JPH1116772A - 容量調整型コンデンサ - Google Patents

容量調整型コンデンサ

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JPH1116772A
JPH1116772A JP18787797A JP18787797A JPH1116772A JP H1116772 A JPH1116772 A JP H1116772A JP 18787797 A JP18787797 A JP 18787797A JP 18787797 A JP18787797 A JP 18787797A JP H1116772 A JPH1116772 A JP H1116772A
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JP
Japan
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capacitor
capacitance
trimmable
fixed
electrode
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JP18787797A
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Yoshio Kawaguchi
慶雄 川口
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Murata Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 容量形成用の電極間のマイグレーションを防
止する。 【解決手段】 容量形成に寄与するとともに、その一部
を除去することにより容量の調整を行うことができるよ
うに構成されたトリミング電極10を有するトリマブル
コンデンサ2と、トリマブルコンデンサ2より高い絶縁
抵抗を有する固定コンデンサ3とを直列に接続する。固
定コンデンサ3の絶縁抵抗をトリマブルコンデンサ2の
絶縁抵抗の10倍以上とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、容量調整型コンデ
ンサに関し、詳しくは、トリミング電極を部分的に除去
することにより容量(静電容量)の調整を行う容量調整
型コンデンサに関する。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来の
容量調整型コンデンサの一つに、例えば、図4に示すよ
うなトリマブルコンデンサがある。このトリマブルコン
デンサ31は、容量形成用の内部電極32とトリミング
電極33の間にセラミック層(誘電体層)34が配設さ
れた構成を有しており、形成される容量(静電容量値)
は内部電極32とトリミング電極33の対向面積に比例
する。
【0003】このトリマブルコンデンサ31において
は、例えば、トリマブルコンデンサ31を回路基板(プ
リント基板)に実装した後、図5に示すように、トリミ
ング電極33の一部33aをレーザやリュータで切削除
去することにより、内部電極32とトリミング電極33
の対向面積を変化させる(小さくする)ことにより容量
の調整が行われる。
【0004】しかし、従来のトリマブルコンデンサは容
量形成用の電極の間でマイグレーションが起こりやすい
という問題がある。マイグレーションが起こるとコンデ
ンサの絶縁性が低下し、回路故障を招くという問題点が
ある。
【0005】一般に、コンデンサは高湿度下で高い直流
電圧が印加されると容量形成用の電極どうしの間でマイ
グレーションが発生しやすくなる傾向があるが、トリマ
ブルコンデンサはトリミング電極が露出電極であって湿
度の影響を受けやすく、また、回路基板ではバリキャッ
プ(ダイオード回路)と共に使用されることが多く、実
働時に数十ボルトの直流電圧がかかることから、電極間
でマイグレーションが発生しやすくなる。
【0006】このような問題点を解消する方法として、
電極をマイグレーションの起こりにくい金属で形成する
ことが考えられるが、製造工程上の理由などによりマイ
グレーションの発生しにくい金属を自由に選択すること
は必ずしも容易ではない。そのため、通常は、電極間距
離を長くするか、トリミング電極を部分的に除去した後
に耐湿コーティングを施すというというような方法がと
られている。しかし、電極間距離を長くしようとすると
製品の大型化を招くという問題点があり、また耐湿コー
ティングを施すためには、回路基板に実装し、容量調整
を行った後で、コーティングを行うことが必要になるた
