JPH11164869A - ミスト発生用の回転体及びその回転体を使用したミスト発生装置 - Google Patents

ミスト発生用の回転体及びその回転体を使用したミスト発生装置

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JPH11164869A
JPH11164869A JP33595897A JP33595897A JPH11164869A JP H11164869 A JPH11164869 A JP H11164869A JP 33595897 A JP33595897 A JP 33595897A JP 33595897 A JP33595897 A JP 33595897A JP H11164869 A JPH11164869 A JP H11164869A
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JP
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mist
outer peripheral
rotor
rotating body
peripheral wall
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Application number
JP33595897A
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English (en)
Inventor
Atsuo Makita
厚雄 牧田
Tatsuya Yoshida
達也 吉田
So Yamamoto
創 山本
Kunihide Shigematsu
邦英 重松
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Toto Ltd
Original Assignee
Toto Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明はミスト発生用の回転体及びその回
転体を使用したミスト発生装置に関する。 【解決手段】 この発明は、ミスト発生部を、モータで
強制回転する回転体と、その下方に配設した湯水噴射手
段と、回転体の上方に配設したミスト噴出口付の噴霧衝
突カバーとより構成し、回転体の外周壁体には多数の小
孔を穿設したことを特徴とするミスト発生用の回転体及
びその回転体を使用したミスト発生装置を提供せんとす
るものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ミスト発生用の
回転体及びその回転体を使用したミスト発生装置に関す
る。
【0002】
【従来の技術】サウナには、低湿高温環境に人体を暴露
するドライサウナと、高湿中高温環境に人体を暴露する
湿式サウナの2つの方式がある。湿式サウナには、入浴
時に喉の痛み、頭髪の乾燥等が惹起されず、優しい入浴
感が得られる等の利点がある。
【0003】従来複数の湿式サウナ装置が提案されてい
る。特開昭63-207927 号公報は、水を沸騰させて蒸気を
発生させる蒸気発生器と浴室とを配管接続し、蒸気を浴
室内に導入する浴室暖房装置を提案している。実開平1-
138439号公報は、ヒータで加熱した温水を超音波加湿器
で霧化するスチームサウナ装置を提案している。
【0004】また、特許第2660791 号発明(特開平6-27
7261)は、ケース内に配設した羽根車に湯を当てて拡散
させることにより蒸気を発生させるようにし、この発生
蒸気をケースの蒸気供給部からケース外に供給し、浴槽
内をいわゆる簡易蒸気サウナ風呂とするものである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来の湿式サウ
ナ装置においては、蒸気発生器を設置しなければなら
ず、また温水を霧化する超音波加湿器を必要とし、ま
た、温水をノズルから噴霧化するための加圧ポンプを必
要とする等のように、既設の浴室に設置する場合に大掛
りな工事を要し、構造も複雑となり、高価につく欠点が
あった。
【0006】他方、特許第2660791 号発明は、この点、
