JPH1116688A - 電源装置 - Google Patents

電源装置

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JPH1116688A
JPH1116688A JP9169187A JP16918797A JPH1116688A JP H1116688 A JPH1116688 A JP H1116688A JP 9169187 A JP9169187 A JP 9169187A JP 16918797 A JP16918797 A JP 16918797A JP H1116688 A JPH1116688 A JP H1116688A
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Yutaka Iwabori
裕 岩堀
Hiroshi Niihori
博市 新堀
Tsutomu Shiomi
務 塩見
Shinji Hizuma
晋二 日妻
Toshiaki Nakamura
俊朗 中村
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Abstract

(57)【要約】 【課題】昇圧チョッパ回路と降圧チョッパ回路とでスイ
ッチング素子を兼用し、商用交流電源を用いて低周波矩
形波出力を得る電源装置において、負荷が高圧放電灯で
ある場合に、始動時の負荷抵抗が低い期間に、平滑コン
デンサの電圧が上昇し続ける異常昇圧を防止する。 【解決手段】昇圧チョッパ回路における商用交流電源か
らの入力端とインダクタとの直列回路を、降圧チョッパ
回路とで兼用されたスイッチング素子により短絡して電
源からインダクタにエネルギーを蓄積するように作用す
るスイッチング素子の導通期間を、負荷抵抗の低下に伴
って減少させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商用交流電源を用
いて低周波矩形波出力を得る電源装置に関するものであ
り、高圧放電灯を点灯させるのに適するものである。
【0002】
【従来の技術】図36は従来の電源装置(当社の特開平
2−282809号)の回路図である。まず、この回路
の動作を以下に示す。入力の交流電源1の整流素子D
5、D6の接続点側が正極性の場合、スイッチング素子
Q1が高周波でオン・オフの動作を繰り返し、スイッチ
ング素子Q4がオンの状態を維持するように制御回路に
より動作し、スイッチング素子Q2及びQ3はその際オ
フの状態を維持する。また、入力の交流電源1の整流素
子D1,D2の接続点側が正極性の場合、スイッチング
素子Q2が高周波でオン・オフの動作を繰り返し、スイ
ッチング素子Q3がオンの状態を維持するように制御回
路により動作し、スイッチング素子Q1及びQ4はその
際オフの状態を維持する。以上のごとく回路が動作する
ことにより負荷Rには入力の商用周波電源と同期した矩
形波状の電圧が印加される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】図36の回路において
は負荷Rとして高圧放電灯を使用した場合に、以下のよ
うな不具合を生ずる。一般に高圧放電灯は、放電を開始
するまでの間は極めてインピーダンスの高い状態であ
り、放電開始直後は管内の温度が低い為、管内の圧力が
低く、数オーム程度の極めて低いインピーダンスの状態
(すなわち低ランプ電圧状態)となり、その放電状態を
持続することで、温度の上昇とともに圧力も高くなり、
電気的なインピーダンスも上昇し、安定な点灯状態に移
行する。すなわち、高圧放電灯を安定に始動し、点灯さ
せるには低ランプ電圧状態(低Vla状態)において所
定のランプ電流を流し続ける必要があるのである。
【0004】この従来の回路において、入力の交流電源
1の整流素子D5,D6の接続点側が正極性の場合、図
37に示すようにスイッチング素子Q1及びQ4が同時
に導通する期間においては、電源1からL1にエネルギ
ーを供給する電流ループと、コンデンサCから負荷Rに
エネルギーを供給する電流ループを生じ、スイッチング
素子Q1及びQ4が同時にオフすると同時にスイッチン
グ素子と逆並列に接続されている整流素子D1,D2が
導通して、L1と負荷Rに含まれるL分に蓄積されたエ
ネルギーがコンデンサCに還流する2つの電流ループを
生じ、それぞれのエネルギーはコンデンサCに蓄積され
て行く。
【0005】その際、負荷Rの抵抗値がある程度高く、
負荷Rがエネルギーを消費すれば、負荷RのL分に蓄積
されたエネルギーが還流し、コンデンサCに戻るエネル
ギーが減少するとともに、電源より取り込んだエネルギ
ーが負荷Rに消費されることとなり、コンデンサCの電
圧は一定値に収束する。一方、高圧放電灯のような負荷
で、且つ始動直後のような場合は、前述のように、電流
を持続して流し続ける必要がある。この場合、電流値を
確保しようとすると、図37の波形において、スイッチ
ング素子Q1やQ2がオンの状態である期間(すなわ
ち、オン・デューティー)をある程度確保する必要があ
る。
【0006】しかし、この動作においてはスイッチング
素子Q1やQ2がオンの状態を確保すると、負荷のイン
ピーダンスが低く、エネルギーを消費しない為、負荷R
のL分に蓄積されたエネルギーがコンデンサCへと還流
し戻ってしまい、スイッチング素子Q1やQ2がオンで
ある期間があるので電源よりコンデンサCにエネルギー
を取り込み続ける状態となる。
【0007】すなわち、負荷電流を確保することは、電
源1からのエネルギーの取り込みを続けることとなり、
それを消費せずコンデンサCにエネルギーが蓄積され続
ける状態となり、コンデンサCの電圧が上昇し続ける状
態(異常昇圧と称される状態)に陥る。このような状況
では、コンデンサやスイッチング素子の耐圧を大きくす
る必要があり、装置のコストを押し上げるとともに大型
化してしまう。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明にあっては、上記
の課題を解決するために、交流電源を入力され少なくと
も1つのスイッチング素子と少なくとも1つの第1のイ
ンダクタとを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路
と、少なくとも1つのスイッチング素子と少なくとも1
つの第2のインダクタと負荷回路を含み、前記昇圧チョ
ッパ回路に平滑コンデンサを介して接続された少なくと
も1つの降圧チョッパ回路とを備え、前記昇圧チョッパ
回路のスイッチング素子と前記降圧チョッパ回路のスイ
ッチング素子を少なくとも1つ兼用し、昇圧動作時の電
流と降圧動作時の電流が前記兼用されているスイッチン
グ素子に互いに打ち消す方向に流れる期間を少なくとも
生ずるように動作させる制御回路を備え、負荷回路には
入力交流電圧と同期した交流電圧を印加する電源装置に
おいて、昇圧チョッパ回路における、電源からの入力端
と第1のインダクタとの直列回路を、実質的に導通した
前記兼用されたスイッチング素子により短絡して電源か
ら第1のインダクタにエネルギーを蓄積するように作用
するスイッチング素子の導通期間を、負荷抵抗の低下に
伴って減少させることを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】
第1の実施例(請求項1) 図1は第1の実施例の回路図である。この回路において
は、交流電源1より入力された交流電圧が、電源装置2
により交流電源1と同期した矩形波電圧に電力変換され
て負荷3に印加されるものである。回路としては、昇圧
チョッパ回路4と降圧チョッパ回路5がコンデンサCを
介して接続されている。したがって、コンデンサCの電
圧は電源電圧の最大値及び負荷電圧の両者よりも高い。
両チョッパ回路4、5は、それぞれ少なくとも1つ以上
のスイッチング素子を含んで構成されており、尚且つ、
少なくとも1つのスイッチング素子をこの両回路4、5
が共有しているものである。
【0010】動作としては、兼用されたスイッチング素
子Sが実質的に導通している期間に、昇圧チョッパ回路
の電流と降圧チョッパ回路の電流とが互いに打ち消す方
向にスイッチング素子Sに流れるように動作しており、
且つ、スイッチング素子Sが実質的に導通している期間
には交流電源1とインダクタL1をスイッチング素子S
が短絡し、インダクタL1にエネルギーを蓄積する動作
を行っている。そして、定常時よりも負荷3の抵抗分が
減少した場合には、定常時よりもスイッチング素子Sが
実質的に導通する期間を短くするように構成する。その
ときのインダクタL1に流れる電流i1の波形を図2に
示す。
【0011】このように入力端より電源のエネルギーを
吸い込み、出力端より負荷に供給するような電源装置に
おいては、回路部品や動作による電力損失と出力電力の
和は、入力電力に必ず−致するようにならなければなら
ない。しかし、負荷抵抗が減少して出力電力が減ったに
も関わらず、入力電力が定常時のままであれば内部の損
失が大きくなるか、どこかにエネルギーを蓄積し続けな
ければならなくなる。すなわち、コンデンサCにエネル
ギーを蓄積し続ける必要がある。そのような場合、コン
デンサCに蓄積されているエネルギーPcが増加し続
け、電圧が上昇し続ける異常昇圧と呼ばれる状態とな
る。
【0012】そこで、本発明では、低負荷抵抗時には、
図2のように、兼用されているスイッチング素子Sが実
質的に導通する期間を短くすることで、電源1から装置
2内ヘのエネルギーの供給を減少させ、異常昇圧と呼ば
れる状態を回避するものである。以上のように構成する
ことにより、スイッチング素子には互いに打ち消し合う
電流が流れ、スイッチング素子の損失が少なくなり、回
路の効率を良くした状態にできる上、低負荷抵抗時の異
常昇圧現象を回避することができ、素子の耐圧などを低
くし、装置の価格を抑えることができる。
