JPH11164163A - 色変換方法 - Google Patents

色変換方法

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JPH11164163A
JPH11164163A JP9330217A JP33021797A JPH11164163A JP H11164163 A JPH11164163 A JP H11164163A JP 9330217 A JP9330217 A JP 9330217A JP 33021797 A JP33021797 A JP 33021797A JP H11164163 A JPH11164163 A JP H11164163A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】出力条件の異なる4色以上のデバイスデータ間
において、極めて容易に色変換し、所望の色を得ること
のできる色変換方法を提供することを目的とする。 【解決手段】各出力条件AおよびBにおけるCMYK→
Labの順変換関数HAおよびHB を求め、それからK
を固定した逆変換関数HBK -1を求め、次いで、これらの
順変換関数HA および逆変換関数HBK -1を用いて、CM
YK→Lab→C′M′Y′K′を求める。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、4色以上のデバイ
スデータ、例えば、デバイスデータC、M、Y、Kを、
出力条件の異なるデバイスデータC、M、Y、Kに変換
する色変換方法に関する。
【0002】
【従来の技術】印刷物やCRT等の出力媒体に対してカ
ラー画像を出力する画像出力装置では、C、M、Y、K
や、R、G、Bのデバイスデータに基づいて、網%の面
積変調や濃度変調を前記出力媒体上で実現することによ
り、前記カラー画像を再現している。この場合、再現さ
れるカラー画像の色特性は、使用する色材や出力媒体
(出力用紙、蛍光体等)の性質、あるいは、その他の印
刷条件等からなる出力条件に依存している。
【0003】このような出力条件に対応して、所望のカ
ラー画像を得ることのできるデバイスデータを求める方
法が種々提案されている。例えば、特開平3−1319
20号公報に記載された技術のように、特定のプリンタ
や印刷条件下で予め求めた色変換テーブルを利用して直
接写像変換を行うことによりデバイスデータを求める方
法や、特開平4−362869号公報に記載された技術
のように、異なる画像出力装置の測色値が一致するよう
にマスキング処理の係数の最尤解を求め、この係数を用
いてデバイスデータを得るようにした方法がある。
【0004】ところで、カラー印刷物を作成するような
画像出力装置においては、出力する画像に対して種々の
バリエーションが求められる。例えば、色材や出力媒体
を選択し、且つ、前記色材の量を調整することで所望の
画像が得られるようにする作業が要求される。しかしな
がら、前述した従来技術では、このような要請に対応し
た高精度な色変換を行うことは困難である。
【0005】すなわち、カラー印刷物を作成する場合、
一般にデバイスデータとしてC、M、Y、Kの4色が使
用される。従って、例えば、写像元のデバイスデータ
C、M、Y、Kを出力条件の異なる写像先のデバイスデ
ータC′、M′、Y′、K′に変換するためには、一旦
デバイスデータC、M、Y、Kをデバイスに依存しない
* 、a* 、b* 等の測色値に変換した後、前記測色値
からデバイスデータC′、M′、Y′、K′に変換する
必要がある。この場合、測色値が3変数であるのに対し
て、デバイスデータが4変数であるため、前述した従来
技術では、高精度な変換関係を得ることができない。特
に、印刷物においては、グレー等の注目色を保存し、且
つ、他の色の犠牲が少なくなるような変換関係を求めな
ければならず、そのために多大な労力を払ってセットア
ップ作業を行っているのが現状である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、前記の不具
合を考慮してなされたものであり、出力条件の異なる4
色以上のデバイスデータ間において、極めて容易に色変
換し、所望の色を得ることのできる色変換方法を提供す
ることを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る色変換方法
は、4色以上のデバイスデータを用いて形成されるカラ
ー画像の異なる出力条件間での色変換方法であって、各
出力条件における4色以上のデバイスデータから測色値
への写像を順変換関係として求めるステップと、写像先
の前記順変換関係において、前記デバイスデータの3色
を除く残りの色を所定値に固定し、前記測色値から前記
3色の前記デバイスデータへの写像を前記順変換関係の