羽根車に湯を当てて拡散して蒸気を発生するものである
ため、構造も簡単であり、既設の浴室に設置するのに大
掛りな工事も要しないが、供給された湯を回転する羽根
車で拡散して蒸気の発生を促進するものであるため、供
給された湯の量に対して発生する蒸気の量が極めて少な
く、供給された湯のほとんどを捨ててしまう欠点があ
り、更には、蒸気は、羽根車の収納されたケース内で発
生するものであるため、蒸気発生空間も狭くこの点でも
発生蒸気量は少なく、また単に羽根車に湯を当てるだけ
で羽根車に動力もないため、湯の拡散量も少く蒸気発生
促進も充分に行えず、結局はケース外へ排出する蒸気量
が少ないため充分なサウナ浴ができない欠点を有してい
る。
【0007】本発明は、上記課題に鑑みてなされたもの
であり、特に湿式サウナの入浴効果は、蒸気が使用者の
皮膚と接触することにより皮膚が蒸気のエネルギーを奪
うことにより発生するものであり、これは蒸気に限らず
適温の微細な水滴でも同様の入浴効果を生起することも
考えて、製造コストの低い構造でミストを発生させて、
更にこれを微小粒子とし、この微小粒子を浴室空間内に
噴出して蒸気化させるミスト発生用の回転体及びそれを
使用したミスト発生装置を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明は、円板外周縁
に多数の小孔を穿設した外周壁体を垂設すると共に、外
周壁体の下端縁に、中央に湯水供給口を形成したドーナ
ツ状の湯水受板の外周縁を連設してなるミスト発生用の
回転体を提供せんとするものである。
【0009】また、この発明は、以下の構成を特徴とし
たミスト発生装置を提供せんとするものである。
【0010】(1) 浴室又はシャワー室の床面に載置可
能にしたハウジングの上面を傾斜板にて傾斜面とした (2) 傾斜板にミスト発生部を配設した (3) ミスト発生部は、傾斜板上方に突出したモータの
出力軸に連設したミスト発生用の回転体と、回転体の下
方に配設した湯水噴射手段と、回転体の上方に配設した
ミスト噴出口付の噴霧衝突カバーとより構成した (4) 回転体は、円板外周縁に多数の小孔を穿設した外
周壁体を垂設すると共に、外周壁体の下端縁に、中央に
湯水供給口を形成したドーナツ状の湯水受板の外周縁を
連設して構成した (5) 噴霧衝突カバーの周縁部には、ミスト噴出口と下
り勾配の舌片とを交互に多数配設した
【0011】
【発明の実施の形態】この発明では、ミスト発生部にお
ける回転体によって湯水を細断して微小粒子とすること
に目的があり、この微小粒子の湯水は本発明のミスト発
生装置を配置した浴室内またはシャワー室内に噴霧され
て、この一定空間の浴室内またはシャワー室内で蒸発し
て蒸気化し、室内を蒸気で満たすようにしている。
【0012】すなわち、まず、本発明のミスト発生装置
は、浴室内またはシャワー室内の床面に載置される。
【0013】ミスト発生装置のハウジングのホース接続
口と浴室またはシャワー室の湯水混合栓とをホースで接
続し、湯水混合栓からの湯水は、ミスト発生装置内にお
けるミスト発生部に至り、モータ作動を行うと、ミスト
発生用の回転体により細断されて微小粒子となり、浴室
内またはシャワー室内に噴霧される。
【0014】すなわち、ミスト発生部の回転体において
は、湯水が湯水噴射手段たる噴射ケースから湯水供給口
を介して回転する円板の内側面に噴射されると共に、回
転する円板の遠心力により噴射湯水は円板周辺に飛散
し、円板外周の外周壁体側に圧力を受け、外周壁体の小
孔から回転体の外周側方に噴出される。この際、湯水供
給口から円板内側面に噴射供給される湯水は、湯水受板
によって保持され落下することなく、かつ、湯水受板の
内側面との接触によって回転体の遠心力を受けて外周壁
体の小孔に至る。
【0015】この時に、小孔を通過する湯水は、線状流
となり円板外周の外周壁体から脱離する際、細断されて
噴霧状となり、遠心力で外周側方に噴出されて、その側
方の噴霧衝突カバーの下り勾配の舌片に衝突し粉砕され
て、更に細粒化され微小粒子の噴霧状のミストとなり、
ミスト噴出口から噴出されて浴室内またはシャワー室内
に拡散される。
【0016】室内に拡散された噴霧状のミストは、室内
