JPH11164883A - 摘便器 - Google Patents

摘便器

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JPH11164883A
JPH11164883A JP9337279A JP33727997A JPH11164883A JP H11164883 A JPH11164883 A JP H11164883A JP 9337279 A JP9337279 A JP 9337279A JP 33727997 A JP33727997 A JP 33727997A JP H11164883 A JPH11164883 A JP H11164883A
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JP
Japan
Prior art keywords
stool
cylindrical body
outer cylinder
defecation
toilet bowl
Prior art date
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Pending
Application number
JP9337279A
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English (en)
Inventor
Yoshio Beppu
良男 別府
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 摘便の際の困難さ、不衛生さおよび危険を回
避しつつ、確実かつ衛生的に摘便を行なうことができ、
しかも摘便を受ける者および介護者双方の安全も確保す
ることのできる極めて簡易な摘便器を提供する。 【解決手段】 一端に鍔部3を設置した中空外筒体2
と、該外筒体内に気密状態で挿入可能な内筒体6とを備
え、該内筒体の一端に半球形状の先端部7を、他端に把
持部9を有する。前記半球形状の先端部にパッキン8が
並接されている。前記把持部にストッパ10が連設され
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明に属する技術分野】本発明は、確実かつ衛生的に
摘便を行なうことができ、しかも摘便を受ける者および
介護者双方の安全も確保することのできる極めて簡易な
摘便器に関する。
【0002】
【従来の技術】老年者に限らず若者においても、便秘と
いう状態に陥ることは非常に多い。便秘になったときに
は、一般的にグリセリン液を用いて浣腸を行なう。しか
し、この手法は薬液で腸を刺激して蠕動を促して便を排
出させるために、浣腸を受けた者は腹痛に苦しむことが
多く、また薬液が肛門より排出され、付近を汚し易い。
また、便が所謂兎糞状の便塊を形成しているときには、
浣腸によっても便塊が排出されないことが多く、そのと
きには摘便を行なわなければならない。特に、老人にお
いては腹筋や大腸の平滑筋の筋力が低下し、所謂弛緩性
の便秘症をきたすことが非常に多い。老人病院や老人の
入居施設においては、便秘によりやむなく介護者が摘便
を行なわなければならないことは、日常茶飯事である。
【0003】かかる摘便は、現状では以下のようにして
行なわれるのが一般的である。先ず、摘便を行なう者が
便秘者を横臥させる際、便秘者の腰の付近に摘出した便
で周囲が汚されてもいいように新聞紙等の敷物を敷く。
次いで、便秘者の下半身を露出させてひざを抱き抱える
ように前屈の姿勢をとらせる。摘便を行なう者はその者
の背後に位置し、ゴム手袋着用にて、それに潤滑剤を塗
布した後、その指を肛門より挿入する。すると、大抵の
場合、塊状となった糞便を触知することができる。摘便
とは、このように便塊を一つ一つ手指で掻き出す作業で
ある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】摘便の作業は滑るため
に便塊を手指に引掛けにくく、また時として逆に便塊を
奥に押しやってしまったり、もし上手く便塊を手指に引
掛けたとしても、その便塊を指とともに肛門を通って外
部に掻き出さなければならず、その際に肛門は極度に拡
張を余儀なくされる。これは、摘便を受ける者にとって
は大変な苦痛であり、繰り返し掻き出しを行なっている
うちに大抵の場合肛門に亀裂がはいるか、あるいは直腸
の粘膜を傷つけて出血を引き起こす事態を生じる。
【0005】また、摘出された便は摘便を受けている者
の臀部周囲を汚し、介護者の手も泥状の便にまみれ、介
護者はこの便臭の中で作業を続けなければならない。ま
た、万一ゴム手袋が破損した場合には、介護者の手が糞
便で汚されるのみならず、血液にも触れることになり、
血液を介する感染症に罹患する危険性もある。さらに、
この作業を無事終えたとしても、介護者の手にはゴム手
袋を通して糞便の匂いが付き、半日間は不愉快な思いを
しなければならない。
【0006】なお、摘便に関する装置として、固形糞便
を強力な超音波パワーにより完全かつ効率的に破砕吸引
しながら体外に除去する排泄処理装置が実開平7−18
738号公報に開示されているが、この装置は、多大な
製造コストと維持費の他に特殊な操作技術が要求され、
また衛生面でも問題があり、一般介護者には到底使用し
得るものではなかった。
【0007】そこで本発明の目的は、摘便の際の上述の
困難さ、不衛生さおよび危険を回避しつつ、確実かつ衛
生的に摘便を行なうことができ、しかも摘便を受ける者
および介護者双方の安全も確保することのできる極めて
簡易な摘便器を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明の摘便器は、一端に鍔部を設置した中空外筒
体と、該外筒体内に気密状態で挿入可能な内筒体とを備
え、該内筒体の一端に半球形状の先端部を、他端に把持
部を有することを特徴とするものである。
【0009】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて説明する。なお、図1は本発明の摘便器の全
体斜視図、図2は摘便器を分解した状態の斜視図、図3
及び図4は使用状態を表す。
【0010】図示する本発明の好適例としての摘便器1
は、一端に鍔部3を設置した中空外筒体2と、該外筒体
2内に機密状態を維持したまま挿入される内筒体6とで
構成され、該内筒体6の一端には半球形状の先端部7
が、また他端には把持部9および該把持部9に連設され
たストッパ10が設けられている。
【0011】外筒体2は、さまざまな素材、例えば金属
や硝子等が考えられるが、現在広く用いられているディ
スポーザブルタイプの注射器と同様に、内部が透視で
き、しかも破損する恐れの少ないアクリル樹脂等の合成
樹脂の素材で形成することが好ましい。
【0012】外筒体2は中空となっており、基端側の一