め、生産効率の低下を招くという問題点がある。
【0007】本発明は、上記問題点を解決するものであ
り、電極形成金属の選択、電極間距離の拡大、耐湿コー
ティング処理などを必要とすることなく、容量形成用の
電極間のマイグレーションを防止することが可能で、信
頼性の高い容量調整型コンデンサを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の容量調整型コンデンサは、容量形成に寄与
するとともに、その一部を除去することにより容量の調
整を行うことができるように構成されたトリミング電極
を有するトリマブルコンデンサと、トリマブルコンデン
サと直列に接続され、トリマブルコンデンサより高い絶
縁抵抗を有する固定コンデンサとを具備することを特徴
としている。
【0009】また、固定コンデンサの絶縁抵抗がトリマ
ブルコンデンサの10倍以上であることを特徴としてい
る。
【0010】また、固定コンデンサの容量が、トリマブ
ルコンデンサの未調整時容量の1/3以上であることを
特徴としている。
【0011】トリマブルコンデンサと固定コンデンサ
が、同一素子内に平面的に重なるような態様で配設され
ていることを特徴としている。
【0012】また、トリマブルコンデンサ及び固定コン
デンサがセラミックコンデンサであり、固定コンデンサ
がセラミック層を介して互いに対向するように容量形成
用の内部電極を配設することにより形成され、トリマブ
ルコンデンサが、固定コンデンサの内部電極の一方を容
量形成に寄与する非トリミング電極とするとともに、非
トリミング電極とセラミック層を介して対向するように
配設された電極をトリミング電極とするものであること
を特徴としている。
【0013】さらに、トリマブルコンデンサ及び固定コ
ンデンサの各容量形成用電極が、全て同一素子内に配設
されていることを特徴としている。
【0014】
【作用】図1の等価回路図に示すように、本発明の容量
調整型コンデンサ1では、トリマブルコンデンサ2と固
定コンデンサ3が直列接続されており、容量調整型コン
デンサ1の両端に直流電圧VDが印加された場合、トリ
マブルコンデンサ2の(直流)絶縁抵抗R1と固定コン
デンサ3の(直流)絶縁抵抗R2とで直流電圧VDが分
圧され、トリマブルコンデンサ2の両端にかかる直流電
圧VD1は直流電圧VDより低くなるので、マイグレー
ションが従来に比べて起こりにくくなる。なお、トリマ
ブルコンデンサ2の両端にかかる直流電圧VD1は、V
D1=VD×〔R1/(R1+R2)〕となる。このよ
うに、本発明のコンデンサの場合、トリマブルコンデン
サ2にかかる直流電圧VD1を低く抑えることで、電極
形成金属の選択、電極間距離の拡大、耐湿コーティング
処理などを必要とすることなく、電極のマイグレーショ
ンを防止することが可能になる。
【0015】また、本発明の容量調整型コンデンサ1の
全体の(静電)容量Cは、トリマブルコンデンサ2の容
量C1と固定コンデンサ3の容量C2の直列合成容量と
なる。なお、全体の(静電)容量Cは、C=(C1・C
2)/(C1+C2)となる。そして、トリマブルコン
デンサ2のトリミング電極の一部を除去して容量C2を
変えることにより、容量調整型コンデンサ1の容量Cの
調整が行われる。
【0016】また、固定コンデンサ3の絶縁抵抗をトリ
マブルコンデンサ2の10倍以上とした場合、VD1≦
VD/11となり、トリマブルコンデンサ2の印加電圧
が十分低く抑えられるので、マイグレーションは極めて
起こりにくくなる。
【0017】また、固定コンデンサ3の容量C2をトリ
マブルコンデンサ2の未調整時の容量C1の1/3以上
とした場合、トリマブルコンデンサ2の容量C1の変化
に伴い、容量調整型コンデンサ1の容量Cに十分な変化
が起こるため、容量Cの調整が効果的に行われる。
【0018】なお、固定コンデンサ3の容量がトリマブ
ルコンデンサの未調整時容量の1/3未満の場合、容量
調整型コンデンサ1の容量Cに対して固定コンデンサ3
の容量C2が支配的となり、トリマブルコンデンサ2の
容量C1が変化しても、容量調整型コンデンサ1の容量
Cの変化量が少なく、容量調整を効率よく行うことがで
きなくなるため好ましくない。
【0019】また、トリマブルコンデンサ2と固定コン
デンサ3を同一チップ内に平面的に重なるような態様で
配設するようにした場合、素子の平面面積を小さくし
て、製品の小型化を図ることができる。
【0020】また、トリマブルコンデンサ2及び固定コ
ンデンサ3がセラミックコンデンサであり、固定コンデ
ンサ3がセラミック層を介して互いに対向するように容
量形成用の内部電極を配設することにより形成され、ト
リマブルコンデンサ2が、固定コンデンサ3の内部電極