【0013】第2の実施例(請求項2) 図3は第2の実施例の回路図である。この回路において
も第1の実施例と同様に、交流電源1より入力された交
流電圧が、電源装置2により交流電源1と同期した矩形
波電圧に電力変換されて負荷3に印加されるものであ
る。回路としては、昇圧チョッパ回路4と降圧チョッパ
回路5がコンデンサCを介して接続されている。したが
って、コンデンサCの電圧は電源電圧の最大値及び負荷
電圧の両者よりも高い。両チョッパ回路4、5は、それ
ぞれ少なくとも1つ以上のスイッチング素子を含んで構
成されており、尚且つ、少なくとも1つの外部制御可能
なスイッチング素子Sをこの両回路4、5が共有してい
るものである。
【0014】動作としては、兼用されたスイッチング素
子Sが実質的に導通している期間に、昇圧チョッパ回路
の電流と降圧チョッパ回路の電流とが互いに打ち消す方
向にスイッチング素子Sに流れるように動作しており、
且つ、スイッチング素子Sが実質的に導通している期間
には交流電源1とインダクタL1をスイッチング素子S
が短絡し、インダクタL1にエネルギーを蓄積する動作
を行っている。そして、定常時よりも負荷3の抵抗分が
減少した場合には、定常時よりもスイッチング素子Sを
制御している制御信号のオン期間を変化させてスイッチ
ング素子Sが導通する期間を短くするように構成する。
そのときのインダクタL1に流れる電流の波形を図2に
示す。
【0015】この回路でも第1の実施例と同様に、低負
荷抵抗時は兼用されているスイッチング素子Sの制御信
号を変化させ、図2のように、スイッチング素子Sが導
通する期間を短くすることで、電源1から装置2内への
エネルギーの供給を減少させ、異常昇圧と呼ばれる状態
を回避することができる。また、このスイッチング動作
がスイッチング周期の中に含まれておれば効果が得られ
るのであって、この他に、他のスイッチング状態、例え
ばすべてのスイッチング素子がオフであるような状態が
含まれていても一向に構わない。
【0016】以上のように構成することにより、スイッ
チング素子には互いに打ち消し合う電流が流れ、スイッ
チング素子の損失が少なくなり、回路の効率を良くした
状態にできる上、低負荷抵抗時の異常昇圧現象を回避す
ることができ、素子の耐圧などを低くし、装置の価格を
抑えることができる。
【0017】第3の実施例(請求項3) 図4は第3の実施例の回路図である。この回路において
も第1の実施例と同様に、交流電源1より入力された交
流電圧が、電源装置2により交流電源1と同期した矩形
波電圧に電力変換されて負荷3に印加されるものであ
る。回路としては、昇圧チョッパ回路4と降圧チョッパ
回路5がコンデンサCを介して接続されている。したが
って、コンデンサCの電圧は電源電圧の最大値及び負荷
電圧の両者よりも高い。両チョッパ回路4、5は、それ
ぞれ少なくとも1つ以上のスイッチング素子を含んで構
成されており、尚且つ、少なくとも1つのスイッチング
素子Sをこの両回路4、5が共有しているものである。
この場合、スイッチング素子Sとしては図5に示すよう
な特性を持つダイオードや、MOS−FET等のダイオ
ードなどが含まれる素子で良い。
【0018】動作としては、図6に示すように、降圧チ
ョッパ回路においてインダクタL2のエネルギーを負荷
3及びコンデンサCに供給する電流ループ10が生じ、
そのループを形成する際に、兼用されているスイッチン
グ素子Sを実質的に導通せしめ、その作用により交流電
源1とインダクタL1を短絡させ、インダクタL1にエ
ネルギーを蓄積する電流ループBを生じる、昇圧チョッ
パ回路の動作を行っている。その際、各電流はスイッチ
ング素子Sにおいて、昇圧チョッパ回路の電流ILiと
降圧チョッパ回路の電流ILoとが互いに打ち消す方向
に流れるようになっている。
【0019】そして、定常時よりも負荷3の抵抗分が減
少した場合には、降圧チョッパ回路の動作を変化させ、
降圧チョッパ回路の電流ループAが、スイッチング素子
Sを導通せしめる時点の電流値を定常時よりも小さくな
るように動作させ、その作用によりスイッチング素子S
が実質的に導通する期間を短くするように構成する。
【0020】そのときの各部の波形を図7に示す。IL
oは降圧チョッパ回路の動作により初期値i0を持ち、
次第に減少し、ILiはスイッチング素子Sが導通する
ことで次第に増加していく。そして、ILoとILiが
同じ電流値となったときに、スイッチング素子S(この
場合ダイオード)は遮断し、スイッチング素子Sを含ま
ない電流ループを形成し、ILo=ILiの状態を維持
したまま、次第に減少していく。その際、ILoの初期
値をi0’のように小さくすることで、ILo=ILi
となるまでの時間が短くなり、電源からインダクタL1
に蓄積されるエネルギーが小さくなり、電源1から装置
2に流入するエネルギーの量を減らすことができ、異常
昇圧状態を回避することができる。
【0021】また、このスイッチング動作がスイッチン
グ周期の中に含まれておれば効果が得られるのであっ
て、この他に、他のスイッチング状態、例えばすべての
スイッチング素子がオフであるような状態が含まれてい
ても一向に構わない。以上のように構成することによ
り、スイッチング素子には互いに打ち消し合う電流が流
れ、スイッチング素子の損失が少なくなり、回路の効率
を良くした状態にできる上、低負荷抵抗時の異常昇圧現
象を回避することができ、素子の耐圧などを低くし、装
置の価格を抑えることができる。
【0022】第4の実施例(請求項4) 図8は第4の実施例の回路図である。この回路において
も第1の実施例と同様に、交流電源1より入力された交
流電圧が、電源装置2により交流電源1と同期した矩形
波電圧に電力変換されて負荷3に印加されるものであ
る。回路としては、昇圧チョッパ回路4と降圧チョッパ
回路5がコンデンサCを介して接続されている。したが
って、コンデンサCの電圧は電源電圧の最大値及び負荷
電圧の両者よりも高い。両チョッパ回路4、5は、それ
ぞれ少なくとも1つ以上のスイッチング素子を含んで構
成されており、尚且つ、少なくとも1つの外部制御可能
なスイッチング素子Sをこの両回路4、5が共有してい
るものである。この場合、スイッチング素子Sとして
は、MOS−FET等のダイオードなどが含まれる素子
でも良い。
【0023】動作としては、図9に示すように、降圧チ
ョッパ回路においてインダクタL2のエネルギーをコン
デンサCに供給する電流ループAが生じ、そのループを
形成する際に、兼用されているスイッチング素子Sを実
質的に導通せしめ、その作用により交流電源1とインダ
クタL1を短絡させ、インダクタにエネルギーを蓄積す
る電流ループBを生じる、昇圧チョッパ回路の動作を行
っている。その際、各電流はスイッチング素子Sにおい
て、昇圧チョッパ回路の電流と降圧チョッパ回路の電流
とが互いに打ち消す方向に流れるようになっている。
【0024】そして、定常時よりも負荷3の抵抗分が減
少した場合には降圧チョッパ回路の動作を変化させ、降
圧チョッパ回路の電流ループAが、スイッチング素子S
を導通せしめる時点の電流値を定常時よりも小さくなる
ように動作させ、その作用によりスイッチング素子Sが
実質的に導通する期間を短くするように構成する。
【0025】そのときの各部の波形を図7に示す。IL
oは降圧チョッパ回路の動作により初期値i0を持ち、
次第に減少し、ILiはスイッチング素子Sが導通する
ことで次第に増加していく。そして、ILoとILiが
同じ電流値となったときに、スイッチング素子S(この
場合ダイオード)は遮断し、スイッチング素子Sを含ま
ない電流ループを形成し、ILo=ILiの状態を維持
したまま、次第に減少していく。
【0026】その際、ILoの初期値を低負荷抵抗時に
はi0’のように小さくすることで、ILo=ILiと
なるまでの時間が短くなり、電源1からインダクタL1
に蓄積されるエネルギーが小さくなり、電源1から装置
2に流入するエネルギーの量を減らすことができ、異常
昇圧状態を回避することができる。また、このスイッチ
ング動作がスイッチング周期の中に含まれておれば効果
が得られるのであって、この他に、他のスイッチング状
態、例えばすべてのスイッチング素子がオフであるよう
な状態が含まれていても一向に構わない。
【0027】以上のように構成することにより、スイッ
チング素子には互いに打ち消し合う電流が流れ、スイッ
チング素子の損失が少なくなり、回路の効率を良くした
状態にできる上、低負荷抵抗時の異常昇圧現象を回避す
ることができ、素子の耐圧などを低くし、装置の価格を
抑えることができる。
【0028】第5の実施例(請求項5) 第5の実施例の回路図は図3と同じである。この回路に
おいても第1の実施例と同様に、交流電源1より入力さ
れた交流電圧が、電源装置2により交流電源1と同期し
た矩形波電圧に電力変換されて負荷3に印加されるもの
である。回路としては、昇圧チョッパ回路4と降圧チョ
ッパ回路5がコンデンサCを介して接続されている。し
たがって、コンデンサCの電圧は電源電圧の最大値及び
負荷電圧の両者よりも高い。両チョッパ回路4、5は、
それぞれ少なくとも1つ以上のスイッチング素子を含ん
で構成されており、尚且つ、少なくとも1つのスイッチ
ング素子をこの両回路4、5が共有しているものであ
る。この場合、スイッチング素子としては図5に示すよ
うな特性を持つダイオードや、MOS−FET等のダイ
オードなどが含まれる素子でも良い。
【0029】動作としては、図10に示すように、ま
ず、降圧チョッパ回路において共用していないスイッチ
ング素子を動作させてコンデンサCのエネルギーを負荷
3とインダクタL2に供給するループA’を発生させ
る。なお、この期間には負荷3に流れる電流値を調整す
る働きがある。そして、ループA’を形成していたスイ
ッチング素子の状態を変化させ、図6に示すように、イ