逆変換関係として前記残りの色の所定値毎に求めるステ
ップと、写像元の前記出力条件における任意のデバイス
データに対する測色値を写像元の前記順変換関係から求
めるステップと、前記測色値に対する写像先の前記出力
条件におけるデバイスデータを、前記デバイスデータを
構成する所望の前記残りの色のデバイスデータに対する
写像先の前記逆変換関係から求めるステップと、からな
ることを特徴とする。
【0008】この場合、デバイスデータの変換処理を行
う際、デバイスデータの3色を除く残りの色、例えば、
デバイスデータKに応じて逆変換関係を選択し、あるい
は、補間した後、その関係を用いて前記3色のデバイス
データの変換を行うようにしているため、4色以上のデ
バイスデータ間での変換処理を極めて容易、迅速且つ高
精度に行うことができる。
【0009】
【発明の実施の形態】図1は、本発明の実施形態である
色変換方法の全体フローチャートを示す。以下の説明に
おいては、所定のインクや印刷用紙、印圧等の印刷条件
である出力条件Aで印刷物を作成する画像出力装置にお
ける写像元のデバイスデータC、M、Y、Kを、再現域
(Gamut )等の色再現特性が前記出力条件Aとは異なる
印刷条件である出力条件Bで印刷物を作成する他の画像
出力装置における写像先のデバイスデータC′、M′、
Y′、K′に変換する場合について説明する。なお、デ
バイスデータとしては、C、M、Y、K以外の特定の色
(特色)を含む場合であってもよく、また、C、M、
Y、K以外の組み合わせであってもよい。ステップS1A、S1B 先ず、各出力条件AおよびBにおいて、デバイスデータ
C、M、Y、K(以下、必要に応じてデバイスデータC
MYK等と記す。)からデバイスに依存しない測色値L
* 、a* 、b* (以下、必要に応じて測色値Labと記
す。)を導く順変換関数HA およびHB (順変換関係)
を求める。この場合、CIE表色系の測色値Lab以外
に、測色値L* 、u* 、v* 、三刺激値X、Y、Z等の
デバイスに依存しない共通色空間データを用いて順変換
関係を求めるようにしてもよい。
【0010】順変換関数HA を求めるためには、例え
ば、出力条件Aに設定された画像出力装置を用いて、デ
バイスデータCMYKを10%ずつ変えて複数のカラー
パッチを作成し、その測色値Labを測色計を用いて測
定することにより、規則格子上のデバイスデータCMY
Kから不規則格子上の測色値Labへの写像を求める。
次いで、このようにして求められた写像関係から、誤差
を最小化する最尤二乗法等を用いることで、 Lab=HA (CMYK) として、任意のデバイスデータCMYKから測色値La
bを求めることのできる順変換関数HA が得られる。
【0011】例えば、最尤二乗法では、デバイスデータ
CMYKと測色値Labとの関係は、例えば、カラーパ
ッチのデバイスデータCMYKをC1、M1、Y1、K
1、…、Ck、Mk、Yk、Kkとし、それに対する測
色値LabをL1、a1、b1、…、Lk、ak、bk
とし、これらを線形結合する係数をa0、a1、…、a
mとし、
【0012】
【数1】
【0013】と定義した場合、測色値L* とデバイスデ
ータCMYKとの関係をVL=ML・ALとすることが
できる。同様に、測色値a* とデバイスデータCMYK
との関係および測色値b* とデバイスデータCMYKと
の関係をVa=Ma・Aa、Vb=Mb・Abとするこ
とができる。
【0014】ここで、最尤解ALを求めた場合の誤差を
eとし、行列VLの転置行列をVL T とすると、誤差e
は、 e=‖VL−ML・AL‖2 =(VL−ML・AL)T ・(VL−ML・AL) と表される。この誤差eを最小にする最尤解ALは、 AL=(MLT ・ML)・MLT ・VL として求められる。最尤解Aa、Abも同様にして求め
ることができる。これらの最尤解AL、Aa、Abを用
いて、任意のデバイスデータCMYKから測色値Lab
を求めることのできる順変換関数HA が得られる。
【0015】同様に、出力条件Bに設定された画像出力
装置を用いてカラーパッチを作成し、測色値Labを測
定した後、誤差を最小化する最尤二乗法等を用いること
で、 Lab=HB (C′M′Y′K′) として、任意のデバイスデータC′M′Y′K′から測
色値Labを求めることのできる順変換関数HB が得ら
れる。ステップS2B 次に、ステップS1Bで求めた順変換関数HB におい
て、デバイスデータK′を所定値に固定し、 C′M′Y′=HBK -1(Lab) として、任意の測色値LabからデバイスデータC′
M′Y′を得る逆変換関数HBK -1(逆変換関係)を各デ
バイスデータK′毎に求める。なお、デバイスデータ
K′毎の複数の逆変換関数HBK -1の集合を逆変換関数ユ
ニットGと定義する。
【0016】この場合、デバイスデータC′M′Y′か
ら得られる測色値Labは、一般に不規則格子上に配置