の一方を容量形成に寄与する非トリミング電極とすると
ともに、非トリミング電極とセラミック層を介して対向
するように配設された電極をトリミング電極とする構成
の場合、容量調整型コンデンサ1にセラミックコンデン
サの優れた特性が備わるとともに、トリマブルコンデン
サ2と固定コンデンサ3の接続側の内部電極を共用する
ことが可能になり、トリマブルコンデンサ2と固定コン
デンサ3を接続する配線が不要になるため、構造を簡略
化してコストの低減を図ることができる。
【0021】さらに、トリマブルコンデンサ及び固定コ
ンデンサの各容量形成用電極を全て同一素子内に配設し
た場合、より小型化を図ることが可能になるとともに、
マイグレーションを抑制しやすくなり、有利である。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を示し
てその特徴とするところを図面を参照しながら、さらに
詳しく説明する。なお、図1はこの実施形態の容量調整
型コンデンサの等価回路図、図2はこの実施形態の容量
調整型コンデンサの容量調整前の状態を示す断面図、図
3は容量調整後の状態を示す断面図である。
【0023】この容量調整型コンデンサ1においては、
図1に示すように、トリマブルコンデンサ2に固定コン
デンサ3が直列に接続されている。トリマブルコンデン
サ2及び固定コンデンサ3はセラミックコンデンサであ
り、図2に示すように、同一の素子(セラミックチッ
プ)4に平面的に重なるような態様で配設されている。
すなわち、この素子4においては、セラミック絶縁基材
層5の上に固定コンデンサ3が形成されているととも
に、固定コンデンサ3の上にトリマブルコンデンサ2が
形成されている。
【0024】固定コンデンサ3は、内部セラミック(誘
電体)層7を介して、容量形成用の内部電極6,8を、
互いに対向するように配設することにより形成されてお
り、トリマブルコンデンサ2は、セラミック(誘電体)
層9を介して、非トリミング電極である内部電極8とト
リミング電極である露出電極10を、互いに対向するよ
うに配設することにより形成されている。なお、露出電
極10も容量形成に寄与することはいうまでもない。
【0025】また、素子4の両端面には、一対の外部電
極11,12が形成されており、容量形成用の内部電極
6が外部電極11に接続され、露出電極10が外部電極
12に接続されている。
【0026】なお、上記トリマブルコンデンサ2は、容
量未調整の段階で容量C1=50pF,(直流)絶縁抵
抗R1=100MΩであり、固定コンデンサ3は、容量
C2=50pF,(直流)絶縁抵抗R2=10000M
Ωである。トリマブルコンデンサ2と固定コンデンサ3
の絶縁抵抗の違いは単位容量当たりの直流絶縁抵抗(す
なわち、CR積)の異なるセラミック誘電体材料を用い
ることにより容易に実現することができる。そして、こ
の実施形態では、トリマブルコンデンサ2の方が単位容
量当たりの絶縁抵抗が低い材料により形成されている。
【0027】一方、容量調整型コンデンサ1の全体の
(合成)容量Cは、(C1・C2)/(C1+C2)で
ある。また、図1に示すように、容量調整型コンデンサ
1の外部電極11,12の間に直流電圧VDが印加され
た場合、直流電圧VDがトリマブルコンデンサ2と固定
コンデンサ3の絶縁抵抗比に応じて分圧されて印加され
る。すなわち、トリマブルコンデンサ2には直流電圧V
D1=VD×〔R1/(R1+R2)〕がかかり、固定
コンデンサ3には直流電圧VD2=VD×〔R2/(R
1+R2)〕がかかることになる。
【0028】この実施形態の場合、容量調整前の段階で
は、R1=100MΩ,R2=10000MΩであるた
め、直流電圧VD1=VD/101となり、トリマブル
コンデンサ2自体にかかる電圧は僅かであることが分か
る。
【0029】また、容量調整型コンデンサ1の容量Cの
調整は、図3に示すように、トリマブルコンデンサ2の
露出電極10の一部10aを、レーザやリュータで切削
除去して容量C1を減少させることにより行われる。な
お、この切削除去の概念には、露出電極10の一部を他
の部分より切り離すように分断することも含まれる。ト
リマブルコンデンサ2の容量C1は露出電極10の有効
対向面積に比例する。
【0030】また、容量調整のための露出電極10の切
削除去は、トリマブルコンデンサ2の絶縁抵抗R1の増
大を伴う。なお、絶縁抵抗R1は露出電極10の面積に
逆比例する。また、トリマブルコンデンサ2の絶縁抵抗
R1の増大により、直流電圧VD1は上昇することにな
る。
【0031】露出電極10の除去量(トリミング量)と
トリマブルコンデンサ2の容量C1及び直流電圧VD1