ンダクタL2のエネルギーを負荷3及びコンデンサCに
供給する電流ループAを発生させ、兼用されているスイ
ッチング素子Sを実質的に導通せしめ、その作用により
交流電源1とインダクタL1を短絡させ、インダクタL
1にエネルギーを蓄積する電流ループBを生じる、昇圧
チョッパ回路の動作を行っている。その際、各電流はス
イッチング素子Sにおいて、昇圧チョッパ回路の電流I
Liと降圧チョッパ回路の電流ILoとが互いに打ち消
す方向に流れるようになっている。
【0030】そして、定常時よりも負荷3の抵抗分が減
少した場合には、降圧チョッパ回路の動作を変化させ、
図10の電流ループA’の値が小さい内に、図6の電流
ループAを形成するように動作させ、その作用によりス
イッチング素子Sが実質的に導通する期間を短くするよ
うに構成する。
【0031】降圧チョッパ回路の電流ループA’を形成
する動作により、スイッチング素子Sを導通せしめる時
点ではILoは上述の第4の実施例と同様に初期値i0
を持ち、その後次第に減少し、ILiはスイッチング素
子Sが導通することで次第に増加していく。そして、I
LoとILiが同じ電流値となったときに、スイッチン
グ素子S(この場合ダイオード)は遮断し、スイッチン
グ素子Sを含まない電流ループを形成し、ILo=IL
iの状態を維持したまま、次第に減少していく。
【0032】そのときのインダクタL2の電流波形を図
11に示す。図中、T1は図10の電流ループA’が形
成されている期間、T2は図6の電流ループAとBが形
成されている期間の電流ILoの波形である。その際、
ILoの初期値i0を小さくすることで、ILo=IL
iとなるまでの時間が短くなり、すなわち、電源1から
インダクタL1に蓄積するエネルギ−が小さくなり、電
源1から装置2に流入するエネルギーの量を減らすこと
ができ、異常昇圧状態を回避することができる。
【0033】また、このスイッチング動作がスイッチン
グ周期の中に含まれておれば効果が得られるのであっ
て、この他に、他のスイッチング状態、例えばすべての
スイッチング素子がオフであるような状態が含まれてい
ても一向に構わない。以上のように構成することによ
り、スイッチング素子には互いに打ち消し合う電流が流
れ、スイッチング素子の損失が少なくなり、回路の効率
を良くした状態にできる上、低負荷抵抗時の異常昇圧現
象を回避することができ、素子の耐圧などを低くし、装
置の価格を抑えることができる。
【0034】第6の実施例(請求項6) 第6の実施例の回路図も図3と同じである。この回路に
おいても第1の実施例と同様に、交流電源1より入力さ
れた交流電圧が、電源装置2により交流電源1と同期し
た矩形波電圧に電力変換されて負荷3に印加されるもの
である。回路としては、昇圧チョッパ回路4と降圧チョ
ッパ回路5がコンデンサCを介して接続されている。し
たがって、コンデンサCの電圧は電源電圧の最大値及び
負荷電圧の両者よりも高い。両チョッパ回路4、5は、
それぞれ少なくとも1つ以上のスイッチング素子を含ん
で構成されており、尚且つ、少なくとも1つのスイッチ
ング素子をこの両回路4、5が共有しているものであ
る。この場合、スイッチング素子としては図5に示すよ
うな特性を持つダイオードや、MOS−FET等のダイ
オードなどが含まれる素子でも良い。
【0035】動作としては、まず、第5の実施例と同様
に、図10に示すように、降圧チョッパ回路において共
用していないスイッチング素子を動作させてコンデンサ
Cのエネルギーを負荷3とインダクタL2に供給するル
ープA’を発生させる。なお、この期間には負荷3に流
れる電流値を調整する働きがある。次に、ループA’を
形成していたスイッチング素子の状態を変化させ、図1
2に示すように、インダクタL2のエネルギーを負荷3
に供給する電流ループA”を発生させ、そのループでイ
ンダクタL2のエネルギーを負荷3に供給し、その後、
再度兼用されていないSWの状態を変化させ、図6に示
すように、インダクタL2のエネルギーを負荷3及びコ
ンデンサCに供給する電流ループAを発生させ、兼用さ
れているスイッチング素子Sを実質的に導通せしめ、そ
の作用により交流電源1とインダクタL1を短絡させ、
インダクタL1にエネルギーを蓄積する電流ループBを
生じる、昇圧チョッパ回路の動作を行っている。その
際、各電流はスイッチング素子Sにおいて、昇圧チョッ
パ回路の電流ILiと降圧チョッパ回路の電流ILoと
が互いに打ち消す方向に流れるようになっている。
【0036】そして、定常時よりも負荷3の抵抗分が減
少した場合には、降圧チョッパ回路の動作を変化させ、
図12に示す電流ループA”を形成する期間を長くし
て、インダクタL2のエネルギーを負荷3に消費させ、
電流ループA”の値が小さくなってから図6に示す電流
ループAを形成するように動作させ、その作用によりス
イッチング素子Sが実質的に導通する期間を短くするよ
うに構成する。
【0037】その際、降圧チョッパ回路の電流ループ
A”を形成する動作(図12参照)により、スイッチン
グ素子Sを導通せしめる時点ではILoは初期値i0を
持ち、図6のループAを形成した後、次第に減少し、I
Liはスイッチング素子Sが導通することで次第に増加
していく。そして、ILoとILiが同じ電流値となっ
たときに、スイッチング素子S(この場合ダイオード)
は遮断し、スイッチング素子Sを含まない電流ループを
形成し、ILo=ILiの状態を維持したまま、次第に
減少していく。
【0038】そのときのインダクタL2の電流波形を図
13に示す。図中、T1は図10の電流ループA’が形
成されている期間、図12の電流ループA”が形成され
ている期間、T3は図6の電流ループAとBが形成され
ている期間の電流ILoの波形である。負荷低抵抗時に
は、ILoの初期値i0を小さくすることで、ILo=
ILiとなるまでの時間が短くなり、すなわち、電源1
からインダクタL1に蓄積されるエネルギーが小さくな
り、電源1から装置2に流入するエネルギーの量を減ら
すことができ、異常昇圧状態を回避することができる。
【0039】また、このスイッチング動作がスイッチン
グ周期の中に含まれておれば効果が得られるのであっ
て、この他に、他のスイッチング状態、例えばすべての
スイッチング素子がオフであるような状態が含まれてい
ても一向に構わない。以上のように構成することによ
り、スイッチング素子には互いに打ち消し合う電流が流
れ、スイッチング素子の損失が少なくなり、回路の効率
を良くした状態にできる上、低負荷抵抗時の異常昇圧現
象を回避することができ、素子の耐圧などを低くし、装
置の価格を抑えることができる。
【0040】第7の実施例(請求項7) 第7の実施例の回路図も図3と同じである。この回路に
おいても第1の実施例と同様に、交流電源1より入力さ
れた交流電圧が、電源装置2により交流電源1と同期し
た矩形波電圧に電力変換されて負荷3に印加されるもの
である。回路としては、昇圧チョッパ回路4と降圧チョ
ッパ回路5がコンデンサCを介して接続されている。し
たがって、コンデンサCの電圧は電源電圧の最大値及び
負荷電圧の両者よりも高い。両チョッパ回路4、5は、
それぞれ少なくとも1つ以上のスイッチング素子を含ん
で構成されており、尚且つ、少なくとも1つのスイッチ
ング素子をこの両回路4、5が共有しているものであ
る。この場合、スイッチング素子としては図5に示すよ
うな特性を持つダイオードや、MOS−FET等のダイ
オードなどが含まれる素子でも良い。
【0041】動作としては、まず、第5の実施例と同様
に、図10に示すように、降圧チョッパ回路において共
用していないスイッチング素子を動作させてコンデンサ
Cのエネルギーを負荷3とインダクタL2に供給するル
ープA’を発生させた後、図14に示すように、インダ
クタL2のエネルギーを負荷3に供給する電流ループA
を発生させ、兼用されているスイッチング素子Sを実質
的に導通せしめ、その作用により交流電源1とインダク
タL1を短絡させ、インダクタL1にエネルギーを蓄積
する電流ループBを生じる、昇圧チョッパ回路の動作を
行っている。その際、各電流はスイッチング素子Sにお
いて、昇圧チョッパ回路の電流ILiと降圧チョッパ回
路の電流ILoとが互いに打ち消す方向に流れるように
なっている。
【0042】そして、定常時よりも負荷3の抵抗分が減
少した場合には、降圧チョッパ回路の動作を変化させ、
図10の電流ループA’を形成する期間を短くして、イ
ンダクタL2に蓄積されるエネルギーが少ない内に図1
4に示す電流ループAを形成するように動作させ、その
作用によりスイッチング素子Sが実質的に導通する期間
を短くするように構成する。
【0043】その際、降圧チョッパ回路の電流ループ
A’を形成する動作(図10参照)によりスイッチング
素子Sを導通せしめる時点ではILoは初期値i0を持
ち、図14の電流ループAを形成した後、次第に減少
し、ILiはスイッチング素子Sが導通することで次第
に増加していく。そして、ILoとILiが同じ電流値
となったときに、スイッチング素子S(この場合ダイオ
ード)は遮断し、スイッチング素子Sを含まない電流ル
ープを形成し、ILo=ILiの状態を維持したまま、
次第に減少していく。
【0044】そのときのインダクタL2の電流波形を図
11に示す。図中、T1は図10の電流ループA’が形
成されている期間、T2は図14の電流ループAとBが
形成されている期間の電流ILoの波形である。負荷低
抵抗時には、ILoの初期値i0を小さくすることで、
ILo=ILiとなるまでの時間が短くなり、すなわ
ち、電源1からインダクタL1に蓄積されるエネルギー
が小さくなり、電源1から装置2に流入するエネルギー
の量を減らすことができ、異常昇圧状態を回避すること
ができる。
【0045】また、このスイッチング動作がスイッチン
グ周期の中に含まれておれば効果が得られるのであっ
て、この他に、他のスイッチング状態、例えばすべての