されており、任意の測色値Labに対するデバイスデー
タC′M′Y′を単純に逆演算しても求めることができ
ないため、逐次近似法等を用いて逆変換関数HBK -1を求
める。
【0017】以下に、逐次近似法の代表例であるニュー
トン法を用いた逆変換関数HBK -1の算出方法を説明す
る。
【0018】先ず、測色値Labの任意の目標値をL0
* 、a0* 、b0* とし、繰り返し演算での許容誤差を
ΔEminとする。次いで、デバイスデータC′M′
Y′の既知の初期値をC1、M1、Y1と設定し、ステ
ップS1Bで求めた順変換関数HB を用いて、デバイス
データC1、M1、Y1に対する測色値L1* 、a
*、b1* を求める。そして、目標値である測色値L
* 、a0* 、b0* と、前記測色値L1* 、a1*
b1* との誤差ΔEを算出し、許容誤差ΔEminと比
較する。この場合、|ΔE|<ΔEminでなければ、
修正値ΔC、ΔM、ΔYを算出して初期値C1、M1、
Y1を修正し、前記の処理を繰り返す。
【0019】なお、前記修正値ΔC、ΔM、ΔYは、次
のようにして求めることができる。すなわち、デバイス
データC′M′Y′に対する測色値Labが微小範囲内
で線形であると仮定すると、修正値ΔC、ΔM、ΔYと
測色値Labの微小変化量ΔL* 、Δa* 、Δb*
は、
【0020】
【数2】
【0021】の関係を満たすことになる。なお、Jはヤ
コビアン行列である。従って、修正値ΔC、ΔM、ΔY
は、
【0022】
【数3】
【0023】として求められる。
【0024】以上のようにして繰り返し演算を行うこと
により、任意の測色値LabからデバイスデータC′
M′Y′を求めることのできる逆変換関数HBK -1が得ら
れる。
【0025】ここで、前述したニュートン法による逐次
近似法で逆変換関数HBK -1を算出する際、その演算途中
において算出される測色値Labおよびデバイスデータ
C′M′Y′が当該画像出力装置の色再現域外となる場
合があるため、このような色再現域外の測色値Labお
よびデバイスデータC′M′Y′を予めノイゲバウア式
等に代表される線形結合式を用いて仮想データとして設
定しておく必要がある。
【0026】そこで、ノイゲバウア式を用いて前記仮想
データを設定する方法を説明する。説明を簡単にするた
めに、例えば、印刷用紙上にCおよびMのインクに基づ
いて画像が形成されるものとする。前記印刷用紙の測色
値LabをDw、Cのインクの測色値LabをDc、M
のインクの測色値LabをDmとし、デバイスデータC
に基づくCの色の網点面積比をc、デバイスデータMに
基づくMの色の網点面積比をmとすると、得られる測色
値Sは、 S=Dw・(1−c)・(1−m)+Dc・c・(1−
m)+Dm・m・(1−c)+Dc・Dm・m・c として求めることができる。なお、Dw、Dc、Dmお
よびSは、測色値L* 、a* 、b* 毎に設定されるもの
とする。
【0027】また、前記の測色値Sを求めるノイゲバウ
ア式に対して、さらに、印刷特有の階調再現特性(ドッ
トゲイン)やインク間の非加算的な特性(トラッピン
グ)を考慮した補正を加えることで、より現実的な印刷
系に近い仮想データを設定することができる。例えば、
単色に対するドットゲインは、ユール(Yule)とニール
セン(Nielsen )による補正式やマレイ(Murray)とデ
ービス(Davies)による補正式、あるいは、単純な多項
式近似による補正式を用いて補正することができる。具
体的には、Cの色に対するドットゲインの補正式をdc
(c)、Mの色に対するドットゲインの補正式をdm
(m)として、前記ノイゲバウア式において、c=dc
(c)、m=dm(m)に置換することで、ドットゲイ
ンを考慮した仮想データを得ることができる。また、各
インクの色の測色値Labがトラッピング等により変化
する場合には、例えば、Cの色に対する変化を関数jc
(Dc,c)、Mの色に対する変化を関数jm(Dm,
m)として、前記ノイゲバウア式において、Dc=jc
(Dc,c)、Dm=jm(Dm,m)に置換すること
で、トラッピング考慮した仮想データを得ることができ
る。
【0028】さらに、前記仮想データは、上述したノイ
ゲバウア式を用いる代わりに、既知の測色値Labとデ
バイスデータC′M′Y′K′との関係より、最尤二乗
法等の線形計画法を用いて求めることもできる。
【0029】次に、以上のようにして準備された順変換
関数HA および逆変換関数HBK -1を用いて、出力条件A
における任意のデバイスデータCMYKを出力条件Bの
デバイスデータC′M′Y′K′に変換する処理につい
て、図2の模式図に従って説明する。ステップS2A 先ず、出力条件Aの任意のデバイスデータCMYKに対
する測色値LabをステップS1Aで求めた順変換関数