空気と接して急速に蒸発してガス化し、膨張した蒸気と
なって室内に充填され、同時に一部は適温のミストのま
ま人体の皮膚に接することになり、湿式サウナとしての
機能を果すものである。また、夏期に湯のかわりに水を
使用すると、低温ミストとして人体の水浴や冷却機能を
果すことができる。
【0017】
【実施例】この発明の実施例を図面にもとづき詳説すれ
ば、図1は本発明ミスト発生装置Mの分解説明図であ
り、次のように構成されている。
【0018】すなわち、ハウジング1は、上ケース2と
下ケース3とよりなり、上下ケースは着脱自在にして構
成されていると共に、下底面に床面載置用の脚部1′を
突設し、浴室またはシャワー室Bの床面26に載置できる
ようにしている。
【0019】下ケース3には充電可能なバッテリー4を
収納している。
【0020】上ケース2は、周面を略楕円形状とし、上
面は約30度の角度で切削して傾斜板5により傾斜面を
形成していると共に、上ケース2の傾斜板5には、ミス
ト発生部Aを設けている(図1参照)。
【0021】上ケース2中には、ミスト発生部Aを作動
させるために、モータ6、循環ポンプ7、制御装置8を
収納している(図1参照)。
【0022】ミスト発生部Aは、図1に示すようにモー
タ6の出力軸9に連結した回転体10と、回転体10の下方
に重ねて配設した噴射ケース11と、回転体10の上方に配
設した噴霧衝突カバー12とよりなり、回転体10と、噴射
ケース11と、噴霧衝突カバー12とは、傾斜板5に沿って
傾斜状に設けられている。
【0023】回転体10は、次のように構成されている
(図3、図4、図5、図6参照)。
【0024】すなわち、円板13の外周縁に多数の小孔14
を穿設した外周壁体15を垂設すると共に、外周壁体15の
下端縁に、中央に湯水供給口16を形成したドーナツ状の
湯水受板13-1の外周縁を連設して構成している。13-2
は、回転体10を出力軸9に嵌合連結するための軸取付部
を示す。なお、小孔14は直径0.4mm の小円孔としてお
り、小孔14より噴出する微小粒子径は約150μmであ
る。
【0025】なお、湯水受板13-1は、外周壁体15と別体
にして溶着する場合の他に、当初より一体に成形するこ
ともできる。
【0026】噴射ケース11は湯水噴射手段を構成してお
り、図7に示すように、外形は回転体10の周縁に略沿っ
た円形部11' とその上縁に形成した細幅の矩形部11''と
よりなり、内部は中空の扁平体に形成し、その上面には
多数の噴射孔17を形成し、しかも噴射孔17は重ねた回転
体10の湯水供給口16と相対する位置に設けられている
(図8参照)。
【0027】また、噴射ケース11の矩形部11''下側面に
は、給湯口18と循環口19とを形成している。
【0028】給湯口18は、上ケース2背面に形成した給
湯接続口21に給湯パイプ22を介して連通されている(図
1、図10参照)。
【0029】循環口19は、上ケース2内に収納した循環
ポンプ7と連通しており、循環ポンプ7は、ミスト発生
部Aから余剰温水を回収して循環パイプ20を介して循環
口19に循環させる(図1、図10参照)。aは、噴射ケ
ース11の外周側方に位置すべく傾斜板5と一体に形成し
た環状壁であり、環状壁aの下部は切欠してミスト発生
部Aから余剰湯水を流下させて循環ポンプ7へ導通す
る。
【0030】噴霧衝突カバー12は、上ケース2の傾斜板
5上方に着脱自在に定置されており、周縁部分にはミス
ト噴出孔23を形成し、噴出孔23は、図9に示すように回
転体10の外周側方に位置しており、各噴出孔23には下方
に向かって傾斜した下り勾配の舌片24を配設している
(図2参照)。
【0031】舌片24は、回転体10の周側方に位置し、回
転体10の回転方向と対峙する位置に配設されており、表
面は凹状弯曲面に形成されている。従って、回転体10か
ら噴出したミストは、この舌片24に衝突して更に微細化
され微小粒子の噴霧状のミストとなるものであり、舌片
24に衝突した後の微小粒子径は約100μmとなる。
【0032】図中、25は把手、Bは浴室またはシャワー
室、26は床面、27は給湯ホース、28は水栓金具、29は切
替バルブを示す(図11参照)。