スイッチング素子がオフであるような状態が含まれてい
ても一向に構わない。以上のように構成することによ
り、スイッチング素子には互いに打ち消し合う電流が流
れ、スイッチング素子の損失が少なくなり、回路の効率
を良くした状態にできる上、低負荷抵抗時の異常昇圧現
象を回避することができ、素子の耐圧などを低くし、装
置の価格を抑えることができる。
【0046】第8の実施例(請求項8) 第8の実施例の回路図も図3と同じである。この回路に
おいても第1の実施例と同様に、交流電源1より入力さ
れた交流電圧が、電源装置2により交流電源1と同期し
た矩形波電圧に電力変換されて負荷3に印加されるもの
である。回路としては、昇圧チョッパ回路4と降圧チョ
ッパ回路5がコンデンサCを介して接続されている。し
たがって、コンデンサCの電圧は電源電圧の最大値及び
負荷電圧の両者よりも高い。両チョッパ回路4、5は、
それぞれ少なくとも1つ以上のスイッチング素子を含ん
で構成されており、尚且つ、少なくとも1つのスイッチ
ング素子をこの両回路4、5が共有しているものであ
る。この場合、スイッチング素子としては図5に示すよ
うな特性を持つダイオードや、MOS−FET等のダイ
オードなどが含まれる素子でも良い。
【0047】動作としては、まず、第5の実施例と同様
に、図10に示すように、降圧チョッパ回路において共
用していないスイッチング素子を動作させてコンデンサ
Cのエネルギーを負荷3とインダクタL2に供給するル
ープA’を発生させる。なお、この期間には負荷3に流
れる電流値を調整する働きがある。次に、ループA’を
形成していたスイッチング素子の状態を変化させ、図1
2に示すように、インダクタL2のエネルギーを負荷3
に供給する電流ループA”を発生させ、そのループでイ
ンダクタL2のエネルギーを負荷3に供給し、その後、
再度兼用されていないSWの状態を変化させ、図14に
示すように、インダクタL2のエネルギーを負荷3に供
給する電流ループAを発生させ、兼用されているスイッ
チング素子Sを実質的に導通せしめ、その作用により交
流電源1とインダクタL1を短絡させ、インダクタL1
にエネルギーを蓄積する電流ループBを生じる、昇圧チ
ョッパ回路の動作を行っている。その際、各電流はスイ
ッチング素子Sにおいて、昇圧チョッパ回路の電流IL
iと降圧チョッパ回路の電流ILoとが互いに打ち消す
方向に流れるようになっている。
【0048】そして、定常時よりも負荷3の抵抗分が減
少した場合には降圧チョッパ回路の動作を変化させ、図
12に示す電流ループA”を形成する期間を長くして、
インダクタL2のエネルギーを負荷3に消費させ、電流
ループA”の値が小さくなってから電流ループAを形成
するように動作させ、その作用によりスイッチング素子
Sが実質的に導通する期間を短くするように構成する。
【0049】その際、ILoは降圧チョッパ回路の電流
ループA”を形成する動作(図12参照)により、スイ
ッチング素子Sを導通せしめる時点では初期値i0を持
ち、図14のループAを形成した後、次第に減少し、I
Liはスイッチング素子Sが導通することで次第に増加
していく。そして、ILoとILiが同じ電流値となっ
たときに、スイッチング素子S(この場合ダイオード)
は遮断し、スイッチング素子Sを含まない電流ループを
形成し、ILo=ILiの状態を維持したまま、次第に
減少していく。
【0050】そのときのインダクタL2の電流波形を図
13に示す。図中、T1は図10の電流ループA’が形
成されている期間、図12の電流ループA”が形成され
ている期間、T3は図14の電流ループAとBが形成さ
れている期間の電流ILoの波形である。負荷低抵抗時
には、ILoの初期値i0を小さくすることで、ILo
=ILiとなるまでの時間が短くなり、すなわち、電源
1からインダクタL1に蓄積されるエネルギーが小さく
なり、電源1から装置2に流入するエネルギーの量を減
らすことができ、異常昇圧状態を回避することができ
る。
【0051】また、このスイッチング動作がスイッチン
グ周期の中に含まれておれば効果が得られるのであっ
て、この他に、他のスイッチング状態、例えばすべての
スイッチング素子がオフであるような状態が含まれてい
ても一向に構わない。以上のように構成することによ
り、スイッチング素子には互いに打ち消し合う電流が流
れ、スイッチング素子の損失が少なくなり、回路の効率
を良くした状態にできる上、低負荷抵抗時の異常昇圧現
象を回避することができ、素子の耐圧などを低くし、装
置の価格を抑えることができる。
【0052】第9の実施例(請求項9) 図15は第9の実施例の詳細な回路図である。この電源
装置は、逆方向通電要素D1,D2をそれぞれ並列に備
える第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2を順方
向が一致するように直列に接続した回路と、逆方向通電
要素D3,D4をそれぞれ並列に備える第3及び第4の
スイッチング素子Q3,Q4を順方向が一致するように
直列に接続した回路とを同じ極性でコンデンサCと並列
に接続し、2つの整流素子D5,D6を直列に接続した
回路を前記コンデンサCに対して逆極性となるように並
列接続し、前記2つの整流素子D5,D6の接続点と第
1及び第2のスイッチング素子Q1,Q2の接続点との
間に、交流電源1と第1のインダクタL1の直列回路を
接続し、前記第1及び第2のスイッチング素子Q1,Q
2の接続点と第3及び第4のスイッチング素子Q3,Q
4の接続点との間に、負荷回路3と第2のインダクタL
2の直列回路を接続した回路構成を備え、制御回路の作
用により、交流電源1の前記2つの整流素子D5,D6
の接続点側の極性が正(図16)のときは、図16
(a)のように、第2と第3のスイッチング素子Q2,
Q3をONし、第1と第4のスイッチング素子Q1,Q
4をOFFさせる第1の制御期間の後、図16(b)の
ように、第1と第3のスイッチング素子Q1,Q3をO
Nし、第2と第4のスイッチング素子Q2,Q4をOF
Fさせる第2の制御期間を少なくとも含むスイッチング
周期の動作を行い、交流電源1の前記2つの整流素子D
5,D6の接続点側の極性が負(図17)のときは、図
17(a)のように、第1と第4のスイッチング素子Q
1,Q4をONし、第2と第3のスイッチング素子Q
2,Q3をOFFさせる第3の制御期間の後、図17
(b)のように、第2と第4のスイッチング素子Q2,
Q4をONし、第1と第3のスイッチング素子Q1,Q
3をOFFさせる第4の制御期間を少なくとも含むスイ
ッチング周期の動作を行う電源装置において、負荷抵抗
の低下に伴って、第2と第4の制御期間を短くするもの
である。
【0053】この実施例の場合、兼用されているスイッ
チング素子はQ1、Q2である。この第9の実施例は一
例であり、回路構成が異なっても構わない。また、スイ
ッチング素子Q1〜Q4及びダイオードD1〜D4の並
列接続の部分はMOS−FET等に置き換えてもなんら
問題はない。図16は電源の極性が正極性のとき(整流
素子D5、D6の接続点側が正極である場合)のスイッ
チング動作であり、図17は電源の極性が負極性のとき
(整流素子D5、D6の接続点側が負極である場合)の
スイッチング動作を示しており、図(a),(b),
(c)の順に動作する。
【0054】図18は電源の極性が正極性のとき(整流
素子D5、D6の接続点側が正極である場合)の駆動信
号の波形を定常負荷時と低抵抗負荷時について示してお
り、図19は電源の極性が負極性のとき(整流素子D
5、D6の接続点側が負極である場合)の駆動信号の波
形を定常負荷時と低抵抗負荷時について示している。ま
た、図16、17のそれぞれ(a)は図18、図19の
T1の期間のSW状態、図16、17のそれぞれ(b)
は図18、図19のT2の期間のSW状態、図16、1
7のそれぞれ(c)は図18、図19のT3の期間のS
W状態を示している。入力電力は図18、図19のT2
のSWの期間を調整して行う。この負荷状態が異なると
きの駆動信号の切り替え方法は、ある特定の負荷抵抗値
を境に切り替えても、徐々に変化させても構わない。こ
の実施例は前述の実施例2の回路をより具体的に示した
もので、作用等はまったく同様で、兼用されたスイッチ
ング素子の導通期間を制御して異常昇圧を防止すること
ができる。
【0055】第10の実施例(請求項10) 実施例10の回路構成は図15と同じである。本実施例
では、交流電源1の整流素子D5,D6の接続点側の極
性が正(図20)のときは、図20(a)のように、第
2と第3のスイッチング素子Q2,Q3をONし、第1
と第4のスイッチング素子Q1,Q4をOFFさせる第
1の制御期間の後、図20(b)のように、すべてのス
イッチング素子Q1〜Q4をOFFさせる第2の制御期
間を少なくとも含むスイッチング周期の動作を行い、交
流電源1の前記2つの整流素子の接続点側の極性が負
(図21)のときは、図21(a)のように、第1と第
4のスイッチング素子Q1,Q4をONし、第2と第3
のスイッチング素子Q2,Q3をOFFさせる第3の制
御期間の後、図21(b)のように、すべてのスイッチ
ング素子Q1〜Q4をOFFさせる第4の制御期間を少
なくとも含むスイッチング周期の動作を行う電源装置に
おいて、負荷抵抗の低下に伴って、第1と第3の制御期
間を短くするものである。
【0056】図20は電源の極性が正極性のとき(整流
素子D5、D6の接続点側が正極である場合)のスイッ
チング動作であり、図21は電源の極性が負極性のとき
(整流素子D5、D6の接続点側が負極である場合)の
スイッチング動作を示しており、図(a),(b)の順
に動作する。図22は電源の極性が正極性のとき(整流
素子D5、D6の接続点側が正極である場合)の駆動信
号の波形を定常負荷時と低抵抗負荷時について示してお
り、図23は電源の極性が負極性のとき(整流素子D