A を用いて求める。ステップS3B 一方、出力条件BのデバイスデータC′M′Y′K′に
対して任意に設定されるデバイスデータK′に対応する
逆変換関数HBK -1を逆変換関数ユニットGから選択す
る。この場合、デバイスデータK′に対応する逆変換関
数HBK -1がないときには、デバイスデータK′に隣接す
る逆変換関数HBK -1、例えば、Kt≦K′≦Ksの関係
にある逆変換関数HBKt -1あるいは逆変換関数HBKs -1
を選択する。なお、デバイスデータK′は、出力条件A
のデバイスデータKに等しく設定してもよい。また、補
間する場合の処理については、後述する。ステップS4 ここで、ステップS2Aで求めた測色値Labと、ステ
ップS3Bで選択した逆変換関数HBK -1とから、出力条
件BでのデバイスデータC′M′Y′を求める処理(ス
テップS5)に先立ち、出力条件Aと出力条件Bとの間
での写像可能な範囲の調整を行う。
【0030】すなわち、各出力条件AおよびBの画像出
力装置において、出力可能な画像の最大濃度および最小
濃度は、使用するインクや印刷用紙の濃度によって決定
されており、その範囲外の濃度からなる画像を形成する
ことはできない。例えば、図3の(a)に示すように、
出力条件Aでは、範囲aの濃度で画像を作成することが
できる。また、図3の(c)に示すように、出力条件B
では、範囲bの濃度で画像を作成することができる。そ
こで、これらの出力条件AおよびBの間で写像可能な範
囲を調整するため、図3の(b)に示す階調変換カーブ
Pを設定する。なお、この階調変換カーブPは、出力条
件Aでの測色値Lab(明度L* )を出力条件Bでの測
色値Lab(明度L* )に変換するものであり、そのカ
ーブ形状を調整することにより、出力条件Bでの画像の
階調を任意に調整することが可能である。
【0031】そこで、前記のように設定された階調変換
カーブPを用いて、ステップS2Aで求めた出力条件A
の任意のデバイスデータCMYに対する測色値Labを
出力条件Bの写像範囲の測色値Labに変換する。ステップS5 次に、ステップS3Bで選択した逆変換関数HBK -1に対
して、前記のようにして求められた測色値Labを適用
することで、出力条件BでのデバイスデータC′M′
Y′K′を求める。
【0032】図3の(d)は、出力条件Aでの任意のデ
バイスデータCMYKと、デバイスデータCMYKから
以上のようにして求められた出力条件Bでのデバイスデ
ータC′M′Y′K′との関係を示したものである。な
お、図3の(d)の関係をデバイスデータK毎に設定し
ておき、直接、デバイスデータCMYKからデバイスデ
ータC′M′Y′K′を求めるようにしてもよい。
【0033】以上のようにして、写像元のデバイスデー
タCMYKから写像先のデバイスデータC′M′Y′
K′を容易且つ高精度に求めることができる。
【0034】次に、ステップS3Bにおいて、逆変換関
数HBK -1をデバイスデータK′に応じて補間する場合に
ついて説明する。
【0035】先ず、補間処理の方法として、出力条件B
でのデバイスデータK′に従って逆変換関数HBK -1を内
分計算によって求める場合、例えば、デバイスデータ
K′の前後にあるデバイスデータKtおよびKs(Kt
≦K′≦Ks)に対応する逆変換関数HBKt -1およびH
BKs -1を逆変換関数ユニットGから選択する。次いで、
これらの逆変換関数HBKt -1およびHBKs -1を(Ks−
K′):(K′−Kt)の内分比率で内分処理すること
により、デバイスデータK′に対応する新たな逆変換関
数HBK -1を求める。そして、この逆変換関数HBK -1を用
いて、測色値LabからデバイスデータC′M′Y′へ
の写像を求めることができる。
【0036】また、内分計算をするにあたり、内分比率
を出力条件AのデバイスデータCMYKの測色値Lab
である明度L* に基づいて設定するようにしてもよい。
【0037】例えば、出力条件Aにおける順変換関数H
A (ステップS1Aで設定されている。)を用いて、出
力条件AのデバイスデータCMYKの明度L* を求め、
この明度L* に対する内分比率αを図4に示すように設
定されたテーブルa1〜a3から所望の特性のテーブル
を選択して決定する。具体的には、例えば、出力条件B
のデバイスデータC′M′Y′は、テーブルa1〜a3
によって決定した内分比率αにより、 C′M′Y′=α・gKs+(1−α)・gKt として求められる。この場合、明度L* が低いほどデバ
イスデータK′が増え、デバイスデータC′M′Y′が
減少することになる。
【0038】さらに、出力条件AのデバイスデータCM
YKの明度L* や彩度のヒストグラムを用いて、例え
ば、明るい画像に対しては内分比率が小さくなるように
し、暗い画像に対しては内分比率が大きくなるように動
的に設定するようにしてもよい。具体的には、内部比率