【0033】本発明の実施例は上記のように構成されて
いるものであるが、回転体10については、図12〜図1
8に示すような第2の実施例がある。
【0034】すなわち、図13、図14に示すように、
円板113 の外周縁に多数の小孔114を穿設した外周壁体1
15 を垂設すると共に、外周壁体115 の下端縁に、中央
に湯水供給口116 を形成したドーナツ状の湯水受板113-
1 の外周縁を連設して構成している。特に、外周壁体11
5 に矩形状の小孔114 を縦横方向に一定間隔を保持して
壁体周面に沿って並設したものである。
【0035】外周壁体115 は、一定の肉厚を有してお
り、この外周壁体115 に、0.54mm×0.25mmの長方形状の
小孔114 が縦方向及び横方向において一定間隔をおいて
並設されている。
【0036】かかる小孔114 は次のように形成される。
すなわち、図15、図17に示すように外周壁体115 の
内周面に、小孔114 の横幅と同じ寸法の縦溝130 を形成
し、かつ外周壁体115 の外周面に、小孔114 の縦幅と同
じ寸法のリング状溝131 を上下一定間隔で形成し、縦溝
130 とリング状溝131 とが符合する部分を外周壁体115
の肉厚を貫通する小孔114 となるようにする。132 は、
図18に示すように各リング状溝131 間に形成された鍔
状体である。
【0037】このように、小孔114 の開口端側はこの鍔
状体132 により上下方向を仕切られていることになり、
小孔114 の開口端は、上下の鍔状体132 の奥部に位置す
ることになる。
【0038】従って、小孔114 から噴出する微小粒子
は、小孔114 の開口端から噴出すると、上下の鍔状体13
2 により水平方向にガイドされて、その外周側方に位置
する舌片24に衝突するため、舌片24との効率的な衝突現
象を生起し、更に微小粒子の噴霧状のミストにすること
ができる。
【0039】また、図19〜図25に示す第3の実施例
は前述の実施例と同様に、円板213の外周縁に多数の小
孔214 を穿設した外周壁体215 を垂設すると共に、外周
壁体215 の下端縁に、中央に湯水供給口216 を形成した
ドーナツ状の湯水受板213-1の外周縁を連設して構成し
ている。特に、外周壁体215 に矩形状の小孔214 を縦横
方向に一定間隔を保持して壁体周面に沿って並設したも
のである。
【0040】小孔214 は、図25に示すように縦幅が0.
25mmの平面視台形としており、内側の開口端は、0.40m
m、外側の開口端は0.60〜0.80mmの台形としている。
【0041】かかる小孔214 は、次のように形成され
る。すなわち、図25、図23、図24に示すように外
周壁体215 外側周面に、小孔214 の縦幅と同じ寸法の高
さを有するリング状溝231 を上下一定間隔で形成し、し
かも外周壁体215 の内周面には、リング状溝231 と相対
する位置で上下互い違いの位置に平面視台形の透孔230
を穿設し、透孔230 とリング状溝231 とが符合する部分
を外周壁体215 の肉厚を貫通する小孔214 となるように
する。
【0042】232 は、各リング状溝231 間に形成された
鍔状体である。
【0043】このように、小孔214 の開口端側は、この
鍔状体232 により上下方向に仕切られ、かつ小孔214 は
上下互い違いの位置に配設されていると共に小孔214 の
平面視は外側に向って拡開する台形状に形成されること
になる。
【0044】従って、小孔214 から噴出する微小粒子
は、外側に向って拡開した小孔より微小粒子に細断され
て噴出し、かつ上下の鍔状体232 により水平方向にガイ
ドされ、かつ上下互い違いに噴出するため、舌片24との
衝突が万遍なく行われて更に効率的に微小粒子の噴霧状
のミストを形成しうる。
【0045】また、図26〜図31に示す第4の実施例
は、前述の実施例と同様に円板313の外周縁に多数の小
孔314 を穿設した外周壁体315 を垂設すると共に、外周
壁体315 の下端縁に、中央に湯水供給口316 を形成した
ドーナツ状の湯水受板313-1の外周縁を連設して構成し
ている。
【0046】特に、外周壁体315 の下端縁と湯水受板31