の具体例を表1に示す。但し,表1の直流電圧VDは5
0Vである。
【0032】
【表1】
【0033】表1に示すように、トリミング量が多くな
るにつれて、トリマブルコンデンサ2にかかる電圧は高
くなり、全体の容量C1が小さくなっていることがわか
る。上述のように、この実施形態の容量調整型コンデン
サ1の場合、調整可能な範囲の全範囲にわたる容量調整
を行っても、トリマブルコンデンサ2にかかる直流電圧
VD1は5Vであり、トリミングの如何にかかわらずト
リマブルコンデンサ2に常に50Vの直流電圧がかかる
従来の容量調整型コンデンサに比べて、トリマブルコン
デンサ2にかかる直流電圧を1/10にすることができ
る。したがって、電極形成金属の選択、電極間距離の拡
大、耐湿コーティング処理などを行うことを必要とせず
に、マイグレーションを十分に防止することができる。
【0034】また、固定コンデンサ3がトリマブルコン
デンサ2の100倍を越えるような絶縁抵抗を有してい
るので、トリマブルコンデンサ2にかかる直流電圧を効
率よく小さくすることができる。また、固定コンデンサ
3の容量C2がトリマブルコンデンサ2の未調整時の容
量C1と等量であり、全体の容量Cに対してトリマブル
コンデンサ2の容量C1が十分に支配的であるため、ト
リマブルコンデンサ2による容量調整を効率よく行うこ
とができる。
【0035】さらに、上記実施形態では、トリマブルコ
ンデンサ2と固定コンデンサ3が同一素子内に平面的に
重なるような態様で配設されているので、製品の小型化
を図ることができるとともに、トリマブルコンデンサ2
と固定コンデンサ3が接続側の内部電極8を共用してい
るので、トリマブルコンデンサ2と固定コンデンサ3を
接続する配線を必要としないという利点がある。
【0036】なお、上記実施形態では、トリマブルコン
デンサ2の絶縁抵抗を低くするために、低絶縁抵抗特性
の誘電体材料を用いたが、トリマブルコンデンサの絶縁
抵抗を低くするための方法としては、焼成条件や電極デ
ィメンジョンの調整、あるいはトリミング電極の切削除
去の際のレーザの熱による誘電体材料還元作用に伴う抵
抗値低下による方法などの種々の方法を適用することが
できる。なお、誘電体材料還元作用に伴う抵抗値低下に
よる方法の場合、固定コンデンサの絶縁抵抗がトリマブ
ルコンデンサよりも高いという関係が、容量調整後に成
立するものであってもよい。
【0037】また、上記実施形態においては、トリマブ
ルコンデンサ及び固定コンデンサがセラミックコンデン
サである場合を例にとって説明したが、いずれか一方を
非セラミックコンデンサとしたり、両方を非セラミック
コンデンサとしたりすることも可能である。
【0038】また、上記実施形態では、トリマブルコン
デンサと固定コンデンサを同一の素子中に一体的に配設
されている場合を例にとって説明したが、必ずしも両コ
ンデンサが同一素子中に一体的に配設されている必要は
ない。本発明は、さらにその他の点においても上記実施
形態に限定されるものではなく、トリマブルコンデンサ
や固定コンデンサの絶縁抵抗値や容量値、トリマブルコ
ンデンサと固定コンデンサの具体的な配設態様などに関
し、発明の要旨の範囲内において、種々の応用、変形を
加えることが可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明の容量調整型コンデンサにおいて
は、トリマブルコンデンサとトリマブルコンデンサより
高い絶縁抵抗を有する固定コンデンサが直列に接続され
ており、容量調整型コンデンサの両端に印加される直流
電圧が、トリマブルコンデンサの絶縁抵抗と固定コンデ
ンサの絶縁抵抗とで分圧され、トリマブルコンデンサの
両端にかかる直流電圧が下がるため、電極形成金属の選
択、電極間距離の拡大、耐湿コーティング処理などを行
うことを必要とせずに、電極のマイグレーションを防止
することができる。
【0040】また、固定コンデンサの絶縁抵抗をトリマ
ブルコンデンサの10倍以上とした場合、トリマブルコ
ンデンサにかかる直流電圧を十分に低下させることがで
きるため、マイグレーションが極めて起こりにくくな
り、本発明を実効あらしめることができる。
【0041】また、固定コンデンサの容量をトリマブル
コンデンサの未調整時の容量の1/3以上とした場合、
トリマブルコンデンサの容量がコンデンサ全体の容量に
対して十分に支配的になるため、容量調整を効率よく行
うことが可能になる。
【0042】また、トリマブルコンデンサと固定コンデ
ンサを同一チップ内に平面的に重なるような態様で配設
するようにした場合、素子の平面面積を小さくして、製
品の小型化を図ることができる。