のテーブルを多項式で近似し、そのカーブの形状をヒス
トグラムの値と相関させて変更する方法が考えられる。
【0039】さらにまた、デバイスデータC′M′Y′
K′のオブジェクト属性に基づき、例えば、デバイスデ
ータC′M′Y′K′が文字画像に係るものであれば内
分比率αを1に固定し、その他の画像に対しては、前述
したように内分比率を画像に応じて設定するようにして
もよい。
【0040】なお、上述した実施形態では、写像元の4
色のデバイスデータCMYKを写像先の4色のデバイス
データC′M′Y′K′に変換する場合について説明し
たが、5色以上のデバイスデータ間においても、同様に
して色変換を行うことができる。例えば、デバイスデー
タがC、M、Y、K、Bの5色であるとすると、デバイ
スデータK、Bを固定し、残りの3色のデバイスデータ
CMYについて順変換関係、逆変換関係等を前記デバイ
スデータK、Bの組み合わせ毎に求め、それに基づいて
デバイスデータCMYKB間の色変換を行うようにすれ
ばよい。
【0041】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る色変
換方法によれば、出力条件の異なる4色以上のデバイス
データ間において、変換関係をデバイスデータの3色を
除く残りの色毎に設定することにより、極めて簡易且つ
迅速に写像を行うことができる。しかも、前記変換関係
の設定されていない前記残りの色に関しては、その間を
補間処理することで求めることができるので、それによ
って高精度な写像も実現される。また、前記補間処理を
写像元の画像の特徴に応じて調整することで、写像先に
おいて所望の色調からなる画像を容易に得ることができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施形態の色変換方法の全体フローチャート
である。
【図2】本実施形態の色変換方法において、順変換関係
および逆変換関係を用いた変換関係の説明図である。
【図3】本実施形態の色変換方法におけるデバイスデー
タの変換関係の説明図である。
【図4】本実施形態の色変換方法における変換関係の内
分比率を設定するテーブルの説明図である。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】4色以上のデバイスデータを用いて形成さ
    れるカラー画像の異なる出力条件間での色変換方法であ
    って、 各出力条件における4色以上のデバイスデータから測色
    値への写像を順変換関係として求めるステップと、 写像先の前記順変換関係において、前記デバイスデータ
    の3色を除く残りの色を所定値に固定し、前記測色値か
    ら前記3色の前記デバイスデータへの写像を前記順変換
    関係の逆変換関係として前記残りの色の所定値毎に求め
    るステップと、 写像元の前記出力条件における任意のデバイスデータに
    対する測色値を写像元の前記順変換関係から求めるステ
    ップと、 前記測色値に対する写像先の前記出力条件におけるデバ
    イスデータを、前記デバイスデータを構成する所望の前
    記残りの色のデバイスデータに対する写像先の前記逆変
    換関係から求めるステップと、 からなることを特徴とする色変換方法。
  2. 【請求項2】請求項1記載の方法において、 前記出力条件は、印刷条件であることを特徴とする色変
    換方法。
  3. 【請求項3】請求項1記載の方法において、 前記デバイスデータは、デバイスデータC、M、Y、K
    であり、前記残りの色がデバイスデータKに係る色であ
    ることを特徴とする色変換方法。
  4. 【請求項4】請求項1記載の方法において、 前記測色値は、CIE表色系における測色値L*
    * 、b* であることを特徴とする色変換方法。
  5. 【請求項5】請求項1記載の方法において、 測色値に対する写像先の前記出力条件におけるデバイス
    データは、前記デバイスデータを構成する前記残りの色
    のデバイスデータに最も近い前記所定値に対する前記逆
    変換関係から求めることを特徴とする色変換方法。
  6. 【請求項6】請求項1記載の方法において、 測色値に対する写像先の前記出力条件におけるデバイス
    データは、前記デバイスデータを構成する前記残りの色
    のデバイスデータの前後の前記所定値に対する前記逆変
    換関係から補間処理により求めることを特徴とする色変
    換方法。
  7. 【請求項7】請求項6記載の方法において、 前記補間処理は、写像元のデバイスデータにより構成さ
    れる画像の特性に従って重み付け処理されることを特徴
    とする色変換方法。
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