方の開口部4には楕円状の鍔部3が設置されており、他
端である先端側の開口部4´の先端5は滑らかな湾曲状
に形成されている。なお、前記外筒体2の外径は、一般
的な成人用としては22〜30mm、好ましくは22〜
25mm程度の大きさに形成されるが、乳児や子供に使
用する場合には、外径の大きさを適宜変更させればよ
い。
【0013】図示する内筒体6の例では、その断面が十
字状に形成されていることによって外筒体2の内部でぐ
らつきが生じないようにしてある。かかる内筒体6は外
筒体2の内部に気密状態で挿入される。内筒体6の一端
には、直腸の粘膜を傷つないように半球形状の先端部7
が設置されており、該先端部7にはパッキン8が並接さ
れている。かかるパッキン8は、弾性材にて形成されて
おり、内筒体6を外筒体2内に挿入する場合、パッキン
8が外筒体2の内側に接触して気密性を保持することが
できる。あるいはまた、前記半球形状の先端部7自体を
弾性体で形成し、該先端部7に気密性保持の機能をもた
せてもよい。
【0014】前記内筒体6の他端には円板状の把持部9
が設置されている。この把持部9には、テーパ状のスト
ッパ9を図示する如く連設させ、内筒体6を引き抜き易
いようにすることが好ましい。即ち、ストッパ9は、内
筒体6を外筒体2の先端方向に押し込んだ時、ストッパ
9の側面が外筒体2の鍔部3の一側面に係止され、同時
に内筒体6の先端部7の半球形部分が、外筒体2の先端
5より飛び出した状態となる。
【0015】次に、本発明の摘便器の使用方法を図3及
び図4に基づいて説明する。まず、摘便を受ける者を横
臥させ、下半身を露出させて前屈姿勢をとらせる。次い
で、摘便を行う介護者が背後に位置し、潤滑剤を塗布し
たゴム手袋を着用して肛門より手指を差し入れ、直腸下
部に便塊11が存在するのを確認する。
【0016】次に、内筒体6を挿嵌した摘便器1の先端
部7周辺に潤滑剤を塗布し、該先端部7を肛門12より
差し込む。なお、外筒体2と内筒体6とを組み合わせた
ときに内筒体6の先端部7と外筒体2の先端5は連続し
て滑らかな湾曲状を形成するように作られているので、
大した抵抗を受けることなく、先端部7が便塊11に突
き当たるまで摘便器1を挿入することができる。
【0017】摘便器1を挿入した後、介護者は外筒体2
を一方の手で保持しながら、他方の手で内筒体6の把持
部9を持って手前に引く。この時、直腸内の圧力は、弛
緩性の便秘であっても大気圧に比較して陽圧であること
と、内筒体6を引くことにより摘便器1内は陰圧になる
ことから、便が多少硬くとも変形しながら外筒体2に収
容される。なお、収容した便塊11は、摘便器1をその
まま肛門12から引き抜けば容易に摘出することができ
る。
【0018】収容した便塊11を廃棄する場合、摘便器
1の先端を廃棄すべき容器に差し込み、内筒体6を押し
込むことにより、容易に便塊11を容器の中に廃棄する
ことができる。また、万一便塊11が外筒体2の外径よ
りも大きく、外筒体2の内側に収納できない状態であっ
ても、内筒体6を引いて摘便器1内の陰圧を保持してい
れば、便塊11は外筒体2の先端5に吸い付いた状態と
なるので、確実に肛門12より取り出すことができる。
【0019】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明の摘便
器は極めて簡単な構造であり、コスト的に使い捨てとす
ることができる。また、摘便の際の従来の困難さ、不衛
生さおよび危険を回避しつつ、確実かつ衛生的に摘便を
行なうことができる。さらに、摘便を受ける者および介
護者双方の安全も確保することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の好適例である摘便器の全体斜視図であ
る。
【図2】摘便器を分解した状態の斜視図である。
【図3】摘便器の使用状態を表す説明図である。
【図4】摘便器の使用状態を表す説明図である。
【符号の説明】
1 摘便器 2 外筒体 3 鍔 4 開口部 5 先端 6 内筒体 7 先端部 8 パッキン 9 把持部 10 ストッパ 11 便塊 12 肛門

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一端に鍔部を設置した中空外筒体と、該
    外筒体内に気密状態で挿入可能な内筒体とを備え、該内
    筒体の一端に半球形状の先端部を、他端に把持部を有す
    ることを特徴とする摘便器。
  2. 【請求項2】 前記半球形状の先端部にパッキンが並接
    されている請求項1記載の摘便器。
  3. 【請求項3】 前記把持部にストッパが連設されている
    請求項1記載の摘便器。
JP9337279A 1997-12-08 1997-12-08 摘便器 Pending JPH11164883A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP9337279A JPH11164883A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 摘便器

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JP9337279A JPH11164883A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 摘便器

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Publication Number Publication Date
JPH11164883A true JPH11164883A (ja) 1999-06-22

Family

ID=18307123

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JP9337279A Pending JPH11164883A (ja) 1997-12-08 1997-12-08 摘便器

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JP (1) JPH11164883A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011172619A (ja) * 2010-02-23 2011-09-08 Masanobu Sato 摘便用の器具
CN102783977A (zh) * 2012-08-22 2012-11-21 曹玉升 一种圆柱形旋转190°机械式排便器材
CN102813970A (zh) * 2011-06-08 2012-12-12 李文秀 助排便器

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