【0043】また、トリマブルコンデンサと固定コンデ
ンサをセラミックコンデンサとし、かつ、両コンデンサ
の接続側の容量形成用の内部電極を共用するようにした
場合、セラミックコンデンサの優れた特性が発揮される
上、両コンデンサを接続する配線が不要になるため構造
を簡略化してコストの低減を図ることが可能になる。
【0044】さらに、トリマブルコンデンサ及び固定コ
ンデンサの各容量形成用電極を全て同一素子内に配設し
た場合、より小型化を図ることが可能になるとともに、
マイグレーションを抑制しやすくなり、有利である。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態にかかる容量調整型コンデ
ンサの等価回路図である。
【図2】本発明の一実施形態にかかる容量調整型コンデ
ンサの容量調整前の状態を示す断面図である。
【図3】本発明の一実施形態にかかる容量調整型コンデ
ンサの容量調整後の状態を示す断面図である。
【図4】従来の容量調整型コンデンサの容量調整前の状
態を示す断面図である。
【図5】従来の容量調整型コンデンサの容量調整後の状
態を示す断面図である。
【符号の説明】
1 容量調整型コンデンサ 2 トリマブルコンデンサ 3 固定コンデンサ 4 素子(セラミックチップ) 5 セラミック絶縁基材層 6,8 内部電極 7 内部セラミック(誘電体)層 9 セラミック(誘電体)層 10 露出電極(トリミング電極) 10a 露出電極の一部 11,12 外部電極 R1,R2 (直流)絶縁抵抗 C,C1,C2 容量 VD,VD1 直流電圧

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】容量形成に寄与するとともに、その一部を
    除去することにより容量の調整を行うことができるよう
    に構成されたトリミング電極を有するトリマブルコンデ
    ンサと、 トリマブルコンデンサと直列に接続され、トリマブルコ
    ンデンサより高い絶縁抵抗を有する固定コンデンサとを
    具備することを特徴とする容量調整型コンデンサ。
  2. 【請求項2】固定コンデンサの絶縁抵抗がトリマブルコ
    ンデンサの10倍以上であることを特徴とする請求項1
    記載の容量調整型コンデンサ。
  3. 【請求項3】固定コンデンサの容量が、トリマブルコン
    デンサの未調整時容量の1/3以上であることを特徴と
    する請求項1又は2記載の容量調整型コンデンサ。
  4. 【請求項4】トリマブルコンデンサと固定コンデンサ
    が、同一素子内に平面的に重なるような態様で配設され
    ている特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の容量
    調整型コンデンサ。
  5. 【請求項5】トリマブルコンデンサ及び固定コンデンサ
    がセラミックコンデンサであり、固定コンデンサがセラ
    ミック層を介して互いに対向するように容量形成用の内
    部電極を配設することにより形成され、トリマブルコン
    デンサが、固定コンデンサの内部電極の一方を容量形成
    に寄与する非トリミング電極とするとともに、非トリミ
    ング電極とセラミック層を介して対向するように配設さ
    れた電極をトリミング電極とするものであることを特徴
    とする請求項1〜4のいずれかに記載の容量調整型コン
    デンサ。
  6. 【請求項6】トリマブルコンデンサ及び固定コンデンサ
    の各容量形成用電極が、全て同一素子内に配設されてい
    ることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の容
    量調整型コンデンサ。
JP18787797A 1997-06-26 1997-06-26 容量調整型コンデンサ Withdrawn JPH1116772A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9150961B2 (en) 2009-11-16 2015-10-06 Fei Company Gas delivery for beam processing systems

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US9150961B2 (en) 2009-11-16 2015-10-06 Fei Company Gas delivery for beam processing systems

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