3-1 の外周縁との接合部分は、図27に示すように、接
合面を広くとるように、外周壁体315 の下端縁に外周方
向へ突出したフランジ部315-1 を形成しており、該フラ
ンジ部315-1 下面に、湯水受板313-1 の外周縁上面を接
合して溶着させている。
【0047】このように、フランジ部315-1 により溶着
面積を広くし、溶着強度を向上させる構造としている。
【0048】なお、外周壁体315 に穿設する小孔314
は、第3の実施例と同様に外周壁体315 の外側周面にリ
ング状溝331 を上下一定間隔で形成し、しかも外周壁体
315 の内周面には、リング状溝331 と相対する位置で上
下互い違いの位置に平面視台形の透孔330 を穿設し、透
孔330 と、リング状溝331 とが符合する部分を外周壁体
315 の肉厚を貫通する小孔314 となるようにしている。
332 は鍔状体を示す。
【0049】また、図32〜図35に示す第5の実施例
は前述の実施例と同様に、円板413の外周縁に多数の小
孔414 を穿設した外周壁体415 を垂設すると共に、外周
壁体415 の下端縁に、ドーナツ状の湯水受板413-1 の外
周縁を連設して構成している。
【0050】外周壁体415 の下端縁には外周方向へ突出
したフランジ部415-1 を形成し、湯水受板413-1 の外周
縁上面を接合して溶着させている。
【0051】特に、小孔414 は外周壁体415 の約3分の
1上部にのみ形成しており、その下部は小孔のない壁体
を形成し、ドーナツ状の湯水受板413-1 と相俟って円板
413の内側面に噴射された湯水を回転体下方に落水させ
ないで、集中的に壁体上部の小孔414 群より噴出させる
ことができ、噴出圧を更に高めて細断機能を向上し、噴
霧化の効率を上げることができる。
【0052】なお、小孔414 は、第3、第4の実施例と
同様に外周壁体415 の外側周面にリング状溝431 を上下
に形成し、リング状溝431 と相対する位置で上下互い違
いの位置に平面視台形の透孔430 を穿設し、透孔430
と、リング状溝431 とが符合する部分を小孔414 とす
る。
【0053】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、回転体を全て
一体成形または湯水受板以外の部分は一体成形で製作し
その後湯水受板を溶着等の方法で連接可能な構造とした
ことにより、製造コストの低減を図ることができる効果
があり、また、噴射ケースから湯水供給口を介して回転
体に供給された湯水を遠心力により円板外周壁の小孔を
通過させる際に線状流となし、円板外周の外周壁体から
脱離する際細断し噴霧状にして外周側方に噴出させるこ
とにより多量の微小粒子のミストを発生させることがで
きる効果がある。
【0054】請求項2の発明によれば、請求項1の発明
による効果と共に、ミスト発生部において、湯水がまず
強制的に回転する回転体の小孔から噴出するときに細断
されて微小粒子の湯水となり、更にその周辺の舌片に衝
突して再度粉砕されて更に微小な微小粒子となるため、
微小粒子が噴出孔から室内に噴霧されると急激に蒸発し
て蒸気となり、室内を蒸気で充満し、サウナ浴を可能と
することができる。
【0055】従って、急速に蒸気を室内に充満すること
ができ、手軽に、かつ迅速にサウナ浴状態を簡易につく
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明ミスト発生器の分解説明図。
【図2】噴霧衝突カバーの平面図。
【図3】回転体の平面図。
【図4】同断面側面図。
【図5】回転体の外周壁体に穿設した小孔を示す拡大説
明図。
【図6】図4のI-I 線の横断面図。
【図7】噴霧ケースの平面図。
【図8】噴射ケース上に回転体を重ねた状態を示す一部
切欠平面図。
【図9】図8の状態に更に噴霧衝突カバーを重ねた状態
を示す平面図。
【図10】本発明ミスト発生器の全体断面側面図。
【図11】本発明ミスト発生器のシャワー室内における
使用状態を示す説明図。
【図12】回転体の第2の実施例の平面図。
【図13】図12のII-II 線の断面図。
【図14】一部拡大正面図。
【図15】図14のIII-III 線の断面図。