5、D6の接続点側が負極である場合)の駆動信号の波
形を定常負荷時と低抵抗負荷時について示している。
【0057】また、図20、21のそれぞれ(a)は図
22、図23のT1の期間のSW状態、図20、21の
それぞれ(b)は図22、図23のT2の期間のSW状
態を示している。入力電力は図22、図23のT1のS
Wの期間を調整して行う。この負荷状態が異なるときの
駆動信号の切り替え方法は、ある特定の負荷抵抗値を境
に切り替えても、徐々に変化させても構わない。この実
施例は前述の実施例5の回路をより具体的に示したもの
で、作用等はまったく同様で、兼用されたスイッチング
素子の導通期間を制御して異常昇圧を防止することがで
きる。
【0058】第11の実施例(請求項11) 実施例11の回路構成は図15と同じである。本実施例
では、交流電源1の前記2つの整流素子D5,D6の接
続点側の極性が正(図24)のときは、図24(a)の
ように、第2と第3のスイッチング素子Q2,Q3をO
Nし、第1と第4のスイッチング素子Q1,Q4をOF
Fさせる第1の制御期間の後、図24(b)のように、
第2のスイッチング素子Q2をONし、第1、第3、第
4のスイッチング素子Q1,Q3,Q4をOFFさせる
第2の制御期間を設け、その後、図24(c)のよう
に、すべてのスイッチング素子Q1〜Q4をOFFさせ
る第3の制御期間を少なくとも含むスイッチング周期の
動作を行い、交流電源1の前記2つの整流素子D5,D
6の接続点側の極性が負(図25)のときは、図25
(a)のように、第1と第4のスイッチング素子Q1,
Q4をONし、第2と第3のスイッチング素子Q2,Q
3をOFFさせる第4の制御期間の後、図25(b)の
ように、第1のスイッチング素子Q1をONし、第2、
第3、第4のスイッチング素子Q2,Q3,Q4をOF
Fさせる第5の制御期間を設け、その後、図25(c)
のように、すべてのスイッチング素子Q1〜Q4をOF
Fさせる第6の制御期間を少なくとも含むスイッチング
周期の動作を行う電源装置において、負荷抵抗の低下に
伴って、第2と第5の制御期間を短くするものである。
【0059】図24は電源の極性が正極性のとき(整流
素子D5、D6の接続点側が正極である場合)のスイッ
チング動作であり、図25は電源の極性が負極性のとき
(整流素子D5、D6の接続点側が負極である場合)の
スイッチング動作を示しており、図(a),(b),
(c)の順に動作する。図26は電源の極性が正極性の
とき(整流素子D5、D6の接続点側が正極である場
合)の駆動信号の波形を定常負荷時と低抵抗負荷時につ
いて示しており、図27は電源の極性が負極性のとき
(整流素子D5、D6の接続点側が負極である場合)の
駆動信号の波形を定常負荷時と低抵抗負荷時について示
している。
【0060】また、図24、図25のそれぞれ(a)は
図26、図27のT1の期間のSW状態、図24、図2
5のそれぞれ(b)は図26、図27のT2の期間のS
W状態、図24、図25のそれぞれ(c)は図26、図
27のT3の期間のSW状態を示している。入力電力は
図26、図27のT2のSWの期間を調整して行う。こ
の負荷状態が異なるときの駆動信号の切り替え方法は、
ある特定の負荷抵抗値を境に切り替えても、徐々に変化
させても構わない。この実施例は前述の実施例6の回路
をより具体的に示したもので、作用等はまったく同様
で、兼用されたスイッチング素子の導通期間を制御して
異常昇圧を防止することができる。
【0061】第12の実施例(請求項12) 実施例12の回路構成は図15と同じである。本実施例
では、交流電源1の前記2つの整流素子D5,D6の接
続点側の極性が正(図28)のときは、図28(a)の
ように、第2と第3のスイッチング素子Q2,Q3をO
Nし、第1と第4のスイッチング素子Q1,Q4をOF
Fさせる第1の制御期間の後、図28(b)のように、
第3のスイッチング素子Q3をONし、第1、第2、第
4のスイッチング素子Q1,Q2,Q4をOFFさせる
第2の制御期間を少なくとも含むスイッチング周期の動
作を行い、交流電源1の前記2つの整流素子D5,D6
の接続点側の極性が負(図29)のときは、図29
(a)のように、第1と第4のスイッチング素子Q1,
Q4をONし、第2と第3のスイッチング素子Q2,Q
3をOFFさせる第3の制御期間の後、図29(b)の
ように、第4のスイッチング素子Q4をONし、第1、
第2、第3のスイッチング素子Q1,Q2,Q3をOF
Fさせる第4の制御期間を少なくとも含むスイッチング
周期の動作を行う電源装置において、負荷抵抗の低下に
伴って、第1と第3の制御期間を短くするものである。
【0062】図28は電源の極性が正極性のとき(整流
素子D5、D6の接続点側が正極である場合)のスイッ
チング動作であり、図29は電源の極性が負極性のとき
(整流素子D5、D6の接続点側が負極である場合)の
スイッチング動作を示しており、図(a),(b),
(c)の順に動作する。図30は電源の極性が正極性の
とき(整流素子D5、D6の接続点側が正極である場
合)の駆動信号の波形を定常負荷時と低抵抗負荷時につ
いて示しており、図31は電源の極性が負極性のとき
(整流素子D5、D6の接続点側が負極である場合)の
駆動信号の波形を定常負荷時と低抵抗負荷時について示
している。
【0063】また、図28、図29のそれぞれ(a)は
図30、図31のT1の期間のSW状態、図28、図2
9のそれぞれ(b)は図30、図31のT2の期間のS
W状態、図28、図29のそれぞれ(c)は図30、図
31のT3の期間のSW状態を示している。入力電力は
図30、図31のT1のSWの期間を調整して行う。こ
の負荷状態が異なるときの駆動信号の切り替え方法は、
ある特定の負荷抵抗値を境に切り替えても、徐々に変化
させても構わない。この実施例は前述の実施例7の回路
をより具体的に示したもので、作用等はまったく同様
で、兼用されたスイッチング素子の導通期間を制御して
異常昇圧を防止することができる。
【0064】第13の実施例(請求項13) 実施例13の回路構成は図15と同じである。本実施例
では、交流電源1の前記2つの整流素子D5,D6の接
続点側の極性が正(図32)のときは、図32(a)の
ように、第2と第3のスイッチング素子Q1,Q3をO
Nし、第1と第4のスイッチング素子Q1,Q4をOF
Fさせる第1の制御期間の後、図32(b)のように、
第2のスイッチング素子Q2をONし、第1、第3、第
4のスイッチング素子Q1,Q3,Q4をOFFさせる
第2の制御期間を設け、その後、図32(c)のよう
に、第3のスイッチング素子Q3をONし、第1、第
2、第4のスイッチング素子Q1,Q2,Q4をOFF
させる第3の制御期間を少なくとも含むスイッチング周
期の動作を行い、交流電源1の前記2つの整流素子D
5,D6の接続点側の極性が負(図33)のときは、図
33(a)のように、第1と第4のスイッチング素子Q
1,Q4をONし、第2と第3のスイッチング素子Q
2,Q3をOFFさせる第4の制御期間の後、図33
(b)のように、第1のスイッチング素子Q1をON
し、第2、第3、第4のスイッチング素子Q2,Q3,
Q4をOFFさせる第5の制御期間を設け、その後、図
33(c)のように、第4のスイッチング素子Q4をO
Nし、第1、第2、第3のスイッチング素子Q1,Q
2,Q3をOFFさせる第6の制御期間を少なくとも含
むスイッチング周期の動作を行う電源装置において、負
荷抵抗の低下に伴って、第2と第5の制御期間を短くす
るものである。
【0065】図32は電源の極性が正極性のとき(整流
素子D5、D6の接続点側が正極である場合)のスイッ
チング動作であり、図33は電源の極性が負極性のとき
(整流素子D5、D6の接続点側が負極である場合)の
スイッチング動作を示しており、図(a),(b),
(c),(d)の順に動作する。図34は電源の極性が
正極性のとき(整流素子D5、D6の接続点側が正極で
ある場合)の駆動信号の波形を定常負荷時と低抵抗負荷
時について示しており、図35は電源の極性が負極性の
とき(整流素子D5、D6の接続点側が負極である場
合)の駆動信号の波形を定常負荷時と低抵抗負荷時につ
いて示している。
【0066】また、図32、図33のそれぞれ(a)は
図34、図35のT1の期間のSW状態、図32、図3
3のそれぞれ(b)は図34、図35のT2の期間のS
W状態、図32、図33のそれぞれ(c)は図34、図
35のT3の期間のSW状態、図32、図33のそれぞ
れ(d)は図34、図35のT4の期間のSW状態を示
している。入力電力は図34、図35のT2、T4のS
Wの期間を調整して行う。この負荷状態が異なるときの
駆動信号の切り替え方法は、ある特定の負荷抵抗値を境
に切り替えても、徐々に変化させても構わない。この実
施例は前述の実施例8の回路をより具体的に示したもの
で、作用等はまったく同様で、兼用されたスイッチング
素子の導通期間を制御して異常昇圧を防止することがで
きる。
【0067】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、スイッチ
ング素子には互いに打ち消し合う電流が流れ、スイッチ
ング素子の損失が少なくなり、回路の効率を良くした状
態にできる上、低負荷抵抗時にも負荷電流を確保しつ
つ、昇圧チョッパ回路と降圧チョッパ回路の間に介在す
るコンデンサの異常昇圧現象を回避することができ、素
子の耐圧などを低くし、装置の価格を抑えることができ
るという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】請求項1の発明の回路図である。
【図2】請求項1の発明の動作波形図である。
【図3】請求項2の発明の回路図である。
【図4】請求項3の発明の回路図である。
【図5】請求項3のスイッチング素子の特性図である。
【図6】請求項3の発明の電流ループを示す等価回路図
