とする光記録媒体判
    別方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の光記録媒体判別方法にお
    いて、 上記駆動処理は回転速度一定であり、 上記カウント処理は予め定められた一定時間において、
    上記再生処理により再生された情報信号の2値化信号を
    カウントすることを特徴とする光記録媒体判別方法。
  7. 【請求項7】 請求項5記載の光記録媒体判別方法にお
    いて、 上記光記録媒体の記録密度の差が大きいときは、上記駆
    動処理において予め定められた一定電圧で上記光記録媒
    体を回転させ、 上記カウント処理においてその後に別に定められた一定
    時間において、上記再生処理により再生された情報信号
    の2値化信号をカウントすることを特徴とする光記録媒
    体判別方法。
  8. 【請求項8】 請求項5記載の光記録媒体判別方法にお
    いて、 上記駆動処理は回転速度一定であり、 上記カウント処理は上記再生処理により再生された情報
    信号の2値化信号のカウントの間隔をカウントすること
    を特徴とする光記録媒体判別方法。
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