【図16】図14のIV-IV 線の断面図。
【図17】図14のV-V 線の断面図。
【図18】図14のVI-VI 線の断面図。
【図19】回転体の第3の実施例の平面図。
【図20】図19のVII-VII 線の断面図。
【図21】一部拡大正面図。
【図22】図21のVIII-VIII 線の断面図。
【図23】図21のIX-IX 線の断面図。
【図24】図21のX-X 線の断面図。
【図25】図21のXI-XI 線の断面図。
【図26】回転体の第4の実施例の平面図。
【図27】同縦断面図。
【図28】一部拡大正面図。
【図29】図28のXII-XII 線の断面図。
【図30】図28のXIII-XIII 線の断面図。
【図31】図28のIVX-IVX 線の断面図。
【図32】回転体の第5の実施例の一部拡大正面図。
【図33】図32のXV-XV 線の断面図。
【図34】図32のXVI-XVI 線の断面図。
【図35】図32のXVII-XVII 線の断面図。
【符号の説明】
A ミスト発生部 B シャワー室 M 湿式サウナ浴用ミスト発生器 1 ハウジング 1′ 脚部 2 上ケース 3 下ケース 4 バッテリー 5 傾斜板 6 モータ 7 循環ポンプ 8 制御装置 9 出力軸 10 回転体 11 噴射ケース 12 噴霧衝突カバー 13 円板 13-1 湯水受板 13-2 軸取付部 14 小孔 15 外周壁体 16 湯水供給口 17 噴射孔 18 給湯口 19 循環口 20 循環パイプ 21 給湯接続口 22 給湯パイプ 23 ミスト噴出孔 24 舌片 25 把手 26 床面 27 給湯ホース 28 水栓金具 29 切替バルブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山本 創 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内 (72)発明者 重松 邦英 福岡県北九州市小倉北区中島2丁目1番1 号 東陶機器株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 円板(13)外周縁に多数の小孔(14)を穿設
    した外周壁体(15)を垂設すると共に、外周壁体(15)の下
    端縁に、中央に湯水供給口(16)を形成したドーナツ状の
    湯水受板(13-1)の外周縁を連設してなるミスト発生用の
    回転体。
  2. 【請求項2】 以下の構成を特徴としたミスト発生装
    置。 (1) 浴室又はシャワー室(B) の床面(26)に載置可能に
    したハウジング(1) の上面を傾斜板(5) にて傾斜面とし
    た (2) 傾斜板(5) にミスト発生部(A) を配設した (3) ミスト発生部(A) は、傾斜板(5) 上方に突出した
    モータ(6) の出力軸(9) に連設したミスト発生用の回転
    体(10)と、回転体(10)の下方に配設した湯水噴射手段
    と、回転体(10)の上方に配設したミスト噴出口(23)付の
    噴霧衝突カバー(12)とより構成した (4) 回転体(10)は、円板(13)外周縁に多数の小孔(14)
    を穿設した外周壁体(15)を垂設すると共に、外周壁体(1
    5)の下端縁に、中央に湯水供給口(16)を形成したドーナ
    ツ状の湯水受板(13-1)の外周縁を連設して構成した (5) 噴霧衝突カバー(12)の周縁部には、ミスト噴出口
    (23)と下り勾配の舌片(24)とを交互に多数配設した
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010084949A (ja) * 2008-09-29 2010-04-15 Harman Pro:Kk 微細ミスト発生機能付き浴室用空調機
CN103417367A (zh) * 2012-05-18 2013-12-04 松下电器产业株式会社 雾气产生装置和美容装置
JP2014031961A (ja) * 2012-08-03 2014-02-20 Hitachi Maxell Ltd ミスト発生装置

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