である。
【図7】請求項3の発明の動作波形図である。
【図8】請求項4の発明の回路図である。
【図9】請求項4の発明の電流ループを示す等価回路図
である。
【図10】請求項5の発明の電流ループを示す等価回路
図である。
【図11】請求項5の発明の動作波形図である。
【図12】請求項6の発明の電流ループを示す等価回路
図である。
【図13】請求項6の発明の動作波形図である。
【図14】請求項7の発明の電流ループを示す等価回路
図である。
【図15】請求項9の発明の動作波形図である。
【図16】請求項9の発明の一方の電源極性時の電流ル
ープを示す回路図である。
【図17】請求項9の発明の他方の電源極性時の電流ル
ープを示す回路図である。
【図18】請求項9の発明の一方の電源極性時のスイッ
チング動作を示す動作説明図である。
【図19】請求項9の発明の他方の電源極性時のスイッ
チング動作を示す動作説明図である。
【図20】請求項10の発明の一方の電源極性時の電流
ループを示す回路図である。
【図21】請求項10の発明の他方の電源極性時の電流
ループを示す回路図である。
【図22】請求項10の発明の一方の電源極性時のスイ
ッチング動作を示す動作説明図である。
【図23】請求項10の発明の他方の電源極性時のスイ
ッチング動作を示す動作説明図である。
【図24】請求項11の発明の一方の電源極性時の電流
ループを示す回路図である。
【図25】請求項11の発明の他方の電源極性時の電流
ループを示す回路図である。
【図26】請求項11の発明の一方の電源極性時のスイ
ッチング動作を示す動作説明図である。
【図27】請求項11の発明の他方の電源極性時のスイ
ッチング動作を示す動作説明図である。
【図28】請求項12の発明の一方の電源極性時の電流
ループを示す回路図である。
【図29】請求項12の発明の他方の電源極性時の電流
ループを示す回路図である。
【図30】請求項12の発明の一方の電源極性時のスイ
ッチング動作を示す動作説明図である。
【図31】請求項12の発明の他方の電源極性時のスイ
ッチング動作を示す動作説明図である。
【図32】請求項13の発明の一方の電源極性時の電流
ループを示す回路図である。
【図33】請求項13の発明の他方の電源極性時の電流
ループを示す回路図である。
【図34】請求項13の発明の一方の電源極性時のスイ
ッチング動作を示す動作説明図である。
【図35】請求項13の発明の他方の電源極性時のスイ
ッチング動作を示す動作説明図である。
【図36】従来の電源装置の回路図である。
【図37】従来の電源装置の動作波形図である。
【符号の説明】
1 交流電源 2 電源装置 3 負荷回路 4 昇圧チョッパ回路 5 降圧チョッパ回路 L1 第1のインダクタ L2 第2のインダクタ C コンデンサ S スイッチング素子
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日妻 晋二 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内 (72)発明者 中村 俊朗 大阪府門真市大字門真1048番地 松下電工 株式会社内

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 交流電源を入力され少なくとも1つの
    スイッチング素子と少なくとも1つの第1のインダクタ
    とを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路と、 少なくとも1つのスイッチング素子と少なくとも1つの
    第2のインダクタと負荷回路を含み、前記昇圧チョッパ
    回路に平滑コンデンサを介して接続された少なくとも1
    つの降圧チョッパ回路とを備え、 前記昇圧チョッパ回路のスイッチング素子と前記降圧チ
    ョッパ回路のスイッチング素子を少なくとも1つ兼用
    し、昇圧動作時の電流と降圧動作時の電流が前記兼用さ
    れているスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れ
    る期間を少なくとも生ずるように動作させる制御回路を
    備え、負荷回路には入力交流電圧と同期した交流電圧を
    印加する電源装置において、 昇圧チョッパ回路における、電源からの入力端と第1の
    インダクタとの直列回路を、実質的に導通した前記兼用
    されたスイッチング素子により短絡して電源から第1の
    インダクタにエネルギーを蓄積するように作用するスイ
    ッチング素子の導通期間を、負荷抵抗の低下に伴って減
    少させることを特徴とする電源装置。
  2. 【請求項2】 交流電源を入力され少なくとも1つの
    スイッチング素子と少なくとも1つの第1のインダクタ
    とを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路と、 少なくとも1つのスイッチング素子と少なくとも1つの
    第2のインダクタと負荷回路を含み、前記昇圧チョッパ
    回路に平滑コンデンサを介して接続された少なくとも1
    つの降圧チョッパ回路とを備え、 前記昇圧チョッパ回路のスイッチング素子と前記降圧チ
    ョッパ回路のスイッチング素子を少なくとも1つ兼用
    し、昇圧動作時の電流と降圧動作時の電流が前記兼用さ
    れているスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れ
    る期間を少なくとも生ずるように動作させる制御回路を
    備え、負荷回路には入力交流電圧と同期した交流電圧を
    印加する電源装置において、 負荷抵抗の低下に伴って、昇圧チョッパ回路における、
    電源からの入力端と第1のインダクタとの直列回路に接
    続された前記兼用されたスイッチング素子が導通するこ
    とにより電源からのエネルギーが第1のインダクタに蓄
    積するように作用する導通期間を、スイッチング素子の
    制御信号を制御することにより短くすることを特徴とす
    る請求項1記載の電源装置。
  3. 【請求項3】 交流電源を入力され少なくとも1つの
    スイッチング素子と少なくとも1つの第1のインダクタ
    とを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路と、 少なくとも1つのスイッチング素子と少なくとも1つの
    第2のインダクタと負荷回路を含み、前記昇圧チョッパ
    回路に平滑コンデンサを介して接続された少なくとも1
    つの降圧チョッパ回路とを備え、 前記昇圧チョッパ回路のスイッチング素子と前記降圧チ
    ョッパ回路のスイッチング素子を少なくとも1つ兼用
    し、昇圧動作時の電流と降圧動作時の電流が前記兼用さ
    れているスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れ
    る期間を少なくとも生ずるように動作させる制御回路を
    備え、負荷回路には入力交流電圧と同期した交流電圧を
    印加する電源装置において、 負荷抵抗の低下に伴って、降圧チョッパ回路において、
    インダクタのエネルギーを負荷及びコンデンサに供給
    し、且つ兼用されたスイッチング素子を含む電流ループ
    を生じ、その電流の作用により兼用されたスイッチング
    素子を実質的に導通せしめる時点の電流値を小さくする
    ことにより、昇圧チョッパ回路において、電源からの入
    力端と第1のインダクタとの直列回路に接続された前記
    兼用されたスイッチング素子が前記降圧チョッパ回路の
    電流ループの作用により実質的に導通し、電源からのエ
    ネルギーが第1のインダクタに蓄積するように作用する
    スイッチング素子の実質的な導通期間を短くすることを
    特徴とする請求項1記載の電源装置。
  4. 【請求項4】 交流電源を入力され少なくとも1つの
    スイッチング素子と少なくとも1つの第1のインダクタ
    とを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路と、 少なくとも1つのスイッチング素子と少なくとも1つの
    第2のインダクタと負荷回路を含み、前記昇圧チョッパ
    回路に平滑コンデンサを介して接続された少なくとも1
    つの降圧チョッパ回路とを備え、 前記昇圧チョッパ回路のスイッチング素子と前記降圧チ
    ョッパ回路のスイッチング素子を少なくとも1つ兼用
    し、昇圧動作時の電流と降圧動作時の電流が前記兼用さ
    れているスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れ
    る期間を少なくとも生ずるように動作させる制御回路を
    備え、負荷回路には入力交流電圧と同期した交流電圧を
    印加する電源装置において、 負荷抵抗の低下に伴って、降圧チョッパ回路において、
    第2のインダクタのエネルギーを負荷に供給し、且つ兼
    用されたスイッチング素子を含む電流ループを生じ、そ
    の電流の作用により兼用されたスイッチング素子を実質
    的に導通せしめる時点の電流値を小さくすることによ
    り、昇圧チョッパ回路において、電源からの入力端と第
    1のインダクタとの直列回路に接続された前記兼用され
    たスイッチング素子が前記降圧チョッパ回路の電流ルー
    プの作用により実質的に導通し、電源からのエネルギー
    が第1のインダクタに蓄積するように作用するスイッチ
    ング素子の実質的な導通期間を短くすることを特徴とす
    る請求項1記載の電源装置。
  5. 【請求項5】 交流電源を入力され少なくとも1つの
    スイッチング素子と少なくとも1つの第1のインダクタ
    とを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路と、 少なくとも1つのスイッチング素子と少なくとも1つの
    第2のインダクタと負荷回路を含み、前記昇圧チョッパ
    回路に平滑コンデンサを介して接続された少なくとも1
    つの降圧チョッパ回路とを備え、 前記昇圧チョッパ回路のスイッチング素子と前記降圧チ
    ョッパ回路のスイッチング素子を少なくとも1つ兼用
    し、昇圧動作時の電流と降圧動作時の電流が前記兼用さ
    れているスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れ
    る期間を少なくとも生ずるように動作させる制御回路を
    備え、負荷回路には入力交流電圧と同期した交流電圧を
    印加する電源装置において、 負荷抵抗の低下に伴って、降圧チョッパ回路において、
    スイッチング素子の動作周期のうち、Cのエネルギーを
    負荷と第2のインダクタの直列回路に供給する期間を短
    くして、第2のインダクタのエネルギーを負荷及びコン
    デンサに供給し、且つ兼用されたスイッチング素子を含
    む電流ループを生じ、その電流の作用により兼用された
    スイッチング素子を実質的に導通せしめる時点の電流値
    を小さくすることにより、昇圧チョッパ回路において、
    電源からの入力端と第1のインダクタとの直列回路に接
    続された前記兼用されたスイッチング素子が前記降圧チ
    ョッパ回路の電流ループの作用により実質的に導通し、
    電源からのエネルギーが第1のインダクタに蓄積するよ
    うに作用するスイッチング素子の実質的な導通期間を短
    くすることを特徴とする請求項3記載の電源装置。
  6. 【請求項6】 交流電源を入力され少なくとも1つの
    スイッチング素子と少なくとも1つの第1のインダクタ
    とを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路と、 少なくとも1つのスイッチング素子と少なくとも1つの
    第2のインダクタと負荷回路を含み、前記昇圧チョッパ
    回路に平滑コンデンサを介して接続された少なくとも1
    つの降圧チョッパ回路とを備え、 前記昇圧チョッパ回路のスイッチング素子と前記降圧チ
    ョッパ回路のスイッチング素子を少なくとも1つ兼用
    し、昇圧動作時の電流と降圧動作時の電流が前記兼用さ
    れているスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れ
    る期間を少なくとも生ずるように動作させる制御回路を
    備え、負荷回路には入力交流電圧と同期した交流電圧を
    印加する電源装置において、 負荷抵抗の低下に伴って、前記降圧チョッパ回路におい
    て、スイッチング素子の動作周期のうち、第2のインダ
    クタに蓄積されたエネルギーを負荷のみに供給する期間
    を長くして、第2のインダクタのエネルギーを負荷及び
    コンデンサに供給し、且つ兼用されたスイッチング素子
    を含む電流ループを生じ、その電流の作用により兼用さ
    れたスイッチング素子を実質的に導通せしめる時点の電
    流値を小さくすることにより、昇圧チョッパ回路におい
    て、電源からの入力端と第1のインダクタとの直列回路
    に接続された前記兼用されたスイッチング素子が前記降
    圧チョッパ回路の電流ループの作用により実質的に導通
    し、電源からのエネルギーが第1のインダクタに蓄積す
    るように作用するスイッチング素子の実質的な導通期間
    を短くすることを特徴とする請求項3記載の電源装置。
  7. 【請求項7】 交流電源を入力され少なくとも1つの
    スイッチング素子と少なくとも1つの第1のインダクタ
    とを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路と、 少なくとも1つのスイッチング素子と少なくとも1つの
    第2のインダクタと負荷回路を含み、前記昇圧チョッパ
    回路に平滑コンデンサを介して接続された少なくとも1
    つの降圧チョッパ回路とを備え、 前記昇圧チョッパ回路のスイッチング素子と前記降圧チ
    ョッパ回路のスイッチング素子を少なくとも1つ兼用
    し、昇圧動作時の電流と降圧動作時の電流が前記兼用さ
    れているスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れ
    る期間を少なくとも生ずるように動作させる制御回路を
    備え、負荷回路には入力交流電圧と同期した交流電圧を
    印加する電源装置において、 負荷抵抗の低下に伴って、降圧チョッパ回路においてス
    イッチング素子の動作周期のうち、Cのエネルギーを負
    荷とインダクタの直列回路に供給する期間を短くして、
    第2のインダクタのエネルギーを負荷に供給し、且つ兼
    用されたスイッチング素子を含む電流ループを生じ、そ
    の電流の作用により兼用されたスイッチング素子を実質
    的に導通せしめる時点の電流値を小さくすることによ
    り、昇圧チョッパ回路において、電源からの入力端と第
    1のインダクタとの直列回路に接続された前記兼用され
    たスイッチング素子が前記降圧チョッパ回路の電流ルー
    プの作用により実質的に導通し、電源からのエネルギー
    が第1のインダクタに蓄積するように作用するスイッチ
    ング素子の実質的な導通期間を短くすることを特徴とす
    る請求項4記載の電源装置。
  8. 【請求項8】 交流電源を入力され少なくとも1つの
    スイッチング素子と少なくとも1つの第1のインダクタ
    とを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路と、 少なくとも1つのスイッチング素子と少なくとも1つの
    第2のインダクタと負荷回路を含み、前記昇圧チョッパ
    回路に平滑コンデンサを介して接続された少なくとも1
    つの降圧チョッパ回路とを備え、 前記昇圧チョッパ回路のスイッチング素子と前記降圧チ
    ョッパ回路のスイッチング素子を少なくとも1つ兼用
    し、昇圧動作時の電流と降圧動作時の電流が前記兼用さ
    れているスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れ
    る期間を少なくとも生ずるように動作させる制御回路を
    備え、負荷回路には入力交流電圧と同期した交流電圧を
    印加する電源装置において、 負荷抵抗の低下に伴って、前記降圧チョッパ回路におい
    てスイッチング素子の動作周期のうち、第2のインダク
    タに蓄積されたエネルギーを負荷のみに供給する期間を
    長くして、第2のインダクタのエネルギーを負荷に供給
    し、且つ兼用されたスイッチング素子を含む電流ループ
    を生じ、その電流の作用により兼用されたスイッチング
    素子を実質的に導通せしめる時点の電流値を小さくする
    ことにより、昇圧チョッパ回路において、電源からの入
    力端と第1のインダクタとの直列回路に接続された前記
    兼用されたスイッチング素子が前記降圧チョッパ回路の
    電流ループの作用により実質的に導通し、電源からのエ
    ネルギーが第1のインダクタに蓄積するように作用する
    スイッチング素子の実質的な導通期間を短くすることを
    特徴とする請求項4記載の電源装置。
  9. 【請求項9】 逆方向通電要素をそれぞれ並列に備え
    る第1及び第2のスイッチング素子を順方向が一致する
    ように直列に接続した回路と、逆方向通電要素をそれぞ
    れ並列に備える第3及び第4のスイッチング素子を順方
    向が一致するように直列に接続した回路とを同じ極性で
    コンデンサと並列に接続し、2つの整流素子を直列に接
    続した回路を前記コンデンサに対して逆極性となるよう
    に並列接続し、前記2つの整流素子の接続点と第1及び
    第2のスイッチング素子の接続点との間に、交流電源と
    第1のインダクタの直列回路を接続し、前記第1及び第
    2のスイッチング素子の接続点と第3及び第4のスイッ
    チング素子の接続点との間に、負荷回路と第2のインダ
    クタの直列回路を接続した回路構成を備え、制御回路の
    作用により、交流電源の前記2つの整流素子の接続点側
    の極性が正のときは、第2と第3のスイッチング素子を
    ONし、第1と第4のスイッチング素子をOFFさせる
    第1の制御期間の後、第1と第3のスイッチング素子を
    ONし、第2と第4のスイッチング素子をOFFさせる
    第2の制御期間を少なくとも含むスイッチング周期の動
    作を行い、交流電源の前記2つの整流素子の接続点側の
    極性が負のときは、第1と第4のスイッチング素子をO
    Nし、第2と第3のスイッチング素子をOFFさせる第
    3の制御期間の後、第2と第4のスイッチング素子をO
    Nし、第1と第3のスイッチング素子をOFFさせる第
    4の制御期間を少なくとも含むスイッチング周期の動作
    を行う電源装置において、負荷抵抗の低下に伴って、第
    2と第4の制御期間を短くすることを特徴とする電源装
    置。
  10. 【請求項10】 逆方向通電要素をそれぞれ並列に備
    える第1及び第2のスイッチング素子を順方向が一致す
    るように直列に接続した回路と、逆方向通電要素をそれ
    ぞれ並列に備える第3及び第4のスイッチング素子を順
    方向が一致するように直列に接続した回路とを同じ極性
    でコンデンサと並列に接続し、2つの整流素子を直列に
    接続した回路を前記コンデンサに対して逆極性となるよ
    うに並列接続し、前記2つの整流素子の接続点と第1及
    び第2のスイッチング素子の接続点との間に、交流電源
    と第1のインダクタの直列回路を接続し、前記第1及び
    第2のスイッチング素子の接続点と第3及び第4のスイ
    ッチング素子の接続点との間に、負荷回路と第2のイン
    ダクタの直列回路を接続した回路構成を備え、制御回路
    の作用により、交流電源の前記2つの整流素子の接続点
    側の極性が正のときは、第2と第3のスイッチング素子
    をONし、第1と第4のスイッチング素子をOFFさせ
    る第1の制御期間の後、すべてのスイッチング素子をO
    FFさせる第2の制御期間を少なくとも含むスイッチン
    グ周期の動作を行い、交流電源の前記2つの整流素子の
    接続点側の極性が負のときは、第1と第4のスイッチン
    グ素子をONし、第2と第3のスイッチング素子をOF
    Fさせる第3の制御期間の後、すべてのスイッチング素
    子をOFFさせる第4の制御期間を少なくとも含むスイ
    ッチング周期の動作を行う請求項5の電源装置におい
    て、負荷抵抗の低下に伴って、第1と第3の制御期間を
    短くすることを特徴とする電源装置。
  11. 【請求項11】 逆方向通電要素をそれぞれ並列に備
    える第1及び第2のスイッチング素子を順方向が一致す
    るように直列に接続した回路と、逆方向通電要素をそれ
    ぞれ並列に備える第3及び第4のスイッチング素子を順
    方向が一致するように直列に接続した回路とを同じ極性
    でコンデンサと並列に接続し、2つの整流素子を直列に
    接続した回路を前記コンデンサに対して逆極性となるよ
    うに並列接続し、前記2つの整流素子の接続点と第1及
    び第2のスイッチング素子の接続点との間に、交流電源
    と第1のインダクタの直列回路を接続し、前記第1及び
    第2のスイッチング素子の接続点と第3及び第4のスイ
    ッチング素子の接続点との間に、負荷回路と第2のイン
    ダクタの直列回路を接続した回路構成を備え、制御回路
    の作用により、交流電源の前記2つの整流素子の接続点
    側の極性が正のときは、第2と第3のスイッチング素子
    をONし、第1と第4のスイッチング素子をOFFさせ
    る第1の制御期間の後、第2のスイッチング素子をON
    し、第1、第3、第4のスイッチング素子をOFFさせ
    る第2の制御期間を設け、その後、すべてのスイッチン
    グ素子をOFFさせる第3の制御期間を少なくとも含む
    スイッチング周期の動作を行い、交流電源の前記2つの
    整流素子の接続点側の極性が負のときは、第1と第4の
    スイッチング素子をONし、第2と第3のスイッチング
    素子をOFFさせる第4の制御期間の後、第1のスイッ
    チング素子をONし、第2、第3、第4のスイッチング
    素子をOFFさせる第5の制御期間を設け、その後、す
    べてのスイッチング素子をOFFさせる第6の制御期間
    を少なくとも含むスイッチング周期の動作を行う請求項
    6の電源装置において、負荷抵抗の低下に伴って、第2
    と第5の制御期間を短くすることを特徴とする電源装
    置。
  12. 【請求項12】 逆方向通電要素をそれぞれ並列に備
    える第1及び第2のスイッチング素子を順方向が一致す
    るように直列に接続した回路と、逆方向通電要素をそれ
    ぞれ並列に備える第3及び第4のスイッチング素子を順
    方向が一致するように直列に接続した回路とを同じ極性
    でコンデンサと並列に接続し、2つの整流素子を直列に
    接続した回路を前記コンデンサに対して逆極性となるよ
    うに並列接続し、前記2つの整流素子の接続点と第1及
    び第2のスイッチング素子の接続点との間に、交流電源
    と第1のインダクタの直列回路を接続し、前記第1及び
    第2のスイッチング素子の接続点と第3及び第4のスイ
    ッチング素子の接続点との間に、負荷回路と第2のイン
    ダクタの直列回路を接続した回路構成を備え、制御回路
    の作用により、交流電源の前記2つの整流素子の接続点
    側の極性が正のときは、第2と第3のスイッチング素子
    をONし、第1と第4のスイッチング素子をOFFさせ
    る第1の制御期間の後、第3のスイッチング素子をON
    し、第1、第2、第4のスイッチング素子をOFFさせ
    る第2の制御期間を少なくとも含むスイッチング周期の
    動作を行い、交流電源の前記2つの整流素子の接続点側
    の極性が負のときは、第1と第4のスイッチング素子を
    ONし、第2と第3のスイッチング素子をOFFさせる
    第3の制御期間の後、第4のスイッチング素子をON
    し、第1、第2、第3のスイッチング素子をOFFさせ
    る第4の制御期間を少なくとも含むスイッチング周期の
    動作を行う請求項7の電源装置において、負荷抵抗の低
    下に伴って、第1と第3の制御期間を短くすることを特
    徴とする電源装置。
  13. 【請求項13】 逆方向通電要素をそれぞれ並列に備
    える第1及び第2のスイッチング素子を順方向が一致す
    るように直列に接続した回路と、逆方向通電要素をそれ
    ぞれ並列に備える第3及び第4のスイッチング素子を順
    方向が一致するように直列に接続した回路とを同じ極性
    でコンデンサと並列に接続し、2つの整流素子を直列に
    接続した回路を前記コンデンサに対して逆極性となるよ
    うに並列接続し、前記2つの整流素子の接続点と第1及
    び第2のスイッチング素子の接続点との間に、交流電源
    と第1のインダクタの直列回路を接続し、前記第1及び
    第2のスイッチング素子の接続点と第3及び第4のスイ
    ッチング素子の接続点との間に、負荷回路と第2のイン
    ダクタの直列回路を接続した回路構成を備え、制御回路
    の作用により、交流電源の前記2つの整流素子の接続点
    側の極性が正のときは、第2と第3のスイッチング素子
    をONし、第1と第4のスイッチング素子をOFFさせ
    る第1の制御期間の後、第2のスイッチング素子をON
    し、第1、第3、第4のスイッチング素子をOFFさせ
    る第2の制御期間を設け、その後、第3のスイッチング
    素子をONし、第1、第2、第4のスイッチング素子を
    OFFさせる第3の制御期間を少なくとも含むスイッチ
    ング周期の動作を行い、交流電源の前記2つの整流素子
    の接続点側の極性が負のときは、第1と第4のスイッチ
    ング素子をONし、第2と第3のスイッチング素子をO
    FFさせる第4の制御期間の後、第1のスイッチング素
    子をONし、第2、第3、第4のスイッチング素子をO
    FFさせる第5の制御期間を設け、その後、第4のスイ
    ッチング素子をONし、第1、第2、第3のスイッチン
    グ素子をOFFさせる第6の制御期間を少なくとも含む
    スイッチング周期の動作を行う請求項8の電源装置にお
    いて、負荷抵抗の低下に伴って、第2と第5の制御期間
    を短くすることを特徴とする電源装置。
  14. 【請求項14】 逆方向通電要素をそれぞれ並列に備
    えるスイッチング素子は、MOSFETのように逆方向
    電流を阻止することのできないスイッチング素子で構成
    されていることを特徴とする請求項9乃至13のいずれ
    かに記載の電源装置。
  15. 【請求項15】 負荷は放電灯であることを特徴とす
    る請求項1乃至14のいずれかに記載の電源装置。
  16. 【請求項16】 昇圧チョッパ回路を昇降圧チョッパ
    回路に置き換えたことを特徴とする請求項1乃至8のい
    ずれかに記載の電源装置。
  17. 【請求項17】 交流電源を入力され少なくとも1つ
    のスイッチング素子と少なくとも1つの第1のインダク
    タとを備えた少なくとも1つの昇圧チョッパ回路と、 少なくとも1つのスイッチング素子と少なくとも1つの
    第2のインダクタと負荷回路を含み、前記昇圧チョッパ
    回路に平滑コンデンサを介して接続された少なくとも1
    つの降圧チョッパ回路とを備え、 前記昇圧チョッパ回路のスイッチング素子と前記降圧チ
    ョッパ回路のスイッチング素子を少なくとも1つ兼用
    し、昇圧動作時の電流と降圧動作時の電流が前記兼用さ
    れているスイッチング素子に互いに打ち消す方向に流れ
    る期間を少なくとも生ずるように動作させる制御回路を
    備え、負荷回路には入力交流電圧と同期した交流電圧を
    印加する電源装置において、昇圧チョッパ回路におけ
    る、電源からの入力端と第1のインダクタとの直列回路
    を実質的に導通した前記兼用されたスイッチング素子に
    より短絡して電源から第1のインダクタにエネルギーを
    蓄積するように作用するスイッチング素子の導通期間
    を、 負荷抵抗の低下に伴って、降圧チョッパ回路における、
    コンデンサのエネルギーを負荷と第2のインダクタの直
    列回路に供給する期間に比べて相対的に減少させること
    を特徴とする電源装置。
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